JPH09150931A - 振動機器 - Google Patents

振動機器

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JPH09150931A
JPH09150931A JP33259895A JP33259895A JPH09150931A JP H09150931 A JPH09150931 A JP H09150931A JP 33259895 A JP33259895 A JP 33259895A JP 33259895 A JP33259895 A JP 33259895A JP H09150931 A JPH09150931 A JP H09150931A
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Takumi Inoue
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Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ほゞ同一の共振周波数を有する振動パーツフ
ィーダを相近接して共通の基台上に配設して唸り現象が
生じない振動機器を提供する。 【解決手段】 振動パーツフィーダ2A、2Bは相近接
し副基台40A、40B上に支持され、副基台40A、
40B、防振ゴム42の質量で決定される共振周波数は
小さく、振動パーツフィーダ2A、2Bは独立したコン
トローラで共振周波数に駆動周波数が調節され、リニア
振動フィーダ3A、3Bは振動パーツフィーダ2A、2
Bと同じ周波数で駆動される。副基台40A、40Bと
防振ゴム42とで形成される防振系により振動パーツフ
ィーダ2Bあるいはリニア振動フィーダ3Bにその駆動
周波数の振動力が伝達されないので移送速度の変動がな
く、振動パーツフィー2A、2Bからリニア振動フィー
ダ3A、3Bには細長い部品でも、支障なく移送され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動機器に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】図4及び図5は従来例の
振動機器を示すが、全体として(1)で示され、基板4
上にそれぞれ一対の振動パーツフィーダ2A、2B及び
これに隙間sを介して接続されるリニア振動フィーダ3
A、3Bが近接して配設されている。振動パーツフィー
ダ2A、2Bはそれぞれ構成が相等しく、またリニア振
動フィーダ3A及び3Bもそれぞれ構成が相等しいの
で、一方の振動パーツフィーダ2A及び一方のリニア振
動フィーダ3Aのみについて図4を参照して説明する
と、図4において、振動パーツフィーダ2Aの椀形状の
ボウルBを備え、その内部にスパイラル状のトラック5
を形成させている。ボウルBの底部には可動コア6が形
成されており、これは下方のベース板7と等角度間隔に
配設された重ね板ばね8により接続されている。ベース
板7の上には、コイル9を巻装したE型の電磁石10が
固定されており、これは可動コア6と隙間gをおいて対
向している。また電磁捩り振動駆動部は可動コア6、ベ
ース板7、コイル9及び電磁石10により構成されるの
であるが、この電磁振動駆動部は筒状のカバー11によ
りカバーされている。
【0003】以上のように構成される振動パーツフィー
ダ2Aは防振ゴム3により基板4上に支持されている
が、ボウルB内に形成されるスパイラル状のトラック5
の排出端部5aは直線的に形成され、これは隙間sをお
いてリニア振動フィーダ3Aに接続されているのである
が、これも公知のように構成され、直線的なトラフ15
はベース16と前後一対の傾斜板ばね7により結合され
ており、トラフ10の底部には下方に垂下する可動コア
18が固定されており、電磁コイル19を巻装した電磁
石24がベース16に固定されている。リニア振動フィ
ーダ3aは以上のように構成されるのであるが、その全
体は防振ゴム21により基台4上に支持されている。振
動パーツフィーダ2A、2B及びリニア振動フィーダ3
A、3Bは以上のように構成されるのであるが、図5に
