JP2006008401A - 部品供給装置 - Google Patents

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Masato Kurahashi
正人 倉橋
Kazuyuki Otsuki
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Abstract

【課題】低電圧でも十分な搬送レールの振動が得られ、かつ搬送レールの振動を自由に変更できる部品供給装置の提供。
【解決手段】本発明は、貯留部に貯留されたねじ等の部品をすくい板ですくい上げ、これを搬送レール17によって整列搬送するものである。搬送レール17は、振動付与手段16によって振動させられるようになっている。振動付与手段16は、永久磁石166と電磁石とから成り、小型のコイル167で大きな磁力を得られるように構成されている。また、制御ユニットは、コイル167へ与えるパルス電圧の周波数と一パルス当たりの通電時間とを自由に設定できるようになっており、これにより搬送レール17の振動を自由に変更できるよう構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、貯留部内に貯留された部品をすくい板によってすくい上げ、これを搬送レールに移載して整列搬送する部品供給装置に関する。
従来、部品供給装置としては、特許文献1及び2に記載のものが知られている。この部品供給装置は、モータ等の回転駆動源の駆動を受けて貯留部内を上下に往復揺動する扇形のすくい板を備え、このすくい板の前方に振動付与手段の振動を受けて振動する搬送レールをほぼ水平に延びて設けて成る。前記すくい板上面及び搬送レール上面には、それぞれ同様の断面形状を持つ溝が形成されており、この溝に部品を嵌合させて支持できるようになっている。これにより、すくい板の揺動で貯留部に多数貯留された部品を支持してすくい上げ、上限位置で一時的に停留するようになっており、この間にすくい上げられた部品は搬送レールに移行して整列搬送される。また、前記振動付与手段は、特許文献3に示される振動装置と同様のものであり、電磁石の作用により板ばねで支持された部材を吸着・解放することで、搬送レールに部品送り方向の振動を付与するように構成されている。
特開昭62−79126号公報 実願昭54−133541号(実開昭56−51714号)のマイクロフィルム 特開2003−221110号公報
近年、部品供給装置には、幅広い入力電源電圧に対応でき、しかも低電圧化された出力電源電圧を得られるスイッチング電源が利用が検討されるようになっている。この種のスイッチング電源の採用により、入力電源電圧の変動が振動付与手段等の各部の動作に影響を及ぼすことをなくし、しかも、安全な低電圧で装置を制御することによって装置の安全性を高め、ヨーロッパ連合(EU)における低電圧指令への対応を容易にするのが、その主な目的である。
上記部品供給装置においては、電磁石の磁力を利用して振動を発生する振動付与手段を採用しているが、この種の振動付与手段で、上述のようなスイッチング電源の採用により電磁石への供給電圧レベルが下がっても従来同様の強さの振動を得ようとする場合には、コイルの巻き数を増やすか、コイルの通電電流を大きくすればよい。しかし、コイルの巻き数を増やす場合、これによってコイルの電気抵抗値が増大するため、コイルへの通電電流が小さくなる。従って、これを補うためには巻き線の直径を大きくする必要があり、これにより振動付与手段が大型化してしまう等の問題が発生していた。また、コイルへの通電電流を大きくする場合には発熱量が増えてしまう。このように、従来の部品供給装置では、低電圧出力のスイッチング電源で十分な性能を発揮する振動付与手段を得ることが困難であった。
一方、上記部品供給装置では、供給する部品の種類・サイズの変更等に対応して搬送レールの交換が行われる。この場合、機械的な固有振動数が変化してしまうため、搬送レールを適正に振動させることが困難である等の問題も発生していた。
