JPH09151507A - 樹脂防水パン - Google Patents

樹脂防水パン

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Publication number
JPH09151507A
JPH09151507A JP7337854A JP33785495A JPH09151507A JP H09151507 A JPH09151507 A JP H09151507A JP 7337854 A JP7337854 A JP 7337854A JP 33785495 A JP33785495 A JP 33785495A JP H09151507 A JPH09151507 A JP H09151507A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bathtub
floor
drainage
washing floor
washing
Prior art date
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Pending
Application number
JP7337854A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Ota
明良 太田
Manabu Suzuki
学 鈴木
Shinya Fujii
伸也 藤井
Kurumi Mukaidono
久留美 向井殿
Yuichi Isaka
雄一 井坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】排水部に向けて所定の排水勾配を有する洗
い場床とこれに隣接して一体成形された浴槽とを備えた
防水パンにおいて、その洗い場床と浴槽の立上り壁との
交差部分に、防水パン成形時のひけに起因する落ち凹み
部分が生じてそこに水が溜るのを防止する。 【解決手段】洗い場床12の、浴槽14の立上り壁22
と交差する浴槽14側端部を、浴槽14側から洗い場床
12側に向かう方向に傾斜し且つ洗い場床12における
排水部20に向かうA方向の排水勾配よりも大きな勾配
θを有する傾斜面24とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は樹脂防水パンに関
し、詳しくは排水性能を高めた樹脂防水パンに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、浴室の床として樹脂防水パンが用いられている。こ
の樹脂防水パンには、洗い場床に隣接して浴槽が一体に
成形された形態のものと、洗い場床に隣接して浴槽載置
部が設けられ、その浴槽載置部上に浴槽が載置されると
ともに、洗い場床と浴槽との境界部位に沿って水切用の
突条が上向き突出状に一体成形された形態のものとがあ
る。
【0003】従来、何れの場合においても洗い場床と浴
槽の洗い場側の立上り壁、又は上記突条の洗い場側の立
上り壁との交差部分において、樹脂防水パンの成形時に
ひけが生じ、同部分が部分的に落ち凹んだ形状となる問
題が生じていた。
【0004】特に最近は図4(A)に示しているように
浴槽100(又は突条。以下浴槽100の場合を例とし
て説明する)が中間部において洗い場床102側に膨出
するような湾曲面形状のものが好まれるようになってき
ており、この場合洗い場床102と浴槽立上り壁104
との交差部分が、複雑な形状をなす面と面とが交差する
部分となって、特に上記のような落ち凹み部分106
(図4(B))が生じ易い。
【0005】而してこのような落ち凹み部分106が生
じると、防水パン設置時の多少の施工誤差,施工ミス等
によって同部分106に水が溜り易くなり、排水性が悪
くなるといった問題を生ずる。
【0006】洗い場床102にはもともと排水部に向け
た排水勾配が付けられているものの、このような落ち凹
み部分106が生じると、その排水勾配のみでは良好に
排水できず、落ち凹み部分106に水が溜ってしまうと
いった問題を生ずるのである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して本願
の発明は、排水部に向けて所定の排水勾配を有する洗い
場床とこれに隣接して一体成形された浴槽とを備えた樹
脂防水パンにおいて、該洗い場床の、該浴槽における洗
い場側の立上り壁と交差する浴槽側端部を、該浴槽側か
ら洗い場側に向かう方向に傾斜し且つ該洗い場床におけ
る前記排水部に向かう排水勾配よりも大きな勾配を有す
る傾斜面と成したことを特徴とする(請求項1)。
【0008】本願の別の発明は、排水部に向かう排水勾
配を有する洗い場床とこれに隣接して設けられた浴槽載
置部とを有し、該浴槽載置部上に浴槽が載置されるとと
もに、それら浴槽載置部と洗い場床との境界部に沿って
水切用の突条が上向き突出状に一体成形されて成る樹脂
防水パンにおいて、該洗い場床の、該水切用の突条にお
ける洗い場側の立上り壁と交差する浴槽側端部を、該浴
