JP3388832B2 - 組合せ計量または計数方法および組合せ計量または計数装置 - Google Patents

組合せ計量または計数方法および組合せ計量または計数装置

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JP3388832B2 JP24883393A JP24883393A JP3388832B2 JP 3388832 B2 JP3388832 B2 JP 3388832B2 JP 24883393 A JP24883393 A JP 24883393A JP 24883393 A JP24883393 A JP 24883393A JP 3388832 B2 JP3388832 B2 JP 3388832B2
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  • Weight Measurement For Supplying Or Discharging Of Specified Amounts Of Material (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、菓子や野菜、細かな
機械要素などの被計量物または被計数物のような品物を
多数の計量器で計量して、その計量結果から最適な品物
の組合せを選択する組合せ計量または計数装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】組合せ計量装置は、菓子や果物、野菜の
ような個々の重量にばらつきのある被計量物を目標重量
とするものである(たとえば、特開昭63−30725
号公報参照)。この種の組合せ計量装置の一例を図12
に示す。
【0003】図12において、搬送コンベア1によって
搬送された被計量物Mは、分散フィーダ2を介して、各
駆動フィーダ31 〜3n に供給され、各駆動フィーダ3
1 〜3n からそれぞれ対応する計量ホッパ61 〜6n
供給される。図示しない組合せ制御手段は、上記n個の
計量ホッパ61 〜6n で得られた各計量値(被計量物の
重量)を組合せることで、最適な計量ホッパ(被計量
物)の組合せを選択する。つまり、計量ホッパ61 〜6
n の計量値に基づいて、目標重量に最も近いか等しい組
合せが選定される。この選定された被計量物Mは、集合
排出シュート9を介して集合排出される。
【0004】従来は、この組合せ選定された組合せ選択
重量が組合せ目標重量にできるだけ近づくように、か
つ、組合せ選定を効率的に行うために、各計量ホッパ6
1 〜6n に対する被計量物Mの投入量が、常に、所定の
投入目標値T(たとえば、組合せ目標重量TM を組合せ
選択されたホッパ数mで除した値)に近い値となるよう
にしている。このため、各駆動フィーダ31 〜3n 毎に
その送力値(例えば、駆動フィーダの振幅や振動時間の
送力パラメータの値)が、以下のように、制御されてい
る。
【0005】図示しない送力値設定手段は、各駆動フィ
ーダ31 〜3n について、前回までの送力値と、その送
力値に対応する各計量ホッパ61 〜6n への実際の投入
量とに基づいて新たな送力値を設定する。この新たに設
定された送力値に従って、駆動フィーダ31 〜3n が駆
動し、所定の投入目標値Tに近い被計量物Mが計量ホッ
パ61 〜6n に送出される。
【0006】ところが、実際に計量ホッパ61 〜6n
投入される重量つまり測定重量Wiが、投入目標値Tに
対して若干異なる値となるのは避けられない。そのた
め、図13のように、各計量ホッパ61 〜6n の測定重
量W1 〜Wn が、投入目標値Tよりも若干少なくなる状
態が発生する場合がある。この場合、予定していたm個
の測定重量Wi を組合せた組合せ演算重量WM は、組合
せ目標重量TM よりも僅かに少なくなる。一方、m+1
個の測定重量Wi を組合わせて加算した組合せ演算重量
M は、組合せ目標重量TM を大きく越える。
【0007】このようなことから、この種の組合せ計量
装置では、各計量ホッパ61 〜6nに投入された品物の
測定重量W1 〜Wn が、ある程度互いに異なる値になっ
ている方が、より高精度の組合せ結果が得られる。そこ
で、この出願人は、送力値を互いに異ならせて、各計量
ホッパ61 〜6n の測定重量W1 〜Wn を互いに異なら
せる方法を提案している(特公昭62−30367号公
報および特公平1−56691号公報参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの先行
技術は、各計量ホッパの投入目標値が互いに同一の値で
あるから、送力値を互いに異ならせても、実際に計量ホ
ッパに投入された測定重量Wi に十分なバラツキが生じ
ていない場合がある。この場合、組合せ計量の特徴であ
る高い精度の計量結果が得られない。かかる問題は組合
せ計数装置についても同様に生じる。
【0009】この発明は、上記従来の問題に鑑みてなさ
れたもので、組合せ計量または計数装置において、各計
量ホッパに実際に投入される品物の重量を互いに異なら
せることで高精度の組合せ結果を得ることを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するための手段の説明に先立って、請求項1および2
の発明の原理を説明する。図1(a)において、各計量
ホッパに投入される投入目標値T1 〜Tn を互いに異な
らせることにより、測定重量W1 〜Wn のうちの1つ以
上を組み合せた組合せ演算重量WM の値が互いに異なる
組合せを、より多く発生させて、選択の幅を増やすこと
ができる。
【0011】そこで、請求項1および2の発明は、各計
量ホッパに対する投入目標値の一部または全部が互いに
異なる値となるようにしている。
【0012】前述のように、各計量ホッパに投入された
品物の重量が、ある程度互いに異なっている方が、組合
せ選択し易くなる。ここで、各計量ホッパの測定重量が
相互に少しずつ異なっている方が、組合せた重量が種々
の値になる。
【0013】そこで、請求項3および4の発明は、全て
の投入目標値の値が互いに異なり、任意の計量ホッパへ
の投入目標値をTi とし、この投入目標値Ti よりも大
きく、かつ、投入目標値Ti に最も近い値の投入目標値
をTi+1 としたとき下記の(1) 式を満足するように、各
投入目標値T1 〜Tn が設定されていることを特徴とす
る。 Ti+1 −Ti =Ti −Ti-1 …(1)
【0014】ところで、上記各投入目標値T1 〜T
n が、互いに単に異なっているのみならず、相互にある
程度以上異なっている方が、種々の組合せ演算重量WM
が得られるから、上記各投入目標値T1 〜Tn を互いに
ある程度異ならせる方が好ましい。しかし、投入目標値
1 〜Tn の差を余り大きくしすぎると、実際の投入量
が0、つまり空の計量ホッパが発生して、組合せ選択さ
れる計量ホッパの数が減少するので好ましくない。
【0015】そこで、請求項5の発明装置は、請求項2
の構成に加え、各計量ホッパに投入された品物の測定重
量に基づいて、次回以後に投入される品物の重量が0に
なる確率が小さくなるように投入目標値算出手段を制御