本発明は、上記課題に鑑みて創成されたものであり、低電圧で従来同様の振動を得られる振動付与手段を備えた部品供給装置の提供を第一の目的とする。この目的を達成するために本発明は、部品を多数貯留可能な貯留部と、この貯留部に貯留された部品を支持して搬送可能な搬送レールと、この搬送レールを振動させる振動付与手段とを備えた部品供給装置であって、前記振動付与手段は、永久磁石と電磁石とを有する磁力発生部と、この磁力発生部に吸着可能かつ前記搬送レールが連結される被吸着部材と、この吸着部材を支える弾性部材とを備えることを特徴とする。なお、前記電磁石が永久磁石の磁力を相殺する磁力と、永久磁石の磁力に加算されて磁力発生部としての磁力を高める磁力とを交互に発生するよう、電磁石に通電する電圧を制御する制御ユニットを備えていることが、より好ましい。
また、本発明は上記課題に鑑み、搬送レールの振動を調整できる部品供給装置の提供を第二の目的とする。この目的を達成するために本発明は、部品を多数貯留可能な貯留部と、この貯留部に貯留された部品を支持して搬送可能な搬送レールと、この搬送レールを振動させる振動付与手段と、この振動付与手段を駆動制御する制御ユニットとを備えた部品供給装置であって、前記振動付与手段は、電磁石を有する磁力発生部と、この磁力発生部に吸着可能かつ前記搬送レールが連結される被吸着部材と、この吸着部材を支える弾性部材とを備えて構成され、また前記制御ユニットは、予め設定された振動周波数に基づいて決定した周波数のパルス電圧で前記磁力発生部を通電制御する構成であることを特徴とする。なお、前記制御ユニットは、予め設定された振動強度に基づいて決定した一パルス当たりの通電時間のパルス電圧で前記磁力発生部を駆動制御する構成であることが、より好ましい。
本発明の部品供給装置は、振動付与手段に永久磁石と電磁石とを有する磁力発生部を採用し、この磁力発生部の発する磁力を制御して、搬送レールを振動させる構成である。よって、コイルの巻き数が少ない小型の電磁石、もしくは通電電流の低い小型の電磁石であっても、電源の低電圧化に対応して従来同様の強い磁力を得ることができる。この結果、振動付与手段の大型化を防ぐとともに、発熱も抑えることができる。また、この磁力発生部には、永久磁石の磁力に電磁石の磁力が加算される電圧と、永久磁石の磁力を電磁石の磁力で相殺する電圧とを交互に付与される。よって、コンパクトな振動付与手段で、従来と比べて遜色のない強さの振動を得ることができる等の利点がある。 しかも、本発明の部品供給装置は、振動付与手段に与えるパルス電圧の振動周波数やパルス電圧一パルス当たりの印加時間を示す振動強度を設定できるものである。よって、振動周波数や強さを自由に設定して調節することができ、例えば、搬送レール等の被振動側の部品が変更されて固有振動数(共振周波数)が変わっても、これに柔軟に対応することができる等の利点がある。
以下、図面に基づいて本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1ないし図3において、1は部品供給装置であり、ベースプレート2に固定されたフレーム3を有し、このフレーム3には揺動駆動源の一例であるステッピングモータ4(以下、単にモータ4という)が取り付けられている。このモータ4の駆動による回転は、無端ベルト5を通じてプーリ6に伝達される。プーリ6は、フレーム3に回転自在に取り付けた主軸7の一端に固定されており、この主軸7には、主軸7の回転に伴って主軸7回りに回動するガイドローラ9が連結されている。このガイドローラ9は、アーム10のガイド溝10aに係合させてある。アーム10は、フレーム3に支軸12を介して連結されており、この支軸12を支点に揺動可能である。また、アーム10の他端には、すくい板14が一体に連結されており、このすくい板14は、供給する部品の一例であるねじ40を多数貯留する貯留部13内に常時介在するよう構成されている。
前記すくい板14は扇形状を成し、その小径円弧部14aはフレーム3の弧状面3aに沿い、大径円弧部14bは貯留部13内を仕切るように固定された仕切り板15の弧状面15aに沿う。また、このすくい板14の上面には、ねじ40の脚部を落とし込める溝14cが長手方向に延びて形成されており、ねじ40は、この溝14cに脚部を落とし込み、上面で頭部座面を支持された首つり姿勢ですくい上げられる。
