JP2510138B2 - 2次結像式ファインダ―光学系 - Google Patents

2次結像式ファインダ―光学系

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JP2510138B2 JP62315549A JP31554987A JP2510138B2 JP 2510138 B2 JP2510138 B2 JP 2510138B2 JP 62315549 A JP62315549 A JP 62315549A JP 31554987 A JP31554987 A JP 31554987A JP 2510138 B2 JP2510138 B2 JP 2510138B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は2次結像式ファインダー光学系に関し、特に
撮影レンズとは別個の専用の対物レンズを設けた所定の
光学全長を有する、例えば電子スチルカメラやビデオカ
メラ等に好適な2次結像式ファインダー光学系に関する
ものである。
(従来の技術) 最近、映像情報を小型のフロッピーディスクに磁気記
録する電子スチルカメラに関する撮影系が種々提案され
ている。このうち特にファインダー光学系は種々のタイ
プのものが多く提案されている。
電子スチルカメラはフロッピーディスクをカメラ本体
内にどのように配置するかによって、カメラ全体の形態
が従来の銀塩感光体用のカメラ等と比べて大きく異って
くる。
例えば、フロッピーディスクを撮影レンズの光軸と平
行な面内に収納する場合は記録再生一体型の動画ビデオ
カメラ等のように光軸方向に長い形態となってくる。
従来より銀塩カメラ用の外部ファインダー光学系とし
て好適であった、所謂逆ガリレオ式ファインダー光学系
や正立正像用プリズムを用いた1次結像式の実像ファイ
ンダー光学系は電子スチルカメラ等においては光学全長
が短かすぎて、例えば次のような問題点があった。
即ち、充分な長さのアイポイントを確保する為にファ
インダー光学系の接眼レンズをカメラ後面近傍に配置し
た場合、ファインダー光学系の光学全長が短い為にファ
インダー光学系の対物レンズの前面はカメラ前面より、
かなり奥まった位置に配されるようになる。この為、ケ
ラレのないファインダー光束を確保するにはカメラ前面
の開口部を大きくしなければならず、撮影レンズの光軸
とファインダー光学系の光軸が互いに離れてしまいファ
インダーパララックスが大きくなってくる等の問題点が
あった。
一方、従来のビデオカメラ等に用いられている2次結
像式ファインダー光学系は一般に光軸方向に長くなりす
ぎ、例えば電子スチルカメラにはあまり適していない。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は対物レンズによって形成されたファインダー
像を、更にリレーレンズ系等により再結像させた正立正
像のファインダー像を接眼レンズで観察する、所謂2結
像式ファインダー光学系において、各レンズ群のレンズ
構成及び屈折力を適切に配置することにより、所定の光
学全長を有し、しかも高い光学性能を有したファインダ
ー像の観察が可能な電子スチルカメラやビデオカメラ等
に好適な2次結像式ファインダー光学系の提供を目的と
する。
(問題点を解決するための手段) 曲率の強いレンズ面を向き合わせて配置した2枚の正
レンズより成る対物レンズにより第1次ピント面上に形
成したファインダー像を、負レンズと正レンズを貼り合
わせた接合レンズより成るリレーレンズと、曲率の強い
レンズ面を物体側に向けた正レンズより成るフィールド
レンズとを介した第2次ピント面上に正立正像のファイ
ンダー像を形成し、該正立正像のファインダー像を曲率
の強いレンズ面を向き合わせて配置した2枚の正レンズ
より成る接眼レンズにより観察する際、前記対物レン
ズ、リレーレンズ、フィールドレンズ、そして接眼レン
ズの焦点距離を順にfT、fR、fF、fEとし、前記リレーレ
ンズの負レンズと正レンズの材質の屈折率を各々NN,N
P、前記リレーレンズの負レンズと正レンズの材質のア
