JP2002062185A - 組合せ計量装置 - Google Patents

組合せ計量装置

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JP2002062185A
JP2002062185A JP2000253822A JP2000253822A JP2002062185A JP 2002062185 A JP2002062185 A JP 2002062185A JP 2000253822 A JP2000253822 A JP 2000253822A JP 2000253822 A JP2000253822 A JP 2000253822A JP 2002062185 A JP2002062185 A JP 2002062185A
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Yasuaki Morinaka
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  • Weight Measurement For Supplying Or Discharging Of Specified Amounts Of Material (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組合せ計量装置において、分散フィーダによ
る計量計数物の分配が不均一であっても、一部のヘッド
のフィーダの送力値が過度に大きくならないようにして
計量精度を向上させる。 【解決手段】 物品の搬送および計量を行う複数のヘッ
ドに異なった投入目標値を定め、その投入目標値に近づ
けるように各ヘッドHのフィーダ送力値を制御する組合
せ計量装置において、試験運転による各ヘッドの試験供
給量を検知する検知器7と、各ヘッドHの試験供給量W
a を記憶する記憶回路15とを備え、各ヘッドHの平均
試験供給量Wamに近い値となるように前記各ヘッドHの
投入目標値Tを決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、菓子や野菜、小さ
な機械部品などの物品を多数の計量器で計量して、組合
せ目標重量またはそれに近い組合せを選択する組合せ計
量装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】組合せ計量装置は、菓子や果物、野菜の
ような個々の重量にばらつきのある物品を計量対象とす
るものである(例えば、特開昭63−30725号公報
参照)。この種の組合せ計量装置100の一例を図12
の正面図および図13の横断面図に示す。
【0003】図12において、搬送コンベア1によって
搬送された被計量物である物品Mは、偏平な円錐形の分
散フィーダ2を介し、放射状に配置された駆動フィーダ
3-1〜3-14 に供給され、各駆動フィーダ3からそれぞ
れ対応する計量ホッパ6-1〜6-14 に供給される。前記
各駆動フィーダ3と計量ホッパ6は、それぞれ物品Mの
搬送および計量を行う14組のヘッドH1 〜H14を構成
している。図示していない組合せ制御手段は、上記ヘッ
ドH1 〜H14で計量された計量値(物品の重量)W1 〜
W14から、組合せ目標値Tm を下限とする許容範囲内に
入るヘッドの組合せを選定し、選定したm個のヘッドの
ゲートを開いて、集合排出シュート9を介して図示して
いない包装装置に排出する。
【0004】従来は、この選定された組合せ重量Wm が
組合せ目標値Tm にできるだけ近づくように、かつ、組
合せ選定を効率的に行うために、各ヘッドH1 〜H14の
計量値W1 〜W14が、常に、各ヘッドH1 〜H14への投
入目標値T(例えば、組合せ目標値Tm を組合せ選択す
るホッパ数mで除した値)に近い値となるようにしてい
る。このため、各ヘッドH1 〜H14毎にそのフィーダ送
力値P-1〜P-14 (駆動フィーダの振幅や振動時間の送
力パラメータの値)が、以下のように、制御されてい
る。
【0005】図示していないフィーダ送力値設定手段
は、各ヘッドH1 〜H14について、n回前から前回まで
のフィーダ送力値と、そのフィーダ送力値に対応する実
際の計量値W1 〜W14とに基づいて、次回の計量値W1
〜W14が投入目標値Tに近づくように補正した新たなフ
