JP4074830B2 - 積層シート材の取出し装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばリンゴ、梨、卵等の農産物を選別包装する選別包装施設において好ましく用いられるもので、農産物を収容するトレイパック、緩衝シート、段ボール紙、フィルム等のシート材を、積層状態から一枚すづ取り出すことができる積層シート材の取出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の積層されたシート材の取出し装置としては、例えば特許文献1あるいは特許文献2に開示されている。特許文献1に開示の板材の搬送装置は、積層板材の上面に吸着可能に配置した主吸引器と、積層板材の側部に設置され板材の裏面側に出没可能かつ昇降可能で自在継手を介して回動自在に配置した副吸引器とを備え、主吸引器を昇降動作させることにより、積層された板材を上方から一枚ずつ分離し、持ち上げた板材が複数枚の場合には、副吸引器をその板材の下側から挿入して吸着させ、複数の板材のうちの一番下側の板材を下方に引き離すように構成したものである。
【0003】
また、特許文献2に開示のシート材の取出し装置は、積層されたシート材群のうちの最上段のシート材の上面端部に吸着して持ち上げ所定高さ位置で待機させる補助吸着装置と、該補助吸着装置で待機されたシート材を吸着して取上げる主吸着装置とを具備するように構成したものである。
【0004】
【特許文献1】
実用新案登録第2594216号公報
【特許文献2】
特開2001−233479号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示の装置にあっては、主吸引器の昇降動作によって板材を一枚すづ持ち上げる際に、厚み検出装置で持ち上げられた板材が一枚以上か否かを検出し、板材が複数枚持ち上げられる時に副吸引器を作動させて分離引き離し作業を行う構成であるため、副吸引器による分離作業中に主吸引器を横移動させることができず、取出し作業の効率が劣るという問題点があり、特に、多数の農産物を効率的に選別しつつ箱詰めする農産物の選別包装施設等への適用が難しい。
【0006】
また、特許文献2に開示の装置にあっては、補助吸着装置と主吸着装置がシート材の上面側に吸着して持ち上げたり取上げるため、副吸引器をシート材の裏面側に吸着させる特許文献1の装置に比較して取出し作業の効率を向上させることができる。しかし、この装置の場合、積層状態のシート材のうち最上段のシート材がその上面側から吸着されて取上げられることから、シート材の材質や剛性等によっては、積層状態の最上段のシート材が直下のシート材に吸着したまま取上げられる場合があり、シート材を1枚ずつ取出す際の確実性の面で十分でないという問題点を有している。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、積層状態のシート材を1枚ずつ確実かつ効率的に取出すことができる積層シート材の取出し装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、多数枚のシート材が積層されたシート材群から最上段のシート材の角部端部を吸着して所定高さまで持ち上げる補助吸着装置と、該補助吸着装置で持ち上げたシート材を吸着して取上げる主吸着装置と、を備えた積層シート材の取出し装置において、前記補助吸着装置は、吸着手段と、該吸着手段により最上段のシート材の角部端部を吸着して持ち上げる際に、最上段のシート材の角部端部を直下のシート材から分離方向に所定角度反らせるように、最上段のシート材の角部端部を吸着した吸着手段を所定角度傾動させ得る傾動機構とを有し、該傾動機構は、シート材の種類に応じて、前記角部端部を吸着した吸着手段を傾動させる作動状態と該角部端部を吸着した吸着手段を傾動させない非作動状態とに切り替え可能に設けられていることを特徴とする。
【0009】
