JPH1095005A - 水硬性無機質成形体の成形装置 - Google Patents

水硬性無機質成形体の成形装置

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Publication number
JPH1095005A
JPH1095005A JP25205796A JP25205796A JPH1095005A JP H1095005 A JPH1095005 A JP H1095005A JP 25205796 A JP25205796 A JP 25205796A JP 25205796 A JP25205796 A JP 25205796A JP H1095005 A JPH1095005 A JP H1095005A
Authority
JP
Japan
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molding
vacuum
cavity
hydraulic inorganic
drain hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP25205796A
Other languages
English (en)
Inventor
Takumi Sato
匠 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd, Okayama Sekisui Industry Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication of JPH1095005A publication Critical patent/JPH1095005A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 真空引きのために設けられたキャビティに連
通する水抜き孔の成形材料、ゴミ等の目詰まりを解消す
ることが可能な水硬性無機質成形体の成形装置を提供す
る。 【解決手段】 下型11と上型とにより形成されたキャ
ビティ12に水硬性無機質材を供給し、下型11に設け
られたキャビティ12に連通する水抜き孔13より水硬
性無機質材の水分を真空脱水しながら成形する水硬性無
機質成形体の成形装置10であって、上記下型11側に
は上記水抜き孔13に連通する真空脱水装置14が装備
され、この真空脱水装置14に真空ポンプ16、及びエ
アコンプレッサー15が接続されて設けられ、キャビテ
ィ12内の真空引き、或いは水抜き孔13の加圧が可能
となされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水硬性無機質成形
体の成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、成形型の下型と上型との間に形成
されたキャビティに水硬性無機質材を供給し、真空脱水
成形して成形品を得る水硬性無機質(セメントモルタ
ル)成形体の成形装置(成形型)が知られている。例え
ば、特公昭61−47681号公報には、上型、或いは
下型のいずれか一方の成形面(キャビティ側)に、キャ
ビティの成形面に開口する複数の真空吸引孔が設けられ
た例が記載されている。
【0003】上記の特公昭61−47681号公報に記
載されているような、従来の下型と上型よりなる成形装
置の構造、並びにその作用を、以下に図面を参照して説
明する。即ち、従来の成形型は、図3に示すように、上
型100と下型200との間に形成されたキャビティ3
00に成形材料を供給し、プレス脱水成形するようにな
っている。上型100にはキャビティ300に連通する
真空吸引口400が設けられ、通路410を経由して真
空ポンプに接続され、所謂真空脱水が行われるようにな
っている。
【0004】一方、図4に示すように、上型(図示しな
い)と下型500よりなる成形装置の下型500の下方
に真空ポンプに接続された真空脱水装置600が配設さ
れた成形装置を用い、成形時に下型500に複数設けら
れた真空吸引孔510よりキャビティの成形材料の真空
脱水を行う方法も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記よ
うな従来の成形装置による成形においては、真空ポンプ
を作動させた時に、キャビティに供給された成形材料の
一部が濾布(真空引き側のキャビティの表面に設けられ
ている)を通過して、水抜き孔内のゴミ等と共に凝固
し、水抜き孔が詰まるといった現象が頻繁に発生してい
た。
【0006】上記特公昭61−47681号公報等に記
載されたような従来の成形装置においては、図3、或い
は図4に示す成形装置と同様、真空脱水装置は真空ポン
プのみに接続されていて、真空脱水装置内を加圧できる
ような装置となっていないため、加圧することによる水
抜き孔の目詰まりの除去といったような操作を行うこと
が不可能であり、水抜き孔の目詰まりに対しては、成形
後に手作業による清掃作業をするといった手間のかかる
事後処置が行われていた。
【0007】本発明は、このような上記の問題点に着目
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、真空引きのために設けられたキ
ャビティに連通する水抜き孔の成形材料、ゴミ等の目詰
まりを解消することが可能な水硬性無機質成形体の成形
装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の水硬性無機質成
形体の成形装置においては、下型と上型とにより形成さ
れたキャビティに水硬性無機質材を供給し、下型に設け
られたキャビティに連通する水抜き孔より水硬性無機質
材の水分を真空脱水しながら成形する水硬性無機質成形
体の成形装置であって、上記下型側には上記水抜き孔に
連通する真空脱水装置が装備され、この真空脱水装置に
真空ポンプ、及びエアコンプレッサーが接続されて設け
られ、キャビティ内の真空引き、或いは水抜き孔の加圧
が可能となされていることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の水硬性無機質成形体の成形装置におい
