JP3305816B2 - 組合せ計量装置 - Google Patents

組合せ計量装置

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JP3305816B2 JP17981993A JP17981993A JP3305816B2 JP 3305816 B2 JP3305816 B2 JP 3305816B2 JP 17981993 A JP17981993 A JP 17981993A JP 17981993 A JP17981993 A JP 17981993A JP 3305816 B2 JP3305816 B2 JP 3305816B2
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  • Weight Measurement For Supplying Or Discharging Of Specified Amounts Of Material (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、菓子や野菜などの被
計量物を多数の計量器で計量して、その計量結果から最
適な被計量物の組合せを選択する組合せ計量装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】組合せ計量装置は、菓子や果物、野菜の
ような個々の重量にばらつきのある被計量物を目標重量
とするものである(たとえば、特開昭63−30725
号公報参照)。この種の組合せ計量装置の一例を図6に
示す。
【0003】図6において、搬送コンベア1によって搬
送された被計量物Mは、分散フィーダ2を介して、各駆
動フィーダ31 〜3n に供給され、各駆動フィーダ31
〜3n からそれぞれ対応する計量ホッパ61 〜6n に供
給される。図示しない組合せ制御手段は、上記n個の計
量ホッパ61 〜6n で得られた各計量値(被計量物の重
量)を組合せることで、最適な計量ホッパ(被計量物)
の組合せを選択する。つまり、計量ホッパ61 〜6n
計量値に基づいて、目標重量に最も近いか等しい組合せ
が選定される。この選定された被計量物Mは、集合排出
シュート9を介して集合排出される。
【0004】この組合せ選定を精度良く、また効率的に
行うためには、計量ホッパ61 〜6n に対する被計量物
Mの供給量が、常に、所定の重量(たとえば、目標重量
を組合せ選択されたホッパ数で除した値)に極めて近い
値となるようにしなければならない。このため、各駆動
フィーダ31 〜3n 毎にその送力パラメータ(例えば、
駆動フィーダの振幅や振動時間)の値(以下、「送力
値」という。)が、以下のように、制御されている。
【0005】図示しない送力パラメータ設定手段は、各
駆動フィーダ31 〜3n について、前回までの送力値
と、その送力値に対応する実際の供給量とに基づいて新
たな送力値を設定する。この新たに設定された送力値に
従って、駆動フィーダ31 〜3n が駆動し、常に所定量
に近い被計量物Mが計量ホッパ61 〜6n に送出され
る。
【0006】ところが、駆動フィーダ31 〜3n からの
供給量は、その送力値の他に、分散フィーダ2上にある
被計量物Mの量(層厚)によって大きく変化する。この
分散フィーダ2への被計量物Mの供給は、クロスフィー
ダや搬送コンベア1により行われるのであるが、その供
給量は必ずしも安定していない。
【0007】このように、クロスフィーダや搬送コンベ
ア1から分散フィーダ2への被計量物Mの供給が一定で
ないことから、分散フィーダ2上の被計量物Mの量が、
図7(a)のように不足する状態Bが生じる。この不足
状態Bが続くと、各計量ホッパ61 〜6n (図6)に対
する供給量は、所定量に対して不足するので、この供給
量に基づいて算出される図7(b)の送力値は、破線で
示すように徐々に大きくなり、やがて、異常に大きくな
る。そのため、分散フィーダ2上の被計量物Mの量が、
図7(a)の正常な状態Cに戻っても、その後、数回に
