JPH09154628A - 化粧料容器 - Google Patents

化粧料容器

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JPH09154628A
JPH09154628A JP31899695A JP31899695A JPH09154628A JP H09154628 A JPH09154628 A JP H09154628A JP 31899695 A JP31899695 A JP 31899695A JP 31899695 A JP31899695 A JP 31899695A JP H09154628 A JPH09154628 A JP H09154628A
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wall
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engaging portion
decorative plate
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Yukitomo Yuzuhara
幸知 柚原
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YKK Corp
Yoshida Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 化粧皿の脱着時に化粧皿自体を斜めにする必
要があるため、化粧皿の脱着の仕方が分かりずらく、操
作性が悪いものとなってしまう。 【解決手段】 容器本体12内を隔壁18によって化粧
皿収納部20と小物入れ22とに隔成する。化粧皿24
の側面部分24aに第1係合凹部28を形成すると共
に、反対側の側面部分24bに第2係合凹部30を形成
する。隔壁18の化粧皿収納部20内の壁面20aに第
1係合凹部28に係合可能な一対の第3係合突起32を
突設する。化粧皿収納部20内の隔壁18に対向する対
向壁面20bに一対の可撓壁34を形成し、可撓壁34
に第2係合凹部30に係合可能な第4係合突起36を突
設する。対向壁面20bの可撓壁34間に可撓可能な弾
性壁38を形成する。自由端部となった弾性壁38の両
端部に、化粧皿24を第3係合突起32側へ押圧する凸
部40を突設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧皿を交換可能
とした化粧料容器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の化粧料容器としては実開昭62
−8801号公報に開示されるものが存在し、化粧料を
詰めた化粧皿を容器本体に対して脱着可能として、1つ
の化粧料容器で複数種類の化粧料の交換が可能となって
いる。ところで、前記化粧料容器は脱着しようとする化
粧皿の上端周縁部に鍔部を形成すると共に、下端周縁部
に突起を形成してあり、化粧皿の一側に設けた突起を容
器本体の中央部に形成した仕切りから突設する突起に係
合すると共に、化粧皿の他側に設けた突起をカギ状中枠
の突出部分下側に係合するようになっている。また、前
記化粧皿はばね板により化粧皿の一側の前記突起と前記
仕切りの突起とが係合保持される方向に押圧付勢され
る。
【0003】そして、化粧皿を装着する場合はこの化粧
皿を斜めにして、かぎ状中枠の突出部分の下側に化粧皿
他側の突起を潜り込ませた後、化粧皿一側の突起を仕切
りの突起に係合させるようになっている。一方、前記化
粧皿を離脱させるには前記装着動作とは逆に、ばね板の
付勢力に抗して化粧皿を移動して化粧皿一側の突起と仕
切りの突起とを外した後、この化粧皿を斜めにしてかぎ
状中枠の突出部分から化粧皿他側の突起を抜取るように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の化粧皿を脱着可能とした化粧料容器にあっては、
化粧皿一側の突起がかぎ状中枠の突出部分に係合される
ようになっているため、この化粧皿の脱着時に化粧皿自
体を斜めにする必要がある。このため、化粧皿の脱着の
仕方が分かりずらく、操作性が悪いものとなってしまう
という課題があった。
