JPH09152646A - ファインダー光学系 - Google Patents
ファインダー光学系Info
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- JPH09152646A JPH09152646A JP7336070A JP33607095A JPH09152646A JP H09152646 A JPH09152646 A JP H09152646A JP 7336070 A JP7336070 A JP 7336070A JP 33607095 A JP33607095 A JP 33607095A JP H09152646 A JPH09152646 A JP H09152646A
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Abstract
インダー像の観察が可能な実像式のファインダー光学系
を得ること。 【解決手段】 対物光学系を通過した光束による1次結
像面に形成した物体像を像反転手段を介して正立正像と
し、該正立正像の物体像を接眼レンズを介して観察する
際、該対物光学系は回転対称軸を持たない非球面の偏心
反射面を含む正の屈折力のプリズムを有していること。
Description
に関し、特に対物光学系によって1次結像面に形成され
た倒立実像のファインダー像(物体像)を像反転手段を
介して正立正像のファインダー像として接眼レンズで観
察するようにしたファインダー光学系に関するものであ
る。
のファインダー系のうち1次結像面に形成した実像のフ
ァインダー像を接眼レンズを介して観察するようにした
実像式のファインダー光学系が種々と提案されている。
この実像式のファインダー光学系は虚像式のファインダ
ー光学系に比べて光学系全体の小型化が容易である為、
最近ではズームレンズ付カメラに多用されている。
ば実開昭58−62337号公報では対物レンズによっ
て1次結像面に形成した物体像(ファインダー像)をポ
ロプリズム等の像反転手段を介して正立正像のファイン
ダー像に変換して接眼レンズで観察している。又実開平
1−160427号公報では光路中にダハ反射部材と2
つのミラー等を配置してファインダー像の反転を行った
実像式のファインダー光学系を提案している。
化に伴いファインダー光学系のレンズ全長を短縮化する
為に特開平6−167739号公報で対物レンズによる
物体像が形成される1次結像面までの光路を反射面で折
り曲げて、1次結像面を像反転手段の内部に形成するよ
うにした小型のファインダー光学系を提案している。
プリズム等の像反転手段を用いた従来の実像式のファイ
ンダー光学系は1次結像面に物体像を形成する対物レン
ズと像反転手段との光学的作用が明確に区別されてい
る。例えば、像反転手段は物体像が1次結像面に結像す
る際の屈折力を有していないように構成されている。
像反転手段の一部(例えばプリズム部材)があるファイ
ンダー光学系では対物レンズのバックフォーカスを長く
する為に対物レンズをレトロフォーカス型より構成し、
このときのレトロフォーカスの度合いをバックフォーカ
スの長さに応じて強める必要があった。この為、対物レ
ンズが大型化するとともにファインダー光学系全体も大
型化してくる傾向があった。
手段の一部が存在し、かつ1次結像面より物体像側に、
光路を折り曲げる為の全反射面を有するようなファイン
ダー光学系では、全反射面で光束全体を効率良く全反射
させる為に対物レンズを射出側テレセントリック系より
構成する必要がある。この結果、対物レンズが大型化し
てくる傾向があった。
成した物体像を像反転手段を利用して正立正像として接
眼レンズにより観察する際、対物光学系の構成を適切に
設定することにより、ファインダー光学系の小型化を図
りつつ諸収差を良好に補正し良好なるファインダー像の
観察が可能な実像式のファインダー光学系の提供を目的
とする。
学系は、 (1−1)対物光学系を通過した光束による1次結像面
に形成した物体像を像反転手段を介して正立正像とし、
該正立正像の物体像を接眼レンズを介して観察する際、
該対物光学系は回転対称軸を持たない非球面の偏心反射
面を含む正の屈折力のプリズムを有していることを特徴
としている。
鏡面反射面と偏心全反射面とを有していること、(1−
1−2)前記プリズムは1つの対称面を有する反射面を
含んでいること、(1−1−3)前記対物光学系は前記
プリズムの物体側に絞りを有していること等を特徴とし
ている。
る1次結像面に形成した物体像を像反転手段を介して正
立正像とし、該正立正像の物体像を接眼レンズを介して
観察する際、該対物光学系は物体からの光束が入射する
入射面、該入射面からの光束を該入射面側に集光反射す
る回転対称軸を持たない非球面の偏心反射面、該偏心反
射面からの光束を全反射させる該入射面の一部に設けた
全反射面、そして該全反射面からの光束を射出させる射
出面とから成る全体として正の屈折力のプリズムを有し
ていることを特徴としている。
前記プリズムの物体側に正の屈折力のレンズ群を有して
いることを特徴としている。
系の要部断面図、図2は図1の像反転手段の光路を展開
したときの光路を示す要部断面図である。
正の屈折力のプリズム2とを有しており、物体像を1次
結像面3aに形成している。3は1次結像面3aの近傍
に設けたファインダー視野を制限する視野枠である。4
は像反転手段であり、1次結像面3aに形成した物体像
を正立正像にしている。5は接眼レンズであり、1次結
像面3aに形成した物体像を像反転手段4を介して正立
正像として観察している。6は観察用のアイポイントで
ある。
る正の屈折力のプリズム2の構成について説明する。
光束を入射させる平面又は回転対称軸を持たない非球面
から成る入射面2a、入射面2aからの光束を入射面2
a側に集光鏡面反射する回転対称軸を持たない非球面の
偏心反射面2b、偏心反射面2bからの光束を全反射さ
せる入射面2aと連続した全反射面2c、そして全反射
面2cからの光束を射出させる平面又は回転対称軸を持
たない非球面から成る射出面2dとから成っている。
の屈折力の殆どを偏心反射面2bで負担しており、この
偏心反射面2bの屈折力で1次結像面3aに物体像を形
成している。そして該偏心反射面2bで生じるコマ収
差、非点収差そして歪曲収差等の諸収差を入射面2a
(2c)と射出面2dの非球面でバランス良く補正して
いる。
物体像からの光束を入射させる入射面4a、入射面4a
からの光束を全反射させる全反射面4b,全反射面4b
からの光束を反射させるダハ面4c,4d、ダハ面4
c,4dからの光束を全反射させる入射面4aと同一平
面上の全反射面4e、そして全反射面4eからの光束を
