JP6255286B2 - 分散供給装置及び組合せ計量装置 - Google Patents

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Description

本発明は、物品を分散させながら外周部の複数箇所に供給する分散供給装置、及びこれを備えた組合せ計量装置に関する。
特許文献1に、組合せ計量装置の一例が開示されている。この組合せ計量装置は、円錐状の分散テーブルを有する分散供給部、分散テーブルの周囲から放射状に延びるトラフを有する複数の放射フィーダ、トラフ先端の下方に配置された複数のプールホッパ、プールホッパの下方に配置された複数の計量ホッパ、及び、計量ホッパの下方に配置された集合シュートを備えている。上方から分散テーブルに供給された物品は、周方向に分散しながら径方向外側に送られ、複数の放射フィーダのトラフに落下供給される。各トラフ上の物品は、放射フィーダによって径方向外側へ搬送され、プールホッパを介して計量ホッパに落下供給される。複数の計量ホッパに収容された物品は計量され、これらの計量値がコンピュータにより組み合わされて、複数の組合せ計量値が計算される。さらに、組合せ計量値の中で設定重量に最も近い組合せがコンピュータにより選択され、選択された組合せに対応する複数の計量ホッパから集合シュートに物品が落下供給される。
この種の組合せ計量装置では、設定重量に近い組合せ計量値を得るために、各計量ホッパへ物品が適切に供給されることが求められる。
特許文献2には、放射フィーダによって物品をプールホッパ及び計量ホッパへ適切に供給するための技術が開示されている。特許文献2の放射フィーダでは、トラフの下面に、固有振動数が異なる第1及び第2の板ばねが連結されている。第1の板ばねは、物品をプールホッパへ送る供給方向とは反対側に向かって斜め上方に傾斜して配置され、第2の板ばねは、供給方向に向かって斜め上方に傾斜して配置されている。振動源によって第1の板ばねの固有振動数に近い振動数の振動が発生されると、第1の板ばねは、その下端部を支点として上端部が供給方向に向かって斜め上方に揺動し、この揺動方向の振動がトラフ下面に伝達されることにより、トラフ上の物品はプールホッパに向かって送られる。一方、第2の板ばねの固有振動数に近い振動数の振動が発生されると、第2の板ばねは、その下端部を支点として上端部が供給方向とは反対側に向かって斜め上方に揺動し、この揺動方向の振動がトラフ下面に伝達されることにより、トラフ上の物品はプールホッパとは反対側へ戻される。
このような特許文献2の技術によれば、振動源の振動数を制御することで、トラフ上で物品を前進及び後退させたり、供給方向への物品の送り量を調整したりすることで、放射フィーダによる適切な搬送を実現可能である。
特開平6−74814号公報 国際公開第2009/078273号
ところで、分散供給部の分散テーブルは、通常、上方の1箇所からの供給に対して、複数の放射フィーダに対して物品を排出するものである。そして、従来の分散供給部では、単一の分散テーブルが単一の動作を行うようにしか制御できない。そのため、複数箇所の排出部への排出制御を適切に行うことは困難であった。特に平面視半円状の分散テーブルが用いられる場合、分散テーブル上の周方向の一方の縁部に物品が集中し、他方の縁部に物品が不足する傾向がある。そのため、排出箇所によっては、物品の排出量が不足したり、過剰になったりすることがある。この事象を解決するためには、分散テーブルへの1箇所の供給位置を調整するしかないのが現状である。
物品の供給状態の適正を図る特許文献2の技術の適用は、1箇所から供給された物品を1箇所の排出部へ単純に搬送する放射フィーダに対して行われているにとどまり、1箇所の供給部から複数箇所の排出部へ、又は、複数箇所の供給部から複数箇所の排出部へ物品を送る場合には、供給部と排出部との対応関係が複雑であることから、特許文献2の技術の適用が未だ図られていないのが現状である。
そこで、本発明は、分散テーブルから複数箇所への適切な物品の供給を実現することを課題とする。
本発明に係る分散供給装置は、上方から供給される物品を受け取り、該物品を外周部の複数箇所へ供給する分散テーブルと、前記分散テーブルの下面に配置される取付部に傾斜して連結され、第1固有振動数を有する第1弾性部と、記第1弾性部とは異なる方向に傾斜し、前記第1弾性部と連結され、第1固有振動数とは異なる第2固有振動数を有する第2弾性部と、前記第1弾性部と前記第2弾性部とを介して前記分散テーブルを振動させる振動源と、前記振動源によって発生させる振動の振動数を変化させることにより、前記分散テーブル上における前記物品の搬送方向を変動させる制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る分散供給装置によれば、振動源によって第1固有振動数又はこれに近い振動数の振動を発生させて、第1弾性部の振動の振幅を大きくすることで、分散テーブル上で、第1弾性部の傾斜に対応する方向への物品の送り量を増大させることができる。また、振動源によって第2固有振動数又はこれに近い振動数の振動を発生させて、第2弾性部の振動の振幅を大きくすることで、分散テーブル上で、第2弾性部の傾斜に対応する方向への物品の送り量を増大させることができる。そのため、振動源によって発生させる振動の振動数を調整することで、分散テーブル上の物品を送る方向及び量を適宜調整することができ、これにより、分散テーブル上での物品の偏りを抑制できる。したがって、分散テーブルの外周部の複数箇所へ物品を適切に供給することができる。
本発明に係る分散供給装置が、前記第1弾性部と前記第2弾性部とを有する弾性部群を複数備える場合、前記複数の弾性部群は、周方向の互いに異なる位置で前記分散テーブルに連結されてもよい。この場合、複数の弾性部群が設けられることにより、分散テーブルから各弾性部群にかかる負荷が分散される。そのため、各第1弾性部及び各第2弾性部の耐久性を高めることができる。
本発明に係る分散供給装置において、前記分散テーブルが平面視における円形又は円弧状の外周部を備える場合、前記複数の弾性部群は、平面視において異なった向きで配置されてもよい。この場合、平面視における弾性部群の向きが弾性部群毎に異なるため、周方向の複数箇所で、互いに異なる方向の振動を分散テーブルに作用させることができる。そのため、分散テーブル上の物品を平面視でのねじり方向に送ることが可能になり、これにより、物品の偏りを効果的に抑制できる。
本発明に係る分散供給装置において、前記振動源が複数設けられる場合、前記分散供給装置は、前記複数の振動源をそれぞれの振動数が異なるように駆動する駆動部を備えてもよい。この場合、複数の振動源が異なる振動数で駆動されることにより、第1弾性部の振動の振幅と第2弾性部の振動の振幅を個別に調整することができる。そのため、各弾性部群から分散テーブルに伝達される合成振動の方向及び振幅をより緻密に調整することができ、これにより、分散テーブル上の所定位置にある物品を外周部の所望位置へ送ることができる。したがって、分散テーブルの外周部の各箇所への物品の供給量を精度よく調整することができる。