わたって、図6の駆動フィーダ31 〜3n から計量ホッ
パ61 〜6n へ、異常に大きな送力値に従って被計量物
Mが供給される。したがって、計量ホッパ61 〜6n
は、異常に多量の被計量物Mが供給されてしまう。その
結果、組合せ選定に使用できない計量ホッパ6が発生す
るなどの事態を招き、効率が著しく低下するという問題
があった。
【0008】そこで、前述の先行技術(特開昭63−3
0725号)では、分散フィーダ2上の被計量物Mの量
が、図7(a)の所定のしきい値よりも不足した状態
(不足状態)が所定時間t以上継続した時に、新たな送
力値の算出を停止させ、不足状態から正常な状態に戻っ
た時に、再び、送力値の算出を行っている。上記先行技
術は、このように、制御することで、図7(a)の分散
フィーダ2(図6)上の被計量物の量の変化に対して、
図7(b)の送力値が二点鎖線で示すようになり、不足
状態Bにおいて破線で示すように異常に大きくなるのを
防止することで、図7(a)の正常な状態Cに戻った後
の送力値を小さくすることを狙っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記先行技術
では、所定時間t経過後の不足状態Bにおいて、送力値
が一定に保持されているので、つまり、送力値の制御を
放棄しているので、図7(a)の分散フィーダ2(図
6)上の被計量物Mの量が想定している量よりも更に減
少した場合、計量ホッパ6(図6)への供給量が著しく
不足する。そのため、組合せ不良が発生し易い。
【0010】この発明は、上記従来の問題に鑑みてなさ
れたもので、計量ホッパへの供給量の過不足を防止する
ことにより、組合せ計量装置の組合せ不良の防止や組合
せの選定に使用できない計量ホッパの発生を防止するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために、請求項1の発明は、駆動フィーダの上流
の被計量物の量が正常な量から不足する量になったとき
に、その時の送力値を記憶するメモリと、駆動フィーダ
の上流の被計量物の量が不足する量から正常な量に戻っ
た際に、メモリに記憶した上記値に基づく送力値を前回
までの送力値として送力パラメータ設定手段に出力する
転送手段とを備えている。上記送力パラメータ設定手段
は、各駆動フィーダの新たな送力値を、前回までの送力
値および上記計量値に基づいて設定するとともに、駆動
フィーダの上流の被計量物の量が正常な量から不足する
量になった状態においても、上記送力値の設定を継続す
る。
【0012】請求項1の発明によれば、駆動フィーダの
上流の被計量物の量が正常な量から不足する量になった
時の送力値を記憶し、不足する量から正常な量に戻った
際に上記記憶した送力値に基づいてフィードバック制御
を行うので、急激に正常な量に戻った際にも、計量ホッ
パへの供給量が過大にならない。一方、上流の被計量物
の量が不足する状態においてもフィードバック制御を行
うので、計量ホッパへの供給量が過軽量になるおそれが
ない。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の発明の構成
に加え、駆動フィーダの上流の被計量物の量が不足する
量から正常な量に戻った後における所定の条件を満たす
状態において、上記駆動フィーダへ出力される送力値を
ホールドするホールド手段を備えている。
【0014】請求項2の発明によれば、正常な状態に回
復した後に送力値を一定の範囲の値に保持するホールド
手段を設けたので、計量ホッパへの供給量が急激に増大
するのを防止し得る。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面にしたがって
説明する。図1ないし図3は第1実施例を示す。図2に
おいて、搬送コンベア1は、被計量物Mを偏平な円錐形
の分散フィーダ2の中央へ落下させる。分散フィーダ2
の周縁には、n個の駆動フィーダ31 〜3n が設けられ
ている。各駆動フィーダ31 〜3n は、設定された送力
