JPS5830806B2 - 偏心緊張プレキヤストコンクリ−ト構築材の製造方法 - Google Patents

偏心緊張プレキヤストコンクリ−ト構築材の製造方法

Info

Publication number
JPS5830806B2
JPS5830806B2 JP263076A JP263076A JPS5830806B2 JP S5830806 B2 JPS5830806 B2 JP S5830806B2 JP 263076 A JP263076 A JP 263076A JP 263076 A JP263076 A JP 263076A JP S5830806 B2 JPS5830806 B2 JP S5830806B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formwork
concrete
steel
steel material
small frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP263076A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5286417A (en
Inventor
洋 佐藤
桂治 小倉
理市 小林
弘毅 松崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
Priority to JP263076A priority Critical patent/JPS5830806B2/ja
Publication of JPS5286417A publication Critical patent/JPS5286417A/ja
Publication of JPS5830806B2 publication Critical patent/JPS5830806B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、遠心力を利用する偏心プレストレスコンクリ
ート材の製造方法の改良に関する。
従来、遠心力を利用して、偏心プレストレスコンクリー
ト材を製造する際には、たとえば特公昭49−1609
3に開示されているように、型枠内にコンクリート横断
面の重心を通る主軸線より一方に偏した位置にPC鋼棒
を配置し、型枠の外方に別の円形外枠を設け、該円形外
枠内で前記主軸線より他方に偏した位置にバランス用鋼
棒を配置し、型枠内にコンクリートを投入してPC鋼棒
およびバランス鋼棒を緊張固定し、その型枠を回転して
偏心プレストレスコンクリート製品を製造していた。
本発明は型枠の外方にバランス用鋼棒を設置することな
く、またこれを覆うための円形外枠を設けることなく遠
心力を利用して偏心プレストレスコンクリート材を製造
する方法を提供するもので、その特徴は、コンクリート
を成形する型枠内にコンクリート横断面の重心を通る主
軸線より一方に偏した位置にPC鋼材を配置し、さらに
、前記主軸線より他方に偏した位置にPC鋼材を配置す
るとともに、同型枠の内壁に沿って小型枠を配置し、該
小型枠に外接しまたは該小型枠内にバランス鋼材を配置
し、バランス鋼材およびPC鋼材を緊張固定し、型枠内
のコンクリートを遠心力により成形することを特徴とす
る偏心プレストレスコンクリート材の製造方法にある。
本発明を第1図、第2図に示す実施例を参照しながら説
明すると、1は偏心プレストレスコンクリート梁または
柱などを成形するための型枠で、割型した2つの型枠部
材1′、1“からなる。
2は型枠部分1′ の内側上部の中央に配置された小型
枠である。
この小型枠2は下面に溝3を備えている。
4はバランス用鋼材であり、これは前記溝3に嵌入して
配置される。
5はPC鋼棒で型枠1内において偏心した位置に配設さ
れる。
すなわち、コンクリートを形成する型枠内において、コ
ンクリート横断面の重心を通る主軸線より一方に偏した
位置にたとえば8本のPC鋼材5が配設され、他方に偏
した位置に4本のPC鋼材が配置される。
図示の場合、バランス鋼材3は2本配設され、各鋼材に
は防錆剤が塗布される。
第3図は小型枠2内にバランス鋼材4を配設した場合を
示しており、この小型枠2には、バランス用鋼棒4を挿
通するためのシース6が等間隔に配置されており、型枠
内には、コンクリート7が充填されている。
この小型枠2は第4図に示すように型枠1の一ヒ部の両
隅部に設けることも可能である。
小型枠3は型枠部材1′ と別体または一体に設けられ
る。
8は遠心力駆動装置(図示せず)上に型枠を配置するた
めのタイヤであり、これは型枠1に装着される。
第6図および第7図において9はコツク一部分、10は
床用スラブ、11はモルタルで、これによってコンクリ
ート材12と該スラブ10とが接着固定される。
上記のように構成した本発明の装置により偏心プレスト
レスコンクリート梁または柱を成形するには、型枠部材
1′、1“内に小型枠2、バランス鋼棒4、およびPC
鋼棒5を配置し、型枠1を組立ててからタイヤ8を取付
ける。
次いで、慣用の緊張装置(図示せず)によって、上記バ
ランス用鋼棒4とPC鋼棒5に緊張力を導入する。
その除土じる反力は型枠1に伝わるがバランス鋼棒5が
設けであるため型枠1には偏心を生じない。
その状態で型枠1内にコンクリート2を投入し、型枠1
を回転し、慣用方法によって遠心力成形する。
成形後、回転を止め一定の期間養生を行ってコンクリー
トが所定の強度に達したとき緊張力を緩和するとコンク
リート材にプレストレスが導入される。
そのさいバランス鋼棒4は小型枠2の溝3またはシース
6内にあるから緊張力を緩和すると元に戻る。
かくして、コンクリート構築材2には偏心緊張力による
プレストレスが与えられる。
本発明によれば、コンクリートの遠心力成形中型枠1に
偏心を生じないから型枠が偏曲する恐れはなく、従って
偏心プレストレス力が導入された長尺のコンクリート梁
または柱を遠心力の利用により製造することができる。
さらに、コンクリート成形後小型枠2を取り除いた部分
9上に床用のスラブ10を設置し、該部分9にモルタル
11を注入し、固着させ、床スラブ10を偏心プレスト
レスコンクリート体12と一体に形成することができる
以上のような構成、作用により本発明は充のような効果
を有する。
第2図に示す実施例においては、バランス鋼材の緊張力
を解放した場合、コンクリートと接する面で鋼材とコン
クリートとの間に剪断力が働き、バランス鋼材は、コン
クリートから自然に剥離される。
また、妨銹剤が剥離剤の作用をも現出するのでバランス
鋼材をコンクリートより除去する事は極めて容易である
さらに、角型粋のみで円型の外枠を用いることなくコン
クリート材を遠心力成形することができる。
また小型枠を取除いた部分をコツク一部分として利用し
、床スラブ材との接合用に用いることができる。
さらに前記従来技術(特公昭49−16093)と比べ
本発明は以下の点に効果を有する。
従来技術によると緊締板、固定板は少なくとも外円枠の
断面を必要とするのに反して本発明では内枠の断面で足
りる。
従来技術においては、外円枠を取り去ると緊締板の外縁
は片持梁の作用を呈する。
従って緊締板の断面積は大きくしなければならなくなる
本発明では緊締板はそのような片持状態にならないので
有利である。
保安上も従来技術ものは外円枠が必要である。
この種の部材は他部材との緊結用コツクーがいずれにお
いても必要であるが、本発明はこのコツクー用鋼製小型
枠を有利に利用して従来技術の欠点を解消させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る偏心プレストレスコンクリート
材の遠心力利用製造装置の要部の斜視図、第2図、第3
図、および第4図は型枠に小型枠を配した縦断面図、第
5図は本考案に係る小型枠の斜視図、第6図はコンクリ
ート部材に床スラブを載置した斜視図、第7図は型枠を
取りはずした後のコンクリート成形体を示す。 1・・・型枠、2・・・小型枠、4・・・バランス鋼材
、5・・・PC鋼材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 コンクリートを成形する型枠内にコンクリート横断
    面の重心を通る主軸線より一方に偏した位置にPC鋼材
    を配置し、前記主軸線より他方に偏した位置にPC鋼材
    を配置するとともに、同型枠の内壁に沿って小型枠を配
    置し、該小型枠に外接しまたは該小型枠内に、バランス
    鋼材を配置し、バランス鋼材およびPC鋼材を緊張固定
    し、型枠内のコンクリートを遠心力により成形すること
    を特徴とする偏心プレストレスコンクリート材の製造方
    法。
JP263076A 1976-01-12 1976-01-12 偏心緊張プレキヤストコンクリ−ト構築材の製造方法 Expired JPS5830806B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP263076A JPS5830806B2 (ja) 1976-01-12 1976-01-12 偏心緊張プレキヤストコンクリ−ト構築材の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP263076A JPS5830806B2 (ja) 1976-01-12 1976-01-12 偏心緊張プレキヤストコンクリ−ト構築材の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5286417A JPS5286417A (en) 1977-07-18
JPS5830806B2 true JPS5830806B2 (ja) 1983-07-01

