JP2022156053A - 浴室排水構造 - Google Patents

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献太郎 西坂
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Abstract

【課題】清掃性の低下を抑制できる浴室排水構造を提供することを目的とする。【解決手段】洗い場床の周縁に沿って設けられ、前記洗い場床の上面よりも低い底面を有し、壁パネル及びドア枠の下端が内部に配置される溝部と、前記洗い場床の縁部に設けられた排水口と、を備え、前記溝部は、洗い場床の上面よりも低い位置において前記排水口と連通することを特徴とする浴室排水構造が提供される。【選択図】図3

Description

本発明の態様は、一般的に、浴室排水構造に関する。
浴室に出入りするためのドアのドア枠は、浴室の床に隣接して設けられた支持部(例えばドアパンなどの載置部)の上に取り付けられる。従来、バリアフリーの観点から、このような支持部を、例えば溝状にして、洗い場床の水上よりも低位置とする構成が知られている。これにより、ドアにおける段差を小さくすることができる。
このような浴室において、ドア枠またはドア枠の支持部には、洗い場床から水が流れ込むことがある。そこで、流れ込んだ水を排水するための排水構造を設ける構成が知られている(特許文献1)。浴室排水構造において、浴室の床の清掃性の低下を抑制することが望まれる。
特開2002-129617号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、清掃性の低下を抑制できる浴室排水構造を提供することを目的とする。
第1の発明は、洗い場床の周縁に沿って設けられ、前記洗い場床の上面よりも低い底面を有し、壁パネル及びドア枠の下端が内部に配置される溝部と、前記洗い場床の縁部に設けられた排水口と、を備え、前記溝部は、前記洗い場床の上面よりも低い位置において前記排水口と連通することを特徴とする浴室排水構造である。
この浴室排水構造によれば、洗い場床の上面よりも低い溝部内にドア枠の下端が配置されるため、ドア枠と洗い場床との段差を小さくすることができる。
その上で、壁パネル及びドア枠の下端が配置された溝部は、排水口と連通しているため、溝部に水が侵入しても、その水を排水口に排出できる。排水を浴室の洗い場床側に排水することなく排水口へ流すことができるため、浴室の床の形状が複雑になることを抑制でき、浴室の床の清掃性の低下を抑制することができる。例えば、溝部に侵入した水を排出するために、溝部よりも洗い場床側に、排水流路としての凹部を設けなくてもよく、洗い場床上の凹凸を少なくすることができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記溝部の前記底面に設けられ、前記排水口へ繋がる排水溝をさらに備え、前記排水溝の底面は、前記溝部の前記底面よりも低いことを特徴とする浴室排水構造である。
この浴室排水構造によれば、溝部に侵入した水は、溝部の底面から排水溝へ流れ、排水溝を通って排水口へ流れることができる。したがって、溝部の底面に水が溜まることがより抑制できる。これにより、例えば、鋼板などで形成された壁パネルが錆びることをより抑制できる。
第3の発明は、第2の発明において、前記排水溝は、前記排水口に向かって下り勾配を有していることを特徴とする浴室排水構造である。
この浴室排水構造によれば、下り勾配によって、排水溝に侵入した水をよりスムーズに排水口へ流すことができる。
本発明の態様によれば、清掃性の低下を抑制できる浴室排水構造が提供される。
実施形態に係る浴室排水構造が設けられた浴室を例示する斜視図である。 実施形態に係る浴室排水構造が設けられた床部材を例示する斜視図である。 実施形態に係る浴室排水構造の溝部及びドア枠を例示する断面図である。 実施形態に係る浴室排水構造の溝部及び壁部材を例示する断面図である。 実施形態に係る浴室排水構造の溝部及びエプロンを例示する断面図である。 図6(a)及び図6(b)は、実施形態に係る浴室排水構造の排水口及び溝部を例示する斜視図及び断面図である。 実施形態に係る浴室排水構造が設けられた床部材を例示する平面図である。 図8(a)~図8(c)は、実施形態に係る浴室排水構造を例示する断面図である。 