ィーダ送力値Pを設定する。各ヘッドH1 〜H14は、前
記新たに設定されたフィーダ送力値Pに従って駆動さ
れ、各ヘッドH1 〜H14の計量ホッパ6-1〜6-14 に投
入目標値Tに近い物品Mが投入される。
【0006】しかし、実際に各ヘッドH1 〜H14の計量
値W1 〜W14は、この落下中心点が頂点Oから径方向に
ずれると、投入目標値Tに対して若干異なる値となるの
は避けられない。物品Mは、搬送コンベア1から分散フ
ィーダ2の頂点Oに向かって真上から落下するように投
入されるが、搬送コンベア1上の物品Mの偏在などによ
り、各ヘッドH1 〜H14の計量値W1 〜W14が、全て投
入目標値Tよりも若干少なくなる状態が発生する場合が
ある。この場合はm個の計量値Wm を組合せても、組合
せ目標値Tm の許容範囲よりも少なくなり、m+1個を
組合わせると、組合せ目標値Tm を大きく越えて組合せ
目標値Tm の許容組合せ重量範囲に入らない事態が起こ
り得る。
【0007】そこで、本出願人は各ヘッドH1 〜H14の
投入目標値T1 〜T14を、ある程度互いに異なる値に設
定する(ばらつきを持たせる)ことで、前記の課題を解
消して、組合せ計量の精度を高める方法を提案した(特
公昭62−30367号公報、特公平1−56691号
公報および特開平7−77454号公報参照)。
【0008】ところが、搬送コンベア1から分散フィー
ダ2に供給された物品Mは、必ずしも、分散フィーダ2
の全周にわたって均一に分散されない場合がある。この
理由は、図13に示すように、搬送コンベア1で運ばれ
てきた物品Mが分散フィーダ2の頂点から水平方向にず
れて投入され易いためであり、その結果、例えば、搬送
コンベア1による搬送方向の前側、つまり分散フィーダ
2の左側に右側より多く供給されることがある。このた
め、各ヘッドH1 〜H14のフィーダ送力値P-1〜P-14
が同じであっても、分散フィーダ2の左側に配置された
ヘッドHL には、右側に配置されたヘッドHR より多量
の物品Mが供給されることになる。
【0009】このような供給量の不均一は、図14に示
すように、円錐形の分散フィーダ2の分散面を頂点Oを
通る仕切板30で二分し、それぞれの区分2L,2Rに
同一または異なる物品ML ,MR を搬送コンベア1L ,
1R で供給し、物品ML ,MR を各別に組合せ計量す
る、いわうるダブル型の組合せ計量装置200について
も同様に発生する。つまり、図15に示すように、供給
点8L ,8R からそれぞれ破線で示した矢印の大きさに
比例した分量比で矢印方向に分配される。このため、各
ヘッドH1 〜H14への物品Mの供給量は、図16に示す
ように、仕切板30の正面に対向する中央のヘッドH7
,H14が最大で、仕切板30に近づくほど順次減少
し、仕切板30に最も近いヘッドH3 ,H4 ,H10,H
11が最小となり、供給量の差が大きくなる。
【0010】さらに、図17(A)に示すように、前記
分散フィーダ2の分散面を頂点Oを通る2つの交差する
仕切板30a,30bで4つに仕切り、4つの搬送コン
ベア1a〜1dで異なる4種類の物品M1 〜M4 を組合
せ計量する、いわうるミックス型の組合せ計量装置40
0では、図17(B)に示すように、各区分とも、仕切
板30a,30bに近い位置のヘッドHa,Hdに分配
される物品の供給量と、中央に配置されたヘッドHb,
Hcに分配される供給量との差が、前記二分割された組
合せ計量装置200よりも更に大きくなる。
【0011】このため、前記特開平7−77454号公
報の先行技術では、各ヘッドH1 〜H14に一定差の投入
目標値T1 〜T14を設定しているが、最も供給量の少な
いヘッドに最大の投入目標値を設定した場合、そのヘッ
ドの駆動フィーダが機械的な限界値に近い大きな振幅で
稼働することになる。この状態では、駆動フィーダの振
幅をそれ以上大きくできないから、実際の投入量を検知
して投入目標値Tに近づけるようにフィーダ送力値を調
整するフィードバック制御が困難になり、組合せ計量の
精度が低下する。また、特に図17のミックス型では、
仕切板30a,30bに近いヘッドHa,Hdは、フィ
ーダ送力値を最大にしても投入目標値Tを達成すること
ができない場合が生じる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