本発明に係る分散供給装置が、前記第1弾性部及び前記第2弾性部を介して前記分散テーブルに連結されたカウンタウェイトを備え、前記第1弾性部と前記第2弾性部とが、前記分散テーブルと前記カウンタウェイトとの間で直列に連結する場合、前記分散テーブルに前記第1弾性部の上端部が連結され、前記カウンタウェイトに前記第2弾性部の上端部が連結され、前記第1弾性部の下端部と前記第2弾性部の下端部とが互いに連結されてもよい。この場合、分散テーブルから斜め下方に延びる第1弾性部の下端部と、カウンタウェイトから第1弾性部とは異なる角度で斜め下方に延びる第2弾性部の下端部とが、分散テーブルとカウンタウェイトとの間で直列に連結される。このような連結により、仮にカウンタウェイトから第2弾性部を斜め上方に延ばして、この第2弾性部の上端部を第1弾性部の下端部に連結する場合に比べて、カウンタウェイト、分散テーブル、第1弾性部及び第2弾性部を全体として上下方向にコンパクトに配置することができる。
本発明に係る分散供給装置が、前記第1弾性部と前記第2弾性部とを連結する連結部材を備える場合、前記連結部材は、略水平に配置される水平部と、該水平部から立ち上がる立ち上がり部とを備え、前記第1弾性部は、前記分散テーブルとの連結部から前記分散テーブルの周方向の一方に向かって斜め下方に延びて、下端部において前記立ち上がり部に連結し、前記第2弾性部は、前記カウンタウェイトとの連結部から前記分散テーブルの周方向の他方に向かって斜め下方に延びて、下端部において前記水平部に連結してもよい。これにより、分散テーブルとの連結部から周方向の一方に向かって斜め下方に延びる第1弾性部と、カウンタウェイトとの連結部から周方向の他方に向かって斜め下方に延びる第2弾性部とを、水平部と立ち上がり部とを有する連結部材によって上下方向及び周方向にコンパクトに連結することができる。
本発明に係る分散供給装置は、前記分散テーブル上の物品の偏りを検知する偏り検知手段を備えてもよく、前記制御部は、前記偏り検知手段により検知された物品の偏りに基づいて、前記振動源によって発生させる振動の振動数を制御するようにしてもよい。この場合、振動源によって発生させる振動の振動数を制御して、第1弾性部及び第2弾性部の振動の振幅を制御することによって、分散テーブル上の物品の偏りが低減されるように、分散テーブル上の物品を送る方向及び量を調整できる。
本発明に係る組合せ計量装置は、上記の分散供給装置と、前記分散テーブルの周囲に周方向に並べて配置され、前記分散テーブルから供給された物品を保持する複数の計量ホッパと、前記計量ホッパに保持された物品の重量を計測する計量手段と、前記計量手段により計測された重量に基づいて、前記計量ホッパへの物品の供給量の目標値を算出する算出手段と、を備え、前記制御部は、前記算出手段によって算出された目標値に基づいて、前記振動源によって発生させる振動の振動数を制御する、ことを特徴とする。
本発明に係る組合せ計量装置によれば、振動源によって発生させる振動の振動数を制御して、第1弾性部及び第2弾性部の振動の振幅を制御することによって、各計量ホッパへの物品の供給量が目標値に近づくように、分散テーブル上の物品を送る方向及び量を調整できる。したがって、各計量ホッパに適量の物品が供給されることで、精度の高い組合せ計量が可能になる。
本発明に係る組合せ計量装置は、前記分散テーブル上の物品の偏りを検知する偏り検知手段を更に備え、前記制御部は、前記算出手段によって算出された目標値と、前記偏り検知手段により検知された物品の偏りとに基づいて、前記振動源によって発生させる振動の振動数を制御してもよい。この場合、分散テーブル上の物品の偏りを抑制しつつ、分散テーブルから各計量ホッパへの物品の供給量を精度よく目標値に近づけることができる。
本発明によれば、振動源によって発生させる振動の振動数を調整することで、分散テーブル上の物品を送る方向及び量を適宜調整することができる。これにより、分散テーブル上での物品の偏りを抑制して、分散テーブルの外周部の複数箇所へ物品を適切に供給することができる。
本発明の第1実施形態に係る分散供給装置を備えた組合せ計量装置を示す概略的な断面図である。 図1に示す組合せ計量装置を示す概略的な平面図である。 第1実施形態に係る分散供給装置を示す斜視図である。 図3に示す分散供給装置の側面図である。 図3に示す分散供給装置の分解斜視図である。 図5とは別の方向から見た分散供給装置の分解斜視図である。 図3に示す分散供給装置の主要部材の配置を示す平面図である。 図3に示す分散供給装置の加振機構を説明するための模式的な側面図である。 振動源の振動数と合成振動の振幅との関係の一例を示すグラフである。 組合せ計量装置の制御システムを示すブロック図である。 第2実施形態に係る分散供給装置を示す斜視図である。 図11に示す分散供給装置の側面図である。 図11に示す分散供給装置の分解斜視図である。 図11に示す分散供給装置の主要部材の配置を示す平面図である。 比較例に係る加振機構を模式的に示す側面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
[組合せ計量装置]
図1及び図2は、本発明の一実施形態に係る組合せ計量装置(以下、単に「計量装置」という)1を示す。
図1及び図2に示すように、計量装置1は、後に説明する分散供給装置を有する分散供給部2、分散供給部2を囲む環状の搬送部3、搬送部3の外周部下方に配置された複数のプールホッパ8、プールホッパ8の下方に配置された複数の計量ホッパ10、計量ホッパ10の下方に配置された集合シュート14、及び、これらの構成要素を支持するフレーム16を備えている。
分散供給部2は、1つ又は複数の分散供給装置で構成される。例えば、後述の第1実施形態では2つの分散供給装置20(20a,20b)を組み合わせて分散供給部2が構成され、後述の第2実施形態では1つの分散供給装置120のみで分散供給部2が構成される。ただし、3つ以上の分散供給装置を組み合わせて分散供給部2を構成してもよい。分散供給装置の具体的な構造については、後に実施形態毎に説明する。分散供給装置の個数に関わらず、分散供給部2は、1つの円錐形の分散テーブル122(図11参照)、又は、全体として円錐形となるように周方向に分割された複数の分散テーブル22を備える。また、分散供給部2は、分散テーブルに振動を加える加振機構30を備える。
搬送部3は、分散テーブル22の周方向92(図2参照)に並べられた複数の放射フィーダ4を備える。放射フィーダ4は、分散テーブル22の周囲から放射状に延びるトラフ5と、該トラフ5上の物品をプールホッパ8へ搬送する搬送装置6とを備える。搬送装置6は、例えば、トラフ5に振動を加えることでトラフ5上の物品を移動させる加振器である。ただし、トラフ5上の物品を搬送する機構は加振式に限定されるものでなく、加振式の搬送装置6に代えて、例えば、回転駆動可能なコイルユニットをトラフ5上に有する回転駆動式の搬送装置を設けてもよい。
プールホッパ8及び計量ホッパ10は、放射フィーダ4毎に設けられ、対応する放射フィーダ4のトラフ5の径方向94(図2参照)外側端部の下方に配置されている。
以上のように構成された計量装置1によれば、次の動作によって、設定重量に近い重量の物品(被計量物)を得ることができる。
先ず、分散テーブル22の上方に配置された供給コンベア18(18a,18b)から、分散テーブル22上に物品が落下供給される。分散テーブル22上の物品は、加振機構30による分散テーブル22の振動によって周方向に分散しながら、分散テーブル22の上面の傾斜によって径方向外側に送られ、放射フィーダ4のトラフ5に落下供給される。
