JPH09152080A - コルゲートチューブ用コネクタ - Google Patents
コルゲートチューブ用コネクタInfo
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- JPH09152080A JPH09152080A JP7337937A JP33793795A JPH09152080A JP H09152080 A JPH09152080 A JP H09152080A JP 7337937 A JP7337937 A JP 7337937A JP 33793795 A JP33793795 A JP 33793795A JP H09152080 A JPH09152080 A JP H09152080A
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- lock claw
- hollow
- housing
- flange
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、コルゲートチューブ(波型チュー
ブ)の装脱着を簡便に行うことができるコネクタであ
る。 【解決手段】 本発明は、中空入口体2aと中空出口体
2bとの接合部でコルゲートチューブ20の端部が当接
可能に形成のハウジング体2Aと、そのハウジング体の
中空入口体に装着の中空状のセット体10Aとで構成
し、ハウジング体の中空入口体2aの筒上部の周状に開
口窓3を形成し、セット体10Aにはフランジ体11か
ら軸方向で且つ開口窓3から突出可能な突出部15aを
有するロック爪15を形成し、そのロック爪の内側にコ
ルゲートチューブの係止溝20aに係止可能な係止爪1
5bと、そのロック爪の上部側の左右両側にハウジング
体の開口窓に当接可能な左凸当接体15eと右凸当接体
15fを形成し、且つ、フランジ体11とロック爪15
を継ぐストレート部15Xに凹溝状の曲折部15cを形
成すると共にその曲折部15cから右凸当接体15fに
かけて凹部15gを形成してなるものである。
ブ)の装脱着を簡便に行うことができるコネクタであ
る。 【解決手段】 本発明は、中空入口体2aと中空出口体
2bとの接合部でコルゲートチューブ20の端部が当接
可能に形成のハウジング体2Aと、そのハウジング体の
中空入口体に装着の中空状のセット体10Aとで構成
し、ハウジング体の中空入口体2aの筒上部の周状に開
口窓3を形成し、セット体10Aにはフランジ体11か
ら軸方向で且つ開口窓3から突出可能な突出部15aを
有するロック爪15を形成し、そのロック爪の内側にコ
ルゲートチューブの係止溝20aに係止可能な係止爪1
5bと、そのロック爪の上部側の左右両側にハウジング
体の開口窓に当接可能な左凸当接体15eと右凸当接体
15fを形成し、且つ、フランジ体11とロック爪15
を継ぐストレート部15Xに凹溝状の曲折部15cを形
成すると共にその曲折部15cから右凸当接体15fに
かけて凹部15gを形成してなるものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コルゲートチュー
ブ(波型チューブ)に使用し、コルゲートチューブを簡
単に装脱着を可能とするコネクタに関する。
ブ(波型チューブ)に使用し、コルゲートチューブを簡
単に装脱着を可能とするコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コルゲートチューブのコネクタと
して、特開平4ー231788号公報がある。この公報
に示すコネクタは、図11に示すように、ハウジング体
101とセット体110及びシール部材103で構成し
てある。前記セット体110には、リング体110aか
らフランジ体110b側に向かってロック爪111が形
成してある一方、前記ハウジング体101には前記ロッ
ク爪111用の開口窓104が形成してある。そして、
前記セット体110をハウジング体101に装着するこ
とによって、セット体に形成のロック爪111は開口窓
104から突出してコネクタが構成され、コルゲートチ
ューブ105をセット体110に挿入すると、コルゲー
トチューブの端部はシール部材103の端部103aに
当たる一方、ロック爪111に形成の係止爪111aが
コルゲートチューブ105に形成の係止溝105aに係
止して装着される。
して、特開平4ー231788号公報がある。この公報
に示すコネクタは、図11に示すように、ハウジング体
101とセット体110及びシール部材103で構成し
てある。前記セット体110には、リング体110aか
らフランジ体110b側に向かってロック爪111が形
成してある一方、前記ハウジング体101には前記ロッ
ク爪111用の開口窓104が形成してある。そして、
前記セット体110をハウジング体101に装着するこ
とによって、セット体に形成のロック爪111は開口窓
104から突出してコネクタが構成され、コルゲートチ
ューブ105をセット体110に挿入すると、コルゲー
トチューブの端部はシール部材103の端部103aに
当たる一方、ロック爪111に形成の係止爪111aが
コルゲートチューブ105に形成の係止溝105aに係
止して装着される。
【0003】そこで、コルゲートチューブ105を抜こ
うとすると、ロック爪111のR形状の表面111bが
開口窓104の右壁隅部Xに当接する一方、ロック爪の
係止爪111aが係止溝105aに係止して脱抜を防止
する。一方、前記装着したコルゲートチューブ105を
抜く場合には、前記セット体のフランジ体110bをシ
ール部材103側に押圧することによって、ロック爪1
11の表面111bが開口窓104の右壁隅部Xから離
脱し、ロック爪の係止爪111aは自由端となって抜く
ことができる。
うとすると、ロック爪111のR形状の表面111bが
開口窓104の右壁隅部Xに当接する一方、ロック爪の
係止爪111aが係止溝105aに係止して脱抜を防止
する。一方、前記装着したコルゲートチューブ105を
抜く場合には、前記セット体のフランジ体110bをシ
