JP5025946B2 - 物品供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、物品に振動を与えて搬送する物品供給装置に関する。
上記のような物品供給装置には、例えば組合せ秤用に振動フィーダがある。この振動フィーダの一例が特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示されている分散フィーダは、その分散テーブルが複数区画に分割されて、それぞれの分割区画に異なる物品が供給されるものである。この分散フィーダでは、ベースの上方に扁平な円錐状の分散テーブルが配置されている。この分散テーブルは、それの中心を通る水平線に沿って2つの部材に分割されている。ベースの上面中央に立設されたバネ支持枠が、その中心を分散テーブルの中心と一致させて設けられている。このバネ支持枠から上記テーブルの分割線に対して45度の角度をなし、かつ互いに90度をなすように4組のバネ棒が外方に向かって設けられている。これら各組のバネ棒は、上下方向に複数本が間隔をおいて平行に配置されている。これらバネ棒の外方端が分散テーブルに結合されている。従って、分散テーブルは、分散テーブルの中心軸の周りに捻り可能でかつ上下動可能である。分散テーブルの分割線を跨いで、かつ分散テーブルの中心軸の両側に位置するように第1の組の電磁石が設けられ、これら電磁石と90度の角度をなすように第2の組の電磁石が設けられている。これら各電磁石に対応させて分散テーブルには4つの可動鉄心が設けられている。第1の組の電磁石は、分散テーブルの中心軸の周りに分散テーブルを第1の方向に吸引するとともに、下方に分散テーブルを吸引するように傾斜して設けられ、第2の組の電磁石は、分散テーブルの中心軸の周りに分散テーブルを、第1の方向と反対の第2の方向に急進するとともに、下方に分散テーブルを吸引するように傾斜して設けられている。
特開平5−330625号公報
特許文献1の分散フィーダでは、分散テーブルの分割された部材ごとに異なる物品をその周囲に分散させることができ、その分散は、分散テーブルを2つの方向のいずれにも旋回運動させることができるので、分散させている最中の物品が絡まったり引っかかったりすることを防止できる。しかし、そのために、4つと多数の電磁石が必要であり、構造が複雑になる上に、大型になり、コストが高くなるという問題点があった。
本発明は、互いに反対の方向いずれにも旋回させることができる上に使用する電磁石の個数を減少させることによって、低コストで簡単な構成とした物品供給装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様による物品供給装置は、ほぼ水平に配置されたベースを有している。このベースにほぼ鉛直な旋回軸の回りに弾性的に旋回可能にかつ前記旋回軸の方向に沿って弾性移動可能に支持部材が配置されている。物品が供給される物品受け部が、この支持部材の上部に設けられている。前記旋回軸にほぼ垂直でかつ前記ベースにほぼ平行な水平軸が通る水平面内において、前記水平軸の両側に位置するように、第1及び第2不変磁界発生部が前記支持部材に設けられており、不変の極性の固定磁界を発生する。前記ベースに電磁石が設けられている。この電磁石は、前記水平面内において第1及び第2の不変磁界発生部とそれぞれ対向する第1及び第2の可変磁界発生部を有し、消磁状態と第1の励磁状態と第2の励磁状態とのうちいずれかが選択可能であり、第1の励磁状態において、第1及び第2の可変磁界発生部が磁界を発生し、第1の可変磁界発生部の磁界の極性は、第1の不変磁界発生部の磁界の極性と反対であって、第2の可変磁界発生部の磁界の極性は第2の不変磁界発生部の磁界の極性と同一であり、第2の励磁状態において、第1の可変磁界発生部の磁界の極性は、第1の不変磁界発生部の磁界の極性と同一であって、第2の可変磁界発生部の磁界の極性は第2の不変磁界発生部の磁界の極性と反対である。前記支持部材に被励磁部が設けられている。この被励磁部は、前記電磁石が磁界を発生したとき、その磁界によって励磁され、前記旋回軸に沿って前記ベース側を向く分力を持つ磁力を前記電磁石との間に発生する。