解決するためになされたもので、分散フィーダにおける
物品の分配が不均一に行なわれた場合でも、各ヘッドの
駆動フィーダを投入目標値が達成されるように適切に制
御して、高い組合せ計量精度を持つ組合せ計量装置を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1構成に係る組合せ計量装置は、物品の
搬送および計量を行う複数のヘッドに異なった投入目標
値を定め、その投入目標値に近づけるように各ヘッドの
フィーダ送力値を制御する組合せ計量装置であって、試
験運転による各ヘッドの試験供給量を検知する検知器
と、各ヘッドの試験供給量を記憶する記憶回路と、前記
各ヘッドの試験供給量に近づけるように前記各ヘッドの
投入目標値を決定する投入目標値決定回路とを備えたも
のである。上記構成によれば、各ヘッドの投入目標値
を、試験運転で得られた各ヘッドの試験供給量にそれぞ
れ近い値の投入目標値に定めるので、稼働時に、一部の
ヘッドのフィーダ送力値が過大または過小となることが
なく、したがって、フィーダ送力値を適切に制御して各
ヘッドへの実際の供給量を投入目標値に近づけることが
できる結果、組合せ計量の精度を向上させることができ
る。
【0014】また、本発明の第2構成に係る組合せ計量
装置は、物品の搬送および計量を行う複数のヘッドに異
なった投入目標値を定め、その投入目標値に近づけるよ
うに各ヘッドのフィーダ送力値を制御する組合せ計量装
置であって、前記複数のヘッド間の投入目標値の予定分
布を記憶する記憶回路と、試験運転による各ヘッドの試
験供給量を検知する検知器と、各ヘッドの試験供給量を
記憶する記憶回路と、前記各ヘッドの投入目標値を前記
試験供給量に基づいて前記予定分布が達成されるように
決定する投入目標値決定回路とを備えたものである。上
記構成によれば、各ヘッドの投入目標値を試験運転で得
られた各ヘッドの試験供給量に対応させて、予め所定の
差をもつように定めた投入目標値を割り当てるので、一
部のヘッドのフィーダ送力値が過大または過小となるこ
とがない。したがって、やはり組合せ計量の精度を向上
させることができる。
【0015】また、本発明の第3構成に係る組合せ計量
装置は、物品の搬送および計量を行う複数のヘッドに異
なった投入目標値を定め、その投入目標値に近づけるよ
うに各ヘッドのフィーダ送力値を制御する組合せ計量装
置であって、試験運転による各ヘッドの試験供給量を検
知する検知器と、各ヘッドの試験供給量を記憶する記憶
回路と、前記試験供給量のうち、所定の特異範囲に入る
試験供給量のヘッドを除いた他のヘッドの投入目標値を
当該他のヘッドの試験供給量に基づいて決定する投入目
標値決定回路とを備えたものである。上記構成によれ
ば、試験供給量が特異範囲のヘッドが除かれているの
で、一部のヘッドのフィーダ送力値が過大または過小と
なることがない。したがって、やはり組合せ計量の精度
を向上させることができる。
【0016】また、本発明の好ましい実施形態において
は、前記試験運転は、各ヘッドを一定のフィーダ送力値
で行うものである。この構成によれば、試験運転の制御
が単純となるので、作業性がよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態であ
る組合せ計量装置100を図面に基づいて説明する。図
1において、搬送コンベア1は、物品(品物)Mを偏平
な円錐形の分散フィーダ2のほぼ中央部へ落下させる。
分散フィーダ2の周縁には、図12に示したように、1
4個の駆動フィーダ3-1〜3-14 が放射状に配置されて
いる。各駆動フィーダ3-1〜3-14 は、それぞれ設定さ
れた送力値に従って駆動することで、つまり、設定され
た振幅および時間だけ振動することで、分散フィーダ2
から受け取った物品Mを、n個のプールホッパ4-1〜4
-14 に供給する。各プールホッパ4-1〜4-14 には、図
1に示すゲート5-1〜5-14 が設けられており、また、
その下方に計量ホッパ6-1〜6-14 が設けられている。
各計量ホッパ6-1〜6-14 には、計量ホッパ内の物品M
の重量を検知するホッパ重量検出器7-1〜7-14および
ゲート8-1〜8-14 が設けられている。
【0018】上記駆動フィーダ3-1〜3-14 、プールホ
ッパ4-1〜4-14 、ゲート5-1〜5-14 、計量ホッパ6
