JPH09156787A - 被着シートの配置方法および配置装置 - Google Patents

被着シートの配置方法および配置装置

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JPH09156787A
JPH09156787A JP34430795A JP34430795A JPH09156787A JP H09156787 A JPH09156787 A JP H09156787A JP 34430795 A JP34430795 A JP 34430795A JP 34430795 A JP34430795 A JP 34430795A JP H09156787 A JPH09156787 A JP H09156787A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
chamber
adherent
adherend
cover sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP34430795A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Nakano
善之 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKAOKA SEIHAKU KK
Original Assignee
TAKAOKA SEIHAKU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被着シートを簡単且つ確実に所定位置に配置
する。 【解決手段】 底面11に吸着孔12を有するチャンバ
1を、適宜の空気透過率を有する被着シートSとこの被
着シートSよりも空気透過率の大きいカバーシートKと
を前記カバーシートKが上側になるようにして積み重ね
た束体の頂面に位置させるともに、前記チャンバ1内を
所定の負圧状態としてそれぞれ1枚ずつのカバーシート
Kと被着シートSとを重ねた状態で吸着し、そのままの
状態でチャンバ1を三次元的に移動させて所定の被着面
6上に位置させ、次いで、チャンバ1内の負圧状態を解
除してカバーシートKと被着シートSとを被着面6に落
下させるとともに、再びチャンバ1内を所定の負圧状態
としてカバーシートKだけを吸着して被着シートS上か
らカバーシートKを取除き、被着シートSを被着面6に
配置させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば金箔のように
きわめて薄い被着シートの配置方法および配置装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば金箔のようにきわめて薄い被着シ
ートを所定の被着箇所に配置させる際に、被着シートが
薄いためにシワがよったり、被着シートが破れやすい。
【0003】そこで、従来は被着シートをカバーシート
で交互に挟んだ状態で積み重ねて保管しておき、使用時
にそれぞれ1枚ずつの被着シートとカバーシートをカバ
ーシートが上側になるようにして掴み、被着箇所に移動
させて載置した後、カバーシートだけを取除くことによ
り、被着シートを美麗に配置させることが行われてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、通常、金箔
などのようにきわめて薄い被着シートは、前述の如くシ
ワがよったり破れやすいので作業には熟練を要し、熟練
者が手作業で行っているのが現状である。
【0005】そのため作業能率が悪く、生産性が劣ると
いう問題がある。
【0006】本発明は斯かる実状に鑑みてなされたもの
であり、きわめて薄い被着シートを所定の被着位置に容
易且つ自動的に行うことができる配置方法および配置装
置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
になされた本発明である被着シートの配置方法は、底面
に吸着孔を有するチャンバを、適宜の空気透過率を有す
る被着シートとこの被着シートよりも空気透過率の大き
いカバーシートとを前記カバーシートが上側になるよう
にして積み重ねた束体の頂面に位置させるともに、前記
チャンバ内を所定の負圧状態としてそれぞれ1枚ずつの
カバーシートと被着シートとを重ねた状態で吸着し、そ
のままの状態でチャンバを三次元的に移動させて所定の
被着面上に位置させ、次いで、チャンバ内の負圧状態を
解除してカバーシートと被着シートとを被着面に落下さ
せるとともに、再びチャンバ内を所定の負圧状態として
カバーシートだけを吸着して被着シート上からカバーシ
ートを取除き、被着シートを被着面に配置させることを
特徴とする。
【0008】また、配置装置は、底面に吸着孔を有する
チャンバと、前記チャンバを三次元的に移動させる駆動
装置を有する支持台戸、前記チャンバ内の空気圧を変化
させる圧力調整装置と、前記駆動装置および圧力調整装
置を制御する制御装置とを有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】図面は本発明の好ましい実施の形
態の1つを示すものであり、配置装置は、図1に示すよ
うに、主として平滑な底面11に多数の吸着孔を有する
箱形のチャンバ1と、チャンバ1を支持する支持台2
と、前記チャンバ1内の空気圧を変化させる圧力調整装
置3と、前記支持台2に付設されてチャンバ1を三次元
的に移動させるための駆動装置4と、前記圧力調整装置
3および駆動装置4を制御するための制御装置5とから
構成される。
【0010】そして、チャンバ1は図2(a)に示すよ
うに全体が箱形で平滑な底面に縦横方向に均一な間隔で
吸着孔12を形成したもの、または図2(b)に示すよ
うに各外周縁に沿って枠形に吸着孔を形成したものなど
が用いられ、吸着孔の大きさや形成密度、形成位置など
使用する被着シートSおよびカバーシートKの空気透過
率や厚さ、重さなどに応じて最適のものを選択すればよ
い。
【0011】即ち、取り扱う被着シートをシワや破るこ
となく確実に吸着し、垂れ下がることなく確実に落下さ