図9(a)~図9(c)は、実施形態に係る浴室排水構造が設けられた別の浴室の一部を例示する平面図及び断面図である。 図10(a)~図10(c)は、実施形態に係る別の浴室排水構造が設けられた浴室の一部を例示する平面図及び断面図である。 図11(a)~図11(d)は、実施形態に係る別の浴室排水構造が設けられた浴室の一部を例示する平面図及び断面図である。 図12(a)及び図12(b)は、実施形態に係る別の浴室排水構造の排水口及び溝部を例示する斜視図及び分解図である。 図13(a)及び図13(b)は、実施形態に係る浴室排水構造が設けられた浴室の一部を例示する斜視図である。 図14(a)及び図14(b)は、実施形態に係る浴室排水構造が設けられた浴室の一部を例示する斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係る浴室排水構造が設けられた浴室を例示する斜視図である。
図1に表したように、浴室110は、浴槽200と、床部材10と、複数の壁パネル20と、ドア枠30と、ドア40と、排水口50と、を有する。後述するように、実施形態に係る浴室排水構造100は、床部材10に設けられる。
浴槽200の底部裏面の四隅近傍には、支持脚201が設けられ、その支持脚201を介して、浴槽200は浴室設置面(例えば、建物の床)Fの上に設置される。支持脚201は、ボルト部を回転させることで高さを調節可能に構成されている。
床部材10は、略矩形の板状を有し、例えば床パンである。床部材10は、例えば、浴室外部に湯水を漏出させない防水性を有する防水パンである。床部材10は、浴槽200に隣接して設けられている。この例では、浴槽200は、床部材10の長辺の一方と隣接するように配置されている。言い換えれば、浴槽200は、床部材10の短手方向において、床部材10と並ぶ。なお、実施形態においては、浴槽200は、必ずしも設けられなくてもよい。浴室110は、例えば浴槽200が設けられないシャワールームなどであってもよい。
複数の壁パネル20のそれぞれは、床部材10の周縁部から上方に立ち上がる。図1の例では、壁パネル20として、壁部材21、22、23が用いられている。壁部材21、22、23は、浴室110の壁面の一部を構成する壁面材である。また、実施形態の説明において、壁パネルという範囲は、浴室の壁面を構成する壁部材だけでなく、浴槽の側面を覆うエプロン、またはエプロンを支持する部材(例えば後述する土手部材)を含んでもよい。例えば、図1の例では、エプロン24が用いられている。エプロン24は、床部材10の浴槽200側の長辺から立ち上がり、浴槽200の側面を覆っている。
壁部材21は、床部材10の浴槽200とは反対側の長辺から上方に立ち上がる。壁部材22及び壁部材23は、壁部材21と直交し、互いに対向して配置されている。壁部材22及び壁部材23は、それぞれ、床部材10の短辺から上方に立ち上がる。浴槽の縁のうち、床部材10側を除く3辺の縁からも上方に立ち上がる壁部材が配置され、複数の壁部材が連接されることにより、浴室110の四方の壁が形成されている。
床部材10は、洗い場床11と、洗い場床11の外縁に設けられ壁パネル20やドア枠30が載置される外縁部12と、を有している。洗い場床11は、その上面が浴室110内に露出して、使用者に洗い場として使用される部分である。
ドア枠30は、床部材10から上方に向けて立設した枠状に形成され、内部にドア40が開閉可能に支持されている。ドア40は、脱衣所101と浴室110の内部との間の出入口となる。ドア40は、例えば中央部で折り畳まれて開閉される折り戸である。ドア40は、折り戸に限らず、ドア枠30に対して回動可能な開き戸や、ドア枠30に対してスライド可能な引き戸でもよい。ドア枠30は、洗い場床11の一辺に沿って直線状に延びるドア下枠30aを有する。
排水口50は、洗い場床11の縁部に設けられ、排水管51に連通する。この例では、排水口50は、洗い場床11の浴槽200側の縁部に沿って設けられている。言い換えれば、排水口50は、洗い場床11において、浴槽200との境界部近傍に形成されている。排水口50は、洗い場床11の上面から下方に凹む凹部50a(図6(a)参照)を有し、その凹部50a内に排水管51に連通する孔50b(図6(a)参照)が形成されている。なお、図1では、この排水口50の上に、着脱自在の蓋52が載せられている。
