JP2017169328A - 発電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】大電力を安定的に発生することができる発電装置を提供する。【解決手段】発電装置は、回転軸10と、回転軸10に連結された回転部20と、磁束を発生する少なくとも1つの永久磁石30と、少なくとも1つのコイル40と、少なくとも1つの磁性体ヨーク50とを備える。磁性体ヨーク50は、少なくとも1つの永久磁石30及び少なくとも1つのコイル40を含む閉磁路であって、永久磁石30から発生してコイル40と鎖交する磁束が永久磁石30に戻る閉磁路を形成する。回転部20は、各永久磁石30から発生して各コイル40と鎖交する磁束を変化させる少なくとも1つの開口21を備える。回転部20、永久磁石30、コイル40、及び磁性体ヨーク50は、回転部20が回転軸10の周りに回転するとき、閉磁路を開口21が横切るように配置される。【選択図】図1
Description
本開示は発電装置に関する。
特許文献1は、電機子巻線及び界磁巻線を巻回した電機子鉄心と、磁気的突極を有する誘導子からなる回転子とを備えた回転機(発電装置)を開示している。
従来の発電装置では、大電力を発生しようとすると、しばしば、回転子を高速回転させる必要が生じたり、発電装置の構成要素の重量を増加させる必要が生じたりした。従って、従来の発電装置では、発生する電力の大きさと、発電装置の機械的な安定性との間にトレードオフが存在し、発電装置の構成要素の機械的な安定性を維持しながら、大電力を発生することが困難であった。
本開示の目的は、大電力を安定的に発生することができる発電装置を提供することにある。
本開示の発電装置は、
回転軸と、
前記回転軸に連結された回転部と、
磁束を発生する少なくとも1つの磁束発生部と、
少なくとも1つの誘導コイル部と、
少なくとも1つの磁性体ヨークとを備えた発電装置であって、
前記少なくとも1つの磁性体ヨークのそれぞれは、前記少なくとも1つの磁束発生部のうちの少なくとも1つ及び前記少なくとも1つの誘導コイル部のうちの少なくとも1つを含む閉磁路であって、前記磁束発生部から発生して前記誘導コイル部と鎖交する磁束が前記磁束発生部に戻る閉磁路を形成し、
前記少なくとも1つの磁性体ヨークのそれぞれは、前記回転軸から見て、少なくとも1つの角度範囲において磁性体が存在し、少なくとも1つの角度範囲において磁性体が存在しないように形成され、
前記回転部は、前記少なくとも1つの磁束発生部から発生して前記少なくとも1つの誘導コイル部と鎖交する磁束を変化させる少なくとも1つの磁束変化部を備え、
前記回転部、前記少なくとも1つの磁束発生部、前記少なくとも1つの誘導コイル部、及び前記少なくとも1つの磁性体ヨークは、前記回転部が前記回転軸の周りに回転するとき、前記少なくとも1つの磁性体ヨークに対応する少なくとも1つの前記閉磁路を前記磁束変化部が横切るように配置される。
回転軸と、
前記回転軸に連結された回転部と、
磁束を発生する少なくとも1つの磁束発生部と、
少なくとも1つの誘導コイル部と、
少なくとも1つの磁性体ヨークとを備えた発電装置であって、
前記少なくとも1つの磁性体ヨークのそれぞれは、前記少なくとも1つの磁束発生部のうちの少なくとも1つ及び前記少なくとも1つの誘導コイル部のうちの少なくとも1つを含む閉磁路であって、前記磁束発生部から発生して前記誘導コイル部と鎖交する磁束が前記磁束発生部に戻る閉磁路を形成し、
前記少なくとも1つの磁性体ヨークのそれぞれは、前記回転軸から見て、少なくとも1つの角度範囲において磁性体が存在し、少なくとも1つの角度範囲において磁性体が存在しないように形成され、
前記回転部は、前記少なくとも1つの磁束発生部から発生して前記少なくとも1つの誘導コイル部と鎖交する磁束を変化させる少なくとも1つの磁束変化部を備え、
前記回転部、前記少なくとも1つの磁束発生部、前記少なくとも1つの誘導コイル部、及び前記少なくとも1つの磁性体ヨークは、前記回転部が前記回転軸の周りに回転するとき、前記少なくとも1つの磁性体ヨークに対応する少なくとも1つの前記閉磁路を前記磁束変化部が横切るように配置される。
本開示に係る発電装置によれば、大電力を安定的に発生することができる。
まず、本発明者の着眼点を以下に説明する。
回転機発電機では、回転子を高速で回転するほど、より大きな出力電力が得られる。しかし、高速回転により、回転軸受け又はブラシの磨耗による故障が発生したり、振動及び騒音などが発生したりすることがある。一方で、出力電力を上げるために、動作磁束密度を高くする方法がある。永久磁石を用いる回転機では、磁力が高い磁石を用いることで、動作磁束密度を高めることができる。しかし、磁力が高い磁石として、一般的にコストが高い磁石、例えば希土類の磁性材料を用いた磁石が必要となる。
また、特許文献1のような界磁巻線を用いる回転機では、電機子コイルの巻回数を多くすることで、起磁力を上げる。もしくは、界磁巻線を用いる回転機では、太いマグネットコイルの利用などによりコイルに流す電流を多くすることで、起磁力を上げる。これらにより、動作磁束密度が高められる。しかし、これらの構成では、電機子自体が大きくなり、かつ、重くなる。
以上の課題認識に基づいて、本発明者は、下記の実施形態に示される構成を創作するに至った。以下、本開示に係る実施形態について、図面を参照しながら説明する。
実施形態1.
