JPH09156656A - 閉止装置及び合成樹脂製キャップ並びに容器 - Google Patents

閉止装置及び合成樹脂製キャップ並びに容器

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JPH09156656A
JPH09156656A JP7316950A JP31695095A JPH09156656A JP H09156656 A JPH09156656 A JP H09156656A JP 7316950 A JP7316950 A JP 7316950A JP 31695095 A JP31695095 A JP 31695095A JP H09156656 A JPH09156656 A JP H09156656A
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JP
Japan
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cap
synthetic resin
container
resin cap
tamper evidence
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JP7316950A
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English (en)
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Yasuo Shibazaki
康夫 柴崎
Yoji Ono
洋治 小野
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SHIBASAKI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
SHIBASAKI SEISAKUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速でキャッピング可能であり、しかも良好
な開栓表示機能を発揮し得る閉止装置及び合成樹脂製キ
ャップ並びに容器の提供。 【解決手段】 天板部2とその周縁から垂下した筒部3と
を備え、該筒部が切断可能な弱化ライン7によって、該
弱化ラインより上部の主部8と、下部のTEリング部9と
に区画され、該TEリング部9の内壁面に係止突起10が
設けられてなる合成樹脂製キャップ1と、口部21Aの上端
部外周に、前記キャップ1を押圧装着した際にその係止
突起10の先端部が係合する環状突起22が形成され、かつ
該環状突起22に、該容器口部に装着された前記キャップ
1を開栓方向に回した際に、該キャップ1の係止突起10に
係合して押し下げる押下部23が形成された容器21、並び
にこのキャップ1と容器21とからなる閉止装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器とその口部を
閉止する開栓表示機能を有する合成樹脂製キャップとか
らなる閉止装置及びその合成樹脂キャップ並びに容器に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、飲料容器のキャップとしては、従
来よりアルミ合金等の金属製キャップが使用されてい
る。そして、この種の金属製キャップに代えて、合成樹
脂製キャップの使用が検討されている。
【0003】この合成樹脂製キャップに関しては、例え
ば特開昭62−251352号公報、特開平2−296
666号公報に記載されたものが知られている。これら
の従来の合成樹脂製キャップは、口部に雄ネジが形成さ
れ、雄ネジ下方に環状膨出部が形成された容器に螺着嵌
合され、該キャップは、天板部とその周縁から垂下した
筒部とからなる合成樹脂製のキャップ本体と、そのキャ
ップ本体の天板部内面に設けられた薄肉状のライナーと
からなり、該キャップ本体は、その下部が複数の細いブ
リッジを残して周方向に形成された水平スコアによっ
て、該水平スコアより上部の主部と、下部のタンパーエ
ビデンスリング部とに区画されている。キャップ本体の
主部の内壁面には、容器口部の雄ネジに螺着するネジ部
が形成され、タンパーエビデンスリング部の内壁面には
多数のウイングやタブが起伏可能に設けられている。
【0004】この合成樹脂製キャップを容器口部に装着
するには、該キャップを容器口部に被せ、該キャップを
閉栓方向に回して巻き締める。そして、開栓に際し、容
器口部に装着されたキャップを開栓方向に回すと、キャ
ップ本体はネジに沿って回転上昇するが、タンパーエビ
デンスリング部の内壁面に設けられたウイングやタブが
容器口部の環状膨出部に係合し、タンパーエビデンスリ
ング部の上昇が阻止されることから、キャップ本体の主
部とタンパーエビデンスリング部とを連結する複数の細
いブリッジに引張り力が作用し、これらのブリッジが切
断され、タンパーエビデンスリング部が主部から切り離
される。このように開栓時にタンパーエビデンスリング
部が切り離されることによって一度開栓したことが明示