図2は、実施形態に係る浴室排水構造が設けられた床部材を例示する斜視図である。 図2に表したように、洗い場床11は、辺11p、辺11q、辺11r、及び辺11sを有する。辺11pは、浴槽200側の長辺である。辺11qは、浴槽200とは反対側の長辺である。辺11r及び辺11sは、辺11p及び辺11qを繋ぐ短辺である。
例えば、排水口50は、上方から見たときに略矩形である。排水口50は、浴槽200側の辺50pと、浴槽200とは反対側の辺50qと、を有する。排水口50は、洗い場床11の辺11pの略中央に位置する。排水口50の辺50pは、洗い場床11の長辺11pと直線状になるように配置されている。
洗い場床11の表面には、排水口50に向けて下向きに傾斜した勾配が付けられている。より具体的には、図2に矢印で表したような勾配が形成されている。すなわち、辺11p、辺11q、辺11r及び辺11sのそれぞれから、辺50qへ向かう下り傾斜が形成されている。これにより、洗い場床11の上の水は、勾配に沿って排水口50へ流れ、排水口50を介して排水管51へ流れる。
図3は、実施形態に係る浴室排水構造の溝部及びドア枠を例示する断面図である。
図3は、図1に示したA-A断面を表す。図3に表したように、床部材10の外縁部12には、溝部13が形成されている。溝部13は、床部材10の洗い場床11の周縁に沿って設けられている。溝部13は、床部材10の外縁が洗い場床11の上面11aから下方に凹んだ部分であり、上方に開口する凹部である。溝部13は、洗い場床11の各辺11p~11s(図2参照)に沿って延び、例えば洗い場床11の外側の全周に設けられ、洗い場床11の四方を囲んでいる。ただし、後述するように溝部13は、必ずしも洗い場床11の外周の全周に設けられなくてもよく、洗い場床11の周縁の少なくとも一部に設けられればよい。より具体的には、溝部13は、ドア枠30の下方から排水口50まで連続して設けられればよい。実施形態に係る排水構造100は、溝部13と、前述の排水口50と、を有する。溝部13は、排水口50と連通している。
溝部13は、底面13aと、内側面13bと、外側面13cと、を有する。底面13aは、洗い場床11の上面11a(水上)よりも低い。内側面13bは、底面13aから上方に立ち上がる面であり、底面13aと上面11aとを接続する。外側面13cは、内側面13bと対向する面である。
この例では、排水構造100は、溝部13の底面13aに設けられた排水溝15をさらに有する。すなわち、排水溝15は、溝部13の内部において、床部材10が底面13aから下方に凹んだ部分であり、上方に開口する凹部である。排水溝15は、底面13aと隣接し、底面13aから連続している。
排水溝15は、底面15aと、内側面15bと、外側面15cと、を有する。排水溝15の底面15aは、溝部13の底面13aよりも低い。内側面15bは、底面15aから上方に立ち上がる面であり、底面15aと底面13aとを接続する。外側面15cは、内側面15bと対向する面である。この例では、外側面15cと外側面13cとは、段差無く連続している。
すなわち、排水溝15は、溝部13の底面13aと並走するように溝部13の内部に設けられた溝であり、洗い場床11からみて底面13aの外側に配置されている。排水溝15は、排水口50に繋がっている。この例では、底面15aの幅は、底面13aの幅よりも狭い。排水溝15は、適宜設けられ、省略されてもよい。
図3に表したように、ドア枠30は、ドア下枠30aを有する。ドア下枠30aは、例えば脱衣所101の床面部101aなどに固定される固定部31と、固定部31から床部材10側に向けて延びドア40を支持する筒部32と、外縁部12の上方に位置して筒部32から洗い場床11側に向けて延びる延出部33と、延出部33から下方に向けて延びた下端部34と、を有する。
溝部13は、例えばドア枠30の下端を支持する。具体的には、ドア枠30の一方側(図3の左側)に位置する下端部34が溝部13の内部に挿入されている。なお、ドア枠30の他方側(図3の右側)の固定部31は、床面部101aの上面に載置され、ねじにより床面部101aに固定されている。
