JP2019178503A - 水槽 - Google Patents

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美香 加藤
Mika Kato
美香 加藤
裕志 小林
Hiroshi Kobayashi
裕志 小林
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Abstract

【課題】意匠性の向上を図る。【解決手段】水槽Aは、ボウル10と、ボウル10の内面に形成されたオーバーフロー口20と、ボウル10内へ水を吐出する吐水配管17と、オーバーフロー口20の少なくとも一部を覆うように配され、ボウル10の溜水空間30の一部をオーバーフロー口20が開口する遮蔽空間28として区画するカバー25と、遮蔽空間28の下端部において遮蔽空間28の内部と外部とを連通させる連通口29と、カバー25と一体をなす形態、又はカバー25と一体的に繋がるように配された形態であり、吐水配管17を包囲する配管カバー22とを備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、水槽に関する。
特許文献1には、底面の周縁から立壁を立ち上げた形態の洗面ボウルが開示されている。立壁には、洗面ボウルの上面開口から水が溢れ出るのを防止するためのオーバーフロー口が開口し、オーバーフロー口にはオーバーフロー管の上端部が接続されている。洗面ボウルに水を溜めていったときに、洗面ボウルの水位がオーバーフロー口に達するまで上昇すると、洗面ボウル内の水が、オーバーフロー口からオーバーフロー管を通して排出される。
特開2012−187360号公報
上記の洗面化粧台は、オーバーフロー口が立壁において露出したままであるため、洗面ボウルを使用する際に、オーバーフロー口の内周面が目に入る。そのため、オーバーフロー口の内周面が水垢等で汚れていると、意匠性が低下することになる。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、意匠性の向上を図ることを解決すべき課題としている。
本発明は、
ボウルと、
前記ボウルの内面に形成されたオーバーフロー口と、
前記ボウル内へ水を吐出する吐水配管と、
前記オーバーフロー口の少なくとも一部を覆うように配され、前記ボウルの溜水空間の一部を前記オーバーフロー口が開口する遮蔽空間として区画するカバーと、
前記遮蔽空間の下端部において前記遮蔽空間の内部と外部とを連通させる連通口と、
前記カバーと一体をなす形態、又は前記カバーと一体的に繋がるように配された形態であり、前記吐水配管を包囲する配管カバーとを備えていることを特徴とする。
吐水配管からボウル内に水が吐出されると、ボウル内の水が連通口から遮蔽空間内に流入し、遮蔽空間の水位がボウルの溜水空間と同じ水位で上昇する。遮蔽空間の水位がオーバーフロー口に達すると、遮蔽空間内の水はオーバーフロー口からボウルの外部へ排出される。オーバーフロー口は、カバーで覆い隠されているので、目に入らないか、目に入り難い。したがって、オーバーフロー口の内周面が水垢等で汚れていても、意匠性が低下することはない。
また、カバーと配管カバーは、一体をなす形態、又は一体的に繋がったように配された形態なので、カバーと配管カバーが一体部品であってもデザインが解離している場合や、カバーと配管カバーが別体であって離間した位置関係で配置される場合等に比べると、意匠性に優れている。
実施例1の水槽の斜視図 水槽の側断面図 カバーと配管カバーを外した状態をあらわす斜視図 実施例2の水槽の斜視図 水槽の側断面図 カバーと配管カバーを外した状態をあらわす斜視図
本発明は、前記カバーは、前記ボウルの内面と対向する第1板部と、前記第1板部の鉛直方向の側縁から前記ボウルの内面側へ延出した一対の第2板部とを備えて構成され、前記遮蔽空間が、前記ボウルの内面と前記第1板部と前記一対の第2板部とによって構成されていてもよい。この構成によれば、カバーを筒状にする場合に比べると、材料コストを低減することができる。