ール部材103側に押圧することによって、ロック爪1
11の表面111bが開口窓104の右壁隅部Xから離
脱し、ロック爪の係止爪111aは自由端となって抜く
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コルゲ
ートチューブ105を抜く場合に、セット体110のフ
ランジ体110bをシール部材103側に押圧すると、
ロック爪の係止爪111aは自由端となるが、コルゲー
トチューブ105に形成の係止溝105aから完全に離
脱することなく、所謂、係止爪111aが係止溝105
aに引っかかった状態である。そのため、コルゲートチ
ューブ105を抜くとき、係止爪111aが係止溝10
5aに引っかかりながら抜くこととなり、円滑に抜くこ
とができない。そこで、本発明は、コルゲートチューブ
を装着も簡単で、且つ、脱着も円滑に抜くことを可能と
するコネクタを提供するものである。
ートチューブ105を抜く場合に、セット体110のフ
ランジ体110bをシール部材103側に押圧すると、
ロック爪の係止爪111aは自由端となるが、コルゲー
トチューブ105に形成の係止溝105aから完全に離
脱することなく、所謂、係止爪111aが係止溝105
aに引っかかった状態である。そのため、コルゲートチ
ューブ105を抜くとき、係止爪111aが係止溝10
5aに引っかかりながら抜くこととなり、円滑に抜くこ
とができない。そこで、本発明は、コルゲートチューブ
を装着も簡単で、且つ、脱着も円滑に抜くことを可能と
するコネクタを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1のコルゲートチ
ューブ用コネクタは、中空入口体2aと中空出口体2b
との接合部でコルゲートチューブ20の端部が当接可能
に形成のハウジング体2Aと、そのハウジング体の中空
入口体に装着の中空状のセット体10Aとで構成し、ハ
ウジング体の中空入口体2aの筒上部の周状に開口窓3
を形成し、セット体10Aにはフランジ体11から軸方
向で且つ開口窓3から突出可能な突出部15aを有する
ロック爪15を形成し、そのロック爪の内側にコルゲー
トチューブの係止溝20aに係止可能な係止爪15b
と、そのロック爪の上部側の左右両側にハウジング体の
開口窓に当接可能な左凸当接体15eと右凸当接体15
fを形成し、且つ、フランジ体11とロック爪15を継
ぐストレート部15Xに凹溝状の曲折部15cを形成す
ると共にその曲折部15cから右凸当接体15fにかけ
て凹部15gを形成してなるものである。
ューブ用コネクタは、中空入口体2aと中空出口体2b
との接合部でコルゲートチューブ20の端部が当接可能
に形成のハウジング体2Aと、そのハウジング体の中空
入口体に装着の中空状のセット体10Aとで構成し、ハ
ウジング体の中空入口体2aの筒上部の周状に開口窓3
を形成し、セット体10Aにはフランジ体11から軸方
向で且つ開口窓3から突出可能な突出部15aを有する
ロック爪15を形成し、そのロック爪の内側にコルゲー
トチューブの係止溝20aに係止可能な係止爪15b
と、そのロック爪の上部側の左右両側にハウジング体の
開口窓に当接可能な左凸当接体15eと右凸当接体15
fを形成し、且つ、フランジ体11とロック爪15を継
ぐストレート部15Xに凹溝状の曲折部15cを形成す
ると共にその曲折部15cから右凸当接体15fにかけ
て凹部15gを形成してなるものである。
【0006】コネクタは、ハウジング体2Aにセット体
10Aを装着して構成され、このコネクタにコルゲート
チューブ20をセット体のフランジ体11側から軸方向
(直進方向)に挿入して使用する。そこで、コルゲート
チューブ20を挿入する過程で、コルゲートチューブの
外径とロック爪の係止爪15bは当たることとなるが、
コルゲートチューブ20の軸方向への移動によって、ロ
ック爪15もそれに伴って軸方向に移動し、ロック爪に
付設の左凸当接体15eはハウジング体の開口窓の左側
面3bに当接して移動が禁止されるが、更に、コルゲー
トチューブ20を軸方向に押圧してハウジング体2Aに
装着する。その時、係止爪15bはコルゲートチューブ
の係止溝20aに当たって軸と直角方向に動き、その動
きは、セット体10Aに形成の曲折部15c(凹溝状)
の作用で、弱い力で作動する。その結果、コルゲートチ
ューブ20は、前記係止爪15bの作用によって、容易
に挿入可能となると共に、装着後は、ロック爪15の弾
性作用によって、係止爪15bは係止溝20aに係合状
態となる(図3(A))。
10Aを装着して構成され、このコネクタにコルゲート
チューブ20をセット体のフランジ体11側から軸方向
(直進方向)に挿入して使用する。そこで、コルゲート
チューブ20を挿入する過程で、コルゲートチューブの
外径とロック爪の係止爪15bは当たることとなるが、
コルゲートチューブ20の軸方向への移動によって、ロ
ック爪15もそれに伴って軸方向に移動し、ロック爪に
付設の左凸当接体15eはハウジング体の開口窓の左側
面3bに当接して移動が禁止されるが、更に、コルゲー
トチューブ20を軸方向に押圧してハウジング体2Aに
装着する。その時、係止爪15bはコルゲートチューブ
の係止溝20aに当たって軸と直角方向に動き、その動
きは、セット体10Aに形成の曲折部15c(凹溝状)
の作用で、弱い力で作動する。その結果、コルゲートチ
ューブ20は、前記係止爪15bの作用によって、容易
に挿入可能となると共に、装着後は、ロック爪15の弾
性作用によって、係止爪15bは係止溝20aに係合状
態となる(図3(A))。
【0007】次に、コルゲートチューブ20に引っ張り
力がかかったときの作用について説明すると、コルゲー
トチューブ20に引っ張り力がかかると、係止爪15b
が係止溝20aに係合した状態で、ロック爪の右凸当接
体15fがハウジングの開口窓の右側面3aに当接する
まで移動する。そして、更に、コルゲートチューブ20
に引っ張り力がかかると、ロック爪15は移動が禁止さ
れ、前記当たり面が基点となって回転作用が生ずる。こ