このように構成することにより、積層状態のシート材群のうち最上段のシート材は、その上面角度端部が補助吸着装置の吸着手段で吸着されて所定高さまで持ち上げられる。この時、傾動機構がシート材の種類に応じて作動状態と非作動状態とに切り替え可能に設けられており、シート材が比較的薄くて密着性の高いシート材の場合は、傾動機構を作動状態としてあることから、補助吸着装置の吸着手段でその角部端部が吸着された最上段のシート材は、傾動機構の作動で吸着手段を所定角度傾動させ傾動状態とさせることにより、吸着手段でその角部端部が所定角度上方に反った状態で持ち上げられる。この吸着手段による反りでシート材の角部端部が直下のシート材の角部端部から離れて、最上段のシート材が直下のシート材から確実に分離され、この分離状態で主吸着装置の吸着動作によってシート材が1枚ずつ取出される。一方、シート材が比較的厚くて密着性があまり高くないシート材の場合は、傾動機構を非作動状態に切り替えることから、吸着手段でその角部端部が吸着された最上段のシート材は、傾動機構が作動せず吸着手段を傾動させずに、吸着手段で持ち上げられ直下のシート材から確実に分離され、この分離状態で主吸着装置の吸着動作によってシート材が1枚ずつ取出される。また同時に、補助吸着装置と主吸着装置とが共にシート材の上面側からの吸着動作でシート材を分離・取出すことから、シート材の取出し作業の効率向上が図れる。更に、傾動機構がシート材の種類に応じて作動状態と非作動状態とに切り替え可能に設けられているため、シート材が比較的薄くて密着性の高いシート材の場合は、傾動機構を作動状態とし、最上段のシート材を吸着した吸着手段を傾動機構の作動で傾動状態としてシート材を反らせることで最上段のシート材を直下のシート材から確実に分離し、シート材が比較的厚くて密着性があまり高くないシート材の場合は、傾動機構を非作動状態に切り替え、傾動機構の非作動で非傾動状態にある吸着手段により、吸着した最上段のシート材を持ち上げ直下のシート材から確実に分離するので、シート材の形態に応じて傾動機構を操作でき、各種のシート材に適用できて汎用性の向上等が図れる。
【0012】
また、前記傾動機構により傾動させられた前記吸着手段は、請求項に記載の発明のように、初期位置への復帰時に、傾動状態で持ち上げたシート材の吸着を解除した後に該傾動機構によりその傾動状態を元の非傾動状態に戻されることが好ましい。このように構成することにより、傾動機構により傾動させられ傾動状態でシート材を持ち上げた吸着手段の初期位置への復帰時に、吸着手段による吸着状態を解除した後に、傾動機構により吸着手段の傾動状態を解除して元の非傾動状態に戻すことから、吸着手段が持ち上げたシート材から退避する際にシート材に干渉すること等がなくなり、吸着手段の初期位置への復帰がスムーズに行なえる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図6は、本発明に係わる積層シート材の取出し装置を農産物の選別包装施設に適用した場合の一実施形態を示し、図1が該選別包装施設の要部平面図、図2が図1のA−A線に沿った矢視図、図3が図1のB−B線に沿った矢視図、図4が補助吸着装置の拡大図、図5及び図6がその動作説明図である。
【0015】
図1〜図3において、選別包装施設1は、農産物Wが供給される図示しない搬送コンベアに接続された選別コンベア2を有し、この選別コンベア2にはその搬送方向と直交する方向に2列ずつ対になった貯留集積コンベア3が複数列接続されている。この貯留集積コンベア3の上流側には排出装置4がそれぞれ配置されると共に、貯留集積コンベア3の下流側には農産物Wが載置されたトレイ6や空のトレイ6を搬送する搬送コンベア5が接続され、この搬送コンベア5部分に機械箱詰め部7が設けられている。
【0016】
この機械箱詰め部7は、主吸着装置9と複数の補助吸着装置10を有する取出し装置としてのトレイパック供給装置8と、箱詰め装置11及び空箱供給装置12等で構成されている。トレイパック供給装置8は、複数列の貯留集積コンベア3の下流側上方に、該貯留集積コンベア3の搬送方向と略直交する方向に1列状態で配置された、例えば18玉、20玉及び24玉の3種類のシート材としてのトレイパック13用の載置台14aと、他のシート材としての緩衝シート15用の載置台14bを有し、この各載置台14a、14bの直上方に主吸着装置9が位置し得ると共に、各載置台14a、14bの角部端部上方に補助吸着装置10がそれぞれ位置するように配置されている。
【0017】
前記主吸着装置9は、鉄板等からなる平板状の基盤16を有し、この基盤16の下面には、スポンジ等からなる弾性体17を介して、柔軟な吸着シート18(図6参照)が取り付けられている。この吸着シート18は、各種生地の繊維製品(例えばポリエスル繊維)や、合成樹脂シート(例えばポリエチレンシート)等の略非通気性を有する薄いシートによって、比較的浅型の略袋状に形成されて、内部に設けた図示しない錘等で下方に引張られた状態に設定されると共に、内部にエアーが供給されたり内部のエアーが吸引されるようになっている。
【0018】