このように構成された物品供給装置では、第1の励磁状態では、第1の可変磁界発生部の磁界の極性と、第1の不変磁界発生部の磁界の極性とが反対であって、第2の可変磁界発生部の磁界の極性は第2の不変磁界発生部の磁界の極性と同一であるので、旋回軸の回りに第1の方向に支持体が旋回し、かつ被励磁部が励磁されて、支持体がベース側に移動する。この状態で電磁石が消磁されると、支持体が元の状態に復帰する。従って、第1の励磁状態と消磁状態とを繰り返すことによって、物品受け部上の物品を第1の方向に旋回させながら、上部に放り上げることを繰り返すので、物品を第1の方向に旋回させつつ、周縁部に移動させることができる。また、第2の励起状態と消磁状態とを繰り返すことによって、第2の方向に旋回させながら、上方に物品を放り上げることを繰り返すことができる。従って、例えば第1の方向に続けて旋回させることを繰り返した結果、物品が絡まったり引っかかったりして物品が滞留していると、第2の方向に旋回させることによって滞留を解消することができる。しかも、この旋回方向の切換は、電磁石に供給する電流の極性を変更するだけで容易に行える。更に、使用している電磁石の数は少ないので、分散フィーダを小型化することができる上に、コストも安く、かつ簡単な構成とすることができる。
前記支持部材は、前記旋回軸に近い位置の前記ベースの上方に配置された第1の支持部材と、第1の支持部材を挟んで前記旋回軸と反対側の前記ベースの上方に第1の支持部材と間隔をおいて配置された第2の支持部材とを、有している。第1及び第2の不変磁界発生部は、第1の支持部材に取り付けられている。第2の支持部材は、対向する2つの主表面を有する第1の板ばねを介して第1の支持部材の近傍の前記ベース上に設けられた固定部に固定されている。第1の板ばねは、前記主表面が前記ベースとほぼ垂直に配置された状態で、前記水平軸の両側において前記旋回軸を向いて位置している。第1及び第2の支持部材は、第2の板ばねを介して結合されている。第2の板ばねは、対向する2つの表面を有し、この主表面が前記ベースとほぼ平行に配置された状態で、前記水平軸にほぼ沿って第1及び第2の支持部材の上下に設けられている。
前記物品受け部を、平面的に見て前記旋回軸に中心を有する扇状に形成され、前記旋回軸から周縁部に向かって斜め下方に傾斜しているものとすることができる。これによって、このような物品供給装置を複数組み合わせることによって、外観は、1台の物品供給装置でありながら、それぞれの部署で異なる物品を供給することができる。
前記支持部材と、第1及び第2不変磁界発生部と、前記電磁石と、前記被励磁部とを1組とする駆動ユニットを複数組、前記ベース上に前記旋回軸を挟んで配置し、前記物品受け部が平面的に見て前記旋回軸に中心を有する円板状に形成され、前記各駆動ユニットの前記支持部材が前記物品受け部に固定されているものとすることができる。これによって、物品受け部の中心に供給された物品をその周囲に旋回させつつ、周縁部に移動させて、その周縁部に配置されている物品収容部に物品を収容することができる。
以上のように本発明による物品供給装置では、旋回軸回りのいずれの方向にも簡単な操作によって物品を分散させることができる上に、使用する電磁石の個数が少なく、簡単な構成で低価格とすることができる。
本発明の第1の実施形態の物品供給装置は、例えば組合せ秤用の分散フィーダ2で、図2乃至図4に示すようにベース4を有している。ベース4は、その平面形状が頂点を切断した概略三角形状の平板に形成され、その下面には、振動吸収用のバネ6が配置されている。このベース4の上面における頂点側に、固定部、例えば支柱8が設けられている。支柱8は、ベース4にほぼ垂直に取り付けられ、ベース4の両辺の中途から両辺に沿って頂点側まで位置している平面形状が逆V字状のものである。
図1及び図2に示すように、支柱8の開放端から離れてベース4の上方に、第2の支持部材、例えば中間振動枠10が配置されている。この中間振動枠10は、図2に示すように矩形の枠体で、ベース4にほぼ垂直に配置されている。中間振動枠10は第1の板ばね12a、12bを介して支柱8に取り付けられている。第1の板ばね12a、12bは、対向する表面をそれぞれ有するもので、その表面がベース4の上面に対してほぼ垂直となるように中間振動枠10の両側と支柱8の両側との間に配置されている。第1の板ばね12a、12bは互いに平行であり、図1に示すようにベース4の両辺に沿って配置されており、それらの延長線は、例えばベース4の切断された頂点の近傍で収束する。第1の板ばね12a、12bが上述したように配置されているので、中間振動枠10は、上述した収束点を通る鉛直な旋回軸14の回りには旋回可能であるが、旋回軸14に向かう方向には移動しにくい。
