JP2538831Y2 - コンパクト容器 - Google Patents

コンパクト容器

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JP2538831Y2
JP2538831Y2 JP1990110431U JP11043190U JP2538831Y2 JP 2538831 Y2 JP2538831 Y2 JP 2538831Y2 JP 1990110431 U JP1990110431 U JP 1990110431U JP 11043190 U JP11043190 U JP 11043190U JP 2538831 Y2 JP2538831 Y2 JP 2538831Y2
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次夫 勝間田
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釜屋化学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、化粧料用中皿を交換可能としたコンパク
ト容器に関する。
「従来の技術」 従来より化粧料を詰め替え可能としたコンパクト容器
として、第8図および第9図に示すような構造のコンパ
クト容器が提供されている(実公昭62-11530号公報)。
このコンパクト容器は、第8図に示すように、蝶番部
2aを介して蓋体2を容器本体1に開閉自在に連結し、容
器本体1に皿枠3を固定的に取り付けて該皿枠3の可撓
性を有する後端壁3aに形成された突起3bを該容器本体1
の外方へ突出させる一方、後端壁3aの前方の凹所4に化
粧料等を充填した中皿5を配置して、該中皿5の前後上
端部を前記後端壁3aの鉤状上端部3cおよび隔壁4aの上端
フック4bに係合させ、また凹所4の底面に設けた弾性部
材6により上方付勢状態のまま中皿5を凹所4内に固定
的に保持するようにしている。そして、第9図に示すよ
うに、蓋体2の開放位置で突起3bを下方に押圧すると、
後端壁3aが後方へ傾斜し、これにより中皿5と鉤状上端
部3cとの係合が解除され、中皿5が弾性部材6の上方付
勢力により凹所4から離脱するようになっている。
また、近年、店内において接客の手間を省くため、内
部の化粧料が見えるようにコンパクト容器を開いた状態
で透明なビニール袋に詰め、これを陳列棚に陳列し、ま
た吊すして販売することが行なわれている。この場合、
化粧料を塵などから保護する透明シートは、固定方法が
ないため、市販の粘着テープ等で容器本体の上面縁部に
止めるようにしている。
「解決しようとする課題」 しかしながら、上記のような各コンパクト容器にあっ
ては、たとえば次ぎのような点で解決すべく課題が残さ
れている。
前者のコンパクト容器では、中皿5を凹所4内に取り
付ける際に、後端壁3aの突起3bを押し下げる操作と、中
皿5を弾性部材6の付勢力に抗して凹所4内に押し込む
操作を要するから、中皿5の交換が容易であるとは言え
ないこと、また中皿5を強く押し込んでしまうと、内部
の化粧料が割れる恐れがあること、さらに、凹所4内に
収納した中皿5の確実な係止とがたつきを無くす上で、
弾性部材6の付勢力を利用しているため、係止構造の複
雑化、部品数の増加につながること、などの問題があ
る。
後者のコンパクト容器では、保護カバーを粘着テープ
等で容器本体に固定しているため、保護シートの取り外
しが面倒であるという問題や、粘着テープを剥がした後
に粘着糊が容器本体の貼付部分に残ってしまう問題があ
り、特に粘着糊は、コンパクト容器の汚れ、塵の付着の
原因となる問題があり、衛生面に欠ける問題がある。さ
らに、後者の保護カバーは、一旦剥がした後は、これを
再利用しにくく、資源活用の点で見直すべき余地もあ
る。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、化粧料用
中皿の交換と保持を容易かつ確実に行えるコンパクト容
器、保護シートの利用価値を高めたコンパクト容器をそ
れぞれ提供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 そこで、本考案は、自身の収納凹所を化粧料収納用の
中皿を収納する収納部と塗布体を収納する塗布体収納部
とに区画した容器本体と、該容器本体の収納凹所を開閉
する蓋体とを具備してなるコンパクト容器であって、 前記中皿を、容器本体の収納凹所底板上に立設した弾