図1は、実施形態1に係る発電装置の構成を示す模式斜視図である。図1の発電装置は、回転軸10、回転部20、少なくとも1つの永久磁石30−1〜30−4、少なくとも1つのコイル40−1〜40−4、及び少なくとも1つの磁性体ヨーク50−1〜50−4を備えている。回転部20には少なくとも1つの開口21a〜21dが設けられている。
図1は、実施形態1に係る発電装置の構成を示す模式斜視図である。図1の発電装置は、回転軸10、回転部20、少なくとも1つの永久磁石30−1〜30−4、少なくとも1つのコイル40−1〜40−4、及び少なくとも1つの磁性体ヨーク50−1〜50−4を備えている。回転部20には少なくとも1つの開口21a〜21dが設けられている。
回転部20及び回転軸10は、発電装置の回転子を構成する。回転部20は回転軸10に連結され、回転軸10の周りに回転する。回転部20は、例えば、回転軸10に垂直な面内に設けられた円板であり、円板の中心で回転軸10に連結されている。回転部20は、例えば、アルミニウム等の非磁性体であってもよい。
永久磁石30−1〜30−4、コイル40−1〜40−4、及び磁性体ヨーク50−1〜50−4は、発電装置の固定子を構成する。
永久磁石30−1〜30−4は、回転軸10に平行な方向に磁化されて磁束を発生する磁束発生部である。永久磁石30−1〜30−4は、互いに同じ強さの磁束を発生してもよく、互いに異なる強さの磁束を発生してもよい。
コイル40−1〜40−4は、永久磁石30−1〜30−4から発生した磁束が鎖交するように、回転軸10に平行な方向において永久磁石30−1〜30−4から所定距離を有して固定された誘導コイル部である。コイル40−1〜40−4は、互いに直列に接続されてもよく、互いに並列に接続されてもよい。直列に接続される場合には出力電圧を大きくすることができ、一方、並列に接続される場合には出力電流を大きくすることができる。或いは、コイル40−1〜40−4は、直列接続及び並列接続の組み合わせで接続されてもよい。
磁性体ヨーク50−1は、永久磁石30−1から発生してコイル40−1と鎖交する磁束が永久磁石30−1に戻る閉磁路を形成する。磁性体ヨーク50−1は例えば積層鋼板にてなる。磁性体ヨーク50−2〜50−4も同様に、永久磁石30−2〜30−4から発生してコイル40−2〜40−4と鎖交する磁束が永久磁石30−2〜30−4に戻る閉磁路をそれぞれ形成する。4つの閉磁路は、回転軸10から見て、互いに異なる角度方向(図1では90度ずつ離れた角度方向)に設けられる。さらに、磁性体ヨーク50−1〜50−4のうちの互いに隣接する角度方向に設けられた任意の2つの磁性体ヨークは、所定距離を有して互いに離隔している。従って、磁性体ヨーク50−1〜50−4のそれぞれは、回転軸10から見て、少なくとも1つ(図1では4つ)の角度範囲において磁性体が存在し、少なくとも1つ(図1では4つ)の角度範囲において磁性体が存在しないように形成される。
開口21a〜21dは、永久磁石30−1〜30−4から発生してコイル40−1〜40−4と鎖交する磁束を変化させる磁束変化部である。開口21a〜21dは、回転部20上で、4つの閉磁路と同じ角度幅(90度)で設けられている。
回転部20、永久磁石30−1〜30−4、コイル40−1〜40−4、及び磁性体ヨーク50−1〜50−4は、回転部20が回転軸10の周りに回転するとき、各閉磁路を開口21a〜21dが順次に横切るように配置されている。回転部20は、例えば、永久磁石30−1〜30−4及びコイル40−1〜40−4の間に設けられる。
永久磁石30−1〜30−4、コイル40−1〜40−4、及び磁性体ヨーク50−1〜50−4の相対位置は、例えば、発電装置の筐体によって固定される。これらの相対位置を固定するために、永久磁石30−1〜30−4及びコイル40−1〜40−4がそれぞれ直接に磁性体ヨーク50−1〜50−4に固定されてもよい。コイル40−1〜40−4は、回転部20に近い磁性体ヨーク50−1〜50−4の先端に配置されてもよい。このとき、コイル40−1〜40−4を樹脂などの非磁性体で構成されるボビンを用いて固定してもよい。
図1の発電装置は以下のように動作する。回転軸10及び回転部20は、動力源(例えば、エンジン、車軸、又はファン)の回転運動と連動し、図1の上方から見て時計回りの回転方向に回転する。このとき、永久磁石30−1〜30−4及びコイル40−1〜40−4の間の空間であって、コイル40−1〜40−4と鎖交する磁束が通過する空間を、開口21a〜21dが通過する。コイル40−1〜40−4と鎖交する磁束が通過する空間を開口21a〜21dが通過することにより、コイル40−1〜40−4と鎖交する磁束の磁束密度が変化する。コイル40−1〜40−4と鎖交する磁束の磁束密度の変化に応じて、ファラデーの電磁誘導の法則により、コイル40−1〜40−4に起電力が誘起される。
次に、図2〜図4を参照して、図1の発電装置の動作をシミュレーションにより説明する。
図2は、図1の発電装置のシミュレーションモデルを示す断面図である。図2は、図1において回転部20が回転軸10の周りに回転するときに開口21〜21dが移動する軌道(回転軸10を中心とする円周)を直線に展開したモデルを示す。図2の横軸Xは、図1において回転部20が回転軸10の周りに回転するときに開口21〜21dが移動する、回転軸10を中心とする円周上の位置に対応し、図2の縦軸Yは、回転軸10に平行な方向の位置に対応する。図2のモデルは、図1の永久磁石30−1、コイル40−1、及び磁性体ヨーク50−1にそれぞれ対応する永久磁石30m、コイル40m、及び磁性体ヨーク50mを備えている。永久磁石30mは磁化方向104を有する。磁性体ヨーク50m、コイル40m、及び永久磁石30mはY方向に並んで配置され、永久磁石30m及び磁性体ヨーク50mによりそれらの間で+Y方向に静磁界が形成される。図2のモデルはさらに、永久磁石30m及びコイル40mの間の空間を通過するように、X方向に沿って周期的に設けられた無限個の導体板20mを備えている。導体板20mは図1の回転部20に対応し、隣接する2つの導体板20mの間隔は図1の開口21a〜21dに対応する。導体板20mを方向103に所定速度で移動させることは、図1の回転部20が回転軸10の周りに所定速度で回転するときに、永久磁石30−1及びコイル40−1の間の空間を開口21〜21dが周期的に通過することに相当する。
図2のシミュレーションモデルを用いて2次元磁界解析を行い、永久磁石30m及び磁性体ヨーク50mの間の静磁界を導体板20mが周期的に通過する場合の、コイル40mの位置における磁束及び磁束密度の変化を解析した。シミュレーションでは、導体板20mの速度、永久磁石30m及び磁性体ヨーク50mの寸法、などがパラメータとして変更可能であった。導体板20mはアルミニウムであるとし、磁性体ヨーク50mはケイ素鋼材であるとした。永久磁石30mの磁化は1.2Tであるとした。導体板20mのX方向に沿った長さをL1とし、隣接する2つの導体板20mの間隔をL2とする場合、L1:L2は約3:10であった。
図3は、図2のシミュレーションモデルのシミュレーション結果を示す磁束分布図である。図3は、導体板20mが静磁界中を横切る瞬間の磁束の分布を示す。なお、図3における横軸及び縦軸は図2の横軸及び縦軸に対応する。また、図3では、磁束を明確に示すために、図2のコイル40mを省略し、導体板20m、永久磁石30m、及び磁性体ヨーク50mの断面を示すハッチングを省略した。