の時、セット体10Aに凹溝状の曲折部(薄肉)15c
が形成してあるため、係止爪15bが容易に内径方向に
曲折し、コルゲートチューブの係止溝20aにますます
係合して脱抜を禁止すると共に、曲折部15cから右凸
当接体15fにかけて形成の凹部15gが開口窓の右底
部に食い込んで更に抜け難くなる(図3(B))。一
方、コルゲートチューブを円滑に抜くときには、ハウジ
ング体2Aを固定して、セット体のフランジ体11をハ
ウジング体2A側に押圧することによって、ロック爪の
左凸当接体15eがハウジング体の開口窓の左側面3b
に当接すると同時に、ロック爪15は、直進移動から、
凹溝状の曲折部(薄肉)15cの形成によって、その曲
折部15cを基点に容易に外径方向の回転移動に変化す
る。そのため、ロック爪15の係止爪15bは、コルゲ
ートチューブの係止溝20aから離脱して、抵抗なく抜
くことができる(図(3(C))。
力がかかったときの作用について説明すると、コルゲー
トチューブ20に引っ張り力がかかると、係止爪15b
が係止溝20aに係合した状態で、ロック爪の右凸当接
体15fがハウジングの開口窓の右側面3aに当接する
まで移動する。そして、更に、コルゲートチューブ20
に引っ張り力がかかると、ロック爪15は移動が禁止さ
れ、前記当たり面が基点となって回転作用が生ずる。こ
の時、セット体10Aに凹溝状の曲折部(薄肉)15c
が形成してあるため、係止爪15bが容易に内径方向に
曲折し、コルゲートチューブの係止溝20aにますます
係合して脱抜を禁止すると共に、曲折部15cから右凸
当接体15fにかけて形成の凹部15gが開口窓の右底
部に食い込んで更に抜け難くなる(図3(B))。一
方、コルゲートチューブを円滑に抜くときには、ハウジ
ング体2Aを固定して、セット体のフランジ体11をハ
ウジング体2A側に押圧することによって、ロック爪の
左凸当接体15eがハウジング体の開口窓の左側面3b
に当接すると同時に、ロック爪15は、直進移動から、
凹溝状の曲折部(薄肉)15cの形成によって、その曲
折部15cを基点に容易に外径方向の回転移動に変化す
る。そのため、ロック爪15の係止爪15bは、コルゲ
ートチューブの係止溝20aから離脱して、抵抗なく抜
くことができる(図(3(C))。
【0008】請求項2のコルゲートチューブ用コネクタ
は、請求項1において、右凸当接体15fの替りに、凹
溝状の曲折部15cからロック爪の突出部15aにかけ
て傾斜状の傾斜部15dを形成するものである。このコ
ネクタは、コルゲートチューブを装着するとき、及び円
滑に抜くときには請求項1に準拠し、コネクタに装着し
たコルゲートチューブ20に引っ張り力がかかると、傾
斜部15dが開口窓の隅部に当たる。そして、更に、コ
ルゲートチューブ20を引っ張ると、ロック爪15は、
凹溝状の曲折部(薄肉)15cによって容易に内径方向
に曲折し、係止爪15bがますます係止溝20aに係合
すると共に、セット体10Bが傾斜部15dが開口窓3
の底部に接しながら移動するに連れて、ロック爪15が
圧縮状態となってより脱抜を禁止する(図7(B))。
は、請求項1において、右凸当接体15fの替りに、凹
溝状の曲折部15cからロック爪の突出部15aにかけ
て傾斜状の傾斜部15dを形成するものである。このコ
ネクタは、コルゲートチューブを装着するとき、及び円
滑に抜くときには請求項1に準拠し、コネクタに装着し
たコルゲートチューブ20に引っ張り力がかかると、傾
斜部15dが開口窓の隅部に当たる。そして、更に、コ
ルゲートチューブ20を引っ張ると、ロック爪15は、
凹溝状の曲折部(薄肉)15cによって容易に内径方向
に曲折し、係止爪15bがますます係止溝20aに係合
すると共に、セット体10Bが傾斜部15dが開口窓3
の底部に接しながら移動するに連れて、ロック爪15が
圧縮状態となってより脱抜を禁止する(図7(B))。
【0009】請求項3のコルゲートチューブ用コネクタ
は、請求項1又は請求項2におけるセット体10Aおい
て、リング体12をフランジ体11からロック爪15と
同じ軸方向に向けて併設するものであり(図10)、リ
ング体がないものとほぼ同じ作用をなす。又、請求項4
のコルゲートチューブ用コネクタは、請求項1、請求項
2又は請求項3において、ハウジング体2Aの中空入口
体側に凸形状の弾性作用を有する弾性シール部材18を
挿入することによって、コルゲートチューブとコネクタ
の接合部を防水構造とすることができる(図8)。請求
項5のコルゲートチューブ用コネクタは、請求項1、請
求項2又は請求項3において、ハウジング体の中空入口
体2a側から中空出口体2b側に向けて幅狭なテーパ部
4aを形成することによって、コルゲートチューブとコ
ネクタの接合部の防水性をもたせることができる(図
9)。請求項6のコルゲートチューブ用コネクタは、請
求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5に
おいて、セット体10A(10B)のフランジ体の外周
面に凹凸溝11aを形成するものであり、セット体を介
してコルゲートチューブを抜くとき、セット体をハウジ
ング体の方向に押圧するときの滑りを防止して円滑に抜
くことができる(図1)。
は、請求項1又は請求項2におけるセット体10Aおい
て、リング体12をフランジ体11からロック爪15と
同じ軸方向に向けて併設するものであり(図10)、リ
ング体がないものとほぼ同じ作用をなす。又、請求項4
のコルゲートチューブ用コネクタは、請求項1、請求項
2又は請求項3において、ハウジング体2Aの中空入口
体側に凸形状の弾性作用を有する弾性シール部材18を
挿入することによって、コルゲートチューブとコネクタ
の接合部を防水構造とすることができる(図8)。請求
項5のコルゲートチューブ用コネクタは、請求項1、請
求項2又は請求項3において、ハウジング体の中空入口
体2a側から中空出口体2b側に向けて幅狭なテーパ部
4aを形成することによって、コルゲートチューブとコ
ネクタの接合部の防水性をもたせることができる(図
9)。請求項6のコルゲートチューブ用コネクタは、請
