JP4077082B2 - マンホール蓋板の傾斜調整装置 - Google Patents

マンホール蓋板の傾斜調整装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、マンホール装置に内装して、マンホール蓋板の傾斜方向及び傾斜角を調整するのに用いるマンホール蓋板の傾斜調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
マンホール装置は、地中に埋設したコンクリート製のマンホール用ブロックの上面に固定されており、マンホール用ブロックは、地中に設けられた下水道やケーブル配線用の横孔に連通している。マンホール装置の蓋板は地表面に表れており、歩行者や車両の安全な通行を妨げないように、蓋板表面は周囲の地表面と同一面とすることが望ましい。マンホール装置を最初に設置するときは、マンホール用ブロックの上面にモルタルを塗って高さを調整したうえで、マンホール装置を取り付ける等の手段により、マンホール装置の高さや角度を調整することが可能である。
【0003】
しかしマンホール装置が設置された後、周囲の地表面の改修や舗装面の補修のための重ね舗装が行われたときには、改修後の地表面とマンホール蓋板の表面とが一致しなくなるという事態が往々にして起こる。この点に着目してこの出願の発明者は、マンホール装置を、マンホール用ブロックの上面に固定される短円筒状の外枠と、外枠の内側に上下動及び傾動できるように遊隙を持って嵌装された短円筒状の内枠と、内枠の上端に嵌装される蓋板とで構成し、外枠内での内枠の高さ及び傾斜をねじ作用を利用した昇降具によって調整可能としたマンホール装置を提供している(特開平8−27825号公報、同177106号公報等参照)。
【0004】
上記構造のマンホール装置では、蓋板に作用する車両の重量が内枠を介して外枠に伝達される。この大きな重量に耐えるため、外枠の内周側に設けた内フランジと内枠との間にスペーサを介装して、蓋板にかかる荷重が外枠に伝達されるようにしている。このスペーサとして、リング状のスペーサの一部をなす短い円弧状のスペーサが用いられている。円弧状のスペーサは、一定厚さのものと円周方向に厚さ勾配を設けたものとがあり、必要に応じて複数枚を重ねて蓋板の高さや傾斜を調整する。
【0005】
蓋板の表面を周囲の地表面と合わせる作業を行う際には、スペーサの交換や追加が必要である。円弧状のスペーサは、内枠を部分的に複数箇所で支持することとなるが、内枠を取り外さなくてもマンホールの内側からスペーサの交換や追加ができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
リング状のスペーサは、内枠の下面全体を支持するので強度上有利であるが、内枠を取り外さなければ交換や追加ができない。また従来のスペーサの問題点として、地表面の種々の方向及び角度の傾斜に対応させるために、厚さ方向の勾配の異なる多種類のスペーサを準備しておかなければならないという問題があった。
【0007】
そこでこの発明は、予め設計された範囲内であれば、スペーサを交換しなくても、蓋板の傾斜方向や傾斜角を自在に調整することができ、またより少ない種類のスペーサでより細かい角度単位で蓋板の傾斜方向や傾斜角を調整することが可能なマンホール蓋板の傾斜調整装置を得ることを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明では、外枠1に形成した内フランジ4の上向き面と内枠2の下向き面との間において、くさび状の側面形状を有する2枚のリングまたはこれと実質上等価なスペーサ11、21をその軸線回りに回動可能に介装し、上記外枠1と内枠2とを、内枠2の内周部に設けた締結鍔6と外枠1の内フランジ4内周部に設けた締結鍔7とに挿通した複数のボルト8により締結固定可能に構成することにより、上記課題を解決している。
【0009】