-1〜6-14 、ホッパ重量検出器7-1〜7-14 およびゲー
ト8-1〜8-14 は、径方向に並んだものが1セットとな
って、組合せ計量装置100ヘッドH1 〜H14を構成し
ている。計量ホッパ6-1〜6-14 のゲート8-1〜8-14
の下方には大きな集合排出シュート9が設けられてい
る。
【0019】図2は、第1実施形態の制御系を示すブロ
ック図、図3は試験運転時のフローチャートである。図
2に示すように、第1実施形態の組合せ計量装置100
のコントローラ10には、従来と同様に、フィーダ送力
値設定回路11と組合せ制御回路12が内蔵されている
のに加えて、試験運転制御回路14、試験供給量記憶回
路15および投入目標値決定回路16が内蔵されてい
る。このコントローラ10により、組合せ計量動作の前
に試験運転を行い、各ヘッドH1 〜H14の試験供給量W
a1〜Wa14 を検知する。すなわち、図2の試験運転制御
回路14は、組合せ計量装置100に試験運転指令信号
を送出する。組合せ計量装置100のフィーダ送力値設
定回路11は、図3のフローチャートのステップS1
(以下、単に「S1」のように略記する)において、各
ヘッドの駆動フィーダ3-1〜3-14 のフィーダ送力値
を、適宜定めた同一のフィーダ送力値に設定する。
【0020】次に、S2で組合せ計量装置100の試験
運転を開始し、S3で各ヘッドの試験供給量検知器とし
て働くホッパ重量検出器7-1〜7-14 から出力される各
ヘッドH1 〜H14への実際の供給量である試験供給量W
a1〜Wa14 を、試験供給量記憶回路15に記憶する。次
に、S4で計量回数が所定回数n(例えば100回)に
なるまでS2→S3の動作を繰り返し、S4で計量回数
がnになると試験運転を停止させる。次に、S5に進
み、投入目標値決定回路16において、各ヘッドH1 〜
H14の平均試験供給量Wam1 〜Wam14を算出する。次
に、S6で各ヘッドH1 〜H14のn回の試験供給量Wa1
〜Wa14 から各ヘッド個々の標準偏差値σ1〜σ14を算
出する。
【0021】次に、投入目標値決定回路16は、S7で
各ヘッドH1 〜H14の標準偏差値σ1 〜σ14を所定値A
と比較し、σ<Aのヘッドとσ≧Aのヘッドとを判別す
る。一定のフィーダ送力値に対する実際の供給量Wa に
ばらつきが少ないσ<Aであるヘッドについては、フィ
ーダ送力値にばらつきを持たせるのが好ましい。そこ
で、S8で、ばらつきを設定した投入目標値Tを順次割
り当てる。例えば、σ<Aである複数のヘッドのうち、
平均試験供給量Wamの大きさが中間値(Wam*とする)
にあるものを選び、これに平均投入目標値Ta (=Tm
(組合せ目標値)/m(予定している組合せヘッド数,
例えば4))を割り当てる。そのときの換算率R=Ta
/Wam*を算出しておく。残りのヘッドには、ヘッドご
とにWam×Rを計算し、小数点以下を切り捨て(または
切上げ)て、投入目標値Tを決める。
【0022】他方、一定のフィーダ送力値に対する実際
の供給量Wt にばらつきが多いσ≧Aと判定された各ヘ
ッドについては、フィーダ送力値にばらつきを持たせる
必要がないから、S9でそれぞれ前記平均投入目標値T
a をそのまま割り当てる。投入目標値決定回路16は、
上記各ヘッドの投入目標値T1 〜T14を、各ヘッドのフ
ィーダ送力値設定回路11に与えて試験運転を終了し、
組合せ計量動作に移行する。
【0023】こうして決定された各ヘッドの投入目標値
は、例えば図4に示すものとなる。図4は組合せ目標T
m =100gの場合である。なお、ばらつきを持つ投入
目標値は、前記したWam×Rによって決める代わりに、
予め設定した一定差を持つように決めてもよい。また、
前記ステップS1では、各駆動フィーダ3-1〜3-14の
フィーダ送力値を同一に設定したが、これを適宜異なっ
た値に設定してもよい。
【0024】つぎに、組合せ計量装置の動作について説
明する。通常の運転時には、図1の搬送コンベア1から
物品Mが分散フィーダ2上に送られ、さらに、駆動フィ
ーダ3、プールホッパ4、計量ホッパ6および集合排出
シュート9を介して、物品Mが包装機9Aにひとまとめ
にして袋詰めされる。この際、図2の組合せ制御回路1
2は、前述の組合せ目標値Tm の許容範囲内となる1つ
以上の計量ホッパ6の組合せを選択し、ゲート駆動回路