図4は、図3の瞬間に得られる、コイル40mの位置y1における磁束密度分布を示すグラフである。図4において、横軸はX方向の位置を示し、縦軸は磁束密度のY成分を示す。図4は、導体板20mの速度Vmcをパラメータとして変更した場合、すなわち、導体板20mの速度Vmcを最大値から零まで減速したときのコイル40mの位置y1での磁束密度分布を示す。なお、導体板20mの速度Vmcは、回転部20の回転速度を表す速度100rpmで正規化した値である。導体板20m、永久磁石30m、コイル40m、及び磁性体ヨーク50mの寸法のパラメータは一定であった。
以上のシミュレーション結果から分かるように、導体板20mが静磁界を通過することで、導体板20mの速度に応じた誘導起電力が導体板20m中に生じる。このとき、その誘導起電力によって導体板20m中に渦電流が流れる。この渦電流は、導体板20mを通過する磁束の変化を打ち消すように流れる。このため、図3に示すように、導体板20mの前方に磁束が集中する。その結果、永久磁石30mから発生する磁束の磁束密度よりも大きな磁束密度の磁束が生じる。
このように、静磁界中を導体板20mが移動することで、導体板20mの速度と導体板20mの位置とに応じて、磁束密度の高低が発生する。したがって、この磁束密度の変化量に応じて、コイル40mに起電力が発生する。
以上によれば、例えば、永久磁石30−1〜30−4から発生する磁束の磁束密度よりも大きな磁束密度の磁束を、コイル40−1〜40−4の位置に生じさせることができる。従って、永久磁石30−1〜30−4として、小さい起磁力の磁石、例えば磁化の小さな磁石を用いる場合であっても、従来よりも大きな出力電力を発生することができる。
次に、実施形態1に係る発電装置の効果について説明する。
実施形態1に係る発電装置によれば、各閉磁路を開口21a〜21dが横切ることにより、永久磁石30−1〜30−4から発生する磁束の磁束密度よりも大きな磁束密度の磁束をコイル40−1〜40−4に与えることができる。これにより、永久磁石30−1〜30−4として、小さな起磁力の磁石、例えば小さな磁化を有する磁石を用いてもよく、このとき、永久磁石30−1〜30−4を小型化することができ、かつ、発電装置の全体を小型化することができる。さらに、起磁力を増加させるために、希土類の磁性材料を用いた磁石などの、高価な磁石を用いる必要がなくなる。このように、図1の発電装置によれば、安価な、小さい起磁力の永久磁石30−1〜30−4を用いる場合であっても、従来よりも大きな出力電力を発生することができる。
また、実施形態1に係る発電装置では、回転軸10から見て、磁性体ヨーク50−1〜50−4が位置した角度方向では磁束密度が高くなり、磁性体ヨーク50−1〜50−4の間の角度方向では磁束密度が低くなる。磁性体ヨークがリング状に連結されている場合、又は、発電装置が磁性体ヨークをもたない場合、回転軸10から見て、磁束は全角度方向にわたって一様に分布する。この場合に比較すると、実施形態1に係る発電装置では、コイル40−1〜40−4と鎖交する磁束の磁束密度の変化が大きくなり、誘起される起電力も大きくなる。
また、実施形態1に係る発電装置によれば、回転により発生する熱を磁性体ヨーク50−1〜50−4間の隙間から発電装置の外部に放出することができるので、熱による損失及び性能の低下(永久磁石30−1〜30−4の減磁など)を防ぐことができる。
また、実施形態1に係る発電装置によれば、積層鋼板にてなる磁性体ヨーク50−1〜50−4を用いたことにより、磁性体ヨークに生じる渦電流の損失を低減することができる。
また、実施形態1に係る発電装置によれば、回転部20は導体板であるので、回転部20に渦電流が生じる。これにより、永久磁石30−1〜30−4から発生する磁束を、回転部20の移動方向の前方に集中させることができる。その結果、永久磁石30−1〜30−4から発生する磁束の磁束密度よりも大きな磁束密度の磁束を、より効率的に生成することができる。
また、実施形態1に係る発電装置によれば、互いに等しい個数の閉磁路(永久磁石30−1〜30−4、コイル40−1〜40−4、及び磁性体ヨーク50−1〜50−4)及び開口21a〜21dを備えている。このとき、閉磁路は回転軸10の周りに所定角度幅で設けられ、開口21a〜21dは回転軸10の周りに複数のコイル40−1〜40−4と同じ角度幅で設けられている。これにより、各コイル40−1〜40−4に誘起される起電力の位相を揃えることができる。
また、実施形態1に係る発電装置によれば、回転子には、比較的簡易かつ軽量に構成することができる回転軸10及び回転部20のみが設けられる。永久磁石30−1〜30−4、コイル40−1〜40−4、及び磁性体ヨーク50−1〜50−4などの大型で重い構成要素は固定子に設けられる。これにより、動力源が小さい運動エネルギーを発生する場合であっても、従来技術に比較して発電効率を高めることができる。また、特に高速回転時に顕著に発生しうる回転時のトラブル及び機械損などを低減し、安定的に発電することができる。
また、実施形態1に係る発電装置によれば、回転部20に開口21〜21dを設けたことにより、回転部20を軽量化することができる。これにより、回転時のトラブル及び機械損などをさらに低減し、安定的に発電することができる。
また、実施形態1に係る発電装置によれば、永久磁石30−1〜30−4及びコイル40−1〜40−4の両方が固定子に設けられるので、ブラシを用いずに発電装置を構成することができる。これにより、ブラシの磨耗による故障などの発生を抑止できる。
以上説明したように、実施形態1に係る発電装置によれば、大電力を安定的に発生することができる。
次に、図5〜図20を参照して、実施形態1の変形例に係る発電装置について説明する。以下の変形例では、発電装置の閉磁路を構成するさまざまな方法を示す。
図5は、図1の発電装置の構成を示す概略図である。図5では、簡単化のため、図1の永久磁石30−1〜30−4のうちの1つを永久磁石30として示し、コイル40−1〜40−4のうちの1つをコイル40として示し、磁性体ヨーク50−1〜50−4のうちの1つを磁性体ヨーク50として示す。また、図1の開口21a〜21dのうちの1つを開口21として示す。図5〜図20では、磁束発生部、誘導コイル部、及び磁性体ヨークからなる1つの閉磁路のみを示すが、図5〜図20の各発電装置において他の閉磁路も同様に構成される。図5の構成によれば、永久磁石30及びコイル40は回転部20に近接して設けられている。従って、閉磁路において、コイル40は、閉磁路を開口21が横切る位置に最も近接した部分に設けられている。コイル40を回転部20に近接して設けたことにより、開口21によって生じた磁束密度の変化がコイル40に伝わりやすくなり、磁束密度の変化を効率よく起電力に変換することができる。また、図5の構成によれば、磁性体ヨーク50を一体的に形成し、構造を簡単化することができる。また、図5の構成によれば、永久磁石30により、DC界磁を簡単に発生することができる。