性係合片とこの弾性係合片に対向する容器本体壁部に突
設し係合部との間に着脱自在に係止する構成とし、しか
も、前記弾性係合片には、押圧操作によって弾性係合片
を、収納凹所の塗布体収納部側へ弾性変形させ中皿との
係合を解除する押し釦用の突片を形成することとした。
また、本考案は、前記弾性係合片の突片を、塗布体収
納部に収納した塗布体の一端を上から押さえて係止する
構成とした。
さらに、本考案は、前記中皿の上面に前記弾性係合片
との間に一部が挾み込まれる保護シートを被せ、当該保
護シートの前記弾性係合片に挾み込まれる一部の周囲に
切断可能な点線状の切込部を設け、当該切込部と対向す
る保護シートの縁部には前記係合部との干渉を避ける切
欠部を形成することとした。
「作用」 請求項1記載の考案によれば、収納凹所の収納部に収
納した中皿は、弾性係合片の弾性力を受けて弾性係合片
と係合片との間にがたつくことなく確実に係止され、生
産上の寸法のばらつきは前記弾性係合片の弾性力により
吸収される。また、中皿の着脱に際しては、突片の押圧
操作により弾性係合片を塗布体収納部側へ弾性変形させ
中皿との係合を解くから、中皿の係合部乗り越え時の衝
撃がなく、化粧料を割ったり、落としたりする危険がな
い。
また請求項2記載の考案によれば、塗布体収納部に収
納されたパフ等の塗布体は、その一端が弾性係合片の突
起により係止されるため、収納部内での移動が規制さ
れ、収納部内に収納された状態に保持される。したがっ
て、コンパクト容器の携帯時などにコンパクト容器の向
きが変わったり、コンパクト容器に振動などが加えられ
たりしても、塗布体が直接蓋体内面に付くようなことが
なく、塗布体に付着した化粧料などにより容器内部が汚
れるおそれがない。さらに蓋体内面の鏡だけを使用した
い場合においても、塗布体はそのまま保持した状態で、
コンパクト容器を傾けて鏡を好みの角度に設定すること
ができる。なお、塗布体は、パフ等の塗布体であれば、
塗布体自身柔軟性を有しているから、容器本体収納部か
らの取り出しが損なわれることがない。
さらに、請求項3記載の考案によれば、保護シートを
中皿の上面に乗せたまま中皿を収納部内に組み込むこと
により、保護シートは、前記保護シートの一部が弾性係
合片との間に挾み込まれ、保護シートの一部に対向する
切欠部は弾性係合片に対向する容器本体壁部の係合部に
係止されて、中皿の上面に固定される。この保護シート
は、弾性係合片との間に挾み込まれた一部の周囲の点線
状の切込部を切断することにより、取り外しされ、取外
し後に化粧料を使用できる。化粧料の使用後は保護シー
トを中皿の上面に置いて中皿を覆う。また、この保護シ
ートは両端の切込部と切欠部が弾性係合片と係合部によ
り位置合わせされ、保護シートの水平方向のずれを止め
るため、コンパクト容器を開閉する際に保護シートがず
れたり、落としたりすることがない。
「実施例」 以下、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図ないし第4図は本考案の一実施例を示してい
る。このコンパクト容器は、受け皿状の形成された容器
本体10内にパフなどの塗布体11と化粧料を収納する中皿
12とを収納するとともに、前記容器本体10の後壁部にこ
の容器本体10を覆う蓋体13をヒンジ結合し、容器本体10
のフック14に蓋体13のフック15を係止させて閉状態を保
持する基本構成となっている。
そして、前記容器本体10は全体が受皿状に形成され、
その前壁部には、容器本体10の前面および上面さらには
一部下面に開講したコ字状の凹所16が設けられ、かつ当
該凹所16内には容器本体10の前面側から指先などで押圧
操作可能な蓋体開口操作用の押釦17が回動自在にセット
されている。
一方、前記容器本体10の後壁部には、蝶番部13aが嵌
合する嵌合凹部18が設けられ、また容器本体10の内部に
は仕切り壁の無い収納凹所19が設けられ、かつ当該収納
凹所19は中皿12を収納する収納部19aとパフ等の塗布体1
1を収納する塗布体収納部19bとに区画されている。
なお、前記収納凹所19の底板上中央位置には、2つの
収納部を区画するようにして、中皿12を係止するための
弾性係合片20が設けられているとともに、この弾性係合
片20の前記収納部19aに臨む内面上端には第1の突起20a
が突設されている。
また、前記容器本体10の前記第1の突起20aに対向す