そして、この吸着シート18は、その下面(外面)と前記トレイパック13や緩衝シート15の上面の被吸着面とで形成される空間が、図示しない吸引装置の作動で負圧になることによって、弛んだ状態の吸着シート18がトレイパック13や緩衝シート15の被吸着面(上面)の形状に馴染みながら移動すると共に、被吸着面に吸着してトレイパック13や緩衝シート15を持ち上げるように構成されている。なお、主吸着装置9は、この例に限定されず、例えば後述する補助吸着装置10と同様の一つもしくは複数の吸着パッドにより、トレイパック13や緩衝シート15の上面所定位置を吸着して持ち上げる等、被吸着物としてのシート材の形態等に応じて他の適宜構造の吸着装置を使用することができる。
【0019】
前記補助吸着装置10は、図2〜図4に示すように吸着手段としての吸着パッド20と抵抗部材21等を有し、吸着パッド20は、上下機構22と傾動機構23によって、上下動可能で所定方向に所定角度傾動可能に配設されている。すなわち、吸着パッド20は、図4に示すように、パッド取付杆24の先端に取り付けられ、このパッド取付杆24の基部は上下機構22を構成するシリンダー27のピストンロッド27aの先端ブロック28に軸26を中心に所定角度回動可能に取り付けられている。なお、シリンダー27は、フレーム29に支持杆30を介して上下方向に指向した状態で取り付けられている。
【0020】
また、前記先端ブロック28には、支持杆31を介して傾動機構23を構成するシリンダー32が上下方向に指向した状態で取り付けられ、このシリンダー32のピストンロッド32aの先端ブロック33には、軸34を介して傾動部材35の一端が所定角度回動可能に取り付けられている。そして、この傾動部材35の他端が前記パッド取付杆24の基部に固定されることにより、上下機構22を構成するシリンダー27と傾動機構23を構成するシリンダー32とが、先端ブロック28や支持杆31等によって一体的に組み付けられている。
【0021】
そして、上下機構22のシリンダー27が作動してそのピストンロッド27aが進退することにより、吸着パッド20が図4の矢印イの如く二点鎖線で示す初期位置S1(シリンダー27のピストンロッド27aが後退すると共にシリンダー32のピストンロッド32aが後退した位置)と実線で示す吸着位置S2との間を上下動する。また、傾動機構23のシリンダー32が作動してそのピストンロッド32aが進退することにより、上下動する先端ブロック33の軸34を介して傾動部材35が所定角度回動すると共に、パッド取付杆24も軸26を中心に所定角度回動し、パッド取付杆24の先端に取り付けられた吸着パット20が、図4に示す下方に指向した非傾動状態(傾動機構23の非動作状態)と、図5の矢印ロの如く傾動して斜め下方に指向した傾動状態(傾動機構23の動作状態)とに設定されるようになっている。
【0022】
また、吸着パッド20は、前記初期位置S1において、載置台14a上に積層状態で載置された平面視長方形状のトレイパック13の角部端部13aの凹部13bの上方に位置し、この初期位置S1からピストンロッド27の進出で下降することにより前記吸着位置S2となるように設定されている。そして、この吸着位置S2から、シリンダー32が作動してピストロンロッド32aが進出することにより、吸着パッド20が所定角度回動して、吸着されているトレイパック13の上面の角端部13aを上方に所定角度反らすように構成されている。
【0023】
前記補助吸着装置10の抵抗部材21は、図4に示すように、前記載置台14aの上方でトレイパック13の長手方向の両端部上方に設けられ、例えば5個の三角形状の係合部36aを有する板体36等で構成されている。この抵抗部材21の一対の板体36の対向する係合部36a間の寸法は、トレイパック13の長手方向の外形寸法より若干小さく設定され、この一対の板体36の係合部36aにトレイパック13の長手方向の端部が係合することにより、後述する如く、積層されたトレイパック群のうち最上段のトレイパック13がその直下のトレイパック13から分離されるようになっている。
【0024】
そして、主吸着装置9は、前記機械箱詰め部7のトレイパック供給装置8に次のようにして取り付けられている。すなわち、図2に示すように、前記基盤16を支持する支持杆37の上部に軸受38が配置されると共に、支持杆37上部と軸受38には平行アーム39a、39bの一端が連結されている。また、平行アーム39aの他端は、フレーム40に固定したモータ41の回転軸に連結され、平行アーム39bの他端が支軸42に連結されている。さらに、モータ41が固定されたフレーム40にはガイド43が設けられ、このガイド43がモータ44の作動で回転するガイド杆45に上下動し得るように係合すると共に、ガイド杆45自体がモータ46(図1参照)の回転で水平方向(図1の矢印ハ方向)に移動し得るように構成されている。