各トラフ5上の物品は、放射フィーダ4によって径方向94(図2参照)外側へ搬送され、プールホッパ8に落下供給される。続いて、物品は、プールホッパ8に一時的に保持された後、計量ホッパ10に落下供給される。
複数の計量ホッパ10に収容された物品は計量センサ12(図10参照)によって計量される。計量センサ12は、例えば、計量ホッパ10毎に設けられたロードセルで構成される。計量センサ12の計量値は、後述するコントローラ100の制御部102(図10参照)により組み合わされて、複数の組合せ計量値が得られる。さらに、組合せ計量値の中で設定重量に最も近い組合せが制御部102により選択され、選択された組合せに対応する複数の計量ホッパ10のゲート(図示せず)が開かれる。ゲートが開かれた複数の計量ホッパ10内の物品は、集合シュート14に落下供給され、これにより、設定重量に近い重量の物品が得られる。
[分散供給装置]
以下、分散供給装置の具体的な構成について、実施形態毎に説明する。
[第1実施形態]
図1及び図2に示すように、第1実施形態では、同じ構造を有する2つの分散供給装置20(20a,20b)が計量装置1に搭載される。各分散供給装置20a,20bは、平面視半円形の分散テーブル22を備える。2つの分散供給装置20a,20bは、これらの分散テーブル22が略円錐状に組み合わされるように隣接して配置されている。
図1に示すように、各分散供給装置20a,20bの分散テーブル22の上方には、対応する供給コンベア18a,18bが個別に設けられている。これにより、2つの分散テーブル22に、別の種類の物品を落下供給することができる。ただし、1つの供給コンベア18から同じ種類の物品を2つの分散テーブル22に供給してもよい。いずれにしても、各分散テーブル22には、上方の1箇所から物品が供給される。ただし、上方の複数箇所から分散テーブル22に物品が供給されてもよい。
加振機構30は、分散テーブル22毎に設けられている。これにより、2つの分散テーブル22には、それぞれ対応する加振機構30によって個別に振動が加えられる。ただし、2つの分散テーブル22に、共通の加振機構30によって共通の振動を加えるようにしてもよい。
図3〜図8を参照しながら、分散供給装置20の構造の具体例について説明する。
図3〜図6に示すように、分散供給装置20は、単一の分散テーブル22を備える。分散テーブル22は、テーブル本体23と、連結部28を介してテーブル本体23を支持するテーブルベース部26とを備える。
テーブル本体23は、例えば、半円錐形の1枚の板状部材で構成されている。テーブル本体23の上面は、略水平に配置される略半円形の中心部23aと、該中心部23aから径方向外側に向かって斜め下方に拡がる傾斜面部23bとを備える。傾斜面部23bの外周部は、平面視における円弧状であり、全長に亘って略同じ高さに配置される。中心部23a及び傾斜面部23bは、例えば平らな面で構成されるが、必要に応じて傾斜面部23bに凹凸を設けてもよい。例えば、径方向に延びる複数のリブを傾斜面部23bに設けて、これらのリブによって傾斜面部23b上の物品が各放射フィーダ4(図1及び図2参照)へ案内されるようにしてもよい。
テーブル本体23には仕切壁部24が固定されている。仕切壁部24は、鉛直方向に沿って配置されている。仕切壁部24は、テーブル本体23の周方向92の両端部を塞ぐように設けられている。
テーブルベース部26は、連結部28を介してテーブル本体23に一体化されている。テーブルベース部26に振動が加えられると、テーブル本体23は、テーブルベース部26と共に一体的に振動する。テーブルベース部26の外周部における周方向92の複数箇所に、後述の第1弾性部41(41a,41b,41c)の一端部が取り付けられる取付部27a,27b,27cが設けられている。これら複数の取付部27a,27b,27cは、中心部23aからの距離と高さとが互いに等しくなるように配置されている。
加振機構30は、第1弾性部41(41a,41b,41c)と第2弾性部42(42a,42b,42c)とを有する複数の弾性部群40(40a,40b,40c)と、該弾性部群40(40a,40b,40c)を介して分散テーブル22に連結されたカウンタウェイト36と、弾性部群40(40a,40b,40c)を介して分散テーブル22を振動させる振動源32,33と、を備える。
カウンタウェイト36は、分散テーブル22のテーブルベース部26の下方に配置されている。カウンタウェイト36の外周部における周方向92の複数箇所には、第2弾性部42(42a,42b,42c)の一端部が取り付けられる取付部38a,38b,38cが設けられている。カウンタウェイト36には、上下方向に延びる一対の貫通穴37a,37b(図5参照)が設けられている。
カウンタウェイト36は、カウンタウェイト36から下方に突出した複数の脚部39を介してフレーム16(図1参照)上に設置される。脚部39は、上下方向に伸縮可能なコイルばねを備え、該コイルばねによって、カウンタウェイト36の振動が吸収される。これにより、分散供給装置20a,20bからフレーム16への振動伝達が抑制される。
カウンタウェイト36の下方には連結ベース部49が配置される。連結ベース部49の外周部における周方向92の複数箇所には、弾性部群40a,40b,40c毎に設けられた複数の連結部材50a,50b,50cが固定されている。これにより、複数の連結部材50a,50b,50cは、共通の連結ベース部49を介して一体化されている。
各連結部材50(50a,50b,50c)は、略水平に配置される水平部51と、該水平部51から立ち上がる立ち上がり部52とを備える。水平部51は、周方向92に沿って直線状に延びている。立ち上がり部52は、水平部51の一方の端部から上方に延びている。
本実施形態において、振動源は、第1振動源32と第2振動源33とで構成されている。第1振動源32は、カウンタウェイト36に取り付けられた電磁コイル32a及び固定鉄心32bと、分散テーブル22のテーブルベース部26に取り付けられた可動鉄心32cとを備える。第2振動源33は、カウンタウェイト36に取り付けられた電磁コイル33a及び固定鉄心33bと、連結ベース部49に取り付けられた可動鉄心33cとを備える。第1振動源32の電磁コイル32a及び固定鉄心32bはカウンタウェイト36の一方の貫通穴37a(図5参照)に収容され、第2振動源33の電磁コイル33a及び固定鉄心33bはカウンタウェイト36の他方の貫通穴37b(図5参照)に収容されている。
第1振動源32の電磁コイル32aには第1電流供給回路71(図8参照)が電気的に接続され、第2振動源33の電磁コイル33aには第2電流供給回路72(図8参照)が電気的に接続されている。電磁コイル32a,33aに交流電流が流れると、振動磁場が発生し、可動鉄心32c,33cが上下方向に振動する。
複数の弾性部群40(40a,40b,40c)は、周方向92の異なる位置に配置されている(図7参照)。本実施形態では、3つの弾性部群40a,40b,40cが平面視において60°の角度間隔を空けて配置されているが、弾性部群の個数はこれに限定されるものでない。