示すように、これらは対称的に、かつ相近接して配設さ
れており、リニア振動フィーダ3A、3Bのトラフ15
からは部品が整列されて1個ずつベルトコンベヤ30上
に排出される。ベルトコンベヤ30はベルト31を巻装
させており、これは架台32を介して基台4上に支持さ
れているのであるが、これに巻装されているベルト31
上に各リニア振動フィーダ3A、3Bのトラフ15から
排出される部品、これは異種の部品であってもよく、所
定のタイミングでトラフ15から排出され、図示せずと
も、何らかの組合せ装置により上流側のトラフ15から
排出された部品を下流側に配設されたリニア振動フィー
ダ3Bのトラフ15から排出された部品と組み合わせ
て、ベルトコンベヤ31で図5において上方へと供給す
るようにしているか、同種の部品では供給数を倍にして
次工程に供給することになる。
【0004】振動パーツフィーダ2A及びリニア振動フ
ィーダ3Aはそれぞれ電磁コイル9、19を巻装させた
電磁石10、20を備えているのであるがそれぞれ商用
交流電源(60Hz又は50Hz)33に可変周波数電
源34、35を接続させ、振動パーツフィーダ2A(一
方についてのみ図示及び説明する)では、この出力を受
けて交番磁気吸引力を発生しボウルBは捩り振動を行
い、リニア振動フィーダ3Aではトラフ15が矢印で示
す方向に直線振動を行う。ボウルB内に形成されたスパ
イラル状トラック5に沿って部品(例えばトランジス
タ)を移送させてトラフ15に隙間Sを介して転送され
る。リニア振動フィーダ3Aのトラフ15により所定の
姿勢で部品は次工程に供給される。
【0005】可変周波数電源34、35はインバータ及
び電圧調整手段を備えているが振動パーツフィーダ2A
及びリニア振動フィーダ3Aの共振周波数はそれぞれボ
ウルB、トラフ15を含む可動部の重量及びねじり振動
駆動部を固定させているベースブロックとボウルBと結
合させている重ね板ばね8の全ばね常数及び前後一対の
重ね板ばね17の全ばね常数とにより決定されるのであ
るが、この共振周波数は商用交流電源電圧の半波または
全波、すなわち50Hz、60Hzまたは100Hz、
また120Hzの近傍にあるように設計されている。こ
の共振周波数にほゞ等しくなるように可変周波数電源3
4の正面パネル部に形成したノブの調節により振幅が最
大となる近傍に設定される。リニア振動フィーダ3Aに
おいても同様である。よってそれぞれ共振周波数に近い
駆動周波数で駆動され、電力を最小にして所定の工程を
行う。
【0006】図6は、本従来例の可変周波数電源34
(35も同様な構成)の詳細を示すものであるが、その
正面パネル部には、ON・OFFスイッチ202、周波
数調整ノブ203及び電圧調整ノブ204が設けられて
いる。これらは、このケーシングに内蔵される周波数変
換装置、例えばインバータや電圧レギュレータに接続さ
れており、これら周波数調整ノブ203及び電圧調整ノ
ブ204の回動調節により、この出力ラインLに出力す
る駆動電流の周波数及び電圧を調節することができ、こ
れを電磁コイル9に供給する。電流としては商用交流電
源33が接続されている。この商用交流電源33の交流
周波数は公知のように50Hzまたは60Hzであり、
本従来例では、全波整流をしてその周波数が変更される
ように構成されている。
【0007】本従来例では、ボウルBの周面に図8で示
すように、振巾銘板Iが貼着される。これは公知の構成
を有し、紙でなる台板302に目盛線303が等ピッチ
でプリントされており、これに直交する線の左右に振巾
表示線304a、304bがV字形状に形成されてい
る。使用者は振動パーツフィーダ2Aを共振周波数の近
傍で駆動するために周波数調節ノブ203を調節しなが
ら振巾銘板Iを目視する。周波数調節ノブ203を出力
ラインLで出力する駆動電力の周波数fが上昇する方向
に回動させる場合、すなわち図7で示すように矢印b’
に示す方向に変動させた場合には、ボウルの振巾Aは図
示するように変動し、f0 が共振周波数であるが、本従
来例ではf1 に設定する。これは厳密に所定値である必
要はなく近傍であればよく、例えば共振周波数f0 と駆
動周波数f1 との比はλで公称されるが、この値が1.