この出願の請求項1のマンホール蓋板の傾斜調整装置は、外枠1と、この外枠の内側に上下動及び傾動可能に嵌装された内枠2と、内枠2の上端に嵌合される蓋板5とを備えたマンホール装置の蓋板の傾斜調整装置であって、外枠1と内枠2とは、内枠2の内周部に設けた締結鍔6に挿通した複数のボルト8と、外枠1の内フランジ4内周部に設けた締結鍔7に挿入した複数のナット9とにより締結固定可能に構成されており、外枠1の内側と、内枠2の内周部に設けた締結鍔6に挿通した複数のボルト8の外側との間で、かつ外枠に形成した内フランジ4の上向き面と、内枠の下向き面との間において、重ね合わせた状態でかつその軸線まわりに相対回動可能に介装された2枚のリング状スペーサ11、11を備え、各リング状スペーサ11、11の上面と下面とは所定角度で交叉する平面であることを特徴とする。
【0010】
また請求項2のマンホール蓋板の傾斜調整装置は、外枠1と、この外枠1の内側に上下動及び傾動可能に嵌装された内枠2と、内枠2の上端に嵌合される蓋板5とを備えたマンホール装置の蓋板の傾斜調整装置であって、外枠1と内枠2とは、内枠2の内周部に設けた締結鍔6に挿通した複数のボルト8と、外枠1の内フランジ4内周部に設けた締結鍔7に挿入した複数のナット9とにより締結固定可能に構成されており、外枠1の内側と、内枠2の内周部に設けた締結鍔6に挿通した複数のボルト8の外側との間で、かつ外枠に形成した内フランジ4の上向き面と内枠2の下向き面との間において、中心軸線まわりに回動可能に装着された1枚のリング状スペーサ11と、このリング状スペーサ11の円周を等分する位置に所定ピッチで移動位置決め可能に重ね合わされた円弧状スペーサ21とを備えており、リング状スペーサ11の上面と下面とは所定角度で交叉する平面であり、円弧状スペーサ21は上面と下面とが所定角で交叉する平面であるリング状スペーサ11の前記等分位置の部分を切り出して得られる形状をそれぞれが備えた複数個一組の部材であり、リング状スペーサ11と円弧状スペーサ21の対向面には、円弧状スペーサ21の円周方向及び半径方向位置を規定する凹凸の嵌合要素からなる嵌合対24、25を備え、リング状スペーサ11の嵌合要素は円周上に前記所定のピッチで配置されていることを特徴とする。
【0011】
請求項3および請求項4は、請求項1および2のリング状スペーサ11を内枠と一体化したものである。すなわち請求項3のマンホール蓋板の傾斜調整装置は、内枠2aの下向き面を上端面に対して所定角度傾斜した傾斜面とし、この内枠の下向き面と外枠に形成した内フランジ4の上向き面との間に、上面と下面が所定角度で交叉する平面としたリング状スペーサ11をその軸線回りに回動可能に介装したものである。
【0012】
また請求項4のマンホール蓋板の傾斜調整装置は、下面を傾斜面とした内枠の下向き面と外枠に形成した内フランジ4の上向き面との間に、その円周を等分する位置に所定ピッチで移動位置決め可能に円弧状スペーサ21を介装したものである。円弧状スペーサは、上面と下面とが所定角度で交叉する平面であるリングの前記等分位置の部分を切り出して得られる形状をそれぞれが備えた複数個一組のスペーサであり、内枠2aの下向き面又は外枠の内フランジの上向き面と円弧状スペーサとの対向面に円弧状スペーサの円周方向及び半径方向位置を規定する凹凸の嵌合要素からなる嵌合対を備え、内枠の下向き面又は外枠の内フランジの上向き面側の嵌合要素は円周上に前記所定のピッチで配置されていることを特徴とするものである。
【0013】
請求項5の発明は、リング状スペーサを備えた傾斜調整装置において、リング状スペーサはそのリングの内周部にリングを回転させる際の掴み部ないし差込部となる突片ないし凹所を備えていることを特徴とする。また請求項6、7の発明は、独立のまたは内枠と一体のリング状スペーサを備えた傾斜調整装置において、リング状スペーサ11および/または内枠2aの内周面にその最大厚さ位置と当該最大厚さ位置からの角度を示す目印が設けられていることを特徴とするものである。