【0025】
これにより、モータ41が回転すると、一対の平行アーム39a、39bは、図1及び図2に示すように、載置台14a、14bの位置と箱詰め位置との間で図1の矢印ニの如く水平面内で回動し、モータ44が回転すると、一対の平行アーム39a、39bがガイド杆45に沿って図2の矢印ホの如くZ方向に上下動し、またモータ46が回転すると、主吸着装置9が図1の矢印ハの如くY方向に移動する。
【0026】
また、機械箱詰め部7の前記箱詰め装置11は、図1及び図2に示すように、所定数の吸着パッド48が設けられた箱詰めヘッド49を有し、この箱詰めヘッド49は、モータ51が回転することによって前記Y方向に移動すると共に、モータ52の回転によって前記Z方向に移動し、さらにモータ53の回転によってX方向(図1の矢印ヘ方向)に移動可能に設けられている。
【0027】
この箱詰めヘッド49は、その吸着パッド48によって、貯留集積コンベア3の下流側に接続された搬送コンベア5の、箱詰め待機位置に待機しているトレイ6上の農産物Wを吸着して取上げる。そして、この農産物Wが、X方向前方に移動することによって、前記トレイパック供給装置8で取上げられ箱詰め位置にセットされているトレイパック13の凹部13b内に収容(箱詰め)される。なお、箱詰め位置は、箱詰め作業の効率向上のために例えば2箇所設けられている。
【0028】
さらに、機械箱詰め部7の前記空箱供給装置12は、図1及び図2に示すように、箱詰め装置11の反箱詰め位置側に設置された空箱降下装置54と、この空箱降下装置54の下端に連結され空の段ボール箱55を箱詰め位置下方まで搬送する空箱搬送コンベア56と、この箱詰め位置下方まで搬送された段ボール箱55を箱詰め位置まで上昇させる空箱上昇装置57等で構成されている。なお、空箱降下装置54には、例えば4種類の段ボール箱55を供給する4列の配函コンベア58(図2参照)が接続されており、この配函コンベア58で搬送されてくる段ボール箱55が、適宜に選択されて空箱降下装置54に供給される。
【0029】
ここで、この選別包装施設1における農産物Wと段ボール箱55等の流れの概略及びトレイパック供給装置8の動作について説明する。先ず、図示しない計測装置によって計測されその等階級等が判定(仕分け分類)された農産物Wは、仕分け分類に応じて対応する排出装置4が作動することによって、選別コンベア2から所定の貯留集積コンベア3上に供給され、貯留集積コンベア3で下流側に搬送されて貯留集積される。この貯留集積された農産物Wは、貯留集積コンベア3の下流側に接続された搬送コンベア5上に適宜に供給されて箱詰め待機位置で待機させられる。
【0030】
一方、4種類の段ボール箱55は、造られた状態(上面が開けられた状態)で配函コンベア58で搬送されて、各空箱降下装置54の位置で停止させられて待機し、所定の段ボール箱55が空箱降下装置54内に供給される。この段ボール箱55は、空箱搬送コンベア56で搬送され、空箱上昇装置57によって2箇所の箱詰め位置にそれぞれセットされる。そして、所定の農産物Wが箱詰め待機位置に所定数待機され、箱詰め位置に段ボール箱55がセットされたら、トレイパック供給装置8が作動して、所定のトレイパック群から最上段の一枚のトレイパック13が次のように分離して取上げられ、箱詰め位置の段ボール箱55に嵌装される。
【0031】
すなわち、農産物収容用のトレイパック13は、例えば合成樹脂シート等の成型品で平面視長方形状に形成され、前述したようにその被吸着面には多数の凹部13bが所定の配列を有する如く形成されている。また、トレイパック13の隣設する凹部13b間の仕切壁13c(図4参照)には、凹部13b内に収容された農産物Wの取出し等を容易にするための図示しない凹みがそれぞれ形成されると共に、凹部13b間及び外周縁部には平坦部が形成されている。このように形成されたトレイパック13は、上方のトレイパック13の凹部13bに対応した突出部を、下方のトレイパック13の凹部13b内に軽く嵌合することにより積層されて、前記トレイパック群を形成している。
【0032】
そして、このトレイパック群から、最上段のトレイパック13をトレイパック供給装置8で吸着して取上げる(取出す)場合、先ず、図4に示すように、補助吸着装置10の吸着パッド20を前記初期位置S1に設定した状態で、シリンダー27を作動させてそのピストンロッド27aを進出させ、吸着パッド20を図4の矢印イの如く下降させ、前記吸着位置S2に設定する。この吸着位置S2で吸引装置を作動させて吸着パッド20内を負圧にすると、吸着パッド20がトレイパック13の角部端部13aの凹部13bの内面に吸着する。