されることから、この閉止装置は開栓表示機能(以下タ
ンパーエビデンス機能という)を有する。タンパーエビ
デンスリング部が切り離された後、さらにキャップ主部
を開栓方向に回し、容器口部からキャップを取り外す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の合成樹脂製キャップと容器とからなる閉止装置
は、容器口部に合成樹脂製キャップを螺着嵌合するもの
なので、キャッピングに時間がかかる問題があった。ま
た従来の閉止装置は、キャップ内壁面にネジ部を設け、
かつキャップ下端部にタンパーエビデンス部を設けてい
るために、キャップの垂直方向長さが大きくなってしま
う問題があった。また、このキャップを装着するため
に、容器口部の垂直方向長さも大きくなり、容器の小型
化が困難であった。また、従来の合成樹脂製キャップは
キャップの垂直方向長さが大きく、原料樹脂量が多く必
要となり、原料コストがかかる問題があった。
【0006】さらに従来の閉止装置は、キャップ開栓時
にタンパーエビデンスリング部の内壁面に設けられたウ
イングやタブが容器口部の環状膨出部に係合してタンパ
ーエビデンスリング部の上昇を阻止し、ブリッジに引張
り力を作用せしめて、これらのブリッジを切断する構造
としているために、ブリッジに引張力が作用すると合成
樹脂からなるブリッジが簡単に引き延され、これを切断
させるにはキャップ本体を開栓方向にかなりの角度回転
させなければならなかった。この種のタンパーエビデン
ス機能を有するキャップにあっては、容器口部に装着さ
れたキャップを最初の位置から開栓方向に回す時、容器
口部の上端がキャップ内面或いはライナー等から離れて
容器の密封性が解除された時点の回転角度(シールリリ
ースアングル;以下S.R.Aという)と、容器口部に装
着されたキャップを最初の位置から開栓方向に回す時、
ブリッジが切断される位置までの回転角度(ブリッジ切
断角度;以下B.B.Aという)との関係が、S.R.A−
B.B.A=0度以上、好ましくは+30度以上あること
が望ましいとされる。即ち、キャップ開栓時に、容器口
部上端がライナー等から離れて密封シールが解除される
以前にブリッジが切断されることが望ましいとされてい
る。閉止装置のキャップとして、アルミ合金などの金属
製キャップを用い、このキャップを容器口部に被せ、そ
の筒部を容器口部の外周に沿って巻き締めしたもので
は、一般に上記B.B.Aを90度以内と小さくすること
ができるために、S.R.A−B.B.Aの値をプラス側に
大きくすることができる。しかし、上述した合成樹脂製
キャップにあっては、合成樹脂からなるブリッジが延び
てしまうこと、及び係止突起(ウイングやタブ)が軟ら
かくて環状膨出部に係合する際に撓むことによってB.
B.Aが大きくなり、S.R.A−B.B.A=0度以下に
なる場合があり、タンパーエビデンス機能の向上の観点
から改善すべき点があった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、容器口部及び合成樹脂製キャップの垂直方向長さが
短く、高速でキャッピング可能であり、しかも良好なタ
ンパーエビデンス機能を発揮し得る閉止装置及び合成樹
脂製キャップ並びに容器の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
発明は、容器と、その口部に押圧装着され、開栓表示機
能を有する合成樹脂製キャップとからなる閉止装置であ
って、前記合成樹脂製キャップは、天板部とその周縁か
ら垂下した筒部とを備え、該筒部が切断可能な弱化ライ
ンによって、該弱化ラインより上部の主部と、下部のタ
ンパーエビデンスリング部とに区画され、該タンパーエ
ビデンスリング部の内壁面に係止突起が設けられてな
り、前記容器は、その口部の上端部外周に、前記合成樹
脂製キャップを装着した際にその係止突起の先端部が係
合する環状突起が形成され、かつ該環状突起に、該容器
口部に装着された前記合成樹脂製キャップを開栓方向に
回した際に、該キャップの係止突起に係合して該係止突
起を押し下げる押下部が形成されたことを特徴とする閉
止装置である。請求項2に係る発明は、前記押下部が、
キャップ開栓方向に向けて漸次下方に膨出する傾斜面を
有していることを特徴とする請求項1記載の閉止装置で
ある。請求項3に係る発明は、前記押下部の傾斜面の傾
斜角度が5〜50度であることを特徴とする請求項2記
載の閉止装置である。請求項4に係る発明は、前記合成
樹脂製キャップの弱化ラインが、複数の細いブリッジを
残して前記筒部を周方向に切断してなる水平スコアであ
ることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記
載の閉止装置である。請求項5に係る発明は、前記合成
樹脂製キャップの係止突起が、タンパーエビデンスリン
グ部の内壁から径方向内方に向けて突出形成された起伏
可能な板状の多数のタブであることを特徴とする請求項
1から4のいずれか1項記載の閉止装置である。請求項
6に係る発明は、前記合成樹脂製キャップの係止突起
