JP2667358B2 - トンネルライナの製造方法及び装置 - Google Patents

トンネルライナの製造方法及び装置

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JP2667358B2 JP5303931A JP30393193A JP2667358B2 JP 2667358 B2 JP2667358 B2 JP 2667358B2 JP 5303931 A JP5303931 A JP 5303931A JP 30393193 A JP30393193 A JP 30393193A JP 2667358 B2 JP2667358 B2 JP 2667358B2
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Tokyo Gas Co Ltd
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Nippon High Strength Concrete Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールド工法や推進工
法に用いられる円弧状のコンクリート製のトンネルライ
ナの製造方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シールド工法や推進工法に用いられるコ
ンクリート製のトンネルライナは、その外面とシールド
機が接触して侵入水を防ぐ機能が必要であり、外周面及
び隣接ライナとの当接部が、密実正確で、滑らかな仕上
となっていることが重要である。このようなトンネルラ
イナを製造するために、コンクリートを遠心成形するこ
とが知られている。
【0003】本発明者らは、トンネルライナを適切な大
きさの円弧状製品に分割し、遠心成形によってこれを製
造し、特に外周面や隣接ライナとの当接面の精度の高
い、高品質のトンネルライナを高能率で製造する技術を
開発している。ところが、遠心成形によって円弧状のト
ンネルライナを製造する場合、ドラム内に円弧状の複数
の型枠を配設すると、型枠相互間はコンクリートが詰ま
らないので遠心成形ドラムは円周に亘り不均一荷重とな
り、アンバランスを生ずる。このため遠心成形ドラムは
高い剛性を必要とし、特に直径の大きいトンネルライナ
の遠心成形ドラムは剛性の大きい重装備とせざるを得
ず、実際には大径のトンネルライナの遠心成形は困難で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】トンネルライナを適切
な円弧状製品に分割し、これを遠心成形によって製造す
る場合、コンクリート型枠が不均一に配設されて遠心成
形型枠ドラム内に不均衡荷重を生ずることとなる。遠心
成形では、重力の加速度の数十倍の加速度の遠心力をコ
ンクリートに付与する。このため、分割してドラム内に
配設されたトンネルライナ型枠内のコンクリートは、ド
ラムに対して著しい不均等荷重を生じ、回転中にドラム
が変形する。この変形を防止するためまた、大径のトン
ネルライナを製造する場合において遠心成形時のドラム
には中心径の二乗に比例した重力が作用することにな
り、非常に大きな剛性を付与した遠心成形ドラムを製作
しなければならない。ドラムに十分な剛性をもたせるた
めには、遠心成形ドラムは、著しい重装備となり、実現
が困難となる。
【0005】また、従来のように2軸の車輪上で遠心成
形する場合ではおのずと製造できる内径に限界があり4
m程度のものまでである。本発明は、このような問題を
解決し、大径のトンネルライナでも容易に遠心成形でき
るような製造方法及び装置を提供することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために提案されたもので、遠心成形ドラムを水
平回転するようにしたものである。すなわち、中心軸を
鉛直にし、この中心軸回りに自転する遠心成形ドラム内
に、円弧状の複数のトンネルライナの個別型枠を着脱自
在に取付け、トンネルライナを遠心成形することを特徴
とするトンネルライナの製造方法である。この場合に、
まず円弧状中空密閉型枠を、円弧状の側板を直立させた
姿勢に保持し、この型枠内にコンクリートを充満充填
し、振動締固めし、その後、この型枠を前記遠心成形ド
ラム内に取付けて、トンネルライナを遠心成形すると、
特に隣接トンネルライナと当接する端面が密実正確なト
ンネルライナを製造することができる。
【0007】本発明法を好適に実施することができる本
発明の装置は、中心軸を鉛直に配設した遠心成形ドラム
と、このドラム内に着脱自在に取り付ける円弧状中空密
閉型枠と、このドラムの外周に配設した複数の駆動ロー
ラとからなることを特徴とするトンネルライナの製造装
置である。
【0008】
【作用】本発明では中心軸を鉛直にし、水平に回転する
遠心成形ドラムを用いる。従来の遠心成形ドラムは回転
軸が水平になっており、鉛直面内で回転するようになっ
ている。この場合、遠心成形ドラムは外周に長手方向に
間隔をあけて複数の鋼製タイヤを装着し、このタイヤを
それぞれ2個の受ローラで受けて回転する。2個の受ロ
ーラは垂直荷重と共に水平荷重も受け、過酷な条件下で
使用される。
【0009】このような遠心成形ドラムではドラムの変
形を防止するために剛性の高い構造を必要とする。トン
ネルライナの遠心成形では重力の加速度の数十倍の加速
度をコンクリートに付与する。コンクリートは遠心成形
ドラム内に不均等に配設されているので、ドラム円周に
沿う遠心力の作用は著しいアンバランスを生じドラムを
変形させる。この変形を防止するためにさらにドラムの
剛性を高めなければならない。
【0010】これに比し本発明の遠心成形ドラムは中心
軸を鉛直にし水平面内で回転するので、ドラムの鉛直荷
重を多数の受ローラで支持することができ、ドラムの半
径方向すなわち遠心力の作用方向の荷重も多数の受ロー
ラ兼駆動ローラで受けることができるので、ドラム内に
配設したコンクリートが不均衡であっても剛性の高い重
装備のドラムを必要としない。また不均衡を均一化させ