求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5に
おいて、セット体10A(10B)のフランジ体の外周
面に凹凸溝11aを形成するものであり、セット体を介
してコルゲートチューブを抜くとき、セット体をハウジ
ング体の方向に押圧するときの滑りを防止して円滑に抜
くことができる(図1)。
【0010】
(第1の実施の態様)図1はハウジング体2Aとセット
体10Aの斜視図、図2はコネクタの使用状態の側断面
図、図3(A)はコルゲートチューブ20の装着状態の
拡大図、図3(B)はコルゲートチューブ20を引っ張
った状態図、図3(C)はセット体10Aを介してコル
ゲートチューブ20を抜く状態を示す断面図である。ハ
ウジング体2Aは中空入口体2aと中空出口体2bとで
構成し、合成樹脂等の一体成形物であり、この中空入口
体2aの内径は、コルゲートチューブ(波型チューブ)
20の外壁が嵌合可能な径である。又、中空入口体2a
の周囲には、後述のロック爪15に形成の突出部15a
が突出可能な大きさの開口窓3が、ロック爪15に対応
する数(本例では4箇)穿設してある。尚、前記開口窓
3の数は何れの個数でも対応可能である。又、中空出口
体2bの内径は、前記中空入口体2aの内径より小径
で、その中空出口体2bには6角ナット5とネジ6が一
体となっている。
体10Aの斜視図、図2はコネクタの使用状態の側断面
図、図3(A)はコルゲートチューブ20の装着状態の
拡大図、図3(B)はコルゲートチューブ20を引っ張
った状態図、図3(C)はセット体10Aを介してコル
ゲートチューブ20を抜く状態を示す断面図である。ハ
ウジング体2Aは中空入口体2aと中空出口体2bとで
構成し、合成樹脂等の一体成形物であり、この中空入口
体2aの内径は、コルゲートチューブ(波型チューブ)
20の外壁が嵌合可能な径である。又、中空入口体2a
の周囲には、後述のロック爪15に形成の突出部15a
が突出可能な大きさの開口窓3が、ロック爪15に対応
する数(本例では4箇)穿設してある。尚、前記開口窓
3の数は何れの個数でも対応可能である。又、中空出口
体2bの内径は、前記中空入口体2aの内径より小径
で、その中空出口体2bには6角ナット5とネジ6が一
体となっている。
【0011】セット体10Aの端部はフランジ体11が
形成してあり、そのフランジ体11から軸方向にストレ
ート部15xを介し1個又は複数(本例では4個)のロ
ック爪15が、前記開口窓3に対応する位置に形成して
ある。尚、フランジ体11の外周面には凹凸溝11aが
形成してあり、後述のコルゲートチューブ20を抜くと
きの滑り防止をなす。又、ロック爪15に形成の突出部
15aは、セット体10Aをハウジング体2Aに装着し
たとき、開口窓3から突出可能に形成する一方、ロック
爪15の内側にはコルゲートチューブの係止溝20aに
係止可能な係止爪15bが、入口側部15Yが傾斜状に
形成してある。
形成してあり、そのフランジ体11から軸方向にストレ
ート部15xを介し1個又は複数(本例では4個)のロ
ック爪15が、前記開口窓3に対応する位置に形成して
ある。尚、フランジ体11の外周面には凹凸溝11aが
形成してあり、後述のコルゲートチューブ20を抜くと
きの滑り防止をなす。又、ロック爪15に形成の突出部
15aは、セット体10Aをハウジング体2Aに装着し
たとき、開口窓3から突出可能に形成する一方、ロック
爪15の内側にはコルゲートチューブの係止溝20aに
係止可能な係止爪15bが、入口側部15Yが傾斜状に
形成してある。
【0012】ロック爪15の曲折部15cは、フランジ
体11とロック爪15を継ぐストレート部15xで、少
なくとも開口窓の右壁3aの底部Xの下で凹溝状(肉厚
を薄く)に形成して後記で詳述の曲折し易くする。又、
突出部15aの左側には、左凸当接体15e(開口窓の
左壁3bに当接)が、右側には右凸当接体15f(開口
窓の右壁3aに当接)が形成してあり、共に、摺動抵抗
を軽減する線接触可能な形状として、断面三角の突状に
形成してあるが円形等であってもよい。尚、前記曲折部
15cから右凸当接体15fにかけては、凹部15g形
状となっている。
体11とロック爪15を継ぐストレート部15xで、少
なくとも開口窓の右壁3aの底部Xの下で凹溝状(肉厚
を薄く)に形成して後記で詳述の曲折し易くする。又、
突出部15aの左側には、左凸当接体15e(開口窓の
左壁3bに当接)が、右側には右凸当接体15f(開口
窓の右壁3aに当接)が形成してあり、共に、摺動抵抗
を軽減する線接触可能な形状として、断面三角の突状に
形成してあるが円形等であってもよい。尚、前記曲折部
15cから右凸当接体15fにかけては、凹部15g形
状となっている。
【0013】次に、前記構成のコネクタの使用につい
て、図3(A)〜(C)及び、図3(B)に対応の機構
を示す図4(A)、図3(C)に対応の機構に示す図4
(B)を参照して説明する。コネクタは、セット体10
Aをハウジング体2Aに装着して構成し(図3
(A))、この状態で、コルゲートチューブ20を、セ
ット体のフランジ体11側から軸方向(直進方向)に挿
入する過程で、コルゲートチューブの外径とロック爪の
係止爪15bは当たることとなる。しかし、コルゲート
チューブ20を軸方向に押圧すると、コルゲートチュー
ブ20の軸方向への移動によって、ロック爪15もそれ
に伴って軸方向に移動し、ロック爪に付設の左凸当接体
15eはハウジング体の開口窓の左側面3bに当接して
移動が禁止されるが、更に、コルゲートチューブ20を
軸方向に押圧してハウジング体2Aに装着する。その
時、係止爪15b(傾斜状の入口側部15Y)がコルゲ
ートチューブの係止溝20aに当たって軸と直角方向に
動き、その動きは、セット体10Aに形成の曲折部15
c(凹溝状)の作用によって弱い力で作動することがで
きる。その結果、コルゲートチューブ20は、前記係止
爪15bの作用によって、容易に挿入できると共に、装
着後は、ロック爪15の弾性作用によって、係止爪15