本発明は、前記ボウルの内面のうち前記オーバーフロー口が開口する領域には、平面視において凹んだ形状の凹部が形成され、前記カバーは、平板状をなしていて前記凹部の開口部を閉塞していてもよい。この構成によれば、カバーを筒状にする場合に比べると、材料コストを低減することができる。
本発明は、前記ボウルの底面には、前記ボウル内の水を排水させる排水口が形成されており、前記カバーの下端部が前記排水口を覆い隠す形態であってもよい。この構成によれば、排水口が水垢等で汚れていても、目に入らないか、目に入り難いので、意匠性が低下することはない。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図3を参照して説明する。尚、以下の説明において、前後の方向については、図2における左方を前方と定義する。上下の方向については、図1〜3にあらわれる向きを、そのまま上方、下方と定義する。
本実施例1の水槽Aは、洗面化粧台Wを構成するものである。水槽Aは、上面が開放されたボウル10と、カバー部材21とを有している。ボウル10は、平面視形状が方形をなす底面11と、底面11の前端縁(周縁)から鉛直方向上方へ立ち上がる前面壁12と、底面11の左右両側縁から鉛直方向上方へ立ち上がる左右一対の側面壁13と、底面11の後端縁から鉛直方向上方へ立ち上がる後面壁14(請求項に記載のボウルの内面)とを有する。底面11には、排水口15が形成されている。排水口15には、排水管16の上端部が接続されている。
前面壁12の上端と左右両側面壁13の上端は同じ高さであるが、後面壁14は、前面壁12の上端及び左右両側面壁13の上端より高い位置まで立ち上がっている。後面壁14の上端部には吐水配管17が取り付けられている。吐水配管17は、後面壁14を前後方向に貫通した形態であり、後面壁14の左右方向略中央部に配されている。吐水配管17の前端部には、水槽A(ボウル10)の上方からボウル10内に水を吐出する吐水口18が設けられている。吐水配管17のうち後面壁14(水槽A)の後方領域には、吐水口18からの水の吐出動作を操作するための開閉弁19が設けられている。
後面壁14には、オーバーフロー口20が形成されている。オーバーフロー口20は、後面壁14の左右方向中央部に配され、後面壁14のうちボウル10の上面より少し低い高さに開口している。換言すると、オーバーフロー口20は吐水配管17の真下に位置している。オーバーフロー口20には、後面壁14の後方に配索されたオーバーフロー管21の上端部が接続されている。オーバーフロー管21の下端部は、排水管16に接続されている。
カバー部材21は、合成樹脂製の配管カバー22と、同じく合成樹脂製のカバー25とを組み付けて構成されている。配管カバー22とカバー25は別体の部品である。配管カバー22とカバー25は、後面壁14の前面に取り付けられている。配管カバー22とカバー25を後面壁14に取り付けた状態では、配管カバー22とカバー25は、一体部品に見えるように上下に隣接して配置される。
配管カバー22は、筒部23と接続部24とを有する単一部材である。筒部23は、全体として偏平で且つ前後方向に細長く延びた形状をなす。筒部23は、吐水配管17のうち後面壁14から前方へ突出した部分の全体を包囲している。吐水口18は、筒部23の前端部の下面に開口している。接続部24は、筒部23の後端部から下方へ延出した形態である。後面壁14に取り付けた配管カバー22は、後面壁14の前面から前方へ片持ち状に延出した形態となる。接続部24の前面は、側面視形状が概ね四半円弧形をなし、筒部23の下面に対し接線状に滑らかに接続している。筒部23の左右両外側面と接続部24の左右両外側面は面一状に連なっている。筒部23の上面と接続部24の後面は直角をなして連なっている。
カバー25は、板厚方向を前後方向に向けた平板状をなす第1板部26と、板厚方向を左右方向に向けた平板状をなす左右対称な一対の第2板部27とから構成されている。一対の第2板部27は、第1板部26の左右両側縁から後方(後面壁14側)へ片持ち状に突出した形態である。したがって、カバー25は、その上端から下端に至る全領域に亘り後面(後面壁14との対向面)を凹ませた形状をなしている。
