JPH0819710B2 - 防水パン - Google Patents
防水パンInfo
- Publication number
- JPH0819710B2 JPH0819710B2 JP30747993A JP30747993A JPH0819710B2 JP H0819710 B2 JPH0819710 B2 JP H0819710B2 JP 30747993 A JP30747993 A JP 30747993A JP 30747993 A JP30747993 A JP 30747993A JP H0819710 B2 JPH0819710 B2 JP H0819710B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- floor
- waterproof pan
- bathroom
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Residential Or Office Buildings (AREA)
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、浴室出入口を囲む開口
枠の下枠材が載置される受部の内壁を凹ませることによ
り排水用の溝部の容量を増大でき、脱衣室への水の溢れ
出を防止しうる防水パンに関する。
枠の下枠材が載置される受部の内壁を凹ませることによ
り排水用の溝部の容量を増大でき、脱衣室への水の溢れ
出を防止しうる防水パンに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、図３に略示するように、歩行時の
安全性を配慮して浴室の洗い場床ａと、脱衣室の床ｂと
の間の出入口における段差を無くして浴室に設置される
防水パンｃが普及している。
安全性を配慮して浴室の洗い場床ａと、脱衣室の床ｂと
の間の出入口における段差を無くして浴室に設置される
防水パンｃが普及している。
【０００３】このような防水パンｃでは、前記洗い場床
ａを形成する底板部ａ１と、浴室出入口を囲みかつドア
ｆが装着される開口枠ｄの下枠材ｄ１が載置される受部
ｅとの間に排水用の溝部ｇを設けて、この溝部ｇによっ
て、脱衣室側へ流れる水を全て排出する必要がある。
ａを形成する底板部ａ１と、浴室出入口を囲みかつドア
ｆが装着される開口枠ｄの下枠材ｄ１が載置される受部
ｅとの間に排水用の溝部ｇを設けて、この溝部ｇによっ
て、脱衣室側へ流れる水を全て排出する必要がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記溝部
ｇは洗い場床ａの面積を必然的に小さくするので、その
溝巾は制限されることになり、従って、溝部ｇの容量も
制約を受けるため、洗い場に勢いよく流された水を溝部
ｇによって十分に排水できないことが多々あり、この水
が脱衣室に溢れ出る場合もあった。
ｇは洗い場床ａの面積を必然的に小さくするので、その
溝巾は制限されることになり、従って、溝部ｇの容量も
制約を受けるため、洗い場に勢いよく流された水を溝部
ｇによって十分に排水できないことが多々あり、この水
が脱衣室に溢れ出る場合もあった。
【０００５】従って、洗い場床の面積を小さくすること
なく、溝部の容量を増大しうる新規な構成の防水パンの
出現が強く要望されていた。
なく、溝部の容量を増大しうる新規な構成の防水パンの
出現が強く要望されていた。
【０００６】本発明は、受部の内壁を凹ませることによ
り溝部に複数の増巾部を形成することを基本として、洗
い場床の面積を小さくすることなく排水用の溝部の容量
を増大でき、脱衣室への水の溢れを防止しうる防水パン
の提供を目的としている。
り溝部に複数の増巾部を形成することを基本として、洗
い場床の面積を小さくすることなく排水用の溝部の容量
を増大でき、脱衣室への水の溢れを防止しうる防水パン
の提供を目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、浴室下地床に
配されることにより洗い場床と、浴室出入口を囲む開口
枠の下枠材が載置される受部とを溝部を隔てて形成する
防水パンであって、前記受部の溝部に向く内壁を凹ませ
受部の上面が巾狭となることにより溝部の巾が増す複数
の増巾部を形成し、かつこの増巾部に排水口を設けてい
る。
配されることにより洗い場床と、浴室出入口を囲む開口
枠の下枠材が載置される受部とを溝部を隔てて形成する
防水パンであって、前記受部の溝部に向く内壁を凹ませ
受部の上面が巾狭となることにより溝部の巾が増す複数
の増巾部を形成し、かつこの増巾部に排水口を設けてい
る。
【０００８】
【作用】浴室出入口を囲む開口枠の下枠材が載置される
受部の、溝部に向く内壁を凹ませ受部の上面が巾狭とな
ることにより溝部の巾が増す複数の増巾部を形成する。
従って、洗い場床の面積を小さくすることなく、排水用
の溝部の容量を増大でき、洗い場床と脱衣室の床とが揃
う場合であっても溝部によって水を十分に排水しうるた
め、脱衣室への水の溢れ出を防止できる。
受部の、溝部に向く内壁を凹ませ受部の上面が巾狭とな
ることにより溝部の巾が増す複数の増巾部を形成する。
従って、洗い場床の面積を小さくすることなく、排水用