支柱8の内側のベース4の上方には、図4に示すように、中間振動枠10と対向して第1の支持部材、例えば可動支柱16がベース4にほぼ垂直に配置されている。可動支柱16の上部には、取付金具18を介して物品受け部、例えば分散テーブル部材20が取り付けられている。この分散テーブル部材20は、上述した旋回軸14をほぼ中心に持つ扁平な円錐状の分散テーブルを、旋回軸14を通り周縁部に向かい互いに所定の角度をなす2つの線分によって切断した平面形状が扇型のものである。この分散テーブル部材20を平面から見たときの頂角は例えば約90度である。この場合、分散テーブル部材20は分散テーブルを4等分した1つである。
可動支柱16は、第2の板ばね22a、22bを介して中間振動枠10に結合されている。第2の板ばね22a、22bも、第1の板ばね12a、12bと同様に対向する2つの表面を有するもので、これら表面がベース4とほぼ平行となるように、可動支柱16の上下に配置され、それらの両端が可動支柱16と中間振動枠10とに結合されている。第2の板ばね22a、22bは、互いに平行に、かつベース4に平行に配置されている。従って、中間振動枠10、可動支柱12、第2の板ばね22a、22bによって平行四辺形が形成され、可動支柱12は、旋回軸14に沿ってベース4にほぼ垂直な姿勢を保って上下動可能である。また、第2の板ばね22a、22bが上述したようにその表面がベース4に平行に配置されているので、第2の板ばね22a、22bの長さ方向には過度支柱12は移動しにくい。
可動支柱16の旋回軸14方向の中途には、図5に示すように、第1及び第2不変磁界発生部、例えば永久磁石24Nと24Sとを有する支持体24が設けられている。永久磁石24NはそれのN極が中間振動枠10側を向いており、永久磁石24SはそれのS極が中間振動枠10側を向いている。永久磁石24N、24Sは、旋回軸14と垂直でかつベース4上に伸びている水平軸26が通る水平面内において水平軸26の両側に、水平軸26を対称軸として線対称に配置されている。
支持体24と対向するようにベース4上には、電磁石28が取り付けられている。電磁石28は、その平面形状がE字状のコア28aを有し、その両外側脚部が永久磁石24N、24Sと対向している。コア28aの中央脚部は、その中心が上述した水平軸26を通るように配置されている。このコア28aにコイル28bが巻回してある。コイル28bに電流が供給されることによって、永久磁石24Nと対向する外側脚部の先端に磁極28cが、永久磁石24Sと対向する外側脚部の先端に磁極28dが形成される。コイル28bに供給される電流は、脈動する電流で、その極性が変更可能とされている。例えば正極性の電流(例えば正極性の半波正弦波、矩形波)が流れ、その後に電流値がゼロとなることを繰り返す正極性の脈動電流がコイル28bに供給される場合、電流が流れている期間、磁極28c、28dには、永久磁石24Nと反対極性で、永久磁石24Sと同極性のS極の磁界が発生する。このとき、中央脚部の先端の磁極28eには、N極の磁極が形成されている。電流が供給されていないとき、磁界は発生しない。同様に、負極性の電流(例えば負極性の半波正弦波、矩形波)が流れ、その後に電流値がゼロとなることを繰り返す負極性の脈動電流がコイル28bに供給される場合、電流が供給されている期間、磁極28c、28dには、永久磁石24Nと同極性で、永久磁石24Sと反対極性のN極が発生し、磁極28eにはS極の磁極が形成されている。このとき、中央脚部の先端の磁極28eには、S極の磁極が形成されている。電流が供給されていないとき、磁界は発生しない。
コア28aの中央脚部の先端の磁極28eは、図4に示すように、可動支柱16側に向かって斜め下方を向く傾斜面とされている。この傾斜面と対向する傾斜面を持つ被励磁部、例えばアーマチュア30が支持体24に、その中心が水平軸26を通るように取り付けられている。アーマチュア30は、磁界に晒されると、磁化されるが、磁界が消滅すると、非磁化状態に戻るもので、磁界が除去されても磁化状態を維持するものではない。アーマチュア30は、例えば軟鉄によって構成することができる。
