JPH091535A - 型枠内における角形鋼管の支持装置 - Google Patents

型枠内における角形鋼管の支持装置

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JPH091535A
JPH091535A JP15141395A JP15141395A JPH091535A JP H091535 A JPH091535 A JP H091535A JP 15141395 A JP15141395 A JP 15141395A JP 15141395 A JP15141395 A JP 15141395A JP H091535 A JPH091535 A JP H091535A
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JP
Japan
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steel pipe
mold
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shaped
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JP15141395A
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English (en)
Inventor
Yasushi Ebihara
靖 蛯原
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遠心成形時、偏肉、強度不足等の成形不良や
騒音の発生しない角形鋼管を強固に支持できる支持装置
をうることを目的とするものである。 【構成】 型枠内において、角形鋼管を支持する支持部
材が角形鋼管の四隅を支持するL型支持面を形成し、分
割部に設けられる支持部材は中央から左右に分割された
もので構成され、型枠が合体したときL型支持面を形成
するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は角形鋼管内にコンクリー
トを充填し、遠心成形して鋼管コンクリート柱を製造す
るに際して型枠内に角形鋼管を支持固定して、遠心成形
するための支持装置である。
【0002】
【従来の技術】従来技術として実開昭59−14080
9号、特開平6−31721号のように筒状の遠心型枠
内に複数の支持部材を固定し、その支持部材により鋼管
を支持することが知られている。前者は型枠内面に永久
磁石を内蔵した支持体をセットし、その永久磁石で鋼管
を固定するようにしたものであり、また後者は鋼管の支
持に当って型枠の円周面に突設された固定治具により鋼
管の外側を軸長方向の複数個所で把持していて、鋼管は
半径方向にのみ拘束されるようになっており、回転止め
はない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者の方法によれば、
型枠内面の寸法精度があまりよくないので、支持体付着
力が低下し易く、型枠ボルト締緩時、遠心成形時、支持
体がずれる可能性が大きい。後者は鋼管の軸断面形状は
限定されるものではなく、矩形、円形、多角形等種々の
断面のものを用いうるとしているので、角形の場合は鋼
管は回転しない。しかし円形の場合は固定治具が半径方
向にのみ拘束するものであるから回転止めはなく、この
場合遠心成形時、鋼管がずれる恐れがある。したがって
従来のものは遠心成形時、偏肉、強度不足等の成形不良
や、騒音等の問題が生ずる。以上のような問題を解消す
るため、本発明では遠心成形時、偏肉、強度不足等の成
形不良や騒音の発生しない角形鋼管を強固に支持できる
支持装置をうることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は以上のような目
的を達成するために次のような型枠内における角形鋼管
の支持装置を提供するものである。すなわち、断面円形
の円周面を有する2分割の遠心成形用の型枠内に角形鋼
管を支持する装置において、型枠内に角形鋼管の各隅を
支持する4個の支持部材が周方向に固着され、前記支持
部材は角形鋼管の各隅部を支持するL型支持面を有し、
その型枠の分割部に対応した位置に設けられる対角線上
の支持部材はL型支持面が中央から左右に分割されたも
ので構成され、型枠が合体したときにL型支持面を構成
することを特徴とする型枠内における角形鋼管の支持装
置であり、L型支持面の表面に弾性を有する層が形成さ
れ、又角形鋼管が鋼管コンクリート柱用に使用されるも
のである。
【0005】
【作用】型枠内において、角形鋼管を支持する支持部材
が角形鋼管の4隅を支持するL型支持面を形成し、とく
に分割部に設けられる支持部材は中央から左右に分割さ
れたもので構成され、型枠が合体したときにL型支持面
を形成するようになっている。
【0006】
【実施例】以下、図面に示す実施例について説明する。
本発明は次の2つの要件からなることを特徴としてい
る。すなわち、 (1) 角形鋼管の4つの隅部をそれぞれ支持するように断
面L型の支持面を有する支持部材を型枠内の周方向に等
間隔に固着すること。 (2) 上記支持部材のうち、分割部に対応する対角線上の
2個の支持部材は中央から2つに分割され、さらにその
分割部分を境として型枠の分割部に跨がって固着されて
いること。 以上のような構成により型枠が合体したとき角形鋼管の
すべての隅部はL型支持面で強固に支持され、角形鋼管
がずれることがない。
【0007】図1において、(1)は2分割の遠心成形
の型枠であって、上型(1a)と下型(1b)とに分割
される。型枠(1)の周方向には角形鋼管(3)の各隅
を支持する4個の支持部材(2)が設けられており、軸
長方向に等間隔に複数設けられている。支持部材(2)
はL型支持面(2a)を形成し、これで角形鋼管(3)
の4隅を支持する。図示の上下の対角線上の支持部材
(2)は、2つのL型部材(9)(9)が、ベース(1
3)の上に両者の間にV字形の谷部を形成するように相
対向して配置されている。
【0008】型枠(1)が分割される分割部(8)に対
応して設けられる対角線上の2つの支持部材(2)はL
型支持面(2a)の中心から2つに分割されたブロック
部材(10)(10)からなり、型枠を合体したときに
L型支持面を構成するようになっている。以上のような
2つのL型部材(9)(9)及びブロック部材(10)
(10)は何れも固定ボルト(5)で型枠(1)に取付