射出させる全反射面4bと同一平面上の射出面4fとか
ら成り、1次結像面3aに形成した物体像を正立正像の
物体像として接眼レンズ5に導光している。像反転手段
4の各面4a〜4fは平面より構成しているが、必要に
応じて一部の面を球面又は非球面又は回転対称軸のない
非球面より構成しても良い。
ある。
対物光学系OLを負レンズ7aと正レンズ7bとから成
る正又は負の屈折力のレンズ群7、絞り1、そしてプリ
ズム4とから構成した点が異なっており、その他の構成
は同じである。本実施形態では対物光学系OLにレンズ
群7を設けることにより物体からの光束を集光してプリ
ズム4に導光し、プリズム4の正の屈折力の負担を少な
くし、1次結像面3aに良好なる物体像を形成してい
る。
す。プリズム2に設けた回転対称軸を持たない非球面形
状(自由曲面)は、光軸方向をZ軸、光軸と直交する方
向にX軸とY軸とを設けたとき、
している。
は物体側より第i番目のレンズ厚及び空気間隔、Niは
物体側より順に第i番目の媒質の屈折率である。また
「e-0X」は10-Xを意味している。
系により1次結像面に形成した物体像を像反転手段を利
用して正立正像として接眼レンズにより観察する際、対
物光学系の構成を適切に設定することにより、ファイン
ダー光学系の小型化を図りつつ諸収差を良好に補正し良
好なるファインダー像の観察が可能な実像式のファイン
ダー光学系を達成することができる。
非球面の偏心反射鏡面を有するプリズムを利用すること
により、小型で部品点数の少なく、良好なるファインダ
ー像の観察を可能とした実像式のファインダー光学系を
達成することができる。
要部断面図
要部断面図
Claims (6)
- 【請求項1】 対物光学系を通過した光束による1次結
像面に形成した物体像を像反転手段を介して正立正像と
し、該正立正像の物体像を接眼レンズを介して観察する
際、該対物光学系は回転対称軸を持たない非球面の偏心
反射面を含む正の屈折力のプリズムを有していることを
特徴とするファインダー光学系。 - 【請求項2】 前記プリズムは偏心鏡面反射面と偏心全
反射面とを有していることを特徴とする請求項1のファ
インダー光学系。 - 【請求項3】 前記プリズムは1つの対称面を有する反
射面を含んでいることを特徴とする請求項1のファイン
ダー光学系。 - 【請求項4】 前記対物光学系は前記プリズムの物体側
に絞りを有していることを特徴とする請求項1のファイ
ンダー光学系。 - 【請求項5】 対物光学系を通過した光束による1次結
像面に形成した物体像を像反転手段を介して正立正像と
し、該正立正像の物体像を接眼レンズを介して観察する
際、該対物光学系は物体からの光束が入射する入射面、
該入射面からの光束を該入射面側に集光反射する回転対
称軸を持たない非球面の偏心反射面、該偏心反射面から
の光束を全反射させる該入射面の一部に設けた全反射
面、そして該全反射面からの光束を射出させる射出面と
から成る全体として正の屈折力のプリズムを有している
ことを特徴とするファインダー光学系。 - 【請求項6】 前記対物光学系は、前記プリズムの物体
側に正の屈折力のレンズ群を有していることを特徴とす
る請求項5のファインダー光学系。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33607095A JP3352308B2 (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | ファインダー光学系 |
US08/581,333 US6867916B2 (en) | 1995-01-11 | 1995-12-29 | Viewfinder optical system |
KR1019960000236A KR100211155B1 (ko) | 1995-01-11 | 1996-01-09 | 뷰파인더광학계 |
EP96100284A EP0722106B1 (en) | 1995-01-11 | 1996-01-10 | Viewfinder optical system |
DE69620926T DE69620926T2 (de) | 1995-01-11 | 1996-01-10 | Optisches System für Sucher |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33607095A JP3352308B2 (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | ファインダー光学系 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09152646A true JPH09152646A (ja) | 1997-06-10 |
JP3352308B2 JP3352308B2 (ja) | 2002-12-03 |
Family
ID=18295390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33607095A Expired - Fee Related JP3352308B2 (ja) | 1995-01-11 | 1995-11-30 | ファインダー光学系 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3352308B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6078411A (en) * | 1998-02-26 | 2000-06-20 | Olympus Optical Co., Ltd. | Real-image finder optical system and apparatus using the same |
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JPH02234139A (ja) * | 1989-03-08 | 1990-09-17 | Olympus Optical Co Ltd | アレイベル・ウエストレベル併用実像式ファインダー |
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-
1995
- 1995-11-30 JP JP33607095A patent/JP3352308B2/ja not_active Expired - Fee Related
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