が、タンパーエビデンスリング部の下端部から斜め上方
に向けて延出した複数の楔状またはU字状突起を接続し
てなる帯状体であることを特徴とする請求項1から5の
いずれか1項記載の閉止装置である。請求項7に係る発
明は、前記合成樹脂製キャップのタンパーエビデンスリ
ング部に、弱化ラインの切断時にほぼ同時に切断されて
タンパーエビデンスリング部をバンド状に開環させる垂
直弱化線が形成されたことを特徴とする請求項1から6
のいずれか1項記載の閉止装置である。請求項8に係る
発明は、容器口部に装着された合成樹脂製キャップを開
栓方向に回転させ、ブリッジが切断される位置までの回
転角度であるブリッジ切断角度が90度以下であること
を特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の閉止
装置である。
【0009】請求項9に係る発明は、天板部とその周縁
から垂下した筒部とを備え、該筒部が切断可能な弱化ラ
インによって、該弱化ラインより上部の主部と、下部の
タンパーエビデンスリング部とに区画され、該タンパー
エビデンスリング部の内壁面に係止突起が設けられてな
る合成樹脂製キャップであって、前記合成樹脂製キャッ
プは、口部上端部外周に環状突起が設けられかつ該環状
突起に漸次下方に向けて延出する傾斜面を有する押下部
が設けられた容器に押圧装着されるものであることを特
徴とする合成樹脂製キャップである。請求項10に係る
発明は、前記係止突起は、前記容器に前記合成樹脂製キ
ャップを装着した状態にあっては、前記係止突起が該容
器の環状突起の下面に接触または隣接し、該装着状態に
ある該合成樹脂製キャップを開栓方向に回す際には、該
係止突起が前記容器の押下部によって押し下げられて前
記弱化ラインが切断されて前記タンパーエビデンスリン
グ部が前記主部から切り離されるように構成されたこと
を特徴とする請求項9記載の合成樹脂製キャップであ
る。請求項11に係る発明は、前記弱化ラインが、複数
の細いブリッジを残して前記筒部を周方向に切断してな
る水平スコアであることを特徴とする請求項9または1
0記載の合成樹脂製キャップである。請求項12に係る
発明は、前記係止突起が、タンパーエビデンスリング部
の内壁から径方向内方に向けて突出形成された起伏可能
な板状の多数のタブであることを特徴とする請求項9か
ら11のいずれか1項記載の合成樹脂製キャップであ
る。請求項13に係る発明は、前記係止突起が、タンパ
ーエビデンスリング部の下端部から斜め上方に向けて延
出した複数の楔状またはU字状突起を接続してなる帯状
体であることを特徴とする請求項9から11のいずれか
1項記載の合成樹脂製キャップである。請求項14に係
る発明は、前記タンパーエビデンスリング部に、弱化ラ
インの切断時にほぼ同時に切断されてタンパーエビデン
スリング部をバンド状に開環させる垂直弱化線が形成さ
れたことを特徴とする請求項9から13のいずれか1項
記載の合成樹脂製キャップである。請求項15に係る発
明は、前記キャップ本体の天板部内面に、薄肉状のライ
ナーが固着されたことを特徴とする請求項9から14の
いずれか1項記載の合成樹脂製キャップである。請求項
16に係る発明は、前記ライナーに、該合成樹脂製キャ
ップを容器口部に装着した際に、容器口部内に嵌入され
る環状の内側シール部が設けられたことを特徴とする請
求項15記載の合成樹脂製キャップである。請求項17
に係る発明は、前記天板部の内面から下方に向けて円筒
状に垂下し、かつその先端部が径方向外方に向けて延出
し、該合成樹脂製キャップを容器口部に装着した際に容
器口部内に嵌入される環状の内側嵌入部が設けられたこ
とを特徴とする請求項9から14のいずれか1項記載の
合成樹脂製キャップである。請求項18に係る発明は、
前記キャップ本体内に、該合成樹脂製キャップを容器口
部に装着した際に容器口部に嵌着されるパッキンが挿入
されてなることを特徴とする請求項9から14のいずれ
か1項記載の合成樹脂製キャップである。請求項19に
係る発明は、前記キャップ本体の筒部内壁面に、前記パ
ッキンの周縁に係合して、該パッキンの下降を阻止する
パッキン係合部が設けられたことを特徴とする請求項1
8記載の合成樹脂製キャップである。
【0010】請求項20に係る発明は、天板部とその周
縁から垂下した筒部とを備え、該筒部が切断可能な弱化
ラインによって、該弱化ラインより上部の主部と、下部
のタンパーエビデンスリング部とに区画され、該タンパ
ーエビデンスリング部の内壁面に係止突起が設けられた
合成樹脂製キャップが押圧装着される口部を有する容器
であって、前記口部の上端部外周に、前記合成樹脂製キ
ャップを装着した際に前記係止突起が係合して合成樹脂
製キャップの装着状態を保持する環状突起が設けられ、
かつ該環状突起に、口部に装着された該合成樹脂製キャ
ップを開栓方向に回転させた際に前記係止突起を押し下
げる押下部が設けられたことを特徴とする容器である。
請求項21に係る発明は、前記押下部が、キャップ開栓
方向に向けて漸次下方に膨出する傾斜面を有しているこ
とを特徴とする請求項20記載の容器である。請求項2
2に係る発明は、前記押下部の傾斜面の傾斜角度が5〜