【0014】
【作用】
上面と下面とを所定角度で交叉する平面とした2枚のリング状スペーサを重ね合わせて一方を他方に対して中心軸まわりに回動させると、下のリング状スペーサの下面に対する上のリング状スペーサの上面の傾斜角は連続的に変化する。最大傾斜角となるのは両リング状スペーサの最大厚さ部を一致させたときであり、傾斜角が最小となるのは、両リング状スペーサの最大厚さ位置と最小厚さ位置とを一致させたときである。両リング状スペーサの上面と下面とが交叉する角度は同一でなくてよいが、同一にすれば下のリング状スペーサの下面と上のリング状スペーサの上面とを平行にできる。
【0015】
また2枚重ね合わせたリング状スペーサを両者の相対位相を変えないで一体に中心軸まわりに回動すれば、傾斜の方向を変更できる。
【0016】
二枚重ねにした上記構造のリング状スペーサは、その一方を円周方向の適宜な位置で切り出して得られる複数の(3個以上の)円弧状の部材としたときも、上記作用は達成される。このように一方のリング状スペーサをこれと等価な複数の円弧状スペーサにして用いるときは、マンホールに作用する荷重を均一に支持できるように、円弧状スペーサを円周を等分する位置に配置し、かつ複数の円弧状スペーサの相対位置関係が保持されるように、その円周方向位置を規制する位置決め対を設ける必要がある。また円弧状スペーサはマンホールの内側へ脱落する虞があるので、半径方向位置も規制すべきである。これらの規制はリング状スペーサと円弧状スペーサとの間に凹凸の嵌合対を設けることにより容易に達成できる。
【0017】
重ね合わされるスペーサの一方を複数の円弧状スペーサとしたときは、前記嵌合対を設ける関係上、リング状スペーサと円弧状スペーサの中心軸線のまわりの相対回動を連続的に行わせることは困難である。従って角度の調整は段階的にならざるを得ないが、リング状スペーサ側に設ける係合要素の間隔を適切に選ぶことにより、実用上充分な角度間隔で蓋板の傾斜方向及び傾斜角を調整できる。蓋板の表面と周囲の地表面とのわずかな角度誤差は、視覚上の点からも走行や歩行上の点からも問題がないからである。
【0018】
リング状スペーサの内周側に設けた突片や凹所は、リング状スペーサを回動させるときに用いる。この突片や凹所は円周の2以上の箇所に設けることができ、外枠と内枠とを繋ぐ締結ボルトの配置間隔と異なる間隔で設けるのが好ましい。
【0019】
リング状スペーサの厚さの勾配はわずかであるので、一見しただけではその最大厚さ位置を正確に見つけることはできない。最大厚さ位置とその位置からの角度を示す目印を設けることにより、傾斜調整作業をより容易かつ正確に行うことができる。
【0020】
なお蓋板の高さの調整は、上記構造のリング状スペーサに加えて等しい厚さの円弧状スペーサを重ね合わせることによって行う。高さ調整するときに内枠を取り外すことに問題がなければ、厚さの均一なリング状スペーサを用いることもできる。
【0021】
上記説明は、2枚のリング状スペーサまたはリング状スペーサと円弧状スペーサとを組み合わせて用いた場合のものであるが、上側に配置したリング状スペーサを内枠の下向き面に一体化し、この内枠とその下側のリング状スペーサまたは円弧状スペーサとを中心軸線まわりに相対回動することで、上記作用と全く同様に、蓋板上面の傾斜方向及び傾斜角を調整できる。この構造の場合は、内枠に一体化されたリング状スペーサの回動が必要なとき、内枠と外枠とを締結しているボルトを外さねばならない不利があるが、スペーサの全体高さを低くでき、部品点数も少なくできるという利点がある。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明のマンホール装置の全体構造を示す断面図である。外枠1は、地中に埋設したコンクリート製のマンホール用ブロックの上面に固定され、外枠1の下端には外側に延びる外フランジ3と内側に延びる内フランジ4とを備えている。内枠2は上端に蓋板5が嵌合され、その下向き面が外枠1の内フランジ4の上向き面と対向している。外枠1の内フランジ4の上向き面と内枠2の下向き面との間にはスペーサが挿入され、このスペーサにより蓋板5の高さ、傾斜角及び傾斜方向が設定される。