複数の弾性部群40a,40b,40cは、分散テーブル22とカウンタウェイト36との間で並列に設けられている。各弾性部群40(40a,40b,40c)において、第1弾性部41(41a,41b,41c)と第2弾性部42(42a,42b,42c)とは、連結部材50(50a,50b,50c)を介して直列に連結している。
第1弾性部41及び第2弾性部42は、長さ方向の一端部を支点として他端部が撓み方向に振動しやすい細長い部材で構成されている。具体的に、第1弾性部41及び第2弾性部42は、例えば、積層された複数の板ばねで構成される。この場合、板ばねの枚数を変更することによって、第1弾性部41及び第2弾性部42の固有振動数を容易に調整できる。第1弾性部41は第1固有振動数f1を有し、第2弾性部42は、第1固有振動数f1とは異なる第2固有振動数f2を有する。
第1弾性部41は、鉛直方向に対して傾斜して配置されている。第2弾性部42は、鉛直方向に対して、第1弾性部41とは異なる方向に傾斜して配置されている。第1弾性部41及び第2弾性部42の傾斜方向は限定されるものでないが、例えば、第1弾性部41は、周方向92の一方に向かって下側に45°傾斜した方向に延びており、第2弾性部42は、周方向92の他方に向かって下側に45°傾斜した方向に延びている。径方向94(図7参照)の外側から見たとき、第1弾性部41の傾斜角度と第2弾性部42の傾斜角度との差は90°となっている。径方向外側から見たときの傾斜角度の差はこれに限定されるものでないが、60°以上であることが好ましい。
第1弾性部41の上端部は、分散テーブル22の取付部27a,27b,27cに固定されている。この分散テーブル22との連結部から周方向92の一方に向かって斜め下方に延びる第1弾性部41の下端部は、連結部材50の立ち上がり部52の上端部に固定されている。第2弾性部42の上端部は、カウンタウェイト36の取付部38a,38b,38cに固定されている。このカウンタウェイト36との連結部から周方向92の他方に向かって斜め下方に延びる第2弾性部42の下端部は、連結部材50の水平部51における立ち上がり部52とは反対側の端部に固定されている。これにより、第1弾性部41の下端部と第2弾性部42の下端部とが、連結部材50によって上下方向及び周方向92にコンパクトに連結されている。また、第1弾性部41と第2弾性部42とは、上下方向及び周方向92にオーバーラップして配置されており、これらの方向の更なるコンパクト化が図られている。
図15に示す比較例と比べて更に説明する。図15に示す比較例において、第1弾性部241及び第2弾性部242は、本実施形態と同じ傾斜角度で配置されている。上端部がカウンタウェイト36に連結され下端部が連結部材50に連結された本実施形態の第2弾性部42と異なり、比較例の第2弾性部242は、上端部において連結部材250に連結され、下端部においてカウンタウェイト236に連結されている。つまり、比較例では、分散テーブル222から斜め下方に延びる第1弾性部241の下端部と、カウンタウェイト236から斜め上方に延びる第2弾性部242の上端部とが、連結部材250を介して連結されている。このような連結構造では、分散テーブル222とカウンタウェイト236との上下方向の間隔を大きくする必要があり、全体として上下方向に大型化してしまう。これに対して、本実施形態によれば、第1弾性部41及び第2弾性部42の下端部同士が連結するため、上述したように全体として上下方向にコンパクトな配置を実現できる。
[分散供給装置の動作]
図7〜図9を参照しながら、分散供給装置20の動作について説明する。
図7は、分散供給装置20の分散テーブル22及び複数の弾性部群40a,40b,40c等の配置を示す平面図である。図7では、主要部材のみが図示されており、その他の部材の図示は省略されている。図8は、加振機構30を説明するための模式的な側面図である。図8では、理解を容易にするために、1つの弾性部群40及びこれに対応する1つの連結部材50のみが図示されている。図9は、振動源32,33により発生される振動の振動数と、分散テーブル22に伝達される合成振動の振幅との関係の一例を示すグラフである。
いずれの弾性部群40a,40b,40cも、同様の連結構造で分散テーブル22とカウンタウェイト36とに連結しているため、第1弾性部41又は/及び第2弾性部42の振動を分散テーブル22に伝達する機構は、いずれの弾性部群40a,40b,40cにおいても共通している。
図8を参照しながら、第1弾性部41又は/及び第2弾性部42の振動を分散テーブル22に伝達する機構について、1つの弾性部群40を例に挙げて説明する。
第1弾性部41と第2弾性部42は直列に連結している。したがって、第1弾性部41又は第2弾性部42の一方のみを共振させて、この振動を分散テーブル22に加えることもできるし、第1弾性部41及び第2弾性部42の両方を共振させて、これらの合成振動を分散テーブル22に加えることもできる。
第1弾性部41は、周方向92の一方に向かって上方に傾斜して分散テーブル22に連結されている。第2弾性部42は、周方向92の同方向に向かって下方に傾斜して、連結部材50及び第1弾性部41を介して分散テーブル22に連結されている。
第1電流供給回路71から第1振動源32に交流電流が供給されると、第1振動源32の可動鉄心32cの上下方向の振動が分散テーブル22のテーブルベース部26を介して第1弾性部41の上端部に伝達される。この振動の振動数が第1固有振動数f1又はこれに近い振動数であれば、第1弾性部41は共振する。これにより、第1弾性部41の上端部は、下端部を支点として第1弾性部41の長さ方向に直角な傾斜方向81に揺動し、この傾斜方向81の振動は分散テーブル22に伝達される。
第2電流供給回路72から第2振動源33に交流電流が供給されると、第2振動源33の可動鉄心33cの上下方向の振動が連結ベース部49及び連結部材50を介して第2弾性部42の下端部に伝達される。この振動の振動数が第2固有振動数f2又はこれに近い振動数であれば、第2弾性部42は共振する。これにより、第2弾性部42の下端部は、上端部を支点として第2弾性部42の長さ方向に直角な傾斜方向82に揺動し、この傾斜方向82の振動は、連結部材50及び第1弾性部41を介して分散テーブル22に伝達される。
なお、第2弾性部42は、第1振動源32の振動によっても上記と同様の共振が可能である。つまり、第2固有振動数f2又はこれに近い振動数の振動が第1振動源32によって発生されると、この振動が可動鉄心32cからテーブルベース部26、第1弾性部41及び連結部材50を介して第2弾性部42の下端部に伝達され、第2弾性部42は上記と同様に共振する。
第1弾性部41のみが共振する場合、分散テーブル22には、弾性部群40に連結された周方向位置において、鉛直方向に対して周方向92に傾斜した方向の振動が加えられ、分散テーブル22上の物品は、斜め上方に跳ね上げられる。これにより、分散テーブル22上の物品は、周方向92の第1方向D1に送られる。一方、第2弾性部42のみが共振する場合、分散テーブル22には、弾性部群40に連結された周方向位置において、鉛直方向に対して周方向92の反対側に傾斜した方向の振動が加えられ、分散テーブル22上の物品は、第1弾性部41のみが共振する場合とは反対側の斜め上方に跳ね上げられる。これにより、分散テーブル22上の物品は、周方向92における第1方向D1とは反対側の第2方向D2に送られる。