【0033】
吸着パッド20が凹部13bの内面に吸着したら、この吸着状態でシリンダー32を作動させてそのピストンロッド32aを進出させる。このシリンダー32のピストンロッド32aの進出により、傾動部材35がシリンダー32の先端ブロック33の軸34を中心に所定角度回動(以下、これを傾動という)し、この傾動部材35の傾動でパッド取付杆24が軸26を中心に傾動する。このパッド取付杆24の傾動により、図5に示すように、パッド取付杆24の先端に取り付けられた吸着パッド20が矢印ロの如く傾動し、この吸着パッド20の傾動に追従して当該吸着パッド20が吸着しているトレイパック13の角部端部13aが上方に強制的に持ち上げられて反った状態となる。この時、吸着パッド20の傾動角度をシリンダー32のピストンロッド32aの進出距離で予め所定角度に設定することにより、トレイパック13の角部端部13aが抵抗部材21より所定高さ上方に位置した状態となる。
【0034】
このトレイパック13の角部端部13aの上方への反りによって、積層状態のトレイパック群の最上段のトレイパック13の角部端部13aが、その直下のトレイパック13の角部端部13aから分離され、吸着パッド20のさらなる上昇で、図6に示すように、最上段のトレイパック13がその角部端部13a側から全体が除々に上方に反って直下のトレイパック13から分離された状態となる。そして、このトレイパック13の分離時に、トレイパック13の角部端部13aが持ち上げられることから、直下のトレイパック13との分離抵抗が少なくなると共に、持ち上げ側の端部が抵抗部材21の板体36の係合部36aのうち、例えば下部側の係合部36aに接触しつつ持ち上げられ、互いの凹部13bの嵌合により一体となって持ち上げられようとする直下のトレイパック13から最上段のトレイパック13が確実に分離されて持ち上げられる。
【0035】
そして、最上段のトレイパック13が補助吸着装置10で所定高さの待機位置S3まで持ち上げられると、主吸着装置9の基盤16を下降させて、その吸着シート18の下面をトレイパック13の被吸着面に押し付け、吸着シート18の下面とトレイパック13の被吸着面で形成される空間内を負圧とすることにより、吸着シート18をトレイパック13の平坦部や凹部13b等の上面側に吸着させる。
【0036】
この状態で主吸着装置9が上昇することによって、斜め状態の最上段のトレイパック13が直下のトレイパック13から完全に分離して取上げられ、この時、最上段のトレイパック13の他方の端部が抵抗部材21の板体36の係合部36aに接触しつつ取上げられると共に、補助吸着装置10によって最上段のトレイパック13の一方の端部が既に直下のトレイパック13から分離されていることから、最上段のトレイパック13が直下のトレイパック13から良好に分離されて取上げられることになる。
【0037】
また、補助吸着装置10は、主吸着装置9の吸着動作が完了した時点で、吸着パッド20によるトレイパック13の角部端部13aの凹部13bへの吸着状態を解除し、この状態でシリンダー32を作動させてそのピストンロッド32aを後退させて、吸着パッド20を垂直位置方向に傾動させて非傾動状態の元位置に戻す。そして、この吸着パッド20の元位置への戻しと略同時に、シリンダー27を作動させてそのピストンロッド27aを後退させ、吸着パッド20を図6の矢印イの如く上昇させる。
【0038】
これにより、吸着パッド20が初期位置S1に復帰し、次のトレイパック13の分離・取上げ用の作動開始を待つことになり、この吸着パッド20の初期位置S1への復帰時に、吸着パッド20が非傾動状態の元位置に復帰した後に上昇動作することから、吸着パット20のトレイパック13の凹部13b上縁部への接触(干渉)等がなくなり、持ち上げ状態のトレイパック13からの吸着パッド20の退避動作がスムーズに行なえることになる。
【0039】
ところで、この補助吸着装置10と主吸着装置9の連係動作は、この例に限らず、例えば補助吸着装置10で最上段のトレイパック13を待機位置S3まで持ち上げたら、この位置S3で吸着を解除してトレイパック13の持ち上げ側の角部端部13aを一方の抵抗部材21上に載置し、この状態で主吸着装置9によりトレイパック13を吸着して持ち上げるようにしても良い。また、抵抗部材21を配設することなく、補助吸着装置10で最上段のトレイパック13を吸着して持ち上げた後にその吸着を解除することで、最上段のトレイパック13と直下のトレイパック13との間に分離が容易となる空気の層を形成し、その後主吸着装置9で最上段のトレイパック13を吸着して持ち上げるようにしても良い。