図6は、実施形態1の変形例に係る発電装置の構成を示す概略図である。閉磁路において、永久磁石30を設ける位置は回転軸10及び回転部20の近傍に限定されず、永久磁石30は、回転軸10に最も近接した区間以外の部分に設けられてもよい。図6の発電装置は、図5の磁性体ヨーク50に代えて磁性体ヨーク50Aを備える。図6の構成によれば、磁性体ヨーク50Aは磁性体ヨーク50Aa及び50Abに分離され、永久磁石30は磁性体ヨーク50Aa及び50Abの間に挿入されている。永久磁石30は、高温にさらされると、磁力が減少するおそれがある。図6の構成によれば、永久磁石30を回転軸10の近傍に近接して設ける場合(図5)よりも、永久磁石30は回転により発生する熱の影響を受けにくくなるので、永久磁石30の減磁を防ぎ、磁力を保ちやすくなる。
図7は、実施形態1の別の変形例に係る発電装置の構成を示す概略図である。図7の発電装置は、図5の磁性体ヨーク50に代えて磁性体ヨーク50Bを備える。図7の構成によれば、磁性体ヨーク50Bは磁性体ヨーク50Ba及び50Bbに分離され、永久磁石30は磁性体ヨーク50Ba及び50Bbの間に挿入されている。図7の構成によれば、永久磁石30は、閉磁路において回転軸10から最も遠隔した部分に設けられる。図7の構成によれば、図6の構成よりもさらに、永久磁石30は回転により発生する熱の影響を受けにくくなる。また、図7の構成によれば、永久磁石30を回転軸10から見て発電装置の外周に設けたことにより、大きな起磁力が必要である場合に永久磁石30のサイズを大きくしやすくなる。
図8は、実施形態1のさらに別の変形例に係る発電装置の構成を示す概略図である。各閉磁路には、複数の磁束発生部が設けられてもよい。図8の発電装置は、図5の磁性体ヨーク50及び永久磁石30に代えて、磁性体ヨーク50C及び永久磁石30a及び30bを備える。図8の構成によれば、磁性体ヨーク50Cは磁性体ヨーク50Ca〜50Ccに分離され、磁性体ヨーク50Ca及び50Cbの間に永久磁石30aが挿入され、磁性体ヨーク50Cb及び50Ccの間に永久磁石30bが挿入されている。閉磁路において、永久磁石30a及び30bは同じ方向に磁化されている。閉磁路において、コイル40は永久磁石30a及び30bの間に設けられる。永久磁石30a及び30b、コイル40、及び磁性体ヨーク50Ca、50Cb、及び50Ccは、永久磁石30aから発生してコイル40と鎖交する磁束が永久磁石30bを通って永久磁石30aに戻る閉磁路を形成するように配置されている。図8の構成によれば、1つの閉磁路に複数の永久磁石30a及び30bを挿入することにより、1つの永久磁石のみの場合よりも大きな磁束密度の磁束をコイル40の位置に生じさせることができる。
図9は、実施形態1のさらに別の変形例に係る発電装置の構成を示す概略図である。図9の発電装置は、磁束発生部として、図5の永久磁石30に代えて電磁石31を備える。電磁石31は、磁性体ヨーク50の周囲に巻回された巻線を備えてもよく、磁性体ヨーク50とは別の磁性体コア及びその周囲に巻回された巻線を備えてもよい。図9の構成によれば、界磁の強さを外部の制御回路から調整することができる。この場合、本開示の特徴により、作用磁界を励起するための電磁石31の起磁力を小さくすることが可能であり、電磁石31の巻線に流すDC駆動電流を小さくできる。このため、電磁石31の巻線の軽量化を実現でき、かつ、銅損も小さくすることができる。また、図9の構成によれば、閉磁路において、電磁石31は、回転軸10に最も近接した区間以外の部分に設けられてもよい。この場合、電磁石31を回転軸10の近傍に設ける場合よりも、電磁石31の巻線は空間的な制約を受けにくくなり、従って、磁束密度を増大させるために巻線の巻数を増大させやすくなる。また、この場合、巻線を発電装置の外部に引き出しやすくなる。また、この場合、電磁石31を回転軸10の近傍に設ける場合よりも、電磁石31から発生する熱を発電装置の外部に放出しやすくなる。
図10は、実施形態1のさらに別の変形例に係る発電装置の構成を示す概略図である。前述のように、各閉磁路には、複数の磁束発生部が設けられてもよい。図10の発電装置は、図5の永久磁石30に代えて、電磁石31a及び31bを備える。図10の構成によれば、1つの閉磁路に複数の電磁石31a及び31bを挿入することにより、1つの電磁石のみの場合よりも大きな磁束密度の磁束をコイル40の位置に生じさせることができる。
図11は、実施形態1のさらに別の変形例に係る発電装置の構成を示す概略図である。磁束発生部として、永久磁石及び電磁石を組み合わせてもよい。図11の発電装置は、図5の各構成要素に加えて、電磁石31を備える。永久磁石30によって大まかな磁束密度を決定し、電磁石31によって磁束密度を微調整することができる。
図12は、実施形態1のさらに別の変形例に係る発電装置の構成を示す概略図である。図12の発電装置は、図7の各構成要素に加えて、電磁石31を備える。永久磁石30は電磁石31よりも熱の影響を受けやすい。図12の構成によれば、閉磁路において回転軸10から最も遠隔した部分に永久磁石30を設けたことにより、図11の構成よりも、永久磁石30は回転により発生する熱及び電磁石31から発生する熱の影響を受けにくくなる。
図13は、実施形態1のさらに別の変形例に係る発電装置の構成を示す概略図である。閉磁路において、コイル40を設ける位置は回転軸10及び回転部20の近傍に限定されず、コイル40は、回転軸10に最も近接した区間以外の部分に設けられてもよい。図13の構成によれば、コイル40は、閉磁路において回転軸10から最も遠隔した部分に設けられる。この場合、コイル40を回転軸10の近傍に設ける場合よりも、コイル40の巻線は空間的な制約を受けにくくなり、従って、起電力を増大させるために巻線の巻数を増大させやすくなる。また、この場合、巻線を発電装置の外部に引き出しやすくなる。また、この場合、コイル40を回転軸10の近傍に設ける場合よりも、コイル40は回転により発生する熱の影響を受けにくくなる。
図14は、実施形態1のさらに別の変形例に係る発電装置の構成を示す概略図である。各閉磁路には、複数の誘導コイル部が設けられてもよい。図14の発電装置は、図7のコイル40に代えて、コイル40a及び40bを備える。コイル40a及び40bは、互いに直列に接続されても、互いに並列に接続されてもよい。図14の構成によれば、コイルの個数を増やすことにより、図7の場合よりも、起電力を増大させることができる。また、図14の構成によれば、コイル40a及び40bを回転部20に近接して設けたことにより、開口21によって生じた磁束密度の変化がコイル40a及び40bに伝わりやすくなり、磁束密度の変化を効率よく起電力に変換することができる。
図15は、実施形態1のさらに別の変形例に係る発電装置の構成を示す概略図である。図15の発電装置は、図5の構成に加えて、開口21に設けられた磁性体22をさらに備えている。導体板である回転部20に設けられた開口21と、磁性体22とは、永久磁石30から発生してコイル40と鎖交する磁束を変化させる磁束変化部を構成する。図15の構成によれば、磁性体22を備えたことにより、永久磁石30から発生してコイル40と鎖交する磁束の磁束密度を、図5の発電装置の場合よりも大きく変化させることができる。これにより、図5の発電装置の場合よりも、コイル40における起電力を増大させ、より大きな出力電力を発生することができる。