する投入目標値制御手段を備えている。この請求項5の
発明によれば、次回以後に投入される品物の重量が0に
なりにくいので、空の計量ホッパが生じにくくなる。
【0016】請求項6の発明装置は、各駆動フィーダの
新たな送力値を設定する送力値設定手段が、各計量ホッ
パに対する投入目標値を各計量ホッパごとに記憶する投
入目標値記憶手段を備えている。
【0017】請求項6の発明装置によれば、投入目標値
記憶手段が投入目標値を各計量ホッパごとに記憶するの
で、記憶させる投入目標値の一部または全部を互いに異
ならせることにより、上記請求項1および3の発明方法
を実現し得る。
【0018】請求項7の発明装置は、請求項6の構成に
加え、上記組合せ目標値に基づいて上記各投入目標値を
算出し、これらの算出した投入目標値を上記投入目標値
記憶手段に記憶させる投入目標値算出手段を備えてい
る。
【0019】一方、請求項8の発明装置は、請求項6の
構成に加え、上記各計量ホッパヘの投入目標値の平均値
に基づいて上記各投入目標値を算出し、これらの算出し
た投入目標値を上記投入目標値記憶手段に記憶させる投
入目標値算出手段を備えている。
【0020】請求項7もしくは8の発明装置によれば、
投入目標値算出手段が、それぞれ、組合せ目標値または
投入目標値の平均値に基づいて、各投入目標値を算出す
るので、互いに異なる値である各投入目標値をオペレー
タが算出して入力する必要がないから、操作が簡単にな
るとともに、入力の誤りも少なくなる。
【0021】一方、この発明では、請求項9の発明のよ
うに、オペレータが投入目標値を投入目標値記憶手段に
入力する操作入力手段を備えていてもよい。
【0022】ところで、各計量ホッパの測定重量は、つ
まり、実際に投入された品物の重量は、投入目標値に対
してバラツキが生じる。このバラツキが小さいと、前述
のように、各測定重量が小さめの値で揃う場合があるの
で、各計量ホッパの投入目標値の差を大きくする必要が
ある。一方、上記バラツキがある程度以上大きい場合
に、投入目標値の差を大きくすると、著しく大きい又は
小さい投入量(測定重量)の計量ホッパが発生し、その
計量ホッパは組合せ選定されないおそれがあり、この場
合、組合せの数が実質的に減少する。したがって、上記
バラツキがある程度大きい場合には、逆に、投入目標値
の差を小さくする必要がある。
【0023】そこで、請求項10の発明は、上記請求項
6の構成に加え、各投入目標値を算出し、これらの算出
した投入目標値を上記投入目標値記憶手段に記憶させる
投入目標値算出手段と、上記各計量ホッパに投入された
過去の複数回の測定重量に基づいて、各計量ホッパごと
の測定重量のバラツキ度合を算出するバラツキ度合算出
手段と、上記バラツキ度合に基づいて上記投入目標値算
出手段を制御する投入目標値制御手段とを備えている。
【0024】ところで、図1(b)のように、投入目標
値T1 〜Tn を円周方向に順に並べると、投入目標値に
偏りが生じるので、統計的には、投入目標値に近い測定
重量が得られない。
【0025】そこで、請求項11の発明装置は、上記請
求項2もしくは6の構成に加え、円形の分散フィーダの
周囲に、上記投入目標値が大きい計量ホッパ群と上記投
入目標値が小さい計量ホッパ群とに分割して、上記計量
ホッパを配置し、上記投入目標値が小さい計量ホッパ群
よりも上記投入目標値が大きい計量ホッパ群に対して、
品物の供給量が多くなるように上記分散フィーダに品物
を落下させる搬送コンベアを備えている。
【0026】一方、請求項12の発明装置は、上記請求
項2もしくは6の構成に加え、円形の分散フィーダの周
囲に、上記投入目標値が大きい計量ホッパと、上記投入
目標値が小さい計量ホッパとが円周方向に交互に配置さ
れている。
【0027】ところで、図10(b)のように、測定重
量Wi は投入目標値Ti に対して、ばらついた値をとる
が、測定重量Wi のバラツキがある程度よりも小さい
と、各測定重量W1 〜Wn のうち任意のm個を組合せた
組合せ演算重量と、(m+1)個を組合せた組合せ演算
重量とが飛び飛びの値となるので、測定重量にバラツキ
を与える必要がある。
【0028】そこで、請求項13の発明は、測定平均値
算出手段、基準送力値設定手段、バラツキ度合判別手段
およびバラツキ送力値算出手段とを有する。上記測定平
均値算出手段は、各計量ホッパに投入された過去の複数
回の測定重量に基づいて各計量ホッパごとの測定平均値
を算出する。基準送力値設定手段は、上記測定平均値と
投入目標値とを比較した投入量の過不足に基づいて、新
たな送力値の基準となる基準送力値を設定する。上記バ
ラツキ度合判別手段は、各計量ホッパに投入された過去
の複数回の測定重量に基づいて、各計量ホッパごとの測
定重量のバラツキ度合の過不足を判別する。上記バラツ
キ送力値算出手段は、上記基準送力値およびバラツキ度
合の過不足に基づいて新たな送力値を算出する。
【0029】請求項13の発明によれば、各計量ホッパ
に投入された過去の複数回の測定重量に基づいて測定重
量のバラツキ度合の過不足を判別し、このバラツキ度合
の過不足に基づいて新たな送力値を算出するから、次回
以後の送力値のバラツキを制御することができ、したが
って、測定重量にバラツキを与えることができる。
【0030】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面にしたがって
説明する。図1ないし図5は第1実施例を示す。図2に
おいて、搬送コンベア1は、被計量物(品物)Mを偏平
な円錐形の分散フィーダ2の中央へ落下させる。分散フ
ィーダ2の周縁には、n個の駆動フィーダ31 〜3n
設けられている。各駆動フィーダ31 〜3n は、設定さ
れた送力値に従って駆動することで、つまり、設定され
た振幅および時間だけ振動することで、分散フィーダ2
上の被計量物Mを、n個のプールホッパ41 〜4n に送
出する。各プールホッパ41 〜4n には、ゲート51
n が設けられており、また、その下方に計量ホッパ6
1 〜6n が設けられている。各計量ホッパ61 〜6n
は、ホッパ重量計量器71 〜7n およびゲート81 〜8
n が設けられている。ゲート81 〜8n の下方には大き
な集合排出シュート9が設けられている。
【0031】図3において、上記各ホッパ重量計量器7
i は、それぞれ、たとえばロードセルからなり、対応す
る計量ホッパ6i (図2)内の被計量物Mの重量を測定
して、その測定重量Wi を組合せ制御手段10および送
力値設定手段20に出力する。なお、図におい
て、「i 」が付されている符号に対応する要素および信
号はn個あることを意味する。また、組合せ制御手段1
0および送力値設定手段20は、マイクロコンピュータ
(CPU)で構成されている。
【0032】上記組合せ制御手段10は、ホッパ重量計
量器71 〜7n (図2)からの1つ又は複数の測定重量
i を組合わせることで、つまり、図2のn個の計量ホ
ッパ61 〜6n で得られた被計量物Mの重量を組合せる
ことで、以下のように、最適な計量ホッパ6i の組合せ
を選択するものである。図3の組合せ制御手段10は、
組合せ重量演算部11、目標重量設定部12、組合せ判