下端部34の下面34aは、溝部13の底面13aに直接接し、底面13aに支持されていてもよい。例えば、底面13aの一部は、ドア載せ面となる。または、下端部34の下面34aと溝部13の底面13aとの間に、弾性部材などが適宜設けられ、下面34aは、間接的に底面13aに支持されてもよい。あるいは、下端部34は、底面13aと離れており、底面13aに支持されていなくてもよい。例えば、ドア枠30は、溝部13の外壁部13d(外側面13cの上端から延びる上面13e)に支持されていてもよい。溝部13がドア枠30の下端を支持する状態は、ドア枠30の一部が溝部13内に配置されていればよい。この例では、下端部34が溝部13の内部に配置されている。実施形態によれば、洗い場床11の上面11aよりも低い溝部13内にドア枠30の下端が配置されるため、ドア枠30と洗い場床11との段差を小さくすることができる。
下端部34は、内側面13bから離れており、下端部34と内側面13bとの間には、僅かに隙間が形成されている。下端部34は、溝部13の内側面13bと接していてもよい。
図4は、実施形態に係る浴室排水構造の溝部及び壁部材を例示する断面図である。
図4は、図1に示したB-B断面を表す。溝部13及び排水溝15は、ドア40の下方から壁部材22の下方まで連続している。
壁部材22は、浴室110側の鋼板20aと、鋼板20aの裏面側に固着された母材20b(例えば、石膏ボード)と、を有している。壁部材22(壁パネル20)の下端部20cは、溝部13の内部に配置されている。下端部20c(鋼板20aの下端)は、底面13aに直接接し、底面13aに支持されている。例えば、底面13aの一部は、壁載せ面となる。または、下端部20cと溝部13の底面13aとの間に、弾性部材などが適宜設けられ、下端部20cは、間接的に底面13aに支持されてもよい。鋼板20aは、溝部13の内側面13bから離れており、鋼板20aと内側面13bとの間には、隙間が形成されている。鋼板20aは、溝部13の内側面13bと接していてもよい。
同様にして、溝部13及び排水溝15は、ドア40の下方から壁部材21、壁部材23の下方まで連続している。壁部材21、壁部材23の下端部は、溝部13の内部に配置されている。
図5は、実施形態に係る浴室排水構造の溝部及びエプロンを例示する断面図である。
図5は、図1に示したC-C断面を表す。溝部13及び排水溝15は、壁部材22、23の下方から、エプロン24の下方まで連続している。
エプロン24の下端部24aは、溝部13の内部に配置されている。下端部24aは、底面13aに直接接し、底面13aに支持されている。または、下端部24aと溝部13の底面13aとの間に、弾性部材などが適宜設けられ、下端部24cは、間接的に底面13aに支持されてもよい。エプロン24は、溝部13の内側面13bから離れており、エプロン24と内側面13bとの間には、隙間が形成されている。エプロン24は、溝部13の内側面13bと接していてもよい。
図6(a)及び図6(b)は、実施形態に係る浴室排水構造の排水口及び溝部を例示する斜視図及び断面図である。
図6(a)は、排水口50の周辺を斜め上方から見た斜視図である。図6(b)は、図6(a)に示したD-D断面を表す。なお、図6(a)及び図6(b)においては、エプロン24、排水口の蓋52及び浴槽200の図示を省略している。
図6(a)及び図6(b)に表したように、溝部13は、洗い場床11の上面11a(水上)よりも低い位置において、排水口50と連通している。溝部13の底面13aは、排水口50の凹部50aに隣接し、凹部50aに直接繋がっている。
洗い場床11からドア枠30または壁パネル20が配置された溝部13内に侵入した水は、溝部13内を通って、排水口50に流れ、排水口50から外部に排出される。
従来、浴室の床からドア枠またはドア枠の支持部(載置部)へ流れ込んだ水を、排水する排水構造が知られている。しかし、排水構造を形成するために浴室の床の形状が複雑になると、清掃性が低下する恐れがある。例えば、従来の排水構造は、排水を洗い場床側に排出する構造となっている。この場合、浴室の床上に、ドア枠や壁パネルの支持部とは別に、排水流路として比較的大きな凹部が設けられる。しかし、このような構成では、浴室の床の凹凸によって、床の清掃がしにくく、清掃性が低下する恐れがある。
これに対して、実施形態によれば、壁パネル20及びドア枠30の下端が配置された溝部13は、排水口50と連通しているため、溝部13に水が侵入しても、その水を排水口50に排水できる。ドア枠30や壁パネル20の支持部(載置部)である溝部13よりも洗い場床11側に水を排出することなく、排水口50へ流すことができるため、浴室の床の形状が複雑になることを抑制できる。したがって、浴室の床の清掃性の低下を抑制することができる。例えば、溝部13に侵入した水を排出するために、溝部13よりも洗い場床11側に、溝部13とは別の排水流路としての凹部を設けなくてもよく、洗い場床11上の凹凸を少なくすることができる。