カバー25は、後面壁14のうちオーバーフロー口20の開口部の全体を含む領域に取り付けられている。カバー25を後面壁14に取り付けた状態では、第1板部26が後面壁14に対し間隔を空けて平行に対向するように位置する。同じく、カバー25を後面壁14に取り付けた状態では、一対の第2板部27の後端縁が、後面壁14の前面に対し当接するか、若しくは後面壁14の前面に対して接近して対向する状態となる。これにより、後面壁14とカバー25との間には、上下両端が開放された遮蔽空間28が構成されている。遮蔽空間28は、ボウル10内の溜水空間30の一部をカバー25で区画することによって構成された空間である。
カバー25の下端部(下端面)は、ボウル10の溜水空間30内へ下向きに開口する連通口29となっている。遮蔽空間28の内部と外部は連通口29を介して連通している。カバー25(遮蔽空間28)の上端はオーバーフロー口20よりも上方に位置する。カバー25(遮蔽空間28)の下端(連通口29)は、オーバーフロー口20より下方であり、且つオーバーフロー口20に近接した高さに位置する。カバー25の下端は、底面11に対して十分に高い位置に配されている。
後面壁14に取り付けたカバー25は、配管カバー22の接続部24の下端から下方へ延出するように配される。第1板部26の前面は接続部24の前面に対し滑らかに連なる。第2板部27の外側面は接続部24の外側面に対し面一状に連なる。したがって、配管カバー22とカバー25は、後面壁14に取り付けた状態において、一見すると単一部品であるかのように見受けられる。
次に、本実施例1の作用及び効果を説明する。吐水口18からボウル10の溜水空間30内に水を溜めていくと、ボウル10の溜水空間30内の水位が上昇する。水位が連通口29まで上昇すると、それ以降は、溜水空間30内の水が連通口29を通って遮蔽空間28内に入り込むので、溜水空間30の水位と遮蔽空間28の水位が同じ高さを保ったままで上昇していく。そして、溜水空間30と遮蔽空間28の水位がオーバーフロー口20に達すると、遮蔽空間28内の水は、オーバーフロー口20からオーバーフロー管21へ流出し、排水管16を通って排出される。
本実施例1の水槽Aは、底面11の周縁から後面壁14(ボウル10の内面)が立ち上がった形態のボウル10と、後面壁14に形成されたオーバーフロー口20と、ボウル10内へ水を吐出する吐水配管17とを有する。水槽Aは、更に、カバー25と連通口29と配管カバー22を有する。カバー25は、オーバーフロー口20の開口領域の全体を覆うように配されている。
カバー25は、ボウル10の溜水空間30の一部を、オーバーフロー口20が開口する遮蔽空間28として区画する。連通口29は、遮蔽空間28の下端部において遮蔽空間28の内部と外部とを連通させる。配管カバー22は、カバー25と一体的に繋がるように配された形態であり、吐水配管17を包囲する。
吐水配管17からボウル10内に水が吐出されると、ボウル10内の水が連通口29から遮蔽空間28内に流入し、遮蔽空間28の水位がボウル10内と同じ水位で上昇する。遮蔽空間28の水位がオーバーフロー口20に達すると、遮蔽空間28内の水はオーバーフロー口20からボウル10の外部へ排出される。オーバーフロー口20は、カバー25で覆い隠されているので、目に入らないか、目に入り難い。したがって、オーバーフロー口20の内周面が水垢等で汚れていても、意匠性が低下することはない。
また、カバー25と配管カバー22は、一見すると一体的に繋がったように配された形態であり、カバー25との外面と配管カバー22の外面が滑らかに、又は面一状に連なっている。したがって、カバー25と配管カバー22が一体部品であってもデザインが解離している場合や、カバー25と配管カバー22が別体であって離間した位置関係で配置される場合等に比べると、本実施例1の水槽Aは、吐水配管17とオーバーフロー口20が設けられている後面壁14に関して、意匠性に優れている。
また、カバー25は、後面壁14と対向する第1板部26と、第1板部26の鉛直方向の側縁から後面壁14側へ延出した一対の第2板部27とを備えて構成され、遮蔽空間28が、後面壁14と第1板部26と一対の第2板部27とによって構成されている。この構成によれば、カバー25を筒状にする場合に比べると、材料コストを低減することができる。