別部13およびホッパ開閉制御部14を備えている。組
合せ重量演算部11は、ホッパ重量計量器71〜7
n (図2)からの測定重量W1 〜Wn のうち任意のm個
の測定重量Wi の組合せについて加算し、組合せ演算重
量WM を組合せ判別部13に出力する。この加算および
組合せ演算重量WM の出力は、全ての組合せについてな
される。組合せ判別部13は、組合せ重量演算部11か
らの組合せ演算重量WM と、目標重量設定部12からの
組合せ目標重量TM とを比較して、たとえば包装する被
計量物Mの重量が組合せ目標重量TM または組合せ目標
重量TM に最も近い値となるような組合せを選択し、選
択信号aをホッパ開閉制御部14およびフィーダ駆動制
御部15i に出力する。
【0033】上記ホッパ開閉制御部14は、図2の選択
されたm個の計量ホッパ6i のゲート8i を開放させ
る。これにより、被計量物Mが計量ホッパ6i から排出
されて、集合排出シュート9によってひとまとめにされ
て、包装機9Aに供給される。さらに、上記ホッパ開閉
制御部14(図3)は、空になった計量ホッパ6i に対
応するプールホッパ4i のゲート5i を開いて、プール
ホッパ4i から計量ホッパ6i に被計量物Mを供給す
る。一方、図3の上記フィーダ駆動制御部15i は駆動
フィーダ3i に対応してn個設けられており、空になっ
た図2のプールホッパ 4i に対応する駆動フィーダ3
i を、設定された送力値に従って駆動させ、被計量物M
をプールホッパ4i に送出させる。
【0034】図4のように、上記送力値設定手段20
は、実線で示す各手段を備えている。各測定重量記憶手
段21i は、それぞれ、対応するホッパ重量計量器7i
からの測定重量Wi を入力とし、N回前までの測定重量
i1〜WiNを記憶している。つまり、各測定重量記憶手
段21i は、図5(b)のように、各ホッパ重量計量器
i によって測定された1回前〜N回前までの測定重量
i1〜WiNを記憶している。
【0035】上記各測定重量記憶手段21i の測定重量
i1〜WiNは、測定平均値算出手段22i に読み出さ
れ、各測定平均値算出手段22i は、図5(c)のよう
に、下記の(2) 式に従ってi番目のホッパ重量計量器7
i について統計平均した測定平均値Wi aを算出する。 Wi a =(Wi1+Wi2+…+Wij+…+WiN)/N …(2) 但し、Wij:i番目のホッパ重量計量器7i のj回前の
測定重量 N:たとえば10〜20程度に設定された自然数
【0036】上記測定平均値算出手段22i は、測定平
均値Wi aを図4の投入量過不足判別手段23i に出力
する。この投入量過不足判別手段23i は、上記測定平
均値Wi aと、投入目標値記憶手段24に記憶されてい
る各計量ホッパ6i (図2)ごとの投入目標値Ti とを
比較し、過不足信号bを送力値算出手段25i に出力す
る。なお、上記投入目標値Ti については、後に詳細に
BR>説明する。
【0037】上記各送力値算出手段25i は、送力値記
憶手段26i からの前回の送力値Pi と、投入量過不足
判別手段23i からの過不足信号bに基づいて、新たな
送力値Pi +ΔPi を算出する。たとえば、送力値算出
手段25i は、測定平均値Wi aが投入目標値Ti より
も大きい場合は、前回の送力値Pi から1単位減算して
新たな送力値Pi +ΔPi を求め(この場合、ΔPi
負の値)、一方、測定平均値Wi aが投入目標値Ti
りも小さい場合は、前回の送力値Pi に1単位加算して
新たな送力値Pi +ΔPi (この場合、ΔPi は正の
値)を求める。
【0038】新たな送力値Pi +ΔPi は、送力値算出
手段25i からヘッド間調節手段27に出力される。こ
のヘッド間調節手段27は、新たな送力値Pi +ΔPi
が各計量ホッパ61 〜6n (図2)間のバランスから適
正か否かを判断して、適正でない場合は修正を加えて次
回の送力値P1i を求める。たとえば、上記ヘッド間調
節手段27は、所定のバランス制御値αを記憶してお
り、次回の送力値P1iが送力下限値(Pa−α)以上
で、かつ、送力上限値(Pa+α)以下となるようにす
る。なお、上記Paは新たな送力値(P1 +ΔP1 )〜
(Pn +ΔPn )の算術平均値(単純平均値)である。
【0039】上記次回の送力値P1i は、フィーダ駆動
制御部15i および前述の送力値記憶手段26i に出力
される。上記各フィーダ駆動制御部15i は、次回の送
力値P1i に従って、駆動フィーダ3i (図2)の振動
時間および振幅を制御する。一方、送力値記憶手段26
i は、上記次回の送力値P1i を、更に次回の送力値P
i を算出する際の前回の送力値Pi として記憶する。
【0040】つぎに、この発明の要部について説明す
る。図5(a)に明示するように、上記投入目標値記憶
手段24は、各計量ホッパ61 〜6n (図2)に対する
投入目標値T1 〜Tn を、各計量ホッパ61 〜6n(図
2)ごとに記憶する。
【0041】前述の投入目標値記憶手段24に記憶され
た全ての投入目標値T1 〜Tn は、図5(a)に示すよ
うに、互いに異なる値に設定されている。各投入目標値
iは、たとえば、下記の(3) 式に基づいて、図4の投
入目標値算出手段30により算出され、上記投入目標値
算出手段30は、算出した各投入目標値Ti を投入目標
値記憶手段24に記憶させて更新する。
【0042】 Ti =(TM /m)+A・[i−{(n+1)/2}] …(3) 但し、 A:傾き係数 TM :組合せ目標重量 i:計量ホッパの番号(i=1,2,3,…n) m:選択する計量ホッパの理想的な数(n=10の場
合、一般に4ないし5に設定されるが、自然数には限定
されない) n:総ホッパ数
【0043】つまり、投入目標値Ti は、たとえば、図
1(a)のように、iの一次関数として設定される。な
お、上記(3) において、上記組合せ目標重量TM 、数m
および総ホッパ数nは、予め設定する。
【0044】上記(3) 式によって算出される投入目標値
1 〜Tn は、全ての投入目標値T1 〜Tn の値が互い
に異なっており、任意の計量ホッパ6i への投入目標値
iよりも大きく、かつ、この投入目標値Ti に最も近
い投入目標値Ti+1 が、下記の(1) 式を満足する。 Ti+1 −Ti =Ti −Ti-1 …(1)
【0045】図4のように、上記傾き係数Aは、たとえ
ば組合せ計量を行う毎に投入目標値算出手段30により
更新されるパラメータで、計量の度毎に傾き係数記憶手
段31に更新記憶される。上記投入目標値算出手段30
は、以下に説明するように、投入目標値制御手段32に
より制御される。
【0046】上記投入目標値制御手段32は、ホッパ重
量計量器71 〜7n のうち、最も投入目標値の小さい計
量ホッパ61 と、最も投入目標値の大きい計量ホッパ6
n についての測定重量W1 およびWn を取り込むととも
に、上下限値記憶手段33から図1の下限値WMIN およ
び上限値WMAX を読み出す。上記図4の投入目標値制御
手段32は、上記小さい測定重量W1 と下限値WMIN
を比較し、測定重量W1 が下限値WMIN よりも小さい場
合に、上記傾き係数Aを小さくする制御指令cを投入目