01(すなわち、商用交流周波数が50Hzであれば1
01Hz)辺りに設定される。ここでの振巾はA1 であ
るが、この振巾ではボウルBに対する振巾としては大き
過ぎる場合には、電圧調整ノブ204の回動調節により
出力ラインLに出力する電圧の高さを小さくする。また
反対に小さ過ぎる場合には、電圧の高さを大きくする。
よって、使用者はこれも図8及び図9に示される振巾銘
板の観測により、所望の振巾に設定することができる。
すなわち図9に示すように、目盛線303は、ねじり振
動方向に平行になるように貼着されているのであるが、
これと交差する振巾表示線304a、304bは帯P及
びQとして残像で観測され、この重なり部305の頂点
A’が目盛線303のどれと交差するかにより、あるい
はどの目盛線間のどの位置にあるかにより、このボウル
の振巾を測定することができる。
【0008】またボウルBに多数の部品を投入した場合
には、この振動パーツフィーダ2Aに対する負荷が大き
くなり、振巾が減少するが、この場合においても、電圧
調整ノブ204の調節により振巾銘板Iを観測しなが
ら、所望の振巾になるように手動で調節すればよい。な
お、実験的にボウルBが無負荷であっても、部品が供給
された場合であっても、その共振周波数f0 はほとんど
変化しないことが確認されている。従って、一旦、周波
数調整ノブ203で共振周波数近くの駆動周波数f1
設定すれば、これをその後調節する必要はない。
【0009】然るに振動パーツフィーダ2Aは公知のよ
うに各種の部品の整送作用(整送手段は図示せず)を行
うのであるがリニア振動フィーダ3Aへの供給状態がオ
ーバーフローの状態にあるとこの可変周波数電源34か
らの電力供給をストップする。これにより振動パーツフ
ィーダ2Aは図10に示すような過渡振動を行う。すな
わち駆動停止後はその共振周波数で大きな振幅で振動す
る。すなわちパルス的にまたはステップ的な電力停止が
行われるのでそのフーリエ級数に含まれる共振周波数成
分で大きな振幅で振動する。この振動が防振ゴム3を介
しているとはいえ基板4に伝達され、さらに防振ゴム2
1を介しトラフ15に伝達される。よって大きな力では
ないが定常状態における振幅を乱しトラフ15における
部品の整列状態を損なう場合がある。またオーバーフロ
ーの状態が解除されると可変周波数電源34から再び電
力が供給されるのであるが同様に図10で示すようにス
テップ的に電力が加えられる為にやはり共振状態の過渡
振動を行い大きな振動をする。これが上述と同様に基板
4に伝達されてリニア振動フィーダ3Aのトラフ15に
伝達される。よって同様な問題を生ずる。
【0010】以上のようにして、可変周波数電源34、
35により振動パーツフィーダ2A及びリニア振動フィ
ーダ3Aはそれぞれ設計された共振周波数に近い駆動周
波数で駆動されるようにしているのであるがこれは商用
交流電源33の交流周波数に近くすなわち、全波であれ
ばこの倍の周波数近くで駆動される。また設計において
はこの交流周波数の倍の周波数に近い共振周波数になる
ように設計されているので、振動パーツフィーダ2A及
びリニア振動フィーダ3Aの駆動周波数は何れも全波で
あるが、あるいは半波であってもその駆動周波数が非常
に近く、例えば両方とも全波であれば振動パーツフィー
ダ2Aは123Hzでありリニア振動フィーダ3Aには
119Hzで駆動される。この差は4Hzであるが非常
に接近しているため図11で示すように振動パーツフィ
ーダ2Aからリニア振動フィーダ3Aヘリニア振動フィ
ーダ3Aから振動パーツフィーダ2Aへ上述のように基
台4を介して僅かであるが振動は伝達される。これによ
り4Hzの唸り現象が生じる。これは音としてもわずか
であるが定常状態においても振動パーツフィーダ2Aの
ボウルB及びリニア振動フィーダ3Aのトラフ15の振
幅は可変周波数電源34、35の正面パネル部に設けら
れた電圧調整手段204の調節により所定の振幅で振動
させたのであるがこの振幅が唸り現象により図11に示
すような波形で増減する。よって振動パーツフィーダ2
AのボウルB内及びリニア振動フィーダ3Aのトラフ1
5上の部品は一様な速度で搬送されることなく早くなっ
たり遅くなったりする。これでは整列作用が正確に行な
われない場合がある。
【0011】本出願人は上述の問題に鑑みて、先に振動
による所定の作用が確実に行なわれその作用に対する唸
り作用及び可聴な唸りをも完全に防止することができる
振動機器の制御方法を提供することを目的として、商用
交流電源又は第1可変周波数電源に接続される第1振動
機と、該第1振動機の近傍に配設され、第2可変周波数
電源に接続される第2振動機とから成り、前記第1振動
機を前記商用交流電源の周波数であるか、又は前記第1
可変周波数電源の調節により、得られる第1の駆動周波
数で駆動し、前記第2振動機を前記第2可変周波数電源
の調節により、第2の駆動周波数で駆動し、前記第1の
駆動周波数は前記第2駆動周波数から充分に離れている
ことを特徴とする振動機器の制御方法を提案した(特開
平7−245581号)。
【0012】以上の構成により、確かに振動パーツフィ
ーダ2Aとリニア振動フィーダ3との間の唸り現象はな
くなるのであるが、図5において振動パーツフィーダ2
A及び2Bは標準化されてほゞ同一の共振周波数を有す
る。従って、上記では振動パーツフィーダ2Aとリニア
振動パーツフィーダ3Aとの間の唸り現象についてのみ
説明したが、ほゞ同様の共振周波数を有する振動パーツ
フィーダ2A、2Bにおいても唸り現象を防止するため
には、この振動パーツフィーダ2Bの共振周波数より大
きく外れた、ある駆動周波数に設定しなければならな
い。これに接続されるリニア振動フィーダ3Bについて
も同様である。この場合には、一方の対の振動パーツフ
ィーダ2A及びリニア振動フィーダ3Aについては、そ
の電力を最小として、共振周波数近くで駆動させること
ができるが、この一方の対においても以下に示すような
欠点がある。
【0013】すなわち、図12のAで示すように、振動
パーツフィーダ2Aの排出端部である直線的なトラック
5aから隙間sを通って、リニア振動フィーダ3Aのト
ラフ15に転送されるのであるが、これらの振巾a及び
bはほゞ等しく設定されており、部品が例えば細長い短
冊状の部品m1 である場合トラック部5aを通り、その
ままの姿勢でリニア振動フィーダ3Aのトラフ15に転
送され、ここも同様な振動により右方へとそのままの姿
勢で移送されればよいが(m2 とm3 で示すように)、
上述したように、振動パーツフィーダ2Aとリニア振動
フィーダ3Aとの駆動周波数が大きくずれて設定されて
いるので、同一の振巾であっても、すなわち図12のB
においてa’≒b’であっても、駆動周波数が異なるた
めにトラック部5aからトラフ15に転送する時に振動
の位相が異なっており、今、仮にトラック部5aの振動
が実線で示すような状態にあるとすれば、トラフ15の
振動の位相はb’で示すような位相にある。すなわち、
トラック5aにおいては、斜め上方に運動している状態
にあり、トラフ15においては下方斜め方向に向かって
運動している状態にある。振動輸送理論から当然のこと
ながら、この振動中においては垂直成分が1G以上にな
る点があるが、トラック部5Aとトラフ15とはこれら
の振動周波数で周期的な衝撃を受ける。このタイミング
が異なり、図12のBにおいてm2 ’で移送されていた
部品は長手状の部品であるために、間隙Sを通過する時
に図示するような体勢となる。その前端部、すなわちリ
ニア振動フィーダ3Aのトラフ15の衝撃力を受ける部
分と後端部のトラック部5Aと衝撃的な力を受ける部分
との間でそのタイミングが異なってきていて、しかも実
際にはこの部品m”の裏面がトラック部5Aとトラフ1
5の移送面と完全に平行に当接しているとは限らず、斜
めに図12にBで図示するように、ある位相においては