また、実施形態によれば、洗い場床11と壁パネル20との間、または、洗い場床11とドア枠30との間に、洗い場床11から溝部13への水の侵入を防ぐための止水部材(例えばパッキンなど)を設けなくてもよいため、コストタウン及び省施工が可能となる。
また、この例では、排水口50へ繋がる排水溝15がさらに設けられている。これにより、溝部13内に侵入した水は、溝部13の底面13aから排水溝15へ流れ、排水溝15を通って排水口50へ流れることができる。したがって、溝部13の底面13aに水が溜まることがより抑制できる。これにより、例えば、鋼板などで形成された壁パネルが錆びることをより抑制できる。
例えば、溝部13の底面13a及び排水溝15の底面15aには、連通溝19が設けられる。連通溝19は、床部材10が底面13a及び底面15aから下方に凹んだ凹部である。図6(b)に表したように、連通溝19の底面19aは、底面13a及び底面15aよりも低い。
排水溝15は、連通溝19と連続しており、連通溝19は、排水口50の凹部50aと連続している。排水溝15の底面15aは、連通溝19に直接繋がっており、連通溝19の底面19aは、凹部50aと直接繋がっている。このように、連通溝19は、排水溝15と排水口50とを連通させる。言い換えれば、排水溝15は、連通溝19を介して排水口50へ繋がっている。
溝部13から排水溝15に流れた水は、排水溝15の底面15aから連通溝19へ流れ、連通溝19の底面19aを通って、排水口50の凹部50aへと流れる。
排水溝15は、排水口50に向かう下り勾配を有していてもよい。下り勾配によって、排水溝15に侵入した水をよりスムーズに排水口50へ流すことができる。例えば、床部材10を設置する際の水平調整においてバラつきが発生して床部材10が傾いた場合でも、逆勾配となることを抑制し、より確実に排水することができる。
図7は、実施形態に係る浴室排水構造が設けられた床部材を例示する平面図である。
図8(a)~図8(c)は、実施形態に係る浴室排水構造を例示する断面図である。これらの図は、排水溝15に設けられた下り勾配の一例を表している。
図7に表したように、溝部13は、溝13p、13q、13r、13sを有する。溝13p~13sのそれぞれは、洗い場床11の辺11p~11sのそれぞれと隣接し、辺11p~11sのそれぞれと平行に延びる部分である。
同様に、排水溝15は、溝流路15p、15q、15r、15sを有する。溝流路15p~15sのそれぞれは、溝13p~13sのそれぞれの内部に設けられ、溝13p~13sのそれぞれと平行に延びる部分である。
図8(a)は、図7に示したE-E断面を表す。すなわち、図8(a)は、溝流路15qの長手方向における中央部15tにおける断面を表す。
図8(b)は、図7に示したF-F断面を表す。すなわち、図8(b)は、溝流路15rの断面を表す。
図8(c)は、図7に示したG-G断面を示す。すなわち、図8(c)は、溝流路15pの長手方向における中央部15uにおける断面を表す。
排水溝15の下り勾配は、図7に矢印で表した向きに設けられている。すなわち、溝流路15qは、中央部15tから溝流路15rへ向かって下り傾斜している。溝流路15rは、溝流路15q側から溝流路15p側へ向かって下り傾斜している。溝流路15pは、溝流路15r側から中央部15uへ向かって下り傾斜している。
また、溝流路15qは、中央部15tから溝流路15sへ向かって下り傾斜している。溝流路15sは、溝流路15q側から溝流路15p側へ向かって下り傾斜している。溝流路15pは、溝流路15s側から中央部15uへ向かって下り傾斜している。
図8(a)~図8(c)に表したように、中央部15tにおける排水溝15の深さD1は、溝流路15rにおける排水溝15の深さD2よりも浅い。溝流路15rにおける排水溝15の深さD2は、中央部15uにおける排水溝15の深さD3よりも浅い。なお、排水溝15の深さとは、底面13aと底面15aとの間の上下方向に沿った距離である。
