JPH08164960A - 閉止装置及び合成樹脂製キャップ - Google Patents
閉止装置及び合成樹脂製キャップInfo
- Publication number
- JPH08164960A JPH08164960A JP6313837A JP31383794A JPH08164960A JP H08164960 A JPH08164960 A JP H08164960A JP 6313837 A JP6313837 A JP 6313837A JP 31383794 A JP31383794 A JP 31383794A JP H08164960 A JPH08164960 A JP H08164960A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- container
- locking
- bridge
- locking projection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D41/00—Caps, e.g. crown caps or crown seals, i.e. members having parts arranged for engagement with the external periphery of a neck or wall defining a pouring opening or discharge aperture; Protective cap-like covers for closure members, e.g. decorative covers of metal foil or paper
- B65D41/32—Caps or cap-like covers with lines of weakness, tearing-strips, tags, or like opening or removal devices, e.g. to facilitate formation of pouring openings
- B65D41/34—Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt
- B65D41/3404—Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt with ratchet-and-pawl mechanism between the container and the closure skirt or the tamper element
- B65D41/3409—Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt with ratchet-and-pawl mechanism between the container and the closure skirt or the tamper element the tamper element being integrally connected to the closure by means of bridges
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 容器に合成樹脂製キャップを装着する際のブ
リッジ切断角度を小さくすることができ、良好なタンパ
ーエビデンス性を発揮し得るとともに閉栓時のブリッジ
切れのない閉止装置の提供を目的としている。 【構成】 TEリング部58の内壁面に、主部57の下端部
からTEリング部下端部まで延びた基端部からキャップ
開栓方向側に傾斜した板状に突出形成され、かつ水平ス
コア56によって主部側から切り離されてなる係止突起60
が周方向に沿って複数個離間して設けられ、かつ該係止
突起の先端に隣接した主部側に、キャップ本体を閉栓方
向に回転させる際にTEリングが主部よりも遅動した場
合に係止突起に係合するブリッジ保護部62が設けられた
合成樹脂製キャップ50、及びこのキャップと膨出段部72
の下方に1個又は周方向に沿って複数個離間配置された
係止爪74が設けられた容器70とからなる閉止装置。
リッジ切断角度を小さくすることができ、良好なタンパ
ーエビデンス性を発揮し得るとともに閉栓時のブリッジ
切れのない閉止装置の提供を目的としている。 【構成】 TEリング部58の内壁面に、主部57の下端部
からTEリング部下端部まで延びた基端部からキャップ
開栓方向側に傾斜した板状に突出形成され、かつ水平ス
コア56によって主部側から切り離されてなる係止突起60
が周方向に沿って複数個離間して設けられ、かつ該係止
突起の先端に隣接した主部側に、キャップ本体を閉栓方
向に回転させる際にTEリングが主部よりも遅動した場
合に係止突起に係合するブリッジ保護部62が設けられた
合成樹脂製キャップ50、及びこのキャップと膨出段部72
の下方に1個又は周方向に沿って複数個離間配置された
係止爪74が設けられた容器70とからなる閉止装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、口部外周にネジ部が形
成された容器と、その容器口部に螺着嵌合され、開栓時
に筒部下部に連結されたタンパーエビデンスリング部が
キャップ主部から切り離されて開栓を表示するタンパー
エビデンス性を有するキャップとからなる閉止装置に関
する。
成された容器と、その容器口部に螺着嵌合され、開栓時
に筒部下部に連結されたタンパーエビデンスリング部が
キャップ主部から切り離されて開栓を表示するタンパー
エビデンス性を有するキャップとからなる閉止装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、口部にネジ部が形成された容
器と、その容器口部に螺着嵌合され、開栓時に筒部下部
に連結された開栓表示リング部がキャップ主部から切り
離されて開栓を表示する機能(ピルファープルーフ性又
はタンパーエビデンス性と称される)を有するキャップ
とからなる閉止装置として、各種の形状のものが提案さ
れている。
器と、その容器口部に螺着嵌合され、開栓時に筒部下部
に連結された開栓表示リング部がキャップ主部から切り
離されて開栓を表示する機能(ピルファープルーフ性又
はタンパーエビデンス性と称される)を有するキャップ
とからなる閉止装置として、各種の形状のものが提案さ
れている。
【0003】図6は、従来の閉止装置の一例として特公
昭52−14677号公報に記載されたキャップとそれ
に対応する容器とからなる閉止装置を示すものである。
この閉止装置は、頂部3と、頂部周縁から下方に延びそ
の内側にねじ5を有する筒部4と、キャップ本体2を開
封方向に回すとき容体逆止突起14とキャップ逆止突起
8との逆止力により破断されるブリッジ6と、このブリ
ッジ6によりキャップ本体2から区画された環状体7と
を備えたキャップ1と、このキャップ1が装着されるよ
うに、口部12に雄ねじ13が形成されるとともに、こ
の雄ねじ13の下部に容体逆止突起14が形成された容
器11とからなる閉止装置が記載されている。この閉止
装置は、キャップ1を開栓方向に回すと、キャップ1の
環状体7内面に設けられたキャップ逆止突起8が、容器
11に設けられた容体逆止突起14に係合し、それによ
って環状体7の回転が阻止され、ブリッジ6が切断され
てキャップ本体2から環状体7が切り離されるようにな
っている。
昭52−14677号公報に記載されたキャップとそれ
に対応する容器とからなる閉止装置を示すものである。
この閉止装置は、頂部3と、頂部周縁から下方に延びそ
の内側にねじ5を有する筒部4と、キャップ本体2を開
封方向に回すとき容体逆止突起14とキャップ逆止突起
8との逆止力により破断されるブリッジ6と、このブリ
ッジ6によりキャップ本体2から区画された環状体7と
を備えたキャップ1と、このキャップ1が装着されるよ
うに、口部12に雄ねじ13が形成されるとともに、こ
の雄ねじ13の下部に容体逆止突起14が形成された容
器11とからなる閉止装置が記載されている。この閉止
装置は、キャップ1を開栓方向に回すと、キャップ1の
環状体7内面に設けられたキャップ逆止突起8が、容器
11に設けられた容体逆止突起14に係合し、それによ
って環状体7の回転が阻止され、ブリッジ6が切断され
てキャップ本体2から環状体7が切り離されるようにな
っている。
【0004】図7は、従来の閉止装置の他の例として特
公平1−30702号公報に記載された合成樹脂製容器
蓋(キャップ)を示すものであり、外周面に雄ねじ31
と該雄ねじ31の下方に設けられたあご部32とが形成
されている容器口部30を備えた容器と、これに装着さ
れるキャップ20が記載されている。このキャップ20
は、天板部21とその周縁部から垂下する筒部22とを
具備し、該筒部22には周方向に延びる複数個のスリッ
ト23と該スリット間に存在するブリッジ24によって
規定された破断ライン25が形成され、筒部22が破断
ライン25より上方の主部26と破断ラインより下方の
ピルファープルーフ裾部27とに区画されており、該主
部26の内面には容器口部30の雄ねじ31に螺合する
ねじ部28が形成されており、ピルファープルーフ裾部
27の内面には半径方向内方に突出する複数個の突起2
9が、ブリッジ24と離れた位置に形成されている。こ
の突起29は、図8に示すように軸線方向下方から上方
に向って半径方向内方への突出量が漸次増大するような
形状で形成されている。
公平1−30702号公報に記載された合成樹脂製容器
蓋(キャップ)を示すものであり、外周面に雄ねじ31
と該雄ねじ31の下方に設けられたあご部32とが形成
されている容器口部30を備えた容器と、これに装着さ
れるキャップ20が記載されている。このキャップ20
は、天板部21とその周縁部から垂下する筒部22とを
具備し、該筒部22には周方向に延びる複数個のスリッ
ト23と該スリット間に存在するブリッジ24によって
規定された破断ライン25が形成され、筒部22が破断
ライン25より上方の主部26と破断ラインより下方の
ピルファープルーフ裾部27とに区画されており、該主
部26の内面には容器口部30の雄ねじ31に螺合する
ねじ部28が形成されており、ピルファープルーフ裾部
27の内面には半径方向内方に突出する複数個の突起2
9が、ブリッジ24と離れた位置に形成されている。こ
の突起29は、図8に示すように軸線方向下方から上方
に向って半径方向内方への突出量が漸次増大するような
形状で形成されている。