【0040】
このようにして、主吸着装置9で取上げられた最上段のトレイパック13は、図1及び図2に示すように、平行アーム39a、39bが回動することにより移送され、箱詰め位置の段ボール箱55内に嵌装されてセットされる。この時、箱詰め位置まで移送した時点で、収縮状態の吸着シート18を膨らませることにより、吸着しているトレイパック13が吸着シート18から容易に離れると共に、吸着シート18自体の形状も吸着前の元の状態に戻って、次のトレイパック13の吸着動作が可能な状態となる。
【0041】
そして次に、トレイパック供給装置8で取上げられたトレイパック13が段ボール箱55内にセットされると、箱詰め装置11が作動して、その箱詰めヘッド49の吸着パッド48で、箱詰め待機位置に待機しているトレイ6上の農産物Wが所定数一括吸着されて取上げられ、箱詰め位置まで移送される。この箱詰め位置まで移送させられた農産物Wは、箱詰めヘッド48の下降により、トレイパック13の凹部13b内に例えば一列状態で収容され、この作業をトレイパック13の凹部13bの列数繰り返すことにより、所定玉数の農産物Wがトレイパック13の各凹部13b内にそれぞれ収容(箱詰め)される。
【0042】
1枚目のトレイパック13の全ての凹部13bに農産物Wが箱詰めされたら、トレイパック供給装置8を作動させて、載置台14b上に積層載置されている他のシート材としての緩衝シート15を、補助吸着装置10の吸着パッド20及び主吸着装置9の吸着シート18で吸着して取上げる。この緩衝シート15は、例えば合成樹脂製シートで形成されており、その吸着取上げは、次のようして行われる。
【0043】
すなわち、先ず傾動機構23を構成するシリンダー32を作動させることなく吸着パッド20を略垂直状態の非傾動状態に設定し、前述したトレイパック13の吸着、持ち上げ動作と同様に、補助吸着装置10の吸着パッド20による吸着及び持ち上げで、最上段の緩衝シート15をその直下の緩衝シート15と分離させ、その後主吸着装置9の吸着シート18を吸着させて取上げる。これにより、積層状態の緩衝シート群から最上段の緩衝シート15が1枚ずつ分離して取上げられ、この時、緩衝シート15には凹凸がほとんどないことから、吸着パッド20や吸着シート18で良好な吸着取上げが可能になる。
【0044】
なお、主吸着装置9により取上げたトレイパック13の箱詰め位置への移送時に、補助吸着装置10は再び作動して二番目のトレイパック13の角部端部13aに吸着して待機位置S3まで持ち上げる。つまり、主吸着装置9と補助吸着装置10は略同時に並行動作しつつ、積層状態のトレイパック群の最上段のトレイパック13が取上げられて箱詰め位置まで移送されることになる。
【0045】
そして、吸着シート18で取上げられた緩衝シート15は、トレイパック供給装置8により、箱詰め位置の箱詰めされた段ボール箱55内の農産物W上に載置され、箱詰め形態が2段積みの場合は、この緩衝シート15上にさらに次のトレイパック13が積層されて農産物Wが箱詰めされ、所定段数箱詰めされた時点で箱詰め作業が終了する。なお、シート材としての緩衝シート15を使用しない箱詰め形態の場合には、農産物Wが箱詰めされた時点で箱詰め作業が終了することになる。このようにして農産物Wが箱詰めされた段ボール箱55は、製品搬送コンベアで下流側に搬送され、農産物Wが箱詰めされた段ボール箱55が排出された箱詰め位置には、空箱供給装置12によって次の空の段ボール箱55が供給される。
【0046】
このように、上記実施形態のトレイパック供給装置8によれば、主吸着装置9と補助吸着装置10とを備え、補助吸着装置10の吸着パッド20が傾動機構23としてのシリンダー32の作動によって所定角度傾動するため、吸着パッド20によるトレイパック13の吸着、持ち上げ時に、トレイパック13の上面の角部端部13aを直下のトレイパック13に対して分離方向に反らせることができ、最上段のトレイパック13を直下のトレイパック13から確実に分離しつつ主吸着装置9の吸着動作で吸着して取上げることができて、積層状態のトレイパック13を1枚ずつ確実に取出すことができる。
【0047】
特に、補助吸着装置10の吸着パッド20の初期位置S1への復帰時に、吸着パッド20の傾動状態を解除して非傾動状態に戻してから上昇動作させるため、吸着パッド20の待機位置S3から初期位置S1への退避時に、吸着パッド20がトレイパック13の凹部13bの上縁部に接触すること等がなくなり、吸着パッド20によるトレイパック13の角端部13aの吸着、持ち上げから初期位置S1への復帰をスムーズに行うことができる。