【0005】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、化粧皿を斜めにすることなく脱着を簡単に行うこと
ができる化粧料容器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の第1の構成は、容器本体と、この容器本体
に開閉自在に取り付けられる蓋体とを備え、容器本体内
に化粧皿を着脱自在に収納するようにした化粧料容器に
おいて、前記容器本体内を、隔壁を介して2つの収納部
に隔成して、その一方を化粧皿収納部として形成し、前
記化粧皿の前記隔壁に相対する側面部分に第1係合部を
形成すると共に、この側面とは反対側の側面部分に第2
係合部を形成し、前記隔壁の化粧皿収納部側壁面に前記
第1係合部に係脱自在に係合する第3係合部を形成し、
前記隔壁に対向する化粧皿収納部の対向壁面に、横方向
に間隔を隔てて形成した縦スリットにより化粧皿収納部
内外に向かって弾性可撓変形可能な可撓壁を形成すると
共に、この可撓壁に前記第2係合部に係脱自在に係合す
る第4係合部を形成し、かつ前記可撓壁を避けて高さ方
向に間隔を隔てて形成した横スリットにより化粧皿収納
部内外に向かって弾性可撓変形可能な弾性壁を形成し、
この弾性壁に前記化粧皿を第3係合部側へ押圧する凸部
を形成したことを特徴とする。
【0007】また、本発明の第2の構成は、容器本体
と、この容器本体に開閉自在に取り付けられる蓋体とを
備え、容器本体内に化粧皿を着脱自在に収納するように
した化粧料容器において、前記容器本体内に中枠を装着
すると共に、この中枠内を、隔壁を介して2つの収納部
に隔成して、その一方の収納部の底部を切欠して化粧皿
収納部として構成し、前記化粧皿の前記隔壁に相対する
側面部分に第1係合部を形成すると共に、この側面とは
反対側の側面部分に第2係合部を形成し、前記中枠の隔
壁の化粧皿収納部側壁面に前記第1係合部に係脱自在に
係合する第3係合部を形成し、前記隔壁に対向する前記
中枠の化粧皿収納部の対向壁面に、横方向に間隔を隔て
て形成した縦スリットにより化粧皿収納部内外に向かっ
て弾性可撓変形可能な可撓壁を形成すると共に、この可
撓壁に前記第2係合部に係脱自在に係合する第4係合部
を形成し、かつ前記可撓壁を避けて高さ方向に間隔を隔
てて形成した横スリットにより化粧皿収納部内外に向か
って弾性可撓変形可能な弾性壁を形成し、この弾性壁に
前記化粧皿を第3係合部側へ押圧する凸部を形成したこ
とを特徴とする。
【0008】そしてまた、前記凸部の突出寸法が、前記
第2係合部と第4係合部との係合深さよりも小さいこと
を特徴とする。
【0009】以上の構成により本発明の第1の構成に示
す化粧料容器にあっては、化粧皿は2つの収納部に隔成
した一方の化粧皿収納部内に着脱自在に収納されるよう
になっており、この化粧皿を化粧皿収納部に上方から挿
入すると、化粧皿は、可撓壁を化粧皿収納部外方へ弾性
可撓変形させつつその第1および第2係合部が容器本体
側の第3および第4係合部を乗り越えて装着されること
となり、化粧皿の装着が完了した時点では、前記可撓壁
が弾性復帰して第4係合部が化粧皿の第2係合部に係合
されると共に、第3係合部が化粧皿の第1係合部に同時
に係合された状態となる。
【0010】このとき、弾性壁に形成した凸部で化粧皿
が第3係合部側へ押圧されて、この第3係合部と化粧皿
の前記第1係合部との係合状態が強固に保持されるの
で、化粧皿の離脱が確実に防止される。このように化粧
皿を上方から化粧皿収納部に単に押し込むことによっ
て、化粧皿の第1,第2係合部が化粧皿収納部の第3,
第4係合部にそれぞれ係合されて化粧皿の装着が可能で
あり、化粧皿の装着作業を著しく簡単に行うことができ
る。
【0011】次に、前記化粧皿を化粧皿収納部から取り
外す際には、この化粧皿を隔壁とは反対側の対向壁面側
へ押圧することにより、この化粧皿の側面で前記凸部を
押圧して弾性壁を撓ませて、第1係合部と第3係合部と
の係合を解除することができる。そして、この状態で化
粧皿をこの第3係合部側から持上げることにより、第2
係合部を第4係合部から離脱させることができて、化粧
皿を取り外すことができる。
【0012】また、本発明の第2の構成に示す化粧料容
器にあっては、容器本体に中枠を装着し、この中枠に隔
壁を介して化粧皿収納部を形成して化粧皿を収納するよ
うになっており、この化粧皿に第1,第2係合部を形成
