JP2000234366A - 浴室ユニット用防水パンの構造 - Google Patents
浴室ユニット用防水パンの構造Info
- Publication number
- JP2000234366A JP2000234366A JP11038707A JP3870799A JP2000234366A JP 2000234366 A JP2000234366 A JP 2000234366A JP 11038707 A JP11038707 A JP 11038707A JP 3870799 A JP3870799 A JP 3870799A JP 2000234366 A JP2000234366 A JP 2000234366A
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- drainage ditch
- drain
- peripheral
- water
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- Pending
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- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 部材数を増やさず、施工工数も増加させず、
排水部の位置を自由に選択でき、しかも、浴槽から溢れ
る湯水を排水する溝の清掃が容易な浴室ユニット用防水
パンの構造を提供する。 【解決手段】 浴槽載置部11と洗い場部14からな
り、浴槽載置部11には周縁に周囲排水溝15が設けら
れているとともに、略中央部に浴槽水排水溝17が凹陥
状の排水部13に通じるように排水勾配を有して設けら
れており、上記周囲排水溝15が浴槽水排水溝17より
一段と高くなされていることを特徴とする浴室ユニット
用防水パン1の構造。
排水部の位置を自由に選択でき、しかも、浴槽から溢れ
る湯水を排水する溝の清掃が容易な浴室ユニット用防水
パンの構造を提供する。 【解決手段】 浴槽載置部11と洗い場部14からな
り、浴槽載置部11には周縁に周囲排水溝15が設けら
れているとともに、略中央部に浴槽水排水溝17が凹陥
状の排水部13に通じるように排水勾配を有して設けら
れており、上記周囲排水溝15が浴槽水排水溝17より
一段と高くなされていることを特徴とする浴室ユニット
用防水パン1の構造。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室ユニットに用
いられる防水パンの構造に関する。
いられる防水パンの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、浴室ユニットは防水パンの浴
槽載置部の上に浴槽を据えつけるのが一般的であった。
ところが、上記従来の技術では、溢れる湯水が浴槽と壁
面との隙間に流下し、その際、湯水が浴槽と壁面との隙
間や防水パンの浴槽載置部全面に付着し、それらが湿潤
してカビが発生したり、悪臭を発するといった不都合が
生じる等の問題があった。
槽載置部の上に浴槽を据えつけるのが一般的であった。
ところが、上記従来の技術では、溢れる湯水が浴槽と壁
面との隙間に流下し、その際、湯水が浴槽と壁面との隙
間や防水パンの浴槽載置部全面に付着し、それらが湿潤
してカビが発生したり、悪臭を発するといった不都合が
生じる等の問題があった。
【0003】この問題を解決するため、例えば、特開平
7−108028号公報や特開平7−216951号公
報では、浴槽と側壁面との隙間の下側の位置に横樋を設
けてこの隙間から流下する湯水を受け、浴槽の角部の位
置に側壁面に固定して立設された竪樋を介して湯水を排
水部に導く構造が提案されている。
7−108028号公報や特開平7−216951号公
報では、浴槽と側壁面との隙間の下側の位置に横樋を設
けてこの隙間から流下する湯水を受け、浴槽の角部の位
置に側壁面に固定して立設された竪樋を介して湯水を排
水部に導く構造が提案されている。
【0004】しかしながら、上記提案の構造では、横
樋、竪樋、及び横樋と竪樋を接続する継手等の多くの部
材が必要とあり、これらの部材の側壁面への取り付けや
継手の接続等の施工工数が増加し、また、竪樋を設置す
る位置が浴槽の角部裏側の側壁面に限定されるため防水
パンの中央に排水トラップに通じる排水部を設けること
ができず、設計の自由度が制限され、さらに、上記横樋
等の清掃が殆ど不可能である等の問題がある。
樋、竪樋、及び横樋と竪樋を接続する継手等の多くの部
材が必要とあり、これらの部材の側壁面への取り付けや
継手の接続等の施工工数が増加し、また、竪樋を設置す
る位置が浴槽の角部裏側の側壁面に限定されるため防水
パンの中央に排水トラップに通じる排水部を設けること
ができず、設計の自由度が制限され、さらに、上記横樋
等の清掃が殆ど不可能である等の問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題を解決するものであり、その目的は、部材数を増や
さず、施工工数も増加させず、排水部の位置を自由に選
択でき、しかも、浴槽から溢れる湯水を排水する溝の清