槽側から洗い場側に向かう方向に傾斜し且つ前記洗い場
床における前記排水部に向かう排水勾配よりも大きな勾
配を有する傾斜面と成したことを特徴とする(請求項
2)。
【0009】本願の更に別の発明は、請求項1又は2に
おいて、前記立上り壁の平面形状が前記浴槽の中間部に
おいて前記洗い場側に膨出する膨出形状を成しており、
且つ前記洗い場床の該浴槽側の端部であって、少なくと
も該膨出形状部の膨出端より浴槽側に位置する部分が前
記傾斜面とされていることを特徴とする(請求項3)。
【0010】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1の発明
は、洗い場床における浴槽の立上り壁と交差する浴槽側
端部を、浴槽側から洗い場側に向かう方向に傾斜し且つ
洗い場床における排水部に向かう排水勾配よりも大きな
勾配の傾斜面となしたもので、本発明によれば、防水パ
ン成形時において洗い場床と浴槽の立上り壁との交差部
分に、図4に示すような落ち凹み部分106が生じるの
を防止することができ、且つその交差部分は洗い場床の
本来の排水勾配よりも勾配の大きな傾斜面とされている
ために、洗い場床と浴槽との交差部分に水が溜るといっ
たことを良好に防止でき、防水パンの排水性能を効果的
に高めることができる。
【0011】請求項2の発明は、浴槽載置部上に浴槽が
載置され、洗い場床との境界部に沿って水切用の突条が
上向き突出状に形成された防水パンにおいて、その水切
用の突条と洗い場床との交差部分を上記傾斜面として形
成したもので、本発明においてもその突条の洗い場側の
立上り壁と洗い場床との交差部分に、図4に示すような
落ち凹み部分106が生じるのを回避でき、防水パンの
排水性能を高めることができる。
【0012】前述したように上記落ち凹み部分は、浴槽
又は水切用の突条の立上り壁を浴槽中間部において洗い
場床側に膨出する形状と成した場合に特に生じ易い。
【0013】しかるに本発明によれば、このような膨出
形状を成す浴槽或いは突条を有する防水パンにおいて
も、防水パン成形時のひけに起因して上記図4に示すよ
うな落ち凹み部分106が生じるのを防止でき、以てか
かる形態の防水パンにおいてもその排水性能を効果的に
高めることができる(請求項3)。
【0014】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において、10は樹脂防水パンで洗い場
床12とこれに隣接して一体形成された浴槽14とを備
えている。防水パン10には、また、一辺部に沿って腰
高のパネル載置台部16が形成されており、更にこのパ
ネル載置台部16に沿ってカウンター18が所定高さで
一体成形されている。
【0015】そしてこのカウンター18の側端に隣接す
る位置、即ち防水パン10におけるコーナー部に排水部
20が設けられている。而して洗い場床12は、排水部
20に向かって図中矢印で示す方向に、即ち浴槽14の
長手方向に洗い場床12上の水を導くための排水勾配を
有している。この洗い場床12における排水勾配は通常
1/40〜1/50(約1.43〜1.15°)であ
る。
【0016】本例において、浴槽14は洗い場床12側
の平面形状が、浴槽14の中間部において洗い場床12
側に湾曲状に膨出する膨出形状とされている。即ち、洗
い場床12側の立上り壁22の平面形状が、浴槽中間部
において洗い場床12側に湾曲膨出する形状とされてい
る。
【0017】一方において洗い場床12は、浴槽14の
立上り壁22と交差部分である浴槽14側の端部が、図
1の拡大図に示しているように部分的に傾斜面形状とさ
れている。この傾斜面24は、浴槽14側から洗い場床
12側に向かって傾斜している。即ち、図中A方向の傾
斜勾配とは直角なB方向に傾斜しており、且つその傾斜
勾配θは、洗い場床12における排水部20に向かうA
方向の傾斜勾配よりも大きな傾斜勾配とされている。具
体的には、本例においてこの傾斜面24の傾斜勾配θは
約3°とされている。
【0018】尚、本例においては洗い場床12における
浴槽14の立上り壁22の膨出端Tよりも図2中左側の
部分、つまり膨出端Tよりも浴槽14側の部分が傾斜面
24とされている。
【0019】上記のように本例においては、洗い場床1
2における浴槽14の立上り壁22と交差する浴槽14
側端部を傾斜面24として、即ち浴槽14側から洗い場
床12側に向かって傾斜し且つ洗い場床12における排
水部20に向かうA方向の排水勾配よりも大きな勾配の
傾斜面24となしたもので、本例においては、防水パン
成形時において洗い場床12と立上り壁22との交差部
分に図4に示すような落ち凹み部分106が生じるのを
防止できる。
【0020】従ってその落ち凹み部分に水が溜って水捌
けが悪くなるといった問題を解決することができる。ま
た特に本例においては上記落ち凹み部分が生じやすい湾
曲膨出形状の浴槽14を有する防水パン10においても
確実にそのような落ち凹み部分が生じるのを防止でき、
排水性能を高めることができる。
【0021】図3は本発明の他の実施例を示している。