すると共に、化粧皿収納部の内側に第3係合部,第4係
合部を形成した可撓壁,凸部を形成した弾性壁をそれぞ
れ形成して構成してある。そして、中枠が容器本体とは
別体となるため、容器本体と中枠に形成される前記可撓
壁および前記弾性壁との材質を任意に変えることがで
き、容器本体の材質にかかわりなく可撓壁および弾性壁
の弾性反発力を適宜に設定することができる。
【0013】そしてこれらの構成に対して、凸部を前記
第2係合部と第4係合部との係合深さよりも小さく設定
するようにすれば、この凸部によって化粧皿を第3係合
部側へ押圧してその係合状態を強固なものとしても、第
2係合部と第4係合部との係合状態を適切に保持させる
ことができ、化粧皿の離脱がより確実に防止されること
になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
を参照して詳細に説明する。図1から図4は本発明にか
かる化粧料容器の一実施例を示し、図1は化粧皿を取り
出して蓋体を開放した状態の化粧料容器の要部を示す斜
視図、図2は化粧皿を取外して蓋体を開放した状態の化
粧料容器の要部を示す拡大平面図、図3は化粧皿の装着
状態を示す要部拡大側断面図、図4は化粧皿を離脱する
状態を示す要部拡大側断面図である。
【0015】即ち、本実施例にかかる化粧料容器10
は、図1,図2に示すように容器本体12の後方端部に
蓋体14が蝶番16を介して開閉可能に蝶着されてい
る。前記蝶番16は容器本体12の後方端部中央部分に
形成された凹部16aに、蓋体14から突設された凸部
16bが嵌合され、これら凹部16aと凸部16bとを
回動可能にピン16cで結合することにより構成され
る。
【0016】前記容器本体12内は略中央部に設けられ
る隔壁18によって前後2つの収納部に隔成され、一方
(図2中上方)の収納部を化粧皿収納部20として用
い、かつ、他方の収納部をパフ等を入れる小物入れ22
として用いるようになっている。そして、前記化粧皿収
納部20には、前記容器本体12とは別体に形成された
化粧皿24が脱着可能に収納される。尚、前記隔壁18
の中央部分には、前記化粧皿24の取出しを容易にする
ための凹設部分18aが形成されている。
【0017】前記化粧皿24は、前記化粧皿収納部20
の内周形状に沿って矩形状に形成され、その内部に化粧
料26が充填される。前記化粧皿24にはこれを化粧皿
収納部20に収納した際に、前記隔壁18に相対する側
面部分24aに第1係合凹部28が形成されると共に、
この側面部分24aとは反対側の側面部分24bに第2
係合凹部30(図3参照)が形成される。
【0018】一方、前記隔壁18の化粧皿収納部側壁面
20aの両側部分には、化粧皿24の前記第1係合凹部
28に係合可能な第3係合突起32,32が突設されて
いる。また、前記化粧皿収納部20内の隔壁18に対向
する対向壁面20bの両側部分には、縦スリット34a
を横方向に所定間隔をもって形成するとともに、また切
欠した下端を自由端34bとする一対の弾性可撓変形可
能な可撓壁34,34が形成され、これら可撓壁34,
34には、前記第2係合凹部30に係合可能な第4係合
突起36,36が突設される。更に、前記対向壁面20
bには、前記可撓壁34,34の間に位置して弾性可撓
変形可能な弾性壁38が形成される。
【0019】前記弾性壁38は、前記対向壁面20bに
横スリット38aが高さ方向に所定間隔をもって形成さ
れるとともに、その中央部分が連結部38bを介して容
器本体12側に支持されて構成され、両端部は対向壁面
20bから分離されて自由端部となっている。そして、
自由端部となった前記弾性壁38の両端部には、前記第
4係合突起36と第2係合凹部30との係合深さよりも
小さい突出量に設定される一対の凸部40,40が突設
され、これら凸部40,40は前記化粧皿24の収納状
態で側面部分24bの下端部に当接され、この化粧皿2
4を第3係合突起32側に押圧するようになっている。
従って、前記凸部40の突出量が上記のように設定され
ていることにより、凸部40で化粧皿24を押圧しなが
らも第4係合突起36が第2係合凹部30に係合してい
る状態が保持される。
【0020】尚、本実施例の化粧料容器10は、蓋体1
4の裏面14aにバニティミラー42が取付けられると
共に、この蓋体14の先端部中央に突設した図外のフッ
クが、容器本体12の前端部中央に形成した突起44に