【0023】
内枠2は、その内周部に設けられた4個の締結鍔6に挿通した4本のボルト8と、外枠1の内フランジ4の内周部に設けられた8個の締結鍔7の半数に挿入した4個のナット9とで外枠1に締結固定されている。
【0024】
この出願の請求項1の発明では、上記スペーサを重ね合わされた2枚のリング状スペーサ11で構成する。リング状スペーサ11は、図2及び図3に示すように、その上面12を含む平面13と下面14を含む平面15とが所定の角度(夾角)で交叉する、それぞれが一平面の上面および下面を備えている。交叉角は1〜2度程度である。リング状スペーサ11の内周面には、リングを回動するときにバールの先端などを引っかける突起16が三箇所設けられている。このリング状スペーサ11は、外枠1に対する内枠2の昇降及び締結を行うボルト8の外周側に配置され、かつボルト8が円周四箇所に配置されているので、突起16を三箇所とすることにより、ボルトに遮られていない二箇所を使ってリング状スペーサ11の回動作業を行うことができる。この突起16の一箇所を幅広としてリング状スペーサ11の最大厚さ位置に設けることにより、最大厚さ位置を示す目印として用いることができる。リング状スペーサ11の内周にはこの最大厚さ位置を示す目印16からたとえば30度毎に目盛線18を設けておく。
【0025】
この出願の請求項2の発明では、上記スペーサを1枚のリング状スペーサ11とこれに重ね合わされた複数一組の円弧状スペーサ21とで構成する。円弧状スペーサ21は、図5及び図6に示すように、複数(図では4個)のスペーサを円周上に等間隔で配置したとき、それらの下面を含む平面22と上面を含む平面23とのそれぞれが角度Eで交叉する一平面となるように、各円弧状スペーサ21の面の傾斜角を決める。さらに各円弧状スペーサ21には下面に円周方向に細長い2個の嵌合対としての凹所24を設け、一方これと重ね合わされるリング状スペーサ11の上面には、たとえば30度ピッチ12個の嵌合対としての突起25を設け、前記凹所24と突起25との嵌合により、リング状スペーサ11上における円弧状スペーサ21の位置が移動しないようにする。
【0026】
以上のように形成した2枚のリング状スペーサ11を図1及び図4のように重ね合わせて、又は図5及び図6のようにリング状スペーサ11と複数一組とした円弧状スペーサ21とを重ね合わせて、外枠の内フランジ4の上向き面と内枠2の下面との間に介装してマンホール装置を設置しておけば、その設置時に蓋傾斜角を周囲の地表面に合わせて調整することができるとともに、設置後の地表面の補修等により、勾配が変わったときにそれに合わせて蓋の傾斜方向及び傾斜角を調整することが可能になる。作用の項で述べたように、傾斜方向の調整は、重ね合わされたスペーサを一体として回動させることによって行われ、傾斜角の調整はリング状スペーサに対して他方のリング状スペーサ又は円弧状スペーサを相対的に回動させることによって行われる。
【0027】
お蓋の高さの調整も必要であれば、上記スペーサにさらに厚さが一定の円弧状スペーサ21を積み重ねることによって調整する。厚さが一定の円弧状スペーサ21は正確な厚さのものが容易に製造でき、かつ同一形状のものを円周上のどの位置にも使用できるし、同一厚さのものを複数枚重ね合わせて任意の高さに調整できるので、スペーサのコストが高くなったり、高さ調整作業が面倒になることはない。
【0028】