【0005】この閉止装置では、キャップ20を容器口
部30に装着する際には、ピルファープルーフ裾部27
が弾性変形して突起29が容器口部30のあご部32を
乗り越えその下方に入り込む。そして、容器口部30に
装着されたキャップ20を開栓方向に回すと、ピルファ
ープルーフ裾部27の内面に設けられた突起29が容器
口部30のあご部下端に係止して、ピルファープルーフ
裾部27の上方への移動を阻止し、その結果キャップ2
0の主部26とピルファープルーフ裾部27とを連結す
るブリッジ24に引張力が作用し、ブリッジ24が切断
され、ピルファープルーフ裾部27が切り離される。
部30に装着する際には、ピルファープルーフ裾部27
が弾性変形して突起29が容器口部30のあご部32を
乗り越えその下方に入り込む。そして、容器口部30に
装着されたキャップ20を開栓方向に回すと、ピルファ
ープルーフ裾部27の内面に設けられた突起29が容器
口部30のあご部下端に係止して、ピルファープルーフ
裾部27の上方への移動を阻止し、その結果キャップ2
0の主部26とピルファープルーフ裾部27とを連結す
るブリッジ24に引張力が作用し、ブリッジ24が切断
され、ピルファープルーフ裾部27が切り離される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の閉止装置には次のような問題があった。前者の
特公昭52−14677号公報に記載された閉止装置
は、キャップ1を容器口部11に装着する際に、環状体
7内面に形成されているキャップ逆止突起8又は容器口
部11に形成されている容体逆止突起14を圧縮し両者
を相対的に回転させることが必要であるが、これら逆止
突起を圧縮するには、キャップに相当大きなトルクを加
える必要があり、従ってキャップ1の装着が比較的困難
であり、またキャップに加えられる相当大きなトルクに
起因してキャップ装着時にブリッジが破断されてしまう
欠点がある。その欠点を解決するためには、逆止突起の
突出量を小さくするか或いは逆止突起を軟質又は柔軟な
ものにすることが考えられるが、そのようにすると容器
口部11にキャップ1を装着した後におけるキャップ逆
止突起8と容体逆止突起14との係合が不十分なものに
なり、開封表示によるタンパーエビデンス性が損なわれ
ることになる。さらに、上記の閉止装置では、キャップ
1および容器口部の形状が特異であり、通常の合成樹脂
製キャップや金属製キャップに適用させるのが困難であ
る欠点がある。
た従来の閉止装置には次のような問題があった。前者の
特公昭52−14677号公報に記載された閉止装置
は、キャップ1を容器口部11に装着する際に、環状体
7内面に形成されているキャップ逆止突起8又は容器口
部11に形成されている容体逆止突起14を圧縮し両者
を相対的に回転させることが必要であるが、これら逆止
突起を圧縮するには、キャップに相当大きなトルクを加
える必要があり、従ってキャップ1の装着が比較的困難
であり、またキャップに加えられる相当大きなトルクに
起因してキャップ装着時にブリッジが破断されてしまう
欠点がある。その欠点を解決するためには、逆止突起の
突出量を小さくするか或いは逆止突起を軟質又は柔軟な
ものにすることが考えられるが、そのようにすると容器
口部11にキャップ1を装着した後におけるキャップ逆
止突起8と容体逆止突起14との係合が不十分なものに
なり、開封表示によるタンパーエビデンス性が損なわれ
ることになる。さらに、上記の閉止装置では、キャップ
1および容器口部の形状が特異であり、通常の合成樹脂
製キャップや金属製キャップに適用させるのが困難であ
る欠点がある。
【0007】また後者の特公平1−30702号公報に
記載されたキャップ20は、ピルファープルーフ裾部2
7の突起29とブリッジ24とを離して設けたことによ
って、キャップ20を容器口部30に装着する際に突起
29が容器口部30のあご部32を乗り越えるときにピ
ルファープルーフ裾部27が弾性変形してもブリッジ2
4が破断されるのを防いでいる。しかし、このキャップ
20は、開栓時にピルファープルーフ裾部27の内面に
設けられた突起29が容器口部30のあご部下端に係止
してピルファープルーフ裾部27の上方への移動を阻止
し、その結果キャップ20の主部26とピルファープル
ーフ裾部27とを連結するブリッジ24に作用する引張
力でブリッジ24を切断する構造になっているために、
キャップを合成樹脂で形成した場合には、ブリッジ24
に引張力が作用するとブリッジ24が簡単に引き延さ
れ、これを切断させるにはキャップ本体を開栓方向にか
なりの角度回転させなければならなかった。
記載されたキャップ20は、ピルファープルーフ裾部2
7の突起29とブリッジ24とを離して設けたことによ
って、キャップ20を容器口部30に装着する際に突起
29が容器口部30のあご部32を乗り越えるときにピ
ルファープルーフ裾部27が弾性変形してもブリッジ2
4が破断されるのを防いでいる。しかし、このキャップ
20は、開栓時にピルファープルーフ裾部27の内面に
設けられた突起29が容器口部30のあご部下端に係止
してピルファープルーフ裾部27の上方への移動を阻止
し、その結果キャップ20の主部26とピルファープル
ーフ裾部27とを連結するブリッジ24に作用する引張
力でブリッジ24を切断する構造になっているために、
キャップを合成樹脂で形成した場合には、ブリッジ24
に引張力が作用するとブリッジ24が簡単に引き延さ
れ、これを切断させるにはキャップ本体を開栓方向にか
なりの角度回転させなければならなかった。
【0008】この種のタンパーエビデンス性を有するキ
ャップにあっては、容器口部に装着されたキャップを最
初の位置から開栓方向に回す時、容器口部の上端がキャ
ップ内面或いはライナー等から離れて容器の密封性が解
除された時点の回転角度(シールリリースアングル;以
下S.R.Aという)と、容器口部に装着されたキャップ
を最初の位置から開栓方向に回す時、ブリッジが切断さ
れる位置までの回転角度(ブリッジ切断角度;以下B.
B.Aという)との関係が、S.R.A−B.B.A=0度
以上、好ましくは30度以上あることが望ましいとされ
る。即ち、キャップ開栓時に、容器口部上端がライナー
等から離れて密封シールが解除される以前にブリッジが
切断されることが望ましいとされている。閉止装置のキ
ャップとして、アルミ合金などの金属製キャップを用
い、このキャップを容器口部に被せ、その筒部を容器口
部の外周に沿って巻き締めしたものでは、一般に上記
B.B.Aを90度以内と小さくすることができるため
に、S.R.A−B.B.Aの値を大きくすることができ
る。しかし、上述した合成樹脂製キャップ20にあって
は、ブリッジ24の延びによってB.B.Aが大きくな
り、S.R.A−B.B.A=0度以下になる場合があり、
タンパーエビデンス性の向上の観点から改善すべき点が
あった。
ャップにあっては、容器口部に装着されたキャップを最
初の位置から開栓方向に回す時、容器口部の上端がキャ
ップ内面或いはライナー等から離れて容器の密封性が解
除された時点の回転角度(シールリリースアングル;以
下S.R.Aという)と、容器口部に装着されたキャップ
を最初の位置から開栓方向に回す時、ブリッジが切断さ
れる位置までの回転角度(ブリッジ切断角度;以下B.
B.Aという)との関係が、S.R.A−B.B.A=0度
以上、好ましくは30度以上あることが望ましいとされ
る。即ち、キャップ開栓時に、容器口部上端がライナー
等から離れて密封シールが解除される以前にブリッジが
切断されることが望ましいとされている。閉止装置のキ
ャップとして、アルミ合金などの金属製キャップを用
い、このキャップを容器口部に被せ、その筒部を容器口
部の外周に沿って巻き締めしたものでは、一般に上記
B.B.Aを90度以内と小さくすることができるため
に、S.R.A−B.B.Aの値を大きくすることができ
る。しかし、上述した合成樹脂製キャップ20にあって
は、ブリッジ24の延びによってB.B.Aが大きくな
り、S.R.A−B.B.A=0度以下になる場合があり、
タンパーエビデンス性の向上の観点から改善すべき点が
あった。
【0009】さらに、このキャップ20を容器口部30
に装着する際に、ピルファープルーフ裾部27が弾性変
形することによって突起29が容器口部30のあご部3
2を乗り越えるものであり、たとえピルファープルーフ
裾部27の突起29とブリッジ24とを離して設けたと
しても、ブリッジ24の機械強度が弱いとキャップ螺着
時にブリッジ24が切断される場合があり、かかる不都
合を防止するためにはブリッジ24の強度を高めるか或
いは図7中の符号34,35に示すように破断ライン2
5の上下に係合片を設け、キャップ螺着時にブリッジ2
4が切断されるのを防止することが考えられる。しか
し、ブリッジ24の強度を高めると、キャップの開栓が
困難となったり、ブリッジ24が切れなくなってタンパ
ーエビデンス性が損なわれるおそれがあり、また破断ラ
イン25の上下に係合片を設けることは通常のキャップ
製造工程では困難であり、特別の製造工程が必須とな
り、製造コストの上昇を招いてしまうことになる。
に装着する際に、ピルファープルーフ裾部27が弾性変
形することによって突起29が容器口部30のあご部3
2を乗り越えるものであり、たとえピルファープルーフ
裾部27の突起29とブリッジ24とを離して設けたと
しても、ブリッジ24の機械強度が弱いとキャップ螺着
時にブリッジ24が切断される場合があり、かかる不都
合を防止するためにはブリッジ24の強度を高めるか或
いは図7中の符号34,35に示すように破断ライン2
5の上下に係合片を設け、キャップ螺着時にブリッジ2
4が切断されるのを防止することが考えられる。しか
し、ブリッジ24の強度を高めると、キャップの開栓が
困難となったり、ブリッジ24が切れなくなってタンパ
ーエビデンス性が損なわれるおそれがあり、また破断ラ
イン25の上下に係合片を設けることは通常のキャップ
製造工程では困難であり、特別の製造工程が必須とな
り、製造コストの上昇を招いてしまうことになる。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、合成樹脂製キャップと容器とからなる閉止装置にお
いて合成樹脂製キャップを装着した際のB.B.Aを小さ
くすることができ、良好なタンパーエビデンス性を発揮
し得る閉止装置と合成樹脂製キャップの提供を目的とし
ている。
で、合成樹脂製キャップと容器とからなる閉止装置にお