係止されることにより、蓋体14の閉止状態が保持され
るようになっている。また、蓋体14を開放する際に
は、前記フックと突起44との係止を解除した後、この
蓋体14を手で持上げるようになっている。
【0021】以上の構成により本実施例の化粧料容器1
0にあっては、化粧皿24を装着する際には、この化粧
皿24を上方から化粧皿収納部20に挿入し、化粧皿2
4の下端部が第3係合突起32,32および第4係合突
起36,36に当接した状態から更に押し込むことによ
り、第4係合突起36を形成した可撓壁34が押し開か
れ、化粧皿24の下端部が第3係合突起32,32およ
び第4係合突起36,36を乗り越えて化粧皿24は収
納される。そして、前記化粧皿24が完全に挿入完了さ
れた時点で前記可撓壁34,34が弾性復帰して、図3
に示すように前記第3係合突起32,32が第1係合凹
部28に係合されると共に、第4係合突起36,36が
第2係合凹部30に同時に係合される。このように第
3,第4係合突起32,36が第1,第2係合凹部2
8,30に係合されることにより、化粧皿24の離脱が
防止されて装着が完了される。
【0022】このとき、弾性壁38に形成した凸部40
で化粧皿24が第3係合突起32の方向に押圧されて、
この第3係合突起32と前記第1係合凹部28との係合
状態が強固に保持される。また、前記凸部40は前記第
4係合突起36と第2係合凹部30との係合深さよりも
小さい突出量に設定されているので、この第4係合突起
36と第2係合凹部30との係合状態も保持され、化粧
皿24の離脱が防止される。
【0023】従って、化粧皿24を上方から化粧皿収納
部20に単に押し込むことによって、第1,第2係合凹
部28,30が第3,第4係合突起32,36にそれぞ
れ係合されて化粧皿24の装着が完了することとなり、
化粧皿24の装着作業を著しく簡単に行うことができ
る。
【0024】次に、前記化粧皿24を化粧皿収納部20
から取り外す際には、隔壁18の凹設部分18aから指
を差し込んで、この化粧皿24を対向壁面20b方向に
水平に押圧する。すると、前記化粧皿24の側面24b
が前記凸部40を押圧して弾性壁38を撓ませることと
なり、図4に示すように第3係合突起32と第1係合凹
部28との係合が解除される。尚、化粧皿24と化粧皿
収納部20との間には、この化粧皿24の移動方向に前
記第3係合突起32と第1係合凹部28とを解除するに
必要な隙間δ(図3参照)が設けられている。
【0025】そして、このように第3係合突起32と第
1係合凹部28との係合が解除された状態で、化粧皿2
4をこの第3係合突起32側から持上げることにより、
第2係合凹部30が第4係合突起36から離脱されて、
化粧皿24の取り外しができるようになっている。
【0026】図5は他の実施例を示し、前記各実施例と
同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略し
て述べる。尚、図5は化粧皿の装着状態の図3に対応し
た要部拡大側断面図である。
【0027】即ち、この実施例は容器本体12の内底面
を平坦に形成し、この容器本体12内に別体として形成
される中枠50を取付け、この中枠50内を隔壁18を
介して化粧皿収納部20と小物入れ22とに隔成してあ
る。また、前記中枠50では化粧皿収納部20の底部が
切欠されると共に、この中枠50の上端周縁部に鍔部5
0aが形成され、この鍔部50aが容器本体12の上端
面に当接されるようになっている。
【0028】そして、前記中枠50には、前記隔壁18
の化粧皿収納部20側の壁面20aに第3係合突起32
を形成すると共に、隔壁18に対向する化粧皿収納部2
0内の対向壁面20bに第4係合突起36を突設した可
撓壁34を形成してある。また、前記第4係合突起36
間の対向壁面20bに、凸部40を突設した弾性壁38
が形成される。
【0029】従って、この実施例にあっても化粧皿24
を上方から化粧皿収納部20に単に押し込むことによっ
て、この化粧皿24に形成された第1,第2係合凹部2
8,30が第3,第4係合突起32,36にそれぞれ係
合されて、化粧皿24の装着を簡単に行うことができる
と共に、化粧皿24を対向壁面20b方向に水平に押圧
することにより、化粧皿24を化粧皿収納部20から簡
単に取り外すこともできる。
【0030】ところで、この実施例にあっては中枠50