<実施例2>
次に、本発明を具体化した実施例2を図4〜図6を参照して説明する。尚、以下の説明において、前後の方向については、図5における左方を前方と定義する。上下の方向については、図4〜6にあらわれる向きを、そのまま上方、下方と定義する。
本実施例2の水槽Bは、洗面化粧台Wを構成するものである。水槽Bは、上面が開放されたボウル40と、カバー部材56とを有している。ボウル40は、平面視形状が方形をなす底面41と、底面41の前端縁(周縁)から鉛直方向上方へ立ち上がる前面壁42と、底面41の左右両側縁から鉛直方向上方へ立ち上がる左右一対の側面壁43と、底面41の後端縁から鉛直方向上方へ立ち上がる後面壁44(請求項に記載のボウルの内面)とを有する。
前面壁42の上端と左右両側面壁43の上端は同じ高さであるが、後面壁44は、前面壁42の上端及び左右両側面壁43の上端より高い位置まで立ち上がっている。後面壁44には、平面視において後面壁44の前面における左右方向中央部を凹ませた形態の凹部45が形成されている。凹部45は、後面壁44の上端から下端に至る全領域に亘って縦長に形成されている。凹部45は、前方へ開放され、ボウル40の溜水空間48に臨んでいる。底面41のうち凹部45に臨む領域には、排水口46が形成されている。排水口46には、排水管47の上端部が接続されている。
後面壁44の上端部には吐水配管49が取り付けられている。吐水配管49は、後面壁44のうち凹部45が形成されている部分を前後方向に貫通した形態であり、凹部45の奥面50から前方へ片持ち状に延出した形態である。吐水配管49の前端部には、水槽B(ボウル40)の上方からボウル40内に水を吐出する吐水口52が設けられている。吐水配管49のうち後面壁44(水槽B)の後方領域には、吐水口52からの水の吐出動作を操作するための開閉弁53が設けられている。
後面壁44には、オーバーフロー口54が形成されている。オーバーフロー口54は、凹部45の左側の内側面51に配され、後面壁44のうちボウル40の上面より少し低い高さに開口している。オーバーフロー口54には、後面壁44の後方に配索されたオーバーフロー管55の上端部が接続されている。オーバーフロー管55の下端部は、排水管47に接続されている。
カバー部材56は、合成樹脂製の配管カバー57と、同じく合成樹脂製のカバー60とを組み付けて構成されている。配管カバー57とカバー60は別体の部品である。配管カバー57とカバー60は、後面壁44の凹部45の奥面50に取り付けられている。配管カバー57とカバー60を後面壁44に取り付けた状態では、配管カバー57とカバー60は、一体部品に見えるように上下に隣接して配置される。
配管カバー57は、筒部58と接続部59とを有する単一部材である。筒部58は、全体として偏平で且つ前後方向に細長く延びた形状をなす。筒部58は、吐水配管49のうち後面壁44から前方へ突出した部分の全体を包囲している。吐水口52は、筒部58の前端部の下面に開口している。接続部59は、筒部58の後端部から下方へ延出した形態である。
後面壁44に取り付けた配管カバー57は、凹部45の奥面50から前方へ片持ち状に延出した形態となる。接続部59の前面は、側面視形状が概ね四半円弧形をなし、筒部58の下面に対し接線状に滑らかに接続している。筒部58の左右両外側面と接続部59の左右両外側面は面一状に連なっている。筒部58の上面と接続部59の後面は直角をなして連なっている。
カバー60は、板厚方向を前後方向に向けた正面視方形の平板状をなす。カバー60の幅寸法は、凹部45の開口部61の幅寸法の同じ寸法である。カバー60は、凹部45の開口部61の一部を閉塞するように取り付けられている。カバー60を後面壁44に取り付けた状態では、カバー60の下端縁が、底面41に対し横長のスリット状の隙間62を空けて上から対向するように位置する。凹部45の奥面50と左右両内側面51とカバー60とで区画された空間は、遮蔽空間63となっている。遮蔽空間63は、ボウル40内の溜水空間48の一部をカバー60で区画することによって構成された空間である。