50度であることを特徴とする請求項21記載の容器で
ある。
【0011】
【発明の実施の形態】図1ないし図3は、本発明に係る
閉止装置の第1の例を示すものである。この閉止装置
は、合成樹脂製キャップ(以下、キャップと略記する)
1と、ガラスまたは合成樹脂製の容器21とからなって
いる。
【0012】キャップ1は、天板部2とその周縁から垂
下した筒部3とからなり、ポリプロピレンなどの合成樹
脂からなるキャップ本体4と、該キャップ本体4内に配
設された軟質樹脂からなる薄肉のライナー5とからなっ
ている。キャップ本体4の筒部3は、複数の細いブリッ
ジ6を残して該筒部3を周方向に沿って切断してなる水
平スコア7によって、この水平スコア7より上部の主部
8と、下部のタンパーエビデンスリング部9(以下、T
Eリング部と記す)とに区画されている。TEリング部
9の内壁面には、係止突起となる多数の板状のタブ10
が起伏可能に設けられている。キャップ本体4は、従来
の合成樹脂製キャップと比べ、筒部3の高さ(垂直方向
長さ)が短く、また、筒部3内にネジ部が形成されてい
ない、などの点で従来のキャップと相違している。なお
図示されていないが、TEリング部9には、水平スコア
6の切断とほぼ同時に切断されてTEリング部9をバン
ド状に開環させる垂直弱化線が形成されている。
【0013】タブ10は、本例では筒部3の内壁面に下
端からわずかの間隔をもって形成されており、その長さ
は、図2に示すような容器21への閉止状態において、
容器21の環状突起22の下面に係合可能な長さとされ
ている。また、筒部3の外周面には、垂直方向に沿って
平行な多数の突条であるナールが形成され、容器21に
装着された該キャップ1を手で回す際の保持が容易な構
造になっている。
【0014】この閉止装置の容器21は、口部21Aの
上端部に環状突起22が設けられ、この環状突起22
に、図1ないし図3中矢印Aで示すキャップ開栓方向に
向けて漸次下方に膨出する傾斜面24を有する押下部2
3が、周方向に間隔をおいて複数個(図1ないし図3に
示す例では4つ)設けられている。この押下部23の膨
出長さaは0.5mm以上とされる。この長さaが0.
5mmより小さいと、キャップ1を開栓方向A側に回し
た際にタブ10が押下部23を乗り越えて開栓ができな
くなるおそれがある。また、環状突起22と押下部23
とがなす角度θは5〜50度とされる。この角度θが5
0より大きいと、容器口部21Aに装着されたキャップ
1を開栓方向A側に回す際に、タブ10が押し下げられ
る抵抗が強くなり、タブ10が押し下げられない場合が
生じることになる。また、角度θが5度より小さいと、
押下部23の長さが大きくなってしまい、タブ10が環
状突起22に係合しない部分が増加するので好ましくな
い。
【0015】本例では、環状突起22と押下部23とが
一体化され、それぞれの径方向厚みを等しくしている。
また本例では、押下部23の傾斜面24と反対側を垂直
な面とし、この容器口部21Aにキャップ1を装着し、
該キャップ1を開栓方向Aと反対方向に回すと、タブ1
0が傾斜面24と反対側の垂直な面に当接して開栓方向
Aと反対向きの回転を阻止するようになっている。
【0016】次に図4から図6を参照して、本例の閉止
装置による閉止および開栓動作を説明する。図4は容器
口部21Aにキャップ1を装着した状態を示し、図3中
の符号の位置を示している。キャップ1を容器口部2
1Aに装着するには、キャップ1をその開口を下向きに
して挿入可能なチャックでキャップ1を保持し、容器口
部21Aに被せ、打栓、即ちキャップ1を周方向に回転
させることなく、下方に押圧して装着する。キャップ1
のタブ10は、容器口部21Aの環状突起22に当接
し、先端を上向きに折り畳まれた状態となって環状突起
22を乗り越える。図4に示すように、容器口部21A
にキャップ1が装着された閉止状態にあっては、タブ1
0の先端が環状突起22の下面に当接した状態となる。
また、押下部23の部分に位置するタブ10は先端を上
向きに折り畳まれた状態のままとなる。容器口部21A
に押圧装着されたキャップ1は、タブ10が環状突起2
2の下面に係合して容器口部21Aから抜け出すことな
く保持され、容器口部21Aの上端がキャップ1の天板
部2内面のライナー5に強く押し付けられて容器21が
密封閉止される。
【0017】図5は、図3のの位置からキャップ1を
の位置まで開栓方向A側に回した状態を示している。
キャップ1を開栓方向A側にわずかに回すと、それぞれ
の押下部23の開栓方向A側に隣接したタブ10が、傾
斜部24の下降傾斜に従って次第に押し下げられる。こ
のタブ10の押し下げによって、主部8とTEリング部
9とを連結している複数の細いブリッジ6に引張り力が
作用し、これらのブリッジ6が切断される。
【0018】図6は、図3のの位置からキャップ1を
の位置まで開栓方向A側に回した状態を示している。
キャップ1をさらに回すと、主部8から切り離されたT
Eリング部9が更に下方に押し下げられ、これによって
開栓が表示される。TEリング部9と切り離された主部
8は、手で掴んで簡単に開けられる。