このように構成された分散フィーダでは、電流がコイル28bに供給されていない状態では、図5に示すような中立位置に支持体24、永久磁石24N、24Sがあり、分散テーブル部材20は停止している。この状態において正極性の脈動電流がコイル28bに供給され、正極の電流が流れているとき、図6に示すように磁極28c、28dがS極となる。永久磁石24Nが磁極28c側に吸引され、永久磁石24Sが磁極28dと反発する。電磁石28はベース4に固定され、移動不能であるので、永久磁石24N、24Sが取り付けられている可動支柱16は実線で描かれた中立位置から仮想線で示された位置まで角度θRだけ旋回軸14の回りに回転する。このとき、第2の板ばね22a、22bによって結合されている中間振動枠10も支持体24と共に回転し、第1の板ばね12a、12bが回転方向に撓む。そして、電流がゼロになると、撓んでいる第1の板ばね12a、12bが元の位置に戻ることにより、中間振動枠10、支持体24も中立位置に戻る。以下、この動作を繰り返す。このとき、第1の板ばね12a、12bの曲げ剛性と板ばね12a、12bの両端にある支柱8、中間振動枠10との慣性モーメントの関係を共振に近い状態に設定しておくと、わずかなエネルギーの脈動電流によってθR+αの振動を可動支柱16等が行う。なお、+αの変位は往復動作の両端での行きすぎによって起こる。
負極性の脈動電流がコイル28bに供給され、負極の電流が流れているとき、図7に示すように磁極28c、28dがN極となる。その結果、永久磁石24Nが磁極28cと反発し、永久磁石24sが磁極28dに吸引され、可動支柱16は実線で描かれた中立位置から仮想線で示された位置まで角度θLだけ旋回軸14の回りに回転する。このとき、第2の板ばね22a、22bによって結合されている中間振動枠10も支持体24と共に回転し、第1の板ばね12a、12bが回転方向に撓む。そして、電流がゼロになると、撓んでいる第1の板ばね12a、12bが元の位置に戻ることにより、中間振動枠10、支持体24も中立位置に戻る。以下、この動作を繰り返す。このとき、第1の板ばね12a、12bの曲げ剛性と板ばね12a、12bの両端にある支柱8、中間振動枠10との慣性モーメントの関係を共振に近い状態に設定しておくと、わずかなエネルギーの脈動電流によってθL+αの振動を可動支柱16等が行う。
このようにコイル28bに供給される電流の極性を変化させることによって、可動支柱16の旋回方向を変更させることができる。
また、上記のようにコイル28bに電流が供給されたとき、コア28aの中央脚部の先端の磁極28eにN極またはS極の磁界が発生する。この磁界によって支持体24に取り付けられているアーマチュア30が磁化され、磁極28e側に支持体24が吸引される。しかし、この吸引力は、磁極28eとアーマチュア30の対向する斜面に垂直な方向に発生するが、その吸引力の水平方向の分力(水平軸26に平行な方向の分力)は、第2の板ばね22a、22bが高剛性を持つ方向であり、水平方向には支持体24は変位しない。一方、この吸引力の鉛直方向の分力(旋回軸14に平行な方向の分力)によって支持体24は、ベース4側に変位する。このとき、第2の板ばね22a、22bがベース4側に撓んでいる。そして、コイル24bの電流がゼロになると、第2の板ばね22a、22bが元の位置に復帰し、これに伴って支持体24も元の位置に復帰する。このようにして、支持体24が上下振動する。アーマチュア30を使用して、磁極28e側に吸引されるように構成しているので、コイル28bに供給される電流の極性の変化と無関係に、常に支持体24、可動支柱16は上下振動する。
