JPH09154388A - 脱穀装置 - Google Patents

脱穀装置

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JPH09154388A
JPH09154388A JP32180495A JP32180495A JPH09154388A JP H09154388 A JPH09154388 A JP H09154388A JP 32180495 A JP32180495 A JP 32180495A JP 32180495 A JP32180495 A JP 32180495A JP H09154388 A JPH09154388 A JP H09154388A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction fan
processing
dust
threshing device
net
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Pending
Application number
JP32180495A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Nakaya
正美 仲谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP32180495A priority Critical patent/JPH09154388A/ja
Publication of JPH09154388A publication Critical patent/JPH09154388A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 扱室の受網から漏下した処理物を揺動選別装
置によって揺動選別処理する脱穀装置において、装置の
大型化を伴うことなく、また、選別精度を低下させるこ
となく、処理能力をアップをする。 【解決手段】 脱穀装置の扱室2の横側部に受網8から
漏下する処理物の内で穀粒に比して比重の軽いワラ屑や
ゴミ等の塵埃を吸引除去する吸引ファン19を設けてあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱穀装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の脱穀装置は、扱室の受網から漏下
した穀粒、ワラ屑、ゴミ等の処理物を全て下方の揺動選
別装置で選別処理するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】脱穀装置においては、
脱穀処理能力をアップしたい要望がある。脱穀処理能力
をアップするには、扱室に挿入された穀稈を迅速に脱穀
して受網から漏下すれば、次々と穀稈を挿入することが
でき、能力アップを図ることができる。漏下の促進を図
るに当たって、受網の目合いを大きくすれば、漏下効率
を向上させることができるものの、ワラ屑の漏下量が多
くなり、揺動選別装置での処理量が増大して、揺動選別
装置のチャフシーブで詰まりが発生したり、或いは、穀
粒がワラ屑と一緒に機外に排出されて穀粒の回収効率が
低下する不都合がある。さらに、揺動選別装置での詰ま
りの発生、穀粒回収効率の低下を抑制するには、角度変
更可能なチャフプレートからなるチャフシーブのチャフ
開度を変更して漏下面積を大きくしなければならず、チ
ャフシーブの漏下面積を大きくするとワラ屑の漏下量が
多くなって一番物回収部並びに二番物回収部の回収物に
ワラ屑が多く含まれて、揺動選別装置での選別精度が低
下する不都合がある。
【0004】そこで、脱穀処理能力をアップする手段と
して扱室の容量を大きくすると、大径扱胴、ロング扱胴
によって脱穀装置の大型化を伴う不都合がある。
【0005】本発明は、装置の大型化を伴うことなく、
また、選別精度を低下させることなく、処理能力をアッ
プをすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、扱室の受網から漏下した処理物を揺動選別装置によ
って揺動選別処理する脱穀装置であって、扱室の横側部
に受網から漏下する処理物に含まれる塵埃を吸引除去す
る吸引ファンを設けてある。 〔作用〕受網の処理物を積極的に吸い出すことによって
漏下の促進が図られる。そして、受網から吸引する処理
物、或いは、受網から漏下する処理物の内で比重の重い
穀粒は下方の揺動選別装置に落下することとなり、穀粒
に比して比重の軽いワラ屑やゴミは吸引ファンにより吸
引されて機外に排出されることとなる。従って、揺動選
別装置へは穀粒のみが供給されることとなり、揺動選別
装置での詰まり発生の防止、穀粒回収ロスを抑制し得
る。 〔効果〕このように、吸引ファンにより受網の処理物を
積極的に吸い出すことにより、扱室の容量を大きくしな
くとも脱穀処理物の漏下の促進が図れ、脱穀装置の能力
アップを図ることができ、また、揺動選別装置上に穀粒
以外のワラ屑を落下させないようにすることによって、
揺動選別装置での処理が楽になり、チャフシーブでの詰
まり、並びに、穀粒回収ロスの防止、更には、選別精度
の低下を抑制することができる。
【0007】請求項2に記載の本発明は、扱胴の横側部
に処理胴を並設し、前記吸引ファンの排風で処理室から
漏下する塵埃を脱穀装置後方の排塵口に向けて吹き飛ば
すべく構成してある。 〔作用〕扱胴と処理胴とを並設するタイプの脱穀装置に
おいて、処理室からのワラ屑やゴミを吸引ファンの排風
で機外に排出することで、処理室から揺動選別装置のワ
ラ屑、ゴミの供給量を少なくし得る。 〔効果〕上記構成の結果、扱胴と処理胴とを並設するタ
イプの脱穀装置においても、揺動選別装置での選別精度
を低下させることなく能力アップを図ることができる。
【0008】請求項3に記載の本発明は、吸引ファンと
処理胴とを同軸上に設けて処理胴の駆動力を利用して吸
引ファンを駆動可能に構成してある。 〔作用〕吸引ファンを駆動する為の駆動装置を必要とす
ることがない。 〔効果〕上記構成の結果、吸引ファンを電動モータ等の
特別な駆動装置を必要とせずに駆動することができ、吸
引ファンを設けるものであり乍ら装置の大型化を避けら
れる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態をコン
バインに搭載される脱穀装置に付いて説明する。この脱
穀装置1は、扱室2に前後軸芯周りで回転する扱胴3
を、処理室5に前後軸芯周りで回転する処理胴6を配備