る壁部内面には第2の突起21が設けられ、収納部19aに
収納された中皿12を係止するようになっている。
一方、前記弾性係合片20の塗布体収納部19bに臨む内
面上端には、押圧操作によって弾性係合片20を、塗布体
収納部19b側へ弾性変形させ中皿12との係合を解除する
押し釦用の突片22が形成され、また当該突片22は塗布体
収納部19bに収納された塗布体11の一端を上から押さえ
て係止するようになっており、この突片22はその外形が
円弧状に縁取りされた形態となっている。この突片22に
より上から押さえられた塗布体11はその移動が規制され
るようになっている。なお、符号23は、突片22の直下に
位置し収納部19の底板には型抜き用の押切穴を示してお
り、これは型構造を簡易化するためのもので押切穴23を
設けるか否かは任意である。
前記容器本体10内に収納される中皿12は、容器本体10
の収納凹所19の半分の大きさに形成された箱形とされ、
その上面に化粧料Aを収容する収納部12aが設けられて
いる。さらには、この中皿12の前壁部12bの中央部上縁
部に前記弾性係合片20の第1の突起20aに係合可能な切
欠部12cが設けられ、後壁部12dの中央部上縁部に第2の
突起21に係合可能な切欠部12eが設けられている。な
お、前壁部12bの中央部下縁部には中皿12の取り出し時
に中皿12の下縁部と弾性係合部20の第1の突起20aとの
干渉を避けるための切欠部12fが設けられている。
また、蓋体11はその内面に鏡24が貼付され、その自由
端に容器本体10のフック14に係合するフック15を内面に
持った係止突片25が突設されている。
次いで、以上のように構成された本実施例の作用を説
明する。
第2図および第3図に示すように、容器本体10内に中
皿12を収納セットするには、中皿12を容器本体10の収納
部19aに臨む位置に位置させ、弾性係合片20の突片22を
押し下げ操作して弾性係合片20を塗布体収納部19b側へ
弾性変形させ、中皿12の後壁部側の切欠部12eを容器本
体10の壁部の第2の突起21に係合させた状態で、中皿12
の前壁部側を収納部19a内に降ろす。指を突片22から離
すと、突片22は自身の弾性復帰力により中皿12の前壁部
を付勢するとともに、弾性係合片20の第1の突起20aが
中皿12の前壁部側の切欠部12cに係合して、中皿12が安
定した状態に保持される。
この中皿12の充填操作においては、中皿12が第1の突
起21を乗り越える際の衝撃がないので、中皿内部の化粧
料を割ったり、落としたりする危険がない。また、弾性
係合片20の弾性変形作用・弾性復帰作用により中皿12が
確実に保持され、生産上の寸法精度がばらつきを前記弾
性作用により吸収することができる。
また、塗布体11は、中皿12を容器本体10内に保持した
状態で容器本体10の収納凹所19を構成する塗布体収納部
19bに押しつけることにより、これを収納部19bに保持さ
せることができる。
そして、塗布体11を塗布体収納部19bに収納した状態
にあっては、第3図に示すように、塗布体11の一端が弾
性係合片20の突片22によって上から押えられるため、収
納部19b内での移動が規制され、収納部19b内に収納され
た状態に保持される。したがって、コンパクト容器の携
帯時などにコンパクト容器の向きが変わったり、コンパ
クト容器に振動などが加えられたりしても、塗布体11が
直接蓋体内面に付くようなことがなく、塗布体11に付着
した化粧料などにより容器内部が汚れるおそれがない。
さらに、塗布体11は使用せず、蓋体内面の鏡24のみ使用
する場合でもコンパクト容器を適当に傾けて鏡24の好み
の角度を得ることができ、その場合に塗布体11が落下す
る恐れはない。
なお、塗布体11は、塗布体自身柔軟性を有しているの
で収納部19bからつまみ出すことが可能であり、その取
り出し性が損なわれることがない。
一方、容器本体10内に収納した中皿12を取り出すに
は、第4図に示すように、弾性係合片20の突片22を押し
下げ、弾性係合片20を塗布体収納部側へ弾性変形せしめ
て第1の突起20aと中皿12の前壁部の切欠部12cとの係合
を解き、中皿12の前壁部側をつかんでそのまま持ち上げ
ればよい。これによって、中皿12を簡単に取り外すこと
ができ、中皿12自身の交換を容易に実施することができ
る。
本実施例によれば、中皿12の係止構造において、中皿
12を、前後壁部に切欠部12c、12eを設けるだけの簡単な
形状とすることができ、特殊な型構造を採用する必要が
ないので、中皿12の生産性を向上させることができる。
第5図は本考案の第2実施例を示すもので、弾性係合
片20を容器本体10の底板と別体とし、この弾性係合片20
を、収納凹所19a内に収納される中皿12の底と収納凹所1
0aとの間に挿入される中板27と一体に設け、この一体な
部材を容器本体10と別パーツとしたものである。なお、
中板27の四隅には収納部19aに臨む容器本体10の各壁部
に係合する係止突起27aが設けられ、中板27を収納部19a
の底面上に係止し固定するようになっている。
第6図は本考案の第3実施例を示すもので、中皿12の
上面を保護シート30で覆う場合の、当欠き32には第2の
突起21が位置する。これにより保護シート30は、一辺が
第1の突起20aにより固定され、他辺が第2の突起21に
より係止され、中皿12の上面に固定されることになり、
接着糊や粘着テープ等が不要となる。
したがって、内部の化粧料が見えるようにコンパクト
容器を開いた状態で店内に陳列する場合には、上記固定
手段を用いて保護シート30を中皿12上面に固定してお
く。
また、コンパクト容器を購入した者がこれを使用する
場合には、蓋体13を開放し、中皿12上面に固定された保
護シート30の切込み31部分を切断して保護シート30を挾
み込み部分から取り外し、使用する。使用後は、保護シ
ート30を容器本体10内に充填したままの中皿12の上面に
乗せて閉じる。保護シート30は、第7図のように、切込
み31および切欠き32が第1の突起20aおよび第2の突起2
1により位置合わせされ、水平方向のずれを止めるから
蓋体11を閉じる際に保護シート30がずれたり、落ちたり
する不具合が生じることはない。
また、コンパクト容器を携帯する際も、保護シート30
は上記位置合わせ構造によりずれが防止され、コンパク
ト容器を開いて再び使用する場合も、保護シート30がず
れたりこれを落としたりすることがない。
以上のように本実施例の保護シート30によれば、接着
糊や粘着テープ等を使用することなく中皿12上面に容易
に固定することができて、保護シート30の着脱が容易で
あり、また取り外し後に、従来のように接着糊等で中皿
12が汚れたり、ごみが付着するような不具合が生じるこ
とがないから、衛生的でもある。
また、上記したように、保護シート30は使い捨てでな
く化粧料を使い切るまで再利用が可能であり、保護シー
ト30を中皿12に再セットした後でも、コンパクト容器を
開閉する際に保護シート30がずれたり落ちたりすること
がないため、コンパクト容器の使い勝手が良好である。
シート30の着脱が容易であり、また取り外し後に、従来
のように接着糊等で中皿12が汚れたり、ごみが付着する
ような不具合が生じることがないから、衛生的でもあ
る。
また、上記したように、保護シート30は使い捨てでな
く化粧料を使い切るまで再利用が可能であり、保護シー
ト30を中皿12に再セットした後でも、コンパクト容器を
開閉する際に保護シート30がずれたり落ちたりすること
がないため、コンパクト容器の使い勝手が良好である。
「考案の効果」 以上詳細に説明したように、本考案のコンパクト容器
によれば、以下の効果を奏する。
a)請求項1記載の考案によれば、容器本体内に組み込
んだ中皿を、容器本体の凹所底板上に立設した弾性係合
片の弾性作用によって、生産上の寸法のばらつきに影響
されることなく、弾性係合片と容器本体壁部の係合部と
の間に確実に係止することができる。
また、弾性係合片に設けた押し釦用の突片の押圧操作
のみで中皿を容器本体内から楽に着脱操作できるから、
中皿の化粧料を割るような不具合を生じさせることな
く、中皿の交換を容易に行うことができる。
さらには、かかる中皿の係止と着脱の各構造は弾性係
合片の弾性作用を利用した簡単な構造とすることがで
き、これにより中皿自体の形状を簡単な形状とすること
ができて、コンパクト容器の生産性を向上させることが
できる。
b)請求項2記載の考案によれば、弾性係合片の突片
を、化粧具収納部に収納した化粧具の一端を上から押さ
えて係止する構成としたから、化粧具収納部に収納され
たパフ等の化粧具の移動が規制されて、収納部内に収納
された状態に保持され、その結果、化粧具の落下を防止
することができ、コンパクト容器の携帯時などにコンパ
クト容器の向きが変わったり、コンパクト容器に振動な
どが加えられたりしても、化粧具が直接蓋体内面に付く
ようなことがなく、化粧具に付着した化粧料などによ