第1弾性部41及び第2弾性部42の両方が共振する場合、振動源32,33で発生させる振動の振動数及び位相を制御することで、分散テーブル22に伝達される合成振動を種々の態様に制御できる。これにより、例えば、分散テーブル22上の物品を、周方向92に変位させることなく上方へ跳ね上げたり、楕円を描くような軌道で移動させたり、周方向92に往復させたりすることが可能になる。
図9を参照しながら、第1固有振動数f1及び第2固有振動数f2が、脚部39のコイルばねの固有振動数f0よりも十分に大きく、第2固有振動数f2よりも第1固有振動数f1が大きい場合について、振動源32,33で発生させる振動の好適な振動数の一例を説明する。
図9に示すように、第1固有振動数f1又は第2固有振動数f2のいずれかに等しい振動数の振動が発生されると、第1弾性部41又は第2弾性部42が共振するため、分散テーブル22に伝達される振動の振幅はピークとなる。これらのピーク周辺の振動数では、分散テーブル22に伝達される振動の振幅は急激に小さくなるが、振幅の下降を示す勾配は、ピークの低振動数側に比べて高振動数側の方が緩やかになる傾向がある。そのため、振動源32,33で発生させる振動の振動数は、ピークよりも低振動数側にずれる場合に比べて、高振動数側にずれる場合の方が、大きな振幅の合成振動を得ることができる。したがって、第1弾性部41を単独で共振させる場合、振動数の誤差を考慮すると、図9の符号G1で示すように、第1固有振動数f1よりも僅かに大きな振動数の振動を第1振動源32によって発生させることが好ましい。同様に、第2弾性部42を単独で共振させる場合は、図9の符号G2で示すように、第2固有振動数f2よりも僅かに大きな振動数の振動を第2振動源33又は第1振動源32によって発生させることが好ましい。
第1弾性部41及び第2弾性部42の両方を共通の振動数で共振させる場合は、図9の符号G3で示すように、第1固有振動数f1と第2固有振動数f2との間の振動数で振動を発生させればよい。この場合、第1振動源32のみを駆動してもよいし、第1振動源32及び第2振動源33の両方を同じ振動数で駆動してもよい。また、この場合、振動源の振動数を第1固有振動数f1に近づくように調整することで、第1弾性部41の振動の振幅を増大させて、周方向92の第1方向D1(図8参照)への物品の送り量を増大させることができる。逆に、振動源の振動数を第2固有振動数f2に近づくように調整することで、第2弾性部42の振動の振幅を増大させて、周方向92の第2方向D2(図8参照)への物品の送り量を増大させることができる。第1弾性部41及び第2弾性部42の両方を同じ振動数で共振可能にするためには、第1固有振動数f1と第2固有振動数f2を互いに近い値となるように予め設定しておけばよい。逆に、常に第1弾性部41又は第2弾性部42の一方を単独で共振させる場合は、第1固有振動数f1と第2固有振動数f2を両者の差が十分な値(例えば10Hz以上)となるように予め設定しておけばよい。
また、第1振動源32と第2振動源33を異なる振動数で駆動してもよい。この場合、第1弾性部41の振動の振幅と第2弾性部42の振動の振幅を個別に調整することができる。これにより、分散テーブル22に伝達される合成振動の方向及び振幅をより緻密に調整することができ、上述のような種々の態様で分散テーブル22上の物品を動かすことができる。
図7に示すように、複数の弾性部群40a,40b,40cは、周方向92に並べて配置されており、周方向92の互いに異なる位置で分散テーブル22に連結されている。複数の弾性部群40a,40b,40cが周方向92に分散して設けられることにより、分散テーブル22から各弾性部群40a,40b,40cにかかる負荷が分散される。そのため、各第1弾性部41a,41b,41c及び各第2弾性部42a,42b,42cの耐久性を高めることができる。
各弾性部群40a,40b,40cにおいて、第1弾性部41a,41b,41cと第2弾性部42a,42b,42cとは平面視において一直線上に配置されている。なお、図7では、理解を容易にするために、第2弾性部42a,42b,42cの全体が図示されているが、厳密には、第2弾性部42a,42b,42cの一端部は第1弾性部41の下側に隠れるように配置される(図3及び図4参照)。
複数の弾性部群40a,40b,40cは、平面視において互いに異なり且ついずれも径方向94とは異なる角度で配置されている。これにより、周方向92の複数箇所で、互いに異なる方向の振動を分散テーブル22に作用させることができる。そのため、分散テーブル22上の物品を、平面視において中心部23a周りのねじり方向に送ることが可能になる。
分散テーブル22上の所定位置において、この位置に対応する弾性部群40a,40b,40cから加えられる振動による物品の送り方向は、上述したように周方向92の第1方向D1又は第2方向D2である。また、分散テーブル22上の物品には、テーブル本体23の傾斜面部23bの傾斜と重力とによって径方向94外側に向かって下側に傾斜した方向D3へ送る力が作用する。したがって、分散テーブル22上の物品は、実際には、径方向94外側に向かって下側且つ周方向92に傾斜した2つの方向D4,D5のいずれかの方向に送られる。
これらの送り方向D4,D5及び送り量を適宜切り換えるように振動源32,33を駆動することで、分散テーブル22上の所定位置にある物品を外周部の所望位置へ送ることができる。したがって、上方から分散テーブル22の中心部23a及びその周辺部に落下供給された物品を、分散テーブル22上での偏りを抑制しつつ、分散テーブル22の外周部の複数箇所へ適切に供給することができる。
[制御システム]
図10を参照しながら、計量装置1の制御システムについて説明する。
計量装置1の各種動作はコントローラ100によって制御される。コントローラ100は、複数の放射フィーダ4の搬送装置6、複数の計量ホッパ10のゲート開閉装置62、並びに、分散供給装置20a,20bの第1電流供給回路71及び第2電流供給回路72の各動作を制御する制御部102と、制御部102による制御に必要な各種計算を行う算出部104と、制御部102による制御に必要な各種情報を記憶する記憶部106とを備えている。
コントローラ100には、分散テーブル22上の物品の偏りを検知する偏り検知装置64、及び、計量ホッパ10に保持された物品の重量を計測する計量センサ12からの各信号が入力される。偏り検知装置64は、例えば、分散テーブル22の下面に取り付けられた複数のロードセルを備えた多点セル型の計量センサであってもよいし、分散テーブル22上の物品を上方から撮像する画像センサであってもよい。また、複数の計量ホッパ10の計量センサ12の計量値に基づいて分散テーブル22上の物品の偏りを推測してもよい。
制御部102は、算出部104で算出された情報、記憶部106に記憶された情報、及び/又は、各種入力信号に基づいて、搬送装置6、ゲート開閉装置62、第1電流供給回路71及び第2電流供給回路72に制御信号を出力する。