bは係止溝20aに係合状態となる(図3(A))。
て、図3(A)〜(C)及び、図3(B)に対応の機構
を示す図4(A)、図3(C)に対応の機構に示す図4
(B)を参照して説明する。コネクタは、セット体10
Aをハウジング体2Aに装着して構成し(図3
(A))、この状態で、コルゲートチューブ20を、セ
ット体のフランジ体11側から軸方向(直進方向)に挿
入する過程で、コルゲートチューブの外径とロック爪の
係止爪15bは当たることとなる。しかし、コルゲート
チューブ20を軸方向に押圧すると、コルゲートチュー
ブ20の軸方向への移動によって、ロック爪15もそれ
に伴って軸方向に移動し、ロック爪に付設の左凸当接体
15eはハウジング体の開口窓の左側面3bに当接して
移動が禁止されるが、更に、コルゲートチューブ20を
軸方向に押圧してハウジング体2Aに装着する。その
時、係止爪15b(傾斜状の入口側部15Y)がコルゲ
ートチューブの係止溝20aに当たって軸と直角方向に
動き、その動きは、セット体10Aに形成の曲折部15
c(凹溝状)の作用によって弱い力で作動することがで
きる。その結果、コルゲートチューブ20は、前記係止
爪15bの作用によって、容易に挿入できると共に、装
着後は、ロック爪15の弾性作用によって、係止爪15
bは係止溝20aに係合状態となる(図3(A))。
【0014】図3(B)は、コルゲートチューブ20を
引っ張った状態を示し、対応する機構を図4(A)に示
す。尚、図4(A)は、図3(B)に対応する部品には
同じ符号を附すと共にハウジング体2Aに装着状態のセ
ット体10Aは軸受40a、40bで支持されている状
態に対応できる。コネクタにコルゲートチューブ20を
セットした状態(図3(A))で、コルゲートチューブ
に引っ張り力がかかると、係止爪15bの入口側部15
Y(傾斜状)が係止溝20aに係合した状態で、ロック
爪の右凸当接体15fがハウジングの開口窓の右側面3
aに当接するまで移動する。そして、更に、コルゲート
チューブ20に引っ張り力がかかると、ロック爪15は
移動が禁止され、前記当たり面が基点となって回転作用
が生じる。この時、セット体10Aに形成の凹溝状の曲
折部(薄肉)15c(曲折が容易であるため、図4
(A)に示す回動機構に対応)によって、ロック爪15
は容易に内径方向に曲折する結果、係止爪15bが内径
方向に移動してコルゲートチューブの係止溝20aに係
止して脱抜を禁止する。即ち、図4(A)に示すよう
に、曲折部15cは15c’、右凸当接体15fは15
f’、係止爪15bは15b’に各々移動する。尚、更
に、引っ張り力がかかると、曲折部15cから右凸当接
体15fにかけて形成の凹部15gが、開口窓3の底隅
部に食い込んでより一層抜け難くする。
引っ張った状態を示し、対応する機構を図4(A)に示
す。尚、図4(A)は、図3(B)に対応する部品には
同じ符号を附すと共にハウジング体2Aに装着状態のセ
ット体10Aは軸受40a、40bで支持されている状
態に対応できる。コネクタにコルゲートチューブ20を
セットした状態(図3(A))で、コルゲートチューブ
に引っ張り力がかかると、係止爪15bの入口側部15
Y(傾斜状)が係止溝20aに係合した状態で、ロック
爪の右凸当接体15fがハウジングの開口窓の右側面3
aに当接するまで移動する。そして、更に、コルゲート
チューブ20に引っ張り力がかかると、ロック爪15は
移動が禁止され、前記当たり面が基点となって回転作用
が生じる。この時、セット体10Aに形成の凹溝状の曲
折部(薄肉)15c(曲折が容易であるため、図4
(A)に示す回動機構に対応)によって、ロック爪15
は容易に内径方向に曲折する結果、係止爪15bが内径
方向に移動してコルゲートチューブの係止溝20aに係
止して脱抜を禁止する。即ち、図4(A)に示すよう
に、曲折部15cは15c’、右凸当接体15fは15
f’、係止爪15bは15b’に各々移動する。尚、更
に、引っ張り力がかかると、曲折部15cから右凸当接
体15fにかけて形成の凹部15gが、開口窓3の底隅
部に食い込んでより一層抜け難くする。
【0015】尚、この様に、凹部15gを形成すると、
後述の第2の実施態様に示す傾斜部15dを形成した場
合とは異なり、脱抜防止をより完全に果たす。即ち、係
止爪15に傾斜部15dを形成の場合には、コルゲート
チューブ20を強く引っ張ると、ロック爪の曲折部15
cから傾斜部15dを介して直線状となり、突出部15
aがハウジング体2Aの内周にもぐり込んで、コルゲー
トチューブ20と共にセット体10Aが抜ける可能性が
あるが、本実施の態様に示すように、凹部15gを形成
することによって、かかる抜けを防止できる。
後述の第2の実施態様に示す傾斜部15dを形成した場
合とは異なり、脱抜防止をより完全に果たす。即ち、係
止爪15に傾斜部15dを形成の場合には、コルゲート
チューブ20を強く引っ張ると、ロック爪の曲折部15
cから傾斜部15dを介して直線状となり、突出部15
aがハウジング体2Aの内周にもぐり込んで、コルゲー
トチューブ20と共にセット体10Aが抜ける可能性が
あるが、本実施の態様に示すように、凹部15gを形成
することによって、かかる抜けを防止できる。
【0016】一方、コルゲートチューブ20を円滑に抜
くときは、図3(C)及びその対応する機構を図4
(B)に示すように、先ず、ハウジング体2Aを固定
(手に取る)し、セット体のフランジ体11をハウジン
グ体2A側に押圧すると、左凸当接体15eが開口窓の
左壁3bに当接すると共に、フランジ体11を押圧する
横軸芯に対して、開口窓の左壁3bに当接する左凸当接
体15eの位置が横軸芯より上にあるので(図3
(A)、図4(B)参照)、前記左凸当接体15eは、
凹溝状(薄く形成)の曲折部15cが基点となって、容
易に外径方向への回転移動する。即ち、図4(B)に示
すように、曲折部15cは15c’、左凸当接体15e
は15e’、係止爪15bは15b’に各々移動する。
そこで、コルゲートチューブ20は、係止爪15bが係
止溝20aから離脱した状態であるため、円滑に抜くこ