いて合成樹脂製キャップを装着した際のB.B.Aを小さ
くすることができ、良好なタンパーエビデンス性を発揮
し得る閉止装置と合成樹脂製キャップの提供を目的とし
ている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる閉止装置
は、口部外周にネジ部が形成され、該ネジ部の下方に径
方向外方に環状に膨出した膨出段部が形成された容器
と、天板部とその周縁から垂下した筒部とを備え、該筒
部の下部に複数のブリッジを残して水平スコアによって
主部から区画されたタンパーエビデンスリング部(以
下、TEリング部と記す)が形成され、かつ該筒部の内
面に容器のネジ部に螺合するネジ部が設けられた合成樹
脂製キャップとからなる閉止装置において、上記容器の
膨出段部の下方に、縮径部を介して1個又は周方向に沿
って複数個離間配置された係止爪が設けられ、かつ上記
合成樹脂製キャップのTEリング部の内壁面に、主部の
下端部からTEリング部下端部まで延びた基端部からキ
ャップ開栓方向側に傾斜した板状に突出形成され、水平
スコアによって主部側から切り離されてなる係止突起が
周方向に沿って複数個離間して設けられ、かつ該係止突
起の先端に隣接した主部側に、キャップ本体を閉栓方向
に回転させる際にTEリング部が主部よりも遅動した場
合に係止突起に係合するブリッジ保護部が設けられてな
り、この合成樹脂製キャップを上記容器の口部に装着
し、該キャップを開栓方向に回した際に上記係止爪と上
記係止突起とが係合するようになされたものである。
は、口部外周にネジ部が形成され、該ネジ部の下方に径
方向外方に環状に膨出した膨出段部が形成された容器
と、天板部とその周縁から垂下した筒部とを備え、該筒
部の下部に複数のブリッジを残して水平スコアによって
主部から区画されたタンパーエビデンスリング部(以
下、TEリング部と記す)が形成され、かつ該筒部の内
面に容器のネジ部に螺合するネジ部が設けられた合成樹
脂製キャップとからなる閉止装置において、上記容器の
膨出段部の下方に、縮径部を介して1個又は周方向に沿
って複数個離間配置された係止爪が設けられ、かつ上記
合成樹脂製キャップのTEリング部の内壁面に、主部の
下端部からTEリング部下端部まで延びた基端部からキ
ャップ開栓方向側に傾斜した板状に突出形成され、水平
スコアによって主部側から切り離されてなる係止突起が
周方向に沿って複数個離間して設けられ、かつ該係止突
起の先端に隣接した主部側に、キャップ本体を閉栓方向
に回転させる際にTEリング部が主部よりも遅動した場
合に係止突起に係合するブリッジ保護部が設けられてな
り、この合成樹脂製キャップを上記容器の口部に装着
し、該キャップを開栓方向に回した際に上記係止爪と上
記係止突起とが係合するようになされたものである。
【0012】この閉止装置において、容器の係止爪は、
合成樹脂製キャップを容器口部に装着して開栓方向に回
した時にキャップの係止突起と係合する当接面と反対側
の面を、該当接面側に向けて漸次突出高さを増す傾斜面
として良い。この閉止装置において、ブリッジ保護部
が、水平スコアによって区画された係止突起のTEリン
グ部側の一部に係合するフック部を有する構成として良
い。この閉止装置において、ブリッジ保護部が、それぞ
れの係止突起に1対1に対応するように設けられた構成
として良い。この閉止装置において、キャップのTEリ
ング部内壁面に、係止突起がその先端を径方向外方に向
けて倒される時に該係止突起を収容する凹部を設けた構
成として良い。この閉止装置において、キャップのTE
リング部に、このTEリング部をバンド状に開環させる
垂直スコアを設けた構成として良い。この閉止装置にお
いて、容器の膨出段部下端から係止爪上端までの長さを
3.0mm以上とした構成として良い。本発明にかかる
閉止装置において、容器口部に装着されたキャップを開
栓方向に回転させ、ブリッジが切断される位置までの回
転角度であるブリッジ破壊角度を90度以下とするのが
望ましい。
合成樹脂製キャップを容器口部に装着して開栓方向に回
した時にキャップの係止突起と係合する当接面と反対側
の面を、該当接面側に向けて漸次突出高さを増す傾斜面
として良い。この閉止装置において、ブリッジ保護部
が、水平スコアによって区画された係止突起のTEリン
グ部側の一部に係合するフック部を有する構成として良
い。この閉止装置において、ブリッジ保護部が、それぞ
れの係止突起に1対1に対応するように設けられた構成
として良い。この閉止装置において、キャップのTEリ
ング部内壁面に、係止突起がその先端を径方向外方に向
けて倒される時に該係止突起を収容する凹部を設けた構
成として良い。この閉止装置において、キャップのTE
リング部に、このTEリング部をバンド状に開環させる
垂直スコアを設けた構成として良い。この閉止装置にお
いて、容器の膨出段部下端から係止爪上端までの長さを
3.0mm以上とした構成として良い。本発明にかかる
閉止装置において、容器口部に装着されたキャップを開
栓方向に回転させ、ブリッジが切断される位置までの回
転角度であるブリッジ破壊角度を90度以下とするのが
望ましい。
【0013】本発明にかかる合成樹脂製キャップは、天
板部とその周縁から垂下した筒部とを備え、該筒部の下
部に複数のブリッジを残して水平スコアによって主部か
ら区画されたTEリング部が形成され、かつ該主部の内
壁面に上記容器のネジ部に螺合するネジ部が設けられた
合成樹脂製キャップにおいて、上記TEリング部の内壁
面に、該主部の下端部からTEリング部下端部まで延び
た基端部からキャップ開栓方向側に傾斜した板状に突出
形成され、上記水平スコアによって主部側から切り離さ
れてなる係止突起が周方向に沿って複数個離間して設け
られ、かつ該係止突起の先端に隣接した主部側に、上記
キャップ本体を閉栓方向に回転させる際にTEリングが
主部よりも遅動した場合に係止突起に係合するブリッジ
保護部が設けられてなるものである。
板部とその周縁から垂下した筒部とを備え、該筒部の下
部に複数のブリッジを残して水平スコアによって主部か
ら区画されたTEリング部が形成され、かつ該主部の内
壁面に上記容器のネジ部に螺合するネジ部が設けられた
合成樹脂製キャップにおいて、上記TEリング部の内壁
面に、該主部の下端部からTEリング部下端部まで延び
た基端部からキャップ開栓方向側に傾斜した板状に突出
形成され、上記水平スコアによって主部側から切り離さ
れてなる係止突起が周方向に沿って複数個離間して設け
られ、かつ該係止突起の先端に隣接した主部側に、上記
キャップ本体を閉栓方向に回転させる際にTEリングが
主部よりも遅動した場合に係止突起に係合するブリッジ
保護部が設けられてなるものである。
【0014】この合成樹脂製キャップにおいて、ブリッ
ジ保護部が、水平スコアによって区画された係止突起の
TEリング部側の一部に係合するフック部を有する構成
として良い。この合成樹脂製キャップにおいて、ブリッ
ジ保護部が、それぞれの係止突起に1対1に対応して設
けられた構成として良い。この合成樹脂製キャップにお
いて、TEリング部内壁面に、上記係止突起がその先端
を径方向外方に向けて倒される時に該係止突起を収容す
る凹部を設けた構成として良い。この合成樹脂製キャッ
プにおいて、TEリング部に、このTEリング部をバン
ド状に開環させる垂直スコアを設けた構成として良い。
ジ保護部が、水平スコアによって区画された係止突起の
TEリング部側の一部に係合するフック部を有する構成
として良い。この合成樹脂製キャップにおいて、ブリッ
ジ保護部が、それぞれの係止突起に1対1に対応して設
けられた構成として良い。この合成樹脂製キャップにお
いて、TEリング部内壁面に、上記係止突起がその先端
を径方向外方に向けて倒される時に該係止突起を収容す
る凹部を設けた構成として良い。この合成樹脂製キャッ
プにおいて、TEリング部に、このTEリング部をバン
ド状に開環させる垂直スコアを設けた構成として良い。
【0015】
【作用】本発明の閉止装置は、膨出段部の下方に、縮径
部を介して1個又は周方向に沿って複数個離間配置され
た係止爪が設けられた容器と、TEリング部の内壁面
に、主部の下端部からTEリング部下端部まで延びた基
端部からキャップ開栓方向側に傾斜した板状に突出形成
され、水平スコアによって主部側から切り離されてなる
係止突起が周方向に沿って複数個離間して設けられた合
成樹脂製キャップとから構成し、この合成樹脂製キャッ
プを上記容器の口部に装着し、キャップを開栓方向に回
した際に上記係止爪と上記係止突起とが係合し、TEリ
ング部の回転が阻止され、その結果キャップを開栓方向
に回す回転力が直接ブリッジに作用し、ブリッジが容易
に切断される。そして容器口部の膨出段部の下方に複数
個の係止爪を間隔をおいて配置し、上記合成樹脂製キャ
ップのTEリング部内壁に複数の係止突起を配置する
か、或いは合成樹脂製キャップのTEリング部内壁に多
数の係止突起を配置した構成とすることにより、複数の
ブリッジに均一に力を作用させることができ、ブリッジ
の切断が容易となり、しかも容器口部に装着されたキャ
ップを開栓方向に回転させ、ブリッジが切断される位置
までの回転角度であるブリッジ切断角度(B.B.A)を
90度、好ましくは45度以下と小さくすることが可能
となる。
部を介して1個又は周方向に沿って複数個離間配置され
た係止爪が設けられた容器と、TEリング部の内壁面
に、主部の下端部からTEリング部下端部まで延びた基
端部からキャップ開栓方向側に傾斜した板状に突出形成
され、水平スコアによって主部側から切り離されてなる
係止突起が周方向に沿って複数個離間して設けられた合
成樹脂製キャップとから構成し、この合成樹脂製キャッ
プを上記容器の口部に装着し、キャップを開栓方向に回
した際に上記係止爪と上記係止突起とが係合し、TEリ
ング部の回転が阻止され、その結果キャップを開栓方向
に回す回転力が直接ブリッジに作用し、ブリッジが容易
に切断される。そして容器口部の膨出段部の下方に複数
個の係止爪を間隔をおいて配置し、上記合成樹脂製キャ
ップのTEリング部内壁に複数の係止突起を配置する
か、或いは合成樹脂製キャップのTEリング部内壁に多
数の係止突起を配置した構成とすることにより、複数の
ブリッジに均一に力を作用させることができ、ブリッジ
の切断が容易となり、しかも容器口部に装着されたキャ
ップを開栓方向に回転させ、ブリッジが切断される位置
までの回転角度であるブリッジ切断角度(B.B.A)を
90度、好ましくは45度以下と小さくすることが可能
となる。
【0016】また、この発明にかかる合成樹脂製キャッ