カバー60の下端部(下端面)には、遮蔽空間63と遮蔽空間63の外部(ボウル40の溜水空間48)とを連通させる連通口64が形成されている。カバー60(遮蔽空間63)の上端はオーバーフロー口54よりも上方に位置する。カバー60(遮蔽空間63)の下端(連通口64)は、オーバーフロー口54より下方に位置する。
後面壁44に取り付けたカバー60は、配管カバー57の接続部59の下端から下方へ延出するように配される。カバー60の前面は接続部59の前面に対し滑らかに連なる。したがって、配管カバー57とカバー60は、後面壁44に取り付けた状態において、一見すると単一部品であるかのように見受けられる。
次に、本実施例2の作用及び効果を説明する。吐水口52からボウル40の溜水空間48内に水を溜めていくと、ボウル40の溜水空間48内の水位が上昇する。溜水空間48と遮蔽空間63は、両空間48,63の下端部においてスリット状の隙間62を介して連通しているので、遮蔽空間63の水位は、溜水空間48と同じ高さを保ったままで上昇していく。そして、溜水空間48と遮蔽空間63の水位がオーバーフロー口54に達すると、遮蔽空間63内の水は、オーバーフロー口54からオーバーフロー管55へ流出し、排水管47を通って排出される。
本実施例2の水槽Bは、底面41の周縁から後面壁44(ボウル40の内面)が立ち上がった形態のボウル40と、後面壁44に形成されたオーバーフロー口54と、ボウル40内へ水を吐出する吐水配管49とを有する。水槽Bは、更に、カバー60と連通口64と配管カバー57を有する。カバー60は、オーバーフロー口54の開口領域の全体を覆うように配されている。
カバー60は、ボウル40の溜水空間48の一部を、オーバーフロー口54が開口する遮蔽空間63として区画する。連通口64は、遮蔽空間63の下端部において遮蔽空間63の内部と外部とを連通させる。配管カバー57は、カバー60と一体的に繋がるように配された形態であり、吐水配管49を包囲する。
吐水配管49からボウル40内に水が吐出されると、ボウル40内の水が連通口64から遮蔽空間63内に流入し、遮蔽空間63の水位がボウル40内と同じ水位で上昇する。遮蔽空間63の水位がオーバーフロー口54に達すると、遮蔽空間63内の水はオーバーフロー口54からボウル40の外部へ排出される。オーバーフロー口54は、カバー60で覆い隠されているので、目に入らないか、目に入り難い。したがって、オーバーフロー口54の内周面が水垢等で汚れていても、意匠性が低下することはない。
また、カバー60と配管カバー57は、一見すると一体的に繋がったように配された形態であり、カバー60との外面と配管カバー57の外面が滑らかに、又は面一状に連なっている。したがって、カバー60と配管カバー57が一体部品であってもデザインが解離している場合や、カバー60と配管カバー57が別体であって離間した位置関係で配置される場合等に比べると、本実施例1の水槽Bは、吐水配管49とオーバーフロー口54が設けられている後面壁44に関して、意匠性に優れている。
また、後面壁44のうちオーバーフロー口54が開口する領域には、平面視において凹んだ形状の凹部45が形成され、カバー60は、平板状をなしていて凹部45の開口部61を閉塞している。このような一枚板状をなすカバー60は、カバー60を筒状にする場合に比べると、材料コストを低減することができる。
また、底面41には、ボウル40内の水を排水するための排水口46が形成されているが、カバー60の下端部は排水口46を覆い隠す形態となっている。この構成によれば、排水口46が水垢等で汚れていても、目に入らないか、目に入り難いので、意匠性が低下することはない。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例1,2では、カバーと配管カバーが別体の部品であるが、カバーと配管カバーを一体化させて単一部品としてもよい。
(2)上記実施例1,2では、水槽が洗面化粧台の洗面ボウルである場合について説明したが、本発明は、台所のシンクや浴槽等にも適用できる。