とができる。尚、前記フランジ体11をハウジング体2
A側に押圧する際、指でフランジ体11を固定するが、
その外周に形成の凹凸溝11aによって滑りが防止でき
て、固定が容易である。
くときは、図3(C)及びその対応する機構を図4
(B)に示すように、先ず、ハウジング体2Aを固定
(手に取る)し、セット体のフランジ体11をハウジン
グ体2A側に押圧すると、左凸当接体15eが開口窓の
左壁3bに当接すると共に、フランジ体11を押圧する
横軸芯に対して、開口窓の左壁3bに当接する左凸当接
体15eの位置が横軸芯より上にあるので(図3
(A)、図4(B)参照)、前記左凸当接体15eは、
凹溝状(薄く形成)の曲折部15cが基点となって、容
易に外径方向への回転移動する。即ち、図4(B)に示
すように、曲折部15cは15c’、左凸当接体15e
は15e’、係止爪15bは15b’に各々移動する。
そこで、コルゲートチューブ20は、係止爪15bが係
止溝20aから離脱した状態であるため、円滑に抜くこ
とができる。尚、前記フランジ体11をハウジング体2
A側に押圧する際、指でフランジ体11を固定するが、
その外周に形成の凹凸溝11aによって滑りが防止でき
て、固定が容易である。
【0017】以上のように、コルゲートチューブ20
は、ハウジング体2Aとセット体10Aで構成のコネク
に容易に装着でき、且つ、装着状態でコルゲートチュー
ブ20を引っ張っても抜けない。しかし、コルゲートチ
ューブ20をコネクタから外すときには、セット体のフ
ランジ体11をハウジング体2A側に押圧することによ
って、係止爪15bは係止溝20aから離脱して円滑に
抜くことができる。
は、ハウジング体2Aとセット体10Aで構成のコネク
に容易に装着でき、且つ、装着状態でコルゲートチュー
ブ20を引っ張っても抜けない。しかし、コルゲートチ
ューブ20をコネクタから外すときには、セット体のフ
ランジ体11をハウジング体2A側に押圧することによ
って、係止爪15bは係止溝20aから離脱して円滑に
抜くことができる。
【0018】(第2の実施の態様)図5〜図7は他の構
成のコネクタであって、図5、図6はハウジング体2B
とセット体10Bの斜視図と側断面図、図7(A)はコ
ルゲートチューブ20の装着状態の拡大図、図7(B)
はコルゲートチューブ20を引っ張った状態図、図7
(C)はセット体10Bを介してコルゲートチューブ2
0を抜く状態を示す断面図である。尚、本実施の態様の
セット体10Bは、前記第1の実施の態様のセット体1
0Aとは、右凸当接体15fがなく、曲折部15cから
突出部15aにかけて、曲折部15cに対して鈍角(本
実施例では150度)に傾斜の傾斜部15dが形成して
ある点を異にする。
成のコネクタであって、図5、図6はハウジング体2B
とセット体10Bの斜視図と側断面図、図7(A)はコ
ルゲートチューブ20の装着状態の拡大図、図7(B)
はコルゲートチューブ20を引っ張った状態図、図7
(C)はセット体10Bを介してコルゲートチューブ2
0を抜く状態を示す断面図である。尚、本実施の態様の
セット体10Bは、前記第1の実施の態様のセット体1
0Aとは、右凸当接体15fがなく、曲折部15cから
突出部15aにかけて、曲折部15cに対して鈍角(本
実施例では150度)に傾斜の傾斜部15dが形成して
ある点を異にする。
【0019】コネクタは、前記第1の実施の態様と同様
に、セット体10Bをハウジング体2Bに装着して構成
し、コルゲートチューブ20をセット体10Bに挿入す
ると、セット体10Bの左凸当接体15eが開口窓の左
壁3bと当接し、弾性を有する係止爪15bはコルゲー
トチューブに形成の係止溝20aに当たりながら上下動
して挿入装着される(図7(A))。
に、セット体10Bをハウジング体2Bに装着して構成
し、コルゲートチューブ20をセット体10Bに挿入す
ると、セット体10Bの左凸当接体15eが開口窓の左
壁3bと当接し、弾性を有する係止爪15bはコルゲー
トチューブに形成の係止溝20aに当たりながら上下動
して挿入装着される(図7(A))。
【0020】図7(B)は、コルゲートチューブ20を
引っ張った状態を示し、コルゲートチューブ20を引っ
張ると、ロック爪の傾斜部15dが開口窓の右壁3aの
底部Xの隅部に当たる一方、凹溝(肉厚を薄く)に形成
してある曲折部15cから容易に内径方向の回転作用を
得て曲折すると共に、セット体10Bが移動するにつれ
て、傾斜部15dが開口窓の底部で圧縮状態となって、
係止爪15bは係止溝20a内にますます係合して脱抜
を禁止する。
引っ張った状態を示し、コルゲートチューブ20を引っ
張ると、ロック爪の傾斜部15dが開口窓の右壁3aの
底部Xの隅部に当たる一方、凹溝(肉厚を薄く)に形成
してある曲折部15cから容易に内径方向の回転作用を
得て曲折すると共に、セット体10Bが移動するにつれ
て、傾斜部15dが開口窓の底部で圧縮状態となって、
係止爪15bは係止溝20a内にますます係合して脱抜
を禁止する。
【0021】一方、コルゲートチューブ20を円滑に抜
くときには、前記第1の実施の態様とほぼ同様に、図7
(C)に示すように、先ず、ハウジング体2Bを固定
し、セット体のフランジ体11をハウジング体2B側に
押圧すると、左凸当接体15eが開口窓の左壁3bに当
接すると共に、フランジ体11を押圧する横軸芯に対し
て、開口窓の左壁3bに当接する左凸当接体15eの位
置が横軸芯より上にあるため(図7(A)参照)、前記
左凸当接体15eは、凹溝状(薄く形成)の曲折部15
cから容易に曲折して上方向に移動する。そこで、コル
ゲートチューブ20は、係止爪15bが係止溝20aか
ら離脱した状態であるため、円滑に抜くことができる。
くときには、前記第1の実施の態様とほぼ同様に、図7
(C)に示すように、先ず、ハウジング体2Bを固定
し、セット体のフランジ体11をハウジング体2B側に
押圧すると、左凸当接体15eが開口窓の左壁3bに当
接すると共に、フランジ体11を押圧する横軸芯に対し
て、開口窓の左壁3bに当接する左凸当接体15eの位
置が横軸芯より上にあるため(図7(A)参照)、前記