の溝部の容量を増大でき、洗い場床と脱衣室の床とが揃
う場合であっても溝部によって水を十分に排水しうるた
め、脱衣室への水の溢れ出を防止できる。
【０００９】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図１、図２において本発明の防水パン１は、浴室下
地床Ｆに配されることにより洗い場床２と、浴室出入口
Ａを囲む開口枠の下枠材１０が載置される受部３とを溝
部４を隔てて形成する。
る。図１、図２において本発明の防水パン１は、浴室下
地床Ｆに配されることにより洗い場床２と、浴室出入口
Ａを囲む開口枠の下枠材１０が載置される受部３とを溝
部４を隔てて形成する。
【００１０】防水パン１は、前記洗い場床２をなす底板
部１２と、該底板部１２から前記浴室出入口Ａの部分を
残して立上がる三方の壁面部１３、１４、１５とを有す
る防水パン本体１６を具えるとともに、該防水パン本体
１６には、浴槽１７（図２に示す）を収容する浴槽枠１
９が付設される。
部１２と、該底板部１２から前記浴室出入口Ａの部分を
残して立上がる三方の壁面部１３、１４、１５とを有す
る防水パン本体１６を具えるとともに、該防水パン本体
１６には、浴槽１７（図２に示す）を収容する浴槽枠１
９が付設される。
【００１１】前記溝部４は、前記底板部１２の浴室出入
口Ａに向く側縁から立下がる第１の溝壁部２０と、この
第１の溝壁部２０の下端から浴室出入口Ａに向かっての
びる底片部２１と、この底片部２１の浴室出入口Ａに向
く側縁から立上がりかつ前記受部３の溝部４に向く内壁
５をなす第２の溝壁部２２によって形成される。
口Ａに向く側縁から立下がる第１の溝壁部２０と、この
第１の溝壁部２０の下端から浴室出入口Ａに向かっての
びる底片部２１と、この底片部２１の浴室出入口Ａに向
く側縁から立上がりかつ前記受部３の溝部４に向く内壁
５をなす第２の溝壁部２２によって形成される。
【００１２】又前記受部３は、前記底板部１２の上面、
即ち洗い場床２よりもやや下方に位置する水平な上面６
を有する上片部２３と、この上片部２３の溝部４に向く
側縁から立下がる前記内壁５とから形成されるととも
に、前記上片部２３の浴室出入口Ａ側の側縁から小高さ
の立片部２４を立上げている。
即ち洗い場床２よりもやや下方に位置する水平な上面６
を有する上片部２３と、この上片部２３の溝部４に向く
側縁から立下がる前記内壁５とから形成されるととも
に、前記上片部２３の浴室出入口Ａ側の側縁から小高さ
の立片部２４を立上げている。
【００１３】前記受部３の前記内壁５は、浴室出入口Ａ
側に凹む凹部２６を内壁５の長手方向に間隔を有して設
けており、これによって各凹部２６…の上端に連なる前
記上面６には、巾狭部２７…が形成される。
側に凹む凹部２６を内壁５の長手方向に間隔を有して設
けており、これによって各凹部２６…の上端に連なる前
記上面６には、巾狭部２７…が形成される。
【００１４】又前記巾狭部２７により、前記溝部４の溝
底を形成する前記底片部２１には、前記第１の溝壁部２
０と前記第２の溝壁部２２との間の距離である溝部４の
巾Ｗ１が前記凹部２６における第１、第２の溝壁部２
０、２２間の距離である巾Ｗ２に増す複数、本実施例で
は４つの増巾部７…が形成されるとともに、この複数の
増巾部７…の内、図１において左端の増巾部７には、排
水口９が設けられる。
底を形成する前記底片部２１には、前記第１の溝壁部２
０と前記第２の溝壁部２２との間の距離である溝部４の
巾Ｗ１が前記凹部２６における第１、第２の溝壁部２
０、２２間の距離である巾Ｗ２に増す複数、本実施例で
は４つの増巾部７…が形成されるとともに、この複数の
増巾部７…の内、図１において左端の増巾部７には、排
水口９が設けられる。
【００１５】防水パン１は、図２に示すように、浴室下
地床Ｆに支持材２９を介してその底板部１２が載置され
るとともに、前記浴槽枠１９に浴槽１７を収容しかつこ
の浴槽１７を浴室下地床Ｆに脚材３０…を介して載置す
る。
地床Ｆに支持材２９を介してその底板部１２が載置され
るとともに、前記浴槽枠１９に浴槽１７を収容しかつこ
の浴槽１７を浴室下地床Ｆに脚材３０…を介して載置す
る。
【００１６】又前記排水口９、底板部１２に設けた洗い
場排水口３１、及び浴槽１７の排水口３２には、排水管
３３…が夫々接続される。
場排水口３１、及び浴槽１７の排水口３２には、排水管
３３…が夫々接続される。
【００１７】なお防水パン１の設置によって、前記底板
部１２の上面がなす洗い場床２と、脱衣室の床ＦＤとは
略整一し、浴室出入口Ａにおける段差を無くしている。
部１２の上面がなす洗い場床２と、脱衣室の床ＦＤとは
略整一し、浴室出入口Ａにおける段差を無くしている。
【００１８】前記受部３の上面６には、浴室出入口Ａを
囲みかつドアＤが装着される開口枠の下枠材１０が載置
される。下枠材１０は、前記上面６に前記増巾部７…上
方を含んで載置される底板３５と、この底板３５の脱衣
室側の側縁から立上がる立片３６上端に前記床ＦＤ上面
に載置される水平片３７を設けた断面Ｌ字状の側板３９
と、前記底板３５上面に固着されかつドアＤの下端を案
内するレール材４０、４０とからなる。
囲みかつドアＤが装着される開口枠の下枠材１０が載置
される。下枠材１０は、前記上面６に前記増巾部７…上