標値算出手段30に出力する。また、上記投入目標値制
御手段32は、上記大きい測定重量Wn と上限値WMAX
とを比較し、測定重量Wn が上限値WMAX よりも大きい
場合に、上記傾き係数Aを小さくする制御指令cを投入
目標値算出手段30に出力する。
【0047】一方、上記投入目標値制御手段32は、上
記小さい測定重量W1 が下限値WMIN よりも大きく、か
つ、上記大きい測定重量Wn が上限値WMAX よりも小さ
い場合には、図示しないカウンタがカウントを開始し、
その状態が所定数続いたとき、つまり、その数が所定数
になったとき、カウンタをリセットするとともに、傾き
係数Aを大きくする制御指令cを投入目標値算出手段3
0に出力する。
【0048】こうして、投入目標値制御手段32は、計
量ホッパ61 ,6n に投入された被計量物Mの測定重量
1 ,Wn に基づいて、計量ホッパ6i に次回以後に投
入される被計量物Mの重量が0または過量になる確率を
小さくしている。なお、たとえば投入目標値Ti の平均
値が20gの場合、下限値WMIN は10g程度に設定さ
れ、一方、上限値WMAX は30g程度に設定される。
【0049】つぎに、組合せ計量装置の基本的な動作に
ついて説明する。図2の搬送コンベア1から被計量物M
が分散フィーダ2上に送られ、さらに、駆動フィーダ3
i 、プールホッパ4i 、計量ホッパ6i および集合排出
シュート9を介して、被計量物Mが包装機9Aにひとま
とめにして袋詰めされる。この際、図3の組合せ制御手
段10は、前述のように最適なm個の計量ホッパ6
i (図2)の組合せを選択する。つづいて、組合せ制御
手段10が、残りの計量ホッパ6i (図2)による組合
せを選定し、同様に、組合せ排出が行われる。一方、ホ
ッパ開閉制御部14は、図2の既に排出した計量ホッパ
i に対応するプールホッパ4i のゲート5i を開放
し、プールホッパ4i から空の計量ホッパ6i に被計量
物Mを搬送させる。また、排出されたプールホッパ4i
に対応する駆動フィーダ3i が駆動して、空のプールホ
ッパ4i に被計量物Mを供給する。
【0050】上記組み合わせ計量動作において、図4の
投入目標値制御手段32は、ホッパ重量計量器71 から
の小さな測定重量W1 と下限値WMIN とを比較し、小さ
な測定重量W1 が下限値WMIN 以上で、かつ、ホッパ重
量計量器7n からの大きな測定重量Wn と上限値WMAX
とを比較し、大きな測定重量Wn が上限値WMAX 以下の
場合が所定回数連続して続いたときは、傾き係数Aを大
きくする制御指令cを投入目標値算出手段30に出力す
る。この出力を受けて、投入目標値算出手段30は、前
回の傾き係数Aを1単位大きな値に更新して、各投入目
標値Ti を算出する。そのため、図1の各投入目標値T
1 〜Tn が、一点鎖線で示すように、互いに異なる値に
なるので、測定重量W1 〜Wn が同じ値になりにくい。
したがって、測定重量W1 〜Wn のうちの1つ以上を組
み合わせた組合せ演算重量WM が種々の値になる。その
結果、組合せ演算重量WM から選定された組合せ選択重
量WS が、組合せ目標重量TM に近い値となり易い。
【0051】特に、この実施例の場合、投入目標値T1
〜Tn は、前述の(1) 式および(3)式を満足する値に設
定している。したがって、各投入目標値T1 〜Tn が、
所定の範囲に均等に分布した状態で存在するから、より
一層、測定重量W1 〜Wn が互いに異なった値になり易
い。その結果、より一層、組合せ選択重量WS が、組合
せ目標重量TM に近い値となる。
【0052】一方、傾き係数Aを大きくしすぎると、組
合せ選択に使えない空の計量ホッパ6i や過量の計量ホ
ッパ6i が生じるおそれがある。そこで、この実施例で
は、以下のように、傾き係数Aが大きくなり過ぎないよ
うに制御している。
【0053】図4の投入目標値制御手段32は、ホッパ
重量計量器71 からの小さい測定重量W1 が下限値W
MIN よりも小さい場合には、傾き係数Aを小さくする制
御指令cを出力する。また、ホッパ重量計量器7n から
の大きな測定重量Wn が上限値WMAX よりも大きい場合
には、傾き係数Aを小さくする制御指令cを出力する。
この出力を受けて、投入目標値算出手段30は、小さい
測定重量W1 が下限値WMIN よりも小さい場合や、大き
い測定重量Wn が上限値WMAX よりも大きい場合には、
傾き係数記憶手段31から読み出した前回の傾き係数A
を1単位小さな値に更新して、投入目標値Ti を算出す
る。したがって、図1の投入目標値T1 〜Tn が、二点
鎖線で示すように変化するので、空や過量の計量ホッパ
i が生じにくい。その結果、組合せ選択に使えない計
量ホッパ6i が生じにくいので、組合せ計量の効率が向
上する。
【0054】また、新たな投入目標値Ti を自動的に更
新して設定するので、投入目標値T1 〜Tn の初期設定
値が適正でなくても、計量を重ねていくうちに、投入目
標値T1 〜Tn が適正な値になる。したがって、投入目
標値T1 〜Tn の設定が容易かつ簡単になる。
【0055】また、上記図4の実施例では、投入目標値
i を上下限値WMIN,MAX の両方の値により制御した
が、投入目標値Ti を下限値WMIN のみによって制御し
てもよい。つまり、投入量Wi が0になる可能性を少な
くする制御のみをした場合も、請求項5の発明の範囲に
含まれる。
【0056】また、上記投入目標値制御手段32は、以
下のように、投入目標値算出手段30を制御してもよ
い。すなわち、投入目標値制御手段32は、最も小さい
測定重量W1 または大きい測定重量Wn が、上下限値の
範囲WMIN 〜WMAX 外であるときは、範囲外であったこ
とを記憶し、その後、所定の投入回数以内に、再び、測
定重量W1 ,Wn が上下限値の範囲WMIN 〜WMAX 外と
なった場合はカウンタをリセットするとともに、傾き係
数Aを小さくする制御指令cを投入目標値算出手段30
に出力する。また、投入目標値制御手段32は、測定重
量W1 ,Wn が上下限値の範囲WMIN〜WMAX 内である
ときは、範囲内であることを記憶し、その状態が所定の
投入回数連続して続いた場合は、傾き係数Aを大きくす
る制御指令cを投入目標値算出手段30に出力するとと
もに、カウンタをリセットする。
【0057】なお、図1(b)のように、上記投入目標
値T1 〜Tn の計量ホッパ61 〜6n (図2)を円周方
向に順に並べると、投入目標値T1 〜Tn に偏りがある
ので、統計的には、投入目標値Ti に近い測定重量Wi
が得られない場合がある。その場合は、図6および図7
のように、投入目標値T1 〜Tn を並べ変えてもよい。
以下、図6および図7の変形例について説明する。な
お、前述の図1(b)、図6(b)、図7(b)は、投
入目標値Ti の大きさと図2の計量ホッパ6i との位置
関係を、投入目標値Ti の大きさを動径とする極座標で
示している。
【0058】計量ホッパ61 〜610は、円形の分散フィ
ーダ2の周囲に、図6(a)の投入目標値の平均値Ta
=TM /mよりも小さい投入目標値T1 〜T3 ,T9,
10を持つホッパ群61 〜63,9,10と、投入目標値の
平均値Ta=TM /mよりも大きい投入目標値T4 〜T
8 を持つホッパ群64 〜68 とが、分割して配置されて
いる。上記2つのホッパ群は、図6(b)のように、小
さい投入目標値T1 〜T3,9,10を持つものが、分散
フィーダ2の中心0よりも右側に配置され、一方、大き
い投入目標値T4 〜T8 を持つものが、中心0よりも左
側に配置されている。なお、投入目標値T1 〜T10の値
の関係は、T1 <T10<T2 <T9 <T3 <T8 <T4
<T7 <T5 <T6 で、かつ、値が近接した投入目標値
間の差が同一になっている。つまり、図6の投入目標値
1 〜T10を並び替えると図1と同じようになる。
【0059】図6のQ点は、図2の搬送コンベア1から
の被計量物Mの落下点の座標を示しており、図6(b)
の中心0に対し、大きい投入目標値T4 〜T8 を持つ計
量ホッパ64 〜68 側に変位した位置に設定されてい
る。これにより、搬送コンベア1(図2)は、小さい投
入目標値T1 〜T3,9,10を持つホッパ群61 〜63,
9,10よりも、大きい投入目標値T4 〜T8 を持つホ
ッパ群64 〜68 に対して、図2の被計量物Mの供給量
が多くなるように、分散フィーダ2上に被計量物Mを落
下させる。
【0060】この変形例によれば、分散フィーダ2から
各駆動フィーダ3i への被計量物Mの供給量が異なった
量になるが、この供給量が各計量ホッパ6i の投入目標
値Ti の値に近づき易くなる。したがって、投入目標値
i に対応した測定重量Wiを得易い。
【0061】なお、この変形例では、搬送コンベア1か
らの被計量物Mの落下点のみに着目して説明したが、搬
送コンベア1からの被計量物Mの流れ方向なども考慮す
れば、被計量物Mの落下点を中央(中心0)にした場合
にも、この変形例と同様の効果が得られる。
【0062】図7(a)において、この変形例では、奇
数番の計量ホッパ6i の投入目標値Ti が投入目標の平
均値Ta=TM /mよりも小さい値に設定されており、
一方、偶数番の計量ホッパ6i の投入目標値Ti が投入
目標の平均値Ta=TM /mよりも大きい値に設定され
ている。つまり、図2の各計量ホッパ61 〜6n は、円
形の分散フィーダ2の周囲に、図7(b)のように、投
入目標値Ti が大きいものと、投入目標値Ti が小さい
ものとが円周方向に交互に配置されている。なお、投入
目標値T1 〜T10の値の関係は、T1 <T9 <T3 <T
7 <T5 <T6<T4 <T8 <T2 <T10で、かつ、値
が近接した投入目標値間の差が同一になっている。つま
り、図7の投入目標値T1 〜T10を並び替えると図1と
同じになる。
【0063】この場合、投入目標値Ti と投入目標の平
均値Taとの差が大きいもの同士を隣接させ、かつ、投
入目標値Ti と平均値Taとの差が小さいもの同士を隣
接させるのが好ましい。つまり、|Ti −Ta|が大き
い計量ホッパ6i 同士を隣接させ、かつ、|Ti −Ta
|が小さい計量ホッパ6i 同士を隣接させるのが好まし
い。
【0064】ところで、上記実施例では、組合せ目標値
M 、組合せる計量ホッパの理想的な数mおよび総ホッ
パ数nに基づいて、前述の(3) 式から投入目標値Ti
求めた。しかし、この発明では、上記組合せ目標値
M , 数mの代わりに、投入目標値の平均値Taを入力
し、TM /mの代わりにTaに基づいて、投入目標値算
出手段30が投入目標値Ti を算出してもよい。
【0065】図8は第2実施例を示す。この図8の第2
実施例の場合、送力値設定手段20は、図4の投入目標
値算出手段30、傾き係数記憶手段31、投入目標値制
御手段32および上下限値記憶手段33を備えていな
い。この図8の第2実施例では、投入目標値記憶手段2
4に、投入目標値Ti をオペレータが入力する操作入力
手段50を備えている。その他の構成は、前述の第1実
施例と同様であり、同一部分または相当部分に同一符号
を付して、その詳しい説明を省略する。なお、この第2
実施例では、オペレータは、前述の(1) 式に基づいて、
各計量ホッパ6i の投入目標値Ti を計算して、これら
の投入目標値T1 〜Tn を操作入力手段50から入力す
ることで投入目標値記憶手段24に記憶させる。
【0066】つぎに、請求項10の発明に対応する第3
実施例について説明する。図9は第3実施例の送力値設
定手段20(図3)の概略構成図を示す。この図9に示
すように、送力値設定手段20は、第1実施例と同様
に、n個の測定重量記憶手段21i ,測定平均値算出手
段22i および投入量過不足判別手段23i を備えてい
る。上記各測定重量記憶手段21i および測定平均値算
出手段22i は、それぞれ、測定重量Wijおよび測定平
均値Wi aを実標準偏差算出手段40i に出力する。
【0067】上記各実標準偏差算出手段40i は、上記
測定重量Wijおよび測定平均値Wiaに基づいて、下記
の(4),(5) 式から、実標準偏差σi を求める。 σi 2 =Swi /N …(4) 但し、Swi :残差平方和 Swi =Σ(Wij−Wi a)2 …(5) 上記各実標準偏差算出手段40i は、この実施例の場
合、過去の複数回(N回)の測定重量Wi1〜WiNに基づ
いて、各計量ホッパ6i ごとの計量重量Wi1〜WiNのバ
ラツキ度合を算出するバラツキ度合算出手段を構成して
おり、それぞれ、求めた実標準偏差σi を、投入目標値
制御手段32Bに出力する。
【0068】上記投入目標値制御手段32Bは、上記実
標準偏差σi (バラツキ度合)に基づいて、以下に説明
するように、前述の傾き係数Aを算出し、この傾き係数
Aを投入目標値算出手段30に出力して、投入目標値算
出手段30を制御する。すなわち、投入目標値制御手段
32Bは、下記の(6) 式により、実標準偏差σ1 〜σn
の平均値σaを求め、更に、この平均値σaから、下記
の(7) 式に従って、傾き係数Aを算出する。 σa=(σ1 +σ2 +…σi +…σn )/n …(6) A=C1 ・(C2 −σa) …(7) 但し、σa<C21 :正の定数(たとえば1/5) C2 :正の定数(たとえば6) σaがC2 以上の場合は、A=0とする。 なお、投入目標値Ti が小さいものは、実標準偏差σi
も小さくなるので、必要に応じて、その分の補正を行
う。
【0069】投入目標値算出手段30は、上記投入目標
値制御手段32Bからの傾き係数Aを用いて前述の(3)
式に従って、投入目標値Ti を求め、この投入目標値T
i を投入目標値記憶手段24に記憶させる。その他の構
成は、前述の第1実施例と同様であり、同一部分または
相当部分に同一符号を付して、その詳しい説明を省略す
る。
【0070】この実施例では、実標準偏差σi の平均値
σaが小さいと、つまり、各計量ホッパ6i (図2)ご
との測定重量Wi1〜Winのバラツキが小さいと、傾き係
数Aの値が大きくなる。したがって、各計量ホッパ61
〜6n の測定重量W1 〜Wnが同じ値になりにくいの
で、組合せ目標値TM に近い組合せ選択重量WS を得易
い。
【0071】一方、実標準偏差σi の平均値σaが大き
いと、つまり、各計量ホッパ6i (図2)ごとの測定重
