JPH091519A - 鋳込み成形方法 - Google Patents

鋳込み成形方法

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JPH091519A
JPH091519A JP15456695A JP15456695A JPH091519A JP H091519 A JPH091519 A JP H091519A JP 15456695 A JP15456695 A JP 15456695A JP 15456695 A JP15456695 A JP 15456695A JP H091519 A JPH091519 A JP H091519A
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JP
Japan
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slip
sludge
cavity
matter
cast
Prior art date
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Pending
Application number
JP15456695A
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English (en)
Inventor
Juichi Matsumoto
樹一 松本
Minoru Mizogami
実 溝上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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Publication of JPH091519A publication Critical patent/JPH091519A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 成形型1内に泥漿タンク17から泥漿を導入
し、内部型3,3’の内面に着肉させた後、余剰の泥漿
を泥漿タンク17に戻す。排液路5,5’内を吸引して
着肉物から水分を吸収する。成形型1内を加圧すること
なく、排液路5,5内を吸引することのみによって成形
体を形成する。 【効果】 低圧鋳込みとなるため、成形型の傷みが少な
く、成形型の使用可能回数が増大する。また、耐圧シェ
ルが不要であり、型コストが低い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は陶磁器を成形するための
鋳込み成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の鋳込み成形方法について第2図を
参照して説明する。耐圧シェル2内に石膏や多孔質合成
樹脂等の多孔質体よりなる内部型3を設けた上型2aと
下型2bとにより成形型1が構成されている。内部型3
内には綿チューブ等よりなる排液路5,5’が形成され
ている。
【0003】成形型1内のキャビティ4に臨むようにし
て成形型1の下部に泥漿の流入口6が設けられ、上部に
泥漿のオーバーフロー流出口7が設けられている。この
オーバーフロー流出口7は泥漿センサ10付きのオーバ
ーフロータンク9に連通している。該タンク9は、三方
バルブ11を介してエアコンプレッサ又は大気に連通可
能となっている。
【0004】前記排液路5,5’は配管8,8’を介し
て気液分離用セパレータ12,12’に連通している。
該セパレータ12,12’は三方バルブ14,14’を
介して真空ポンプ又はエアコンプレッサ(図示略)に接
続されている。セパレータ12,12’には大気開放用
バルブ13,13’が設けられている。
【0005】成形型1のキャビティ4には、泥漿タンク
17内の泥漿が泥漿ポンプ18及びバルブ19,21を
有する配管16を介して導入される。配管16からは、
バルブ22を有した泥漿返送用配管20が分岐してい
る。
【0006】台車24に載設された昇降テーブル23を
下型2bの下側に配置し、下型2bを昇降させうるよう
構成している。
【0007】この泥漿鋳込み装置を用いて成形を行なう
には、バルブ11を大気連通にすると共にバルブ19,
21を開とし、ポンプ18を作動させ、配管16を介し
て泥漿タンク17内の泥漿をキャビティ4内に供給す
る。キャビティ4内が泥漿で充満されると、泥漿の一部
がオーバーフロータンク9に流入する。泥漿センサ10
で泥漿が検出されると、泥漿の供給が停止される。
【0008】そこで、バルブ19,21を閉じると共
に、バルブ11を操作してエアコンプレッサからの加圧
エアによりキャビティ4内の泥漿を加圧する。また、真
空ポンプを作動させ、バルブ14を操作して配管5,
5’内を減圧し、泥漿中の固形分を内部型3,3’の表
面(キャビティ面)に着肉させる。所要厚みに着肉物が
成長した後、バルブ11を操作してオーバーフロータン
ク9内を大気圧にすると共に、バルブ21,22を開
き、キャビティ4内の余剰の泥漿を配管16,20から
泥漿タンク17へ戻す。
【0009】このままさらに排液路5,5’内を真空ポ
ンプによって吸引して減圧状態に保つと共に、キャビテ
ィ4内に加圧エアを供給し、着肉物中の水分を内部型
3,3’に吸わせ、着肉物を硬いものとする。
【0010】着肉物の水分が十分に低くなり、着肉物が
所要の強度に達した後、バルブ11を大気連通とすると
共に、バルブ14を操作してセパレータ12,12’内
に加圧エアを供給する。そうすると、内部型3,3’内
に存在していた水が内部型3,3’と着肉物との界面に
滲出し、両者の間に水膜が形成され、両者が離反可能と
なる。そこで、上型2aと下型2bとを分割する型開き
を行ない、脱型(成形体の取り出し)を行なう。
【0011】その後、必要に応じ成形型を乾燥した後、
再び型組みし、成形を行なう。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の鋳込み成形
方法にあっては、泥漿を成形型1内に供給した後、該成
形型1内をコンプレッサによって加圧するようにしてお
り、加圧力により成形型1が比較的早期に劣化してい
た。また、この加圧に耐えうるように成形型1に耐圧シ
ェル2を設ける必要があった。
【0013】本発明は、成形型を繰り返し使用できる回
数を増大すると共に、耐圧シェルも不要となる鋳込み成
形方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の鋳込み成形方
法は、排液路を有した多孔質体よりなる成形型内に泥漿
を供給し、該成形型の内面に固形分を着肉させて成形体