プは、TEリング部の内壁面に、主部の下端部からTE
リング部下端部まで延びた基端部からキャップ開栓方向
側に傾斜した板状に突出形成され水平スコアによって主
部側から切り離されてなる係止突起を周方向に沿って複
数個離間配置し、かつ該係止突起の先端に隣接した主部
側に、上記キャップ本体を閉栓方向に回転させる際にT
Eリング部が主部よりも遅動した場合に係止突起に係合
するブリッジ保護部を設けた構成としたので、この合成
樹脂製キャップを係止爪が設けられた容器の口部に被
せ、螺着嵌合して装着する場合、キャップの係止突起が
容器の係止爪に当接して先端を外方に押し曲げられつつ
係止爪を乗り越える。さらに、係止突起が係止爪を乗り
越える際の抵抗によってキャップ本体を閉栓方向に回転
させる際にTEリング部が主部より遅動した場合にもキ
ャップ本体の主部側に配置したブリッジ保護部に係止突
起が係合し、TEリング部のそれ以上の遅動を阻止して
ブリッジに余分な力が加わるのを防ぐことができる。
プは、TEリング部の内壁面に、主部の下端部からTE
リング部下端部まで延びた基端部からキャップ開栓方向
側に傾斜した板状に突出形成され水平スコアによって主
部側から切り離されてなる係止突起を周方向に沿って複
数個離間配置し、かつ該係止突起の先端に隣接した主部
側に、上記キャップ本体を閉栓方向に回転させる際にT
Eリング部が主部よりも遅動した場合に係止突起に係合
するブリッジ保護部を設けた構成としたので、この合成
樹脂製キャップを係止爪が設けられた容器の口部に被
せ、螺着嵌合して装着する場合、キャップの係止突起が
容器の係止爪に当接して先端を外方に押し曲げられつつ
係止爪を乗り越える。さらに、係止突起が係止爪を乗り
越える際の抵抗によってキャップ本体を閉栓方向に回転
させる際にTEリング部が主部より遅動した場合にもキ
ャップ本体の主部側に配置したブリッジ保護部に係止突
起が係合し、TEリング部のそれ以上の遅動を阻止して
ブリッジに余分な力が加わるのを防ぐことができる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。図1ないし図4は本発明にかかる閉止装置と合成樹
脂製キャップの一実施例を示すものであり、これらの図
中符号50はキャップ、70は容器である。本実施例に
おいて、キャップ50はポリプロピレンなどの合成樹脂
から作られている。また容器70は、ポリエチレンテレ
フタレート(PET)などの合成樹脂から作られてい
る。なお、容器70は本実施例に限定されることなくガ
ラス容器であっても良い。
る。図1ないし図4は本発明にかかる閉止装置と合成樹
脂製キャップの一実施例を示すものであり、これらの図
中符号50はキャップ、70は容器である。本実施例に
おいて、キャップ50はポリプロピレンなどの合成樹脂
から作られている。また容器70は、ポリエチレンテレ
フタレート(PET)などの合成樹脂から作られてい
る。なお、容器70は本実施例に限定されることなくガ
ラス容器であっても良い。
【0018】キャップ50は、円形をなす天板部51
と、この天板部51の周縁から垂下する筒部52とから
なるキャップ本体53と、このキャップ本体53の天板
部51内面側に設けられた薄肉状のライナー54とを備
えて構成されている。上記筒部52は、複数の細いブリ
ッジ55を残して水平スコア56によって、水平スコア
56より上部の主部57と、水平スコア56より下部の
TEリング部58とに区画されている。この主部57の
内壁面には、容器70の口部外周に形成された雄ネジ7
1と螺合するネジ部59が形成されている。また、TE
リング部58内壁面には、主部57の下端部からTEリ
ング部58下端部までほぼ垂直に延びた基端部60aか
らキャップ開栓方向側に傾斜した板状に突出形成され、
かつ図4に示すように水平スコア56によって主部57
側から切り離されてなる多数の係止突起60が周方向に
沿って設けられている。水平スコア56は図4に示すよ
うに、係止突起60の主部57側とTEリング部58側
を完全に切り離しているとともに、主部57側とTEリ
ング部58側にかけて突出形成されたリーダー55aを
所定深さまで切断するように形成されており、リーダー
55aの未切断部分がブリッジ55とされている。
と、この天板部51の周縁から垂下する筒部52とから
なるキャップ本体53と、このキャップ本体53の天板
部51内面側に設けられた薄肉状のライナー54とを備
えて構成されている。上記筒部52は、複数の細いブリ
ッジ55を残して水平スコア56によって、水平スコア
56より上部の主部57と、水平スコア56より下部の
TEリング部58とに区画されている。この主部57の
内壁面には、容器70の口部外周に形成された雄ネジ7
1と螺合するネジ部59が形成されている。また、TE
リング部58内壁面には、主部57の下端部からTEリ
ング部58下端部までほぼ垂直に延びた基端部60aか
らキャップ開栓方向側に傾斜した板状に突出形成され、
かつ図4に示すように水平スコア56によって主部57
側から切り離されてなる多数の係止突起60が周方向に
沿って設けられている。水平スコア56は図4に示すよ
うに、係止突起60の主部57側とTEリング部58側
を完全に切り離しているとともに、主部57側とTEリ
ング部58側にかけて突出形成されたリーダー55aを
所定深さまで切断するように形成されており、リーダー
55aの未切断部分がブリッジ55とされている。
【0019】また、TEリング部58には、係止突起6
0が径方向外方に押し曲げられた時にその係止突起60
と相対する位置にあるTEリング部58の内壁部に、そ
の係止突起60が収容されるような凹部61が設けら
れ、径方向外方側に押し曲げられた係止突起60が収容
されて容器70の膨出段部72をスムーズに通過し、加
えて係止突起60がキャップ閉栓時に係止爪74を乗り
越える際に径方向外方側に押し曲げられ易いようになっ
ている。
0が径方向外方に押し曲げられた時にその係止突起60
と相対する位置にあるTEリング部58の内壁部に、そ
の係止突起60が収容されるような凹部61が設けら
れ、径方向外方側に押し曲げられた係止突起60が収容
されて容器70の膨出段部72をスムーズに通過し、加
えて係止突起60がキャップ閉栓時に係止爪74を乗り
越える際に径方向外方側に押し曲げられ易いようになっ
ている。
【0020】係止突起60の厚みや突出長さは、係止突
起60がキャップ閉栓時に容器70の係止爪74に当接
し、径方向外方側に押し曲げられながらその係止爪74
を乗り越えられる程度の可撓性と、キャップ開栓時に一
側面60bに係止爪74が係合して開栓方向に回された
際に容易に変形せず確実に係合状態を維持してTEリン
グ部58のキャップ開栓方向への回転を阻止し得る程度
の機械的強度があれば特に限定されないが、好ましくは
厚みが0.2〜5mm、突出長さ1〜10mm程度とさ
れる。また、図4に示す係止突起60の傾斜角度αは、
好ましくは2〜90度、より好ましくは5〜45度程度
とされる。
起60がキャップ閉栓時に容器70の係止爪74に当接
し、径方向外方側に押し曲げられながらその係止爪74
を乗り越えられる程度の可撓性と、キャップ開栓時に一
側面60bに係止爪74が係合して開栓方向に回された
際に容易に変形せず確実に係合状態を維持してTEリン
グ部58のキャップ開栓方向への回転を阻止し得る程度
の機械的強度があれば特に限定されないが、好ましくは
厚みが0.2〜5mm、突出長さ1〜10mm程度とさ
れる。また、図4に示す係止突起60の傾斜角度αは、
好ましくは2〜90度、より好ましくは5〜45度程度
とされる。
【0021】また、係止突起60の先端60dに隣接し
た主部57側には、キャップ本体53を容器口部70a
に被せて閉栓方向に回転させ螺着嵌合する際にTEリン
グ部58が主部57よりも遅動した場合に係止突起60
に係合するブリッジ保護部62が設けられている。この
ブリッジ保護部62は、水平スコア56によって区画さ
れた係止突起60の主部57側とTEリング部58側の
一部とに係合するフック部62aを有し、このキャップ
50を係止爪74が設けられた容器70の口部70aに
被せ、螺着嵌合して装着する場合、キャップ50の係止
突起60が容器70の係止爪74に当接して先端60d
を外方に押し曲げられつつ係止爪74を乗り越える際の
抵抗によって、TEリング部58が主部57より遅動し
た場合にも、このブリッジ保護部62のフック部62a
に係止突起60の先端60dが係合し、TEリング部5
8のそれ以上の遅動を阻止してブリッジ55に余分な力
が加わるのを防止するためのものである。なお、この実
施例では、ブリッジ保護部62の一端からフック部62
aがほぼ90度の角度で折れ曲って径方向外方に向けて
延び出した形状としたが、フック部62aの折れ曲り角
度はこれに限定されることなく60〜120度、好まし
くは75〜105度の範囲から適宜設定して良い。また
フック部62aの形状はこの例に限らず、係止突起60
の先端60dを係合可能であれば曲線状、段状、釣針状
など他の形状として良い。
た主部57側には、キャップ本体53を容器口部70a
に被せて閉栓方向に回転させ螺着嵌合する際にTEリン
グ部58が主部57よりも遅動した場合に係止突起60
に係合するブリッジ保護部62が設けられている。この
ブリッジ保護部62は、水平スコア56によって区画さ
れた係止突起60の主部57側とTEリング部58側の
一部とに係合するフック部62aを有し、このキャップ
50を係止爪74が設けられた容器70の口部70aに
被せ、螺着嵌合して装着する場合、キャップ50の係止
突起60が容器70の係止爪74に当接して先端60d
を外方に押し曲げられつつ係止爪74を乗り越える際の
抵抗によって、TEリング部58が主部57より遅動し
た場合にも、このブリッジ保護部62のフック部62a
に係止突起60の先端60dが係合し、TEリング部5
8のそれ以上の遅動を阻止してブリッジ55に余分な力
が加わるのを防止するためのものである。なお、この実
施例では、ブリッジ保護部62の一端からフック部62
aがほぼ90度の角度で折れ曲って径方向外方に向けて
延び出した形状としたが、フック部62aの折れ曲り角
度はこれに限定されることなく60〜120度、好まし
くは75〜105度の範囲から適宜設定して良い。また
フック部62aの形状はこの例に限らず、係止突起60
の先端60dを係合可能であれば曲線状、段状、釣針状
など他の形状として良い。
【0022】容器70は、その口部70aの上部外周に