値に従って駆動することで、つまり、設定された振幅お
よび時間だけ振動することで、分散フィーダ2上の被計
量物Mを、n個のプールホッパ41 〜4n に送出する。
各プールホッパ41 〜4n には、ゲート51 〜5n が設
けられており、また、その下方に計量ホッパ61 〜6n
が設けられている。各計量ホッパ61 〜6n には、ホッ
パ重量計量器71 〜7n およびゲート81 〜8n が設け
られている。ゲート81 〜8n の下方には大きな集合排
出シュート9が設けられている。
【0016】図1において、上記ホッパ重量計量器7i
は、たとえばロードセルからなり、計量ホッパ6i (図
2)内の被計量物Mの重量を測定して、その計量値を重
量信号wi として、組合せ制御手段10および送力パラ
メータ設定手段20i に出力する。なお、図1におい
て、「i 」が付されている符号に対応する要素および信
号はn個あることを意味する。
【0017】上記組合せ制御手段10は、ホッパ重量計
量器71 〜7n からの計量値を組合わせることで、つま
り、図2のn個の計量ホッパ61 〜6n で得られた被計
量物の重量を組合せることで、以下のように、最適な計
量ホッパ6の組合せ(最適な被計量物の組合せ)を選択
するものである。図1の組合せ制御手段10は、組合せ
重量演算部11、目標重量設定部12、組合せ判別部1
3およびホッパ開閉制御部14を備えている。組合せ重
量演算部11は、ホッパ重量計量器7i からの計量値の
うちm個の計量値の組合について加算し、組合せ重量信
号wM を組合せ判別部13に出力する。この加算および
組合せ重量信号wM の出力は、全ての組合せについてな
される。組合せ判別部13は、組合せ重量演算部11か
らの組合せ重量信号wM と、目標重量設定部12からの
目標重量とを比較して、たとえば包装する被計量物Mの
重量が目標重量または目標重量に最も近い値となるよう
に組合せを選択し、選択信号aをホッパ開閉制御部14
およびフィーダ駆動制御部30i に出力する。このフィ
ーダ駆動制御部30i は後述する送力値に従って、駆動
フィーダ3i を駆動させる。
【0018】上記ホッパ開閉制御部14は、図2の選択
されたm個の計量ホッパ6i のゲート8i を開放させ
る。これにより、被計量物Mが計量ホッパ6i から排出
されて、集合排出シュート9によってひとまとめにされ
て、包装機31に供給される。さらに、上記ホッパ開閉
制御部14(図1)は、空になった計量ホッパ6i に対
応するプールホッパ4i のゲート5i を開いて、プール
ホッパ4i から計量ホッパ6i に被計量物Mを供給す
る。一方、図1のフィーダ駆動制御部30i は駆動フィ
ーダ3i に対応してn個設けられており、空になった図
2のプールホッパ4i に対応する駆動フィーダ3i を、
設定された送力値に従って駆動させ、被計量物Mをプー
ルホッパ4i に送出させる。
【0019】図1の各送力パラメータ設定手段20
i は、駆動フィーダ3i の新たな送力値を、前回の送力
値およびホッパ重量計量器7i の計量値に基づいて設定
するとともに、駆動フィーダ3i の上流の被計量物Mの
量が正常な量から不足する量になった状態においても、
送力値の設定を継続するもので、それぞれ、パラメータ
演算部21i と前回送力値メモリ22i を有している。
上記前回送力値メモリ22i は、パラメータ演算部21
i で前回算出した送力値を記憶するもので、パラメータ
演算部21i からの送力値信号p1i が第1の切換手段
33i を介して入力される。
【0020】上記パラメータ演算部21i は、ホッパ重
量計量器7i からの重量信号wi に基づいて、計量ホッ
パ6i (図2)に供給された供給量が所定量よりも多い
か少ないかを判断し、所定量よりも多ければ、前回送力
値メモリ22i からの送力値を1単位減算して、この減
算した送力値を送力値信号pli として出力する。一方、
このパラメータ演算部21i は、上記判断の結果、計量
ホッパ6i (図2)への供給量が所定量よりも少なけれ
ば、前回送力値メモリ22i からの送力値を1単位加算