このように支持体24は、コイル28bに正極性の脈動電流が供給されているとき、旋回軸14の回りにθRの角度だけ回転し、中立位置に復帰することを繰り返し、かつ旋回軸14の方向に沿って上下動することを繰り返す。これによって、支持体24が取り付けられている可動支柱16も同様に旋回軸14の回り及びその長さ方向に振動し、可動支柱16に取り付けられている分散テーブル部材20も同様に動作する。従って、コイル28bの電流がゼロになったとき、下方に変位していた分散テーブル部材20が元の位置を目指して上昇すると共に、θRだけ移動した位置から元の位置に戻る。このとき、分散テーブル20上に載っている物品は、上方にかつ分散テーブル部材20を平面で見て右回りに放り上げられる。コイル28bに供給される電流が負極性の脈動電流の場合には、分散テーブル部材20上の物品は、上方にかつ左周りに放り上げられる。このようにコイル28bに供給する脈動電流の極性を変更することによって、物品の旋回方向を容易に切換えられるし、上下振動は継続させられる。しかも、このような上下振動を継続しながら、旋回方向を切換えることを1つの電磁石28の使用で行えるので、構成を簡略化することができ、製造が容易になる上に、コストを低減させることもできる。
実際に組合せ秤用の分散フィーダとして使用する場合、例えばタイマを用いて、所定時間、例えば10秒間は右側に、次の10秒間には左側に旋回させることを繰り返すようにすれば、分散フィーダ部材20上で物品の引っかかりやブリッジが小さい時点で逆方向の流れが生じ、物品をほぐすので、物品の滞留を防止することができる。
上述したように分散テーブル部材20は、1つの分散テーブルを4等分したものであるので、上述した構成を4つ準備し、各分散テーブル部材20が1つの分散テーブルを構成するように配置することによって、1つの組合せ秤の複数の計量ホッパを4等分したものそれぞれに、異なる物品を供給することができる。各分散テーブル部材20の境界には仕切りを設けて、物品が混ざることを防止する。仕切りを設けている関係上、一方の方向にのみ回転させる分散フィーダでは、仕切りに物品が押し付けられたままになる可能性があるが、上述したように一方の方向に回転させた後、反対の方向に回転させることを繰り返せば、仕切りに物品が押し付けられたままの状態になることを防止できる。
なお、分散テーブル部材20を、分散テーブルを4等分した構成とした場合、第1の板ばね12a同士、12b同士は、90度以下の角度、例えば60度の角度をなす。分散テーブル部材20は、平面的に見て第1の板ばね12a、12bの延長線が収束する点である旋回軸14を回転中心としてほぼ円形の旋回を行う。従って、分散テーブル部材20の頂角が第1の板ばね12a、12b以上の角度であればどのような角度であっても良い。
第2の実施形態の分散フィーダを図8及び図9に示す。この実施形態は、分割されていない分散テーブル20aを旋回させるためのもので、第1の実施形態における分散テーブル部材20以外の構成を1つのユニットとして、このユニットを旋回軸14の両側に対称に配置したものである。第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して、その説明を省略する。第2の実施形態の場合でも、分散テーブル20aを一方の方向に回転させた後、反対の方向に回転させることを繰り返すことによって、物品の滞留を防止することができる。
なお、この実施の形態では、分散フィーダに本発明を実施したが、例えば第1の実施形態において分散フィーダ部材20に代えて、特公平6−575号の図3に開示されているような螺旋ボウルを使用すれば、パーツフィーダとして使用することもできる。この螺旋ボウルは、中央部に円錐部を有し、その円錐部の周囲の一部に部品移送用トラックの入口が形成され、部品移送用トラックは、この入口から円錐部の周囲を螺旋状に外方に向かってかつ上方に登っている。円錐部の中心が上述した旋回軸14とほぼ一致するように配置されている。このパーツフィーダでは、部品移送用トラックの出口に光電スイッチのような物品検出手段を設けて、その検出信号をカウントして、所定数だけ物品が供給されるとパーツフィーダを停止することによって定数カウントしたり、出口に計量手段を設けて、所定量の物品が計量手段に供給されるとパーツフィーダを停止する定量計量したりするような用途に使用する。そして、定数カウントされるまで或いは定量計量されるまで、このパーツフィーダのコイル28bには、所定の方向に旋回するように一方の極性の脈動電流を供給して、定数カウントされた場合や定量計量された場合に、わずかな時間だけ逆極性の脈動電流を流して、物品が惰性で余分に落下することを防止する。
上記の実施形態では、第1の板ばね12a、12bを設けたが、寸法上可能であれば、いずれか一方の板ばねだけを設ければよい。また、永久磁石24N、24Sを用いたが、一定の極性の電流を流して極性を変化させない電磁石を変わりに使用することもできる。