設定重量にできるだけ近い組合せ計量値を得るために、計量ホッパ10には、所定範囲内の重量の物品が保持されることが好ましい。全ての計量ホッパ10に所定範囲内の重量の物品を保持させるために、制御部102は、分散供給装置20a,20bの第1電流供給回路71及び第2電流供給回路72、並びに、放射フィーダ4の搬送装置6の動作を制御して、各計量ホッパ10への物品の供給量を制御する。この制御により、分散供給装置20a,20bから各放射フィーダ4への物品の供給量が調整されるとともに、各放射フィーダ4による物品の搬送量が調整され、これにより、各計量ホッパ10へ適量の物品が供給される。この制御を行うために、算出部104は、計量ホッパ10毎に、計量センサ12により計測された重量に基づいて、計量ホッパ10への物品の供給量の目標値を算出する。
制御部102による分散供給装置20a,20bの制御は、算出部104によって算出された目標値と、偏り検知装置64によって検知された物品の偏りとに基づいて行われる。この制御では、第1電流供給回路71及び第2電流供給回路72が制御されることで、第1振動源32又は/及び第2振動源33の駆動が制御されて、これにより、分散テーブル22に加えられる振動の態様が制御される。
例えば、分散テーブル22上において、周方向92の一方の側に偏って物品が存在する場合は、周方向92の他方側への物品の送り量が増大するように、振動源32,33の振動数及び/又は位相の制御によって、第1弾性部41又は第2弾性部42の振動の振幅及び位相が調整される。これにより、分散テーブル22上において、周方向92の一方の側に偏っていた物品を他方側へ分散させつつ、物品を分散テーブル22の外周部へ送ることができる。これにより、分散テーブル22から複数の放射フィーダ4への物品の供給量を均一化することができる。
また、例えば、物品の保持量が所定範囲よりも少ない計量ホッパ10への物品供給量を増大させる場合、分散テーブル22上で物品が比較的密に存在する部分から、対象の計量ホッパ10に対応する放射フィーダ4への排出部に向かって物品を移動させるように、振動源32,33の振動数及び/又は位相の制御によって、第1弾性部41又は第2弾性部42の振動の振幅及び位相が調整される。逆に、物品の保持量が所定範囲よりも多い計量ホッパ10への物品供給を抑制する場合は、分散テーブル22上で物品が比較的密に存在する部分の物品が、対象の計量ホッパ10に対応する放射フィーダ4への排出部から周方向92にずれた位置で分散テーブル22の外周部に到達するように調整される。これにより、分散テーブル22から放射フィーダ4への物品の供給量を、放射フィーダ4毎に調整することができる。このような放射フィーダ4への供給量制御に、放射フィーダ4による搬送の制御を組み合わせることで、各計量ホッパ10による物品の保持量を調整できる。したがって、精度の高い組合せ計量が可能になる。
[第2実施形態]
図11〜図14を参照しながら、第2実施形態について説明する。第2実施形態において、計量装置1の全体構成及びその制御システムの構成は第1実施形態と同様である。
第2実施形態では、平面視円形の分散テーブル122を備えた1つの分散供給装置120が計量装置1(図1及び図2参照)に搭載される。分散供給装置120は、単一の分散テーブル122を備える。分散テーブル122は、略円錐形の上面を有するテーブル本体123と、連結部128を介してテーブル本体123を支持するテーブルベース部126とを備える。
テーブル本体123の上面は、略水平に配置される略円形の中心部123aと、該中心部123aから径方向外側に向かって斜め下方に拡がる傾斜面部123bとを備える。傾斜面部123bの外周部は平面視円形であり、全長に亘って略同じ高さに配置される。中心部123a及び傾斜面部123bは、例えば平らな面で構成されるが、必要に応じて傾斜面部123bに凹凸を設けてもよい。例えば、径方向に延びる複数のリブを傾斜面部123bに設けて、これらのリブによって傾斜面部123b上の物品が各放射フィーダ4(図1及び図2参照)へ案内されるようにしてもよい。
テーブルベース部126は、連結部128を介してテーブル本体123に一体化されている。テーブルベース部126に振動が加えられると、テーブル本体123は、テーブルベース部126と共に一体的に振動する。テーブルベース部126の外周部における周方向192の複数箇所に、後述の第1弾性部141(141a,141b,141c)の一端部が取り付けられる取付部127a,127b,127cが設けられている。これら複数の取付部127a,127b,127cは、中心部123aからの距離と高さとが互いに等しくなるように配置されている。
分散供給装置120は、分散テーブル122に振動を加える加振機構130を備える。加振機構130は、第1弾性部141(141a,141b,141c)と第2弾性部142(142a,142b,142c)とを有する複数の弾性部群140(140a,140b,140c)と、該弾性部群140(140a,140b,140c)を介して分散テーブル122に連結されたカウンタウェイト136と、弾性部群140(140a,140b,140c)を介して分散テーブル122を振動させる振動源132と、を備える。
カウンタウェイト136は、分散テーブル122のテーブルベース部126の下方に配置されている。カウンタウェイト136の外周部における周方向192の複数箇所には、第2弾性部142(142a,142b,142c)の一端部が取り付けられる取付部138a,138b,138cが設けられている。取付部138a,138b,138cはカウンタウェイト136から上方に突出している。これらの取付部138a,138b,138cの上端は、分散テーブル122の取付部127a,127b,127cの上端と略同じ高さに配置されている。カウンタウェイト136には、上下方向に延びる貫通穴137(図13参照)が設けられている。
カウンタウェイト136は、カウンタウェイト136から下方に突出した複数の脚部139を介してフレーム16(図1参照)上に設置される。脚部139は、上下方向に伸縮可能なコイルばねを備え、該コイルばねによって、カウンタウェイト136の振動が吸収される。これにより、分散供給装置120からフレーム16への振動伝達が抑制される。
分散供給装置120は、カウンタウェイト136を径方向194(図14参照)外側から取り囲むように配置される連結フレーム149を備える。連結フレーム149の平面形状は略三角形である。連結フレーム149の各頂点部には、第1連結部151と第2連結部152とが周方向192に並べて設けられている。第1連結部151及び第2連結部152は、弾性部群140a,140b,140c毎に設けられている。複数の第1連結部151及び複数の第2連結部152は、共通の連結フレーム149を介して一体化されている。
第2実施形態において、振動源132は1つのみ設けられている。ただし、第1実施形態と同様、複数の振動源が分散供給装置120に設けられてもよい。振動源132は、カウンタウェイト136に取り付けられた電磁コイル132a及び固定鉄心132bと、分散テーブル122のテーブルベース部126に取り付けられた可動鉄心132cとを備える。電磁コイル132a及び固定鉄心132bはカウンタウェイト136の貫通穴137(図13参照)に収容されている。
電流供給回路(図示せず)から振動源132の電磁コイル132aに交流電流が供給されると、振動磁場が発生し、可動鉄心132cが上下方向に振動する。