一方、前記フレーム3の前部には、振動付与手段16が設置されている。この振動付与手段16は、基本的には特許文献3に示される構造であり、フレーム3に取り付けられた台座161に磁力発生部162を設置するとともに、弾性部材の一例である板ばね163a,163bを介して被吸着部材164を設置した構造である。前記磁力発生部162は、特許文献3のものとは異なり、図4に示すように、鉄心165の同軸下部に永久磁石166を設け、これら鉄心165および永久磁石166に導線を巻いてコイル167を形成し、これらを鉄製のケース168に収めて構成されている。つまり、この磁力発生部162は、永久磁石166と、コイル167に通電することによって機能する電磁石とで構成されている。この結果、振動付与手段16は図5に示すような印加電圧−磁力特性を有し、常に永久磁石166の磁力を有しているものの、この永久磁石166の磁力がある分、同じ巻き数のコイルを有する電磁石のみのタイプに比べ、大きな磁力が得られるものとなっている。
前記振動付与手段16の被吸着部材164には、ほぼ水平に延びる搬送レール17が連結してある。この搬送レール17は、板材に前記すくい板14の溝14cと同じ断面形状の溝17aが加工されたものであり、ここに前記溝14cと同様の姿勢でねじ40を支持して整列させるよう構成されている。この搬送レール17は、前記すくい板14の揺動路上前方に連設してあり、すくい板14の揺動上死点において、溝14cが溝17aに連通するように構成されている。また、この搬送レール17前端にはエスケープメント18が設けられており、このエスケープメント18は、搬送レール17を送られてきたねじ40を後工程に分離供給するように構成されている。
前記フレーム3にはガイドブロック19が取り付けられ、このガイドブロック19には、前記搬送レール17に対して平行に往復移動可能なスライド軸20が案内されている。このスライド軸20はばね20aにより常時貯留部13側に付勢されており、その先端には排除部材21が取り付けられている。この排除部材21の下面側には、図3にも示すように、搬送レール17に正しい姿勢に支持されたねじ40の通過のみを許容する切欠21aが形成してある。また、前記スライド軸20には、ピン22が直交して植設してあり、このピン22は、フレーム3に支軸23で揺動可能に軸支されたレバー24のU溝24aに係合させてある。このレバー24の下端部は、前記ガイドローラ9の回動軌跡外縁に沿う弧状面24bに形成してあり、ここがガイドローラ9に接している間は、スライド軸20および排除部材21は、ばね20aの付勢に逆らって搬送レール17の部品送り方向に待避するように構成されている。
また、搬送レール17の上方には、特許文献1にも図示されているように、搬送レール17と所定の間隔をおいて、押さえ板25が配置されている。この押さえ板25は、搬送レール17の振動によってねじ40が搬送レール17から飛び出るのを防止するために設けられている。
一方、前記ベースプレート2上には、すくい板14の揺動を検知するための検知手段の一例として近接センサ26が配置されている。この近接センサ26は、すくい板14の移動路に検出面を向けて配置されており、すくい板14が下限位置付近まで揺動した段階で、すくい板14を検知してONし、すくい板14が下限位置付近から離れるとOFFになる。この近接センサ26は、前記モータ4の駆動を制御する制御ユニット27に接続されている。この制御ユニット27は、図6ではブロック形態で示しているが、実際にはベースプレート2上の空きスペースに設置されるものである。この制御ユニット27は、制御部28、記憶部29、モータ駆動部30、コイル駆動部31、入出力部32、操作部33、表示部34及び電源部35を備える。
前記記憶部29には、駆動制御プログラム、モータ4、振動付与手段16及びエスケープメント18の各種パラメータ等、部品供給装置1を動作制御するために必要な情報が予め記憶してある。この中の各種パラメータには、振動付与手段16の駆動制御パラメータである「振動周波数」および「振動強度」、すくい板揺動速度パラメータである「すくい板通常速度」および「すくい板上限速度」、すくい板動作制御パラメータである「すくい板反転待ち時間」等が含まれる。また、前記操作部33は、各種スイッチ、キー(図示せず)等で構成され、表示部34は、液晶表示パネル又はディジタル表示器等で構成される。前記各種パラメータは、表示部34を見ながら操作部33を操作して任意に入力設定することができる。また、前記電源部35は、直流24V出力のスイッチング電源で構成されており、複数の交流電源に対応できるようになっている。
