JPH09150916A - スタッカクレーンの保守用昇降装置 - Google Patents

スタッカクレーンの保守用昇降装置

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JPH09150916A
JPH09150916A JP31251695A JP31251695A JPH09150916A JP H09150916 A JPH09150916 A JP H09150916A JP 31251695 A JP31251695 A JP 31251695A JP 31251695 A JP31251695 A JP 31251695A JP H09150916 A JPH09150916 A JP H09150916A
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elevator
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大助 安藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非常時に作業者の操作によって保守用昇降機
を下降できるようにする。 【解決手段】 マストに沿って昇降する保守用昇降機3
1に電動モータ52を取付け、この電動モータ52の回
転軸62の端部を突出させ、その電動モータ52の電磁
ブレーキを解除する操作レバー60を設け、非常時には
操作レバー60で電磁ブレーキを解除し、回転軸62の
突出部にハンドル65を取付けて作業者がハンドル65
を回すことで保守用昇降機31を下降できるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動倉庫内などに
おいて収納棚への荷物の入出庫を行なうスタッカークレ
ーンにおける保守用昇降機の落下防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動倉庫内等における収納棚に荷物を入
出庫するスタッカークレーンは、例えば図1に示すよう
に収納棚に沿って図示しない走行運転機構により走行す
る走行体1に一対のマスト2を設け、このマストに沿っ
て搬送用のキャリッジ3を昇降可能に設け、電動機で駆
動されるウインチ4により巻取り、繰り出しされるワイ
ヤ5をキャリッジ3に連結し、そのキャリッジ3にスラ
イド式のフォーク爪6を出入り可能に取付けたものであ
り、キャリッジ3を昇降して所定の棚と対応させ、フォ
ーク爪6を出入りして荷物7を所定の棚に入庫したり、
出庫したりする。
【0003】かかるスタッカークレーンにおいては定期
的にキャリッジ3を昇降するワイヤ5等を点検・保守し
ており、従来はマスト2に梯子を取付け、この様子を作
業者が登って点検保守を行っていた。
【0004】前述のように作業者が梯子を登ることは大
変危険であり、点検・保守の作業効率が悪いので、近年
安全性向上と作業の効率向上を目的とした動力付の保守
用昇降装置が提案されている。
【0005】例えば、図1に示すようにマスト2に昇降
ガイド8を取付け、この昇降ガイド8に沿って作業者が
乗る保守用昇降機9を昇降自在に案内し、その保守用昇
降機9に連結したロープ10を巻上機11により巻取
り、繰り出しすると共に、そのロープ10をロ−プガイ
ド12を経てカウンタウエイト13に連結して巻上機1
1の巻取り駆動力を小さくできるようにしてある。
【0006】前述の図1に示した保守用昇降装置はスタ
ッククレーンの最上部に設けた巻上機11で保守用昇降
機9を昇降するものであり、その巻上機11は電動モー
タを動力源としているので、点検保守作業中に停電等に
よって電動モータを駆動できない場合には保守用昇降機
9を下降できない。
【0007】このために、従来はスタッカクレーンのマ
スト2に梯子を設置しておき、前述の非常時には作業者
が梯子を使って地上に降りるようにしている。また、保
守用昇降機9内にロープや縄梯子を予め用意しておき、
前述の非常時にロープや縄梯子を地上付近まで垂吊して
これを使って作業者が地上に降りるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前者の梯子を用いる場
合には、作業者が梯子を降りるので大変危険である。ま
た、スタッカクレーンのマストに大重量の鋼製の梯子を
取付けたことによりスタッカクレーンは梯子の重量分だ
け重くなり、スタッカクレーンを走行させる動力が余分
に必要となる。また、スタッカクレーンのマストに梯子
を取付けたことによりスタッカクレーンが大きくなり、
コンパクトな設備レイアウトにできない。
【0009】後者のロープ、縄梯子を用いる場合には、
ロープや縄梯子の固定が不十分で作業者が降下する際に
振れ動いて収納棚やマストに当ることがあって危険であ
る。また、保守用昇降機内にロープや縄梯子を備えるス
ペースが必要となり、それだけ作業者の乗るスペースが
小さくなって作業者の操作に悪影響を及ぼす。
【0010】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにしたスタッカクレーンの保守用昇降装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、スタッカクレ
ーンのマスト23に沿って保守用昇降機31を昇降自在
とし、この保守用昇降機31に電動モータ52を動力源
として昇降動作する昇降駆動機構34を取付け、前記電
動モータ52を電磁ブレーキを内蔵し、かつ回転軸62
の端部が突出したものとし、この電動モータ52に、そ
の電磁ブレーキを解除する操作レバー60を取付け、前
記保守用昇降機31に、電動モータ52における回転軸