前端部が持ち上がり、かつ、この長手方向の中心軸の周
りにある角度、回動する場合があり、これらの力が大き
ければ表裏が反転することもある。これでは振動パーツ
フィーダ2Aにおいて、図示せずとも表裏を検出し、然
るべき選別手段により全て表向きにして、トラック部5
aからリニア振動フィーダ3Aのトラフ15に転送すべ
きところが、リニア振動フィーダ3Aのトラフ15では
表裏を反転されてm3 ’で示すごとく、裏向きで次工
程、すなわちベルトコンベヤ30上へ移送される場合が
ある。これではコンベヤ30上で、図示せずとも例え
ば、組み合わせ装置で何らかの組み合わせを行なう場合
にこれが行われなかったり、ベルトコンベヤ30の次工
程で何らかの不具合を生ずることがある。
【0014】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は上述の問題
に鑑みてなされ、次工程に供給される部品の姿勢を確実
に維持させることができ、標準化のためにほゞ同一の共
振周波数を有する振動パーツフィーダを対として用いる
場合にも電力を最小として、つまりほゞ共振状態で駆動
させることができ、なおかつ唸り現象を防止させること
ができる振動機器を提供することを目的とする。
【0015】
【問題点を解決するための手段】以上の目的は、相互に
近接して、共通の基板上に防振部材により支持されて配
設され、それぞれ第1、第2の可変周波数電源に接続さ
れ、相互にほゞ相等しい第1、第2の共振周波数を有す
る第1、第2の振動機を、前記第1、第2の可変周波数
電源の各調節により、それぞれ前記第1、第2共振周波
数にほゞ等しい第1、第2駆動周波数で駆動するように
した振動機器において、前記第1、第2の振動機の少な
くとも一方を、第2の防振部材で支持される質量体を介
して、前記基板上に支持させるようにしたことを特徴と
する振動機器、によって達成される。
【0016】
【作用】第1、第2の振動機は相近接して配設されてい
て、それぞれ第1、第2の可変周波数電源によりほゞ同
一の共振周波数を有するように標準化して製造されてい
るのであるが、ほゞ共振周波数で駆動されていても、そ
れらの間には唸りが生ずることはない。従って、第1の
振動機においても、第2の振動機においても所望の振巾
に設定すると、所望の位相速度でそれぞれの部品が移送
され、従来のように、移送速度が大きくなったり、小さ
くなったりすることはない。また、第1又は第2の振動
機をその本来の作用からON/OFFを繰り返すような
場合には、その共振周波数で大きく振動して第1又は第
2の振動機の振動を攪乱し、本来の作用をなくすような
場合があったが、このようなことも第2の防振部材で支
持される質量体の防振機構により防止させることができ
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0018】なお図において、従来例の振動機器に対応
する部分については同一の符号を付し、その詳細な説明
は省略する。
【0019】図1において、本実施例の振動機器は全体
として100で示され、振動パーツフィーダ2A及びリ
ニア振動フィーダ3A(他の振動パーツフィーダ2B及
びリニア振動フィーダ3Aについても同様であるので、
一方についてのみ説明する。)は従来と異なり、質量体
としての副基板40Aに防振ゴム3及び21を介して支
持されており、更にこの副基板40Aは共通の基板41
上に大きな質量を有する副基板40Aを支持すべく防振
ゴム42を介して支持される。副基板40Aと防振ゴム
42により防振系を構成するのであるが、副基板40A
の質量は充分に大きいので、これと防振ゴム42によっ
て形成される共振系は充分に低い共振周波数である。
【0020】また本実施例では、振動パーツフィーダ2
Aとリニア振動フィーダ3Aとの可変周波数電源50
は、図3に示すように構成されており、このコントロー
ラ本体50は従来例と同様にインバータを含み、更に一