掃が容易な浴室ユニット用防水パンの構造を提供するこ
とである。
問題を解決するものであり、その目的は、部材数を増や
さず、施工工数も増加させず、排水部の位置を自由に選
択でき、しかも、浴槽から溢れる湯水を排水する溝の清
掃が容易な浴室ユニット用防水パンの構造を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の浴室ユニット用
防水パンの構造は、浴槽載置部と洗い場部からなり、浴
槽載置部には周縁に周囲排水溝が設けられているととも
に、略中央部に浴槽水排水溝が凹陥状の排水部に通じる
ように排水勾配を有して設けられており、上記周囲排水
溝が浴槽水排水溝より一段と高くなされていることを特
徴とする。
防水パンの構造は、浴槽載置部と洗い場部からなり、浴
槽載置部には周縁に周囲排水溝が設けられているととも
に、略中央部に浴槽水排水溝が凹陥状の排水部に通じる
ように排水勾配を有して設けられており、上記周囲排水
溝が浴槽水排水溝より一段と高くなされていることを特
徴とする。
【0007】
【作用】本発明によると、浴槽から溢れて、浴槽と側壁
面との隙間から流下した湯水は、上記浴槽載置部の周縁
に設けらた周囲排水溝に受けられ、この周囲排水溝から
排水部へと導出されることとなる。
面との隙間から流下した湯水は、上記浴槽載置部の周縁
に設けらた周囲排水溝に受けられ、この周囲排水溝から
排水部へと導出されることとなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。図1は、本発明の構造を有する浴室ユ
ニット用防水パンの一例を示す斜視図であり、図2は、
図1の防水パンを用いた浴室ユニットの構成の一例を示
す図である。
照して説明する。図1は、本発明の構造を有する浴室ユ
ニット用防水パンの一例を示す斜視図であり、図2は、
図1の防水パンを用いた浴室ユニットの構成の一例を示
す図である。
【0009】図1、図2において、防水パン1は、浴槽
を載置する浴槽載置部11と、この浴槽載置部11に隣
接して一段高くなった凸状部12と、この凸状部12の
下部の設けられた凹陥状の排水部13と、上記凸状部1
2に隣接して設けられた洗い場部14とによって構成さ
れている。そして上記浴槽載置部11の周縁に周囲排水
溝15が設けられており、この周囲排水溝15は排水勾
配を有していて、排水が上記排水部13に導かれるよう
になされている。
を載置する浴槽載置部11と、この浴槽載置部11に隣
接して一段高くなった凸状部12と、この凸状部12の
下部の設けられた凹陥状の排水部13と、上記凸状部1
2に隣接して設けられた洗い場部14とによって構成さ
れている。そして上記浴槽載置部11の周縁に周囲排水
溝15が設けられており、この周囲排水溝15は排水勾
配を有していて、排水が上記排水部13に導かれるよう
になされている。
【0010】本実施例では、上記凸状部12は、浴槽載
置部11と洗い場部14とを区画するように防水パン1
の幅方向に延設されており、その略中央に切り欠きが設
けられ、その切り欠きの下部に凹陥状の排水部13が設
けられているが、この切り欠きはなくてもよい。
置部11と洗い場部14とを区画するように防水パン1
の幅方向に延設されており、その略中央に切り欠きが設
けられ、その切り欠きの下部に凹陥状の排水部13が設
けられているが、この切り欠きはなくてもよい。
【0011】上記周囲排水溝15は、防水パン1の浴槽
載置部11の立ち上がり部19及び凸状部12の浴槽載
置部11側に沿って周設され、図1のAで示す位置から
下り勾配で排水部13に達するようになされている。
載置部11の立ち上がり部19及び凸状部12の浴槽載
置部11側に沿って周設され、図1のAで示す位置から
下り勾配で排水部13に達するようになされている。
【0012】浴槽載置部11の略中央には、浴槽21の
排水栓口211からの排水を受けるための排水受け口1
6が凹設されており、この排水受け口16からの排水
は、浴槽水排水溝17を下り勾配で流れて排水部13に
導かれる。この排水部13の底には、排水孔131が設
けられ、排水はこの排水孔131を経て排水トラップ4
1に入り、排水管42を介して外部に排出される。
排水栓口211からの排水を受けるための排水受け口1
6が凹設されており、この排水受け口16からの排水
は、浴槽水排水溝17を下り勾配で流れて排水部13に
導かれる。この排水部13の底には、排水孔131が設
けられ、排水はこの排水孔131を経て排水トラップ4
1に入り、排水管42を介して外部に排出される。
【0013】本実施例の排水部13は、上記凸状部12
の防水パン1の幅方向の略中央の下方に設けたが、この
が排水部13は、必要に応じ、防水パン1の左端から右
端までの任意の位置に設けることも可能であり、設計の
自由度の大きい構造である。
の防水パン1の幅方向の略中央の下方に設けたが、この
が排水部13は、必要に応じ、防水パン1の左端から右
端までの任意の位置に設けることも可能であり、設計の
自由度の大きい構造である。
【0014】上記周囲排水溝15は、全周にわたり浴槽
水排水溝17よりも高い位置に設けられている。この周
囲排水溝15と浴槽水排水溝17との高さ関係は、浴槽