19を制御して、選択した計量ホッパ6のゲート8を開
放し、物品Mを集合排出シュート9に排出させる。一
方、既に排出した計量ホッパ6に対応する図1のプール
ホッパ4のゲート5を開放し、プールホッパ4から空の
計量ホッパ6に物品Mを供給させる。また、排出された
プールホッパ4に対応する駆動フィーダ3が駆動され
て、空のプールホッパ4に物品Mを供給する。
【0025】図2のフィーダ送力値設定回路11は、各
ヘッドH1 〜H14のそれぞれN回前までの計量値W1 〜
W14を記憶しており、各ヘッドH1 〜H14の平均計量値
が投入目標値T1 〜T14より所定量だけ増大するか減少
したとき、当該ヘッドのフィーダ送力値を減少、または
増大させることで、投入目標値T1 〜T14に近づくよう
に制御する。これにより、各ヘッドH1 〜H14の計量値
W1 〜W14は、それぞれ設定された投入目標値T1 〜T
n ,Ta に近い値となる。
【0026】前記特開平7−77454号公報公報で
は、投入目標値T1 〜T14を、平均値がTa =Tm /m
であって一定値の差を持つ値に設定し、各ヘッドH1 〜
H14の配列順に大、小、大、小・・の投入目標値を割り
当てている。これに対し、本実施形態では、各ヘッドに
割り当てる投入目標値T1 〜T14を、試験運転の結果に
基づいて、フィーダ送力値を極端に大きくまたは小さく
しなくても、無理なく達成されるように決定している。
このため、組合せ計量動作時に、各ヘッドのフィーダ送
力値を大小に調整して投入目標値T1 〜T14に合致させ
る制御が容易となる。その結果、計量値W1 〜W14に所
望のばらつきが付与されるので、組合せ目標値Tmに近
い値が得られる確率が高くなり、組合せ計量の精度が向
上する。
【0027】また、上記第1実施形態において、図3の
S7で標準偏差値σ<Aの比較を行ったが、図12に示
したように仕切板がなく、物品Mが全方向に均一に分配
される物品においては、図3のS7における比較を省略
し、全ヘッドの投入目標値T1 〜T14を各ヘッドの平均
試験供給量Wamのみに応じてそれぞれ割り当てること
で、組合せ計量動作時の各ヘッドのフィーダ送力値のば
らつきを少なくすることができ、それによって、フィー
ダ送力値が過大なために発生する稼働時の動作音を低く
することができる。
【0028】図5は本発明の第2実施形態の制御系を示
すブロック図、図6は試験運転時のフローチャートであ
る。図5において、投入目標値予定分布記憶回路17
は、ヘッドH1 〜H14を特定しないで、ヘッドH1 〜H
14に割り当てる所定のばらつきを持たせた投入目標値T
1 〜T14の分布データを記憶している。この分布データ
は外部から投入目標値予定分布記憶回路17に入力され
るもので、その例を図7に示す。この場合、分布データ
は直線的であり、25gから1gおきに38gまで、1
4個の投入目標値を持つ。これ以外の構成は、図2に示
した第1実施形態と同じである。
【0029】次に、図6のフローチャートにおいて、S
1からS5までの動作は、前記第1実施形態の動作を示
す図3のS1からS5までと同一であるので、説明を省
略する。この第2実施形態では、図6のS10におい
て、前記投入目標値予定分布記憶回路17に記憶されて
いる投入目標値の分布データに基づき、各ヘッドの平均
試験供給量Wamが最も少なかったヘッドから順に、投入
目標値25g,26g・・・38gを割り当てる。投入
目標値決定回路16は、上記各ヘッドの投入目標値を各
ヘッドのフィーダ送力値設定回路11に与えて試験運転
を終了し、組合せ計量動作に移行する。こうして決定し
た各ヘッドの投入目標値の一例を図8に示す。なお、前
記投入目標値予定分布の記憶回路17には、予め定めた
分布データを記憶させる代わりに、試験運転で得られた
計量値を参考にして定めた分布データを記憶させてもよ
い。
【0030】この第2実施形態によれば、各ヘッドH1
〜H14の投入目標値を試験運転で得られた各ヘッドの平
均試験供給量Wamに対応させて、予め所定の差をもつよ
うに定めた投入目標値を割り当てるので、一部のヘッド
のフィーダ送力値が過大または過小となることがない。
したがって、組合せ計量の精度を向上させることができ
る。
【0031】図9は本発明の第3実施形態の制御系を示
すブロック図であり、図2に示した第1実施形態の制御
系に、特異範囲ヘッド認識回路20を付加したものであ