前記モータ駆動部30は、制御部28から与えられる所定のパルス列に従ってパルス波形状の電流(以下、パルス電流という)をモータ4に印加して、モータ4を駆動制御する。このパルス電流の基準となるパルス列の周波数は、「すくい板通常速度」または「すくい板上限速度」の設定値に応じて制御部28で決定される。また、コイル駆動部31は、制御部28から与えられる所定のパルス列に従って、パルス波形状の電圧(以下、パルス電圧という)をコイル167に印加して、振動付与手段16を駆動制御する。このコイル駆動部31からコイル167に印加されるパルス電圧波形は、図7に示すようにプラス電圧とマイナス電圧とが交互に現れる形状となる。この結果、プラス電圧の印加により、永久磁石166分の磁力にコイル167への通電による電磁石の磁力分を加えた必要十分な磁力が得られ、マイナス電圧の印加により、永久磁石166の磁力を相殺して無磁力状態を創出できるようになっている。これにより、低い電圧でも必要十分な振動が得られる。この時、振動強度(振幅)は、パルス電圧の印加時間tと、パルス電圧の周期Tによって決まる周波数とによって決定される。つまり、振動強度は、図8に示すように、パルス電圧の周波数を共振周波数に一致させた時に最も大きくなり、しかも印加時間tが長いほど大きくなる。このことから、パルス電圧の周波数を共振周波数に一致させることが最も好ましいが、より安定した振動を得るためには図8に破線で示した共振周波数よりも若干高めの実用周波数帯域の周波数を採用した方がよい。
次に、図9に示すように、すくい板14が下限位置にある状態(近接センサがONの状態)から部品供給装置1を起動した時の作用を述べる。
まず、制御ユニット27の操作部33に設けられた電源投入スイッチ(図示せず)により電源が投入されることで、制御部28にスタート指令信号が入力されると、制御部28は、記憶部29にある制御プログラム、各種動作パラメータ等を読み込む。そして、その中の「すくい板通常速度」及び「すくい板上限速度」に対応するパルス列の周波数をそれぞれ演算し、「すくい板通常速度」に対応する周波数のパルス列をモータ駆動部30に与える。これを受けてモータ駆動部30は、当該パルス列に対応するパルス電流をモータ4に印加する。同時に、制御部28は「振動周波数」および「振動強度」に基づいて、コイル駆動部31に与えるパルス列の周波数と印加時間tとを定め、これに基づくパルス列をコイル駆動部31に与える。これを受け、コイル駆動部31は、当該パルス列に対応したパルス電圧で振動付与手段16を駆動制御する。この振動付与手段16の駆動を受けて搬送レール17が振動する。
搬送レール17は、供給する部品の形状やサイズ変更に伴って交換されることがあり、これによって固有振動数が変わり、共振周波数も変わる。この時は、前記「振動周波数」の設定値を変更することで、最適な搬送レール17の振動を得ることができる。また、「振動強度」の設定値を変更すれば、コイル駆動部31から振動付与手段16に印加されるパルス電圧の一パルス当たりの印加時間tを変更でき、振動強度の調節が可能である。
前述のようにモータ4が駆動するのを受け、プーリ6ないしガイドローラ9が回転する。この時、ガイドローラ9は、アーム10のガイド溝10aに沿って転動するため、アーム10ないしすくい板14は上昇揺動を始める。これにより、近接センサ26の検知信号がONからOFFに切り替わり、これが入出力部32を通じて制御部28に送られる。制御部28は、これを受け、モータ駆動部30に与えるパルス列のパルス数を計数する。
すくい板14の上昇揺動に伴ってすくい板14の溝14cには、貯留部13に貯留されたねじ40が嵌合してすくい上げられる。そして、すくい板14は上限位置まで揺動すると、ガイド溝10aの形状の作用により一定時間停留する。また、その前段に制御部28は前記パルス数の計数値からすくい板14が上限位置に近付いたことを識別し、モータ駆動部30に「すくい板上限速度」に対応する周波数のパルス列を送る。これを受け、モータ駆動部30は、当該パルス列に対応するパルス電流でモータ4を駆動制御し、モータ4の回転速度を減じる。これにより、上限位置におけるすくい板14の停留時間が十分に確保され、この間に、すくい板14によってすくい上げられたねじ40は、図10(a)に示すように搬送レール17の溝17aに確実に移行する。