このように排水溝15において、中央部15tが最も高く、中央部15uが最も低い。排水溝15の底面15aは、中央部15tから中央部15uに向かって、徐々に低くなっている。例えば、深さD1と深さD2との差は、1ミリメートル(mm)以上5mm以下であり、例えば3mm程度である。例えば、深さD1と深さD3との差は、4mm以上8mm以下であり、例えば6mm程度である。
このような勾配を設けることにより、排水溝15内に侵入した水は、図7の矢印の向きに沿って、排水口50へ向かってスムーズに流れることができる。一方、図8(a)~図8(c)に表したように、底面13aは、略水平でよい。これにより、壁パネル20を安定して支持することができる。
図9(a)~図9(c)は、実施形態に係る浴室排水構造が設けられた別の浴室の一部を例示する平面図及び断面図である。
図9(a)は、洗い場床11の周辺を例示する平面図である。図9(b)は、図9(a)に示したH-H断面を示す。図9(c)は、図9(a)に示したI-I断面を示す。なお、図9(a)においては、壁部材やエプロン等の図示を省略している。
図9(a)~図9(c)に表した浴室110aは、洗い場床11の辺11r側にドア枠30(ドア40)が配置されている点において、前述の浴室110と異なる。図9(a)~図9(c)に表した浴室排水構造100aは、前述の浴室排水構造100と同様である。
図9(a)に表したように、この例においても、洗い場床11の全外周を囲むように溝部13が設けられている。溝部13の溝13p上にエプロン24が配置され、溝13q上に壁部材21が配置され、溝13r上にドア枠30が配置され、溝13s上に壁部材23が配置される。
図9(b)に表したように、溝部13の溝13r内には、ドア枠30の下端部34が配置されている。図9(c)に表したように、溝部13の溝13q内には、壁部材21の下端部20cが配置されおり、壁部材21は、溝13qの底面13aに支持されている。同様にして、溝13s内には、壁部材23の下端部20cが配置され、溝13p内には、エプロン24の下端部24aが配置される。
このように、実施形態において、ドア枠30(及びドア40)の位置は、適宜変更可能である。
図10(a)~図10(c)は、実施形態に係る別の浴室排水構造が設けられた浴室の一部を例示する平面図及び断面図である。
図10(a)は、洗い場床11の周辺を例示する平面図である。図10(b)は、図10(a)に示したJ-J断面を示す。図10(c)は、図10(a)に示したK-K断面を示す。なお、図10(a)においては、壁部材やエプロン等の図示を省略している。
図10(a)~図10(c)に表した浴室110b及び浴室排水構造100bは、溝13q、13sが設けられない点において、前述の浴室110a及び浴室排水構造100aと異なる。
この例では、洗い場床11の外周の一部にのみ溝部13が設けられている。より具体的には、溝13p、13rが設けられ、溝13q、13sは設けられない。溝部13は、洗い場床11の4辺のうち、ドア枠30及びエプロン24側の2辺11p、11rに沿って連続して設けられている。洗い場床11の4辺のうち、壁部材21、23側には溝部13が設けられない。溝13p上にエプロン24が配置され、溝13r上にドア枠30が配置される。
図10(b)に表したように、溝部13の溝13r内には、ドア枠30の下端部34が配置されている。また、図示を省略するが、溝13p内には、エプロン24の下端部24aが配置される。
図10(c)に表したように、この例では、床部材10の外縁部12には、隆起部17が形成されている。隆起部17は、床部材10の外縁が洗い場床11の上面11aから上方に隆起した凸部である。この例では、隆起部17は、洗い場床11の辺11q及び11sに沿って延びる。図10(a)に表したように、隆起部17は、凸部17q、17sを有する。凸部17q及び凸部17sのそれぞれは、辺11q及び辺11sのそれぞれに隣接し、辺11q及び辺11sのそれぞれと平行に延びる部分である。
図10(c)に表したように、隆起部17は、側面17aと上面17bとを有する。側面17aは、洗い場床の上面11aから上方に延びる面である。上面17bは、側面17aの上端から水平方向に延びる面である。隆起部17(凸部17q)の上面17bは、壁部材21の下端部20cを支持している。言い換えれば、壁部材21の下端部20cは、上面17bの上に載置される。すなわち、上面17bの一部は壁載せ面となる。図示を省略するが、同様にして、凸部17sの上面17bは、壁部材23の下端部20cを支持する。
溝部13の溝13rに侵入した水は、溝13rから溝13pを経由して、排水口50へ流れる。この例においても、溝部13に侵入した水を、洗い場床側に排出することなく、排水口50へ流すことができる。
図11(a)~図11(d)は、実施形態に係る別の浴室排水構造が設けられた浴室の一部を例示する平面図及び断面図である。
図11(a)は、洗い場床11の周辺を例示する平面図である。図11(b)は、図11(a)に示したL-L断面を示す。図11(c)は、図10(a)に示したM-M断面を示す。図11(d)は、図11(a)に表したN-N断面を示す。なお、図11(a)においては、壁部材やエプロン等の図示を省略している。
図11(a)~図11(d)に表した浴室110c及び浴室排水構造100cは、溝13qの一部、及び溝13sが設けられない点において、前述の浴室110及び浴室排水構造100と異なる。
図11(a)に表したように、この例では、洗い場床11の外周の一部にのみ溝部13が設けられている。より具体的には、溝13p、溝13q、及び溝13rが設けられ、溝13sは設けられない。溝13qは、辺11qのうち、辺11rから辺11qの中心11qc付近までの部分に沿って設けられている。溝部13は、洗い場床11の4辺のうち、辺11qの一部、辺11r及び辺11pに沿って連続して設けられている。溝13p上にエプロン24が配置され、溝13qの一部の上にドア枠30が配置され、溝13rの上に壁部材22が配置される。溝13qは、辺11qのうち、中心11qc付近から辺11sまでに沿った領域には設けられない。また、溝部13は、辺11s側には設けられない。
図11(a)に表したように、辺11qの一部及び辺11sに沿って隆起部17(凸部17q及び凸部17s)が設けられている。隆起部17の凸部17qは、辺11qのうち、中心11qc付近から辺11sまでの部分に沿って設けられている。隆起部17は、洗い場床11の4辺のうち、辺11qの一部、及び辺11sに沿って連続して設けられている。凸部17qの上に壁部材21が配置され、凸部17sの上に壁部材23が配置される。凸部17qは、辺11qのうち、中心11qc付近から辺11rまでに沿った領域には設けられない。
図11(b)に表したように、溝部13の溝13q内には、ドア枠30の下端部34が配置されている。図11(c)に表したように、溝部13の溝13r内には、壁部材22の下端部20cが配置されている。また、図示を省略するが、溝13p内には、エプロン24の下端部24aが配置される。
図11(d)に表したように、隆起部17の凸部17qの上面17bは、壁部材21の下端部20cを支持する。図示を省略するが、同様にして、凸部17sの上面17bは、壁部材23の下端部20cを支持する。
溝部13の溝13qに侵入した水は、溝13qから溝13r、13pを経由して、排水口50へ流れる。この例においても、溝部13に侵入した水を、洗い場床側に排出することなく、排水口50へ流すことができる。
図12(a)及び図12(b)は、実施形態に係る別の浴室排水構造の排水口及び溝部を例示する斜視図及び分解図である。
図12(a)及び図12(b)に表したように、この例では、連通溝19の上に連通溝カバー19cが設けられている。連通溝カバー19cは、連通溝19を上方から覆っている。
図12(a)に表したように、連通溝カバー19cを取り付けた状態において、連通溝カバー19cの上面19bの上下方向における位置は、溝部13の底面13aの上下方向における位置と略一致するように構成されている。これにより、底面13a及び上面19bの上において、エプロン24をより安定して支持することができる。例えば、上面19bは、底面13aと面一であることが望ましい。
図12(b)に表したように、例えば、連通溝19付近において、底面13aの一部が低くなった取付部13fが形成され、連通溝カバー19cは、その取付部13fに螺子19fなどによって固定される。螺子19fは、その螺子頭が連通溝カバー19cから大きく突出せずに取り付けられるように構成されている。
図13(a)及び図13(b)は、実施形態に係る浴室排水構造が設けられた浴室の一部を例示する斜視図である。
図13(a)は、前述の浴室110の一部の斜視図であり、図13(b)は、浴室110の一部の分解斜視図である。