図16は、実施形態1のさらに別の変形例に係る発電装置の構成を示す概略図である。図16の発電装置は、図5の発電装置の回転部20に代えて回転部20Aを備えている。回転部20Aは、回転軸10に垂直な面内に設けられた絶縁体の円板であり、円板の中心で回転軸10に連結されている。図16の発電装置は、回転部20A上に設けられた磁性体22をさらに備えている。図15の発電装置は、導体板である回転部20に設けられた開口21と、磁性体22との両方を、磁束変化部として備えていた。一方、図16の発電装置のように、磁性体22のみを磁束変化部として備えてもよい。図16の発電装置では、回転部20Aは絶縁体であるので、渦電流が流れない。したがって、渦電流による損失を低減することができる。図16の構成によれば、絶縁体上に設けられた磁性体により、コイル40の巻線と鎖交する磁束量が変化する。これにより、図5等の発電装置と同様に、コイル40において起電力を得ることができる。
図17は、実施形態1のさらに別の変形例に係る発電装置の構成を示す概略図である。図示の簡単化のため、図17〜図19では、永久磁石(又は電磁石)及びコイルを省略する。磁極から出る磁束を所望の分布状態に変化させるために、磁性体ヨーク50の先端にポールピースを設けてもよい。磁性体ヨーク50は、閉磁路を開口21が横切る位置に最も近接した部分(磁性体ヨーク50の先端)にポールピース51a及び51bを備える。ポールピース51a及び51bは先端に向かうにつれて次第に細くなる。ポールピース51a及び51bは、磁性体ヨーク50と一体的に形成されてもよく、磁性体ヨーク50とは別に形成されたものを磁性体ヨーク50に取り付けてもよい。図17の構成によれば、磁束発生部から発生する磁束の磁束密度はポールピース51a及び51bにより増大し、この増大した磁束密度の磁束が回転部20と鎖交するので、誘導コイル部における起電力をより高めることができる。
図18は、実施形態1のさらに別の変形例に係る発電装置の構成を示す概略図である。図18の発電装置は、図17のポールピース51a及び51bに代えて、ポールピース51Aa及び51Abを備える。ポールピース51Aa及び51Abは平坦な先端部を有する。図18の構成によれば、ポールピース51Aa及び51Abの間において、磁束を広範囲に発生させることができる。
図19は、実施形態1のさらに別の変形例に係る発電装置の構成を示す概略図である。図19の発電装置は、図17のポールピース51a及び51bに代えて、ポールピース51Ba及び51Bbを備える。ポールピース51Ba及び51Bbは凹型に湾曲した先端部を有する。図19の構成によれば、ポールピース51Ba及び51Bbの間において、平坦な磁束を発生させることができる。
図20は、実施形態1のさらに別の変形例に係る発電装置の構成を示す概略図である。図20の発電装置は、図5の回転部20及び磁性体ヨーク50に代えて、回転部20B及び磁性体ヨーク50Dを備える。図5等の発電装置では、永久磁石30及びコイル40は、回転軸10に平行な方向において互いに所定距離を有して固定されていた。一方、図20の構成によれば、永久磁石30及びコイル40は、回転軸10に垂直な方向において互いに所定距離を有して固定されている。回転部20Bは底部及び側面部を含み、回転部20Bの側面部に開口21が設けられている。回転部20Bの底部は、例えば、回転軸10に垂直な面内に設けられた円板であり、円板の中心で回転軸10に連結されている。回転部20Bの側面部は、回転軸10上に中心軸を有する円筒面内に設けられた、所定面積を有する導体板であり、底部のエッジに固定されている。回転部20Bの底部及び側面部は一体的に形成されてもよく、別個の部品から形成されてもよい。コイル40は、閉磁路において、永久磁石30よりも回転軸10から遠隔して設けられている。発電装置の寸法上の要件などに応じて、永久磁石30及びコイル40は、図5等に示すように配置されてもよく、図20に示すように配置されてもよい。図20の構成において、図6〜図19を参照して説明した他の構成を適用してもよい。
実施形態1のさらに別の変形例について説明する。
磁性体ヨークはバルク磁鉄であってもよい。本開示の発電装置は、DC界磁を発生し、渦電流が少ないので、バルク磁鉄を磁性体ヨークとして用いていても良好に動作する。これにより、磁性体ヨークを安価に製造することができる。また、磁性体ヨークはフェライトであってもよい。これにより、磁性体ヨークの形状に関する自由度が高くなる。
発電装置は、4つ以外の複数の閉磁路(永久磁石、コイル、及び磁性体ヨーク)を備えてもよい。
発電装置は、複数の閉磁路に代えて、例えば図5〜図20のうちの1つに示す、1つの閉磁路のみを備えてもよい。この場合、発電装置は、回転軸と、回転軸に連結された回転部と、少なくとも1つの磁束発生部と、少なくとも1つの誘導コイル部と、1つの磁性体ヨークとを備える。磁性体ヨークは、少なくとも1つの磁束発生部のうちの少なくとも1つ及び少なくとも1つの誘導コイル部のうちの少なくとも1つを含む閉磁路であって、磁束発生部から発生して誘導コイル部と鎖交する磁束が磁束発生部に戻る閉磁路を形成する。磁性体ヨークは、回転軸から見て、所定の角度範囲において磁性体が存在し、残りの角度範囲において磁性体が存在しないように形成される。回転部、少なくとも1つの磁束発生部、少なくとも1つの誘導コイル部、及び磁性体ヨークは、回転部が回転軸の周りに回転するとき、閉磁路を磁束変化部が横切るように配置される。この構成でも、磁性体ヨークがリング状に連結されている場合、又は、発電装置が磁性体ヨークをもたない場合に比較して、誘導コイル部と鎖交する磁束の磁束密度の変化が大きくなり、誘起される起電力も大きくなる。
回転部は、4つ以外の1つ又は複数の磁束変化部を備えてもよい。
また、閉磁路(永久磁石、コイル、及び磁性体ヨーク)の個数及び開口の個数は互いに異なっていてもよい。このとき、複数の閉磁路は回転軸10の周りに所定角度幅で設けられ、複数の開口は回転軸10の周りに複数の閉磁路とは異なる角度幅で設けられる。
図1の発電装置では、回転部20の形状を円形に示したが、回転部は、磁束変化部を設けることができるのであれば、円形に限らず、任意の形状を有してもよい。例えば、回転部において、磁束変化部を設けるために不要な部分を除去することにより、回転部をさらに軽量化することができる。これにより、回転時のトラブル及び機械損などをさらに低減し、安定的に発電することができる。
図1の発電装置では、開口21の形状を矩形に示したが、磁束発生部から発生して誘導コイル部と鎖交する磁束を変化させるのであれば、矩形に限らず、円形、楕円形、他の多角形など、任意の形状及び寸法を有してもよい。
磁性体ヨークの形状は、図1、図5〜図20に示したものに限定されず、磁束発生部から発生して誘導コイル部と鎖交する磁束が元の磁束発生部に戻る閉磁路を形成するのであれば、任意の形状及び寸法を有してもよい。また、互いに隣接する角度方向に設けられた任意の2つの磁性体ヨークは、部分的に、互いに接触していてもよく、互いに連結されていてもよい。
1つの回転軸上の複数の異なる位置に、複数の発電装置をそれぞれ連結してもよい。複数の発電装置を備えることにより、回転軸の1回転からより大きな出力電力を効率的に得ることができる。
実施形態2.