量Wi1〜Winのバラツキが大きいと、傾き係数Aの値が
小さくなる。したがって、測定重量Wi が投入目標値T
i から大きく離れた値となっても、組合せ選定されない
程の小さな値や大きな値の測定重量Wi が発生するのを
防止し得る。
【0072】なお、各計量ホッパ6i (図2)について
の測定重量Wi1〜Winのバラツキが著しく大きくなる
と、つまり、上記(7) 式では、平均値σaが6以上にな
ると、傾き係数Aが0になる。しかし、この場合は、測
定重量Wi が投入目標値Ti に対して、ばらついた値と
なるから、傾き係数Aが0であっても、種々の値の測定
重量Wi が生じるので、測定重量W1 〜Wn が相互に異
なった値となる。
【0073】ところで、上記実施例では、実標準偏差σ
i の平均値σaに基づいて、傾き係数Aを求めたが、傾
き係数Aは、実標準偏差σ1 〜σn の最小値や最大値を
用いて求めてもよく、あるいは、実標準偏差σi 以外の
たとえば後述のD値のようなバラツキ度合を示す値を用
いてもよい。
【0074】つぎに、請求項13の発明に対応する第4
実施例について説明する。図11は第4実施例の送力値
設定手段20(図3)の概略構成図を示す。この図11
に示すように、送力値設定手段20は、第3実施例と同
様に、測定重量記憶手段21i ,測定平均値算出手段2
i , 投入量過不足判別手段23i、実標準偏差算出手
段40i 、投入目標値制御手段32Bおよび投入目標値
算出手段30を備えている。上記各実標準偏差算出手段
40i は、求めた実標準偏差σi を、投入目標値制御手
段32Bおよびバラツキ度合判別手段41i に出力す
る。
【0075】上記バラツキ度合判別手段41i は、目標
標準偏差記憶手段42に入力されて記憶された目標標準
偏差σtを読み出し、上記実標準偏差σi を目標標準偏
差σtと比較することで、各計量ホッパ6i に投入され
た被計量物Mの重量が、図10(b)の分布曲線のよう
にばらついているか否かを判別する。つまり、上記図1
1のバラツキ度合判別手段41i は、各計量ホッパ6i
に投入された過去の(たとえば、前回までの)N回の測
定重量Wijに基づいて、測定重量Wi1〜WiNのバラツキ
度合の過不足を、各計量ホッパ6i ごとに判別する。上
記バラツキ度合判別手段41i は、判別したバラツキ度
合の過不足に従って、バラツキ度合過不足信号dをバラ
ツキ係数設定手段43i に出力する。
【0076】上記バラツキ係数設定手段43i は、バラ
ツキ係数記憶手段44i からの前回のバラツキ係数Bi
と、バラツキ度合判別手段41i からのバラツキ度合過
不足信号dに基づいて、新たなバラツキ係数Bi +ΔB
を算出する。たとえば、バラツキ係数設定手段43
i は、実標準偏差σi が目標標準偏差σtよりも大きい
場合は、前回のバラツキ係数Bi から1単位減算して新
たなバラツキ係数Bi +ΔBを求め(この場合ΔBは負
の値)、一方、実標準偏差σi が目標標準偏差σtより
も小さい場合は、前回のバラツキ係数Bi に1単位加算
して新たなバラツキ係数Bi +ΔBを求める(この場合
ΔBは正の値)。新たなバラツキ係数Bi +ΔBは、バ
ラツキ係数設定手段43i からバラツキ係数記憶手段4
i およびバラツキ送力値算出手段25Bi に出力され
る。
【0077】上記投入量過不足判別手段23i は、投入
目標値記憶手段24からの投入目標値Ti と、測定平均
値算出手段22i からの測定平均値Wi aとを比較し、
投入量の過不足信号bを基準送力値設定手段25Ai
出力する。
【0078】上記基準送力値設定手段25Ai は、平均
送力値算出手段45i からの過去の(たとえば、前回ま
での)平均送力値Pi aと、投入量過不足判別手段23
i からの過不足信号bに基づいて、新たな基準送力値P
i a+ΔPi を算出する。上記平均送力値Pi aは、i
番目の駆動フィーダ3i について、前回までの送力値P
i1〜PiNを統計平均した平均の送力値で、下記の(8) 式
で表され、平均送力値算出手段45i により求められ
る。 Pi a=(Pi1+Pi2+…+Pij+…+PiN)/N …(8) なお、前回までの送力値Pi1〜PiNは、送力値記憶手段
46i に記憶されており、平均送力値算出手段45i
より読み出される。
【0079】バラツキ送力値算出手段25Bi は、対応
する上記基準送力値設定手段25Ai からの新たな基準
送力値Pi a+ΔPi と、前述のバラツキ係数設定手段
43i からの新たなバラツキ係数Bi +ΔBと、乱数発
生手段47i からの乱数Rnを入力とし、たとえば下記
の(9) 式に従って、次回の送力値Pi を算出する。 Pi =(Pi a+ΔPi )・Rn・(Bi +ΔB) …(9) 但し、Rn:たとえば、0よりも大きく2よりも小さい
値であって、かつ、1を算術平均値として正規分布に近
いバラツキを持つ乱数 Bi +ΔB:正の値 つまり、バラツキ送力値算出手段25Bi は、平均送力
値Pi a+ΔPi および測定重量Wijのバラツキ度合の
過不足に基づいて、新たな送力値Pi を算出する。な
お、その他の構成は、図9の第3実施例と同様であり、
同一部分または相当部分に同一符号を付して、その詳し
い説明を省略する。
【0080】ここで、上記(9) 式の新たな基準送力値P
i a+ΔPi により、駆動フィーダ3i を作動させる
と、各計量ホッパ6i の測定重量Wi が、投入目標値T
i に極めて近い値になる被計量物Mがある。この種の被
計量物Mでは、組合せ演算重量WM が飛び飛びの値とな
り、そのため、前述のように、組合せ目標値TM に近い
組合せ選択重量WS を得られない場合がある。
【0081】これに対し、この実施例では、上記(9) 式
のように、基準送力値Pi +ΔPiに乱数Rn・(Bi
+ΔB)を乗算して新たな送力値Pi を求めているの
で、図10(a)のように、新たな送力値Pi が投入目
標値Ti に対応した値とならない。そのため、上記新た
な送力値Pi に対し、比例関係に近い相関関係を有する
実際の投入量Wi も投入目標値Ti に対してばらついた
値になり易い。したがって、上記測定重量Wi のうちの
任意のm個を組合せて得られる組合せ演算重量WM が種
々の値になるので、組合せ目標値TM に近い組合せ結果
が得られる。
【0082】一方、何ら制御されていない乱数Rnを、
基準送力値Pi +ΔPi に乗算すると、乱数Rnのバラ
ツキの範囲が大きすぎる場合には、測定重量Wi が0に
なったり(空の計量ホッパ6i が発生したり)、あるい
は、組合せ選定されにくい過量の計量ホッパ6i が生じ
たりする。
【0083】これに対し、この実施例は、図11のバラ
ツキ度合判別手段41i によって前回までの測定重量W
ijからバラツキ度合を判別し、この判別結果から、バラ
ツキ係数設定手段43i が前回のバラツキ係数Bi に修
正を加えて、新たなバラツキ係数Bi +ΔBを求めてい
る。したがって、図10(b)のように、各計量ホッパ
i の測定重量Wi1〜Winは、分布曲線のように適当に
ばらつき易く、かつ、空や過量の計量ホッパ6i が発生
するおそれも少ない。
【0084】なお、この実施例では、上記目標標準偏差