図7は、蓋板5が嵌合される上端面に対して下面を交叉角Eの傾斜面とした内枠2aの下面と、外枠1の内フランジ4の上向き面との間に、リング状スペーサ11ないし円弧状スペーサ21を介装した実施例である。すなわち、この実施例の内枠2aは、図4の実施例の上側のリング状スペーサ11又は図6の実施例のリング状スペーサ11と円弧状スペーサ21とを上下逆にして上側にしたリング状スペーサ11をこれらの実施例の内枠2の下面に一体化したものと考えてよい。内枠2aとリング状スペーサ11あるいは円弧状スペーサ21を相対回動して蓋板5の上面の傾斜方向と傾斜角を前述と同じように調整できる。この調整に際し、内枠2aはその締結ボルトの配置間隔を単位としてしか回動できないが、内枠2aの締結鍔6の2〜3倍の数で内フランジ4の内周部にナット9装着用の締結鍔7を等分に配置することにより、それらの選択によって実用上十分な精度で傾斜方向の調整ができる。この場合の内枠2aにも内周に最大厚さ位置を示す目印16とこの目印からの角度を示す目盛線18を設けることで傾斜角や傾斜方向をわかりやすくできる。
【0029】
図7の実施例の他の利点は、1枚のスペーサの厚さを内枠の高さに含ませることができるので、マンホール装置の全体高さを低くでき、またはマンホール枠の高さを一定にしたときは高さ調整範囲をその分大きくできることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のマンホール装置の全体構造を示す断面図
【図2】リング状スペーサの平面図
【図3】リング状スペーサの断面側面図
【図4】リング状スペーサを介装したマンホール装置の断面側面図
【図5】リング状スペーサと円弧状スペーサを積み重ねた平面図
【図6】図5の断面側面図
【図7】請求項3、4の実施例の断面側面図
【符号の説明】
1 外枠
2 内枠
4 内フランジ
5 蓋板
11 リング状スペーサ
21 円弧状スペーサ

Claims (7)

  1. 外枠(1)と、この外枠(1)の内側に上下動及び傾動可能に嵌装された内枠(2)と、内枠(2)の上端に嵌合される蓋板(5)とを備えたマンホール装置の蓋板の傾斜調整装置であって、
    外枠 (1) と内枠 (2) とは、内枠 (2) の内周部に設けた締結鍔 (6) に挿通した複数のボルト (8) と、外枠 (1) の内フランジ (4) 内周部に設けた締結鍔 (7) に挿入した複数のナット (9) とにより締結固定可能に構成されており、
    外枠 (1) の内側と、内枠 (2) の内周部に設けた締結鍔 (6) に挿通した複数のボルト (8) の外側との間で、かつ外枠(1)に形成した内フランジ(4)の上向き面と、内枠(2)の下向き面との間において、重ね合わせた状態でかつその軸線まわりに相対回動可能に介装された2枚のリング状スペーサ(11,11)を備え、
    各リング状スペーサ(11,11)の上面と下面とは所定角度で交叉する平面であることを特徴とする、マンホール蓋板の傾斜調整装置。
  2. 外枠(1)と、この外枠(1)の内側に上下動及び傾動可能に嵌装された内枠(2)と、内枠(2)の上端に嵌合される蓋板(5)とを備えたマンホール装置の蓋板の傾斜調整装置であって、
    外枠 (1) と内枠 (2) とは、内枠 (2) の内周部に設けた締結鍔 (6) に挿通した複数のボルト (8) と、外枠 (1) の内フランジ (4) 内周部に設けた締結鍔 (7) に挿入した複数のナット (9) とにより締結固定可能に構成されており、
    外枠 (1) の内側と、内枠 (2) の内周部に設けた締結鍔 (6) に挿通した複数のボルト (8) の外側との間で、かつ外枠(1)に形成した内フランジ(4)の上向き面と内枠(2)の下向き面との間において、中心軸線まわりに回動可能に装着された1枚のリング状スペーサ(11)と、このリング状スペーサ(11)の円周を等分する位置に所定ピッチで移動位置決め可能に重ね合わされた円弧状スペーサ(21)とを備えており、
    リング状スペーサ(11)の上面と下面とは所定角度で交叉する平面であり、
    円弧状スペーサ(21)は上面と下面とが所定角で交叉する平面であるリング状スペーサ(11)の前記等分位置の部分を切り出して得られる形状をそれぞれが備えた複数個一組の部材であり、