を設け、この中枠50に第3係合突起32,第4係合突
起36を突設した可撓壁34,凸部40を形成した弾性
壁38を形成し、かつ、この中枠50の底部を切欠して
形成したので、この中枠50を一体成形する際の型抜き
が著しく容易になる。従って、本実施例の中枠50を設
けた場合には、容器本体12自体に前記第3係合突起3
2,前記可撓壁34,前記弾性壁38等を一体的に形成
する場合に比較して、化粧料容器10の成形が著しく容
易になる。
【0031】また、中枠50が容器本体12と別体であ
るため、容器本体12と中枠50に形成した前記可撓壁
34および前記弾性壁38との材質を変えることがで
き、容器本体12の材質にかかわりなく可撓壁34およ
び弾性壁38の弾性反発力を任意に設定することができ
る。
【0032】図6は他の実施例を示し、前記実施例と同
一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して
述べる。尚、図6は化粧皿を取外して蓋体を開放した状
態の化粧料容器の要部を示す拡大平面図である。
【0033】即ち、この実施例では化粧皿収納部20と
小物入れ22とが左右方向に配置され、かつ、化粧皿収
納部20を円形状に形成してある。勿論、前記化粧皿収
納部20に収納される図外の化粧皿は、この化粧皿収納
部20の内側形状に沿って形成される。
【0034】そして、この実施例にあっても隔壁18の
化粧皿収納部20側の壁面20aの両側部分に、前記実
施例と同様に第3係合突起32,32が形成されると共
に、隔壁18に対向する化粧皿収納部20内の対向壁面
20bの両側部分には、第4係合突起36,36を突設
した一対の可撓壁34,34が形成され、更には、前記
対向壁面20bには、可撓壁34,34の間に可撓可能
な弾性壁38が形成されている。勿論、この実施例にあ
っても化粧皿には前記第3,第4係合突起32,36に
係合される第1,第2係合凹部が形成される。
【0035】従って、この実施例にあっても化粧皿を上
方から化粧皿収納部20に単に押し込むことによって、
この化粧皿に形成された第1,第2係合凹部が第3,第
4係合突起32,36にそれぞれ係合されて、化粧皿の
装着を簡単に行うことができる。また、化粧皿を化粧皿
収納部20から取り外す際にも、化粧皿を対向壁面20
b方向に水平に押圧して弾性壁38を撓ませつつ、この
化粧皿を第3係合突起32側から持上げることにより取
り外しができる。
【0036】尚、この実施例にあっても化粧皿と化粧皿
収納部20との間に間隙δが設けられることとなるの
で、したがって、化粧皿は化粧皿収納部20より小径の
円形状に形成されたり、また、移動方向に偏平となる楕
円形状として形成してもよい。
【0037】図7は他の実施例を示し、前記各実施例と
同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略し
て述べる。尚、図7は要部を示す分解斜視図である。
【0038】即ち、この実施例では図5の実施例と同様
に中枠50を設けたもので、この中枠50の対向壁面2
0bには第4係合突起36を突設した可撓壁34のみを
形成する一方、弾性壁38を容器本体12に設けてあ
る。尚、前記対向壁面20bには前記可撓壁34間に位
置して前記弾性壁38を避けるための切欠部52が形成
され、中枠50の取付け状態で切欠部52内に前記弾性
壁38が嵌合されるようになっている。また、前記可撓
壁34と弾性壁38とは面一となるように設定されてい
る。
【0039】図8は他の実施例を示し、前記各実施例と
同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略し
て述べる。尚、図8は要部を示す分解斜視図である。
【0040】即ち、この実施例にあっても前記実施例と
同様に中枠50を設けたもので、第4係合突起36を突
設した可撓壁34を容器本体12側に形成する一方、弾
性壁38を中枠50に設けてある。前記可撓壁34は中
枠50の対向壁面20bと面一となるように容器本体1
2の底面から所定の厚さをもって突設される。一方、前
記中枠50には前記可撓壁34を避けるための切欠部分
52aが形成され、中枠50の取付け状態でこの可撓壁
34が切欠部分52aに嵌合されるようになっている。
【0041】図9は他の実施例を示し、前記各実施例と