を形成し、次いで成形体を該成形体から脱型させる鋳込
み成形方法において、成形型内に泥漿を供給した後、該
成形型内を加圧することなく該排液路を吸引することの
みによって該成形体を形成することを特徴とするもので
ある。
【0015】請求項2の鋳込み成形方法は、請求項1に
おいて、前記成形型の外面に目止め材が塗着されている
ことを特徴とするものである。
【0016】
【作用】本発明方法では、成形型内に泥漿を供給した
後、この泥漿を加圧することなく排液路を吸引すること
のみによって着肉及び着肉物からの水分吸い出しを行な
う。この場合、成形型の外面に目止め材を塗着しておく
ことにより、大気が成形型に吸引されることが防止され
る。
【0017】
【実施例】以下図面を参照して実施例について説明す
る。第1図は本発明の実施例方法が適用された鋳込み成
形装置の系統図である。
【0018】本実施例においては、成形型1は耐圧シェ
ル2が省略されている。多孔質合成樹脂や石膏などより
なる内部型3,3’の外面にシリコーン系シーリング剤
などの目止め材が塗着されている。また、三方バルブ1
1の代わりに二方バルブ11’が用いられている。第2
図の鋳込み成形装置のその他の構成は第1図と同一であ
り、同一符号は同一部分を示している。
【0019】この泥漿鋳込み装置を用いて成形を行なう
には、二方バルブ11’を開弁すると共にバルブ19,
21を開とし、ポンプ18を作動させ、配管16を介し
て泥漿タンク17内の泥漿をキャビティ4内に供給す
る。キャビティ4内が泥漿で充満されると、泥漿の一部
がオーバーフロータンク9に流入する。泥漿センサ10
で泥漿が検出されると、泥漿の供給が停止される。
【0020】そこで、バルブ19,21を閉じると共
に、バルブ11を開弁する。また、真空ポンプを作動さ
せ、バルブ14を操作して配管5,5’内を減圧し、泥
漿中の固形分を内部型3,3’の表面(キャビティ面)
に着肉させる。所要厚みに着肉物が成長した後、バルブ
11’,21,22を開き、キャビティ4内の余剰の泥
漿を配管16,20から泥漿タンク17へ戻す。
【0021】このままさらに排液路5,5’内を真空ポ
ンプによって吸引して減圧状態に保ち、着肉物中の水分
を内部型3,3’に吸わせ、着肉物を硬いものとする。
【0022】着肉物の水分が十分に低くなり、着肉物が
所要の強度に達した後、バルブ14を操作してセパレー
タ12,12’内に加圧エアを供給する。そうすると、
内部型3,3’内に存在していた水が内部型3,3’と
着肉物との界面に滲出し、両者の間に水膜が形成され、
両者が離反可能となる。そこで、上型2aと下型2bと
を分割する型開きを行ない、脱型(成形体の取り出し)
を行なう。
【0023】この脱型を行なった後、必要に応じ上型2
a及び下型2bを乾燥させた後、成形型1を再び型組み
し、次の泥漿鋳込み操作を開始する。
【0024】この鋳込み成形方法によると、成形型1内
を加圧することがないので、成形型1が傷みにくく、繰
り返し使用できる回数が著しく増大する。また、成形型
1に耐圧シェルが無いため、成形型のコストも低い。な
お、目止め材を塗着してあるから、大気が成形型1内に
吸い込まれることもなく、排液路5,5’内を効率良く
吸引でき、成形時間が短縮される。
【0025】
【発明の効果】以上の通り、本発明の泥漿鋳込み方法に
よると、低圧鋳込みとなるため、成形型の傷みが少な
く、成形型の使用可能回数が増大する。また、耐圧シェ
ルが不要であり、型コストが低い。
【0026】なお、請求項2の方法によると、排液路か
ら効率良く水を吸い出すことができ、成形時間が短縮さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例方法を説明する泥漿鋳込み装置の系統図
である。
【図2】従来の泥漿鋳込み装置の断面図である。
【符号の説明】
1 成形型 2 耐圧シェル 2a 上型 2b 下型 3,3’ 内部型 4 キャビティ 5,5’ 排液路 12,12’ セパレータ 17 泥漿タンク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排液路を有した多孔質体よりなる成形型
    内に泥漿を供給し、該成形型の内面に固形分を着肉させ
    て成形体を形成し、次いで成形体を該成形体から脱型さ
    せる鋳込み成形方法において、 成形型内に泥漿を供給した後、該成形型内を加圧するこ
    となく該排液路を吸引することのみによって該成形体を
    形成することを特徴とする鋳込み成形方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記成形型の外面に
    目止め材が塗着されていることを特徴とする鋳込み成形
    方法。
JP15456695A 1995-06-21 1995-06-21 鋳込み成形方法 Pending JPH091519A (ja)

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JP15456695A JPH091519A (ja) 1995-06-21 1995-06-21 鋳込み成形方法

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JP15456695A JPH091519A (ja) 1995-06-21 1995-06-21 鋳込み成形方法

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JPH091519A true JPH091519A (ja) 1997-01-07

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JP15456695A Pending JPH091519A (ja) 1995-06-21 1995-06-21 鋳込み成形方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014124813A (ja) * 2012-12-25 2014-07-07 Iwasaki Electric Co Ltd セラミックス製の放電容器の製造装置及び方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014124813A (ja) * 2012-12-25 2014-07-07 Iwasaki Electric Co Ltd セラミックス製の放電容器の製造装置及び方法

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