ては、上記下型側には上記水抜き孔に連通する真空脱水
装置が装備され、この真空脱水装置に真空ポンプ、及び
エアコンプレッサーが接続されて設けられ、キャビティ
内の真空引き、或いは水抜き孔の加圧が可能となされて
いるので、成形時には上記真空ポンプを作動させて、真
空脱水成形を行い、成形が完了して上型を開き、下型よ
り成形品を取り出した後、上記エアコンプレッサーを作
動させて真空脱水装置内、及び水抜き孔を加圧し、水抜
き孔の目詰まりした成形材料の一部、ゴミ、或いは水分
等を押圧し、押し出して取り除くことが可能である。
【0010】従って、本発明の成形装置を用いた成形加
工においては、常に水抜き孔が開口された状態で真空脱
水成形が可能で、従来のように成形サイクル毎の水抜き
孔のメンテナンスが不要で、効率のよい成形加工を行う
ことができ、大幅に生産性を向上させることが可能であ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】図1、水硬性無機質成形体の成形
装置の一例を示す断面図である。図1において、水硬性
無機質成形体の成形装置10は、下型11と上型(図示
しない)とにより形成されたキャビティ12に成形材料
である水硬性無機質材を供給し、下型11に設けられた
キャビティ12に連通して複数配設された水抜き孔13
より水硬性無機質材の水分を真空脱水しながら成形する
構造を有するものである。
【0012】上記下型11側には真空ポンプ15、及び
エアコンプレッサー16に接続された真空脱水装置14
が装備され、この真空脱水装置15に連通された上記水
抜き孔13を介して、キャビティ12内の真空引き、或
いは加圧が可能となされている。
【0013】本発明の成形装置10を用いた成形におい
ては、キャビティ12に成形材料を供給し、上型を閉じ
た後、プレスとともに所謂真空脱水成形が行われる。即
ち、この真空脱水成形は、真空脱水装置15に接続され
た真空ポンプ16を作動させ、真空脱水装置14内を真
空引きするとともに、水抜き孔13を介してキャビティ
12内の成形材料の真空脱水することにより行われ、真
空ポンプ16の作動が停止され、成形加工が終了され
る。
【0014】成形加工の完了後、上型を開いて成形品を
下型11より取り出した後(真空ポンプ16の作動は停
止されている)、図2に示すように、エアコンプレッサ
ー16を作動させて真空脱水装置14内を加圧する。
【0015】この真空脱水装置14内を加圧することに
より、連通された水抜き孔13内の成形材料の一部、ゴ
ミ、或いは水分等が押圧されて水抜き孔13の外(下型
11のキャビティ12側表面)に抜け出すことになり、
水抜き孔13の目詰まり状態が解消される。
【0016】従って、本発明の成形装置を用いた成形加
工においては、成形加工の完了毎に、この真空脱水装置
14内の加圧工程をエアコンプレッサーを作動させて繰
り返し行うことにより、水抜き孔13の目詰まりが発生
することなく、効率のよい成形加工を行うことが可能で
あり、大幅に生産効率を向上させることが可能である。
【0017】
【発明の効果】本発明の水硬性無機質成形体の成形装置
においては、上記下型側には上記水抜き孔に連通する真
空脱水装置が装備され、この真空脱水装置に真空ポン
プ、及びエアコンプレッサーが接続されて設けられ、キ
ャビティ内の真空引き、或いは水抜き孔の加圧が可能と
なされているので、成形時には上記真空ポンプを作動さ
せて、真空脱水成形を行い、成形が完了して上型を開
き、下型より成形品を取り出した後、上記エアコンプレ
ッサーを作動させて真空脱水装置内、及び水抜き孔を加
圧し、水抜き孔の目詰まりした成形材料の一部、ゴミ、
或いは水分等を押圧し、押し出して取り除くことが可能
である。
【0018】即ち、本発明の成形装置を用いた成形加工
においては、常に水抜き孔が開口された状態で真空脱水
成形が可能で、従来のように成形サイクル毎の水抜き孔
のメンテナンスが不要で、効率のよい成形加工を行うこ
とができ、大幅に生産性を向上させることが可能であ
る。従って、水硬性無機質成形体の成形装置として好適
に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水硬性無機質成形体の成形装置の一例
を示す断面図。
【図2】本発明の水硬性無機質成形体の成形装置の一例
を示す断面図。
【図3】従来の水硬性無機質成形体の成形装置の断面
図。
【図4】従来の水硬性無機質成形体の成形装置の断面
図。
【符号の説明】
10 成形装置 11 下型 12 キャビティ 13 水抜き孔 14 真空脱水装置 15 エアコンプレッサー 16 真空ポンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下型と上型とにより形成されたキャビテ
    ィに水硬性無機質材を供給し、下型に設けられたキャビ
    ティに連通する水抜き孔より水硬性無機質材の水分を真
    空脱水しながら成形する水硬性無機質成形体の成形装置
    であって、上記下型側には上記水抜き孔に連通する真空
    脱水装置が装備され、この真空脱水装置に真空ポンプ、
    及びエアコンプレッサーが接続されて設けられ、キャビ
    ティ内の真空引き、或いは水抜き孔の加圧が可能となさ
    れていることを特徴とする水硬性無機質成形体の成形装
    置。
JP25205796A 1996-09-24 1996-09-24 水硬性無機質成形体の成形装置 Pending JPH1095005A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104191504A (zh) * 2014-08-08 2014-12-10 韩文强 一种混凝土预制件快速脱水成型设备
CN107755644A (zh) * 2017-10-19 2018-03-06 南阳飞龙汽车零部件有限公司 一种铸造砂型型腔表面硬化处理装置及其制备方法

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