【0019】この例による閉止装置は、キャップ1およ
び容器口部21Aに螺着用のネジを設けることなく、キ
ャップ1を容器口部21Aに押圧装着することで容器口
部21Aに装着が可能であるので、容器口部21Aにキ
ャップを螺着嵌合して装着する従来品と比べ、キャッピ
ングを短時間で実施可能となり、製品の生産効率を高め
ることができる。また、この閉止装置によれば、キャッ
プ1の垂直高さを小さく設定することができ、小容量で
背の低い容器と、短いキャップとから、高さが低い収容
性に優れた製品を提供することが可能となる。しかもこ
の閉止装置は、容器口部21Aに装着されたキャップ1
を開栓方向A側に回すことによって、少ない回転で主部
8とTEリング部9とが切り離され、TEリング部9を
下方に離間させることができるので、容器口部21Aに
装着されたキャップ1を開栓方向A側に回転させ、ブリ
ッジ6が切断される位置までの回転角度であるブリッジ
切断角度(B.B.A)を90度以下、望ましくは45度
以下と小さくすることが可能となり、タンパーエビデン
ス機能の優れたものとなる。
【0020】図7は、本発明に係るキャップの第2の例
を示す図である。このキャップ11Aは先の第1の例に
よるキャップ1と同じく、天板部2とその周縁から垂下
した筒部3とからなり、ポリプロピレンなどの合成樹脂
からなるキャップ本体4と、該キャップ本体4内に配設
された軟質樹脂からなる薄肉のライナー5とからなって
いる。キャップ本体4の筒部3は、複数の細いブリッジ
6を残して該筒部3を周方向に沿って切断してなる水平
スコア7によって、この水平スコア7より上部の主部8
と、下部のTEリング部9とに区画されている。このキ
ャップ11AのTEリング部9の内壁面には、先の例に
よるキャップ1のタブ10に代えて、TEリング部9の
下端部から斜め上方に向けて延出した複数の楔状または
U字状突起を接続してなる帯状体12(係止突起)が形
成されている。この帯状体12は、容器口部21Aに装
着する場合には、帯状体12の各突起部分が広がって帯
状体12が容易に拡径され、容器口部21Aの環状突起
22を乗り越えて装着される。キャップ11A装着時に
おいては、該帯状体12は径方向外方への圧縮から復帰
し、帯状体12の各突起部分の先端が環状突起22の下
端または直下の容器口部外壁面に接触ないし近接する。
そして、容器口部21Aに装着されたキャップ11Aを
開栓方向A側に回すと、容器21の押下部23に帯状体
12の先端が係合し、帯状体12が押し下げられること
によって、先の例によるキャップ1と同じく、複数のブ
リッジ6が瞬時に切断されてTEリング部9が切り離さ
れる。従って、このキャップ11Aを容器21に適用し
た閉止装置においても、先の例による閉止装置と同じ
く、B.B.Aを90度以下、望ましくは45度以下と小
さくすることが可能となる、などの優れた効果が得られ
る。
【0021】図8は、本発明に係るキャップの第3の例
を示す図である。このキャップ11Bは先の第1の例に
よるキャップ1とほぼ同様の構成要素を備えて構成さ
れ、同じ構成要素には同一符号を付してある。この例に
よるキャップ11Bが第1の例によるキャップ1と異な
る点は、キャップ本体4の天板部2内面に、このキャッ
プ11Bを容器21に装着した際に、容器口部21A内
に嵌入される環状の内側シール部34が設けられたライ
ナー33を配した点である。また、この例によるキャッ
プ11Bは、筒部3と天板部2との境界部分に、周方向
に沿って多数のガセット35を所定間隔毎に形成してい
る。このキャップ11Bは、図8に示すように容器21
に装着された状態において、内側シール部34が容器口
部内に嵌入され、かつ容器口部上端がライナー33に当
接することによって、このライナー33により容器口部
の内側と上端部とを密封(インナーシール及びトップシ
ール)することができるようになっている。
【0022】このキャップ11Bによれば、容器21に
このキャップ11Bを装着した際に、容器口部21Aの
上端がライナー33に当接するとともに、容器口部21
A内に環状の内側シール部34が嵌入され、容器口部2
1Aがインナーシール及びトップシールされることによ
って容器21の密封性を高めることができる。さらに、
このキャップ11Bによれば、先の第1の例によるキャ
ップ1と同様の効果を得ることができる。
【0023】図9は、本発明に係るキャップの第4の例
を示す図である。このキャップ11Cは先の第3の例に
よるキャップ11Bとほぼ同様の構成要素を備えて構成
されており、この例によるキャップ11Cは、内側シー
ル部37を有するライナー36の周縁を筒部3上端内面
にまで延長したことを特徴としている。このキャップ1
1Cは、図9に示すように容器21に装着された状態に
おいて、内側シール部37が容器口部内に嵌入され、か
つ容器口部上端がライナー36に当接し、さらに容器口
部上端部外面がライナー36の周縁部に当接することに
よって、このライナー36により容器口部の内側と上端
部および上端部外周を密封することができるようになっ
ている。したがって、このキャップ11Cは、先の第3
の例によるキャップ11Bと同様の効果が得られる他、