対の電圧調整手段として内部にレギュレータもしくは可
変抵抗を有している。内蔵するインバータはノブ53に
より、その出力周波数が調節され、また内部の一対の電
圧調整手段により一対のノブ54a、54bにより出力
ラインL1 、L2 に振動パーツフィーダ2Aの出力及び
リニア振動フィーダ3Aの同出力を発生する。また入力
側には、例えば50Hzの商用交流周波数電源51が接
続されている。
【0021】本発明の実施例は以上のように構成される
が、次にこの作用について説明する。
【0022】コントローラ本体50のON/OFFスイ
ッチとしての電源ノブ52を押すと、その時に設定され
る周波数の駆動電流をラインL1 、L2 を介してそれぞ
れ振動パーツフィーダ2Aの電磁石10及びリニア振動
フィーダ3Aの電磁石20に供給される。これによって
振動パーツフィーダ2A及びリニア振動フィーダ3Aは
従来と同様に振動するのであるが、周波数調整ノブ53
の調節により、従来と同様に振動パーツフィーダ2Aの
共振周波数に調整すべく回動調節される。図示せずと
も、ボールBの振巾を読み取ることにより、その共振周
波数にほゞ近い周波数に設定される。なお、正確に共振
周波数におかずに、これより少し高い駆動周波数f1
設定される。この時の振巾が振動パーツフィーダ2Aの
振巾として所望でない場合には、一方の電圧調整ノブ5
4aを調節することにより電磁石10のコイル9に流れ
る電流を調節し、所定の振巾に読み取り板Iを読み取っ
て調整する。
【0023】一方、リニア振動フィーダ3Aのトラフ1
5も振動パーツフィーダ2Aと同一の周波数で振動して
いるのであるが、この振動系においては、前後一対の板
ばね17の枚数や厚さを変えるか、あるいは基台16に
調整用のウェートを取り付けることにより振動パーツフ
ィーダ2Aの共振周波数に近い周波数に調節される。な
お、厳密に振動パーツフィーダ2Aと同様な正確さで共
振周波数を調整せずとも、トラフ15における負荷は充
分に小さく、従ってその消費電力も充分に小さいので殆
ど問題とならない。
【0024】以上のように、振動パーツフィーダ2A及
びリニア振動フィーダ3Aは捩り振動及びリニア振動を
するのであるが、振動パーツフィーダ2Aから直線トラ
ック部5Aを介してリニア振動フィーダ3Aのトラフ1
5に所望の姿勢で部品が供給されるのであるが、従来の
振動機器について説明したように図12のAで示すよう
に部品m1 は下流側に向かってm2 、m3 で示されるご
とく、その表裏を変えることなくトラフ15上を振動移
送させる。これはコントローラ本体50により、周波数
調整用ノブ53では同じ駆動周波数に調節されているの
で、しかも共振周波数に近い周波数で調整されているこ
とにより、振動工学上、力と振動との位相差は約π/2
の位相差であるが、これによりa、bで示すように同周
波数でほゞ同一の位相で振動する。これにより上述のよ
うに細長い部品mであっても、振動パーツフィーダ2A
において整列状態になった部品はそのままの姿勢でトラ
フ15上を移動させ次工程に供給される。
【0025】更に、本実施例によれば、振動パーツフィ
ーダ2A及びリニア振動フィーダ3Aは共通の副基台4
0A(他方は40B)に載置されているので、振動パー
ツフィーダ2Aからリニア振動フィーダ3Aに伝達され
る振動力は充分に減衰され、リニア振動フィーダ3Aと
は同一の駆動周波数で駆動されるので、従来技術で述べ
たような唸り振動はないのであるが、更に振動パーツフ
ィーダ2Aを従来と同様に部品がオーバーフローな状態
になると、コイル9に流す電流を停止する。これにより
図10で示すような過渡現象が生ずるのであるが、この
起動、停止時の、より大きな振動は副基台40A、防振
ゴム42により充分に減衰され、ほゞ0となるのでリニ
ア振動フィーダ3Aのトラフ15には殆ど影響すること
はなく、その上に整列された部品は姿勢を乱されること
なく次工程へ供給される。
