JPH09151138A - 薬剤徐放性積層体 - Google Patents
薬剤徐放性積層体Info
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- JPH09151138A JPH09151138A JP31094395A JP31094395A JPH09151138A JP H09151138 A JPH09151138 A JP H09151138A JP 31094395 A JP31094395 A JP 31094395A JP 31094395 A JP31094395 A JP 31094395A JP H09151138 A JPH09151138 A JP H09151138A
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- drug
- thermoplastic resin
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- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】熱可塑性樹脂よりなるフィルムと薬剤を含
浸した多孔質層からなる積層体であり、積層体外側の片
面または両面のフィルムに穿孔を行うことによりフィル
ム表面に下記式に示す値Aが2.5以上である孔を形成
し、多孔質層に含浸した薬剤をフィルムに設けられた孔
から徐放することを特徴とする薬剤徐放性積層体。 A=(孔の開口面積の平均値)/(孔の開口面積の標準
偏差) 【効果】薬剤放出速度が任意に設定でき、長期間安定し
た放出速度を保つ薬剤徐放性積層体が得られる。
浸した多孔質層からなる積層体であり、積層体外側の片
面または両面のフィルムに穿孔を行うことによりフィル
ム表面に下記式に示す値Aが2.5以上である孔を形成
し、多孔質層に含浸した薬剤をフィルムに設けられた孔
から徐放することを特徴とする薬剤徐放性積層体。 A=(孔の開口面積の平均値)/(孔の開口面積の標準
偏差) 【効果】薬剤放出速度が任意に設定でき、長期間安定し
た放出速度を保つ薬剤徐放性積層体が得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薬剤の種類や目的
に応じて薬剤の放出速度を任意に調節することができる
薬剤徐放性積層体であり、薬剤を長期間にわたり、安定
して放出する薬剤徐放性積層体に関する。
に応じて薬剤の放出速度を任意に調節することができる
薬剤徐放性積層体であり、薬剤を長期間にわたり、安定
して放出する薬剤徐放性積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、薬剤を長期間にわたり放出させる
為には、多孔質体、多孔質膜を使用したり、薬物浸透性
のある素材を使用して薬剤を拡散放出させている。例え
ば、特開昭62−169723号公報では孔を有した中
空繊維が、特開平3−120213号公報では、薬剤を
粘着材中に溶解させ、かつ偏在させた製剤が提案されて
いる。
為には、多孔質体、多孔質膜を使用したり、薬物浸透性
のある素材を使用して薬剤を拡散放出させている。例え
ば、特開昭62−169723号公報では孔を有した中
空繊維が、特開平3−120213号公報では、薬剤を
粘着材中に溶解させ、かつ偏在させた製剤が提案されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】多孔質体、多孔質膜は
薬剤の徐放に有効であるが、孔の大きさや数などの徐放
性の特性が多孔質体、多孔質膜の製造時に決定されてし
まう。このため、必要とされる徐放特性に応じた品種が
必要とされ、多品種の製造には適していない。また、薬
物浸透性のある素材を用いる場合には、徐放性の特性を
決定することが容易でない。
薬剤の徐放に有効であるが、孔の大きさや数などの徐放
性の特性が多孔質体、多孔質膜の製造時に決定されてし
まう。このため、必要とされる徐放特性に応じた品種が
必要とされ、多品種の製造には適していない。また、薬
物浸透性のある素材を用いる場合には、徐放性の特性を
決定することが容易でない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記問題に
鑑み、鋭意検討した結果、熱可塑性樹脂よりなるフィル
ムと薬剤を含浸した多孔質層からなる積層体外側のフィ
ルム面に穿孔を行うことによって上記問題が解決される
ことを見出し、本発明に至った。すなわち、本発明は、
熱可塑性樹脂よりなるフィルムと薬剤を含浸した多孔質
層からなる積層体であり、積層体外側の片面または両面
のフィルムに穿孔を行うことによりフィルム表面に下記
式に示す値Aが2.5以上である孔を形成し、多孔質層
に含浸した薬剤をフィルムに設けられた孔から徐放する
ことを特徴とする薬剤徐放性積層体である。
鑑み、鋭意検討した結果、熱可塑性樹脂よりなるフィル
ムと薬剤を含浸した多孔質層からなる積層体外側のフィ
ルム面に穿孔を行うことによって上記問題が解決される
ことを見出し、本発明に至った。すなわち、本発明は、
熱可塑性樹脂よりなるフィルムと薬剤を含浸した多孔質
層からなる積層体であり、積層体外側の片面または両面
のフィルムに穿孔を行うことによりフィルム表面に下記
式に示す値Aが2.5以上である孔を形成し、多孔質層
に含浸した薬剤をフィルムに設けられた孔から徐放する
ことを特徴とする薬剤徐放性積層体である。
【0005】A=(孔の開口面積の平均値)/(孔の開
口面積の標準偏差)
口面積の標準偏差)
【0006】すなわち、任意の大きさ、数の孔を積層体
の表面に穿孔することにより、必要とされる徐放特性を
積層体の製造後に任意に容易に付与することができるの
である。また本発明の積層体では、穿孔を行わない限り
薬剤が放出されることがなく、使用前に性能が変化する
ことがほとんどない。
の表面に穿孔することにより、必要とされる徐放特性を
積層体の製造後に任意に容易に付与することができるの
である。また本発明の積層体では、穿孔を行わない限り
薬剤が放出されることがなく、使用前に性能が変化する
ことがほとんどない。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の薬剤徐放性積層体は、片
表面または両表面が熱可塑性樹脂よりなるフィルムで構
成されているが、両表面が同じ熱可塑性樹脂フィルムで
構成されても、または両表面で異なる熱可塑性樹脂より
なるフィルムで構成されてもかまわない。
表面または両表面が熱可塑性樹脂よりなるフィルムで構
成されているが、両表面が同じ熱可塑性樹脂フィルムで
構成されても、または両表面で異なる熱可塑性樹脂より
なるフィルムで構成されてもかまわない。
【0008】本発明における熱可塑性樹脂とは、例えば
ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、ポリウレ
タンなどに代表されるものであり、特にポリエステルが
好ましい。好ましいポリエステルとしては、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブ
チレンテレフタレート、ポリシクロヘキサンジメチレン
テレフタレートおよびこれらの組成物を挙げることがで
きる。穿孔される面を構成するフィルムは特にポリエチ
レンテレフタレートを主体とするポリエステル組成物か
ら構成されることが好ましい。このようなポリエステル
組成物としては、ポリエステル分子繰り返し単位のう
ち、エチレンテレフタレート繰り返し単位が70重量%
以上であることが好ましく、その他の成分として30重
量%未満の量で共重合または混合することができる。こ
のような共重合成分としては、エチレンイソフタレート
単位、ブチレンテレフタレート単位、シクロヘキサンジ
メチレンテレフタレート単位を挙げることができ、特に
エチレンイソフタレート単位が好ましい。また混合物と
しては、カルナバワックスなどの植物性ワックス、パラ
フィンワックスなどの石油ワックスを挙げることができ
る。
ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、ポリウレ
タンなどに代表されるものであり、特にポリエステルが
好ましい。好ましいポリエステルとしては、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブ
チレンテレフタレート、ポリシクロヘキサンジメチレン
テレフタレートおよびこれらの組成物を挙げることがで
きる。穿孔される面を構成するフィルムは特にポリエチ
レンテレフタレートを主体とするポリエステル組成物か
ら構成されることが好ましい。このようなポリエステル
組成物としては、ポリエステル分子繰り返し単位のう
ち、エチレンテレフタレート繰り返し単位が70重量%
以上であることが好ましく、その他の成分として30重
量%未満の量で共重合または混合することができる。こ
のような共重合成分としては、エチレンイソフタレート
単位、ブチレンテレフタレート単位、シクロヘキサンジ
メチレンテレフタレート単位を挙げることができ、特に
エチレンイソフタレート単位が好ましい。また混合物と
しては、カルナバワックスなどの植物性ワックス、パラ
フィンワックスなどの石油ワックスを挙げることができ
る。
【0009】本発明における多孔質層は、薬剤を含浸し
て保持することが可能な支持体であれば特に限定されな
いが、合成繊維よりなる不織布が好ましく使用できる。
特にポリエチレンテレフタレートを70重量%以上含有
する不織布、特にメルトブロー法による不織布が繊維径
も細く好ましい。
て保持することが可能な支持体であれば特に限定されな
いが、合成繊維よりなる不織布が好ましく使用できる。
特にポリエチレンテレフタレートを70重量%以上含有
する不織布、特にメルトブロー法による不織布が繊維径
も細く好ましい。
【0010】本発明の薬剤徐放性積層体は、使用に際
し、薬剤の種類や目的に応じて徐放性を任意に調節する
ことができる。このためには任意の大きさ、数の孔を積
層体外側の片面または両面の熱可塑性樹脂よりなるフィ
ルムに形成させる。穿孔方法としては、針による突き刺
しやフラッシュランプ、レーザー光、サーマルヘッド等
の熱による穿孔を挙げることができる。孔の数や大きさ
を任意に調節するためには、サーマルヘッド等を使用し
た熱穿孔が好ましく使用できる。熱穿孔を行う場合に
は、穿孔されるフィルムの結晶融解熱が46J/g以下
であることが好ましく、更に好ましくは40J/g以下
である。このようにして穿孔された孔は、孔の開口面積
の平均値を開口面積の標準偏差で除した式に示すA値が
2.5以上であることが必要であり、好ましくは3.3
以上であり、さらに好ましくは4.1以上であり、特に
好ましくは4.6以上である。該数値が2.5未満であ
る場合、薬剤放出速度のバラツキが大きくなる。
し、薬剤の種類や目的に応じて徐放性を任意に調節する
ことができる。このためには任意の大きさ、数の孔を積
層体外側の片面または両面の熱可塑性樹脂よりなるフィ
ルムに形成させる。穿孔方法としては、針による突き刺
しやフラッシュランプ、レーザー光、サーマルヘッド等
の熱による穿孔を挙げることができる。孔の数や大きさ
を任意に調節するためには、サーマルヘッド等を使用し
た熱穿孔が好ましく使用できる。熱穿孔を行う場合に
は、穿孔されるフィルムの結晶融解熱が46J/g以下
であることが好ましく、更に好ましくは40J/g以下
である。このようにして穿孔された孔は、孔の開口面積
の平均値を開口面積の標準偏差で除した式に示すA値が
2.5以上であることが必要であり、好ましくは3.3
以上であり、さらに好ましくは4.1以上であり、特に
好ましくは4.6以上である。該数値が2.5未満であ
る場合、薬剤放出速度のバラツキが大きくなる。
【0011】本発明の積層体を製造するに際し、多孔質
層が合成繊維よりなる不織布である場合には、未延伸の
熱可塑性樹脂よりなるフィルムと不織布を熱接着によっ
て積層したのち二軸延伸することで積層体を一挙に得る
ことができる。フィルムと不織布を熱接着することによ
り接着剤が不要となり接着剤と薬剤との相性等を考慮す
る必要がなくなる。未延伸の熱可塑性樹脂よりなるフィ
ルムは、一軸または二軸押し出し機によって加熱、溶融
した熱可塑性樹脂をスリット状口金からキャスティング
ドラムに吐出し、フィルム成形を行う従来公知の方法で
得られる。溶融した熱可塑性樹脂の吐出速度、口金スリ
ット寸法、キャスティングドラムの回転数を調節するこ
とによって、フィルムの厚みを調整することができる。
フィルムと不織布の熱接着は、フィルムと不織布を加熱
しつつ重ねることで接着することができる。例えば、加
熱したロール間にフィルムと不織布を送り、圧力をかけ
ることで熱接着を行うことができる。積層後の二軸延伸
の方法としては、逐次二軸延伸法、または同時二軸延伸
法のいずれを用いてもかまわない。逐次二軸延伸法で
は、一般的に縦方向の延伸を行った後に横方向の延伸を
行っているが、逆の順序であっても全くかまわない。ま
た、二軸延伸を行うにあたり、延伸倍率は特に限定され
ないが、通常は2から5倍程度が適当である。二軸延伸
後は、必要に応じて再度縦方向及び/または横方向に延
伸してもかまわない。さらに、二軸延伸後の積層体に熱
処理を行うことが好ましく、不織布を構成する繊維の融
点以下の温度で、0.5秒から60秒間処理を行うこと
が好ましい。
層が合成繊維よりなる不織布である場合には、未延伸の
熱可塑性樹脂よりなるフィルムと不織布を熱接着によっ
て積層したのち二軸延伸することで積層体を一挙に得る
ことができる。フィルムと不織布を熱接着することによ
り接着剤が不要となり接着剤と薬剤との相性等を考慮す
る必要がなくなる。未延伸の熱可塑性樹脂よりなるフィ
ルムは、一軸または二軸押し出し機によって加熱、溶融
した熱可塑性樹脂をスリット状口金からキャスティング
ドラムに吐出し、フィルム成形を行う従来公知の方法で
得られる。溶融した熱可塑性樹脂の吐出速度、口金スリ
ット寸法、キャスティングドラムの回転数を調節するこ
とによって、フィルムの厚みを調整することができる。
フィルムと不織布の熱接着は、フィルムと不織布を加熱
しつつ重ねることで接着することができる。例えば、加
熱したロール間にフィルムと不織布を送り、圧力をかけ
ることで熱接着を行うことができる。積層後の二軸延伸
の方法としては、逐次二軸延伸法、または同時二軸延伸
法のいずれを用いてもかまわない。逐次二軸延伸法で
は、一般的に縦方向の延伸を行った後に横方向の延伸を
行っているが、逆の順序であっても全くかまわない。ま
た、二軸延伸を行うにあたり、延伸倍率は特に限定され
ないが、通常は2から5倍程度が適当である。二軸延伸
後は、必要に応じて再度縦方向及び/または横方向に延
伸してもかまわない。さらに、二軸延伸後の積層体に熱
処理を行うことが好ましく、不織布を構成する繊維の融
点以下の温度で、0.5秒から60秒間処理を行うこと
が好ましい。
【0012】本発明の薬剤徐放性積層体に用いる薬剤
は、その種類に特に限定はない。医薬の場合、特に経皮
投与することが好ましい薬剤の場合には、積層体にさら
に皮膚との接着性を有する粘着材層を穿孔後に設けるこ
とができる。また、防カビ剤、防錆剤、芳香剤、殺虫
剤、防虫剤、動物に対する忌避剤等も用いることができ
る。
は、その種類に特に限定はない。医薬の場合、特に経皮
投与することが好ましい薬剤の場合には、積層体にさら
に皮膚との接着性を有する粘着材層を穿孔後に設けるこ
とができる。また、防カビ剤、防錆剤、芳香剤、殺虫
剤、防虫剤、動物に対する忌避剤等も用いることができ
る。
【0013】
【特性の測定方法】各特性は、次の方法によって測定し
た。
た。
【0014】(1)孔の開口面積の平均値と孔の開口面
積の標準偏差 孔を有するフィルム面を走査型電子顕微鏡または光学顕
微鏡で観察し、一つのフィルム表面につき1000個の
孔の写真を撮影する。さらに(株)ピアス製ハイビジョ
ン対応画像解析装置によって孔の開口面積を求め、加重
平均をとることで孔の開口面積の平均値とした。標準偏
差は、得られた平均値と各孔の開口面積から分散を計算
し、その平方根をとることで求めた。
積の標準偏差 孔を有するフィルム面を走査型電子顕微鏡または光学顕
微鏡で観察し、一つのフィルム表面につき1000個の
孔の写真を撮影する。さらに(株)ピアス製ハイビジョ
ン対応画像解析装置によって孔の開口面積を求め、加重
平均をとることで孔の開口面積の平均値とした。標準偏
差は、得られた平均値と各孔の開口面積から分散を計算
し、その平方根をとることで求めた。
【0015】(2)孔を有するフィルムの結晶融解熱の
測定 フィルムを約10mgサンプリングし、セイコー電子工
業(株)製示差走査熱量計RDC220型を用いて、サ
ンプルの融解熱を求める。
測定 フィルムを約10mgサンプリングし、セイコー電子工
業(株)製示差走査熱量計RDC220型を用いて、サ
ンプルの融解熱を求める。
【0016】(3)ポリマの固有粘度 溶媒としてo−クロロフェノールを使用した。ポリマと
溶媒は160℃で15分間撹拌し溶解した。粘度測定は
25℃で行った。
溶媒は160℃で15分間撹拌し溶解した。粘度測定は
25℃で行った。
【0017】(4)不織布の目付量 不織布を10cm角の正方形に切り、その重量を天秤に
よって測定した。測定値は1m2 あたりのグラム数へ換
算した。
よって測定した。測定値は1m2 あたりのグラム数へ換
算した。
【0018】(5)不織布に含浸されているパラジクロ
ルベンゼンの定量 不織布を約5g採取し、エタノールを溶媒としてソック
スレー抽出装置を用い、不織布に含浸されているパラジ
クロルベンゼンをエタノールへ抽出する。次にガスクロ
マトグラフ装置によってエタノール中のパラジクロルベ
ンゼンの量を決定する。
ルベンゼンの定量 不織布を約5g採取し、エタノールを溶媒としてソック
スレー抽出装置を用い、不織布に含浸されているパラジ
クロルベンゼンをエタノールへ抽出する。次にガスクロ
マトグラフ装置によってエタノール中のパラジクロルベ
ンゼンの量を決定する。
【0019】(6)薬剤放出速度 薬剤含浸層が薬剤放出前に含浸している薬剤量を100
%とし、放出開始10日後の残存量(R%)、30日後
の薬剤残存量(S%)から次のとおり求めた。 10日後の放出速度=(100−R)/10 30日後の放出速度=(R−S)/20
%とし、放出開始10日後の残存量(R%)、30日後
の薬剤残存量(S%)から次のとおり求めた。 10日後の放出速度=(100−R)/10 30日後の放出速度=(R−S)/20
【0020】(7)放出速度の安定性 薬剤放出開始10日後の放出速度(r)、30日後の放
出速度(s)から次のとおり変化量を求め、これが40
%以下であれば良好、40%を超える場合を劣るとし
た。
出速度(s)から次のとおり変化量を求め、これが40
%以下であれば良好、40%を超える場合を劣るとし
た。
【0021】変化量=(r−s)/s
【0022】(8)積層体のフィルム部分の厚み 積層体に白金を蒸着した後、走査型電子顕微鏡によって
積層体のフィルム断面部分の任意の場所を10カ所写真
撮影する。断面写真1枚につき10カ所のフィルム厚み
を測定し、合計100カ所のフィルム厚みを平均して求
めた。
積層体のフィルム断面部分の任意の場所を10カ所写真
撮影する。断面写真1枚につき10カ所のフィルム厚み
を測定し、合計100カ所のフィルム厚みを平均して求
めた。
【0023】
【実施例】実施例によって本発明を更に詳しく説明す
る。実施例中、比較例中では防虫剤を使用した例を示す
が、本発明はこれに限定されるものではない。
る。実施例中、比較例中では防虫剤を使用した例を示す
が、本発明はこれに限定されるものではない。
【0024】実施例1 (ポリマの重合)ジメチルテレフタレートを86重量
部、ジメチルイソフタレートを15重量部、エチレング
リコールを64重量部、酢酸マグネシウム10水塩を
0.05重量部、酢酸リチウム2水塩を0.001重量
部、三酸化アンチモンを0.03重量部反応装置へ仕込
み、150℃で溶解した。反応装置内容物の温度を15
0℃から240℃まで昇温し、メタノールを留去させて
エステル交換反応を行った。エステル交換反応が終了し
たのち、トリメチルリン酸を0.03重量部添加し、反
応生成物を重合装置へ移した。重合装置内容物の温度を
240℃から290℃へ昇温させながら重合装置内を大
気圧から70Pa以下まで減圧し、エチレングリコール
を留去させて重合反応を行った。反応終了後、反応生成
物を水冷し、カッターによってチップ状としてポリマA
を得た。固有粘度は0.750であった。次にジメチル
テレフタレートを101重量部とし、さらにジメチルイ
ソフタレートを添加しない以外は上記と同様の方法によ
ってポリマBを得た。固有粘度は0.620であった。
部、ジメチルイソフタレートを15重量部、エチレング
リコールを64重量部、酢酸マグネシウム10水塩を
0.05重量部、酢酸リチウム2水塩を0.001重量
部、三酸化アンチモンを0.03重量部反応装置へ仕込
み、150℃で溶解した。反応装置内容物の温度を15
0℃から240℃まで昇温し、メタノールを留去させて
エステル交換反応を行った。エステル交換反応が終了し
たのち、トリメチルリン酸を0.03重量部添加し、反
応生成物を重合装置へ移した。重合装置内容物の温度を
240℃から290℃へ昇温させながら重合装置内を大
気圧から70Pa以下まで減圧し、エチレングリコール
を留去させて重合反応を行った。反応終了後、反応生成
物を水冷し、カッターによってチップ状としてポリマA
を得た。固有粘度は0.750であった。次にジメチル
テレフタレートを101重量部とし、さらにジメチルイ
ソフタレートを添加しない以外は上記と同様の方法によ
ってポリマBを得た。固有粘度は0.620であった。
【0025】(不織布の製造)孔径0.25mm、孔数
1000個の口金を用い、ポリマBを290℃で溶融し
た後口金から吐出し、さらにエアエジェクターによって
細繊度化せしめネットコンベアへ吹き付けた。このよう
にして目付量が500g/m2 である不織布Cが得られ
た。
1000個の口金を用い、ポリマBを290℃で溶融し
た後口金から吐出し、さらにエアエジェクターによって
細繊度化せしめネットコンベアへ吹き付けた。このよう
にして目付量が500g/m2 である不織布Cが得られ
た。
【0026】(フィルムと不織布の積層)ポリマAを溶
融押し出し機へ仕込み、280℃で溶融したのち口金か
らキャスティングドラム上へ吐出してフィルム状とし
た。続いて該フィルムと不織布Cを重ね合わせた後、加
熱ロールへ連続的に通し熱接着積層した。続いて該積層
物をさらに延伸機へ導き、ロール周速差によって縦方向
へ3倍延伸した後テンター方式によって横方向へ3倍延
伸した。延伸が終了した積層物はさらに連続的に熱処理
装置へ導き、200℃で熱処理を行った。このようにし
て、積層体Dが得られた。積層体Dのフィルム部分の厚
みは2.0μmであった。また、該フィルム部分の結晶
融解熱量は30.5J/gであった。
融押し出し機へ仕込み、280℃で溶融したのち口金か
らキャスティングドラム上へ吐出してフィルム状とし
た。続いて該フィルムと不織布Cを重ね合わせた後、加
熱ロールへ連続的に通し熱接着積層した。続いて該積層
物をさらに延伸機へ導き、ロール周速差によって縦方向
へ3倍延伸した後テンター方式によって横方向へ3倍延
伸した。延伸が終了した積層物はさらに連続的に熱処理
装置へ導き、200℃で熱処理を行った。このようにし
て、積層体Dが得られた。積層体Dのフィルム部分の厚
みは2.0μmであった。また、該フィルム部分の結晶
融解熱量は30.5J/gであった。
【0027】(薬剤の含浸)パラジクロルベンゼン10
重量部を500重量部のエタノールに溶解する。該溶液
を積層体Dの不織布部分に含浸させ、エタノールを蒸発
させる。次に不織布面が内側になるように積層体を重ね
合わせ、ヒートシーラーによって端部をヒートシールす
る。この様にしてA4サイズの積層体Eを得た。
重量部を500重量部のエタノールに溶解する。該溶液
を積層体Dの不織布部分に含浸させ、エタノールを蒸発
させる。次に不織布面が内側になるように積層体を重ね
合わせ、ヒートシーラーによって端部をヒートシールす
る。この様にしてA4サイズの積層体Eを得た。
【0028】(積層体への穿孔)理想科学工業(株)製
“リソグラフ”GR275を用い、積層体Eの両面に線
幅1mm、ピッチ2mmの格子模様を穿孔した。式によ
るA値は10.0であった。
“リソグラフ”GR275を用い、積層体Eの両面に線
幅1mm、ピッチ2mmの格子模様を穿孔した。式によ
るA値は10.0であった。
【0029】(徐放性の評価)フィルム面に穿孔した積
層体を温度が20℃、湿度が65%RH、無風状態の試
験室に所定の時間(10日、30日)放置し、積層体の
パラジクロルベンゼンの残存量から放出速度を求めた。
結果を表1、表2に示す。
層体を温度が20℃、湿度が65%RH、無風状態の試
験室に所定の時間(10日、30日)放置し、積層体の
パラジクロルベンゼンの残存量から放出速度を求めた。
結果を表1、表2に示す。
【0030】実施例2 ポリマAを用いて不織布Cを積層させない以外は実施例
1と同様の方法により、厚みが2.0μmであるフィル
ムを得た。さらに実施例1の方法によってパラジクロル
ベンゼンを含浸させた目付量が50g/m2 である和紙
を該フィルムではさみ、端部のフィルム部分同士をヒー
トシーラーでヒートシールした。該積層体に対して実施
例1と全く同じ格子模様を穿孔し、徐放性の評価を実施
例1と同様の方法で行った。結果を表1、表2に示す。
1と同様の方法により、厚みが2.0μmであるフィル
ムを得た。さらに実施例1の方法によってパラジクロル
ベンゼンを含浸させた目付量が50g/m2 である和紙
を該フィルムではさみ、端部のフィルム部分同士をヒー
トシーラーでヒートシールした。該積層体に対して実施
例1と全く同じ格子模様を穿孔し、徐放性の評価を実施
例1と同様の方法で行った。結果を表1、表2に示す。
【0031】実施例3〜8 穿孔する格子模様(線幅1mm)のピッチの変更、また
はフィルム組成の変更を行い、実施例1と同様の方法に
よって徐放性の評価を行った。結果を表1、表2に示
す。このように本発明によれば同一の積層体であっても
穿孔によって薬剤の徐放速度を任意に設定することが可
能であり、かつ長期間にわたって安定した放出速度を保
つことができる。
はフィルム組成の変更を行い、実施例1と同様の方法に
よって徐放性の評価を行った。結果を表1、表2に示
す。このように本発明によれば同一の積層体であっても
穿孔によって薬剤の徐放速度を任意に設定することが可
能であり、かつ長期間にわたって安定した放出速度を保
つことができる。
【0032】比較例1 重質炭酸カルシウムを10重量部とエチレングリコール
を90重量部混合し、サンドグラインダー処理を施して
平均粒子径が1.5μmである重質炭酸カルシウムエチ
レングリコールスラリーを得た。実施例1におけるポリ
マAのエステル交換反応時に該スラリーを添加し、炭酸
カルシウム粒子を10重量%含有するポリマFを得た。
さらに不織布Cを用い、ポリマAにかわりポリマFを用
いて実施例1と同様の方法で積層体Gを得た。積層体G
のフィルム部分の厚みは2.0μmであり、式に示すA
値は2.2であった。実施例1と同様の方法によってパ
ラジクロルベンゼンを不織布部分に含浸させ、更に不織
布面が内側となるように積層体を重ね合わせて端部をヒ
ートシールした。徐放性の評価も実施例1と同様の方法
で行った。結果を表1、表2に示す。
を90重量部混合し、サンドグラインダー処理を施して
平均粒子径が1.5μmである重質炭酸カルシウムエチ
レングリコールスラリーを得た。実施例1におけるポリ
マAのエステル交換反応時に該スラリーを添加し、炭酸
カルシウム粒子を10重量%含有するポリマFを得た。
さらに不織布Cを用い、ポリマAにかわりポリマFを用
いて実施例1と同様の方法で積層体Gを得た。積層体G
のフィルム部分の厚みは2.0μmであり、式に示すA
値は2.2であった。実施例1と同様の方法によってパ
ラジクロルベンゼンを不織布部分に含浸させ、更に不織
布面が内側となるように積層体を重ね合わせて端部をヒ
ートシールした。徐放性の評価も実施例1と同様の方法
で行った。結果を表1、表2に示す。
【0033】比較例2 実施例1と同様の方法によって、積層体Dにパラジクロ
ルベンゼンを含浸させ、目付量20g/m2 の和紙を不
織布側に重ね、端部をアクリル系接着剤によって接着し
た。該積層体の徐放性の評価を実施例1と同様の方法に
よって行った。結果を表1、表2に示す。
ルベンゼンを含浸させ、目付量20g/m2 の和紙を不
織布側に重ね、端部をアクリル系接着剤によって接着し
た。該積層体の徐放性の評価を実施例1と同様の方法に
よって行った。結果を表1、表2に示す。
【0034】このように、本発明の積層体でない場合、
薬剤の放出速度を任意に設定することは不可能であり、
放出速度の安定性も劣ったものであった。
薬剤の放出速度を任意に設定することは不可能であり、
放出速度の安定性も劣ったものであった。
【0035】
【表1】
【表2】
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、同一の積層体であって
も薬剤の放出速度を目的に応じて任意に設定することが
可能であり、穿孔しない限り薬剤が放出前に変化、減量
することがほとんどない。また、孔の大きさが均一であ
るため、長期間に安定して薬剤を放出することが可能で
ある。本発明の薬剤徐放性積層体は、薬剤を長期間安定
して放出することが求められる用途に好ましく使用する
ことができる。
も薬剤の放出速度を目的に応じて任意に設定することが
可能であり、穿孔しない限り薬剤が放出前に変化、減量
することがほとんどない。また、孔の大きさが均一であ
るため、長期間に安定して薬剤を放出することが可能で
ある。本発明の薬剤徐放性積層体は、薬剤を長期間安定
して放出することが求められる用途に好ましく使用する
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 9:00
Claims (6)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂よりなるフィルムと薬剤を
含浸した多孔質層からなる積層体であり、積層体外側の
片面または両面のフィルムに穿孔を行うことによりフィ
ルム表面に下記式に示す値Aが2.5以上である孔を形
成し、多孔質層に含浸した薬剤をフィルムに設けられた
孔から徐放することを特徴とする薬剤徐放性積層体。 A=(孔の開口面積の平均値)/(孔の開口面積の標準
偏差) - 【請求項2】 熱可塑性樹脂よりなるフィルムに熱を加
えることによって孔を設けることを特徴とする請求項1
に記載の薬剤徐放性積層体。 - 【請求項3】 熱可塑性樹脂よりなるフィルムがポリエ
チレンテレフタレートを主体としたフィルムであり、結
晶融解熱が46J/g以下であることを特徴とする請求
項1または請求項2に記載の薬剤徐放性積層体。 - 【請求項4】 多孔質層が合成繊維よりなる不織布であ
ることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記
載の薬剤徐放性積層体。 - 【請求項5】 熱可塑性樹脂よりなるフィルムと合成繊
維よりなる不織布を熱接着によって積層したのち二軸延
伸することを特徴とする請求項4に記載の薬剤徐放性積
層体。 - 【請求項6】 皮膚との接着性を有する粘着材層を有す
ることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記
載の薬剤徐放性積層体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31094395A JPH09151138A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 薬剤徐放性積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31094395A JPH09151138A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 薬剤徐放性積層体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09151138A true JPH09151138A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=18011263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31094395A Pending JPH09151138A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 薬剤徐放性積層体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09151138A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004517858A (ja) * | 2001-01-09 | 2004-06-17 | マイクロチップス・インコーポレーテッド | 眼への適用および他への適用のための可撓性マイクロチップデバイス |
JP2006525316A (ja) * | 2003-04-30 | 2006-11-09 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 濫用抵抗性経皮的剤形 |
WO2008069149A1 (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-12 | Fujifilm Corporation | 芳香シート、芳香用品およびその製造方法 |
JP2017071144A (ja) * | 2015-10-08 | 2017-04-13 | レンゴー株式会社 | 薬剤徐放性シート |
CN107593702A (zh) * | 2017-10-17 | 2018-01-19 | 山西恒达蕾傲生物科技有限公司 | 一种蜜蜂用杀螨药片及其制备方法 |
-
1995
- 1995-11-29 JP JP31094395A patent/JPH09151138A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004517858A (ja) * | 2001-01-09 | 2004-06-17 | マイクロチップス・インコーポレーテッド | 眼への適用および他への適用のための可撓性マイクロチップデバイス |
JP4657577B2 (ja) * | 2001-01-09 | 2011-03-23 | マイクロチップス・インコーポレーテッド | 眼への適用および他への適用のための可撓性マイクロチップデバイス |
JP2006525316A (ja) * | 2003-04-30 | 2006-11-09 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 濫用抵抗性経皮的剤形 |
JP4897479B2 (ja) * | 2003-04-30 | 2012-03-14 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 濫用抵抗性経皮的剤形 |
WO2008069149A1 (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-12 | Fujifilm Corporation | 芳香シート、芳香用品およびその製造方法 |
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CN107593702A (zh) * | 2017-10-17 | 2018-01-19 | 山西恒达蕾傲生物科技有限公司 | 一种蜜蜂用杀螨药片及其制备方法 |
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