雄ネジ71が形成され、雄ネジ71の下方に環状に膨出
した膨出段部72が形成され、またその下方の容器首部
にはフランジ73が形成されている。さらにこの容器7
0では、膨出段部72の下方に縮径部75を介して、複
数の係止爪74が周方向に間隔をおいて設けられてい
る。これら係止爪74は、キャップ50の開栓時に係止
突起60の一側面60bが当接する側の当接面74aが
ほぼ垂直な面に形成され、その反対面は該当接面74a
に向って突出高さを漸次増加させた傾斜面74bになっ
ている。
雄ネジ71が形成され、雄ネジ71の下方に環状に膨出
した膨出段部72が形成され、またその下方の容器首部
にはフランジ73が形成されている。さらにこの容器7
0では、膨出段部72の下方に縮径部75を介して、複
数の係止爪74が周方向に間隔をおいて設けられてい
る。これら係止爪74は、キャップ50の開栓時に係止
突起60の一側面60bが当接する側の当接面74aが
ほぼ垂直な面に形成され、その反対面は該当接面74a
に向って突出高さを漸次増加させた傾斜面74bになっ
ている。
【0023】容器70の膨出段部72下端から係止爪7
4上端までの長さ、即ち縮径部75の長さは、3.0m
m以上、好ましくは3.0〜10mm程度として良い。
この縮径部75の長さが3.0mm以上であれば、この
容器70に金属製キャップを巻締めて装着する場合に、
成形ローラで金属製キャップ下端部を容器70の膨出段
部72下端に巻込み成形するのが容易となる。
4上端までの長さ、即ち縮径部75の長さは、3.0m
m以上、好ましくは3.0〜10mm程度として良い。
この縮径部75の長さが3.0mm以上であれば、この
容器70に金属製キャップを巻締めて装着する場合に、
成形ローラで金属製キャップ下端部を容器70の膨出段
部72下端に巻込み成形するのが容易となる。
【0024】本実施例では、TEリング部58に多数の
係止突起60(図2においては16個)を設けると共
に、容器70の膨出段部72下部に4つの係止爪74を
設けたラチェット構造になっている。これら係止突起6
0と係止爪74の個数は、この例示に限定されることな
く、係止爪74が1個または複数個、係止突起60が複
数個であれば良いが、B.B.A.を90度以下、好まし
くは45度以下とするためには容器70に係止爪74を
4つ設けた場合に、係止突起60を4個以上、好ましく
は8個以上設けることが望ましい。また、本実施例で
は、係止突起60とそれに隣接するブリッジ保護部62
の比率を1対1、即ちそれぞれの係止突起60に1個の
ブリッジ保護部62を設けた構成としたが、係止突起6
0とブリッジ保護部62の個数の関係はこれに限らず、
例えば係止突起60の個数よりもブリッジ保護部62の
個数を減じた構成として良い。
係止突起60(図2においては16個)を設けると共
に、容器70の膨出段部72下部に4つの係止爪74を
設けたラチェット構造になっている。これら係止突起6
0と係止爪74の個数は、この例示に限定されることな
く、係止爪74が1個または複数個、係止突起60が複
数個であれば良いが、B.B.A.を90度以下、好まし
くは45度以下とするためには容器70に係止爪74を
4つ設けた場合に、係止突起60を4個以上、好ましく
は8個以上設けることが望ましい。また、本実施例で
は、係止突起60とそれに隣接するブリッジ保護部62
の比率を1対1、即ちそれぞれの係止突起60に1個の
ブリッジ保護部62を設けた構成としたが、係止突起6
0とブリッジ保護部62の個数の関係はこれに限らず、
例えば係止突起60の個数よりもブリッジ保護部62の
個数を減じた構成として良い。
【0025】本実施例による閉止装置の使用方法につい
て説明する。容器70は、所望の内容液を充填した後、
図示略のキャップ装着装置に搬送され、フランジ73の
下面を支承し、好ましくは懸吊状態で搬送しつつ、その
口部70aにキャップ50を螺着嵌合し、キャップ50
を装着して密封する。
て説明する。容器70は、所望の内容液を充填した後、
図示略のキャップ装着装置に搬送され、フランジ73の
下面を支承し、好ましくは懸吊状態で搬送しつつ、その
口部70aにキャップ50を螺着嵌合し、キャップ50
を装着して密封する。
【0026】キャップ50を容器口部70aに装着する
場合には、TEリング部58の係止突起60は、その内
径が容器口部70aの雄ネジ71及び膨出段部72の外
径よりも大きく設定されていることから、TEリング部
58は容器口部70aの外周を容易に通過可能である。
容器70の雄ネジ71とキャップ50のネジ部59との
閉方向への螺子嵌合に従ってTEリング部58が下方に
移動し、容器70の係止爪74の位置に移動する。この
とき係止突起60の他側面60cが係止爪74の傾斜面
74bに当接し、係止突起60が径方向外方側に押し曲
げられつつ、係止爪74の突端を乗り越える。係止突起
60が押し曲げられる側のTEリング部58内壁面には
凹部61が設けられているので、係止突起60は係止爪
74に押し曲げられて一側面60b側を凹部61に接
し、係止爪74の突端を乗り越えることができる。
場合には、TEリング部58の係止突起60は、その内
径が容器口部70aの雄ネジ71及び膨出段部72の外
径よりも大きく設定されていることから、TEリング部
58は容器口部70aの外周を容易に通過可能である。
容器70の雄ネジ71とキャップ50のネジ部59との
閉方向への螺子嵌合に従ってTEリング部58が下方に
移動し、容器70の係止爪74の位置に移動する。この
とき係止突起60の他側面60cが係止爪74の傾斜面
74bに当接し、係止突起60が径方向外方側に押し曲
げられつつ、係止爪74の突端を乗り越える。係止突起
60が押し曲げられる側のTEリング部58内壁面には
凹部61が設けられているので、係止突起60は係止爪
74に押し曲げられて一側面60b側を凹部61に接
し、係止爪74の突端を乗り越えることができる。
【0027】さらに、キャップ50の係止突起60が容
器70の係止爪74に当接して先端を外方に押し曲げら
れつつ係止爪74を乗り越える際に、その抵抗によって
TEリング部58が主部57より遅動したとしても、キ
ャップ本体53の主部57側に配置したブリッジ保護部
62のフック部62aに係止突起60の先端60dが係
合し、TEリング部58のそれ以上の遅動が阻止され
る。その結果、係止突起60が係止爪74を乗り越える
際の抵抗によってブリッジ55に余分な力が加わるのが
防止され、キャップ50を装着する際にブリッジ55が
切断されてしまう不都合を防ぐことができる。
器70の係止爪74に当接して先端を外方に押し曲げら
れつつ係止爪74を乗り越える際に、その抵抗によって
TEリング部58が主部57より遅動したとしても、キ
ャップ本体53の主部57側に配置したブリッジ保護部
62のフック部62aに係止突起60の先端60dが係
合し、TEリング部58のそれ以上の遅動が阻止され
る。その結果、係止突起60が係止爪74を乗り越える
際の抵抗によってブリッジ55に余分な力が加わるのが
防止され、キャップ50を装着する際にブリッジ55が
切断されてしまう不都合を防ぐことができる。
【0028】容器口部70aに装着されたキャップ50
は、図1と図2に示すように、係止突起60の下端が係
止爪74の下部近傍まで達した状態で巻締められる。係
止突起60は、その先端を係止爪74の当接面74aに
当接させるように起立している。また、容器口部70a
の上端および外周面は、キャップ50の天板部51内面
に設けられた軟質樹脂からなるライナー54に圧接し、
それによって容器70が密封されている。
は、図1と図2に示すように、係止突起60の下端が係
止爪74の下部近傍まで達した状態で巻締められる。係
止突起60は、その先端を係止爪74の当接面74aに
当接させるように起立している。また、容器口部70a
の上端および外周面は、キャップ50の天板部51内面
に設けられた軟質樹脂からなるライナー54に圧接し、
それによって容器70が密封されている。
【0029】この閉止装置のキャップ50を開栓するべ
く容器口部70aに装着されたキャップ50を開栓方向
に回すと、それぞれの係止突起60は僅かな回転移動に
よってその一側面60bが係止爪74の当接面74aに
当接し、TEリング部58の開栓方向への回転を阻止す
る。
く容器口部70aに装着されたキャップ50を開栓方向
に回すと、それぞれの係止突起60は僅かな回転移動に
よってその一側面60bが係止爪74の当接面74aに
当接し、TEリング部58の開栓方向への回転を阻止す
る。
【0030】キャップ50の主部57は開栓方向に回さ
れ、TEリング部58は回転を阻止されることから、主
部57とTEリング部58とを連結している複数の細い
ブリッジ55は主部57の回転に従って急激に横方向に
引っ張られ、直ちに切断される。その結果、キャップ5
0の主部57からTEリング部58が切り離された状態
となる。このブリッジ55が切断された時点では、容器
口部70aの上端および上端近傍の外周面にはライナー
54が当接しており、容器70の密封性が維持されてい
る。
れ、TEリング部58は回転を阻止されることから、主
部57とTEリング部58とを連結している複数の細い
ブリッジ55は主部57の回転に従って急激に横方向に
引っ張られ、直ちに切断される。その結果、キャップ5
0の主部57からTEリング部58が切り離された状態
となる。このブリッジ55が切断された時点では、容器
口部70aの上端および上端近傍の外周面にはライナー
54が当接しており、容器70の密封性が維持されてい
る。
【0031】キャップ50の主部57をさらに開栓方向
に回すと、容器口部70aの上端および上端近傍の外周
面からライナー54が離れ、容器70の密封シールが解
放され、さらに主部57を回して容器口部70aから取
り外す。
に回すと、容器口部70aの上端および上端近傍の外周
面からライナー54が離れ、容器70の密封シールが解
放され、さらに主部57を回して容器口部70aから取
り外す。
【0032】この実施例の閉止装置は、キャップ50の
TEリング部58に、主部57の下端部からTEリング
部58下端部までほぼ垂直に延びた基端部60aから、
先端が径方向内方側よりもキャップ開栓方向側に傾斜し
た板状に突出形成され水平スコア56によって主部57
側から切り離されてなる多数の係止突起60を周方向に
沿って設け、容器70の膨出段部72の下方に複数の係
止爪74を設け、容器口部70aに装着されたキャップ
50を開栓方向に回すときに、係止突起60の一側面6