同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略し
て述べる。尚、図9は化粧皿を取り外して蓋体を開放し
た状態の要部斜視図である。
【0042】即ち、この実施例では可撓壁34,第4係
合突起36および弾性壁38が容器本体12に一括して
形成されるものであり、弾性壁38を容器本体12側に
支持する連結部38bを、二重壁として構成される対向
壁面20bの外側壁20cから突設してある。従って、
前記対向壁面20bの内側壁20dには前記弾性壁38
を嵌合する切欠部52bが形成される。
【0043】図10は他の実施例を示し、前記各実施例
と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略
して述べる。尚、図10は化粧皿を取り外して蓋体を開
放した状態の要部斜視図である。
【0044】即ち、この実施例でも可撓壁34,第4係
合突起36および弾性壁38が容器本体12に一括して
形成されており、弾性壁38を容器本体12に連結する
部分を幅広に形成し、この幅広となった連結部分に縦ス
リット34aおよび自由端34bを形成して可撓壁34
を構成してある。
【0045】従って、この実施例では可撓壁34が1つ
となり、図外の化粧皿はこの可撓壁34に形成される第
4係合突起36と隔壁18に形成される第3係合突起3
2,32によって3点支持されることになる。
【0046】図11は他の実施例を示し、前記各実施例
と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略
して述べる。尚、図11は化粧皿を取り外して蓋体を開
放した状態の要部斜視図である。
【0047】即ち、この実施例も可撓壁34,第4係合
突起36および弾性壁38が容器本体12に形成される
ものであり、対向壁面20bの中央部に1つの可撓壁3
4を形成し、かつ、この可撓壁34の両側に一対設けら
れる弾性壁38の連結部38bを対向壁面20bの両側
部分に設け、かつ、自由端部を中央側に対向して設けて
ある。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
示す化粧料容器にあっては、弾性可撓変形可能な可撓壁
により、化粧皿の第1および第2係合部が化粧皿収納部
の壁の第3および第4係合部を乗り越えることが容易な
ので、化粧皿を単に押し込むことで簡単に化粧皿収納部
に係合させることができ、化粧皿の装着作業を著しく簡
単に行うことができる。また、係合の後にあっては、可
撓壁が弾性復帰して第4係合部が化粧皿の第2係合部に
係合すると共に、第3係合部が化粧皿の第1係合部に係
合すると同時に、このとき弾性壁に形成した凸部によっ
て化粧皿を第3係合部側へ押圧することができてこの第
3係合部と化粧皿の前記第1係合部との係合状態を強固
に保持することができるようになっているので、化粧皿
の離脱を確実に防止することができる。
【0049】他方、前記化粧皿を化粧皿収納部から取り
外す際には、弾性可撓変形可能な弾性壁によって、化粧
皿を隔壁とは反対側の対向壁面側へ押圧することで凸部
を介して弾性壁を撓ませて第1係合部と第3係合部との
係合を容易に解除することができ、化粧皿の取り外し作
業を著しく簡単に行うことができる。
【0050】また、本発明の請求項2に示す化粧料容器
にあっては、化粧皿収納部を構成する中枠を容器本体と
は別体に形成したので、容器本体と中枠に形成される前
記可撓壁および前記弾性壁との材質を任意に変えること
ができ、容器本体の材質にかかわりなく可撓壁および弾
性壁の弾性反発力を適宜に設定することができる。
【0051】そしてさらに、上記の化粧料容器に対し
て、凸部を前記第2係合部と第4係合部との係合深さよ
りも小さく設定するようにしたので、この凸部によって
化粧皿を第3係合部側へ押圧してその係合状態を強固な
ものとしても、第2係合部と第4係合部との係合状態を
適切に保持させることができ、化粧皿の離脱をより確実
に防止することができるという各種優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す化粧皿を取り出して蓋
体を開放した状態の要部斜視図である。
【図2】本発明の一実施例を示す化粧皿を取外して蓋体