    リング状スペーサ(11)と円弧状スペーサ(21)の対向面には、円弧状スペーサ(21)の円周方向及び半径方向位置を規定する凹凸の嵌合要素からなる嵌合対(24,25)を備え、リング状スペーサ(11)の嵌合要素は円周上に前記所定のピッチで配置されていることを特徴とする、マンホール蓋板の傾斜調整装置。
  3. 外枠(1)と、この外枠(1)の内側に上下動及び傾動可能に嵌装された内枠(2a)と、内枠(2a)の上端に嵌合される蓋板(5)とを備えたマンホール装置の蓋板の傾斜調整装置であって、
    外枠 (1) と内枠 (2a) とは、内枠 (2a) の内周部に設けた締結鍔 (6) に挿通した複数のボルト (8) と、外枠 (1) の内フランジ (4) 内周部に設けた締結鍔 (7) に挿入した複数のナット (9) とにより締結固定可能に構成されており、
    内枠(2a)の下向き面は蓋板(5)を嵌合する上端面に対して所定角度傾斜した傾斜面であり、
    外枠 (1) の内側と、内枠 (2a) の内周部に設けた締結鍔 (6) に挿通した複数のボルト (8) の外側との間で、かつ外枠(1)に形成した内フランジ(4)の上向き面と内枠 (2a) の下向き面との間において、その軸線回りに回動可能にリング状スベーサ(11)が介装されており、
    このリング状スペーサ(11)はその上面と下面が所定角度で交叉する平面であることを特徴とする、マンホール蓋板の傾斜調整装置。
  4. 外枠(1)と、この外枠(1)の内側に上下動及び傾動可能に嵌装された内枠(2a)と、内枠(2a)の上端に嵌合される蓋板(5)とを備えたマンホール装置の蓋板の傾斜調整装置であって、
    外枠 (1) と内枠 (2a) とは、内枠 (2a) の内周部に設けた締結鍔 (6) に挿通した複数のボルト (8) と、外枠 (1) の内フランジ (4) 内周部に設けた締結鍔 (7) に挿入した複数のナット (9) とに より締結固定可能に構成されており、
    内枠(2a)の下向き面は蓋板(5)を嵌合する上端面に対して所定角度傾斜した傾斜面であり、
    外枠 (1) の内側と、内枠 (2a) の内周部に設けた締結鍔 (6) に挿通した複数のボルト (8) の外側との間で、かつ内枠(2a)の下向き面と外枠(1)に形成した内フランジ(4)の上向き面との間において、
    その円周を等分する位置に所定ピッチで移動位置決め可能に円弧状スペーサ(21)が介装されており、円弧状スペーサ(21)は上面と下面とが所定角度で交叉する平面であるリングの前記等分位置の部分を切り出して得られる形状をそれぞれが備えた複数個一組のスペーサであり、
    内枠(2a)の下向き面又は外枠(1)の内フランジ(4)の上向き面と円弧状スペーサ(21)との対向面に円弧状スペーサー(21)の円周方向及び半径方向位置を規定する凹凸の嵌合要素からなる嵌合対(24,25)を備え、
    内枠(2a)の下向き面又は外枠(1)の内フランジ(4)の上向き両側の嵌合要素は円周上に前記所定のピッチで配置されていることを特徴とする、マンホール蓋板の傾斜調整装置。
  5. リング状スペーサ(11)はそのリングの内周部にリングを回転させる際の掴み部ないし差込部となる突片ないし凹所を備えていることを特徴とする、請求項1、2または3記載のマンホール蓋板の傾斜調整装置。
  6. リング状スペーサ(11)の内周面にその最大厚さ位置と当該最大厚さ位置からの角度を示す目印が設けられていることを特徴とする、請求項1、2または3記載のマンホール蓋板の傾斜調整装置。
  7. 内枠(2a)の内周面にその最大厚さ位置と当該最大厚さ位置からの角度を示す目印が設けられていることを特徴とする、請求項3または4記載のマンホール蓋板の傾斜調整装置。
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