図21は、実施形態2に係る発電装置の外観を示す斜視図である。図22は、図21の発電装置の上面図である。図23は、図22のA−A’線における縦断面図である。図24は、図21の発電装置の構成を示す分解斜視図である。
図21は、実施形態2に係る発電装置の外観を示す斜視図である。図22は、図21の発電装置の上面図である。図23は、図22のA−A’線における縦断面図である。図24は、図21の発電装置の構成を示す分解斜視図である。
図21の発電装置は、回転軸10、軸受け11a,11b、支持部12a,12b、回転部20、8個の永久磁石30、8個のコイル40、及び8ペアの磁性体ヨーク50Ba,50Bbを備えている。回転部20には8個の開口21が設けられている。各磁性体ヨーク50Ba,50Bbの先端には、ポールピース51a,51bが設けられている。図21の発電装置では、1個の永久磁石30、1個のコイル40、及び1ペアの磁性体ヨーク50Ba,50Bbをそれぞれ含む8個の閉磁路が形成される。図21の発電装置は、実質的に、図7の構成及び図17の構成の組み合わせに対応する構成を有する。
回転軸10は、軸受け11a,11bによって支持される。軸受け11a,11bは支持部12a,12bに固定される。
回転部20は導体板である。回転部20は連結部23(図24)において回転軸10に連結され、回転軸10の周りに回転する。回転部20は例えば溶接により回転軸10に連結される。
各永久磁石30は、対応する各閉磁路において、回転軸10から最も遠隔した部分に設けられる。各永久磁石30は、回転軸10から見て発電装置の外周において、磁性体ヨーク50Ba,50Bbの間に挿入されている。各永久磁石30は、回転軸10に平行な方向に磁化されている。各永久磁石30によって発生した磁束は、対応する磁性体ヨーク50Baを通って回転部20と鎖交し、対応する磁性体ヨーク50Bbを通って再び各永久磁石30に戻る。これにより、回転部20には、回転軸10に平行な方向の磁界が印加される。
各コイル40は、対応する各閉磁路において、閉磁路を開口21が横切る位置に最も近接した部分に設けられている。各コイル40は、対応する磁性体ヨーク50Bbの周りに巻回されて固定されている。
各磁性体ヨーク50Ba,50Bbは磁性鋼板である。各磁性体ヨーク50Ba,50Bbは支持部12a,12bにそれぞれ固定される。ポールピース51a,51bは、磁性体ヨーク50Ba,50Bbと一体的に形成される。ポールピース51a及び51bは先端に向かうにつれて次第に細くなる。
支持部12a,12bは、アルミニウムなどの非磁性材料からなる。支持部12a,12bは、図21の発電装置を内部に格納する筐体の一部であってもよい。各磁性体ヨーク50Ba,50Bbを支持部12a,12bにそれぞれ固定することにより、各永久磁石30及び各コイル40の位置も固定される。また、軸受け11a,11bを支持部12a,12bに固定することにより、回転軸10及び回転部20は回転可能に支持される。
図21の発電装置は以下のように動作する。回転部20が回転軸10の周りに回転するとき、1つの永久磁石30及び1つのコイル40の間の空間であって、当該コイル40と鎖交する磁束が通過する空間を、各開口21が順次に通過する。コイル40と鎖交する磁束が通過する空間を8個の開口21のそれぞれが通過する毎に、コイル40と鎖交する磁束の磁束密度が変化する。コイル40と鎖交する磁束の磁束密度の変化に応じて、ファラデーの電磁誘導の法則により、コイル40に起電力が誘起される。回転部20が回転軸10の周りに回転するとき、他のコイル40にも同様に起電力が誘起される。
なお、連結部23は、回転軸10と回転部20とを直接に連結して、回転軸10と同じ回転数で回転部20を回転させてもよい。もしくは、連結部23にはギアなどが設けられてもよい。これにより、回転軸10の回転数が同じであっても、回転部20の回転速度を変えることで起電力を変えることができる。
8個のコイル40は、互いに直列に接続されてもよく、互いに並列に接続されてもよい。或いは、8個のコイル40は、直列接続及び並列接続の組み合わせで接続されてもよい。
図21の発電装置によれば、実施形態1に係る発電装置と同様に、大電力を安定的に発生することができる。
図25は、実施形態2の第1の変形例に係る発電装置の構成を示す縦断面図である。図25の発電装置は、実質的に、図5の構成に対応する構成を有する。図25に示すように回転部20が停止しているとき、回転軸10に平行な方向に磁化された永久磁石30によって生じる磁束は、開口21を介して回転部20を貫通する。その後、磁束はコイル40と鎖交する。その後、磁束は磁性体ヨーク50(50a,50b)を通って永久磁石30に戻る。図25の発電装置もまた、図21の発電装置と同様に、大電力を安定的に発生することができる。
図26は、実施形態2の第2の変形例に係る発電装置の構成を示す縦断面図である。図26の発電装置は、実質的に、図8の構成に対応する構成を有する。各閉磁路は2つの永久磁石30a及び30bを含み、各閉磁路において、コイル40は2つの永久磁石30a及び30bの間に設けられる。永久磁石30a及び30bは、回転軸10に平行な方向であって、互いに同じ方向に磁化されている。永久磁石30a及び30b、コイル40、及び磁性体ヨーク50(50a,50b)は、永久磁石30aから発生してコイル40と鎖交する磁束が永久磁石30bを通って永久磁石30aに戻る閉磁路を形成するように配置されている。図26の発電装置によれば、コイル40を配置する空間における静磁界の強度を上げることができる。これにより、開口21による磁束密度の変化量を所望の大きさに調整することができる。
実施形態3.