る。この第3実施形態は、図14に示したダブル型の組
合せ計量装置であり、ヘッドH4〜H10と、H1〜H
3,H11〜H14とは同一の制御がなされるので、こ
こでは、ヘッドH4〜H10の制御について説明する。
【0032】図10は試験運転時のフローチャートであ
り、ステップS1〜S4は前記第1実施形態の場合(図
3)と同一である。本第3実施形態では、S5で算出し
た各ヘッドの平均試験供給量Wamを、S11でしきい値
Bと比較する。前記しきい値Bは、予定されている投入
目標値の最小値よりも大幅に小さい値で、B>Wamのヘ
ッドに最小投入目標値を設定した場合はフィーダ送力値
が過大となる値である。このため、B>Wamのヘッド
は、特異範囲に入るものとして、ばらつきを持つ投入目
標値の決定を行わず、S13で別途予め定めた投入目標
値(例えば、平均投入目標値Ta の1/2)を割り当て
る。他方、B≦Wamの各ヘッドについては、S12にお
いて、投入目標値決定回路16がばらつきを持った投入
目標値を、第1実施形態の場合と同様の方法で各ヘッド
のフィーダ送力値設定回路11に与えて試験運転を終了
する。こうして決定した半分のヘッドの投入目標値の一
例を図11に示す。
【0033】上記第3実施形態によれば、平均試験供給
量Wamが投入目標値より大幅に小さいヘッドに対して
は、別途、予め定めた投入目標値を割り当てるので、特
に、図14および図17に示した分散フィーダ2の上面
を仕切板30で仕切った、ダブル型またはミックス型の
組合せ計量装置200,400においても、一部のヘッ
ドのフィーダ送力値が過大になることが防止される。一
部のヘッドの平均試験供給量Wamが投入目標値より大幅
に大きくなったときも、同様に、そのヘッドに対して別
途定めた投入目標値を割り当てる。これによって、組合
せ計量の精度が向上する。
【0034】勿論、この第3実施形態は、図12に示し
た仕切板なしの組合せ計量装置についても適用できる。
その場合、上記第1実施形態において、第3実施形態の
ステップS13と同様に、他のヘッドに比べて極端に平
均試験供給量Wamが小さいヘッドを特異範囲にあるとし
て、ばらつきを持たせた投入目標値を割り当てずに、予
め定めた一定の投入目標値を割り当てる。
【0035】上記第1〜第3実施形態では、試験供給量
Wt の検知を、ホッパ重量検出器7で行ったが、図1に
破線で示すように、駆動フィーダ3の上方に光電管を用
いた距離計40を配設し、この距離計40で振動フィー
ダ3上の物品Mの厚さを検知することで、間接的に当該
ヘッドへの試験供給量Wa の検知を行ってもよい。
【0036】なお、前記第1ないし第3実施形態では、
重量の組合せを選択する組合せ計量装置について述べた
が、本発明の組合せ計量装置には、各ヘッドでの計量値
を物品1個の重量で除して数量を求め、目標値を含む許
容範囲内の数量となる組合せを選択する装置も含まれ
る。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1構成
による組合せ計量装置は、試験運転による各ヘッドの試
験供給量を検知して各ヘッドの試験供給量を記憶し、各
ヘッドの投入目標値を前記各ヘッドの試験供給量に近い
値に決定するようにしたので、組合せ計量装置の作動時
に、各ヘッドのフィーダ送力値が過大または過小となる
ことはなく、フィーダ送力値を適切に制御して組合せ計
量の精度を向上させることができる。
【0038】また、本発明の第2構成による組合せ計量
装置は、試験運転による各ヘッドの試験供給量を検知し
て各ヘッドの試験供給量を記憶し、各ヘッドの投入目標
値を、予め記憶している投入目標値の分布に近くなるよ
うに前記各ヘッドの試験供給量に基づいて決定するよう
にしたので、組合せ計量装置の作動時に、各ヘッドのフ
ィーダ送力値が過大または過小となることはなく、フィ
ーダ送力値を適切に制御して組合せ計量の精度を向上さ
せることができる。
【0039】また、本発明の第3構成による組合せ計量
装置は、試験運転による各ヘッドの試験供給量を検知し
て各ヘッドの試験供給量を記憶し、試験供給量が特異範
囲に入るヘッドを除いたヘッドに当該ヘッドの試験供給
量に基づいて投入目標値を決定するようにしたので、組
合せ計量装置の作動時に、各ヘッドのフィーダ送力値が
過大または過小となることはなく、フィーダ送力値を適