られている。L型部材(9)(9)及びブロック部材
(10)(10)には、例えば硬質合成ゴム、その他の
弾性材からなるパッキン(4)が設けられ、図示のもの
ではL型部材(9)(9)にパッキン(4)を焼付けた
後、取付けボルト(6)でパッキン(4)をL型部材
(9)(9)に固定している。又、ブロック部材(1
0)(10)ではパッキン(4)を焼付けのみで固定し
ている。なお、図中(7)は分割部(8)における型枠
締緩ボルトを示す。
【0009】本発明によれば支持部材(2)を型枠
(1)内の軸方向に複数個、図2の如く取付けた後、下
型枠(1b)と上型枠(1a)の間に角形鋼管(3)を
設置し、型枠締緩ボルト(7)で型枠(1a)(1b)
を締結して遠心成形に使用する。分割式の型枠外側には
円弧状のタイヤ(11)が設けられており、型枠を合体
させることによりタイヤ(11)はリング状に形成され
る。そして遠心成形時、合体型枠は回転ローラに接触し
て支持され、回転ローラの回転により、合体型枠は回転
駆動される。その際、支持部材(2)が型枠(1)内の
周方向に等間隔で4個設けられているので回転ローラか
ら型枠の中心方向への応力が当分に分散支持され型枠が
変形することがない。
【0010】通常角形鋼管の板厚は40mm程度とされる
が、型枠の板厚はできるだけ薄くすることが多く、通常
10mm程度とされる。そのため型枠内にコンクリートを
直接流し込んで遠心成形するときは、型枠内周面にコン
クリートによる反力が均等に加わるため、型枠が回転ロ
ーラからの応力とバランスするが、角形鋼管の場合は型
枠内面との間に大きな空隙領域ができるので注意が必要
である。しかし以上のように等間隔で4個の支持部材を
設けたとしても一対の分割された型枠のそれぞれに2個
ずつ支持部材を固着した場合は分割部分を形成する型枠
の端縁部分が弱く、その部分で変形する恐れがある。そ
のため本発明では4個のうち分割部に対応する対角線上
にある2個については分割部に跨がるように固着するの
でその部分が補強される。
【0011】図1に示すように鋼管柱の面には建物の躯
体を構成する梁取付用のブラケット(12)などを予め
溶接等により固定しておくことが多いが、本発明では角
形鋼管の隅部を支持するようにしているのでブラケット
などの突出部が柱面に形成されていても型枠(1)内に
支持できる。
【0012】しかして、本発明ではL型支持部材に弾力
性のあるゴム等のパッキンがあるので型枠締結時、締緩
ボルト(7)により均一に、確実に締結することがで
き、安全に鉄筋コンクリート柱を製造できる。以上何れ
にしても本発明は角形鋼管の4つの隅部をそれぞれ支持
するように断面L型の支持面を有する支持部材を型枠内
の周方向に設けること、及び支持部材のうち分割部に対
応する対角線上の2個の支持部材は中央から2つに分割
され、さらにその分割部分を境として型枠の分割部に跨
がって設けられることを特徴とするものであり、本発明
の精神の範囲内において任意に設計変更しうるものであ
る。
【0013】
【発明の効果】本発明の請求項1の発明によれば、角形
鋼管の4隅をL型支持部材で支持するものであるから角
形鋼管は強固に支持されて遠心成形時ずれることがな
く、偏肉強度不足等の成形不良や騒音等を発生しない。
鋼管柱の面には建物の躯体を構成する梁取付用のブラケ
ットなどを予め溶接等により固定しておくことが多い
が、本発明では角形鋼管の隅部が支持されるようにした
ので、ブラケットなどの突出部が柱面に形成されていて
も型枠内に支持できる。又、本発明のように支持部材を
型枠内の周方向に等間隔に4個設けることにより、遠心
成形時における回転ローラから型枠の中心方向への応力
が当分に分散支持され、型枠が変形することがない。し
かして4個のうち、分割部に対応する対角線上にある2
個については分割部に跨がるように固着するので、その
部分が補強される。更に支持部材が型枠に予め設けられ
ているので角形鋼管毎に支持部材の設置が不必要とな
り、作業工程が軽減される。請求項2の発明によればL
型支持面の表面に弾性を有する層が形成されているの
で、型枠締結時、締緩ボルトにより均一、確実に締結さ
れることから安全に鋼管コンクリート柱を製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の型枠を分割した状態の断面図
【図2】型枠の全体平面図
【図3】同上の断面図
【図4】型枠の斜面図
【符号の説明】
1 型枠 1a 上型枠 1b 下型枠 2 支持部材 3 角形鋼管 4 パッキン 5 固定ボルト 6 取付ボルト 7 型枠締緩ボルト 8 分割部分 9 L型部材 10 ブロック部材 11 タイヤ 12 梁取付ブラケット 13 ベース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面円形の円周面を有する2分割の遠心
    成形用の型枠内に角鋼管を支持する装置において、型枠
    内に角形鋼管の各隅を支持する4個の支持部材が周方向
    に固着され、前記支持部材は角形鋼管の各隅部を支持す
    るL型支持面を有し、その型枠の分割部に対応した位置
    に設けられる対角線上の支持部材はL型支持面が中央か
    ら左右に分割されたもので構成され、型枠が合体したと
    きにL型支持面を構成することを特徴とする型枠内にお
    ける角形鋼管の支持装置。
  2. 【請求項2】 L型支持面の表面に弾性を有する層が設
    けられる請求項1記載の型枠内における角形鋼管の支持
    装置。
  3. 【請求項3】 角形鋼管が鋼管コンクリート柱用に使用
    されるものである請求項1又は2の何れかに記載の枠内
    における角形鋼管の支持装置。
JP15141395A 1995-06-19 1995-06-19 型枠内における角形鋼管の支持装置 Withdrawn JPH091535A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005349819A (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Runhorn Pretech Engineering Co Ltd 中空薄殻柱体の製造方法及びその成形装置
CN113858417A (zh) * 2021-09-14 2021-12-31 芜湖磁轮传动技术有限公司 一种用于离心式水泥制管机的永磁悬浮支撑

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Effective date: 20020903