0bが係止爪74の当接面74aに当接、係合してTE
リング部58の回転が阻止され、その結果キャップ50
を開栓方向に回す回転力が直接ブリッジ55に作用し、
ブリッジ55が容易に切断される。さらに本実施例で
は、容器口部70aに4つの係止爪74を間隔をおいて
配置するとともに、キャップ50のTEリング部58内
壁に多数の係止突起60を配置した構成としたので、複
数のブリッジ55に均一に力を作用させることができ、
少ない回転角度でブリッジ55が容易に切断できる。従
って、この実施例の閉止装置によれば、容器口部70a
に装着されたキャップ50を開栓方向に回転させ、ブリ
ッジ55が切断される位置までの回転角度であるブリッ
ジ切断角度(B.B.A)を90度以下、望ましくは45
度以下と小さくすることが可能となる。
TEリング部58に、主部57の下端部からTEリング
部58下端部までほぼ垂直に延びた基端部60aから、
先端が径方向内方側よりもキャップ開栓方向側に傾斜し
た板状に突出形成され水平スコア56によって主部57
側から切り離されてなる多数の係止突起60を周方向に
沿って設け、容器70の膨出段部72の下方に複数の係
止爪74を設け、容器口部70aに装着されたキャップ
50を開栓方向に回すときに、係止突起60の一側面6
0bが係止爪74の当接面74aに当接、係合してTE
リング部58の回転が阻止され、その結果キャップ50
を開栓方向に回す回転力が直接ブリッジ55に作用し、
ブリッジ55が容易に切断される。さらに本実施例で
は、容器口部70aに4つの係止爪74を間隔をおいて
配置するとともに、キャップ50のTEリング部58内
壁に多数の係止突起60を配置した構成としたので、複
数のブリッジ55に均一に力を作用させることができ、
少ない回転角度でブリッジ55が容易に切断できる。従
って、この実施例の閉止装置によれば、容器口部70a
に装着されたキャップ50を開栓方向に回転させ、ブリ
ッジ55が切断される位置までの回転角度であるブリッ
ジ切断角度(B.B.A)を90度以下、望ましくは45
度以下と小さくすることが可能となる。
【0033】また、本実施例での合成樹脂製キャップ5
0は、TEリング部58の内壁面に、上述したように主
部57の下端部からTEリング部58下端部まで延びた
基端部60aからキャップ開栓方向側に傾斜した板状に
突出形成され水平スコア56によって主部57側から切
り離されてなる係止突起60を周方向に沿って複数個離
間配置するとともに、それら係止突起60の先端60d
に隣接した主部57側に、キャップ本体53を閉栓方向
に回転させる際にTEリング部58が主部57よりも遅
動した場合に係止突起60に係合するブリッジ保護部6
2を設けた構成としたので、このキャップ50を係止爪
74が設けられた容器70の口部70aに被せ、螺着嵌
合して装着する場合、キャップ50の係止突起60が容
器70の係止爪74に当接して先端60dを外方に押し
曲げられつつ係止爪74を乗り越え、その際の抵抗によ
ってTEリング部58が主部57より遅動した場合にも
キャップ本体53の主部57側に配置したブリッジ保護
部62に係止突起60が係合し、TEリング部58のそ
れ以上の遅動を阻止し、ブリッジに余分な力が加わるの
が防止され、キャップ50を装着する際にブリッジ55
が切断されてしまう不都合を防ぐことができる。
0は、TEリング部58の内壁面に、上述したように主
部57の下端部からTEリング部58下端部まで延びた
基端部60aからキャップ開栓方向側に傾斜した板状に
突出形成され水平スコア56によって主部57側から切
り離されてなる係止突起60を周方向に沿って複数個離
間配置するとともに、それら係止突起60の先端60d
に隣接した主部57側に、キャップ本体53を閉栓方向
に回転させる際にTEリング部58が主部57よりも遅
動した場合に係止突起60に係合するブリッジ保護部6
2を設けた構成としたので、このキャップ50を係止爪
74が設けられた容器70の口部70aに被せ、螺着嵌
合して装着する場合、キャップ50の係止突起60が容
器70の係止爪74に当接して先端60dを外方に押し
曲げられつつ係止爪74を乗り越え、その際の抵抗によ
ってTEリング部58が主部57より遅動した場合にも
キャップ本体53の主部57側に配置したブリッジ保護
部62に係止突起60が係合し、TEリング部58のそ
れ以上の遅動を阻止し、ブリッジに余分な力が加わるの
が防止され、キャップ50を装着する際にブリッジ55
が切断されてしまう不都合を防ぐことができる。
【0034】図5は本発明の第2実施例を示すものであ
る。この実施例による閉止装置は、先の実施例での閉止
装置とほぼ同様の構成要素を備えて構成され、この実施
例では、キャップ50のTEリング部58に、このTE
リング部58をバンド状に開環するための垂直スコア8
1を設けた構成になっている。この実施例での垂直スコ
ア81は、水平スコア56に連設されている。なお、複
数のブリッジ55のうち垂直スコア81の両側に位置す
るブリッジ55を他のブリッジ55よりも太く形成して
も良い。
る。この実施例による閉止装置は、先の実施例での閉止
装置とほぼ同様の構成要素を備えて構成され、この実施
例では、キャップ50のTEリング部58に、このTE
リング部58をバンド状に開環するための垂直スコア8
1を設けた構成になっている。この実施例での垂直スコ
ア81は、水平スコア56に連設されている。なお、複
数のブリッジ55のうち垂直スコア81の両側に位置す
るブリッジ55を他のブリッジ55よりも太く形成して
も良い。
【0035】この実施例による閉止装置は、先の実施例
と同様に容器口部70aにキャップ50を装着し、キャ
ップ50を開栓することができ、TEリング部58に垂
直スコア81を設けたことにより、開栓時に係止突起6
0の一側面60bが係止爪74の当接面74aに当接し
てTEリング部58の回転が阻止され、主部57とTE
リング部58とを連結するブリッジ55が切断され、ブ
リッジ55の切断によりTEリング部58が垂直スコア
81から開環されてバンド状となって、キャップ50の
主部57から切り取られる。
と同様に容器口部70aにキャップ50を装着し、キャ
ップ50を開栓することができ、TEリング部58に垂
直スコア81を設けたことにより、開栓時に係止突起6
0の一側面60bが係止爪74の当接面74aに当接し
てTEリング部58の回転が阻止され、主部57とTE
リング部58とを連結するブリッジ55が切断され、ブ
リッジ55の切断によりTEリング部58が垂直スコア
81から開環されてバンド状となって、キャップ50の
主部57から切り取られる。
【0036】この実施例の閉止装置では、TEリング部
58に垂直スコア81を設け、キャップ開栓時にTEリ
ング部58をバンド状に開環する構成としたので、TE
リング部58を容器口部70aから容易に取り外すこと
ができ、開封表示が一層明かとなって閉止装置のタンパ
ーエビデンス性をさらに向上させることができる。ま
た、TEリング部58が容器口部70aに残存せずキャ
ップ50と一緒に取り外すことができるので、使用後に
も容器70とTEリング部58を含めたキャップ50と
が容易に分割でき、容器70とキャップ50との廃棄及
び再処理が容易となる。
58に垂直スコア81を設け、キャップ開栓時にTEリ
ング部58をバンド状に開環する構成としたので、TE
リング部58を容器口部70aから容易に取り外すこと
ができ、開封表示が一層明かとなって閉止装置のタンパ
ーエビデンス性をさらに向上させることができる。ま
た、TEリング部58が容器口部70aに残存せずキャ
ップ50と一緒に取り外すことができるので、使用後に
も容器70とTEリング部58を含めたキャップ50と
が容易に分割でき、容器70とキャップ50との廃棄及
び再処理が容易となる。
【0037】この実施例において、キャップ50の水平
スコア56を、キャップ周方向の全周にわたって形成す
ることなく一部が幅広ブリッジとして残るようにし、こ
の幅広ブリッジの一端に隣接して垂直スコア81或いは
垂直弱化線を設けた構成としても良い。ここで、垂直弱
化線とは、中央或いは端部に垂直方向ブリッジとなる未
切断部分を残してTEリング部58を垂直方向に切断し
た構造のものや、TEリング部58に薄い連結部分が残
るように浅く切断した構造とすることができる。また、
上記幅広ブリッジを形成する際にその両端部に隣接する
ようにして2本の垂直弱化線を設けても良い。このよう
に幅広ブリッジの両端部に隣接するようにして2本の垂
直弱化線を設けることにより、一方の垂直弱化線の破断
によりTEリング部58を開環した後、このバンドを残
る他方の垂直弱化線に沿って容易にキャップ50の主部
57から引きちぎることができる。
スコア56を、キャップ周方向の全周にわたって形成す
ることなく一部が幅広ブリッジとして残るようにし、こ
の幅広ブリッジの一端に隣接して垂直スコア81或いは
垂直弱化線を設けた構成としても良い。ここで、垂直弱
化線とは、中央或いは端部に垂直方向ブリッジとなる未
切断部分を残してTEリング部58を垂直方向に切断し
た構造のものや、TEリング部58に薄い連結部分が残
るように浅く切断した構造とすることができる。また、
上記幅広ブリッジを形成する際にその両端部に隣接する
ようにして2本の垂直弱化線を設けても良い。このよう
に幅広ブリッジの両端部に隣接するようにして2本の垂
直弱化線を設けることにより、一方の垂直弱化線の破断
によりTEリング部58を開環した後、このバンドを残
る他方の垂直弱化線に沿って容易にキャップ50の主部
57から引きちぎることができる。
【0038】なお、上述した各実施例は本発明の閉止装
置を例示したものであり、種々の改変が可能であること
は言うまでもない。例えば、上記各実施例では、キャッ
プ本体53の天板部51内面にライナーを配した構成と
したが、天板部内面側に容器口部上端に接して気密性を
付与する突条等を配しライナーを省いたライナーレスキ
ャップであってもよい。また、上記各実施例では、容器
70をPETなどのプラスチック製容器としたが、ガラ
ス製容器として構成することができるし、フランジ73
の無い容器を使用しても良い。
置を例示したものであり、種々の改変が可能であること
は言うまでもない。例えば、上記各実施例では、キャッ
プ本体53の天板部51内面にライナーを配した構成と
したが、天板部内面側に容器口部上端に接して気密性を
付与する突条等を配しライナーを省いたライナーレスキ
ャップであってもよい。また、上記各実施例では、容器
70をPETなどのプラスチック製容器としたが、ガラ