して、この加算した送力値を送力値信号pli として出力
する。なお、パラメータ演算部21i は、上記判断の結
果、計量ホッパ6i への供給量が所定量と等しければ、
前回送力値メモリ22i からの送力値をそのまま送力値
信号pliとして出力する。また、図示していないが、以
上のパラメータ演算部21i および前回送力値メモリ2
i は、共に、振幅と振動時間の2種類について設けら
れている。
【0021】上記図2の分散フィーダ2には、たとえば
ロードセルからなる検出器32が設けられている。この
検出器32は、分散フィーダ2およびその上の被計量物
Mの重量を検出することで、駆動フィーダ3i の上流の
被計量物Mの量を検出して図1の総重量信号waを判別
手段34に出力する。
【0022】上記判別手段34は、マップを有してお
り、まず分散フィーダ2(図2)上の被計量物Mの重量
が所定のしきい値よりも大きいか否か、つまり、この重
量が正常な量か不足する量かを判別する。この判別手段
34は、上記判別とともに、分散フィーダ2(図2)上
の被計量物Mの重量が正常な量から不足する量に変化し
たか否かを判別し、変化した場合には、パルス信号cを
スイッチング回路35iに出力し、スイッチング回路3
i を微小時間閉成させる。一方、判別手段34は、分
散フィーダ(図2)上の被計量物Mの重量が不足する量
から正常な量に戻った場合には、これを判別し、ホール
ド手段36に切換信号dを出力する。ホールド手段36
は、この切換信号dを一定時間t1だけホールドして第
1の切換手段33i に出力し続ける。これにより、第1
の切換手段33i は、端子fを端子gに切り換える。
【0023】上記パラメータ演算部21i で算出された
送力値は、上記スイッチング回路35i が閉成した際
に、送力値信号p1i として、下限時の送力値メモリ3
8iに記憶される。つまり、下限時の送力値メモリ38
i は、分散フィーダ2(図2)上の被計量物Mの量が正
常な量から不足する量になったときに、その時の送力値
を記憶するものである。
【0024】一方、下限時の送力値メモリ38i に記憶
された送力値は、上記第1の切換手段33i が切り換っ
た際に、転送手段39i によって転送され、前回送力値
メモリ22i に記憶される。つまり、転送手段39
i は、分散フィーダ2(図2)上の被計量物Mの量が不
足する量から正常な量に戻った際に、下限時の送力値メ
モリ38i に記憶されていた上記送力値を前回の送力値
として、送力パラメータ設定手段20i の前回送力値メ
モリ22i に出力する。
【0025】つぎに、組合せ計量装置の動作について説
明する。まず、図2の分散フィーダ2上の被計量物Mの
量が正常な量である定常的な場合の動作について説明す
る。搬送コンベア1から被計量物Mが分散フィーダ2上
に送られ、さらに、駆動フィーダ3i 、プールホッパ4
i 、計量ホッパ6i および集合排出シュート9を介し
て、被計量物Mが包装機31にひとまとめにして袋詰め
される。この際、図1の組合せ制御手段10は、前述の
ように最適なm個の計量ホッパ6i (図2)の組合せを
選択する。つづいて、組合せ制御手段10が、残りの計
量ホッパ6i (図2)による組合せを選定し、同様に、
組合せ排出が行われる。一方、ホッパ開閉制御部14
は、図2の既に排出した計量ホッパ6i に対応するプー
ルホッパ4i のゲート5i を開放し、プールホッパ4i
から空の計量ホッパ6i に被計量物Mを搬送させる。ま
た、排出されたプールホッパ4i に対応する駆動フィー
ダ3i が駆動して、空のプールホッパ4i に被計量物M
を供給する。
【0026】この時の送力値は、図1のパラメータ演算
部21i が前回送力値メモリ22iからの前回の送力値
とホッパ重量計量器7i からの計量値に基づいて演算さ
れる。演算された送力値は、今回の送力値としてフィー
ダ駆動制御部30i に出力されるとともに、前回送力値
メモリ22i に出力される。また、以上の動作および送
力値の算出は、図3(a)の正常な状態Aの他に不足状
態Bにおいても続けられる。したがって、図3(a)の
分散フィーダ2の被計量物Mの量が減少、増加するのに
対して、送力値が図3(b)の実線のように増加、減少
する。
【0027】一方、分散フィーダ2上の被計量物Mの量
が正常な量から不足する量に変化した時には、つまり、
D点では、図1の判別手段34がこれを判別し、スイッ
チング回路35i が閉成して、この時の送力値Pが下限
時の送力値メモリ38i に記憶される。
【0028】その後、図3(a)の不足状態Bから正常
な状態Cに回復すると、つまり、E点になると、図1の
判別手段34がこれを判別し、ホールド手段36を介し
て、切換信号dが一定時間t1だけ第1の切換手段33
i に出力され、第1の切換手段33i がg端子に切り換
る。これにより、下限時の送力値メモリ38i に記憶し
た前述の送力値Pが転送手段39i により前回送力値メ
モリ22i に転送されて記憶され、つづいて、パラメー
タ演算部21i がこの送力値Pと、ホッパ重量計量器7
i の重量信号wi に基づいて、次回の送力値P+ΔPを
演算する。この次回の送力値P+ΔPは、第1の切換手
段33i がg端子に切り換っているので、前回送力値メ
モリ22i には入力されず、したがって、前回送力値メ
モリ22i から出力される送力値Pは一定値になる。そ
のため、送力値が図3(b)のように、一定時間t1だ
け送力値P(送力値P+ΔP)で保持される。
【0029】上記一定時間t1の経過後は、図1の第1
の切換手段33i がf端子に切り換り、再び定常的な制
御に戻り、図3(a)のように、分散フィーダ2(図
2)上の被計量物Mの量の増加するのに伴って、図3
(b)のように、送力値が減少する。
【0030】上記構成において、この組合せ計量装置で
は、不足する状態Bにおいても、図3(b)のように、
送力値を制御しているので、この不足する状態Bにおい
ても、計量ホッパ6i (図2)への供給量が著しく不足
するおそれがなく、したがって、目標重量に対して過軽
量になるおそれがない。
【0031】ところで、図2の分散フィーダ2上の被計
量物Mは、駆動フィーダ3i およびプールホッパ4i
介して、計量ホッパ6i に送出されるので、図3のよう
に、送力値の変化が分散フィーダ2(図2)上の被計量
物Mの変化よりも若干遅れる。しかも、図2の分散フィ
ーダ2上の被計量物Mの量は、搬送コンベア1によって
急激に増大して回復する。したがって、供給量が急激に
増大しても送力値が十分に小さくならず、図3のE点以
後において、そのまま、状態AおよびBと同様な通常の
制御を続けると、計量ホッパ6i (図2)に供給される
被計量物Mが異常に多くなる。これに対し、この組合せ
計量装置では、正常な状態から不足状態に変化したとき
の送力値Pを用いて、不足状態から正常な状態に戻った
ときの送力値を設定している。したがって、計量ホッパ
i への供給量が異常に多くなるおそれがない。
【0032】また、上記正常な状態に戻ったときに、直
ちに通常の制御に戻すと、計量ホッパ(図2)6への供
給量に若干の遅れがあることから、図3(b)の二点鎖
線で示すように、送力値が増大して、同様な不都合を招
く場合がある。これに対し、この実施例では、正常な状
態に回復した後の一定時間t1について(所定の条件を
満たす状態について)、送力値を一定値P(送力値P+
ΔP)で保持しているから、計量ホッパ6i (図2)へ
の供給量が異常に多くなる事態を生じない。
【0033】ところで、上記実施例では、正常な状態C
に回復した直後の一定時間t1については、送力値を一
定の値P(送力値P+ΔP)に保持したが、必ずしも保
持する必要はなく、正常な状態Cに戻った直後に、図3
(c)のように、送力値Pに基づいて通常のフィードバ
ック制御を開始してもよい。
【0034】また、上記実施例では、図1のホールド手
段36i により、新たな送力値が前回送力値メモリ22
i に書き込まれないようにして、送力値をP+ΔPにす
ることで、送力値をほぼ一定に保ったが、一定期間t1
(図3(b))の間、下限時の送力値メモリ38iの送