方を含んで載置される底板３５と、この底板３５の脱衣
室側の側縁から立上がる立片３６上端に前記床ＦＤ上面
に載置される水平片３７を設けた断面Ｌ字状の側板３９
と、前記底板３５上面に固着されかつドアＤの下端を案
内するレール材４０、４０とからなる。
【００１９】前記下枠材１０は、受部３の上面６への載
置によりレール材４０の上面が前記洗い場床２と略面一
になるとともに、下枠材１０下方においても前記増巾部
７…によって水を溜めることが出来る。
置によりレール材４０の上面が前記洗い場床２と略面一
になるとともに、下枠材１０下方においても前記増巾部
７…によって水を溜めることが出来る。
【００２０】なお下枠材１０の前記洗い場床２に向く側
縁と、前記受部３の前記巾狭部２７、２７に挟まれた上
面６の凸部４１先端とは、同一垂直面内で略整一し、こ
れによって下枠材１０を強固に支持できる。
縁と、前記受部３の前記巾狭部２７、２７に挟まれた上
面６の凸部４１先端とは、同一垂直面内で略整一し、こ
れによって下枠材１０を強固に支持できる。
【００２１】このように受部３の内壁５に凹部２６…を
設けかつ下枠材１０を受ける上面６に巾狭部２７…を形
成することにより溝部４の巾が増す複数の増巾部７…を
形設したため、洗い場床２の面積を小さくすることな
く、溝部４の容量を増大でき、脱衣室の床ＦＤへの水の
溢れ出を防止しうる。
設けかつ下枠材１０を受ける上面６に巾狭部２７…を形
成することにより溝部４の巾が増す複数の増巾部７…を
形設したため、洗い場床２の面積を小さくすることな
く、溝部４の容量を増大でき、脱衣室の床ＦＤへの水の
溢れ出を防止しうる。
【００２２】
【発明の効果】叙上の如く本発明の防水パンは、開口枠
の下枠材が載置される受部の、溝部に向く内壁を凹ませ
受部の上面が巾狭となることにより溝部の巾が増す複数
の増巾部を形成したため、下枠材下方においても前記増
巾部によって水を受けることができ、洗い場面積を小さ
くすることなく、排水用の溝部の容量を増大しうる結
果、脱衣室への水の溢れ出しを防止しうる。
の下枠材が載置される受部の、溝部に向く内壁を凹ませ
受部の上面が巾狭となることにより溝部の巾が増す複数
の増巾部を形成したため、下枠材下方においても前記増
巾部によって水を受けることができ、洗い場面積を小さ
くすることなく、排水用の溝部の容量を増大しうる結
果、脱衣室への水の溢れ出しを防止しうる。
【図１】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図２】その断面図である。
【図３】従来の技術を説明するための斜視図である。
２ 洗い場床 ３ 受部 ４ 溝部 ５ 内壁 ６ 受部の上面 ７ 増巾部 ９ 排水口 １０ 下枠材 Ａ 浴室出入口 Ｆ 浴室下地床
Claims (1)
- 【請求項１】浴室下地床に配されることにより洗い場床
と、浴室出入口を囲む開口枠の下枠材が載置される受部
とを溝部を隔てて形成する防水パンであって、前記受部
の溝部に向く内壁を凹ませ受部の上面が巾狭となること
により溝部の巾が増す複数の増巾部を形成し、かつこの
増巾部に排水口を設けたことを特徴とする防水パン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30747993A JPH0819710B2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 防水パン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30747993A JPH0819710B2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 防水パン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07139010A JPH07139010A (ja) | 1995-05-30 |
| JPH0819710B2 true JPH0819710B2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=17969581
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30747993A Expired - Fee Related JPH0819710B2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 防水パン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0819710B2 (ja) |
-
1993
- 1993-11-12 JP JP30747993A patent/JPH0819710B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07139010A (ja) | 1995-05-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960910 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |