JP3088532B2 - 組合せ秤用追加投入装置及び追加投入制御装置 - Google Patents

組合せ秤用追加投入装置及び追加投入制御装置

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JP3088532B2
JP3088532B2 JP03332702A JP33270291A JP3088532B2 JP 3088532 B2 JP3088532 B2 JP 3088532B2 JP 03332702 A JP03332702 A JP 03332702A JP 33270291 A JP33270291 A JP 33270291A JP 3088532 B2 JP3088532 B2 JP 3088532B2
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  • Weight Measurement For Supplying Or Discharging Of Specified Amounts Of Material (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の物品を略一定
重量づつ袋等に詰める際に使用する組合せ秤において、
物品重量の適量の組合せが得られなかった場合、計量器
に物品の追加投入を行う組合せ秤用追加投入装置及び追
加投入制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記組合せ秤には次のようなものがあっ
た。即ち、物品を夫々計量している複数の計量器の各計
量信号を、予め定めた互いに異なる複数の組合せに基づ
いて順に組合せ、これら組合せの中から合計値が予め定
めた目標値に等しいか近い組合せを選択する組合せ演算
を行い、その選択された組合せを構成している計量器の
物品を排出装置によって自動的に排出し、空になった計
量器にはその上方の供給装置から新たに物品を自動的に
投入し、その後に組合せ演算を再開するものがあった。
(特開昭49−39451号公報)。
【0003】ところが、予め定めた組合せを全て実行し
ても、各計量器内の物品の重量の関係から目標値に等し
いものばかりでなく近い組合せさえも得られない場合が
ある。この場合の解決策としては、例えば合計重量が目
標値よりも小さい計量器の組合せを発見し、その合計重
量と目標値との偏差重量を算出し、その偏差重量分だけ
物品を上記発見した計量器のどれかにその上方の投入装
置から自動的に追加投入することが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、投入装置によ
って物品を投入する場合、各投入装置が同じ時間だけ作
動させても、或るものは多目の物品を投入し、また別の
或るものは少な目に投入するという各投入装置固有の癖
があり、また各投入装置に癖がないとしても或る投入装
置内には物品が密に収容されており、別の或るものには
物品が疎に収容されている場合には、同じ時間動作させ
ても投入量は、ばらつくことがある。よって、偏差分だ
け物品をその上方の供給装置から自動的に投入すること
は困難である。
【0005】本発明は、追加投入後の物品の組合せ演算
において、目標値に等しいかこれに近い組合せを選択す
る蓋然性を高くすることができる組合せ秤用追加投入装
置、及び、次回からの追加投入前の組合せ演算におい
て、目標重量に等しいかこれに近い組合せを選択する蓋
然性を高くすることができる組合せ秤用追加投入制御装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【発明の概要】例えばn台の計量器が物品重量を生成し
ている場合、物品重量の組合せ数が最も大きくなる組合
せは、n個の物品重量の中からn/2個の物品重量を取
り出すときである。即ち、n/2個の組の合計重量の平
均値が目標重量Tに接近するように所定の数の計量器に
物品を追加投入すれば、目標重量Tに等しいかこれに近
い合計重量の組合せを選択できる蓋然性を高めることが
できる。
【0007】第1の発明は、上記のことに鑑みてなされ
た発明であり、まず、予め重量範囲を1又は2以上のし
きい値により複数の重量区間に区画し、この複数の各重
量区間に対して重量の大きい重量区間から重量の小さい
重量区間になるに従って、物品を追加投入する計量器の
数を小さい数から大きい数になるように順に1つずつ割
り当てて、これら各重量区間のしきい値及びこれら各重
量区間ごとに割り当てた追加投入する計量器の各数を記
憶手段に記憶しておく。そして、物品重量に基づいて組
合せ演算を行い、物品重量の組合せを全て実行しても目
標重量Tの許容値を満足する組合せが発見されなかった
ときに、各計量器が生成する物品重量の合計重量W1
第1の合計重量算出手段が算出する。次に、追加投入指
令手段が、第1の合計重量算出手段によって算出された
合計重量W1 が記憶手段に記憶されている複数の重量区
間のうちいずれの重量区間内に属するか判別し、判別し
て得られた重量区間に対応して記憶されいる数の計量器
に供給装置が物品を追加投入する。
【0008】つまり、各計量器の生成する物品重量の合
計重量W1 が、例えば2Tの重量(目標重量Tの2倍の
重量)が含まれている第1の重量区間に属しているとす
ると、例えば1台の計量器に供給装置が物品を追加投入
する。そして、合計重量W1 が第1の重量区間に対して
小さい側に隣接する第2の重量区間に属している場合
は、例えば2台の計量器に供給装置が物品を追加投入す
るようにして、合計重量W1 が小さくなるに従って物品
を追加投入する計量器の数を多くすることにより、追加
投入後の各計量器の生成する物品重量の合計重量を例え
ば2Tの或る一定の重量に接近又は一致させることがで
きる。これにより、例えばn/2台の計量器内の物品の
合計重量(≒W1/2)を目標重量Tに接近等させるこ
とができ、目標重量Tに等しいかこれに近い合計重量の
組合せを選択できる蓋然性を高めることができる。
【0009】第2の発明は、第1の発明の組合せ秤用追
加投入装置において、追加投入指令手段が指令信号を発
生して所定数の計量器に物品が追加投入された後に各計
量器が生成する物品重量の合計重量W 2を第2の合計重
量算出手段が算出する。そして、第2の合計重量算出手
段が算出した合計重量W 2が予め定めた重量範囲(目標
重量Tに対して定めた許容範囲)から外れて軽い側にあ
るか若しくは重い側にあるかを合計重量判定手段が判定
する。次に、追加投入後の合計重量W 2が上記軽い側に
あると合計重量判定手段が判定したときは、しきい値変
更手段が、追加投入前の合計重量W1 が属する重量区間
の軽い側のしきい値を重い側に或る一定重量ずらして変
更する。つまり、重量区間の軽い側のしきい値を重い側
にずらして変更することにより、しきい値を変更する前
は比較的重い側の重量区間に属していた例えば重量範囲
a が、しきい値変更後は比較的軽量側の重量区間に属
することとなる。これにより、次回からの計量サイクル
において、合計重量W1 が重量範囲Wa 内であるとき、
追加投入する計量器の数が前回の計量サイクルのときよ
りも多く設定され、よって、追加投入されたとき、合計
重量W2を前回よりも重くすることができ、予め定めた
許容範囲側に、若しくはその許容範囲内に持っていくこ
とができる。そして、追加投入後の合計重量W2が上記
重い側にあると合計重量判定手段が判定したときは、し
きい値変更手段が、第1の合計重量算出手段により算出
された追加投入前の合計重量W1 が属する重量区間の重
い側のしきい値を軽い側に或る一定重量ずらして変更す
る。つまり、重量区間の重い側のしきい値を軽い側にず
らして変更することにより、しきい値を変更する前は比
較的軽量側の重量区間に属していた例えば重量範囲Wb
が、しきい値変更後は比較的重い側の重量区間に属する
こととなる。これにより、次回からの計量サイクルにお
いて、合計重量W1が重量範囲Wb 内であるとき、追加
投入する計量器の数が前回の計量サイクルのときよりも
少なく設定され、よって、追加投入されたとき、合計重
量W 2を前回よりも軽くすることができ、予め定めた許
容範囲側に、若しくはその許容範囲内に持っていくこと
ができる。
【0010】
【実施例】この実施例は、自動組合せ秤に、本発明の追
加投入装置及び追加投入制御装置を実施したもので、図
4に示すように分散フィーダ1及び分散フィーダ1上に
物品を供給するクロスヘッドフィーダ2を備えている。
分散フィーダ1の周囲には放射状に複数台(n台)のリ
ニアフィーダ3−1、3−2・・・・が設けられてお
り、振動器4−1・・・・が振動したとき、分散フィー
ダ1から供給された物品をその先端側に搬送する。そし
て、リニアフィーダ3−1・・・・の先端にはフィード
ホッパ5−1・・・・が設けられており、物品を保持す
ることができる。これらフィードホッパ5−1・・・・
の下方には、夫々計量ホッパ6−1・・・・が設けら
れ、これらが空のとき、フィードホッパ5−1・・・・
のゲート7−1・・・・が開かれて、物品が供給され
る。これら計量ホッパ6−1・・・・には、夫々重量検
出器8−1・・・・が設けられ、計量ホッパ6−1・・
・・に供給された物品の重量を所定の安定時間経過後に
検出する。これら計量ホッパ6−1・・・・内の物品の
重量に対して組合せ演算等が行われ(この演算は演算制
御部16で行われる。)、どの計量ホッパから物品を排
出するか選択され、例えば計量ホッパ6−1が選択され
ると、その計量ホッパ6−1のゲート10−1が開かれ
て、物品が計量ホッパ6−1の下方の分割シュート12
と集合シュート13を経て、下方の包装機14等に供給
される。
【0011】また、この実施例は図5に示すように計量
ユニットAを有している。同図には示していないが、計
量ユニットAは実際にはn組設けられている。計量ユニ
ットAは、ロードセルのような重量検出器8−1を備え
た計量ホッパ6−1及びフィードホッパ5−1を有して
いる。重量検出器8−1の計量信号は増幅器(図示せ
ず)で増幅された後に、マルチプレクサ(図示せず)を
介して制御ユニットBのA/D変換器15に供給され、
ここでディジタル信号に変換されて、演算制御部16に
供給される。演算制御部16には、所定の起動信号が設
定表示部17から入力されると、各計量ホッパ6−1・
・・・に供給された物品のディジタル計量信号を順次入
力し、これらに基づいて組合せ演算を行い、或る組合せ
に係る物品重量の総和が目標重量Tに対して許容値以内
であるとき、その組み合わされた物品を計量ホッパから
排出すべきと決定する。そして、これらフィードホッパ
5−1・・・・及び計量ホッパ6−1・・・・内の物品
を排出する際に夫々のゲートを開閉するときは、計量ユ
ニットAのゲート駆動装置18を駆動回路19により駆
動させて行われる。また、振動制御回路20によりリニ
アフィーダ3−1・・・・を駆動させる。更に、演算制
御部16には、記憶部21が接続されている。記憶部2
1は、RAM、ROMを有し、後述するフローチャート
に対応するプログラム及び組合せ秤の各種運転定数等が
書き込まれている。また、設定表示部17を操作して設
定される請求項1に記載のしきい値及び追加投入する計
量ホッパの数を記憶することができる。
【0012】しきい値とは、重量範囲を複数の重量区間
に区画する重量値である。そして、この実施例ではc、
n-1 、bn-2 ・・・・b2 、b1 、aが当初設定さ
れ、これら各しきい値は c<T<bn-1 <bn-2 <・・・・<b2 <b1 <2T
<a の関係がある。ただし、nは計量ホッパの数であり、T
は目標重量である。更に具体的には、例えば計量ホッパ
の数n=10、目標重量T=100gとすると、図6に
示すように、 c=0.666T=66.6g、bn-1 =b9 =110
g、bn-2 =b8 =120g、・・・・、b2 =180
g、b1 =190g、a=3T=300g と定めることができる。
【0013】追加投入する計量ホッパの数とは、各計量
ホッパに物品が供給されて演算制御部16が組合せ演算
をした結果、組み合わせた物品重量の総和の中に目標重
量Tに対して許容値内の組合せがないときに、フィード
ホッパが計量ホッパに物品を追加投入するように定めた
計量ホッパの数である。つまり図1に示すように、b1
≦重量W1 <aの第1の重量区間に対して追加投入する
計量ホッパの数として1を割り当ててあり、 b2 ≦W1 <b1 の第2の重量区間に対して2 : : bn-1 ≦W1 <bn-2 の第n−1の重量区間に対してn
−1 c≦W1 <bn-1 の第nの重量区間に対してn を夫々割り当ててある。
【0014】演算制御部16は、第1の合計重量算出手
段、追加投入指令手段、第2の合計重量算出手段、合計
重量判定手段及びしきい値変更手段を備えており、これ
ら各手段は図1乃至図3に示すフローチャートに従って
作動する。
【0015】第1の合計重量算出手段は、各計量ホッパ
に供給された物品の重量の組合せを全て実行しても目標
重量Tの許容値を満足する組合せが発見されなかったと
きに夫々の計量ホッパに収容されている物品の合計重量
1 (追加投入前の合計重量W1 )を算出するものであ
り、図3のステップ116で合計重量W1 を算出する。
【0016】追加投入指令手段は、第1の合計重量算出
手段が算出した合計重量W1 が、記憶部21に記憶され
ている第1乃至第nの重量区間のうちいずれの重量区間
内に属するかを判別し、重量の軽い物品を収容する計量
ホッパの順に、判別して得られた重量区間に対して記憶
されている数の計量ホッパにフィードホッパが物品を追
加投入するように指令信号を発生する。追加投入指令手
段は、図1のステップ120の手順に従って指令信号を
発生する。
【0017】第2の合計重量算出手段は、追加投入指令
手段が追加投入の指令信号を発生して所定数の計量ホッ
パに物品が追加投入された後に、夫々の計量ホッパに収
容されている物品の合計重量W2 を算出するものであ
り、図2のステップ300で合計重量W2 を算出する。
【0018】合計重量判定手段は、第2の合計重量算出
手段が算出した合計重量W2 と2Tの減算値(W2 −2
T)が、予め定めた重量範囲(α〜β)から外れて軽い
側にあるか若しくは重い側にあるかを判定するものであ
る。この判定は、図2のステップ302で行われる。
【0019】しきい値変更手段は、追加投入後の合計重
量W2 が重量範囲(α〜β)よりも軽い側にあると合計
重量判定手段が判定したとき、第1合計重量算出手段が
算出した追加投入前の合計重量W1 が属する重量区間の
軽い側のしきい値を重い側に或る一定重量(例えば1
g)ずらして変更し、追加投入後の合計重量W2 が重量
範囲(α〜β)よりも重い側にあると合計重量判定手段
が判定したとき、追加投入前の合計重量W1 が属する重
量区間の重い側のしきい値を軽い側に或る一定重量(例
えば1g)ずらして変更するものである。ただし、追加
投入後の合計重量W2 が重量範囲(α〜β)内であると
きは、しきい値を変更しない。このしきい値の変更等は
ステップ128の中で行われる。
【0020】次に、追加投入装置及び追加投入制御装置
の処理手順を図1のフローチャートに従って説明する。
まず、作業者が設定表示部17を操作して、目標重量
T、しきい値c、bn-1 、bn-2 ・・・・b2 、b1
a、合計重量W2 の過多、過少を判定する重量範囲α、
β、しきい値変更重量幅(例えば1g)等を設定する
(ステップ100)。次に、リニアフィーダの駆動、フ
ィードホッパのゲート開閉駆動、物品の計量及びリニア
フィーダの駆動を行う(ステップ102〜108)。そ
して、各計量ホッパの物品重量の組合せ演算を行い(ス
テップ110)、許容範囲内の組合せが有るか否かを判
定する(ステップ112)。許容範囲内の組合せが有
り、YESであるときは、その組合せに参加する物品を
計量ホッパから排出し(ステップ114)、包装機14
により包装する。そして、ステップ104に戻り、上記
と同様にステップ104〜114を繰り返し実行し、許
容範囲内の組合せができたときはその組合せに係る物品
を排出して包装機14により包装する。
【0021】ただし、ステップ112で、許容範囲内の
組合せがなく、NOであるときは、追加投入装置が作動
する。即ち、まず、各計量ホッパ内に収容されている物
品の合計重量W1 を第1の合計重量算出手段が算出し
(ステップ116)、合計重量W1 が(しきい値c≦合
計重量W1 <しきい値a)を満足するか否かを判定する
(ステップ118)。次に、ステップ118で合計重量
1 がc≦W1 <aを満足すると判定し、YESである
ときは、所定の計量ホッパに物品を追加投入するフィー
ドホッパの設定を追加投入指令手段が行い(ステップ1
20、詳細は後述する。)、設定されたフィードホッパ
のゲートを開閉駆動して追加投入を行う(ステップ12
2)。そして、追加投入後の各計量ホッパの物品重量を
計量し、その組合せ演算を行い(ステップ124、12
6)、次に、追加投入制御装置がしきい値の変更を行
い、若しくは変更なしの判断をして(ステップ12
8)、しかる後にステップ114に戻って許容範囲内の
物品の組合せを排出する。これ以降、上記104〜12
8を繰り返して実行する。なお、ステップ118で、合
計重量W1 が(しきい値c≦合計重量W1 <しきい値
a)を満足しないと判定し、NOであるときは、各計量
ホッパに供給されている物品の重量がしきい値aよりも
多過ぎるか若しくはしきい値cよりも少な過ぎると判定
して警報を発するように信号を生成し(ステップ13
0)、組合せ秤の運転を自動的に停止させる(ステップ
132)。
【0022】図1は、図3に示すステップ120の詳細
を示すものであり、追加投入する計量ホッパを設定する
手順を示すフローチャートである。まず、ステップ11
8で、合計重量W1 がしきい値c≦合計重量W1 <しき
い値aを満足すると判定し、YESであるときは、追加
投入前の合計重量W1 がc〜aの重量範囲内に定められ
ている第1の重量区間〜第nの重量区間の中のどの重量
区間に属するを判定する(ステップ200〜206)。
そして、追加投入前の合計重量W1 がb1 ≦W1 <aで
あると判定したときは、最も軽い重量の物品を計量して
いる1台の計量ホッパに追加投入するように対応するフ
ィードホッパをセットする。 (第1の追加投入方法)b2 ≦W1 <b1 であると判定
したときは、最も軽い計量ホッパから順に2台選択し、
追加投入するように対応するフィードホッパをセットす
る。(第2の追加投入方法) : : bn-1 ≦W1 <bn-2 であると判定したときは、最も軽
い計量ホッパから順にn−1台選択し、追加投入するよ
うに対応するフィードホッパをセットする。(第n−1
の追加投入方法) c≦W1 <bn-1 であると判定したときは、n台の全て
の計量ホッパに追加投入するように対応するフィードホ
ッパをセットする。(第nの追加投入方法)(ステップ
208、210、212、214) そして、追加投入する計量ホッパの数、即ち、追加投入
方法が決定すると、その追加投入方法を記憶部21に記
憶する(ステップ216)。
【0023】つまり、例えば、図6に示すように計量ホ
ッパの数n=10台、目標重量T=100gであると
し、しきい値を同図に示す重量に設定されているとす
る。そして、組合せ演算の結果、許容重量範囲内の組合
せがなく、追加投入前の合計重量W1 が、c≦W1 <a
の範囲内であり、W1 =175gの場合は、物品重量が
最も軽い順に3台の計量ホッパに物品を追加投入する。
このとき、3台の各計量ホッパには平均して約175g
/10台=17.5g/台の物品が投入されると予想す
ることができ、その結果、追加投入後の合計重量W
2 は、175+17.5×3=227.5gとなり、W
2 を目標重量の2倍の200g側に接近させることがで
きる。ただし、この場合、物品重量の許容重量範囲が目
標重量の100gよりも重い側にあるとしているので、
2 が200gよりも重い側となるように追加投入する
計量ホッパの数を定めてある。同様に、許容重量範囲内
の組合せがなく、追加投入前の合計重量W1 が、c≦W
1 <aの範囲内であり、W1 =145gの場合は、物品
重量が最も軽い順に6台の計量ホッパに物品を追加投入
する。このとき、6台の各計量ホッパには平均して約1
45/10=14.5gの物品が投入されると予想する
ことができ、その結果、追加投入後の合計重量W2 は、
145+14.5×6=232gとなり、W2 が上記と
同様に200gよりも少し多目となるようにすることが
できる。これにより、最も多い組合せ数の105 に組合
せの平均合計重量が100gよりも少し多目となるよう
にすることができ、よって、追加投入後の組合せ重量の
中に許容重量範囲内の組合せ重量が存在する蓋然性を高
めることができる。
【0024】図2は、図3に示すステップ128の詳細
を示すものであり、しきい値を変更等するしきい値制御
の手順を示すフローチャートである。まず、ステップ1
26で、物品が追加投入された状態で再び組合せ演算が
行われた後に、追加投入後の各計量ホッパに収容されて
いる物品の合計重量W2 を算出する(ステップ30
0)。次に、合計重量W2 と2Tとの減算値(W2 −2
T)を算出し、(W2 −2T)が所定の重量範囲α≦
(W2 −2T)≦βに入っているか否かを判定し、これ
により、追加投入後の合計重量W2 が所定の重量範囲に
入っているかどうかを判定する(ステップ302)。つ
まり、α≦(W2 −2T)≦βの関係を満足し、YES
であるときは追加投入量が適切な量であったと判定し、
そうでなく、NOであるときは追加投入量が不適切であ
ったと判定する。追加投入量が適切な量であり、YES
と判定したときは、しきい値を変更せずに図3のステッ
プ114に進み、最適な組合せ物品を計量ホッパから排
出し、以降の各ステップを実行する。
【0025】ただし、ステップ302で、追加投入量が
不適切であり、NOと判定したときは、今回追加投入し
た計量ホッパの数が1台(第1の追加投入方法)、2台
(第2の追加投入方法)、・・・・、及びn台(第nの
追加投入方法)のうちいずれの台数であったかを判定す
る(ステップ304〜310)。そして、
【0026】第1の追加投入方法であると判定したとき
は、(W2 −2T)がしきい値αよりも小さいか否かを
判定し(ステップ312)、(W2 −2T)がしきい値
αよりも小さく、YESであり追加投入量が過少である
と判定したときは、追加投入前の合計重量W1 が属する
重量区間の軽い側のしきい値b1 をそれよりも重い重量
の例えば(b1 +1)gの新たなしきい値に変更して記
憶部21に記憶する(ステップ314)。これにより、
追加投入前の合計重量W1 が(b1 +0.5)gであれ
ば、図6より今回は1台の計量ホッパに物品を追加投入
していたのを、次回からは2台の計量ホッパに物品を追
加投入させることができ、その結果、次回からの追加投
入量を増加させることができ、今回の過少である不適切
な追加投入方法を適切な追加投入方法((W2 −2T)
がα〜β内に入る追加投入方法)に向かうように修正す
ることができる。しかる後に、ステップ114に進む。
【0027】第2、・・・、若しくは第n−1の追加投
入方法であると判定したときは、上記と同様に、(W2
−2T)がしきい値αよりも小さいか否かを判定し(ス
テップ320、・・・、326)、(W2 −2T)がし
きい値αよりも小さく、YESであり追加投入量が過少
であると判定したときは、追加投入前の合計重量W1
属する重量区間の軽い側のしきい値b2 、・・・、若し
くはbn-1 をそれよりも例えば1g重い重量の新たなし
きい値(b2 +1)、・・・、若しくは(bn-1 +1)
に変更して記憶部21に記憶する(ステップ322、・
・・、328)。これにより、上記と同様に、今回の過
少である不適切な追加投入方法を適切な追加投入方法に
向かうように修正することができる。しかる後に、ステ
ップ114に進む。
【0028】ただし、ステップ310で第nの追加投入
であると判定し、ステップ332で(W2 −2T)がし
きい値αよりも小さく、YESであり追加投入量が過少
であると判定したときは、(W2 −2T)がt1 (t1
は過少の程度を判定する基準値)よりも大きいか否かを
判定し(ステップ334)、(W2 −2T)がt1 より
も小さく、NOであり追加投入量が過少であると判定し
たときは、しきい値cをそれよりも例えば1g軽い重量
の新たなしきい値(c−1)gに変更して記憶部21に
記憶する(ステップ336)。そして、ステップ334
で、YESであり、即ち、追加投入量が過少ではある
が、過少の程度が小さいと判定したときは、しきい値c
を変更せずにステップ114に進む。
【0029】そして、ステップ306〜310で、第
2、第3、・・・、第n−1、若しくは第nの追加投入
方法であると判定し、ステップ320、・・・、32
6、332で、(W2 −2T)がしきい値αよりも小さ
いか否かを判定し、(W2 −2T)がしきい値αよりも
大きく、即ち、しきい値βよりも大きく、NOであり追
加投入量が過多であると判定したときは、追加投入前の
合計重量W1 が属する重量区間の重い側のしきい値
1 、b2 、・・・、若しくはbn-1 をそれよりも例え
ば1g軽い重量の新たなしきい値(b1 −1)、(b2
−1)、・・・、若しくは(bn-1 −1)gに変更して
記憶部21に記憶する(ステップ324、・・・33
0、338)。これにより、追加投入前の合計重量W1
が例えば(b1 −0.5)gであれば、図6より今回は
2台の計量ホッパに物品を追加投入していたのを、しき
い値b1 を(b1 −1)gの新たなしきい値に変更する
と、次回からは1台の計量ホッパに物品を追加投入する
ようになり、その結果、次回からの追加投入量を減少さ
せることができ、今回の過多である不適切な追加投入方
法を適切な追加投入方法((W2 −2T)がα〜β内に
入る追加投入方法)に向かうように修正することができ
る。しかる後に、ステップ114に進む。
【0030】ただし、ステップ304で第1の追加投入
であると判定し、ステップ312で(W2 −2T)がし
きい値αよりも大きく、即ちしきい値βよりも大きく、
NOであり追加投入量が過多であると判定したときは、
追加投入後の合計重量W2 が(2T+t2 )(t2 は過
少の程度を判定する基準値)よりも小さいか否かを判定
し(ステップ316)、W2 が(2T+t2 )よりも大
きく、NOであり追加投入量が過多であると判定したと
きは、しきい値aをそれよりも例えば1g軽い重量の新
たなしきい値(a−1)gに変更して記憶部21に記憶
する(ステップ318)。そして、ステップ316で、
2 が(2T+t2 )よりも小さくYESであり、追加
投入量が過多ではあるが、過多の程度が小さいと判定し
たときは
【0031】上記実施例において、計量ホッパの数nを
10台としたがこれ以外の台数とすることができる。そ
して、目標重量Tを100gに対してしきい値b1 、b
2 、・・・b9 を190g、180g、・・・110g
と10gごとに定めたが、190gから110gまでの
間のしきい値の数をこれよりも多くすることができる
し、逆に少なくすることができる。また、しきい値の重
量間隔を10gの等間隔としたが等重量間隔としなくて
もよい。更に、追加投入前の合計重量W1 が異常値であ
るか否かを判定するための下限のしきい値cを目標重量
Tの2/3倍の66.6gとし、上限のしきい値aを目
標重量Tの3倍の300gとしたが、計量物品の性状等
に応じて別のしきい値とすることができる。
【0032】そして、しきい値で区画されている各重量
区間に対して、重量区間が小さい重量になるに従って物
品を追加投入する計量ホッパの台数を順に1台ずつ多く
なるように設定したが、必ずしも順に1台ずつ多くなる
ように設定する必要がなく、例えばしきい値の数が少な
ければ例えば2台づつ順に多くなるように設定すること
ができる。勿論、各しきい値の重量間隔が等しくなけれ
ば、追加投入する計量ホッパの数を例えば2、3、5、
6、8、・・・というように、不規則に増加する数を各
重量区間に割り当ててもよい。
【0033】
【発明の効果】第1の発明は、目標重量に等しいかこれ
に近い組合せが得られなかったとき、各計量器の生成す
る物品重量の合計重量W1 が属する重量区間が重い側と
なるに従って追加投入する計量器の数を減少させたこと
により、追加投入後の各計量器の生成する物品重量の合
計重量W2 を、例えば目標重量Tの2倍の重量2T等の
或る一定の重量に接近又は一致させることができる。こ
れにより、追加投入後において、物品重量を生成する計
量器の1/2の台数の計量器内の物品の合計重量(≒W
1 /2)を目標重量Tに接近又は一致させることがで
き、目標重量Tに等しいかこれに近い合計重量の組合せ
を選択できる蓋然性を高めることができる。これによ
り、運転能力の向上を図ることができると共に適量の組
合せができず、不良として物品を排出する回数を減少さ
せることができる。
【0034】第2の発明は、第1の発明の組合せ秤用追
加投入装置において、目標重量に等しいかこれに近い組
合せが得られなかったときに追加投入して、その追加投
入後の合計重量W 2が予め定めた許容範囲から外れて軽
い側にあるときは、追加投入前の合計重量W1 が属する
重量区間の軽い側のしきい値を重い側に或る一定重量ず
らして変更し、逆に、追加投入後の合計重量W 2が重い
側にあるときは、追加投入前の合計重量W1 が属する重
量区間の重い側のしきい値を軽い側に或る一定重量ずら
して変更するように構成されている。従って、今回の追
加投入後の合計重量W 2が予め定めた許容範囲から外れ
ていても、次回の合計重量W 2が予め定めた許容範囲側
に接近し、又は許容範囲内に入るように追加投入量を修
正することができ、これにより、追加投入後の組合せ演
算において、目標重量Tに等しいかこれに近い合計重量
の組合せを選択できる蓋然性を高めることができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る組合せ秤用追加投入
装置により追加投入する計量ホッパの数をセットする手
順を示すフローチャートである。
【図2】同実施例に係る組合せ秤用追加投入制御装置に
よりしきい値の変更等を行う手順を示すフローチャート
である。
【図3】同実施例の追加投入装置及び追加投入制御装置
を有する組合せ秤の計量手順を示すフローチャートであ
る。
【図4】同実施例の組合せ秤の外観図である。
【図5】同実施例の追加投入装置及び追加投入制御装置
を有する組合せ秤のブロック図である。
【図6】同実施例の各重量区間に対して割り当てた追加
投入する計量ホッパの数等を示す図である。
【符号の説明】
6−1〜6−n 計量ホッパ 16 演算制御部 17 設定表示部 21 記憶部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01G 19/387 G01G 19/393

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給装置により夫々に投入された物品の
    重量を計量する複数の計量器を有し、計量して得られた
    物品の重量の互いに異なる組合せを作成し、そのうちの
    或る組合せに係る物品重量の総和と所定の目標重量との
    差が許容値以内のとき、その組合わされた物品を計量器
    から搬出する組合せ秤において、重量範囲を1又は2以
    上のしきい値により複数の重量区間に区画しこの複数の
    各重量区間に対して重量の大きい重量区間から重量の小
    さい重量区間になるに従って、物品を追加投入する計量
    器の数を小さい数から大きい数になるように1つずつ割
    り当てて、これら各しきい値及びこれら各重量区間ごと
    に割り当てた追加投入する計量器の各数を記憶する記憶
    手段と、上記物品重量の組合せを全て実行しても上記目
    標重量の許容値を満足する組合せが発見されなかったと
    きに上記計量器が生成する物品重量の合計重量W1 を算
    出する第1の合計重量算出手段と、第1の合計重量算出
    手段が算出した合計重量W1 が上記記憶手段に記憶され
    ている複数の重量区間のうちいずれの重量区間内に属す
    るかを判別し判別して得られた重量区間に対して記憶さ
    れいる数の上記計量器に上記供給装置が物品を追加投入
    するように指令信号を発生する追加投入指令手段と、を
    具備する組合せ秤用追加投入装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の組合せ秤用追加投入装
    置において、上記追加投入指令手段が上記指令信号を発
    生して所定数の計量器に物品が追加投入された後に計量
    器が生成する物品重量の合計重量W2 を算出する第2の
    合計重量算出手段と、第2の合計重量算出手段が算出し
    た合計重量W2 が予め定めた重量範囲から外れて軽い側
    にあるか若しくは重い側にあるかを判定する合計重量判
    定手段と、上記追加投入後の合計重量W2 が上記軽い側
    にあると上記合計重量判定手段が判定したとき第1合計
    重量算出手段が算出した追加投入前の合計重量W1 が属
    する上記重量区間の軽い側のしきい値をそれよりも重い
    重量の新たなしきい値に変更して上記記憶手段に記憶
    し、上記追加投入後の合計重量W2 が上記重い側にある
    と上記合計重量判定手段が判定したとき追加投入前の合
    計重量W1 が属する上記重量区間の重い側のしきい値を
    それよりも軽い重量の新たなしきい値に変更して上記記
    憶手段に記憶するしきい値変更手段と、を具備すること
    を特徴とする組合せ秤用追加投入制御装置。
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