せることができるものを適宜選択して使用するとよい。
【0012】また、特定の作業にだけ用いる場合には一
種類のチャンバ1があればよいが、種々の被着シートS
を取り扱う場合には、チャンバ1全体或いは少なくとも
底板部分を交換可能としておくと便利である。
【0013】また、駆動装置4は、チャンバ1の頂面1
3に突出した伸縮杆14をステッピングモータ15を用
いて例えば0.1mmの上下動分解能により動作させる
ものであり、横方向の駆動は例えば支持台2をレール1
6上に戴置した車17をモータ18により介して走行さ
せることにより行う。
【0014】更に、圧力調整装置3は、真空ポンプ、切
換弁など(図示せず)により構成されている。
【0015】更にまた、制御装置は、チャンバ1内の圧
力を検出するための圧力計、電子計算器および真空ポン
プ、切換弁、モータなどを制御する制御器などから構成
される。
【0016】そして、例えば金箔のような被着シートS
を取り扱うには、初めに図3(a)に示すように、駆動
装置4を用いてチャンバ1を、被着シートSと被着シー
トSよりも空気透過率の大きいカバーシートKとをカバ
ーシートKを上側にして交互に積み重ねた束体の頂面上
に位置させる。
【0017】次に、駆動装置4により最上面のカバーシ
ートKにチャンバ1の底面11を接近させるとともにチ
ャンバ1内を減圧して所定の負圧状態とする。
【0018】このとき、チャンバ1の吸着力が最上位の
カバーシートKとその下位の被着シートSだけを吸い付
けることができる距離までチャンバを下降することによ
りそれぞれ1枚ずつのカバーシートKおよび被着シート
Sとを重ねた状態で吸着させる。この距離ならびにチャ
ンバ1内の所定の負圧は取り扱う被着シートSおよびカ
バーシートKについて予め求めておく。
【0019】殊に、被着シートSおよびカバーシートK
がチャンバ1の底面11に吸着すると吸着孔12が塞が
れることによりチャンバ1内の圧力が急激に変化するの
で被着シートSが吸着されたことが判明するので、この
圧力値を用いることによりチャンバ1の停止距離を制御
することができる。
【0020】この方法によれば被着シートSとカバーシ
ートKとを積み重ねた束体の高さが順次低くなる場合に
も同じようにして確実に被着シートSおよびカバーシー
トKとを吸着することができる。
【0021】そして、1枚ずつの被着シートSおよびカ
バーシートKとを吸着させたチャンバ1を駆動装置4を
用いて横方向、更には縦方向へ移動させて、被着面6の
上方へ位置させ、次いで、図3(b)に示すようにチャ
ンバ1内の負圧状態を解除し、または圧力を低下させて
被着シートSおよびカバーシートKとを重ねた状態で被
着面6上に落下させる。
【0022】次に、図3(c)に示すように再びチャン
バ1内を所定の負圧状態としてカバーシートKだけをチ
ャンバ1の底面11に吸着させて被着シートS上からカ
バーシートKを取り除き、被着シートSを被着面6上に
配置させる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば金箔などの
ようにきわめて薄く、シワがよったり、破れやすい被着
シートを熟練を要さずに簡単且つ確実に所定位置に配置
することが可能であり、きわめて便利で作業効率に優れ
ている。
【0024】殊に、制御装置を用いることにより、チャ
ンバ内の負圧の状態、チャンバの縦および横方向位置な
どを予め定めた数値により制御することで自動化を図る
ことが可能であり、この場合には更に効率よく配置作業
を行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における好ましい実施の形態の一つを示
す概略図。
【図2】図1に示す実施の形態に使用されるチャンバの
底面図。
【図3】図1に示す実施の形態における取扱状態を示す
説明図。
【符号の説明】
1 チャンバ 2 支持台 3 圧力調整装置 4 駆動装置 5 制御装置 6 被着面 11 底面 12 吸着孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面に吸着孔を有するチャンバを、適宜
    の空気透過率を有する被着シートとこの被着シートより
    も空気透過率の大きいカバーシートとを前記カバーシー
    トが上側になるようにして積み重ねた束体の頂面に位置
    させるともに、前記チャンバ内を所定の負圧状態として
    それぞれ1枚ずつのカバーシートと被着シートとを重ね
    た状態で吸着し、そのままの状態でチャンバを三次元的
    に移動させて所定の被着面上に位置させ、次いで、チャ
    ンバ内の負圧状態を解除してカバーシートと被着シート
    とを被着面に落下させるとともに、再びチャンバ内を所
    定の負圧状態としてカバーシートだけを吸着して被着シ
    ート上からカバーシートを取除き、被着シートを被着面
    に配置させることを特徴とする被着シートの配置方法。
  2. 【請求項2】 底面に吸着孔を有するチャンバと、前記
    チャンバを三次元的に移動させる駆動装置を有する支持
    台と、前記チャンバ内の空気圧を変化させる圧力調整装
    置と、前記駆動装置および圧力調整装置を制御する制御
    装置とを有することを特徴とする被着シートの配置装
    置。
JP34430795A 1995-12-06 1995-12-06 被着シートの配置方法および配置装置 Pending JPH09156787A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103796430A (zh) * 2012-11-01 2014-05-14 凯吉凯精密电子技术开发(苏州)有限公司 一种用于板件的吸附及分离装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103796430A (zh) * 2012-11-01 2014-05-14 凯吉凯精密电子技术开发(苏州)有限公司 一种用于板件的吸附及分离装置

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