り、容器内部が汚れるおそれがない。
さらに蓋体内面の鏡だけを使用したい場合において
も、化粧具はそのまま保持した状態で、コンパクト容器
を傾けて鏡を好みの角度に設定することができる。
c)請求項3記載の考案によれば、中皿の上面に弾性係
合片との間に一部が挾み込まれる保護シートを被せ、当
該保護シートの前記弾性係合片に挾み込まれる一部の周
囲に切断可能な点線状の切込部を設け、当該切込部と対
向する保護シートの縁部には前記係合部との干渉を避け
る切欠部を形成することとしたから、保護シートを中皿
の上面に乗せて中皿を容器本体内に組み込むだけで、粘
着シートなどを用いずに保護シートを中皿の上面に簡単
に固定することができる。
また上記の保護シートは、切込部から切断して取り外
した後も再使用でき、保護シートの両端の切込部と切欠
部を弾性係合片と係合部に合わせることにより、保護シ
ートを容易に中皿上面に位置合わせできるとともに、保
護シートの水平方向のずれを防止することができ、コン
パクト容器を開閉する際に保護シートがずれたり、落と
したりすることがない。
さらに、上記の保護シートは、粘着テープ等を使用す
ることがないので、取り外し後に、従来のように粘着糊
等で中皿が汚れたり、ごみが付着するようなことがな
く、衛生的である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の第1実施例を示すもの
で、第1図は開状態のコンパクト容器の斜視図、第2図
は容器本体の平面図、第3図は閉状態のコンパクト容器
の縦断面図、第4図は開状態のコンパクト容器の縦断面
図、第5図は本考案の第2実施例を示すもので、弾性係
合片を別パーツとした斜視図、第6図および第7図は本
考案の第3実施例を示すもので、第6図は中皿の斜視
図、第7図は開状態のコンパクト容器の斜視図、第8図
および第9図は従来例を示すもので、それぞれコンパク
ト容器の縦断面図である。 10……容器本体、11……塗布体、12……中皿、13……蓋
体、19……収納凹所、19a……収納部、19b……塗布体収
納部、20……弾性係合片、20a……第1の突起、21……
第2の突起、22……突片、30……保護シート、31……切
込み、32……切欠き、A……化粧料。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自身の収納凹所(19)を化粧料収納用の中
    皿(12)を収納する収納部(19a)と塗布体(11)を収
    納する塗布体収納部(19b)とに区画した容器本体(1
    0)と、該容器本体(10)の収納凹所(19)を開閉する
    蓋体(13)とを具備してなるコンパクト容器であって、 前記中皿(12)は、前記収納凹所(19)の底板上に立設
    された弾性係合片(20)とこの弾性係合片に対向する容
    器本体壁部に突設された係合部(21)との間に着脱自在
    に係止される構成であり、しかも、前記弾性係合片(2
    0)の上端には、押圧操作によって弾性係合片を塗布体
    収納部側へ弾性変形させ中皿(12)との係合を解除する
    押し釦用の突片(22)が形成されていることを特徴とす
    るコンパクト容器。
  2. 【請求項2】前記弾性係合片(20)の突片(22)は、塗
    布体収納部(19b)に収納された塗布体(11)の一端を
    上から押さえて係止する構成とされていることを特徴と
    する請求項1記載のコンパクト容器。
  3. 【請求項3】前記中皿(12)の上面には前記弾性係合片
    (20)との間に一部が挾み込まれる保護シート(30)の
    前記弾性係合片(20)に挾み込まれる一部の周囲には切
    断可能な点線状の切込部(31)が設けられ、当該切込部
    (31)と対向する保護シート(30)の縁部には前記係合
    部(21)との干渉を避ける切欠部(32)が形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のコンパクト容器。
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JPH0630099Y2 (ja) * 1988-12-09 1994-08-17 釜屋化学工業株式会社 コンパクト容器

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