左凸当接体15eは、凹溝状(薄く形成)の曲折部15
cから容易に曲折して上方向に移動する。そこで、コル
ゲートチューブ20は、係止爪15bが係止溝20aか
ら離脱した状態であるため、円滑に抜くことができる。
【0022】図8は、第1の実施の形態のハウジング体
2Aの中空入口体2aの内部に弾性シール部材18をセ
ットして、その弾性シール部材18は、コルゲートチュ
ーブ20とコネクタを接合したとき、防水性を果たすも
のである。この弾性シール部材18は、中空入口体2a
と中空出口体2bの接合部4において、中空入口体2a
の内周に嵌合する筒状で、軸方向の中間で内径方向に凸
部18aを形成し、その凸部18aの内径は少なくとも
コルゲートチューブ20の外径の90%以下とし、且
つ、コルゲートチューブ20の凹凸の1ピッチ以上の横
幅に形成し、更に、両端18cにはコルゲートチューブ
20を挿入する際に、容易に装着できるようにテーパが
形成してある。尚、このシール部材18は、ハウジング
体2Aに装着するとき、方向を間違えないように対称形
に構成してある。この弾性シール部材18をセットした
後に、セット体10Aを介してコルゲートチューブ20
を装着すると、コルゲートチューブ20の先端は、弾性
シール部材18によって中空入口体2a内で密着して防
水性を確保する。尚、コルゲートチューブ20は弾性シ
ール部材18に無理に挿入することなく容易に挿入でき
るように、弾性シール部材18の外周に凹部18bを形
成して、その部分の肉厚を薄くしてある。この弾性シー
ル部材18によって、コルゲートチューブ20が前後に
移動したり回転しても、防水性を確保することができ
る。
2Aの中空入口体2aの内部に弾性シール部材18をセ
ットして、その弾性シール部材18は、コルゲートチュ
ーブ20とコネクタを接合したとき、防水性を果たすも
のである。この弾性シール部材18は、中空入口体2a
と中空出口体2bの接合部4において、中空入口体2a
の内周に嵌合する筒状で、軸方向の中間で内径方向に凸
部18aを形成し、その凸部18aの内径は少なくとも
コルゲートチューブ20の外径の90%以下とし、且
つ、コルゲートチューブ20の凹凸の1ピッチ以上の横
幅に形成し、更に、両端18cにはコルゲートチューブ
20を挿入する際に、容易に装着できるようにテーパが
形成してある。尚、このシール部材18は、ハウジング
体2Aに装着するとき、方向を間違えないように対称形
に構成してある。この弾性シール部材18をセットした
後に、セット体10Aを介してコルゲートチューブ20
を装着すると、コルゲートチューブ20の先端は、弾性
シール部材18によって中空入口体2a内で密着して防
水性を確保する。尚、コルゲートチューブ20は弾性シ
ール部材18に無理に挿入することなく容易に挿入でき
るように、弾性シール部材18の外周に凹部18bを形
成して、その部分の肉厚を薄くしてある。この弾性シー
ル部材18によって、コルゲートチューブ20が前後に
移動したり回転しても、防水性を確保することができ
る。
【0023】図9は、ハウジング体2A(2B)の中空
入口体2aと中空出口体2bの接合部4において、中空
入口体2aから中空出口体2bに向かって幅狭なテーパ
4aを設けるものであって、コルゲートチューブ20を
装着したとき、その先端部が前記テーパ4aによって圧
着されて防水性を確保するものである。このように、テ
ーパ4aを形成することによって、シール部材を不要と
する効果を奏する。
入口体2aと中空出口体2bの接合部4において、中空
入口体2aから中空出口体2bに向かって幅狭なテーパ
4aを設けるものであって、コルゲートチューブ20を
装着したとき、その先端部が前記テーパ4aによって圧
着されて防水性を確保するものである。このように、テ
ーパ4aを形成することによって、シール部材を不要と
する効果を奏する。
【0024】図10は、他の構造のセット体10A’、
10B’であり、このセット体10A’、10B’に
は、フランジ体11から延設体13を介してリング体1
2が形成してあり、リング体がないセット体10A(図
1)、10B(図5)とほぼ同じ作用をなす。
10B’であり、このセット体10A’、10B’に
は、フランジ体11から延設体13を介してリング体1
2が形成してあり、リング体がないセット体10A(図
1)、10B(図5)とほぼ同じ作用をなす。
【0025】
【発明の効果】本発明の請求項1のコルゲートチューブ
用コネクタは、セット体のロック爪の両側に左右凸当接
体を設け、且つ、薄肉状の曲折部を形成することによっ
て、コルゲートチューブを容易に装着できるし、装着し
た状態で引っ張り力が作用しても抜くことができない
が、セット体を押すことによって容易に抜くことができ
る。又、請求項2は右凸当接体を形成する替りに傾斜部
を形成するものであり、更に、請求項3はセット体にリ
ング体を形成する構成であるが、何れも、請求項1、請
求項2とほぼ同じ効果を奏する。請求項4と請求項5の
構成によって、コルゲートチューブの防水性の向上を図
ることができるし、セット体の外周面に凹凸溝を形成す
る請求項6によって滑り防止効果を発揮して円滑にセッ
ト体を押すことができる。
用コネクタは、セット体のロック爪の両側に左右凸当接
体を設け、且つ、薄肉状の曲折部を形成することによっ
て、コルゲートチューブを容易に装着できるし、装着し
た状態で引っ張り力が作用しても抜くことができない
が、セット体を押すことによって容易に抜くことができ
る。又、請求項2は右凸当接体を形成する替りに傾斜部
を形成するものであり、更に、請求項3はセット体にリ
ング体を形成する構成であるが、何れも、請求項1、請
求項2とほぼ同じ効果を奏する。請求項4と請求項5の
構成によって、コルゲートチューブの防水性の向上を図
ることができるし、セット体の外周面に凹凸溝を形成す
る請求項6によって滑り防止効果を発揮して円滑にセッ
ト体を押すことができる。
【図1】第1実施の態様のハウジング体とセット体の斜
視図である。
視図である。
【図2】第1実施態様のハウジング体とセット体の断面