ス製容器として構成することができるし、フランジ73
の無い容器を使用しても良い。
【0039】また、上記実施例の閉止装置に用いた容器
70は、膨出段部72の下方に縮径部75を介して係止
爪74を設けた構成とし、その縮径部75の間隔を3m
m以上、好ましくは3〜10mmとすることにより、合
成樹脂製キャップ50に代えて金属製のキャップを装着
する際に、その縮径部75によって成形ローラ等による
キャップ成形、特にTEリング部98下端部の巻き込み
成形を容易に実施することができるので、この容器70
は合成樹脂製キャップ50と金属製キャップとの交換使
用が可能となる。
70は、膨出段部72の下方に縮径部75を介して係止
爪74を設けた構成とし、その縮径部75の間隔を3m
m以上、好ましくは3〜10mmとすることにより、合
成樹脂製キャップ50に代えて金属製のキャップを装着
する際に、その縮径部75によって成形ローラ等による
キャップ成形、特にTEリング部98下端部の巻き込み
成形を容易に実施することができるので、この容器70
は合成樹脂製キャップ50と金属製キャップとの交換使
用が可能となる。
【0040】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の閉止装置
は、キャップのTEリング部に、主部の下端部からTE
リング部下端部までほぼ垂直に延びた基端部から、先端
が径方向内方側よりもキャップ開栓方向側に傾斜した板
状に突出形成され、水平スコアによって主部側から切り
離されてなる多数の係止突起を周方向に沿って設け、容
器の膨出段部の下方に複数の係止爪を設け、容器口部に
装着されたキャップを開栓方向に回すときに、係止突起
の一側面が係止爪の当接面に当接、係合してTEリング
部の回転が阻止され、その結果キャップを開栓方向に回
す回転力が直接ブリッジに作用し、ブリッジが容易に切
断される。さらに係止突起と係止爪とを複数配設するこ
とにより、複数のブリッジに均一に力を作用させること
ができ、少ない回転角度でブリッジが容易に切断でき
る。従って、この実施例の閉止装置によれば、容器口部
に装着されたキャップを開栓方向に回転させ、ブリッジ
が切断される位置までの回転角度であるブリッジ切断角
度(B.B.A)を90度以下、望ましくは45度以下と
小さくすることが可能となり、タンパーエビデンス性の
優れた閉止装置を提供することができる。
は、キャップのTEリング部に、主部の下端部からTE
リング部下端部までほぼ垂直に延びた基端部から、先端
が径方向内方側よりもキャップ開栓方向側に傾斜した板
状に突出形成され、水平スコアによって主部側から切り
離されてなる多数の係止突起を周方向に沿って設け、容
器の膨出段部の下方に複数の係止爪を設け、容器口部に
装着されたキャップを開栓方向に回すときに、係止突起
の一側面が係止爪の当接面に当接、係合してTEリング
部の回転が阻止され、その結果キャップを開栓方向に回
す回転力が直接ブリッジに作用し、ブリッジが容易に切
断される。さらに係止突起と係止爪とを複数配設するこ
とにより、複数のブリッジに均一に力を作用させること
ができ、少ない回転角度でブリッジが容易に切断でき
る。従って、この実施例の閉止装置によれば、容器口部
に装着されたキャップを開栓方向に回転させ、ブリッジ
が切断される位置までの回転角度であるブリッジ切断角
度(B.B.A)を90度以下、望ましくは45度以下と
小さくすることが可能となり、タンパーエビデンス性の
優れた閉止装置を提供することができる。
【0041】また、この発明にかかる合成樹脂製キャッ
プは、TEリング部の内壁面に、主部の下端部からTE
リング部下端部まで延びた基端部からキャップ開栓方向
側に傾斜した板状に突出形成され水平スコアによって主
部側から切り離されてなる係止突起を周方向に沿って複
数個離間配置し、かつ該係止突起の先端に隣接した主部
側に、上記キャップ本体を閉栓方向に回転させる際にT
Eリング部が主部よこの合成樹脂製キャップを係止爪が
設けられた容器の口部に被せ、螺着嵌合して装着する場
合、キャップの係止突起が容器の係止爪に当接して先端
を外方に押し曲げられつつ係止爪を乗り越える。さら
に、係止突起が係止爪を乗り越える際の抵抗によってキ
ャップ本体を閉栓方向に回転させる際にTEリング部が
主部よりりも遅動した場合に係止突起に係合するブリッ
ジ保護部を設けた構成としたので、キャップ閉栓時に係
止突起が係止爪を乗り越える際の抵抗によって、TEリ
ング部の遅動が生じる場合にも、キャップ本体の主部側
に配置したブリッジ保護部に係止突起が係合し、TEリ
ング部のそれ以上の遅動を阻止し、ブリッジに余分な力
が加わるのを防いで、キャップを装着する際にブリッジ
が切断されてしまう不都合を防ぐことができる。
プは、TEリング部の内壁面に、主部の下端部からTE
リング部下端部まで延びた基端部からキャップ開栓方向
側に傾斜した板状に突出形成され水平スコアによって主
部側から切り離されてなる係止突起を周方向に沿って複
数個離間配置し、かつ該係止突起の先端に隣接した主部
側に、上記キャップ本体を閉栓方向に回転させる際にT
Eリング部が主部よこの合成樹脂製キャップを係止爪が
設けられた容器の口部に被せ、螺着嵌合して装着する場
合、キャップの係止突起が容器の係止爪に当接して先端
を外方に押し曲げられつつ係止爪を乗り越える。さら
に、係止突起が係止爪を乗り越える際の抵抗によってキ
ャップ本体を閉栓方向に回転させる際にTEリング部が
主部よりりも遅動した場合に係止突起に係合するブリッ
ジ保護部を設けた構成としたので、キャップ閉栓時に係
止突起が係止爪を乗り越える際の抵抗によって、TEリ
ング部の遅動が生じる場合にも、キャップ本体の主部側
に配置したブリッジ保護部に係止突起が係合し、TEリ
ング部のそれ以上の遅動を阻止し、ブリッジに余分な力
が加わるのを防いで、キャップを装着する際にブリッジ
が切断されてしまう不都合を防ぐことができる。
【図1】図1は本発明の第1実施例を示す閉止装置の正
面断面図である。
面断面図である。
【図2】図2は同じ閉止装置を示し、図1中II−II線断
面図である。
面図である。
【図3】図3は同じ閉止装置を示し、図1中III−III線
断面図である。
断面図である。
【図4】図4は同じ閉止装置の閉止装置のキャップの要
部拡大斜視図である。
部拡大斜視図である。
【図5】図5は本発明の第2実施例を示す閉止装置の要
部正面図である。
部正面図である。
【図6】図6は従来の閉止装置の一例を示す斜視図であ
る。
る。
【図7】図7は従来の閉止装置の他の例を示す一部断面
視した正面図である。
視した正面図である。
【図8】図8は図7に示す閉止装置の要部斜視図であ
る。
る。
50……キャップ、51……天板部、52……筒部、5
3……キャップ本体、54……ライナー、55……ブリ
ッジ、56……水平スコア、57……主部、58……T
Eリング部(TEリング部)、59……ネジ部、60…
…係止突起、60a……基端部、60d……先端、62
……ブリッジ保護部、62a……フック部、70……容
器、70a……容器口部、71……雄ネジ、72……膨
出段部、73……フランジ、74……係止爪、74a…
…当接面、74b……傾斜面、75……縮径部、81…
…垂直スコア。
3……キャップ本体、54……ライナー、55……ブリ
ッジ、56……水平スコア、57……主部、58……T
Eリング部(TEリング部)、59……ネジ部、60…
…係止突起、60a……基端部、60d……先端、62
……ブリッジ保護部、62a……フック部、70……容
器、70a……容器口部、71……雄ネジ、72……膨
出段部、73……フランジ、74……係止爪、74a…
…当接面、74b……傾斜面、75……縮径部、81…
…垂直スコア。
Claims (13)
- 【請求項1】 口部外周にネジ部が形成され、該ネジ部
の下方に径方向外方に環状に膨出した膨出段部が形成さ
れた容器と、 天板部とその周縁から垂下した筒部とを備え、該筒部の
下部に複数のブリッジを残して水平スコアによって主部
から区画されたタンパーエビデンスリング部が形成さ
れ、かつ該主部の内壁面に上記容器のネジ部に螺合する
ネジ部が設けられた合成樹脂製キャップとからなる閉止
装置において、 上記容器の膨出段部の下方に、縮径部を介して1個又は
周方向に沿って複数個離間配置された係止爪が設けら
れ、かつ上記合成樹脂製キャップのタンパーエビデンス
リング部の内壁面に、該主部の下端部からタンパーエビ
デンスリング部下端部まで延びた基端部からキャップ開
栓方向側に傾斜した板状に突出形成され、上記水平スコ
アによって主部側から切り離されてなる係止突起が周方
向に沿って複数個離間して設けられ、かつ該係止突起の
先端に隣接した主部側に、上記キャップ本体を閉栓方向
に回転させる際にタンパーエビデンスリング部が主部よ
りも遅動した場合に係止突起に係合するブリッジ保護部
が設けられてなり、この合成樹脂製キャップを上記容器
の口部に装着し、該キャップを開栓方向に回した際に上
記係止爪と上記係止突起とが係合するようになされたこ
とを特徴とする閉止装置。 - 【請求項2】 容器の係止爪は、上記合成樹脂製キャッ
プを容器口部に装着して開栓方向に回した時にキャップ
の係止突起と係合する当接面と反対側の面が、該当接面
側に向けて漸次突出高さを増す傾斜面であることを特徴
とする請求項1の閉止装置。 - 【請求項3】 ブリッジ保護部が、水平スコアによって
区画された係止突起のタンパーエビデンスリング部側の
一部に係合するフック部を有してなることを特徴とする
請求項1または2の閉止装置。 - 【請求項4】 ブリッジ保護部が、それぞれの係止突起
に1対1に対応するように設けられたことを特徴とする
請求項1から3のいずれかの閉止装置。 - 【請求項5】 キャップのタンパーエビデンスリング部
内壁面に、上記係止突起がその先端を径方向外方に向け
て倒される時に該係止突起を収容する凹部が設けられた
ことを特徴とする請求項1から4のいずれかの閉止装
置。 - 【請求項6】 キャップのタンパーエビデンスリング部
に、このタンパーエビデンスリング部をバンド状に開環
させる垂直スコアを設けたことを特徴とする請求項1か
ら5のいずれかの閉止装置。 - 【請求項7】 容器の膨出段部下端から係止爪上端まで
の長さを3.0mm以上としたことを特徴とする請求項
1から6のいずれかの閉止装置。 - 【請求項8】 容器口部に装着されたキャップを開栓方
向に回転させ、ブリッジが切断される位置までの回転角
度であるブリッジ切断角度が90度以下であることを特