【0048】
また、主吸着装置9が錘等で下方に引張られた状態の柔軟な吸着シート18を有するため、この吸着シート18を吸引装置の作動で所定方向に移動させてトレイパック13の凹凸形状に馴染ませつつ短時間に良好に密着させることができて、上面が平坦な緩衝シート15は勿論のこと、凹凸による段差が大きく急激な上面を有するトレイパック13であっても、吸着ミスすることなく確実に吸着することができる。
【0049】
さらに、補助吸着装置10と主吸着装置9とによるトレイパック13の吸着、持ち上げ及び取り上げをトレイパック13の一方の面である上面側から、略連続状態で行うことができるため、例えば特許文献1に示すように、シート材の上下面に配置した吸引器等で分離する場合に比較して、積層されたトレイパック13の分離、持ち上げ及び取出しを効率的に行うことができ、これらのことから、トレイパック13や緩衝シート15の取出し作業の効率向上を図ることが可能になる。
【0050】
また、補助吸着装置10の吸着パッド20が、傾動機構23としてのシリンダー32の作動でそのピストンロッド32aが進退することにより、比較的薄くて密着性が高く分離が難しい傾向を示す例えば合成樹脂性のトレイパック13の場合は、シリンダー32を動作状態として吸着パッド20を傾動状態とさせることによりトレイパック13の角部端部13aを反らせて確実に分離でき、また一方、比較的厚くて密着性があまり高くなく分離が容易な例えばパルプモールド成型品等のトレイパック13の場合は、シリンダー32を非動作状態として吸着パッド20を傾動させずに非傾動状態とさせることによりトレイパック13を分離できる。これらにより、分離されるシート材の板厚や剛性あるいは密着程度または形状等の形態に応じて、補助吸着装置10の吸着パッド20を傾動動作としたり非傾動動作とすることができて、一つの補助吸着装置10で複数のシート材の分離、取出しを行うことができる等、汎用性に優れたトレイパック供給装置8を得ることが可能になる。
【0051】
またさらに、補助吸着装置10の吸着パッド20が、上下機構22としてのシリンダー27と傾動機構23としてのシリンダー32等の動作により、上下動したり傾動動作するため、吸着パッド20の傾動動作や上下動を簡単かつ安価な構成により確実に行うこと等が可能になる。
【0052】
そして、このようなトレイパック供給装置8を選別包装施設1に使用することにより、積層状態のトレイパック群や緩衝シート群から最上段のトレイパック13や緩衝シート15を一枚ずつ確実に分離して取上げ、箱詰め位置まで移送して段ボール箱55内にセットすることができて、トレイパック13や緩衝シート15自体の吸着ミスの発生頻度を特許文献1や特許文献2の方式に比較して極めて小さくすることができる。
【0053】
また、主吸着装置9と補助吸着装置10とを略同時に並行動作させることができるため、トレイパック13や緩衝シート15の分離取出しから箱詰め位置までへの移送を効率良く行うことができると共に、主吸着装置9で取上げたトレイパック13や緩衝シート15を主吸着装置9によって段ボール箱55に嵌装することができるため、トレイパック13や緩衝シート15の取出しから段ボール箱55への嵌装までを機械的(自動的)に行うことができる等、農産物Wの箱詰め作業の大幅な能率向上を図ること等が可能になる。
【0054】
なお、本発明の補助吸着装置10の構成は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば補助吸着装置10の吸着パッド20の傾動動作をシリンダー32のスライド動作ではなくモータ等の回転動作によって行う等、他の適宜構成の傾動機構を採用することができるし、吸着パッド20自体の形状も吸着されるシート材の種類や形状等の形態に応じて適宜に変更することができる。
【0055】
また、上記実施形態においては、シート材が農産物収容用の非発泡のポリ塩化ビニル樹脂シート、ポリスチレン系樹脂シート等からなるトレイパック13あるいはパルプや古紙等を素材としたパルプモールド成型品からなるトレイパック13の2種類である場合について説明したが、選別包装施設1に3種類以上のシート材を使用することもできるし、シート材として例えば所定板厚の板材や、薄紙等の各種材質、形態の積層状態のシート材に適用することができる。さらに、上記実施形態におけるトレイパック供給装置8、箱詰め装置11及び空箱供給装置12等の構成も一例であって、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜に変更可能であることはいうまでもない。