図である。
図である。
【図3】第1実施態様のコルゲートチューブを装着した
ときの断面図と作用を説明する図である。
ときの断面図と作用を説明する図である。
【図4】セット体の作用を説明する図3に対応する機構
図である。
図である。
【図5】第2実施の凹部態様のハウジング体とセット体
の斜視図である。
の斜視図である。
【図6】第2実施態様のハウジング体とセット体の断面
図である。
図である。
【図7】第2実施態様のコルゲートチューブを装着した
ときの断面図と作用を説明するための図である。
ときの断面図と作用を説明するための図である。
【図8】弾性シール部材を装着した断面図である。
【図9】ハウジング体のシール部形状を示す断面図であ
る。
る。
【図10】他の形状のセット体の斜視図である。
【図11】従来のコネクタにコルゲートチューブを装着
したときの側断面図である。
したときの側断面図である。
2A、2B ハウジング体 2a 中空入口体 2b 中空出口体 3 開口窓 4 接合部 4a テーパ部 10A、10B セット体 11 フランジ体 11a 凹凸溝 12 リング体 13 延設体 15 ロック爪 15a 突出部 15b 係止爪 15c 曲折部 15d 傾斜部 15e 左凸当接体 15f 右凸当接体 15g 凹部 18 弾性シール部材 18a 凸部 18b 凹部 20 コルゲートチューブ 20a 係止溝
Claims (6)
- 【請求項1】 中空入口体と中空出口体との接合部でコ
ルゲートチューブ(波付管)の端部が当接可能に形成の
ハウジング体と、そのハウジング体の中空入口体に装着
可能な中空状のセット体とで構成のコネクタであって、
前記ハウジング体の中空入口体の周囲に開口窓を形成
し、前記セット体にはフランジ体から軸方向で且つ前記
開口窓から突出可能な突出部を有するロック爪を形成
し、そのロック爪の内側にコルゲートチューブの係止溝
に係止可能な係止爪と、そのロック爪の上部側の左右両
側にハウジング体の開口窓に当接可能な左右凸当接体を
形成し、且つ、フランジ体とロック爪を継ぐストレート
部に凹溝状の曲折部を形成すると共にその曲折部から右
凸当接体にかけて凹部を形成することを特徴とするコル
ゲートチューブ用コネクタ。 - 【請求項2】 請求項1における右凸当接体の替りに、
凹溝状の曲折部からロック爪の突出部にかけて傾斜状の
傾斜部を形成することを特徴とする請求項1のコルゲー
トチューブ用コネクタ。 - 【請求項3】 セット体にフランジ体からロック爪と同
じ軸方向に離隔してリング体を設けることを特徴とする
請求項1又は請求項2のコルゲートチューブ用コネク
タ。 - 【請求項4】 中空入口体と中空出口体の接合部におい
て、中空入口体側の内周に嵌合する筒状で、軸方向の中
間で内径方向に凸部を形成した弾性シール部材を挿入す
ることを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3
のコルゲートチューブ用コネクタ。 - 【請求項5】 中空入口体と中空出口体の接合部におい
て、中空入口体側から中空出口体に向けて幅狭いテーパ
部を形成することを特徴とする請求項1、請求項2又は
請求項3のコルゲートチューブ用コネクタ。 - 【請求項6】 セット体のフランジ体の外周面に凹凸溝
を形成することを特徴とする請求項1、請求項2、請求
項3、請求項4又は請求項5のコルゲートチューブ用コ
ネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7337937A JP2887574B2 (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | コルゲートチューブ用コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7337937A JP2887574B2 (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | コルゲートチューブ用コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09152080A true JPH09152080A (ja) | 1997-06-10 |
JP2887574B2 JP2887574B2 (ja) | 1999-04-26 |
Family
ID=18313409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7337937A Expired - Fee Related JP2887574B2 (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | コルゲートチューブ用コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2887574B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2010270879A (ja) * | 2009-05-25 | 2010-12-02 | Kanaflex Corporation | 波形合成樹脂管の接続構造 |
JP2012107704A (ja) * | 2010-11-17 | 2012-06-07 | Piolax Inc | 管継手およびバルブ装置 |
JP2013127302A (ja) * | 2011-12-19 | 2013-06-27 | Aron Kasei Co Ltd | 管接続構造 |
JP2017533393A (ja) * | 2014-09-22 | 2017-11-09 | フレンキッシェ・インドゥストリアル・パイプス・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー・カーゲー | コルゲートチューブ用の連結組立体 |
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