力値Pをフィーダ駆動制御部30i に送り続けて、送力
値を一定に保ってもよい。この一例を図4の第2実施例
に示す。
【0035】図4において、パラメータ演算部21i
送力値は、第2の切換手段42i を介して、フィーダ駆
動制御部30i に出力される。一方、転送手段39
i は、下限時の送力値メモリ38i に記憶された送力値
を、第1の切換手段33i を介して、前回送力値メモリ
22i に出力するとともに、第2の切換手段42i に出
力する。上記第2の切換手段42i は、ホールド手段3
6からの切換信号dを受けて、端子hを端子jに切り換
える。また、前述と同様に上記第1の切換手段33i
ホールド手段36からの切換信号dを受けて、端子fを
端子gに切り換える。
【0036】したがって、図3(a)の正常な状態Aお
よび不足する状態Bにおいては、図4に示すように、第
1および第2の切換手段33i ,42i が、それぞれ、
fおよびh端子に接続されている。一方、図3(a)の
不足する状態Bから正常な状態Cに変化した際には、図
4の第1および第2の切換手段33i ,42i は、ホー
ルド手段36からの切換信号dを受けて,fおよびh端
子がgおよびj端子に切り換り、下限時の送力値メモリ
38i に記憶された一定の送力値Pがフィーダ駆動制御
部30i に入力されるとともに、前回送力値メモリ22
i に記憶される。なお、その他の構成は、図1の第1実
施例と同様であり、同一部分または相当部分に同一符号
を付して、その説明を省略する。
【0037】図5は第3実施例を示す。この第3実施例
は、ホッパ重量判別手段44i を有している。このホッ
パ重量判別手段44i は、マップを有しているととも
に、ホッパ重量計量器7i からの重量信号wi を入力と
する。上記ホッパ重量判別手段44i は、上記重量信号
i から、上記ホッパ重量計量器7i の計量値が所定値
よりも大きいか否かを判別し、上記計量値が所定値より
も大きくなったとき、ホールド手段36i にホールド解
除信号si を出力する。つまり、ホールド手段36
i は、一定時間t1(図3)だけ切換信号di を出力す
るのではなく、計量値が所定値になるまで(所定の条件
を満たす状態の間)、切換信号di を出力する。なお、
上記所定値は、所定数の計量ホッパ6i (図2)の組合
せにより組合せ計量が成立する値に設定されている。そ
の他の構成は、図4の第2実施例と同様であり、同一部
分または相当部分に同一符号を付して、その説明を省略
する。
【0038】ところで、上記各実施例では、送力パラメ
ータ設定手段20i が前回の送力値および計量値に基づ
いて新たな送力値を設定した。しかし、送力パラメータ
設定手段20i は、前回までの送力値および計量値に基
づいて新たな送力値を設定するものであればよい。前回
までの送力値および計量値とは、直前回(1回前)の送
力値および計量値の他に、1回前までの数回の送力値お
よび計量値の平均値など種々のものを利用することが考
えられる。
【0039】また、上記各実施例では、図3(b)のよ
うに、正常な状態Aから不足状態Bに変化したとき(D
点)の送力値Pを用いて、そのまま、不足状態Bから正
常な状態Cに戻った時の前回の送力値Pとしたが、必ず
しもそうする必要はない、たとえば、組合せ計量装置の
機種や用いる工場によって、図3(d)のように、送力
値Pよりも大きな送力値P2や小さな送力値を、不足状
態Bから正常な状態Cに戻った時の前回の送力値として
もよい。
【0040】さらに、上記実施例では、図3(a)の分
散フィーダ2(図2)上の被計量物Mの量についてのし
きい値を1つにした。しかし、この発明では、正常な状
態Aから不足状態Bに移る時のしきい値と、不足状態B
から正常な状態Cに戻るときのしきい値とを、互いに若
干異ならせてもよい。
【0041】なお、上記実施例では、図2のプールホッ
パ4i を有する場合について説明したが、この発明で
は、必ずしも、プールホッパ4i は必要でない。また、
駆動フィーダ3i としてコンベアなどの他の搬送機を用