【0026】更に、本発明によれば、共通の基板41上
に各対の振動パーツフィーダ2A、2B及びリニア振動
フィーダ3A、3Bが副基板40A、40B及び防振ゴ
ム42により共通の基台41に載置されているので、振
動パーツフィーダ2A及び2Bは標準化されてほゞ同一
の共振周波数を有し、他方の振動パーツフィーダ2B及
びリニア振動フィーダ3Bにおいても、図3で示すよう
な制御器53により制御され、他方の振動パーツフィー
ダ2A及びリニア振動フィーダ3Aと同様に振動するの
であるが、共振周波数は標準化されたとはいえ必ずしも
同一ではなく、わずかな差がある。例えば、一方の振動
パーツフィーダ2Aの共振周波数が111Hzであり、
他方の振動パーツフィーダ2Bは113Hzである場合
がある。このような場合には、この差2Hzにより唸り
現象を従来は生じていたのであるが、共通の基台41に
は防振ゴム42を介して質量体として、それぞれ相離隔
した副基台40A、40Bを介して支持されているの
で、また、副基台40A及び40Bの質量は充分に大き
く、防振ゴム42bのばね定数も充分に小さいので振動
パーツフィーダ2A、2Bは、それが相独立して部品の
オーバーフロー状態を拠出しようが、そのときの起動及
び停止時には振動パーツフィーダ2A、2B自体は従来
と同様に大きく振動するのであるが、これは遥かに低い
共振周波数に設定されている防振系の質量体40A、4
0B、防振ゴム42により他方の振動パーツフィーダ2
B又は2Aには殆ど伝達されることはない。よって振動
パーツフィーダ2A及び2Bは、ほゞ共振状態で駆動さ
れているにも拘わらず、唸り現象による悪影響、例えば
ボウルB内のスパイラル上の部品が振巾の唸り現象によ
り移送速度が大きくなったり小さくなったりすることな
く、一様な移送速度で移送されるので、確実に所定の整
列あるいは整送作用を受けて、トラック部5aから所定
の姿勢でリニア振動フィーダ3A及び3Bのトラフ15
に、上述したようにその姿勢を乱されることなく1個ず
つ供給される。
【0027】以上、本発明の実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明
の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0028】例えば、以上の実施例では、次工程に部品
を所定の姿勢で供給するのに振動パーツフィーダ2A、
2Bに隙間sをおいてリニア振動フィーダ3A及び3B
を接続させたが、これらリニア振動フィーダ3A及び3
Bを省略して、振動パーツフィーダ2A及び2Bの排出
口としての直線的なトラック5aの長さを更に大きくし
て、直接にベルトコンベヤ30上に供給するようにして
もよい。
【0029】また以上の実施例では、一対の振動パーツ
フィーダ2A及び2Bは共通の基台41上に防振ゴム4
2及び副基台40A及び40Bを介して支持されたが、
他方の振動パーツフィーダ2B及びリニア振動フィーダ
3Bは直接共通の基板4上に支持させるようにしてもよ
い。
【0030】また、実施例の振動機器100において、
振動パーツフィーダ2A及び2Bは省略して一対のリニ
ア振動フィーダ3A、3Bのみを相隣設して配設し、こ
れらの上流側端部上方にホッパを垂直に固定し、これか
ら部品を供給して切出し、トラフ15から次工程に供給
するような振動機器にも適用することができる。
【0031】この場合には、リニア振動フィーダ3A及
び3Bはそれぞれ標準化されて製造されていたとすれ
ば、ほゞ同一の共振周波数を有するので、上述と同様な
コントローラ本体50により同様な調節により、その共
振周波数に近い駆動周波数で駆動させることができる。
勿論この場合には、リニア振動フィーダ3A、3Bにお
ける板ばね17の調節及び振動系の調整は何ら必要では
ない。勿論この場合にも、副基台40A、40B上に各
リニア振動フィーダ3A、3Bが配設されているので、