(3)上記実施例1,2では、カバーの下端部の全領域を底面より高い位置に配置したが、カバーの下端の一部を底面に当接させてもよい。カバーの下端を底面に当接させた場合、カバーの下端部の連通口は、カバーの側面や、ボウルの内面(後面壁)と対向する後面に開口させればよい。
(4)上記実施例1,2では、遮蔽空間がカバーと後面壁(ボウルの内面)とによって構成されているが、遮蔽空間をカバーだけで構成してもよい。遮蔽空間をカバーだけで構成する具体例としては、カバーを筒状としてて後面壁(ボウルの内面)に密着させ、カバーにオーバーフロー口と連通する切欠部を形成すればよい。
(5)上記実施例1,2では、カバーがオーバーフロー口の開口領域の全体を覆い隠すようになっているが、カバーはオーバーフロー口の開口領域の一部のみを覆い隠す形態であってもよい。
(6)上記実施例1,2では、オーバーフロー口がボウルの後面壁に形成されているが、オーバーフロー口は、ボウルの前面壁、左側面壁、右側面壁のいずれかに形成されていてもよい。
(7)上記実施例1,2では、配管カバーとカバーが合成樹脂製であるが、配管カバーとカバーは、金属製であってもよい。
(8)上記実施例1において、カバーの奥行き寸法を大きくするとともに、カバーの下端部を底面に当接する位置又は底面と接近して対向する位置まで低くしてもよい。このようにすれば、カバーの下端部によって排水口を覆い隠すことが可能である。
(9)上記実施例2では、カバーが平板状をなしているが、カバーは、平面視形状が曲面を含む曲面板状をなしていてもよい。
(10)上記実施例2では、オーバーフロー口が、凹部の左内側面に形成されているが、オーバーフロー口は、凹部の右側面に形成されていてもよく、凹部の奥面に形成されていてもよい。
(11)上記実施例2では、カバーによって排水口を覆い隠すようにしたが、カバーは排水口を覆い隠さない形態であってもよい。
(12)上記実施例1,2では、ボウルの内面(オーバーフロー口が開口する面)が底面の周縁から鉛直方向に立ち上がった形態であるが、ボウルの内面は、底面から鉛直方向に対して斜めに立ち上がった形態でもよく、底面からボウルの上面の開口縁に向かって曲面状に滑らかに立ち上がった形態でもよい。
A,B…水槽
10,40…ボウル
11,41…底面
14,44…後面壁(ボウルの内面)
15…排水口
17,49…吐水配管
20,54…オーバーフロー口
22,57…配管カバー
25,60…カバー
26…第1板部
27…第2板部
28,63…遮蔽空間
29,64…連通口
30,48…溜水空間
45…凹部
61…凹部の開口部

Claims (4)

  1. ボウルと、
    前記ボウルの内面に形成されたオーバーフロー口と、
    前記ボウル内へ水を吐出する吐水配管と、
    前記オーバーフロー口の少なくとも一部を覆うように配され、前記ボウルの溜水空間の一部を前記オーバーフロー口が開口する遮蔽空間として区画するカバーと、
    前記遮蔽空間の下端部において前記遮蔽空間の内部と外部とを連通させる連通口と、
    前記カバーと一体をなす形態、又は前記カバーと一体的に繋がるように配された形態であり、前記吐水配管を包囲する配管カバーとを備えていることを特徴とする水槽。
  2. 前記カバーは、前記ボウルの内面と対向する第1板部と、前記第1板部の鉛直方向の側縁から前記ボウルの内面側へ延出した一対の第2板部とを備えて構成され、
    前記遮蔽空間が、前記ボウルの内面と前記第1板部と前記一対の第2板部とによって構成されていることを特徴とする請求項1記載の水槽。
  3. 前記ボウルの内面のうち前記オーバーフロー口が開口する領域には、平面視において凹んだ形状の凹部が形成され、
    前記カバーは、平板状をなしていて前記凹部の開口部を閉塞していることを特徴とする請求項1記載の水槽。
  4. 前記ボウルの底面には、前記ボウル内の水を排出させる排水口が形成されており、
    前記カバーの下端部が前記排水口を覆い隠す形態であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の水槽。
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