本発明の第1の実施形態の分散フィーダの部分破断平面図である。 図1の分散フィーダの正面図である。 図1の分散フィーダの側面図である。 図2のA−A線に沿う断面図である。 図1の分散フィーダの中立状態の説明図である。 図1の分散フィーダの右方向への旋回の説明図である。 図1の分散フィーダの左方向への旋回の説明図である。 本発明の第2の実施形態の分散フィーダの部分破断平面図である。 図8の分散フィーダの側面図である。
符号の説明
4 ベース
8 支柱
10 中間振動枠(第2の支持体)
12a 12b 第1の板ばね
14 旋回軸
16 可動支柱(第1の支持体)
20 分散テーブル部材(物品受け部)
20a 分散テーブル
22a 22b 第2の板ばね
24N 24S 永久磁石(第1及び第2の不変磁界発生部)
26 水平軸
28 電磁石
28c 28d 磁極(第1及び第2の可変磁界発生部)
28e 磁極
30 アーマチュア(被励磁部)

Claims (3)

  1. ほぼ水平に配置されたベースと、
    このベース上のほぼ鉛直な旋回軸の回りに弾性的に旋回可能にかつ前記旋回軸の方向に沿って弾性的に移動可能に配置された支持部材と、
    この支持部材の上部に設けられ、物品が供給される物品受け部と、
    前記旋回軸にほぼ垂直で前記ベースにほぼ平行な水平軸が通る水平面内において、前記水平軸の両側に位置するように前記支持部材に設けられており、不変の極性の固定磁界を発生する第1及び第2不変磁界発生部と、
    前記ベースに設けられ、前記水平面内において第1及び第2の不変磁界発生部とそれぞれ対向する第1及び第2の可変磁界発生部を、有し、消磁状態と第1の励磁状態と第2の励磁状態とのいずれか選択可能であり、第1の励磁状態において、第1及び第2の可変磁界発生部が磁界を発生し、第1の可変磁界発生部の磁界の極性は、第1の不変磁界発生部の磁界の極性と反対であって、第2の可変磁界発生部の磁界の極性は第2の不変磁界発生部の磁界の極性と同一であり、第2の励磁状態において、第1の可変磁界発生部の磁界の極性は、第1の不変磁界発生部の磁界の極性と同一であって、第2の可変磁界発生部の磁界の極性は第2の不変磁界発生部の磁界の極性と反対である電磁石と、
    前記支持部材に設けられ、前記電磁石が磁界を発生したとき、その磁界によって励磁され、前記旋回軸に沿って前記ベース側を向く分力を持つ磁力を前記電磁石との間に発生する被励磁部とを、
    具備し、
    前記支持部材は、前記旋回軸に近い位置の前記ベースの上方に配置された第1の支持部材と、第1の支持部材を挟んで前記旋回軸と反対側の前記ベースの上方に第1の支持部材と間隔をおいて配置された第2の支持部材とを、有し、第1及び第2の不変磁界発生部は、第1の支持部材に取り付けられ、第2の支持部材は、対向する2つの主表面を有する第1の板ばねを介して第1の支持部材の近傍の前記ベース上に設けられた固定部に固定され、第1の板ばねは、前記主表面が前記ベースとほぼ垂直に配置された状態で、前記水平軸の両側において前記旋回軸を向いて位置し、第1及び第2の支持部材は、第2の板ばねを介して結合され、第2の板ばねは、対向する2つの表面を有し、この主表面が前記ベースとほぼ平行に配置された状態で、前記水平軸にほぼ沿って第1及び第2の支持部材の上下に設けられている物品供給装置。
  2. 請求項1記載の物品供給装置において、前記物品受け部が、平面的に見て前記旋回軸に中心を有する扇状に形成され、前記旋回軸から周縁部に向かって斜め下方に傾斜している物品供給装置。
  3. 請求項1または2記載の物品供給装置において、前記支持部材と、第1及び第2不変磁界発生部と、前記電磁石と、前記被励磁部とを1組とする駆動ユニットが複数組、前記ベース上に前記旋回軸を挟んで配置され、前記物品受け部が平面的に見て前記旋回軸に中心を有する円板状に形成され、前記各駆動ユニットの前記支持部材が前記物品受け部に固定されている物品供給装置。
JP2005344205A 2005-11-29 2005-11-29 物品供給装置 Expired - Fee Related JP5025946B2 (ja)

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