図13(a)及び図13(b)に表したように、壁パネル20であるエプロン24は、床部材10の溝部13(溝13p)内に挿入される。エプロン24の左右の辺には、エプロン24に沿って上下に延びる固定部材24fが取り付けられる。そして、固定部材24fの下端部は、床部材10に螺子などの固定手段によって固定される。固定部材24fの上端部は、浴槽200に螺子などの固定手段によって固定される。エプロン24は、左右の固定部材24fに挟まれて支持される。
図14(a)及び図14(b)は、実施形態に係る浴室排水構造が設けられた浴室の一部を例示する斜視図である。
図14(a)は、浴室110dの一部の斜視図であり、図14(b)は、浴室110dの一部の分解斜視図である。浴室110dは、土手部材25が設けられた点において、前述の浴室110と異なる。
この例では、浴槽200側の壁パネル20は、エプロン24と土手部材25とを含む。土手部材25は、床部材10の溝部13(溝13p)内に挿入される。エプロン24は、土手部材25の上に載置される。土手部材25は、エプロン24を支持する。エプロン24及び土手部材25の左右の辺には、エプロン24及び土手部材25に沿って上下に延びる固定部材24fが取り付けられる。そして、固定部材24fの下端部は、床部材10に螺子などの固定手段によって固定される。固定部材24fの上端部は、浴槽200に螺子などの固定手段によって固定される。エプロン24及び土手部材25は、左右の固定部材24fに挟まれて、支持される。
浴槽の組立後において、溝部13に挿入された壁パネル20は、着脱しにくいことがある。これに対して、図14(a)及び図14(b)のように、土手部材25を介してエプロン24を設置することにより、浴室110dの組立後にエプロン24の着脱が容易となる。一方、図13(a)及び図13(b)のように、土手部材25を設けない場合には、土手部材25とエプロン24の継ぎ目がないため、意匠性を向上させることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、浴室が備える各要素の形状、寸法、材質、配置、設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 床部材、 11 洗い場床、 11a 上面、 11p、11q、11r、11s 辺、 11qc 中心、 12 外縁部、 13 溝部、 13a 底面、 13b 内側面、 13c 外側面、 13d 外壁部、 13e 上面、 13f 取付部、 13p、13q、13r、13s 溝、 15 排水溝、 15a 底面、 15b 内側面、 15c 外側面、 15p、15q、15r、15s 溝流路、 15t、15u 中央部、 17 隆起部、 17a 側面、 17b 上面、 17q、17s 凸部、 19 連通溝、 19b 上面、 19c 連通溝カバー、 19f 螺子、 20 壁パネル、 20a 鋼板、 20b 母材、 20c 下端部、 21、22、23 壁部材、 24 エプロン、 24a 下端部、 24c 下端部、 24f 固定部材、 25 土手部材、 30 ドア枠、 30a ドア下枠、 31 固定部、 32 筒部、 33 延出部、 34 下端部、 34a 下面、 40 ドア、 50 排水口、 50a 凹部、 50b 孔、 50p、50q 辺、 51 排水管、 52 蓋、 100、100a、100b、100c 浴室排水構造、 101 脱衣所、 101a 床面部、 110、110a、110b、110c、110d 浴室、 200 浴槽、 201 支持脚、 D1、D2、D3 深さ

Claims (3)

  1. 洗い場床の周縁に沿って設けられ、前記洗い場床の上面よりも低い底面を有し、壁パネル及びドア枠の下端が内部に配置される溝部と、
    前記洗い場床の縁部に設けられた排水口と、
    を備え、
    前記溝部は、前記洗い場床の上面よりも低い位置において前記排水口と連通することを特徴とする浴室排水構造。
  2. 前記溝部の前記底面に設けられ、前記排水口へ繋がる排水溝をさらに備え、
    前記排水溝の底面は、前記溝部の前記底面よりも低いことを特徴とする請求項1記載の浴室排水構造。
  3. 前記排水溝は、前記排水口に向かって下り勾配を有していることを特徴とする請求項2記載の浴室排水構造。
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