ッベ数を各々νN,νP、前記リレーレンズの接合レンズ
の貼り合わせレンズ面の曲率半径をRAとしたとき 1.0< fR/fT <1.8 ……(1) 1.0< fF/fE <1.7 ……(2) 0.3<|RA|/fR<0.6 ……(3) 0.07< NN−NP ……(4) 25 < νP−νN ……(5) なる条件を満足することである。
(実施例) 第1図〜第3図は各々本発明の数値実施例1〜3のフ
ァインダー光学系を展開した概略図である。同図におい
てTは対物レンズであり、曲率の強いレンズ面を向き合
わせて配置した2枚の正レンズより成っている。Rはリ
レーレンズであり、負レンズと正レンズを貼り合わせた
接合レンズより成っている。Fはフィールドレンズであ
り、物体側に凸面を向けた1枚の正レンズより成ってい
る。Eは接眼レンズであり、曲率の強いレンズ面を向き
合わせて配置した2枚の正レンズより成っている。
本実施例における2次結像式ファインダー光学系は、
まず対物レンズTにより第1ピント面Pに形成した第1
のファインダー像をリレーレンズRとフィールドレンズ
Fにより第2ピント面Q上に、正立正像の第2のファイ
ンダー像を形成している。そして、第2次ピント面Q上
に形成した正立正像の第2のファインダー像を接眼レン
ズEにより観察するようにしている。
このような構成において、各レンズ群のレンズ構成及
び光学的諸数値を前述の条件式(1)〜(5)の如く設
定することにより高い光学性能のファインダー像の観察
を可能としている。
特にリレーレンズのレンズ構成を条件式(3)〜
(5)を満足させるように構成すると共に対物レンズT
と接眼レンズEを各々曲率の強いレンズ面を互いに向い
合わせた2枚の正レンズより構成することにより、各レ
ンズ群自体で諸収差を良好に打ち消し合いバランスの良
い収差補正を達成している。
次に前述の各条件式の技術的意味について説明する。
条件式(1)は本発明で最も重要なるリレーレンズと
対物レンズの屈折力配置に関するものである。今、撮影
レンズの焦点距離とファインダー視野率が一定の場合、
対物レンズの合成焦点距離fTが大きくなる程、ファイン
ダー倍率は大きくできるが、一次結像面での大きさが大
きくなるので、リレーレンズとフィールドレンズより成
る2次結像系での収差補正が困難となる。一方、2次結
像系は結像倍率が等倍の時に光学全長が、略4fRと最も
短くなり、リレーレンズの焦点距離が短い程、光学全長
の短縮には有利であるが、収差補正が困難となる。
以上のような理由を考慮して本発明においては対物レ
ンズとリレーレンズの焦点距離fR/fTの比が条件式
(1)を満足する様に設定している。
条件式(1)の下限値を越えると、ファインダー倍率
と光学全長の短縮化には有利であるが、ペッツバール像
面の補正が困難となり、一方、上限値を越えると収差補
正には有利であるが、光学全長が長くなり好ましくな
い。
条件式(2)は主にリレーレンズの径を小型化する為
のもので、本発明では観察瞳の中心を通る軸外瞳光束
が、リレーレンズのほぼ中心を通る様に、フィールドレ
ンズと接眼レンズの焦点距離を設定している。これによ
りリレーレンズの屈折力を強めても、レンズ周辺で急激
に屈折される光束を回避できる為に、観察瞳全域にわた
って良好な性能が保証される。
条件式(2)の上限値を越えるとリレーレンズの径が
大きくなると共に接眼レンズの径も大きくなり、逆に条
件式(2)の下限値を越えるとリレーレンズの径が大き
くなると共にフィールドレンズで発生する像面湾曲が補
正しえなくなる。
条件式(3)はリレーレンズの接合レンズ面の曲率半
径に関し、上限値を越えると像面湾曲の補正が困難とな
り、逆に下限値を越えると2次結像面上での球面収差が
補正過剰となる。
条件式(4),(5)はリレーレンズを構成する負レ
ンズと正レンズの硝材の屈折率とアッベ数に関し、主に
条件式(4)は像面湾曲を良好に補正しうる為の屈折率
差に関し、条件式(5)は主に軸上色収差を補正するた
めのアッベ数差に関するものである。
条件式(4)を外れると画面周辺にかけての像面湾曲
が大きくなり、又、条件式(5)を外れると色収差が増
大し、いずれも良好なるファインダー像を得るのが難し