制御部28は、「すくい板上限速度」に対応するパルス列を発した後、このパルス列のパルス数を計数する。そして、この計数値からすくい板14が上限位置から下降し始めたことを識別すると、モータ駆動部30に「すくい板通常速度」に対応するパルス列を再度送る。これにより、モータ4の回転速度が速められ、以てすくい板14の揺動速度が元の速度に戻される。このように、すくい板14が搬送レール17にねじ40を移載する移載位置付近にある時と、それ以外の位置にある時とに対応する揺動速度を設定し、これに応じてモータ4を速度制御しているため、単位時間当たりのすくい板14の揺動回数を増やしつつ、上限位置での停留時間を確保することができ、以てねじ40の供給量を増やすことができる。また、この「すくい板通常速度」および「すくい板上限速度」の各設定値を変更することにより、すくい板14の揺動速度を自由に変更できる。このように、すくい板の揺動速度を自由に、かつきめ細かく設定できるため、供給量の調整等に柔軟に対応することができる。
また、すくい板14が下降し始めてしばらくすると、ガイドローラ9がレバー24から外れる。これにより、図10(b)に示すように、排除部材21がばね20aの力を受けて搬送レール17上を搬送レール17に対して平行に貯留部13側に移動する。この排除部材21の動作により、搬送レール17に正しい姿勢で移行しなかったねじ40は貯留部13に戻される。
一方、搬送レール17に移行したねじ40は、搬送レール17の振動を受けて搬送レール17前方へと整列搬送され、エスケープメント18に到達する。制御部28は、後工程に設けられるねじ締めツール(図示せず)等から発せられるねじ要求信号を受けると、入出力部32に駆動指令信号を与え、これを受けて入出力部32はエスケープメント18を駆動制御する。この結果、エスケープメント18に達したねじ40が、ねじ締めツール等へ分離供給される。
ねじ要求信号が発せられずにエスケープメント18が長時間作動しない時は、搬送レール17上に所定量のねじ40が並び、これを光電センサ36が検知する。この光電センサ36の検知信号は、入出力部32を通じて制御部28に送られる。これを受け、制御部28は近接センサ26の検知信号がONになるまで待って、すなわち、すくい板14が搬送レール17にねじ40を移載する移載位置たる上限位置から離れた下限位置付近まで揺動するのを待って、モータ駆動部30へのパルス列の付与を停止する。この結果、モータ4が駆動停止し、すくい板14は下限位置付近で停止する。こうすることで、排除部材21を作動させて、すくい板14から搬送レール17に移載された不整列ねじを排除することができ、搬送レール17を常に安定して振動させることができる。その後、エスケープメント18からねじ40が分離供給されて光電センサ36がねじ40を検知しなくなると、再度モータ4が駆動し、すくい板14の揺動が再開される。
また制御部28では、近接スイッチ26の検知信号がON・OFF切り替わる度にタイマ(図示せず)がリセットされる。このタイマが所定時間をカウントした時点(タイムアップした時点)で近接センサ26の検知信号がOFFである場合には、下限位置から離れた位置ですくい板14が揺動不能になっていると判定できる。この場合、制御部28はモータ駆動部30に所定時間(約5秒)だけ逆転用のパルス列を与える。モータ駆動部30は、この逆転用のパルス列に対応するパルス電流をモータ4に印加し、これによってモータ4を逆転駆動させる。この結果、すくい板14は反転動作する。すなわち、上昇過程にあった場合には一時的に下降に転じ、下降過程にあった場合には一時的に上昇に転じる。そして、所定時間が経過するか、もしくは近接センサ26がONになると、制御部28は、モータ駆動部30に再び通常のパルス列を与えてモータ4を通常駆動させる。これにより、すくい板14は元の動作に戻る。
すくい板14の揺動が停止する原因としては、
(1)部材同士の隙間等に噛み込んだねじ40がすくい板14の移動路上にある。