を開放した状態の要部拡大平面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す化粧皿の装着状態の要
部拡大側断面図である。
【図4】本発明の一実施例を示す化粧皿を離脱する状態
の要部拡大側断面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す化粧皿の装着状態の
要部拡大側断面図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す化粧皿を取外して蓋
体を開放した状態の要部拡大平面図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す要部分解斜視図であ
る。
【図8】本発明の他の実施例を示す要部分解斜視図であ
る。
【図9】本発明の他の実施例を示す化粧皿を取外して蓋
体を開放した状態の要部斜視図である。
【図10】本発明の他の実施例を示す化粧皿を取外して
蓋体を開放した状態の要部斜視図である。
【図11】本発明の他の実施例を示す化粧皿を取外して
蓋体を開放した状態の要部斜視図である。
【符号の説明】
10 化粧料容器 12 容器本体 14 蓋体 16 蝶番 18 隔壁 20 化粧皿収
納部 20a 隔壁の壁面 20b 対向壁
面 24 化粧皿 26 化粧料 28 第1係合凹部 30 第2係合
凹部 32 第3係合突起 34 可撓壁 34a 縦スリット 34b 自由端 36 第4係合突起 38 弾性壁 38a 横スリット 38b 連結部 40 凸部 50 中枠

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体と、この容器本体に開閉自在に
    取り付けられる蓋体とを備え、容器本体内に化粧皿を着
    脱自在に収納するようにした化粧料容器において、 前記容器本体内を、隔壁を介して2つの収納部に隔成し
    て、その一方を化粧皿収納部として形成し、 前記化粧皿の前記隔壁に相対する側面部分に第1係合部
    を形成すると共に、この側面とは反対側の側面部分に第
    2係合部を形成し、 前記隔壁の化粧皿収納部側壁面に前記第1係合部に係脱
    自在に係合する第3係合部を形成し、 前記隔壁に対向する化粧皿収納部の対向壁面に、横方向
    に間隔を隔てて形成した縦スリットにより化粧皿収納部
    内外に向かって弾性可撓変形可能な可撓壁を形成すると
    共に、この可撓壁に前記第2係合部に係脱自在に係合す
    る第4係合部を形成し、かつ前記可撓壁を避けて高さ方
    向に間隔を隔てて形成した横スリットにより化粧皿収納
    部内外に向かって弾性可撓変形可能な弾性壁を形成し、 この弾性壁に前記化粧皿を第3係合部側へ押圧する凸部
    を形成したことを特徴とする化粧料容器。
  2. 【請求項2】 容器本体と、この容器本体に開閉自在に
    取り付けられる蓋体とを備え、容器本体内に化粧皿を着
    脱自在に収納するようにした化粧料容器において、 前記容器本体内に中枠を装着すると共に、この中枠内
    を、隔壁を介して2つの収納部に隔成して、その一方の
    収納部の底部を切欠して化粧皿収納部として構成し、 前記化粧皿の前記隔壁に相対する側面部分に第1係合部
    を形成すると共に、この側面とは反対側の側面部分に第
    2係合部を形成し、 前記中枠の隔壁の化粧皿収納部側壁面に前記第1係合部
    に係脱自在に係合する第3係合部を形成し、 前記隔壁に対向する前記中枠の化粧皿収納部の対向壁面
    に、横方向に間隔を隔てて形成した縦スリットにより化
    粧皿収納部内外に向かって弾性可撓変形可能な可撓壁を
    形成すると共に、この可撓壁に前記第2係合部に係脱自
    在に係合する第4係合部を形成し、かつ前記可撓壁を避
    けて高さ方向に間隔を隔てて形成した横スリットにより
    化粧皿収納部内外に向かって弾性可撓変形可能な弾性壁
    を形成し、 この弾性壁に前記化粧皿を第3係合部側へ押圧する凸部
    を形成したことを特徴とする化粧料容器。
  3. 【請求項3】 前記凸部の突出寸法が、前記第2係合部
    と第4係合部との係合深さよりも小さいことを特徴とす
    る請求項1または2に記載の化粧料容器。
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