容器口部上端部外面がライナー36の周縁部に当接する
ことにより、容器21の密封性を一層高めることができ
る。
【0024】図10は、本発明に係るキャップの第5の
例を示す図である。このキャップ11Dは先の第1の例
によるキャップ1とほぼ同様の構成要素を備えて構成さ
れ、同じ構成要素には同一符号を付してある。この例に
よるキャップ11Dが第1の例によるキャップ1と異な
る点は、キャップ本体4の天板部2内面から、下方に向
けて円筒状に垂下し、かつその先端部39が径方向外方
に向けて延出し、該キャップ11Dを容器21に装着し
た際に容器口部内に嵌入される環状の内側嵌入部38を
設け、ライナーを省いた構成とした点である。この内側
嵌入部38はキャップ本体4と一体に形成されている。
内側嵌入部38の先端部39は、容器口部内に嵌入され
た際に容易に撓うように薄く形成されている。また、こ
のキャップ11Dの筒部3内壁面には、装着時に容器2
1の上端部外周に当接し、キャップ1の位置を安定させ
る指示突起40が形成されている。
【0025】このキャップ11Dは、容器21に装着し
た際に容器口部内に嵌入される内側嵌入部38を設けた
ことによって、キャップ装着時の容器21の密封性を高
めることができるなど、先の第3の例とほぼ同様の効果
が得られる他、キャップ本体4と別体のライナーを省い
て構成することができるので、キャップ製造工程が簡略
化でき、キャップの製造コストを低下させることができ
る。
【0026】図11は、本発明に係るキャップの第6の
例を示す図である。このキャップ11Eは先の第1の例
によるキャップ1とほぼ同様の構成要素を備えて構成さ
れ、同じ構成要素には同一符号を付してある。この例に
よるキャップ11Eが第1の例によるキャップ1と異な
る点は、キャップ本体4内のライナーに代えて、該キャ
ップ11Eを容器21に装着した際に容器口部に嵌着さ
れるパッキン41をキャップ本体4内に挿入配置した点
である。このパッキン41は、軟質の合成樹脂からなる
板状をなし、その周縁部の下面に、容器21に装着した
際に容器口部の上端部外周に接する円筒状の外側シール
部42と、該外側シール部42よりも中心側の下面に、
容器21に装着した際に容器口部内側に嵌入されて容器
口部内壁と接する円筒状の内側シール部43が設けられ
ている。また、キャップ本体4の筒部3内壁面には、こ
のパッキン41の周縁に係合してパッキン41の下降を
阻止するパッキン係合部44が設けられている。
【0027】このキャップ11Eは、それぞれ別個にキ
ャップ本体4とパッキン41とを作製し、キャップ本体
4内にパッキン41を押圧挿入し、パッキン41の周縁
をパッキン係合部44と天板部2との間に収め、それを
容器口部21Aに押圧挿入して使用される。このキャッ
プ11Eは容器21に装着した際に、外側シール部42
が容器口部の上端部外周に当接し、内側シール部43が
容器口部21A内に嵌入されることにより、容器口部内
面側と容器上端部および容器口部の上端部外周にパッキ
ン41が当接し、容器21を良好に密封することができ
る。また、図11に示すキャップ装着状態において、パ
ッキン係止部44はパッキン41の外側シール部42外
周に当接し、容器口部上端外面とパッキン係止部44と
の間にパッキン41の外側シール部42が挟まれた状態
となるので、密封性をより一層向上させることができ
る。
【0028】容器21に装着されたこのキャップ11E
を開栓方向に回すと、上述した第1の例による閉止装置
と同じく、押下部23にタブ10が係合して押し下げら
れることによってブリッジ6が切断されてTEリング部
9が主部8から切り離される。ブリッジ6が切断されて
TEリング部9が主部8から切り離された状態において
は、容器口部にパッキン41が嵌着された状態になって
いるが、TEリング部9を切り離して取り外し可能とな
った主部8を引き上げると、パッキン41の周縁が筒部
3に設けたパッキン係止部44に係止してパッキン41
が主部8側に引き上げられ、その結果、主部8の取り外
しによって容器口部21Aからパッキン41を簡単に取
り外すことができる。
【0029】以上、本発明の好適な実施態様について記
したが、本発明は上述の記載および図面において例示さ
れる形態に限定されることなく、種々の変更が可能であ
る。例えば、先の各例によるキャップ1,11A,11B,11C,1
1D,11Eでは、弱化ラインとして、複数の細いブリッジ6
を残して筒部3を周方向に切断した水平スコア7を備え
た構成としたが、筒部3の周方向にミシン目を形成して
も良い。また、容器21の押下部23の形成個数は特に
限定されず、1つまたは複数個として良い。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の閉止装置
は、キャップおよび容器口部に螺着用のネジを設けるこ
となく、キャップを容器口部に押圧装着することで容器
口部に装着が可能であるので、容器口部にキャップを螺
着嵌合して装着する従来品と比べ、キャッピングを短時
間で実施可能となり、製品の生産効率を高めることがで
きる。また、この閉止装置によれば、キャップの垂直高