σtを各計量ホッパ61 〜6n で同一としたが、目標標
準偏差σtは、各計量ホッパ6i ごとに個別の値として
もよい。たとえば、目標標準偏差σti を投入目標値T
i を含む関数で登録してもよい。この場合の目標標準偏
差σti は、投入目標値Ti が変化するのに伴って自動
的に更新されることになる。
【0085】ところで、上記各実施例では、投入目標値
i を目標重量とする組合せ計量装置について説明した
が、この発明は、投入目標値Ti を目標個数とする組合
せ計数装置についても適用することができる。また、上
記各実施例では、ヘッド間調節手段27を設けたが、こ
の発明ではヘッド間調節手段27を必ずしも設ける必要
はない。
【0086】さらに、上記各実施例では、前述の(2) 式
のように、測定平均値Wi aを直前回(1回前)からN
回前の測定重量Wi1〜WiNの算術平均により求めた。し
かし、測定平均値Wi aは、算術平均ではなく、直前回
に近い測定重量Wijを重視した値など、種々の平均値を
採用してもよい。
【0087】また、上記各実施例では、測定平均値Wi
aを直前回までのN回の平均、つまり移動平均により求
めて、組合せ計量の度に送力値Pi を更新した。しか
し、この発明では、送力値Pi の更新をたとえばN回の
組合せ計量ごとに行ってもよい。さらに、この発明、た
とえば、図4および図8の実施例では、必ずしも測定平
均値Wi aを求める必要はない。
【0088】また、上記実施例では、Ta=TM /mと
して、投入目標値T1 〜Tn の平均値Taを求めた。し
かし、この発明では、Ta=(TM +ΔT)/mとして
投入目標値Ti の平均値Taを求めてもよい。
【0089】また、上記各実施例では、投入目標値T1
〜Tn を直線的に変化させたが、必ずしも投入目標値T
1 〜Tn を直線的に変化させる必要はない。つまり、前
述の(3) 式では、投入目標値Ti を計量ホッパの番号i
の一次関数として求めたが、投入目標値Ti を計量ホッ
パの番号iの二次以上の関数などで求めてもよい。さら
に、上記各実施例では、投入目標値T1 〜Tn の値を全
て異なる値に設定したが、一部の投入目標値Ti につい
ては、互いに同一の値に設定してもよい。
【0090】また、上記図11の実施例では、測定重量
ijのバラツキ度合を実標準偏差σi を用いて判別した
が、必ずしも実標準偏差σi を用いて判別する必要はな
い。たとえば、D=Σ|Wij−Wi(j-1)|/(n−1)
などの値を標準偏差σi の代わりに用いてバラツキ度合
を判別してもよい。
【0091】また、上記実施例において、(9) 式の乱数
Rnは、正規乱数の他に、一様乱数などの他の乱数を乱
数発生手段47i により発生させて用いてもよい。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1もしくは
2の発明によれば、各計量ホッパの少なくとも一部の投
入目標値が互いに異なった値に設定されているので、各
計量ホッパへの投入量が相互に異なった値となるから、
これらを組み合わせた組合せ演算値が種々の値となる。
したがって、良好な組合せ結果が得られる。つまり、組
合せ目標値に近い組合せ結果が得られる。
【0093】また、請求項3もしくは4の発明によれ
ば、各投入目標値が、相互に少しずつ異なった値となっ
ているので、より一層種々の値の組合せ演算値が得られ
るから、組合せ結果がより一層向上する。
【0094】一方、請求項5の発明装置によれば、次回
以後に投入される品物の重量が0になりにくいように投
入目標値を制御するので、組合せ選定に使用できない空
の計量ホッパが生じにくくなる。
【0095】また、請求項6の発明装置によれば、投入
目標値記憶手段が、各計量ホッパごとの投入目標値を記
憶するので、上記請求項1,3の発明方法を実現し得
る。
【0096】また、請求項7もしくは8の発明装置によ
れば、投入目標値算出手段により投入目標値が算出され
るので、異なる値となる投入目標値をオペレータが算出
する手間が省ける。
【0097】特に、請求項10の発明では、各計量ホッ
パごとの測定重量のバラツキ度合を算出し、このバラツ
キ度合に基づいて投入目標値算出手段を制御するので、
測定重量のバラツキが大きいときに、投入目標値相互の
差を小さくすることで、組合せ選定されない過軽量また
は過量の計量ホッパの発生を防止し得る。したがって、
組合せ効率および組合せ結果が向上する。
【0098】また、請求項11もしくは12の発明によ
れば、投入目標値に応じた測定重量を得易いので、組合
せ結果が向上する。
【0099】また、請求項13の発明によれば、投入目
標値を互いに異ならせるとともに、各駆動フィーダの送
力値を各投入目標値に対してばらつかせているので、測
定重量のバラツキが小さ過ぎる品物であっても、測定重
量にバラツキを与えることができるから、組合せ結果が
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の組合せ計量装置に係る
各投入目標値および測定重量(投入量)の相互の関係を
示す図である。
【図2】組合せ計量装置の機械的な構成を示す概念図で
ある。
【図3】組合せ計量装置の基本的な概略構成図である。
【図4】送力値設定手段を示す概略構成図である。
【図5】投入目標値記憶手段の内容および測定重量Wij
と測定平均値Wi aとの関係を示す図表である。
【図6】第1実施例の変形例を示し、組合せ計量装置に
係る各投入目標値および測定重量(投入量)の相互の関
係を示す図である。
【図7】第1実施例の変形例を示し、組合せ計量装置に
係る各投入目標値および測定重量(投入量)の相互の関
係を示す図である。
【図8】第2実施例の組合せ計量装置の送力値設定手段
を示す概略構成図である。
【図9】第3実施例に係る組合せ計量装置の送力値設定
手段を示す概略構成図である。
【図10】第4実施例に係る組合せ計量装置の各投入目
標値および測定重量(投入量)の相互の関係を示す図で
ある。
【図11】第4実施例に係る組合せ計量装置の送力値設
定手段を示す概略構成図である。
【図12】組合せ計量装置の機械的な構成を示す概念図
である。
【図13】従来の組合せ計量装置に係る各投入目標値お
よび測定重量(投入量)の相互の関係を示す図である。
【符号の説明】
1…搬送コンベア、2…分散フィーダ、3i …駆動フィ
ーダ、6i …計量ホッパ、7i …ホッパ重量計量器、1
0…組合せ制御手段、15i …フィーダ駆動制御部、2
0…送力値設定手段、22i …測定平均値算出手段、2
4…投入目標値記憶手段、25Ai …基準送力値設定手
段、25Bi …バラツキ送力値算出手段、30…投入目
標値算出手段、32,32B…投入目標値制御手段、4
i …バラツキ度合算出手段(実標準偏差算出手段)、
41i …バラツキ度合判別手段、50…操作入力手段、
M…被計量物(品物)、Pi …送力値、Pi +ΔPi
i a+ΔPi …新たな送力値、Ti …投入目標値、T
M …組合せ目標値(組合せ目標重量)、Wi ,Wij…測