くなってくる。
尚、本実施例のおいて対物レンズ、フィールドレン
ズ、そして接眼レンズを構成している単一レンズのうち
任意の単一レンズを正レンズと負レンズを貼り合わせた
接合レンズで構成しても良い。これによれば、より良好
なる色収差等の諸収差を補正した高い光学性能を有した
ファインダー光学系を達成することができる。
第1図〜第3図に示す実施例は各光学要素を展開した
場合を示しているが、各光学要素間にミラー等を配置し
て光路を折り曲げて構成しても良い。
次に本発明の数値実施例を示す。数値実施例において
Riは物体側より順に第i番目のレンズ面の曲率半径、Di
は物体側より第i番目のレンズ厚及び空気間隔、Niとν
iは各々物体側より順に第i番目のレンズのガラスの屈
折率とアッベ数である。
又、前述の各条件式と数値実施例における諸数値との
関係を表−1に示す。
数値実施例1 尚、アイポイントはR13頂点より16ミリ後方に設定さ
れている。
fT=11.35,fR=18.0,fF=21.61,fE=20.37 数値実施例2 fT=11.34,fR=15.39,fF=22.56,fE=18.61 数値実施例3 fT=11.30,fR=17.0,fF=24.68,fE=18.66 (発明の効果) 以上のように本発明によればファインダー光学系とし
て2次結像式を採用する際、前述の如く各光学要素を設
定し、特にリレーレンズや対物レンズ等の屈折力を適切
に設定することにより、所定の光学全長を有した高い光
学性能を有したファインダー像の観察が可能な簡易な構
成の2次結像式ファインダー光学系を達成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は各々本発明の数値実施例1〜3のレン
ズ断面図、第4図〜第6図は各々本発明の数値実施例1
〜3の物体距離3mにおける諸収差図である。 図中、Tは対物レンズ、Rはリレーレンズ、Fはフィー
ルドレンズ、Eは接眼レンズ、ΔMはメリディオナル像
面、ΔSはサジタル像面である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】曲率の強いレンズ面を向き合わせて配置し
    た2枚の正レンズより成る対物レンズにより第1次ピン
    ト面上に形成したファインダー像を、負レンズと正レン
    ズを貼り合わせた接合レンズより成るリレーレンズと、
    曲率の強いレンズ面を物体側に向けた正レンズより成る
    フィールドレンズとを介した第2次ピント面上に正立正
    像のファインダー像を形成し、該正立正像のファインダ
    ー像を曲率の強いレンズ面を向き合わせて配置した2枚
    の正レンズより成る接眼レンズにより観察する際、前記
    対物レンズ、リレーレンズ、フィールドレンズ、そして
    接眼レンズの焦点距離を順にfT、fR、fF、fEとし、前記
    リレーレンズの負レンズと正レンズの材質の屈折率を各
    々NN,NP、前記リレーレンズの負レンズと正レンズの材
    質のアッベ数を各々νN,νP、前記リレーレンズの接合
    レンズの貼り合わせレンズ面の曲率半径をRAとしたとき 1.0< fR/fT <1.8 1.0< fF/fE <1.7 0.3<|RA|/fR<0.6 0.07< NN−NP 25 < νP−νN なる条件を満足することを特徴とする2次結像式ファイ
    ンダー光学系。
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JP2621517B2 (ja) * 1989-11-08 1997-06-18 キヤノン株式会社 実像式変倍ファインダー光学系
JPH08114742A (ja) * 1994-08-23 1996-05-07 Asahi Optical Co Ltd 複合カメラ用光学系
JP4873867B2 (ja) * 2005-02-08 2012-02-08 アグリテクノ矢崎株式会社 薬剤散布装置

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