切に制御して組合せ計量の精度を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】組合せ計量装置の側面図である。
【図2】本発明の第1実施形態の制御系を示すブロック
図である。
【図3】同実施形態の試験運転制御動作のフローチャー
トである。
【図4】同実施形態の各ヘッドに割り当てた投入目標値
を示す図である。
【図5】本発明の第2実施形態の制御系を示すブロック
図である。
【図6】同実施形態の試験運転制御動作のフローチャー
トである。
【図7】同実施形態の投入目標値の分布データの一例を
示す図である。
【図8】同実施形態の各ヘッドに割り当てた投入目標値
を示す図である。
【図9】本発明の第3実施形態の制御系を示すブロック
図である。
【図10】同実施形態の試験運転制御動作のフローチャ
ートである。
【図11】同実施形態の各ヘッドに割り当てた投入目標
値を示す図である。
【図12】組合せ計量装置の平面図である。
【図13】組合せ計量装置の横断面図である。
【図14】分散フィーダの表面を二分割した組合せ計量
装置の平面図である。
【図15】前記分散フィーダ上の物品の流れ方向とその
量を示す図である。
【図16】各ヘッドへの物品の供給量を示す図である。
【図17】(A)は分散フィーダの表面を四分割した組
合せ計量装置の平面図、(B)は各ヘッドへの物品の供
給量を示す図である。
【符号の説明】
1…搬送コンベア、2…分散フィーダ、3…駆動フィー
ダ、6…計量ホッパ、7…ホッパ重量検出器(検知
器)、9…集合排出ホッパ、10…コントローラ、11
…フィーダ送力値設定回路、12…組合せ制御回路、1
4…試験運転制御回路、15…試験供給量記憶回路、1
6…投入目標値決定回路、17…投入目標値予定分布記
憶回路、18…フィーダ駆動回路、19…ゲート駆動回
路、20…特異範囲ヘッド認識回路、30…仕切板、4
0…距離計(検知器)、100,200,400…組合
せ計量装置、H…ヘッド、M…物品、T…投入目標値、
W…物品の重量、Wa …試験供給量、Wam…平均試験供
給量、σ…標準偏差値

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品の搬送および計量を行う複数のヘッ
    ドに異なった投入目標値を定め、その投入目標値に近づ
    けるように各ヘッドのフィーダ送力値を制御する組合せ
    計量装置であって、 試験運転による各ヘッドの試験供給量を検知する検知器
    と、 各ヘッドの試験供給量を記憶する記憶回路と、 前記各ヘッドの試験供給量に近づけるように前記各ヘッ
    ドの投入目標値を決定する投入目標値決定回路とを備え
    た組合せ計量装置。
  2. 【請求項2】 物品の搬送および計量を行う複数のヘッ
    ドに異なった投入目標値を定め、その投入目標値に近づ
    けるように各ヘッドのフィーダ送力値を制御する組合せ
    計量装置であって、 前記複数のヘッド間の投入目標値の予定分布を記憶する
    記憶回路と、 試験運転による各ヘッドの試験供給量を検知する検知器
    と、 各ヘッドの試験供給量を記憶する記憶回路と、 前記各ヘッドの投入目標値を前記試験供給量に基づいて
    前記予定分布が達成されるように決定する投入目標値決
    定回路とを備えた組合せ計量装置。
  3. 【請求項3】 物品の搬送および計量を行う複数のヘッ
    ドに異なった投入目標値を定め、その投入目標値に近づ
    けるように各ヘッドのフィーダ送力値を制御する組合せ
    計量装置であって、 試験運転による各ヘッドの試験供給量を検知する検知器
    と、 各ヘッドの試験供給量を記憶する記憶回路と、 前記試験供給量のうち、所定の特異範囲に入る試験供給
    量のヘッドを除いた他のヘッドの投入目標値を当該他の
    ヘッドの試験供給量に基づいて決定する投入目標値決定
    回路とを備えた組合せ計量装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2において、前記
    試験運転は、各ヘッドを一定のフィーダ送力値で行うこ
    とを特徴とする組合せ計量装置。
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