Family

ID=11534705

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP263076A Expired JPS5830806B2 (ja) 1976-01-12 1976-01-12 偏心緊張プレキヤストコンクリ−ト構築材の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5830806B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020067133A1 (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 株式会社Cygames プログラム、処理装置及び処理方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55108552A (en) * 1979-02-09 1980-08-20 Fuji Ps Concrete Precast concrete board for embeddinggtype molding flask* and method and device for making said board

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020067133A1 (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 株式会社Cygames プログラム、処理装置及び処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5286417A (en) 1977-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5830806B2 (ja) 偏心緊張プレキヤストコンクリ−ト構築材の製造方法
JPH0280747A (ja) 梁構造
JPH0742369A (ja) 鉄骨柱の建て込み方法
JPH046458Y2 (ja)
JPH0784763B2 (ja) S造建物に於ける鉄骨柱脚固定部の箱抜用篭型枠
JPH06272311A (ja) プレキャストコンクリート柱と鉄骨梁との接合構法
JPH10184028A (ja) 建物の耐震補強構造
JP4006783B2 (ja) 半pc柱の遠心成形型枠
JPH11172759A (ja) 制震用建築材料、制震構造及びその構築方法
JPH023844B2 (ja)
JP3215956B2 (ja) プレキャストコンクリート梁
JP4658090B2 (ja) 外殻PCa部材の製造方法および外殻PCa部材を製造する型枠装置
JPS6322241Y2 (ja)
JPH06129102A (ja) 柱型枠
JPH1150466A (ja) 柱脚部用型枠の形成方法及び柱脚用型枠の堰板連結用部材
JPH06306935A (ja) Rc構造物の柱・梁接合部構造とその構築法
JP2881254B2 (ja) 耐震壁のハーフプレキャストコンクリート化構造
JPH0784762B2 (ja) 鉄骨柱脚の固定工法
JPS6320780Y2 (ja)
JP2651477B2 (ja) 建造物の外壁枠の取付け構造
JPH10159351A (ja) 既存の建物のための耐震補強板、補強構造および補強方法
JP2919775B2 (ja) プレテンション桁用防蝕可動アンカー装置
JPH01268976A (ja) コンクリート打込み金属板の曲面施工方法
JPH026901B2 (ja)
JPH02292428A (ja) 現場打設コンクリート充填型pc梁