複数の弾性部群140(140a,140b,140c)は、周方向192の異なる位置に配置されている(図14参照)。第2実施形態では、3つの弾性部群140a,140b,140cが平面視において120°の角度間隔を空けて配置されているが、弾性部群の個数はこれに限定されるものでない。
複数の弾性部群140a,140b,140cは、分散テーブル122とカウンタウェイト136との間で並列に設けられている。各弾性部群140(140a,140b,140c)において、第1弾性部141(141a,141b,141c)と第2弾性部142(142a,142b,142c)とは、第1連結部151及び第2連結部152を介して直列に連結している。
第1弾性部141は、第1実施形態の第1弾性部41と同様の部材であり、第1固有振動数f1を有する。第2弾性部142は、第2実施形態の第2弾性部42と同様の部材であり、第2固有振動数f2を有する。
鉛直方向に対する第1弾性部141の傾斜方向は第1実施形態の第1弾性部41と同様であり、鉛直方向に対する第2弾性部142の傾斜方向は第1実施形態の第2弾性部42と同様である。すなわち、第2実施形態においても、第1弾性部141と第2弾性部142とは、異なる方向に傾斜して配置されている。
第1弾性部141の上端部は、分散テーブル122の取付部127a,127b,127cに固定されている。第2弾性部142の上端部は、カウンタウェイト136の取付部138a,138b,138cに固定されている。第1弾性部141の上端部と、第2弾性部142の上端部とは略同じ高さに配置されている。
分散テーブル122との連結部から周方向192の一方に向かって斜め下方に延びる第1弾性部141の下端部は、第1連結部151に固定されている。カウンタウェイト136との連結部から周方向192の他方に向かって斜め下方に延びる第2弾性部142の下端部は、第2連結部152に固定されている。第1弾性部141の下端部と、第2弾性部142の下端部とは略同じ高さに配置されている。
このように、第1弾性部141の略全体と第2弾性部142の略全体とは、上下方向にオーバーラップして配置されている。したがって、傾斜方向が異なる第1弾性部141及び第2弾性部142を上下方向にコンパクトに連結することができる。
いずれの弾性部群140a,140b,140cも、同様の連結構造で分散テーブル122とカウンタウェイト136とに連結しているため、第1弾性部141又は/及び第2弾性部142の振動を分散テーブル122に伝達する機構は、いずれの弾性部群140a,140b,140cにおいても共通している。
上述のように第1弾性部141と第2弾性部142は直列に連結しているため、第1弾性部141又は第2弾性部142の一方のみを共振させて、この振動を分散テーブル122に加えることもできるし、第1弾性部141及び第2弾性部142の両方を共振させて、これらの合成振動を分散テーブル122に加えることもできる。
第1弾性部41は、周方向192の一方に向かって上方に傾斜して分散テーブル122に連結されている。第2弾性部142は、周方向192の同方向に向かって下方に傾斜して、第2連結部152、第1連結部151及び第1弾性部141を介して分散テーブル122に連結されている。
振動源132に交流電流が供給されると、振動源132の可動鉄心132cの上下方向の振動が分散テーブル122のテーブルベース部126を介して第1弾性部141の上端部に伝達される。また、この振動は、更に第1弾性部141、第1連結部151及び第2連結部152を介して、第2弾性部142の下端部にも伝達される。
この振動の振動数が第1固有振動数f1又はこれに近い振動数であれば、第1弾性部141は共振する。これにより、第1弾性部141の上端部は、下端部を支点として第1弾性部141の長さ方向に直角な傾斜方向181(図11参照)に揺動し、この傾斜方向181の振動は分散テーブル122に伝達される。
一方、この振動の振動数が第2固有振動数f2又はこれに近い振動数であれば、第2弾性部142は共振する。これにより、第2弾性部142の下端部は、上端部を支点として第2弾性部142の長さ方向に直角な傾斜方向182(図11参照)に揺動し、この傾斜方向182の振動は、第1連結部151、第2連結部152及び第1弾性部141を介して分散テーブル122に伝達される。
第1弾性部141のみが共振する場合、分散テーブル122における弾性部群140に連結された周方向位置において、鉛直方向に対して周方向192に傾斜した方向181(図11参照)の振動が加えられることにより、分散テーブル122上の物品は、周方向192の第1方向E1に送られる。一方、第2弾性部142のみが共振する場合、分散テーブル122における弾性部群140に連結された周方向位置において、鉛直方向に対して周方向192の反対側に傾斜した方向182(図11参照)の振動が加えられることにより、分散テーブル122上の物品は、周方向192における第1方向E1とは反対側の第2方向E2に送られる。
第1弾性部141及び第2弾性部142の両方が共振する場合、振動源132で発生させる振動の振動数及び位相を制御することで、第1実施形態と同様、分散テーブル122に伝達される合成振動を種々の態様に制御できる。
図14は、分散供給装置120の分散テーブル122及び複数の弾性部群140a,140b,140c等の配置を示す平面図である。図14では、主要部材のみが図示されており、その他の部材の図示は省略されている。
図14に示すように、複数の弾性部群140a,140b,140cは、周方向192に並べて配置されており、周方向192の互いに異なる位置で分散テーブル122に連結されている。複数の弾性部群140a,140b,140cが周方向192に分散して設けられることにより、分散テーブル122から各弾性部群140a,140b,140cにかかる負荷が分散される。そのため、各第1弾性部141a,141b,141c及び各第2弾性部142a,142b,142cの耐久性を高めることができる。
複数の弾性部群140a,140b,140cは、平面視において互いに異なり且ついずれも径方向194とは異なる角度で配置されている。これにより、周方向192の複数箇所で、互いに異なる方向の振動を分散テーブル122に作用させることができる。そのため、分散テーブル122上の物品を、平面視において中心部123a周りのねじり方向に送ることが可能になる。
分散テーブル122上の所定位置において、この位置に対応する弾性部群140a,140b,140cから加えられる振動による物品の送り方向は、上述したように周方向192の第1方向E1又は第2方向E2である。また、分散テーブル122上の物品には、テーブル本体123の傾斜面部123bの傾斜と重力とによって径方向194外側に向かって下側に傾斜した方向E3へ送る力が作用する。したがって、分散テーブル122上の物品は、実際には、径方向194外側に向かって下側且つ周方向192に傾斜した2つの方向E4,E5のいずれかの方向に送られる。
これらの送り方向E4,E5及び送り量を適宜切り換えるように振動源132を駆動することで、分散テーブル122上の所定位置にある物品を外周部の所望位置へ送ることができる。したがって、上方から分散テーブル122の中心部123a及びその周辺部に落下供給された物品を、分散テーブル122上での偏りを抑制しつつ、分散テーブル122の外周部の複数箇所へ適切に供給することができる。