図27は、実施形態3に係る発電装置の外観を示す斜視図である。図28は、図27の発電装置の上面図である。図29は、図28のB−B’線における縦断面図である。図30は、図27の発電装置の構成を示す分解斜視図である。
図27は、実施形態3に係る発電装置の外観を示す斜視図である。図28は、図27の発電装置の上面図である。図29は、図28のB−B’線における縦断面図である。図30は、図27の発電装置の構成を示す分解斜視図である。
図27の発電装置は、回転軸10、軸受け11a,11b、支持部12a,12b、回転部20B、10個の永久磁石30、10個のコイル40、及び10ペアの磁性体ヨーク50Da,50Dbを備えている。回転部20Bには10個の開口21が設けられている。図27の発電装置では、1個の永久磁石30、1個のコイル40、及び1ペアの磁性体ヨーク50Da,50Dbをそれぞれ含む10個の閉磁路が形成される。図27の発電装置は、実質的に、図20の構成を有する。
図27の発電装置によれば、実施形態1に係る発電装置と同様に、大電力を安定的に発生することができる。
なお、上述の実施形態1〜3で説明した構成は、適宜に組み合わされてもよい。
なお、本開示は、上記した実施形態に限定されることなく、種々の変形が可能である。特許請求の範囲に記載した本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、各種変形及び変更を行うことも可能である。
本開示に係る発電装置は、以下の構成を備えたことを特徴とする。
第1の態様に係る発電装置は、
回転軸と、
前記回転軸に連結された回転部と、
磁束を発生する少なくとも1つの磁束発生部と、
少なくとも1つの誘導コイル部と、
少なくとも1つの磁性体ヨークとを備えた発電装置であって、
前記少なくとも1つの磁性体ヨークのそれぞれは、前記少なくとも1つの磁束発生部のうちの少なくとも1つ及び前記少なくとも1つの誘導コイル部のうちの少なくとも1つを含む閉磁路であって、前記磁束発生部から発生して前記誘導コイル部と鎖交する磁束が前記磁束発生部に戻る閉磁路を形成し、
前記少なくとも1つの磁性体ヨークのそれぞれは、前記回転軸から見て、少なくとも1つの角度範囲において磁性体が存在し、少なくとも1つの角度範囲において磁性体が存在しないように形成され、
前記回転部は、前記少なくとも1つの磁束発生部から発生して前記少なくとも1つの誘導コイル部と鎖交する磁束を変化させる少なくとも1つの磁束変化部を備え、
前記回転部、前記少なくとも1つの磁束発生部、前記少なくとも1つの誘導コイル部、及び前記少なくとも1つの磁性体ヨークは、前記回転部が前記回転軸の周りに回転するとき、前記少なくとも1つの磁性体ヨークに対応する少なくとも1つの前記閉磁路を前記磁束変化部が横切るように配置される。
回転軸と、
前記回転軸に連結された回転部と、
磁束を発生する少なくとも1つの磁束発生部と、
少なくとも1つの誘導コイル部と、
少なくとも1つの磁性体ヨークとを備えた発電装置であって、
前記少なくとも1つの磁性体ヨークのそれぞれは、前記少なくとも1つの磁束発生部のうちの少なくとも1つ及び前記少なくとも1つの誘導コイル部のうちの少なくとも1つを含む閉磁路であって、前記磁束発生部から発生して前記誘導コイル部と鎖交する磁束が前記磁束発生部に戻る閉磁路を形成し、
前記少なくとも1つの磁性体ヨークのそれぞれは、前記回転軸から見て、少なくとも1つの角度範囲において磁性体が存在し、少なくとも1つの角度範囲において磁性体が存在しないように形成され、
前記回転部は、前記少なくとも1つの磁束発生部から発生して前記少なくとも1つの誘導コイル部と鎖交する磁束を変化させる少なくとも1つの磁束変化部を備え、
前記回転部、前記少なくとも1つの磁束発生部、前記少なくとも1つの誘導コイル部、及び前記少なくとも1つの磁性体ヨークは、前記回転部が前記回転軸の周りに回転するとき、前記少なくとも1つの磁性体ヨークに対応する少なくとも1つの前記閉磁路を前記磁束変化部が横切るように配置される。
第2の態様に係る発電装置は、第1の態様に係る発電装置において、
前記少なくとも1つの閉磁路のそれぞれにおいて、前記磁束発生部は、前記回転軸に最も近接した区間以外の部分に設けられる。
前記少なくとも1つの閉磁路のそれぞれにおいて、前記磁束発生部は、前記回転軸に最も近接した区間以外の部分に設けられる。
第3の態様に係る発電装置は、第1又は第2の態様に係る発電装置において、
前記少なくとも1つの閉磁路のそれぞれにおいて、前記誘導コイル部は、当該閉磁路を前記磁束変化部が横切る位置に最も近接した部分に設けられる。
前記少なくとも1つの閉磁路のそれぞれにおいて、前記誘導コイル部は、当該閉磁路を前記磁束変化部が横切る位置に最も近接した部分に設けられる。
第4の態様に係る発電装置は、第1〜第3のうちの1つの態様に係る発電装置において、
前記少なくとも1つの閉磁路のそれぞれにおいて、前記磁性体ヨークは、当該閉磁路を前記磁束変化部が横切る位置に最も近接した部分にポールピースを備え、
前記ポールピースは先端に向かうにつれて次第に細くなる。
前記少なくとも1つの閉磁路のそれぞれにおいて、前記磁性体ヨークは、当該閉磁路を前記磁束変化部が横切る位置に最も近接した部分にポールピースを備え、
前記ポールピースは先端に向かうにつれて次第に細くなる。
第5の態様に係る発電装置は、第1〜第4のうちの1つの態様に係る発電装置において、
前記少なくとも1つの磁性体ヨークのそれぞれは積層鋼板にてなる。
前記少なくとも1つの磁性体ヨークのそれぞれは積層鋼板にてなる。
第6の態様に係る発電装置は、第1〜第5のうちの1つの態様に係る発電装置において、
前記少なくとも1つの閉磁路のそれぞれは2つの磁束発生部を含み、
前記少なくとも1つの閉磁路のそれぞれにおいて、前記誘導コイル部は前記2つの磁束発生部の間に設けられる。
前記少なくとも1つの閉磁路のそれぞれは2つの磁束発生部を含み、
前記少なくとも1つの閉磁路のそれぞれにおいて、前記誘導コイル部は前記2つの磁束発生部の間に設けられる。
第7の態様に係る発電装置は、第1〜第6のうちの1つの態様に係る発電装置において、
前記回転部は導体板を含み、
前記磁束変化部は前記導体板に形成された開口である。
前記回転部は導体板を含み、
前記磁束変化部は前記導体板に形成された開口である。
第8の態様に係る発電装置は、第7の態様に係る発電装置において、
前記磁束変化部は前記開口に設けられた磁性体をさらに備える。
前記磁束変化部は前記開口に設けられた磁性体をさらに備える。
第9の態様に係る発電装置は、第1〜第6のうちの1つの態様に係る発電装置において、
前記回転部は絶縁体板を含み、
前記磁束変化部は前記絶縁体板上に設けられた磁性体である。
前記回転部は絶縁体板を含み、
前記磁束変化部は前記絶縁体板上に設けられた磁性体である。
第10の態様に係る発電装置は、第1〜第9のうちの1つの態様に係る発電装置において、
前記発電装置は、複数の磁束発生部と、複数の誘導コイル部と、複数の磁性体ヨークとを備え、
前記複数の磁性体ヨークのそれぞれは、前記複数の磁束発生部のうちの少なくとも1つ及び前記複数の誘導コイル部のうちの少なくとも1つを含む閉磁路であって、前記磁束発生部から発生して前記誘導コイル部と鎖交する磁束が前記磁束発生部に戻る閉磁路を形成し、
前記回転部、前記複数の磁束発生部、前記複数の誘導コイル部、及び前記複数の磁性体ヨークは、前記回転部が前記回転軸の周りに回転するとき、前記複数の磁性体ヨークに対応する複数の前記閉磁路を前記磁束変化部が横切るように配置され、
前記複数の閉磁路は、前記回転軸から見て、互いに異なる角度方向に設けられ、
前記複数の磁性体ヨークのうちの互いに隣接する角度方向に設けられた任意の2つの磁性体ヨークは、所定距離を有して互いに離隔する。
前記発電装置は、複数の磁束発生部と、複数の誘導コイル部と、複数の磁性体ヨークとを備え、