し、その扱室2と処理室5の下方に前後方向に揺動する
揺動選別装置8を配備し、その揺動選別装置8の下方に
一番物回収部14と二番物回収部15を配備し、扱胴3
と受網4とで脱穀された処理物の内で扱室2の受網4を
漏下した処理物は下方の揺動選別装置8上に供給され
て、揺動選別装置8上部のグレンパン9並びに角度変更
可能なチャフシーブ10を介して穀粒とワラ屑とに粗選
別処理され、チャフシーブ10を漏下した処理物は、下
部のグレンパン11並びにグレンシーブ12を介して精
選別処理され、単流化された穀粒は一番物回収部14に
回収され、穀粒とワラ屑とが入り混じった二番物は二番
物回収部15に回収され、そして、二番物回収部に回収
された二番物は、二番物還元装置16を介して揺動選別
装置8の始端に還元されて再処理されるようになってい
る。
【0010】他方、扱室2の受網4を漏下せずに後方に
搬送された処理物は、受網4の前後方向の中間部から後
部にかけて設けられた処理室5に搬送され、また、処理
室5に搬送されることなく受網の後方に搬送された処理
物は受網4後端の送塵口4aから揺動選別装置8のスト
ロラック13上に放出される。
【0011】前記処理室5へは、図2及び図3に示すよ
うに、連通口4bを介して処理物が供給されるようにな
っており、処理室5に供給された処理物は、処理胴6と
処理網7とによって脱穀され、処理網7を漏下した処理
物は、揺動選別装置8のチャフシーブ10上に供給さ
れ、処理網7後端の送塵口7aに到った処理物は揺動選
別装置8のストローラック13上に排出される。そし
て、揺動選別装置8上に浮遊するワラ屑やゴミ等の塵埃
は、唐箕17による送風、吸引ブロア18による吸引風
により機外に排出されるようになっている。
【0012】そして、この脱穀装置においては、前記扱
室2の横側部で且つ前記処理室5の前部に、受網4の処
理物を積極的に吸い出して受網4から漏下する処理物の
中から穀粒に比して比重の軽いワラ屑やゴミ等の塵埃を
吸引除去可能な吸引ファン19を設けてある。前記吸引
ファン19は、ファンの回転によって渦流が発生するよ
うにファンの回転軸芯に対してファンケースの吸引口1
9aが偏芯する状態で設けられており、比重の重い穀粒
は渦流吸引により途中失速して下方の揺動選別装置8上
に落下することとなり、穀粒に比して比重の軽いワラ屑
やゴミ等の塵埃のみが吸引されることとなる。そして、
前記吸引ファン19は、その排気口19bを、処理室5
に向けて設けてあり、前記吸引ファン19で吸引除去し
たワラ屑並びに排風を処理室5の処理網7から漏下する
処理物に吹き付けて、処理網7から漏下する処理物の内
のワラ屑やゴミ等と共に脱穀装置1後方の排塵口1aか
ら機外に吹き出さすべく構成してある。
【0013】〔別実施の形態〕図4及び図5に示すよう
に、扱室2の前半部の横側部に二番物還元装置16によ
って還元されて来る二番物を脱穀処理する二番処理胴2
0を設けて、前記吸引ファン19によって吸引されたワ
ラ屑やゴミ等の塵埃を前記二番処理胴20に排出して再
処理するようにしても良い。
【0014】また、上記実施の形態においては、扱胴と
処理胴とを並設した脱穀装置に付いて説明したが、扱胴
のみを備えた脱穀装置であっても良い。
【0015】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀装置の縦断側面図
【図2】同、横断平面図
【図3】同、縦断背面図
【図4】別実施形態の縦断側面図
【図5】同、縦断背面図
【符号の説明】
1a 排塵口 2 扱室 3 扱胴 4 受網 5 処理室 6 処理胴 8 受網 19 吸引ファン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扱室(2)の受網(4)から漏下した処
    理物を揺動選別装置(8)によって揺動選別処理する脱
    穀装置であって、扱室(2)の横側部に受網(8)から
    漏下する処理物に含まれる塵埃を吸引除去する吸引ファ
    ン(19)を設けてある脱穀装置。
  2. 【請求項2】 扱胴(3)の横側部に処理胴(6)を並
    設し、前記吸引ファン(19)の排風で処理室(5)か
    ら漏下する塵埃を脱穀装置後方の排塵口(1a)に向け
    て吹き飛ばすべく構成してある請求項1に記載の脱穀装
    置。
  3. 【請求項3】 前記吸引ファン(19)と前記処理胴
    (6)とを同軸上に設けて処理胴(6)の駆動力を利用
    して吸引ファン(19)を駆動可能に構成してある請求
    項2に記載の脱穀装置。
JP32180495A 1995-12-11 1995-12-11 脱穀装置 Pending JPH09154388A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32180495A JPH09154388A (ja) 1995-12-11 1995-12-11 脱穀装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32180495A JPH09154388A (ja) 1995-12-11 1995-12-11 脱穀装置

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Publication Number Publication Date
JPH09154388A true JPH09154388A (ja) 1997-06-17

Family

ID=18136607

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32180495A Pending JPH09154388A (ja) 1995-12-11 1995-12-11 脱穀装置

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JP (1) JPH09154388A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6973573B1 (ja) * 2020-06-26 2021-12-01 井関農機株式会社 脱穀装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6973573B1 (ja) * 2020-06-26 2021-12-01 井関農機株式会社 脱穀装置

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