これらリニア振動フィーダ3A、3Bが共振周波数で駆
動されていて、この共振周波数にわずかな誤差があるの
が普通であるが、このような誤差、例えば3Hzにより
唸り現象が生ずることはなく、各リニア振動フィーダ3
A、3Bの各トラフ15上における部品の移送速度が変
わることはなく、一定の移送速度で次工程に供給するこ
とができる。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の振動機器に
よれば、標準化されてその共振周波数がほゞ等しい振動
機を相近接して配設させたとしても、従来生じていた唸
り現象は防止され、また、一方の振動機から他方の振動
機に共通の基台を通って伝達されていた振動力をほゞ0
とすることができるので、その各振動機の本来の作用を
損なうことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による振動機器の側面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同実施例に適用される制御回路である。
【図4】従来例の振動機器の側面図である。
【図5】同平面図である。
【図6】同従来例に適用される制御機の回路である。
【図7】同作用を説明するためのチャートである。
【図8】更に同作用を説明するための振動パーツフィー
ダのボウルBの周側面に添付された振巾銘板の正面図で
ある。
【図9】ボウルBを振動させた場合の同振巾銘板の状況
を示す正面図である。
【図10】更に同作用を説明するためのチャートであ
る。
【図11】更に同作用を説明するためのチャートであ
る。
【図12】同従来例における振動パーツフィーダからリ
ニア振動フィーダへの部品の転送時の状況を示すための
拡大側面図で、Aは正しい転送を示す図、Bは不具合な
転送を示す図である。
【符号の説明】
2A 振動パーツフィーダ 2B 振動パーツフィーダ 3A リニア振動フィーダ 3B リニア振動フィーダ 40A 副基板 40B 副基板 41 基板 42 防振ゴム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に近接して、共通の基板上に防振部
    材により支持されて配設され、それぞれ第1、第2の可
    変周波数電源に接続され、相互にほゞ相等しい第1、第
    2の共振周波数を有する第1、第2の振動機を、前記第
    1、第2の可変周波数電源の各調節により、それぞれ前
    記第1、第2共振周波数にほゞ等しい第1、第2駆動周
    波数で駆動するようにした振動機器において、前記第
    1、第2の振動機の少なくとも一方を、第2の防振部材
    で支持される質量体を介して、前記基板上に支持させる
    ようにしたことを特徴とする振動機器。
  2. 【請求項2】 前記第1、第2振動機は振動パーツフィ
    ーダであり、それぞれの排出口にリニア振動フィーダを
    接続させ、少なくとも一方の前記振動機に接続される該
    リニア振動フィーダは前記質量体上に支持され、両前記
    リニア振動フィーダはそれぞれ前記可変周波数電源によ
    り、これらに接続されている前記振動パーツフィーダと
    同一の周波数で駆動される請求項1に記載の振動機器。
  3. 【請求項3】 前記第1、第2可変周波数電源はそれぞ
    れインバータ及び第1、第2電圧調整手段を有し、前記
    インバータの調節により、前記第1、第2の駆動周波数
    をそれぞれ前記第1、第2の共振周波数にほゞ等しくな
    るようにし、前記第1、第2の電圧調整手段により、そ
    れぞれ前記振動パーツフィーダ及びリニア振動フィーダ
    の振巾を各々、所望の値にするようにした請求項2に記
    載の振動機器。
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