定重量、Wi a…測定平均値。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−30725(JP,A) 特開 昭62−113029(JP,A) 特公 平1−56691(JP,B2) 特公 昭62−30367(JP,B2) 特公 平5−16734(JP,B2) 特公 平3−32726(JP,B2) 特許3056547(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01G 19/387

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流からの品物を複数の計量ホッパへ送
    出する駆動フィーダを設定された送力値に従って駆動さ
    せ、 各計量ホッパへの投入目標値と各計量ホッパに投入され
    た品物の測定重量に基づいて、各駆動フィーダの新たな
    送力値を設定し、 上記測定重量および組合せ目標値に基づいて品物の組合
    せを選択する組合せ計量または計数方法において、 各計量ホッパに対する上記投入目標値の一部または全部
    を、互いに異なる値に設定したことを特徴とする組合せ
    計量または計数方法。
  2. 【請求項2】 上流からの品物を複数の計量ホッパへ送
    出する駆動フィーダを設定された送力値に従って駆動さ
    せるフィーダ駆動制御部と、 各計量ホッパへの投入目標値および各計量ホッパに投入
    された品物の測定重量に基づいて、各駆動フィーダの新
    たな送力値を設定する送力値設定手段と、 上記測定重量および組合せ目標値に基づいて品物の組合
    せを選択する組合せ制御手段とを備えた組合せ計量また
    は計数装置において、 各計量ホッパに対する上記投入目標値の一部または全部
    が、互いに異なる値となるように設定する投入目標値算
    出手段を備えていることを特徴とする組合せ計量または
    計数装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、全ての投入目標値の
    値が互いに異なり、任意の計量ホッパへの投入目標値を
    i とし、この投入目標値Ti よりも大きく、かつ、投
    入目標値Ti に最も近い値の投入目標値をTi+1 とした
    とき、下記の(1) 式を満足するように、各投入目標値T
    1 〜Tn が設定されていることを特徴とする組合せ計量
    または計数方法。 Ti+1 −Ti =Ti −Ti-1 …(1)
  4. 【請求項4】 請求項2において、全ての投入目標値の
    値が互いに異なり、任意の計量ホッパへの投入目標値を
    i とし、この投入目標値Ti よりも大きく、かつ、投
    入目標値Ti に最も近い値の投入目標値をTi+1 とした
    とき、上記投入目標値算出手段が、下記の(1) 式を満足
    するように各投入目標値T1 〜Tn を設定することを特
    徴とする組合せ計量または計数装置。 Ti+1 −Ti =Ti −Ti-1 …(1)
  5. 【請求項5】 請求項2において、上記計量ホッパに投
    入された品物の測定重量に基づいて、計量ホッパに次回
    以後に投入される品物の重量が0になる確率が小さくな
    るように上記投入目標値算出手段を制御する投入目標値
    制御手段を備えている組合せ計量または計数装置。
  6. 【請求項6】 上流からの品物を複数の計量ホッパへ送
    出する駆動フィーダを設定された送力値に従って駆動さ
    せるフィーダ駆動制御部と、 各計量ホッパへの投入目標値および各計量ホッパに投入
    された品物の測定重量に基づいて、各駆動フィーダの新
    たな送力値を設定する送力値設定手段と、 上記測定重量および組合せ目標値に基づいて品物の組合
    せを選択する組合せ制御手段とを備えた組合せ計量また
    は計数装置において、 各計量ホッパに対する上記投入目標値を各計量ホッパご
    とに記憶する投入目標値記憶手段を備えていることを特
    徴とする組合せ計量または計数装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、上記組合せ目標値に
    基づいて上記各投入目標値を算出し、これらの算出した
    投入目標値を上記投入目標値記憶手段に記憶させる投入
    目標値算出手段を備えている組合せ計量または計数装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項6において、上記各計量ホッパヘ
    の投入目標値の平均値に基づいて上記各投入目標値を算
    出し、これらの算出した投入目標値を上記投入目標値記
    憶手段に記憶させる投入目標値算出手段を備えている組
    合せ計量または計数装置。
  9. 【請求項9】 請求項6において、上記投入目標値記憶
    手段に、上記投入目標値をオペレータが入力する操作入
    力手段を備えている組合せ計量または計数装置。
  10. 【請求項10】 請求項6において、上記各投入目標値
    を算出し、これらの算出した投入目標値を上記投入目標
    値記憶手段に記憶させる投入目標値算出手段と、 上記各計量ホッパに投入された過去の複数回の測定重量
    に基づいて、各計量ホッパごとの測定重量のバラツキ度
    合を算出するバラツキ度合算出手段と、 上記バラツキ度合に基づいて上記投入目標値算出手段を
    制御する投入目標値制御手段とを備えている組合せ計量
    または計数装置。
  11. 【請求項11】 請求項2もしくは6において、上記計
    量ホッパは、円形の分散フィーダの周囲に、上記投入目
    標値が大きい計量ホッパ群と上記投入目標値が小さい計
    量ホッパ群とに分割して配置され、 上記投入目標値が小さい計量ホッパ群よりも上記投入目
    標値が大きい計量ホッパ群に対して、品物の供給量が多
    くなるように上記分散フィーダに品物を落下させる搬送
    コンベアを備えた組合せ計量または計数装置。
  12. 【請求項12】 請求項2もしくは6において、上記計
    量ホッパは、円形の分散フィーダの周囲に、上記投入目
    標値が大きい計量ホッパと、上記投入目標値が小さい計
    量ホッパとが円周方向に交互に配置されている組合せ計
    量または計数装置。
  13. 【請求項13】 請求項2もしくは6において、各計量
    ホッパに投入された過去の複数回の測定重量に基づいて
    各計量ホッパごとの測定平均値を算出する測定平均値算
    出手段と、 上記測定平均値と上記投入目標値とを比較した投入量の
    過不足に基づいて、新たな送力値の基準となる基準送力
    値を設定する基準送力値設定手段と、 各計量ホッパに投入された過去の複数回の測定重量に基
    づいて、各計量ホッパごとの測定重量のバラツキ度合の
    過不足を判別するバラツキ度合判別手段と、 上記基準送力値および上記バラツキ度合の過不足に基づ
    いて新たな送力値を算出するバラツキ送力値算出手段と
    を有する組合せ計量または計数装置。
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