【0056】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に記載の発明によれば、補助吸着装置において最上段のシート材の角部端部を吸着した吸着手段を所定角度傾動させ得る傾動機構が、シート材の種類に応じて、角部端部を吸着した吸着手段を傾動させる作動状態と該角部端部を吸着した吸着手段を傾動させない非作動状態とに切り替え可能に設けられているため、シート材が比較的薄くて密着性の高いシート材の場合は、傾動機構を作動状態とし、吸着手段で最上段のシート材の上面角部端部を吸着し、該吸着した吸着手段を傾動機構の作動で傾動状態として最上段のシート材の角部端部を所定角度上方に反った状態とすることができ、最上段のシート材の直下のシート材からの分離が確実に行なえ、一方、シート材が比較的厚くて密着性があまり高くないシート材の場合は、傾動機構を非作動状態に切り替え、吸着手段で最上段のシート材の上面角部端部を吸着し、該吸着した吸着手段が傾動機構の非作動で非傾動状態のまま最上段のシート材の角部端部を持ち上げることで、最上段のシート材の直下のシート材からの分離が確実に行えて、主吸着装置の吸着動作との連動により、積層状態のシート材を1枚ずつ確実に取出すことができると共に、シート材の形態に応じて傾動機構の動作を切り換え操作でき、各種のシート材に適用できて汎用性の向上等が図れ、且つ、補助吸着装置と主吸着装置とが共にシート材の上面側からの吸着動作でシート材を分離、取出しできて、取出し作業の効率向上を図ることができる。
【0059】
また、請求項に記載の発明によれば、請求項に記載の発明の効果に加え、傾動機構により傾動させられ傾動状態でシート材を持ち上げた吸着手段の初期位置への復帰時に、吸着手段のシート材への吸着を解除した後に、傾動機構により吸着手段の傾動状態を元の非傾動状態に戻すことから、吸着手段が持ち上げたシート材から退避する際に、吸着手段がシート材に干渉すること等がなくなり、吸着手段を初期位置にスムーズに復帰させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる積層シート材の取出し装置を農産物の選別包装施設に適用した場合の該施設の要部平面図
【図2】同図1のA−A線に沿った矢視図
【図3】同図1のB−B線に沿った矢視図
【図4】同補助吸着装置の拡大図
【図5】同その動作説明図
【図6】同他の動作説明図
【符号の説明】
1・・・・・・・・選別包装施設
2・・・・・・・・選別コンベア
3・・・・・・・・貯留集積コンベア
8・・・・・・・・トレイパック供給装置
9・・・・・・・・主吸着装置
10・・・・・・・補助吸着装置
11・・・・・・・箱詰め装置
12・・・・・・・空箱供給装置
13・・・・・・・トレイパック
13a・・・・・・角部端部
13b・・・・・・凹部
15・・・・・・・緩衝シート
16・・・・・・・基盤
17・・・・・・・弾性体
18・・・・・・・吸着シート
20・・・・・・・吸着パッド
21・・・・・・・抵抗部材
22・・・・・・・上下機構
23・・・・・・・傾動機構
27・・・・・・・シリンダー
32・・・・・・・シリンダー
48・・・・・・・吸着パッド
49・・・・・・・箱詰めヘッド
55・・・・・・・段ボール箱
S1・・・・・・・初期位置
S2・・・・・・・吸着位置
S3・・・・・・・待機位置

Claims (2)

  1. 多数枚のシート材が積層されたシート材群から最上段のシート材の角部端部を吸着して所定高さまで持ち上げる補助吸着装置と、該補助吸着装置で持ち上げたシート材を吸着して取上げる主吸着装置と、を備えた積層シート材の取出し装置において、
    前記補助吸着装置は、吸着手段と、該吸着手段により最上段のシート材の角部端部を吸着して持ち上げる際に、最上段のシート材の角部端部を直下のシート材から分離方向に所定角度反らせるように、最上段のシート材の角部端部を吸着した吸着手段を所定角度傾動させ得る傾動機構とを有し、該傾動機構は、シート材の種類に応じて、前記角部端部を吸着した吸着手段を傾動させる作動状態と該角部端部を吸着した吸着手段を傾動させない非作動状態とに切り替え可能に設けられていることを特徴とする積層シート材の取出し装置。
  2. 前記傾動機構により傾動させられた前記吸着手段は、初期位置への復帰時に、傾動状態で持ち上げたシート材の吸着を解除した後に該傾動機構によりその傾動状態を元の非傾動状態に戻されることを特徴とする請求項1に記載の積層シート材の取出し装置。
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