さを小さく設定することができ、小容量で背の低い容器
と、短いキャップとから、高さが低い収容性に優れた製
品を提供することが可能となる。しかもこの閉止装置
は、容器口部に装着されたキャップを開栓方向側に回す
ことによって、少ない回転で主部とTEリング部とが切
り離され、TEリング部を下方に離間させることができ
るので、容器口部に装着されたキャップ1を開栓方向に
回転させ、ブリッジが切断される位置までの回転角度で
あるブリッジ切断角度を90度以下、望ましくは45度
以下と小さくすることが可能となり、タンパーエビデン
ス機能の優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の閉止装置の第1の例を示す一部
断面視した正面図である。
【図2】図2は同じ閉止装置の閉止状態を示す要部断面
図である。
【図3】図3は図2中のIII−III部断面図である。
【図4】図4は同じ閉止装置の閉止状態を示す要部断面
図である。
【図5】図5は同じ閉止装置の開栓動作を説明する図で
あり、図3のの位置からの位置までキャップを開栓
方向側に回した状態を示す要部断面図である。
【図6】図6は同じ閉止装置の開栓動作を説明する図で
あり、図3のの位置からの位置までキャップを開栓
方向側に回した状態を示す要部断面図である。
【図7】図7は本発明の第2の例を示す閉止装置の正面
断面図である。
【図8】図8は本発明の第3の例を示す閉止装置の正面
断面図である。
【図9】図9は本発明の第4の例を示す閉止装置の正面
断面図である。
【図10】図10は本発明の第5の例を示す閉止装置の
正面断面図である。
【図11】図11は本発明の第6の例を示す閉止装置の
正面断面図である。
【符号の説明】
1……合成樹脂製キャップ、2……天板部、3……筒
部、4……キャップ本体、5……ライナー、6……ブリ
ッジ、7……水平スコア、8……主部、9……タンパー
エビデンスリング部、10……タブ(係止突起)、11
A,11B,11C,11D,11E……合成樹脂製キ
ャップ、12……帯状体(係止突起)、21……容器、
21A……容器口部、22……環状突起、23……押下
部、24……傾斜部、33,36……ライナー、34,
37……内側シール部、38……内側嵌入部、41……
パッキン、A……キャップ開栓方向。

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器と、その口部に押圧装着され、開栓
    表示機能を有する合成樹脂製キャップとからなる閉止装
    置であって、 前記合成樹脂製キャップは、天板部とその周縁から垂下
    した筒部とを備え、該筒部が切断可能な弱化ラインによ
    って、該弱化ラインより上部の主部と、下部のタンパー
    エビデンスリング部とに区画され、該タンパーエビデン
    スリング部の内壁面に係止突起が設けられてなり、 前記容器は、その口部の上端部外周に、前記合成樹脂製
    キャップを装着した際にその係止突起の先端部が係合す
    る環状突起が形成され、かつ該環状突起に、該容器口部
    に装着された前記合成樹脂製キャップを開栓方向に回し
    た際に、該キャップの係止突起に係合して該係止突起を
    押し下げる押下部が形成されたことを特徴とする閉止装
    置。
  2. 【請求項2】 前記押下部が、キャップ開栓方向に向け
    て漸次下方に膨出する傾斜面を有していることを特徴と
    する請求項1記載の閉止装置。
  3. 【請求項3】 前記押下部の傾斜面の傾斜角度が5〜5
    0度であることを特徴とする請求項2記載の閉止装置。
  4. 【請求項4】 前記合成樹脂製キャップの弱化ライン
    が、複数の細いブリッジを残して前記筒部を周方向に切
    断してなる水平スコアであることを特徴とする請求項1
    から3のいずれか1項記載の閉止装置。
  5. 【請求項5】 前記合成樹脂製キャップの係止突起が、
    タンパーエビデンスリング部の内壁から径方向内方に向
    けて突出形成された起伏可能な板状の多数のタブである
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の
    閉止装置。
  6. 【請求項6】 前記合成樹脂製キャップの係止突起が、
    タンパーエビデンスリング部の下端部から斜め上方に向
    けて延出した複数の楔状またはU字状突起を接続してな
    る帯状体であることを特徴とする請求項1から5のいず
    れか1項記載の閉止装置。
  7. 【請求項7】 前記合成樹脂製キャップのタンパーエビ
    デンスリング部に、弱化ラインの切断時にほぼ同時に切
    断されてタンパーエビデンスリング部をバンド状に開環
    させる垂直弱化線が形成されたことを特徴とする請求項
    1から6のいずれか1項記載の閉止装置。
  8. 【請求項8】 容器口部に装着された合成樹脂製キャッ
    プを開栓方向に回転させ、ブリッジが切断される位置ま
    での回転角度であるブリッジ切断角度が90度以下であ
    ることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載
    の閉止装置。
  9. 【請求項9】 天板部とその周縁から垂下した筒部とを
    備え、該筒部が切断可能な弱化ラインによって、該弱化
    ラインより上部の主部と、下部のタンパーエビデンスリ
    ング部とに区画され、該タンパーエビデンスリング部の
    内壁面に係止突起が設けられてなる合成樹脂製キャップ
    であって、 前記合成樹脂製キャップは、口部上端部外周に環状突起
    が設けられかつ該環状突起に漸次下方に向けて延出する
    傾斜面を有する押下部が設けられた容器に押圧装着され
    るものであることを特徴とする合成樹脂製キャップ。
  10. 【請求項10】 前記係止突起は、前記容器に前記合成
    樹脂製キャップを装着した状態にあっては、前記係止突
    起が該容器の環状突起の下面に接触または隣接し、該装
    着状態にある該合成樹脂製キャップを開栓方向に回す際
    には、該係止突起が前記容器の押下部によって押し下げ
    られて前記弱化ラインが切断されて前記タンパーエビデ
    ンスリング部が前記主部から切り離されるように構成さ
    れたことを特徴とする請求項9記載の合成樹脂製キャッ
    プ。
  11. 【請求項11】 前記弱化ラインが、複数の細いブリッ
    ジを残して前記筒部を周方向に切断してなる水平スコア
    であることを特徴とする請求項9または10記載の合成
    樹脂製キャップ。
  12. 【請求項12】 前記係止突起が、タンパーエビデンス
    リング部の内壁から径方向内方に向けて突出形成された
    起伏可能な板状の多数のタブであることを特徴とする請
    求項9から11のいずれか1項記載の合成樹脂製キャッ
    プ。
  13. 【請求項13】 前記係止突起が、タンパーエビデンス
    リング部の下端部から斜め上方に向けて延出した複数の
    楔状またはU字状突起を接続してなる帯状体であること
    を特徴とする請求項9から11のいずれか1項記載の合
    成樹脂製キャップ。
  14. 【請求項14】 前記タンパーエビデンスリング部に、
    弱化ラインの切断時にほぼ同時に切断されてタンパーエ
    ビデンスリング部をバンド状に開環させる垂直弱化線が
    形成されたことを特徴とする請求項9から13のいずれ
    か1項に記載の合成樹脂製キャップ。
  15. 【請求項15】 前記キャップ本体の天板部内面に、薄
    肉状のライナーが固着されたことを特徴とする請求項9
    から14のいずれか1項記載の合成樹脂製キャップ。
  16. 【請求項16】 前記ライナーに、該合成樹脂製キャッ
    プを容器口部に装着した際に、容器口部内に嵌入される
    環状の内側シール部が設けられたことを特徴とする請求
    項15記載の合成樹脂製キャップ。
  17. 【請求項17】 前記天板部の内面から下方に向けて円
    筒状に垂下し、かつその先端部が径方向外方に向けて延
    出し、該合成樹脂製キャップを容器口部に装着した際に
    容器口部内に嵌入される環状の内側嵌入部が設けられた
    ことを特徴とする請求項9から14のいずれか1項記載
    の合成樹脂製キャップ。
  18. 【請求項18】 前記キャップ本体内に、該合成樹脂製
    キャップを容器口部に装着した際に容器口部に嵌着され
    るパッキンが挿入されてなることを特徴とする請求項9
    から14のいずれか1項記載の合成樹脂製キャップ。
  19. 【請求項19】 前記キャップ本体の筒部内壁面に、前
    記パッキンの周縁に係合して、該パッキンの下降を阻止
    するパッキン係合部が設けられたことを特徴とする請求
    項18記載の合成樹脂製キャップ。
  20. 【請求項20】 天板部とその周縁から垂下した筒部と
    を備え、該筒部が切断可能な弱化ラインによって、該弱
    化ラインより上部の主部と、下部のタンパーエビデンス
    リング部とに区画され、該タンパーエビデンスリング部
    の内壁面に係止突起が設けられた合成樹脂製キャップが
    押圧装着される口部を有する容器であって、 前記口部の上端部外周に、前記合成樹脂製キャップを装
    着した際に前記係止突起が係合して合成樹脂製キャップ
    の装着状態を保持する環状突起が設けられ、かつ該環状
    突起に、口部に装着された該合成樹脂製キャップを開栓
    方向に回転させた際に前記係止突起を押し下げる押下部
    が設けられたことを特徴とする容器。
  21. 【請求項21】 前記押下部が、キャップ開栓方向に向
    けて漸次下方に膨出する傾斜面を有していることを特徴
    とする請求項20記載の容器。
  22. 【請求項22】 前記押下部の傾斜面の傾斜角度が5〜
    50度であることを特徴とする請求項21記載の容器。
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