以上のように構成された第2実施形態に係る分散供給装置120は、第1実施形態で説明した制御システムによって制御される。したがって、振動源132の駆動が第1実施形態と同様に制御されることで、分散テーブル122に加えられる振動の態様が制御されて、これにより、分散テーブル122上の物品の偏りを抑制できるとともに、各計量ホッパ10に適量の物品を供給して、組合せ計量の精度を高めることが可能になる。
以上、上述の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述の実施形態では、平面視円形及び平面視半円形の分散テーブルが用いられる場合について説明したが、本発明において、分散テーブルの平面形状は、鉛直方向を中心とした周方向に連続する形状であれば特に限定されるものでなく、例えば、円を周方向に3つ以上に分割した形状、又は、多角形であってもよい。
また、上述の実施形態では、各弾性部群が2つの弾性部で構成される例について説明したが、鉛直方向に対する傾斜方向と固有振動数とが相違する3つ以上の弾性部で弾性部群を構成してもよい。
さらに、上述の実施形態では、1つ又は2つの振動源を備えた分散供給装置について説明したが、3つ以上の振動源を設けるようにしてもよい。また、振動源の構成は、電磁コイルと可動鉄心を備えたものに限定されるものでなく、例えば、圧電素子からなる振動源を用いてもよい。
1 :組合せ計量装置
2 :分散供給部
3 :搬送部
4 :放射フィーダ
5 :トラフ
6 :搬送装置
8 :プールホッパ
10 :計量ホッパ
12 :計量センサ
14 :集合シュート
16 :フレーム
20 :分散供給装置
22 :分散テーブル
23 :テーブル本体
23a :中心部
23b :傾斜面部
24 :仕切壁部
26 :テーブルベース部
28 :連結部
30 :加振機構
32 :第1振動源
32a :電磁コイル
32b :固定鉄心
32c :可動鉄心
33 :第2振動源
33a :電磁コイル
33b :固定鉄心
33c :可動鉄心
36 :カウンタウェイト
39 :脚部
40a,40b,40c:弾性部群
41a,41b,41c:第1弾性部
42a,42b,42c:第2弾性部
49 :連結ベース部
50a,50b,50c:連結部材
51 :水平部
52 :立ち上がり部
62 :ゲート開閉装置
64 :偏り検知装置
71 :第1電流供給回路(駆動部)
72 :第2電流供給回路(駆動部)
100 :コントローラ
102 :制御部
104 :算出部
106 :記憶部
120 :分散供給装置
122 :分散テーブル
123 :テーブル本体
123a:中心部
123b:傾斜面部
126 :テーブルベース部
128 :連結部
130 :加振機構
132 :振動源
132a:電磁コイル
132b:固定鉄心
132c:可動鉄心
136 :カウンタウェイト
139 :脚部
140a,140b,140c:弾性部群
141a,141b,141c:第1弾性部
142a,142b,142c:第2弾性部
149 :連結ベース部
150a,150b,150c:連結部群
151 :第1連結部
152 :第2連結部

Claims (9)

  1. 上方から供給される物品を受け取り、該物品を外周部の複数箇所へ供給する分散テーブルと、
    前記分散テーブルの下面に配置される取付部に傾斜して連結され、第1固有振動数を有する第1弾性部と、
    記第1弾性部とは異なる方向に傾斜し、前記第1弾性部と連結され、第1固有振動数とは異なる第2固有振動数を有する第2弾性部と、
    前記第1弾性部と前記第2弾性部とを介して前記分散テーブルを振動させる振動源と、
    前記振動源によって発生させる振動の振動数を変化させることにより、前記分散テーブル上における前記物品の搬送方向を変動させる制御部と、を備えることを特徴とする分散供給装置。
  2. 前記第1弾性部と前記第2弾性部とを有する弾性部群を複数備え、
    前記複数の弾性部群は、周方向の互いに異なる位置で前記分散テーブルに連結されていることを特徴とする請求項1に記載の分散供給装置。
  3. 前記分散テーブルは平面視における円形又は円弧状の外周部を備え、
    前記複数の弾性部群は、平面視において異なった向きで配置されていることを特徴とする請求項2に記載の分散供給装置。
  4. 前記振動源は複数設けられ、
    前記分散供給装置は、前記複数の振動源をそれぞれの振動数が異なるように駆動する駆動部を備えていることを特徴とする請求項3に記載の分散供給装置。
  5. 前記第1弾性部及び前記第2弾性部を介して前記分散テーブルに連結されたカウンタウェイトを備え、
    前記第1弾性部と前記第2弾性部とは、前記分散テーブルと前記カウンタウェイトとの間で直列に連結し、
    前記分散テーブルに前記第1弾性部の上端部が連結され、
    前記カウンタウェイトに前記第2弾性部の上端部が連結され、
    前記第1弾性部の下端部と前記第2弾性部の下端部とが互いに連結されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の分散供給装置。
  6. 前記第1弾性部と前記第2弾性部とを連結する連結部材を備え、
    前記連結部材は、略水平に配置される水平部と、該水平部から立ち上がる立ち上がり部とを備え、
    前記第1弾性部は、前記分散テーブルとの連結部から前記分散テーブルの周方向の一方に向かって斜め下方に延びて、下端部において前記立ち上がり部に連結し、
    前記第2弾性部は、前記カウンタウェイトとの連結部から前記分散テーブルの周方向の他方に向かって斜め下方に延びて、下端部において前記水平部に連結していることを特徴とする請求項5に記載の分散供給装置。
  7. 前記分散テーブル上の物品の偏りを検知する偏り検知手段を備え、
    前記制御部は、前記偏り検知手段により検知された物品の偏りに基づいて、前記振動源によって発生させる振動の振動数を制御する、ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の分散供給装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の分散供給装置と、
    前記分散テーブルの周囲に周方向に並べて配置され、前記分散テーブルから供給された物品を保持する複数の計量ホッパと、
    前記計量ホッパに保持された物品の重量を計測する計量手段と、
    前記計量手段により計測された重量に基づいて、前記計量ホッパへの物品の供給量の目標値を算出する算出手段と、を備え、
    前記制御部は、前記算出手段によって算出された目標値に基づいて、前記振動源によって発生させる振動の振動数を制御する、ことを特徴とする組合せ計量装置。
  9. 前記分散テーブル上の物品の偏りを検知する偏り検知手段を備え、
    前記制御部は、前記算出手段によって算出された目標値と、前記偏り検知手段により検知された物品の偏りとに基づいて、前記振動源によって発生させる振動の振動数を制御することを特徴とする請求項8に記載の組合せ計量装置。
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