いてもよいことはいうまでもない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、駆動フィーダの上流の被計量物の量が正常な量から
不足する量になったときに、その時の送力値を記憶し、
その後、駆動フィーダの上流の被計量物の量が不足する
量から正常な量に戻った際に、上記記憶した送力値を前
回の送力値として送力パラメータ設定手段に出力し、上
記記憶した送力値に基づいてフィードバック制御を行う
ので、上記正常な量に戻った際に、計量ホッパへの供給
量が過大になるおそれがない。一方、送力パラメータ設
定手段は、駆動フィーダの上流の被計量物の量が不足す
る状態においても、フィードバック制御を行うので、計
量ホッパへの供給量が過軽量になるおそれがない。この
ように、計量ホッパへの供給量の過不足を防止すること
ができるので、組合せ不良や組合せの選定に用いること
ができない計量ホッパの発生を防止して、効率を高める
ことができる。
【0043】また、請求項2の発明では、駆動フィーダ
の上流の被計量物が不足する量から正常な量に戻った直
後において、送力値を一定の範囲にホールドするので、
計量ホッパの供給量の増加に若干の遅れが生じても、送
力値が急激に大きくなるのを防止し得るから、計量ホッ
パへの供給量が異常に多くなる事態を防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す組合せ計量装置の
制御装置の概略構成図である。
【図2】一般的な組合せ計量装置を示す概略構成図であ
る。
【図3】(a)は分散フィーダ上の被計量物の量の変化
を示す特性図、(b)〜(d)は送力値の変化を示す特
性図である。
【図4】第2実施例を示す組合せ計量装置の制御装置の
概略構成図である。
【図5】第3実施例を示す組合せ計量装置の制御装置の
概略構成図である。
【図6】組合せ計量装置の基本的な構成を示す概念図で
ある。
【図7】従来の送力値の変化を示す特性図である。
【符号の説明】
i …駆動フィーダ、6i …計量ホッパ、7i …ホッパ
重量計量器、20i …送力パラメータ設定手段、30i
…フィーダ駆動制御部、36i …ホールド手段、38i
…(下限時の)送力値メモリ、39i …転送手段。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流からの被計量物を複数の計量ホッパ
    へ送出する駆動フィーダを、設定された送力パラメータ
    の値に従って駆動させるフィーダ駆動制御部と、上記計
    量ホッパに設けたホッパ重量計量器の計量値に基づいて
    被計量物の組合せを選択する組合せ制御手段とを備えた
    組合せ計量装置であって、 各駆動フィーダの新たな送力パラメータの値を、前回ま
    での送力パラメータの値および上記計量値に基づいて設
    定するとともに、駆動フィーダの上流の被計量物の量が
    正常な量から不足する量になった状態においても、上記
    送力パラメータの値の設定を継続する送力パラメータ設
    定手段と、 上記駆動フィーダの上流の被計量物の量が正常な量から
    不足する量になったときに、その時の送力パラメータの
    値を記憶するメモリと、 上記駆動フィーダの上流の被計量物の量が不足する量か
    ら正常な量に戻った際に、上記メモリに記憶した上記値
    に基づく送力パラメータの値を前回までの送力パラメー
    タの値として上記送力パラメータ設定手段に出力する転
    送手段とを備えた組合せ計量装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、駆動フィーダの上流
    の被計量物の量が不足する量から正常な量に戻った後に
    おける所定の条件を満たす状態において、上記駆動フィ
    ーダへ出力される送力パラメータの値をホールドするホ
    ールド手段を備えた組合せ計量装置。
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