徴とする請求項1から7のいずれかの閉止装置。 - 【請求項9】 天板部とその周縁から垂下した筒部とを
備え、該筒部の下部に複数のブリッジを残して水平スコ
アによって主部から区画されたタンパーエビデンスリン
グ部が形成され、かつ該主部の内壁面に上記容器のネジ
部に螺合するネジ部が設けられた合成樹脂製キャップに
おいて、 上記タンパーエビデンスリング部の内壁面に、該主部の
下端部からタンパーエビデンスリング部下端部まで延び
た基端部からキャップ開栓方向側に傾斜した板状に突出
形成され、上記水平スコアによって主部側から切り離さ
れてなる係止突起が周方向に沿って複数個離間して設け
られ、かつ該係止突起の先端に隣接した主部側に、上記
キャップ本体を閉栓方向に回転させる際にタンパーエビ
デンスリング部が主部よりも遅動した場合に係止突起に
係合するブリッジ保護部が設けられてなることを特徴と
する合成樹脂製キャップ。 - 【請求項10】 ブリッジ保護部が、水平スコアによっ
て区画された係止突起のタンパーエビデンスリング部側
の一部とに係合するフック部を有してなることを特徴と
する請求項9の合成樹脂製キャップ。 - 【請求項11】 ブリッジ保護部が、それぞれの係止突
起に1対1に対応して設けられたことを特徴とする請求
項9または10の合成樹脂製キャップ。 - 【請求項12】 タンパーエビデンスリング部内壁面
に、上記係止突起がその先端を径方向外方に向けて倒さ
れる時に該係止突起を収容する凹部が設けられたことを
特徴とする請求項9から11のいずれかの合成樹脂製キ
ャップ。 - 【請求項13】 タンパーエビデンスリング部に、この
タンパーエビデンスリング部をバンド状に開環させる垂
直スコアを設けたことを特徴とする請求項9から12の
いずれかの合成樹脂製キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31383794A JP3447406B2 (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | 閉止装置及び合成樹脂製キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31383794A JP3447406B2 (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | 閉止装置及び合成樹脂製キャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08164960A true JPH08164960A (ja) | 1996-06-25 |
JP3447406B2 JP3447406B2 (ja) | 2003-09-16 |
Family
ID=18046114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31383794A Expired - Fee Related JP3447406B2 (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | 閉止装置及び合成樹脂製キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3447406B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008027044A1 (en) * | 2006-09-01 | 2008-03-06 | Owens-Illinois Closure Inc. | Tamper-indicating package, and a closure and container for such a package |
US7445130B2 (en) | 2001-08-13 | 2008-11-04 | Obrist Closures Switzerland Gmbh | Closure cap |
US7451898B2 (en) | 2002-09-11 | 2008-11-18 | Obrist Closures Switzerland Gmbh | Tamper evident closure with locking band |
KR100903402B1 (ko) * | 2007-08-17 | 2009-06-18 | 주식회사 다린 | 용기용 캡 |
US7581652B2 (en) | 2005-08-09 | 2009-09-01 | Rexam Closure Systems Inc. | Tamper-indicating package, and a closure and container for such a package |
US7637384B2 (en) | 2002-08-09 | 2009-12-29 | Crown Packaging Technology, Inc. | Tamper evident closure with locking band and container therefor |
JP2020128264A (ja) * | 2014-12-15 | 2020-08-27 | ジョンソン・アンド・ジョンソン・コンシューマー・インコーポレイテッドJohnson & Johnson Consumer Inc. | 容器用の小児誤用防止クロージャ |
-
1994
- 1994-12-16 JP JP31383794A patent/JP3447406B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7445130B2 (en) | 2001-08-13 | 2008-11-04 | Obrist Closures Switzerland Gmbh | Closure cap |
US7637384B2 (en) | 2002-08-09 | 2009-12-29 | Crown Packaging Technology, Inc. | Tamper evident closure with locking band and container therefor |
US7451898B2 (en) | 2002-09-11 | 2008-11-18 | Obrist Closures Switzerland Gmbh | Tamper evident closure with locking band |
US7581652B2 (en) | 2005-08-09 | 2009-09-01 | Rexam Closure Systems Inc. | Tamper-indicating package, and a closure and container for such a package |
WO2008027044A1 (en) * | 2006-09-01 | 2008-03-06 | Owens-Illinois Closure Inc. | Tamper-indicating package, and a closure and container for such a package |
KR100903402B1 (ko) * | 2007-08-17 | 2009-06-18 | 주식회사 다린 | 용기용 캡 |
JP2020128264A (ja) * | 2014-12-15 | 2020-08-27 | ジョンソン・アンド・ジョンソン・コンシューマー・インコーポレイテッドJohnson & Johnson Consumer Inc. | 容器用の小児誤用防止クロージャ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3447406B2 (ja) | 2003-09-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4852751A (en) | Tamper indicating container-closure package | |
US5450972A (en) | Tamper-evident band for closures | |
JPH08301321A (ja) | 閉止装置及び合成樹脂製キャップ | |
JP3447406B2 (ja) | 閉止装置及び合成樹脂製キャップ | |
GB2165825A (en) | Tamper-evident closure cap construction | |
JP3611630B2 (ja) | 閉止装置及び合成樹脂製キャップ | |
JP3447409B2 (ja) | 閉止装置及び容器 | |
JP3611633B2 (ja) | 閉止装置及び合成樹脂製キャップ | |
JP4342839B2 (ja) | 易開栓容器蓋 | |
JPH0891402A (ja) | 閉止装置 | |
JP3602195B2 (ja) | 合成樹脂製キャップ | |
JPH08113255A (ja) | 閉止装置 | |
JP4533520B2 (ja) | 分別廃棄可能なプラスチックキャップ | |
JPH08133312A (ja) | 閉止装置 | |
JPH08113254A (ja) | 閉止装置 | |
JP3558732B2 (ja) | 閉止装置及び合成樹脂製キャップ | |
JPH072263A (ja) | 容器と蓋との組合せ | |
JP3602194B2 (ja) | 合成樹脂製キャップ | |
JPH0891401A (ja) | 閉止装置 | |
JPH08192861A (ja) | 閉止装置およびキャップ | |
JPH08133314A (ja) | 閉止装置 | |
JPH08301318A (ja) | 閉止装置及び合成樹脂製キャップ | |
JPH0891403A (ja) | 閉止装置 | |
JPH08164957A (ja) | 閉止装置及び合成樹脂製キャップ | |
JPH08164958A (ja) | 閉止装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030527 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080704 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090704 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |