JPH0839957A - 感熱孔版印刷用原紙 - Google Patents

感熱孔版印刷用原紙

Info

Publication number
JPH0839957A
JPH0839957A JP17449594A JP17449594A JPH0839957A JP H0839957 A JPH0839957 A JP H0839957A JP 17449594 A JP17449594 A JP 17449594A JP 17449594 A JP17449594 A JP 17449594A JP H0839957 A JPH0839957 A JP H0839957A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
porous support
base paper
fiber
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17449594A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Yamauchi
英幸 山内
Kenji Kida
健次 喜田
Yukio Kawazu
幸雄 河津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP17449594A priority Critical patent/JPH0839957A/ja
Priority to CN94191386A priority patent/CN1043624C/zh
Priority to PCT/JP1994/001765 priority patent/WO1995013924A1/ja
Priority to KR1019950702946A priority patent/KR100311597B1/ko
Priority to US08/491,915 priority patent/US5888653A/en
Priority to DE1994616109 priority patent/DE69416109T2/de
Priority to EP19940930343 priority patent/EP0683061B1/en
Priority to TW83109755A priority patent/TW259828B/zh
Publication of JPH0839957A publication Critical patent/JPH0839957A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】熱可塑性ポリエステルフィルム(A)の片面に
開孔面積分率が5%以上40%未満、結晶化度が20%
以上、配向度(Δn)が0.1以上である合成繊維から
なる多孔性支持体(B)が積層されてなる積層体であっ
て、該積層体が接着剤を介することなく接着されてなる
ことを特徴とする感熱孔版用原紙。 【効果】本発明の感熱孔版印刷用原紙は、画像鮮明性に
優れ、特に原紙の強度が高く走行性、搬送性に優れ、印
刷性が優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハロゲンランプ、キセ
ノンランプ、フラッシュランプなどによる閃光照射や赤
外線照射、レーザー光線等のパルス的照射、あるいはサ
ーマルヘッド等によって穿孔製版される感熱孔版印刷用
原紙に関し、特に強度が高く、サーマルヘッド等との滑
りを良好にし、印刷性が優れた感熱孔版印刷用原紙を得
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より感熱孔版印刷用原紙としては、
熱可塑性ポリエステルフィルムや塩化ビニリデンフィル
ム、ポリエステル、ポリプロピレンフィルム等の熱可塑
性樹脂フィルムに天然繊維、化学繊維または合成繊維あ
るいはこれらを混抄した薄葉紙、不織布、紗等によって
構成された多孔性支持体を接着剤で貼り合わせた構造の
ものが知られている(例えば、特開昭51−2512号
公報、特開昭57−182495号公報など)。
【0003】しかしながら、これら従来の感熱孔版用原
紙は次のような欠点を有していた。即ち、 (1)フィルムの厚さが薄いため、接着工程においてフ
ィルムの破れやシワなどのトラブルが発生し易く、収率
が低い。
【0004】(2)接着剤や溶剤を使用するため、作業
環境が悪化する。地球環境保護の面からも好ましくな
い。
【0005】(3)多孔性支持体の強度が低く走行性や
搬送性が不良になる。
【0006】これらの欠点を改良するため、使用する接
着剤の量をできるだけ少なくする提案がなされてきた
(例えば、特開昭58−147396号公報、特開平4
−232790号公報など)が上記の欠点を完全に解消
するには至っていないのが現状である。
【0007】また、接着剤を用いない方法として、特開
平4−212891号公報においては、熱可塑性樹脂フ
ィルムの片面に合成繊維が散布され熱圧着されてなる繊
維層が形成されていることを特長とする感熱性孔版原紙
が提案されている。しかしながら、この方法は、長さ5
0mm以下の合成繊維を風力または静電気によって散布
する方法であるため、繊維の分散が不均一となり、した
がってインキの透過性にムラが生じ、画像鮮明性が不十
分となる。また、この方法では樹脂フィルムと繊維層の
接着剤が必ずしも十分ではないため、フィルム搬送時に
シワや破れが発生し易いという問題がある。接着性を完
全にするため、繊維層にバインダー繊維を混入したり、
フィルム面に粘着剤を微量塗布することが提案されてい
るが、バインダー繊維や粘着剤を使用するとインキの透
過性が阻害され、結果的に画像鮮明性が低下してしまう
という欠点が有った。このような欠点を解消するため、
現在、接着剤や粘着剤、あるいはバインダー等を全く使
用せず、剛性の高い感熱孔版用原紙が望まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題点を解決し、画像鮮明性に優れ、特に原紙の強度
が高く走行性、搬送性に優れ、印刷性が優れた感熱孔版
印刷用原紙を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために熱可塑性ポリエステルフィルム(A)の
片面に開孔面積分率が5%以上40%未満、結晶化度が
20%以上、配向度(Δn)が0.1以上である合成繊
維からなる多孔性支持体(B)が積層されてなる積層体
であって、該積層体が接着剤を介することなく接着され
てなることを特徴とする感熱孔版用原紙とするものであ
る。
【0010】本発明における熱可塑性ポリエステルフィ
ルム(A)および合成繊維に用いられるポリエステルと
はいずれも、芳香族ジカルボン酸、脂肪族ジカルボン酸
とジオールを主たる構成成分とするポリエステルであ
る。ここで、芳香族ジカルボン酸として例えば、テレフ
タル酸、イソフタル酸、フタル酸、1,4−ナフタレン
ジカルボン酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸、2,
6−ナフタレンジカルボン酸、4,4′−ジフェニルジ
カルボン酸、4,4′−ジフェニルエーテルジカルボン
酸、4,4′−ジフェニルスルホンジカルボン酸等を挙
げることができる。脂肪族ジカルボン酸成分としては例
えばアジピン酸、スベリン酸、セバシン酸、ドデカンジ
オン酸等を挙げることができる。中でも好ましくはテレ
フタル酸、イソフタル酸を挙げることができる。これら
の酸成分は1種のみ用いてもよく、2種以上併用しても
よく、さらには、ヒドロキシ安息香酸等のオキシ酸等を
一部共重合しても良い。また、ジオール成分としては例
えば、エチレングリコール、1,2−プロパンジオー
ル、1,3−プロパンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール、1,2−シクロヘキサンジメタノール、1,3−
シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキサン
ジメタノール、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、ポリアルキレングリコール、2,2−ビス
(4′−β−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン等
を挙げることができる。中でもエチレングリコールが好
ましく用いられる。これらのジオール成分は1種のみ用
いてもよく、2種以上併用してもよい。
【0011】本発明の熱可塑性ポリエステルフィルム
(A)に用いられるポリエステルとして好ましくは、ポ
リエチレンテレフタレート、エチレンテレフタレートと
エチレンイソフタレートとの共重合体、ポリブチレンテ
レフタレートおよびその共重合体、さらにはポリヘキサ
メチレンテレフタレートおよびその共重合体等を挙げる
ことができる。
【0012】また、本発明の合成繊維としてはポリオレ
フィン、ポリアミドおよびポリエステルからなるものが
好ましく、特に好ましいのはポリエステルである。ポリ
エステルとしては好ましくは、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリエチレンナフタレート、ポリシクロヘキサン
ジメチレンテレフタレート、エチレンテレフタレートと
エチレンイソフタレートとの共重合体等を挙げることが
できる。穿孔時の熱寸法安定性の点から特に好ましく
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタ
レート等を挙げることができる。
【0013】本発明におけるポリエステルは従来公知の
方法で製造することができる。例えば、酸成分をジオー
ル成分と直接エステル化反応させた後、この反応の生成
物を減圧下で加熱して余剰のジオール成分を除去しつつ
重縮合させることによって製造する方法や、酸成分とし
てジアルキルエステルを用い、これとジオール成分とで
エステル交換反応させた後、上記と同様に重縮合させる
ことによって製造する方法等がある。この際、必要に応
じて、反応触媒として従来公知のアルカリ金属、アルカ
リ土類金属、マンガン、コバルト、亜鉛、アンチモン、
ゲルマニウム、チタン化合物を用いることもできる。
【0014】本発明におけるポリエステルには、必要に
応じて、難燃剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、帯電防止剤、顔料、脂肪酸エステル、ワックス等の
有機滑剤あるいはポリシロキサン等の消泡剤等を配合す
ることができる。
【0015】さらには用途に応じて易滑性を付与するこ
ともできる。易滑性付与方法としては特に制限はない
が、例えば、クレー、マイカ、酸化チタン、炭酸カルシ
ウム、カオリン、タルク、湿式あるいは乾式シリカなど
の無機粒子、アクリル酸系ポリマ類、ポリスチレン等を
構成成分とする有機粒子等を配合する方法、ポリエステ
ル重合反応時に添加する触媒等が失活して形成される、
いわゆる内部粒子による方法、界面活性剤を塗布する方
法等がある。
【0016】本発明多孔質支持体の開孔面積分率は、イ
ンキの透過性、強度、印刷性の点から5%以上40%未
満である。好ましくは5%以上30%未満である。開孔
面積分率が5%未満ではインキの透過性が劣り、40%
以上になると原紙の剛性が低下するばかりか、インキが
透過しすぎ印刷不良となる。また、本発明多孔質支持体
の結晶化度は強度の点から20%以上で、好ましくは3
0%以上である。結晶化度が20%より低いと、支持体
としての強度、耐熱性が不足する。更に本発明多孔質支
持体の配向度(Δn)は強度の点から0.1以上であ
る。配向度が0.1未満だと支持体の耐熱性、強度が不
足し、走行性、搬送性、印刷性が不良になる。
【0017】また、本発明の原紙を構成する多孔性支持
体の繊維目付量は、強度、印刷性の点から通常2〜50
g/m2 が好ましく、さらに好ましくは5〜30g/m
2 である。繊維目付量が50g/m2 を超えると、イン
キの透過性が悪化し、画像鮮明度が悪化する。また、目
付量が2g/m2 より少ないと支持体として十分な強度
を得られない。また、多孔性支持体を構成するポリエス
テル繊維の繊度は印刷性の点から通常0.01〜10デ
ニールが好ましく、さらに好ましくは0.05〜5デニ
ールである。繊度が10デニールを超えると支持体の厚
みと目付量が不均一となり、インキの透過が不均一とな
り易い。また、、繊度が0.01デニールより細いと支
持体としての強度が不足する。なお、本発明でいうポリ
エステル繊維の繊度とは支持体の平均繊度である。
【0018】本発明の範囲とするためには任意の方法を
採用できるが熱可塑性ポリエステルフィルムと合成繊維
からなる多孔質支持体を特定の条件で接着することによ
り好ましく達成できる。
【0019】本発明における合成繊維からなる多孔性支
持体は、上記ポリエステルを用いて、従来公知のメルト
ブロー法やスパンボンド法などの直接溶融紡糸法によっ
て製造することができる。用いられるポリエステルの固
有粘度は、通常好ましくは0.40以上、より好ましく
は0.50以上である。
【0020】メルトブロー紡糸法では、溶融したポリエ
ステルポリマーを口金から吐出するに際して、口金周辺
部から熱風を吹き付け、該熱風によって吐出したポリマ
ーを細繊度化せしめ、ついで、しかるべき位置に配置し
たネットコンベア上に吹き付けて捕集し、ウエブを形成
して製造される。該ウエブはネットコンベアに設けた吸
引装置によって熱風と一緒に吸引されるので、繊維が完
全に固化する前に捕集される。つまりウエブの繊維同士
は互いに融着した状態で捕集される。口金とネットコン
ベア間の捕集距離を適宜設定することによって、繊維の
融着度合いを調整することができる。また、ポリマー吐
出量、熱風温度、熱風流量、コンベア移動速度等を適宜
調整することにより、ウエブの繊維目付量や単糸繊度を
任意に設定することができる。メルトブロー紡糸された
繊維は、熱風の圧力で細繊度化されるが、延伸はされ
ず、いわゆる無配向に近い状態で固化される。繊維の太
さは均一ではなく、太い繊維と細い繊維がほどよく分散
した状態でウエブを形成する。また、口金から吐出され
たポリマーは、溶融状態から室温雰囲気下に急冷される
ため、非晶質に近い状態で固化する。
【0021】同様にスパンボンド法では、口金から吐出
したポリマーをエアエジェクターによって牽引し、得ら
れたフィラメントを衝突板に衝突させて繊維を開繊し、
コンベア状に捕集してウエブを形成して製造される。ポ
リマー吐出量、コンベア速度を適宜設定することによ
り、ウエブの繊維目付量を任意に設定できる。また、エ
ジェクターの圧力と流量を適宜調整することにより、フ
ィラメントの分子配向状態を任意に調整できる。圧力と
流量を絞って紡糸速度を遅くすることにより、分子配向
度の低い繊維ウエブを得ることができる。また、吐出し
たポリマーの冷却速度を調整することにより、結晶性の
異なる繊維ウエブを得ることができる。
【0022】本発明に用いる未延伸ポリエステル繊維の
結晶化度は、通常好ましくは20%未満、さらに好まし
くは15%以下、より好ましくは10%以下である。一
方、未延伸ポリエステル繊維の配向度は低いものが望ま
しく、通常、複屈折(Δn)0.03以下が好ましく、
さらに好ましくは0.01以下が好適である。
【0023】本発明における熱可塑性ポリエステルフィ
ルム(A)は、同様に上記ポリエステルを用いて、従来
公知の方法によって製造することができる。例えば、T
ダイ押し出し法によってポリマーをキャストドラム上に
押し出すことによって未延伸フィルムを製造できる。口
金のスリット幅、ポリマーの吐出量、キャストドラムの
回転数を調整することによって、所望の厚さの未延伸フ
ィルムを作ることができる。熱可塑性ポリエステルフィ
ルム(A)に用いられるポリエステルの固有粘度は、通
常好ましくは0.5以上、より好ましくは0.6以上で
ある。
【0024】本発明における熱可塑性ポリエステルフィ
ルム(A)と合成繊維からなる多孔性支持体とは、互い
に融着している。融着するには、通常、熱可塑性ポリエ
ステルフィルム(A)と多孔性支持体とを加熱しつつ直
接貼り合わせる熱圧着処理が行なわれる。熱圧着の方法
は特に限定されるものではないが、加熱ロールによる熱
圧着がプロセス性の点から特に好ましい。本発明におけ
る熱圧着は熱可塑性ポリエステルフィルム(A)をキャ
スト化した後に、延伸工程の前段階で行なうのが好まし
い。熱圧着温度は熱可塑性ポリエステルフィルム(A)
のガラス転移点(Tg)と冷結晶化温度(Tcc)との
間が好ましく、Tg〜Tg+50℃が特に好ましい。
【0025】本発明において、熱可塑性ポリエステルフ
ィルム(A)と多孔性支持体とは熱圧着した状態で共延
伸することが肝要である。熱圧着した状態で共延伸する
ことにより、フィルムと支持体とが一体で剥離すること
なく好適に延伸することができる。また、両者を一体で
共延伸することにより、ポリエステル繊維が補強体の役
目をなし、フィルムが破れたりすることがなく、極めて
製膜安定性に優れ、結果として低コストの原紙を得るこ
とができる。
【0026】延伸方法は特に限定されないが、フィルム
の穿孔感度向上および多孔性支持体を形成する繊維の均
一分散性の点で二軸延伸が好ましい。二軸延伸は逐次二
軸延伸法または同時二軸延伸法のいずれの方法であって
も良い。逐次二軸延伸法の場合、縦方向、横方向の順に
延伸するのが一般的であるが、逆に延伸しても良い。延
伸温度は熱可塑性ポリエステルフィルム(A)のガラス
転移温度(Tg)と冷結晶化温度(Tcc)との間であ
るのが好ましい。延伸倍率は特に限定されるものではな
く、用いる熱可塑性ポリエステルフィルム(A)用ポリ
マーの種類や原紙に要求される感度等によって適宜決定
されるが、通常は縦、横それぞれ2〜5倍程度が適当で
ある。また、二軸延伸後、縦または横、あるいは縦横に
再延伸してもかまわない。
【0027】さらに、二軸延伸後の本発明原紙を熱処理
を施す。熱処理温度は、熱可塑性ポリエステルフィルム
(A)ポリマのガラス転移点(Tg)以上多孔性支持体
(B)ポリマの融点(Tm)以下の温度で時間は0.5
〜60秒間行なう。
【0028】本発明の原紙を構成する多孔性支持体は、
繊維同士がその接点において、互いに不規則に融着した
網状体を形成してなるのが好ましい。特徴的には、融着
部の繊維交絡点において薄い膜状の襞を形成してなるの
が好ましい。つまり、支持体の繊維同士が、薄膜の襞を
形成してなる融着部を持つことにより、支持体の強度が
安定するとともに、均一な開孔形態を形成することがで
き、印刷インキの保持性と透過性のバランスのとれた原
紙とすることができるものである。本発明は、このよう
な襞を形成してなる融着点が、支持体の平均的な面にお
いて、通常好ましくは1mm2 当たり10個以上、より
好ましくは100個以上あるのが望ましい。
【0029】本発明の多孔性支持体を構成する繊維は全
て同一繊度であってもよいし、異なる繊度の繊維が混繊
されたものであってもよい。また、繊度の異なる繊維を
段階的に積層した多層構造としてもよい。多層構造の場
合、少なくともフィルムに面した層を1デニール以下の
繊維で構成し、残りの層を1デニール以上の繊維で構成
すると画像鮮明性と支持体強度とのバランスの点でより
好適である。多層構造の場合、フィルムに面した層の繊
維目付量は1〜5g/m2 が好ましい。
【0030】本発明の原紙を構成する熱可塑性ポリエス
テルフィルム(A)は、二軸延伸フィルムである。フィ
ルムの厚さは、原紙に要求される感度等によって適宜決
定されるが、通常0.1〜10μmが好ましく、さらに
好ましくは0.1〜5.0μm、より好ましくは0.1
〜3.0μmである。
【0031】本発明の原紙を構成する熱可塑性ポリエス
テルフィルム(A)は、結晶融解エネルギー(ΔHu)
が3〜11cal/gが好ましく、さらに好ましくは5
〜10cal/gである。
【0032】本発明の原紙を構成する離型剤層に用いる
離型剤としては、シリコーンオイル、シリコーン系樹
脂、フッ素系樹脂、界面活性剤等からなる従来公知のも
のを用いることができるが、以下に示す離型剤が特に好
ましい。
【0033】すなわち、水に溶解、乳化または懸濁する
石油系ワックス(a)、植物系ワックス(b)およびオ
イル状物質(c)の混合物を主成分とする離型剤が特に
好適である。ここで、主成分とは上記(a)、(b)お
よび(c)の混合物の占める重量比率が50%以上が好
ましく、さらに好ましくは60%以上であることを言
う。ワックス系組成物とは市販の各種のワックス、例え
ば石油系ワックス、植物系ワックス、鉱物系ワックス、
動物系ワックス低分子量ポリオレフィン類などを使用す
ることができ、特に制限されるものではないが、本発明
においては石油系ワックスとしてはパラフィンワック
ス、マイクロクリスタリンワックス、酸化ワックスなど
が挙げられるがこれらの中でも酸化ワックスの使用が突
起形成性の点で特に好ましい。また植物系ワックスとし
てはキャンデリラワックス、カルナウバワックス、木ロ
ウ、オリキューリーワックス、さとうきびロウ、ロジン
変成ワックスなどが挙げられるが本発明においては特に
下記化合物から成る組成物が好ましい。{ロジン又は不
均一ロジン、又は水添ロジン・α、β置換エチレン(α
置換基:カルボキシル、β置換基:水素又はメチル又は
カルボキシル)付加物}・アルキル又はアルケニル(各
炭素数1〜8)ポリ(繰り返し単位:1〜6)アルコー
ルのエステル付加物を用いるのが易滑性や離形性の点で
好ましく、更に上記酸化ワックスとの混合系で用いると
より好ましい。すなわち本発明は上記組成物を塗布後、
1方向に延伸することにより微細な細長い突起を形成さ
せることを特徴とするものであり、突起形成性の点、お
よび防爆性、環境汚染防止の点から水に溶解、乳化、懸
濁させたワックスが特に好ましいのである。
【0034】石油系ワックス/植物系ワックスの混合重
量比率は10/90〜90/10、好ましくは20/8
0〜80/20、さらに好ましくは30/70〜70/
30とするのが適している。植物系ワックスを10重量
%以上とするのは高温時における易滑性、および離形性
の付与、および水に乳化あるいは懸濁させる場合の均一
分散性が良好で均一な塗布膜を得るのに好適であること
による。また石油系ワックスを10重量%以上とするの
は塗布膜の突起形成による易滑性が良好で、高速印字時
の走行性が良いことによる。
【0035】また、本発明では上記ワックス系組成物に
更にオイル状物質を加えた混合物とした時には高パルス
幅領域での印字走行性が特に優れたものとすることがで
きる。ここでオイル状物質とは常温で液体あるいはペー
スト状のオイルであり、植物油、油脂、鉱物油、合成潤
滑油などを挙げることができる。植物油としてはアマニ
油、カヤ油、サフラー油、大豆油、シナギリ油、ゴマ
油、トウモロコシ油、ナタネ油、ヌカ油、綿実油、オリ
ーブ油、サザンカ油、つばき油、ヒマシ油、落花生油、
バーム油、椰子油などが挙げられる。油脂としては牛
脂、豚油、羊油、カカオ油などであり、鉱物油としてマ
シン油、絶縁油、タービン油、モーター油、ギヤ油、切
削油、流動パラフィンなどが挙げられる。合成潤滑油と
しては化学大辞典(共立出版社)に記載の要件を満たす
ものを任意に使用することが出来、例えばオレフィン重
合油、ジエステル油、ポリアルキレングリコール油、シ
リコーン油などが挙げることができる。これらの中でも
高パルス幅領域での走行性の良好な鉱物油、合成潤滑油
が好適である。またこれらの混合系であって良い。
【0036】上記オイル状物質は前期ワックス系組成物
100重量部に対し1〜100重量部添加するのが好ま
しく、さらに好ましくは3〜50重量部である。オイル
状物質が1重量部未満の場合には昇華型プリンターのよ
うな高パルス幅領域での走行性が低下する傾向にあり、
100重量部を超える場合には逆に低パルス幅領域での
走行性が低下する傾向にある。上記範囲とした場合には
広範囲のパルス幅のプリンターでスティックが起こらず
走行性が良好となり特に好ましいのである。
【0037】上記組成物中には本発明の効果を阻害しな
い範囲内で各種添加剤を併用することができる。例えば
帯電防止剤、耐熱剤、耐酸化防止剤、有機、無機の粒
子、顔料などが挙げられる。
【0038】また塗料中には水への分散性を向上した
り、塗布性を向上させる目的で各種添加剤、例えば分散
助剤、界面活性剤、防腐剤、消泡剤などを添加しても良
い。
【0039】ワックス系組成物を主成分とする層を設け
た面の中心線平均粗さ(Ra1 )は0.03〜0.8μ
mが好ましく、さらに好ましくは0.05〜0.6μm
であり、積層膜の厚みは0.005以上Ra1 以下が好
ましく、さらに好ましくは0.01以上Ra1 以下であ
るのが望ましい。積層膜のRa1 が0.03μm未満の
場合や積層膜の厚みが0.005μm未満の場合にはス
ティックが発生しやすい傾向にあり、また積層膜の厚み
がRa1 を超える場合には印字時の走行性の低下やヘッ
ド汚染が発生しやすい傾向にある。Ra1 が0.8μm
を超える場合にはスティック性は良いものの印字の鮮明
度が劣る傾向にある。
【0040】本発明の熱可塑性ポリエステルフィルムの
表面に塗布する離型剤は、フィルムの延伸前あるいは延
伸後、いずれの段階で行なっても良い。本発明の効果を
より顕著に発現させるためには、延伸前に塗布するのが
特に好ましい。塗布方法は特に限定されないが、ロール
コーター、グラビアコーター、リバースコーター、バー
コーター等を用いて塗布するのが好ましい。
【0041】また、塗布する前に必要に応じて、塗布面
に空気中その他種々の雰囲気中でコロナ放電処理を施し
ても良い。
【0042】本発明の原紙を構成するポリエステルフィ
ルムと多孔性支持体間の剥離強度は走行性、搬送性の点
から好ましくは1g/cm以上、より好ましくは5g/
cm以上、特に好ましくは10g/cm以上である。
【0043】
【特性の測定方法】
(1)融点(℃) セイコー電子工業(株)製示差走査熱量計RDC220
型を用い、試料5mgを採取し、室温より昇温速度20
℃/分で昇温した時の吸熱曲線のピークの温度より求め
た。
【0044】(2)結晶融解エネルギー(ΔHu) セイコー電子工業(株)製示差走査熱量計RDC220
型を用いて、フィルムの溶融時の面積から求める。この
面積は、昇温することによりベースラインから吸収側に
ずれ、さらに昇温を続けるとベースラインの位置まで戻
るまでの面積であり、溶融開始温度位置から終了位置ま
でを直線で結び、この面積(a)を求める。同じDSC
の条件でIn(インジウム)を測定し、この面積(b)
を6.8cal/gとして次式により求める。
【0045】Hu=6.8×a/b(cal/g)
【0046】(3)多孔性支持体の結晶化度(%) Jobin Yvon/愛宕物産製Ramanor U
−1000Iを用いて、多孔性支持体の単糸一本のラマ
ンスペクトルを測定し、PET一軸延伸フィルムの結晶
化度から推定した。測定は、10本の単糸について行な
い平均値で表わした。
【0047】(4)配向度(Δn) Jobin Yvon/愛宕物産製Ramanor U
−1000Iを用いて、多孔性支持体の単糸一本のラマ
ンスペクトルを測定し、PET一軸延伸フィルムの配向
度から推定した。測定は、10本の単糸について行ない
平均値で表わした。
【0048】(5)繊度(デニール) サンプルの任意な10箇所を電子顕微鏡で倍率2000
倍で10枚の写真撮影を行ない、1枚の写真につき任意
の15本の繊維の直径を測定し、これを10枚の写真に
ついて行ない、合計150本の繊維径を測定した。密度
を1.38g/cm3 として繊度を求め、その平均値で
表わした。
【0049】(6)繊維目付量(g/m2 ) 試料片20cm×20cmを取り、その重量を測定して
2 当たりの重量に換算した。
【0050】(7)固有粘度[η] 試料を105℃×20分乾燥した後、6.8±0.00
5gを秤量し、o−クロロフェノール中で160℃×1
5分間撹拌して溶解した。冷却後、ヤマトラボティック
AVM−10S型自動粘度測定器により25℃における
粘度を測定した。
【0051】(8)結晶化度(%) n−ヘプタンと四塩化炭素の混合液からなる密度勾配管
に試料を投入し、10時間以上経過後の値を読んで密度
を求めた。結晶化度0%の密度を1.335g/c
3 、結晶化度100%の密度を1.455g/cm3
として、サンプルの結晶化度を算出した。
【0052】(9)支持体の開孔面積分率(%) 原紙の支持体面を直接、光学顕微鏡の明視野透過法で観
察し、(株)ピアス製ハイビジョン対応画像解析装置を
用いて、モニター倍率240倍で、開孔面積分率を求め
た。任意の測定点10箇所について開孔面積分率を求
め、その平均値で表わした。
【0053】(10)支持体の開孔部の等価円直径の平
均値(μm) 原紙の支持体面を直接、光学顕微鏡の明視野透過法で観
察し、(株)ピアス製ハイビジョン対応画像解析装置を
用いて、モニター倍率240倍で、白黒反転処理して開
孔部の等価円直径を求め、算術平均した。測定点10箇
所の平均値を求めた。
【0054】(11)支持体の表面抵抗(Ω/□) 超絶縁抵抗計MODEL−VE−40(川口電機工業
(株)製)を用い印加電圧100V、20℃60%RH
における表面比抵抗を測定した。
【0055】(12)剥離強度(g/cm) JIS−K−6854に準拠した180度剥離試験法に
より測定した。
【0056】(13)搬送性(取り扱い性) 理想科学工業(株)製“RISOGRAPH”RA20
5を使用して、実際に製版を行ない評価した。作製した
原紙を幅270mmにカットし、その原紙を恒温恒湿槽
に40℃90%RHの条件で24時間放置した後にテス
トパターンを10枚製版し、以下の基準で評価した。
【0057】○:7枚以上しわ、破れなしに製版できた ×:しわ、破れなしに製版できたのが6枚未満
【0058】(14)印刷性評価 作成した原紙を理想科学工業(株)製“RISOGRA
PH”RA205に供給して、サーマルヘッド式製版方
式により、JIS第1水準の文字サイズ2mm角のもの
と5mm角のものおよび●(丸で中が黒く塗りつぶされ
たもの)で2〜10mmφのもの、又、太さの異なる罫
線を原稿として製版した。製版原稿を用いて印刷したも
のを目視判定により、次のように評価した。
【0059】○:文字が鮮明で、罫線に太さムラがな
く、黒ベタ部で白抜けのないもの ×:文字が不鮮明で、罫線が切れており、黒ベタ部で白
抜けがめだつもの △:○と×の中間程度で、実用上なんとか使用できるレ
ベルのもの
【0060】(15)剛軟度 JIS−L−1096に準拠した45゜カンチレバー法
により測定した。
【0061】○:10mm以上 ×:10mm未満
【0062】
【実施例】以下、本発明を実施例により、さらに詳細に
説明する。
【0063】実施例1 孔径0.35mm、孔数100個の矩形紡糸口金を用い
て、口金温度290℃、吐出量30g/分で、ポリエチ
レンテレフタレート原料([η]=0.485、Tm=
257℃)をメルトブロー法にて紡出し、コンベア上に
繊維を捕集して巻取り、繊維目付量120g/m2 の未
延伸不織布を作成した。該不織布の平均繊度は3デニー
ル、結晶化度は4.5%、複屈折(Δn)は0.008
であった。
【0064】次いで、エチレンテレフタレート82.5
モル%/エチレンイソフタレート17.5モル%からな
る共重合ポリエステル樹脂原料([η]=0.65、T
m=218℃)をスクリュウ径40mmの押出機を用い
て、Tダイ口金温度270℃で押出し、直径600mm
の冷却ドラム(25℃)上にキャストして未延伸フィル
ムを作成した。
【0065】該未延伸フィルム上に、前記の未延伸不織
布を重ね、加熱ロールに供給してロール温度80℃で熱
圧着した。こうして得られた積層シートを90℃の加熱
ロールで、長さ方向に3.3倍延伸した後、テンター式
延伸機に送り込み、95℃で幅方向に3.7倍延伸し、
さらにテンター内で160℃×5秒間熱処理した後、テ
ンター出で220℃に加熱されたロールで不織布面を5
秒間熱処理して、厚さ65μmの感熱孔版用原紙を作成
した。該原紙のフィルム面にはテンター入口部におい
て、ワックス系離型剤をグラビアコーターを用いて乾燥
後の重さで0.1g/m2 塗布した。得られた原紙の繊
維目付量は7.2g/m2 、平均繊度は1.0デニール
であった。また、フィルム単独の厚さは2μm、結晶融
解エネルギーは6.8cal/gであった。得られた原
紙の多孔性支持体の開孔面積分率は18%、結晶化度は
45%、配向度(Δn)は0.17であった。また、剛
軟度は○、搬送性は○であった。
【0066】実施例2 実施例1で作成した繊維目付量120g/m2 の未延伸
不織布を準備した。次いで、エチレンテフタレート75
モル%/エチレンイソフタレート25モル%からなる共
重合ポリエステル樹脂原料([η]=0.72、Tm=
195℃)をスクリュウ径40mmの押出機を用いて、
Tダイ口金温度270℃で押出し、直径600mmの冷
却ドラム(25℃)上にキャストして未延伸フィルムを
作成した。
【0067】該未延伸フィルム上に、前記の未延伸不織
布を重ね、加熱ロールに供給してロール温度90℃で熱
圧着して積層シートを作成した。
【0068】該シートを95℃の加熱ロール間で、長さ
方向に3.4倍延伸した。さらにテンター式延伸機に送
り込み、95℃で幅方向に3.7倍延伸した。さらにテ
ンター内部で160℃×5秒間熱処理した後、テンター
出で225℃に加熱されたロールで不織布面を5秒間熱
処理して、厚さ60μmの感熱孔版用原紙を作成した。
また、テンター入口部において、フィルム面にワックス
系離型剤をグラビアコーターを用いて乾燥後の重さで
0.1g/m2 塗布した。
【0069】得られた原紙の繊維目付量は7.3g/m
2 、平均繊度は1.1デニールであった。また、フィル
ム単独の厚さは2μm、結晶融解エネルギーは5.9c
al/gであった。
【0070】得られた原紙の多孔性支持体の開孔面積分
率は20%、結晶化度は40%、配向度(Δn)は0.
15であった。また、剛軟度は○、搬送性は○であっ
た。
【0071】実施例3 実施例1において繊維目付量800g/m2 、平均繊度
が0.01デニールの未延伸不織布を作成し、実施例1
同様の熱可塑性フィルムと熱圧着し、長さ方向に3.0
倍、幅方向に3.0倍共延伸した後、テンター内部で1
60℃×5秒間熱処理した後、テンター出で230℃に
加熱されたロールで不織布面を5秒間熱処理して、厚さ
60μmの感熱孔版用原紙を作成した。
【0072】得られた原紙の繊維目付量は64g/
2 、平均繊度は0.004デニールであった。また、
フィルム単独の厚さは2μm、結晶融解エネルギーは
6.7cal/gであった。
【0073】得られた原紙の多孔性支持体の開孔面積分
率は6.0%、結晶化度は52%、配向度(Δn)は
0.16であった。また、剛軟度は○、搬送性は○であ
った。
【0074】比較例1 実施例1において繊維目付量400g/m2 、平均繊度
が0.01デニールの未延伸不織布を作成し、実施例1
同様に熱可塑性フィルム熱圧着した後長さ方向に2.5
倍、幅方向に2.5倍共延伸した後熱処理をせずに厚さ
50μmの感熱孔版用原紙を作成した。
【0075】得られた原紙の繊維目付量は72g/
2 、平均繊度は0.005デニールであった。また、
フィルム単独の厚さは2μm、結晶融解エネルギー7.
0cal/gであった。得られた原紙の多孔性支持体の
開孔面積分率は2%、結晶化度は18%、配向度(Δ
n)は0.03であった。また、剛軟度は×、搬送性は
×であった。
【0076】比較例2 実施例1において繊維目付量70g/m2 、平均繊度が
2.0デニールの未延伸不織布を作成し、エチレンテレ
フタレート82.5モル%/エチレンイソフタレート1
7.5モル%からなり、長さ方向に3.5倍、幅方向に
3.6倍延伸し、160℃で5秒間熱処理した厚さ2μ
mの二軸延伸熱可塑性フィルムとロール温度90℃で熱
圧着して厚さ50μmの感熱孔版用原紙を作成した。
【0077】得られた原紙の多孔性支持体の開孔面積分
率は3%、結晶化度は15%、配向度(Δn)は0.0
3であった。また、剛軟度は×、搬送性は×であった。
【0078】
【表1】
【0079】
【発明の効果】本発明の感熱孔版印刷用原紙は、画像鮮
明性に優れ、特に原紙の強度が高く走行性、搬送性に優
れ、印刷性が優れる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性ポリエステルフィルム(A)の
    片面に開孔面積分率が5%以上40%未満、結晶化度が
    20%以上、配向度(Δn)が0.1以上である合成繊
    維からなる多孔性支持体(B)が積層されてなる積層体
    であって、該積層体が接着剤を介することなく接着され
    てなることを特徴とする感熱孔版用原紙。
  2. 【請求項2】 多孔性支持体(B)が繊度0.01〜1
    0デニールの延伸配向繊維からなる不織布であることを
    特徴とする請求項1に記載の感熱孔版印刷用原紙。
  3. 【請求項3】 多孔性支持体(B)が繊維目付量2〜5
    0g/m2 の不織布であることを特徴とする請求項1に
    記載の感熱孔版印刷用原紙。
JP17449594A 1993-11-17 1994-07-26 感熱孔版印刷用原紙 Pending JPH0839957A (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17449594A JPH0839957A (ja) 1994-07-26 1994-07-26 感熱孔版印刷用原紙
CN94191386A CN1043624C (zh) 1993-11-17 1994-10-20 热敏孔版印刷用纸
PCT/JP1994/001765 WO1995013924A1 (fr) 1993-11-17 1994-10-20 Papier stencil thermique pour mimeographe
KR1019950702946A KR100311597B1 (ko) 1993-11-17 1994-10-20 감열공판인쇄용원지
US08/491,915 US5888653A (en) 1993-11-17 1994-10-20 Heat-sensitive mimeograph stencil
DE1994616109 DE69416109T2 (de) 1993-11-17 1994-10-20 Thermisches schablonenpapier für den schablonendruck
EP19940930343 EP0683061B1 (en) 1993-11-17 1994-10-20 Thermal stencil paper for mimeograph
TW83109755A TW259828B (ja) 1993-11-17 1994-10-21

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17449594A JPH0839957A (ja) 1994-07-26 1994-07-26 感熱孔版印刷用原紙

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0839957A true JPH0839957A (ja) 1996-02-13

Family

ID=15979494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17449594A Pending JPH0839957A (ja) 1993-11-17 1994-07-26 感熱孔版印刷用原紙

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0839957A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112677629A (zh) * 2021-01-19 2021-04-20 仓和精密制造(苏州)有限公司 一种网版的压合制备方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112677629A (zh) * 2021-01-19 2021-04-20 仓和精密制造(苏州)有限公司 一种网版的压合制备方法
CN112677629B (zh) * 2021-01-19 2022-06-14 仓和精密制造(苏州)有限公司 一种网版的压合制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0683061B1 (en) Thermal stencil paper for mimeograph
JPH0839955A (ja) 感熱孔版印刷用原紙
JPH0839957A (ja) 感熱孔版印刷用原紙
JP3355750B2 (ja) 感熱孔版用原紙の製造方法
JPH0885273A (ja) 感熱孔版印刷用原紙
JPH0885272A (ja) 感熱孔版印刷用原紙
JPH0825826A (ja) 感熱孔版印刷用原紙およびその製造方法
JPH08104072A (ja) 感熱孔版印刷用原紙
JPH08332786A (ja) 感熱孔版印刷用原紙
JPH07186565A (ja) 感熱孔版印刷用原紙およびその製造方法
JP3329144B2 (ja) 感熱孔版印刷用原紙
JPH09123634A (ja) 感熱孔版印刷用原紙
JPH08164683A (ja) 感熱孔版印刷用原紙
JPH11147381A (ja) 感熱孔版印刷用原紙
JPH09277733A (ja) 感熱孔版印刷用原紙
JPH0999667A (ja) 感熱孔版印刷用原紙
JP3351109B2 (ja) 感熱孔版印刷原紙
JP2001130162A (ja) 感熱孔版印刷用原紙
JP2001310383A (ja) フィルム−不織布複合シートおよびその製造方法
JPH10119449A (ja) 感熱孔版印刷用原紙
JPH08310150A (ja) 感熱孔版印刷用原紙
JPH10119448A (ja) 感熱孔版印刷用原紙
JPH10324074A (ja) 感熱孔版印刷用原紙
JPH09267576A (ja) 感熱孔版印刷用原紙
JPH1178277A (ja) 感熱孔版印刷用原紙