(2)ねじ40同士の絡み合いが発生している。
の2点が最も多い。これに対し、前述のようにすくい板14が一旦反転動作した後、再び元の動作に戻ることにより、すくい板14に押されて隙間に噛み込んだねじ40が外れたり、或いはねじ40同士の絡み合いが解かれ、すくい板14が正常に揺動できるようになる。
また、ねじ40がすくい板14の揺動移動路上のすくい板14以外の他の部材同士の隙間(例えば、貯留部13とフレーム3との隙間等)に噛み込んでしまい、すくい板14が一度反転動作しただけでは外れない場合等には、すくい板14は反転動作を繰り返す。すなわち、モータ4が一時的に逆転駆動した後、通常の駆動に戻っても、すくい板14が再度噛み込んだねじ40に当たるため、タイマがタイムアップしてもなお近接センサ26がONしない。このため、モータ4は再度一時的に逆転駆動し、以降、ねじ40が外れるまでこれを繰り返すことになる。このようにすくい板14が揺動すると、噛み込んだねじ40に断続的な刺激を与えることができ、噛み込みを解除することが可能になる。
一方、制御部28のタイマがタイムアップした時点で近接センサ26の検知信号がONのままである場合には、すくい板14が近接センサ26の検知範囲内(下限位置付近)で揺動不能になっていると判定できる。この場合、前述同様にモータ4の駆動を一時的に逆転駆動に切り換え、すくい板14の反転動作を行ってもよい。しかし、すくい板14が下限位置付近で揺動不能となっている場合は、すくい板14が反転動作できる余裕が少ない。よって、この場合には制御部28は表示部34にエラー表示指令を送り、表示部34によるエラー表示を実行するようにするとよい。
本発明に係る部品供給装置の要部拡大一部切欠断面図。 本発明に係る部品供給装置の要部拡大一部切欠断面図。 本発明に係る部品供給装置の一部切欠正面図。 本発明に係る部品供給装置の要部拡大一部切欠斜視断面図。 振動付与手段の印加電圧−磁力特性を示すグラフ。 本発明に係る部品供給装置の制御ユニット系のブロック説明図。 振動付与手段に印加するパルス電圧の一例を示した電圧波形図 振動付与手段による振動の周波数特性を示すグラフ。 本発明に係る部品供給装置の動作状態を示す要部拡大一部切欠断面図。 本発明に係る部品供給装置の動作説明図。
符号の説明
1 部品供給装置
2 ベースプレート
3 フレーム
4 モータ
9 ガイドローラ
10 アーム
13 貯留部
14 すくい板
16 振動付与手段
17 搬送レール
18 エスケープメント
21 排除部材
26 近接センサ
27 制御ユニット

Claims (4)

  1. 部品を多数貯留可能な貯留部と、この貯留部に貯留された部品を支持して搬送可能な搬送レールと、この搬送レールを振動させる振動付与手段とを備えた部品供給装置であって、
    前記振動付与手段は、永久磁石と電磁石とを有する磁力発生部と、この磁力発生部に吸着可能かつ前記搬送レールが連結される被吸着部材と、この吸着部材を支える弾性部材とを備えることを特徴とする部品供給装置。
  2. 電磁石が永久磁石の磁力を相殺する磁力と、永久磁石の磁力に加算されて磁力発生部としての磁力を高める磁力とを交互に発生するよう、電磁石に通電する電圧を制御する制御ユニットを備えていることを特徴とする請求項1に記載の部品供給装置。
  3. 部品を多数貯留可能な貯留部と、この貯留部に貯留された部品を支持して搬送可能な搬送レールと、この搬送レールを振動させる振動付与手段と、この振動付与手段を駆動制御する制御ユニットとを備えた部品供給装置であって、
    前記振動付与手段は、電磁石を有する磁力発生部と、この磁力発生部に吸着可能かつ前記搬送レールが連結される被吸着部材と、この吸着部材を支える弾性部材とを備えて構成され、また前記制御ユニットは、予め設定された振動周波数に基づいて決定した周波数のパルス電圧で前記磁力発生部を通電制御する構成であることを特徴とする部品供給装置。
  4. 制御ユニットは、予め設定された振動強度に基づいて決定した一パルス当たりの通電時間のパルス電圧で前記磁力発生部を駆動制御する構成であることを特徴とする請求項3に記載の部品供給装置。
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