るためのカウンターウェイトの取付等を要しない。
【0011】従って、大径の高速回転ドラムを容易に製
作することができる。そしてこれを用いて大径のトンネ
ルライナを製造することができる。また、ドラムの上方
が開放しているので、型枠の取付、取外しが容易であ
り、また水平ドラムのようにドラムを2つ割りにする必
要がない。さらに、ドラムに取り付けられた型枠内にコ
ンクリートを供給する場合、従来の水平ドラムのように
ドラムを回転して遠心力を作用させながら供給する必要
がない。従って、型枠外にこぼれるコンクリート量が最
小限となる。
【0012】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1は実施例の遠心成形ドラム10の平面図であ
る。円弧状の個別型枠1a、1b、1c、1dは、それ
ぞれ円弧板状の底板と、トンネルライナの四周を囲む周
縁側板と円弧板状の内面板が一体に組み立てられて中空
密閉型枠を構成しており、遠心成形ドラムシェル2の内
面に取り付けられている。この取付け部はドラムシェル
2の外周に巻回した形鋼フランジ3によって補強されて
いる。
【0013】ドラムシェル2の外周にはタイヤ4が設け
られているが、ドラムシェル2は特別に剛性を高めるた
めの重装備の補強をしていない。タイヤ4は鉛直荷重を
受ける多数の受ローラ5によって支持されている。また
タイヤ4はその外周に設けた駆動ローラ6によって半径
方向を支持されている。駆動ローラ6は図示しない押付
装置によってドラムの半径方向外側からタイヤ4に押し
つけられ、図示しない駆動装置によって回転され、タイ
ヤ4を水平回転させる。駆動ローラ6は少なくともドラ
ムの中心角180度の位置に2個を設ける。ドラムの中
心に対して対称の位置にそれぞれ対にして複数個を設け
ると好適である。
【0014】個別のトンネルライナの型枠、例えば型枠
1aは、図2に示すように底板11、底板補強リブ1
8、矩形側板12、円弧状側板13、内面板14から構
成されており、底板補強リブ18又はその端部に設けら
れた取付部材15によってドラムシェル2内に固定され
る。矩形側板12、円弧状側板13は、着脱自在に底板
11に取付けられており、内面板14は側板12に取り
付けられている。コンクリート製品を脱型するとき、内
面板14、側板12、13は取り外し可能となってい
る。内面板14はコンクリート投入開口17を備え、こ
の投入開口17は閉止板16によって閉じる。
【0015】図2は、個別のトンネルライナの型枠1a
を円弧状側板13を直立させた姿勢でコンクリートを打
設し、テーブルバイブレータ20上に載せてコンクリー
トの振動締固めを行う状況を示している。型枠1aは図
示しない吊装置で吊り下げられている。この振動締固め
を終了したコンクリート入りの型枠を、鉛直中心軸回り
に自転する図1に示す遠心成形ドラム10内に着脱自在
に取付け、トンネルライナを遠心成形する。
【0016】実施例の製造方法及び装置によれば、ドラ
ムシェルには格別高い剛性を付与する必要がなく、直径
の大きいトンネルライナを容易に製造することができ
る。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、剛性の大きい重装備の
ドラムシェルを必要とせず、型枠の組み込み、着脱も容
易で、寸法の正確な良質のトンネルライナを容易に製造
することができる。特に大口径のトンネルライナの遠心
成形が容易に可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のトンネルライナのドラム型枠の平面図
である。
【図2】実施例のトンネルライナの製造方法の説明図で
ある。
【符号の説明】
1a、1b、1c、1d 個別型枠 2 ドラムシェル 3 補強フランジ 4 タイヤ 5 受ローラ 6 駆動ローラ 7 フランジ 10 遠心成形ドラム 11 底板 12 矩形側板 13 円弧状側板 14 内面板 15 取付部材 16 閉止板 17 投入開口 18 補強リブ 20 テーブルバイブレータ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛直中心軸回りに自転する遠心成形ドラ
    ム内に、円弧状の複数のトンネルライナの個別の中空密
    閉型枠を着脱自在に取付け、トンネルライナを遠心成形
    することを特徴とするトンネルライナの製造方法。
  2. 【請求項2】 円弧状の側板を直立させた姿勢に円弧状
    中空密閉型枠を保持し、該型枠内にコンクリートを充満
    充填し、振動締固めした後、この型枠を前記遠心成形ド
    ラム内に取付けて、トンネルライナを遠心成形すること
    を特徴とする請求項1記載のトンネルライナの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 中心軸を鉛直に配設した遠心成形ドラム
    と、該ドラム内に着脱自在に取り付ける円弧状中空密閉
    型枠と、該ドラムの外周に配設した複数の駆動ローラと
    からなることを特徴とするトンネルライナの製造装置。
JP5303931A 1993-05-11 1993-12-03 トンネルライナの製造方法及び装置 Expired - Fee Related JP2667358B2 (ja)

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EP94107279A EP0624714A3 (en) 1993-05-11 1994-05-10 Removal element, as well as method and device for its manufacture.
SG1995000798A SG45107A1 (en) 1993-05-11 1994-05-10 Tunnel liner its fabrication method and its fabrication apparatus
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