図において26は樹脂防水パンで、この樹脂防水パン2
6は、洗い場床12に隣接して浴槽載置部28を備えて
おり、その浴槽載置部28上に浴槽30が載置されるよ
うになっている。また洗い場床12と浴槽載置部28、
即ち浴槽30との境界部位に沿って水切用の突条32が
上向き突出状に一体成形されている。
【0022】本例においてもこの水切用の突条32(従
って洗い場床12側の立上り壁34)は、浴槽中間部に
おいて洗い場床12側に湾曲状に膨出する湾曲膨出形状
をなしている。尚、本例では排水部20が、樹脂防水パ
ン26における浴槽30の長手方向端部且つ浴槽30と
洗い場床12との境界部位に設けられており、これに伴
って洗い場床12の排水勾配が図中左斜め方向C、つま
り洗い場床12のコーナー部から洗い場床12の対角方
向のコーナー部に向けて設けられている。
【0023】本例において、洗い場床12は突条32の
立上り壁34と交差する浴槽30側の端部が、上記実施
例1と同様の傾斜面24とされている。本例において
も、洗い場床12と突条32との交差部分において上記
図4に示すような落ち凹み部分106が生じてそこに水
が溜るといった問題を解消することができ、樹脂防水パ
ン26における排水性能を高めることができる。
【0024】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明は場合により例えば浴槽又
は突条における立上り壁が上記のような湾曲膨出形状を
なしていない形態の防水パンに対しても適用可能である
など、その主旨を逸脱しない範囲において種々変更を加
えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である防水パンの斜視図であ
る。
【図2】図1の防水パンの平面図である。
【図3】本発明の他の実施例である防水パンの図であ
る。
【図4】従来の防水パンとその不具合の説明図である。
【符号の説明】
10 防水パン 12 洗い場床 14,30 浴槽 20 排水部 22,34 立上り壁 24 傾斜面 32 突条 T 膨出端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 向井殿 久留美 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 井坂 雄一 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排水部に向けて所定の排水勾配を有する
    洗い場床とこれに隣接して一体成形された浴槽とを備え
    た樹脂防水パンにおいて該洗い場床の、該浴槽における
    洗い場側の立上り壁と交差する浴槽側端部を、該浴槽側
    から洗い場側に向かう方向に傾斜し且つ該洗い場床にお
    ける前記排水部に向かう排水勾配よりも大きな勾配を有
    する傾斜面と成したことを特徴とする樹脂防水パン。
  2. 【請求項2】 排水部に向かう排水勾配を有する洗い場
    床とこれに隣接して設けられた浴槽載置部とを有し、該
    浴槽載置部上に浴槽が載置されるとともに、それら浴槽
    載置部と洗い場床との境界部に沿って水切用の突条が上
    向き突出状に一体成形されて成る樹脂防水パンにおいて
    該洗い場床の、該水切用の突条における洗い場側の立上
    り壁と交差する浴槽側端部を、該浴槽側から洗い場側に
    向かう方向に傾斜し且つ前記洗い場床における前記排水
    部に向かう排水勾配よりも大きな勾配を有する傾斜面と
    成したことを特徴とする樹脂防水パン。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記立上り壁
    の平面形状が前記浴槽の中間部において前記洗い場側に
    膨出する膨出形状を成しており、且つ前記洗い場床の該
    浴槽側の端部であって、少なくとも該膨出形状部の膨出
    端より浴槽側に位置する部分が前記傾斜面とされている
    ことを特徴とする樹脂防水パン。
JP7337854A 1995-11-30 1995-11-30 樹脂防水パン Pending JPH09151507A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006194018A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Toto Ltd 防水床パン

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006194018A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Toto Ltd 防水床パン
JP4581695B2 (ja) * 2005-01-14 2010-11-17 Toto株式会社 防水床パン

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