からの排水の逆流を防ぐために重要であり、周囲排水溝
15は浴槽水排水溝17よりも高くなされていることが
必要である。
水排水溝17よりも高い位置に設けられている。この周
囲排水溝15と浴槽水排水溝17との高さ関係は、浴槽
からの排水の逆流を防ぐために重要であり、周囲排水溝
15は浴槽水排水溝17よりも高くなされていることが
必要である。
【0015】防水パン1の上端には全周にわたり側壁2
3を載置する側壁載置部18が設けられている。また、
通常、上記凸状部12の頂部からエプロン22が浴槽2
1のフランジ221に当接するよう立設される。
3を載置する側壁載置部18が設けられている。また、
通常、上記凸状部12の頂部からエプロン22が浴槽2
1のフランジ221に当接するよう立設される。
【0016】本発明の構造を有する防水パン1では、上
記エプロン22を外せば、周囲排水溝15及び浴槽水排
水溝17の清掃を行うことが可能となり、浴室ユニット
の衛生性を保ことが容易な構造である。
記エプロン22を外せば、周囲排水溝15及び浴槽水排
水溝17の清掃を行うことが可能となり、浴室ユニット
の衛生性を保ことが容易な構造である。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、浴
槽から湯水が溢れて、浴槽と側壁面との隙間から流下し
た湯水は、上記浴槽載置部の周縁に設けらた周囲排水溝
に受けられ、この周囲排水溝から排水部へと導出される
こととなるので、浴槽載置部の上面に湯水による汚れや
カビの発生、悪臭発生を防止でき、また、周囲排水溝
は、エプロンを外せば容易に清掃が可能である。また、
上記周囲排水溝は浴槽載置部に設けられているので、部
材数も増やさず、施工工数も増加させず、しかも、排水
部の位置を自由に選択することができる。
槽から湯水が溢れて、浴槽と側壁面との隙間から流下し
た湯水は、上記浴槽載置部の周縁に設けらた周囲排水溝
に受けられ、この周囲排水溝から排水部へと導出される
こととなるので、浴槽載置部の上面に湯水による汚れや
カビの発生、悪臭発生を防止でき、また、周囲排水溝
は、エプロンを外せば容易に清掃が可能である。また、
上記周囲排水溝は浴槽載置部に設けられているので、部
材数も増やさず、施工工数も増加させず、しかも、排水
部の位置を自由に選択することができる。
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す斜視図。
【図2】本発明の実施の形態の一例を示す説明図。
1 防水パン 11 浴槽載置部 12 凸状部 13 排水部 14 洗い場部 15 周囲排水溝 16 排水受け口 17 浴槽水排水溝 18 側壁載置部 19 立ち上がり部 21 浴槽 22 エプロン 23 側壁 41 排水トラップ 42 排水管
Claims (1)
- 【請求項1】 浴槽載置部と洗い場部からなり、浴槽載
置部には周縁に周囲排水溝が設けられているとともに、
略中央部に浴槽水排水溝が凹陥状の排水部に通じるよう
に排水勾配を有して設けられており、上記周囲排水溝が
浴槽水排水溝より一段と高くなされていることを特徴と
する浴室ユニット用防水パンの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11038707A JP2000234366A (ja) | 1999-02-17 | 1999-02-17 | 浴室ユニット用防水パンの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11038707A JP2000234366A (ja) | 1999-02-17 | 1999-02-17 | 浴室ユニット用防水パンの構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000234366A true JP2000234366A (ja) | 2000-08-29 |
Family
ID=12532799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11038707A Pending JP2000234366A (ja) | 1999-02-17 | 1999-02-17 | 浴室ユニット用防水パンの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000234366A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017057674A (ja) * | 2015-09-18 | 2017-03-23 | 積水ホームテクノ株式会社 | 浴室ユニット |
-
1999
- 1999-02-17 JP JP11038707A patent/JP2000234366A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017057674A (ja) * | 2015-09-18 | 2017-03-23 | 積水ホームテクノ株式会社 | 浴室ユニット |
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