前記複数の磁性体ヨークのそれぞれは、前記複数の磁束発生部のうちの少なくとも1つ及び前記複数の誘導コイル部のうちの少なくとも1つを含む閉磁路であって、前記磁束発生部から発生して前記誘導コイル部と鎖交する磁束が前記磁束発生部に戻る閉磁路を形成し、
前記回転部、前記複数の磁束発生部、前記複数の誘導コイル部、及び前記複数の磁性体ヨークは、前記回転部が前記回転軸の周りに回転するとき、前記複数の磁性体ヨークに対応する複数の前記閉磁路を前記磁束変化部が横切るように配置され、
前記複数の閉磁路は、前記回転軸から見て、互いに異なる角度方向に設けられ、
前記複数の磁性体ヨークのうちの互いに隣接する角度方向に設けられた任意の2つの磁性体ヨークは、所定距離を有して互いに離隔する。
本開示にかかる発電装置は、例えば、車両用発電機又は充電用発電機などに応用可能である。
10…回転軸、
11a,11b…軸受け、
12a,12b…支持部、
20,20A,20B…回転部、
21,21a〜21d…開口、
22…磁性体、
23…連結部、
30,30−1〜30−4,30a,30b,…永久磁石、
31,31a,31b…電磁石、
40,40−1〜40−4,40a40b…コイル、
50,50a,50b,50−1〜50−4,50A,50Aa,50Ab,50B,50Ba,50Bb,50C,50Ca,50Cb,50Cc,50D…磁性体ヨーク、
51a,51b,51Aa,51Ab,51Ba,51Bb…ポールピース。
11a,11b…軸受け、
12a,12b…支持部、
20,20A,20B…回転部、
21,21a〜21d…開口、
22…磁性体、
23…連結部、
30,30−1〜30−4,30a,30b,…永久磁石、
31,31a,31b…電磁石、
40,40−1〜40−4,40a40b…コイル、
50,50a,50b,50−1〜50−4,50A,50Aa,50Ab,50B,50Ba,50Bb,50C,50Ca,50Cb,50Cc,50D…磁性体ヨーク、
51a,51b,51Aa,51Ab,51Ba,51Bb…ポールピース。
Claims (10)
- 回転軸と、
前記回転軸に連結された回転部と、
磁束を発生する少なくとも1つの磁束発生部と、
少なくとも1つの誘導コイル部と、
少なくとも1つの磁性体ヨークとを備えた発電装置であって、
前記少なくとも1つの磁性体ヨークのそれぞれは、前記少なくとも1つの磁束発生部のうちの少なくとも1つ及び前記少なくとも1つの誘導コイル部のうちの少なくとも1つを含む閉磁路であって、前記磁束発生部から発生して前記誘導コイル部と鎖交する磁束が前記磁束発生部に戻る閉磁路を形成し、
前記少なくとも1つの磁性体ヨークのそれぞれは、前記回転軸から見て、少なくとも1つの角度範囲において磁性体が存在し、少なくとも1つの角度範囲において磁性体が存在しないように形成され、
前記回転部は、前記少なくとも1つの磁束発生部から発生して前記少なくとも1つの誘導コイル部と鎖交する磁束を変化させる少なくとも1つの磁束変化部を備え、
前記回転部、前記少なくとも1つの磁束発生部、前記少なくとも1つの誘導コイル部、及び前記少なくとも1つの磁性体ヨークは、前記回転部が前記回転軸の周りに回転するとき、前記少なくとも1つの磁性体ヨークに対応する少なくとも1つの前記閉磁路を前記磁束変化部が横切るように配置される、
発電装置。 - 前記少なくとも1つの閉磁路のそれぞれにおいて、前記磁束発生部は、前記回転軸に最も近接した区間以外の部分に設けられる、
請求項1記載の発電装置。 - 前記少なくとも1つの閉磁路のそれぞれにおいて、前記誘導コイル部は、当該閉磁路を前記磁束変化部が横切る位置に最も近接した部分に設けられる、
請求項1又は2記載の発電装置。 - 前記少なくとも1つの閉磁路のそれぞれにおいて、前記磁性体ヨークは、当該閉磁路を前記磁束変化部が横切る位置に最も近接した部分にポールピースを備え、
前記ポールピースは先端に向かうにつれて次第に細くなる、
請求項1〜3のうちの1つに記載の発電装置。 - 前記少なくとも1つの磁性体ヨークのそれぞれは積層鋼板にてなる、
請求項1〜4のうちの1つに記載の発電装置。 - 前記少なくとも1つの閉磁路のそれぞれは2つの磁束発生部を含み、
前記少なくとも1つの閉磁路のそれぞれにおいて、前記誘導コイル部は前記2つの磁束発生部の間に設けられる、
請求項1〜5のうちの1つに記載の発電装置。 - 前記回転部は導体板を含み、
前記磁束変化部は前記導体板に形成された開口である、
請求項1〜6のうちの1つに記載の発電装置。 - 前記磁束変化部は前記開口に設けられた磁性体をさらに備える、
請求項7記載の発電装置。 - 前記回転部は絶縁体板を含み、
前記磁束変化部は前記絶縁体板上に設けられた磁性体である、
請求項1〜6のうちの1つに記載の発電装置。 - 前記発電装置は、複数の磁束発生部と、複数の誘導コイル部と、複数の磁性体ヨークとを備え、
前記複数の磁性体ヨークのそれぞれは、前記複数の磁束発生部のうちの少なくとも1つ及び前記複数の誘導コイル部のうちの少なくとも1つを含む閉磁路であって、前記磁束発生部から発生して前記誘導コイル部と鎖交する磁束が前記磁束発生部に戻る閉磁路を形成し、
前記回転部、前記複数の磁束発生部、前記複数の誘導コイル部、及び前記複数の磁性体ヨークは、前記回転部が前記回転軸の周りに回転するとき、前記複数の磁性体ヨークに対応する複数の前記閉磁路を前記磁束変化部が横切るように配置され、
前記複数の閉磁路は、前記回転軸から見て、互いに異なる角度方向に設けられ、
前記複数の磁性体ヨークのうちの互いに隣接する角度方向に設けられた任意の2つの磁性体ヨークは、所定距離を有して互いに離隔する、
請求項1〜9のうちの1つに記載の発電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016051377A JP2017169328A (ja) | 2016-03-15 | 2016-03-15 | 発電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016051377A JP2017169328A (ja) | 2016-03-15 | 2016-03-15 | 発電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017169328A true JP2017169328A (ja) | 2017-09-21 |
Family
ID=59913706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016051377A Pending JP2017169328A (ja) | 2016-03-15 | 2016-03-15 | 発電装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2017169328A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108417377A (zh) * | 2018-02-07 | 2018-08-17 | 北京航空航天大学 | 一种耐高温永磁体预稳定处理方法 |
CN114457929A (zh) * | 2022-02-25 | 2022-05-10 | 中铁桥研科技有限公司 | 一种调谐质量阻尼器 |
WO2023239134A1 (ko) * | 2022-06-07 | 2023-12-14 | 이승권 | 자기장의 반발력을 이용한 자력 발전장치 |
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2016
- 2016-03-15 JP JP2016051377A patent/JP2017169328A/ja active Pending
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