62の突出部に着脱自在なるハンドル65を備えたこと
を特徴とするスタッカクレーンの保守用昇降装置であ
る。
【0012】
【作 用】停電等により電動モータ52に電気が供給
されない非常時には、操作レバー60で電磁ブレーキを
解除し、ハンドル65を回転軸62の突出部に取付けて
ハンドル65で回転軸62を回転することで保守用昇降
機31を作業者によって下降する。
【0013】
【発明の実施の形態】図2に示すように、スタッカクレ
ーンは本体20を備え、この本体20に走行輪21を取
付け、この走行輪21を図示しない駆動機構により回転
駆動することでレール22に沿って左右方向に走行する
ようにしてある。前記本体20には一対のマスト23が
立設してあり、この一対のマスト23は上部連結材24
で連結してある。
【0014】前記一対のマスト23に沿って搬送用のキ
ャリッジ25が昇降可能に設けてあり、このキャリッジ
25にスライド式のフォーク爪26が図示しない収納棚
に向けて出入り可能に取付けある。前記本体20に取付
けたウインチ27で巻取り、繰り出しされるワイヤ28
は上部連結材24に設けた複数のプーリ29を経てキャ
リッジ25に連結してある。
【0015】前記スタッカクレーンの各駆動源には、通
常倉庫の入口に設けられた地上制御盤から光通信システ
ムにより制御信号が送られ、その地上制御盤を操作する
ことでスタッカクレーンは走行、昇降、フォーク爪出入
り動作するようにしてある。
【0016】前記一方のマスト23には図2に示すよう
に昇降ガイド30が長手方向全長に亘って取付けてあ
り、この昇降ガイド30に沿って保守用昇降機31が昇
降可能にガイドしてある。前記一方のマスト23の上部
と下部に亘ってチェーン32が連結してあり、前記昇降
機31の下部に昇降駆動機構34が取付けてある。
【0017】前記昇降ガイド30は図3,4に示すよう
にコ字状ブラケット40にガイドレール42を取付けた
ものであり、そのガイドレール42の両側部にはガイド
溝42が長手方向に亘ってそれぞれ形成してある。
【0018】前記保守用昇降機31は図3と図4に示す
ように、床部43にカバー体44を取付けて作業者が乗
る空間部45を有するものとなり、そのカバー体44の
一部分が開閉自在なるドア46となっている。
【0019】前記カバー体44の支柱47にはガイド部
材48が取付けてある。このガイド部材48は図4に示
すように支柱47に取付けたブラケット49に第1ロー
ラ50と第2ローラ51を取付け、その第1ローラ50
と第2ローラ51が前記ガイドレール41のガイド溝4
2に接している。
【0020】前記昇降駆動機構34は図5に示すよう
に、床部43の下面に取付けた電動モータ52を備え、
この電動モータ52の出力側に設けた減速機53により
駆動スプロケット54が駆動され、この駆動スプロケッ
ト54と対向して上部ガイドスプロケット55と下部ガ
イドスプロケット56がそれぞれ床部43に取付けてあ
る。
【0021】前記駆動スプロケット54と上部ガイドス
プロケット55、下部ガイドスプロケット56は左右方
向に離隔し、前記チェーン32が上部ガイドスプロケッ
ト55、駆動スプロケット54、下部ガイドスプロケッ
ト56に順次巻掛けてある。これによりチェーン32が
駆動スプロケット54のほぼ半周部の歯部に噛合し、駆
動スプロケット54でチェーン32を確実に駆動でき
る。
【0022】このようであるから、電動モータ52を駆
動して駆動スプロケット54を回転することで、保守用
昇降機31が昇降ガイド30に沿って昇降する。
【0023】前記電動モータ52は、通電されない時に
は制動し、通電されると解除される電磁ブレーキ(図示
せず)を内蔵し、その電磁ブレーキを手動操作で解除す
る操作レバー60を備え、この操作レバー60をストッ
パ61に当るまで操作すると通電しない時に電磁ブレー
キを解除できるようにしてある。
【0024】前記電動モータ52の回転軸62の一端部
は減速機53側に突出し、他端部は電動モータ52より
突出し、その突出部62aはスプライン又は角柱部とな
っている。
【0025】前記床部43の電動モータ52と対向した
部分には開口部63が形成してあり、この開口部63は
カバー体64で開閉自在となっている。このカバー体6
4の裏面にはハンドル65が着脱自在に取付けてあり、
このハンドル65は前記回転軸62の突出部62aに嵌
合する孔66を有している。
【0026】点検・保守作業中に停電等で電動モータ5
2に電気が供給されなくなると、その回転軸62は電磁
ブレーキにより制動されて保守用昇降機31はその位置
で停止する。
【0027】前述の非常時には保守用昇降機31に乗っ
ている作業者がカバー体64を開放し、図6と図7に示
すようにハンドル65の孔66を回転軸62の突出部6
2aに嵌合して操作レバー60をストッパ61に当たる
まで操作して電磁ブレーキを解除する。
【0028】前述の状態でハンドル65を作業者が回し
て回転軸62を回転して保守用昇降機31を下降させ
る。
【0029】以上の実施例では駆動スプロケット54と
チェーン32で保守用昇降機31を昇降したが、電動モ
ータ52で駆動されてピンオンをマスト23に取付けた
ラックに噛合して昇降するようにしても良い。
【0030】
【発明の効果】停電等により電動モータ52に電気が供
給されなくなる非常時には、操作レバー60で電磁ブレ
ーキを解除し、ハンドル65を回転軸62の突出部に取
付けてハンドル65で回転軸62を回転することで保守
用昇降機31を下降できる。したがって、非常時に安全
に作業者が地上に降りることができる。また、電動モー
タ52の電磁ブレーキを解除する操作レバー60とハン
ドル65を設けただけであり、スタッカクレーンの重量
があまり重くなることがないからスタッカクレーンを走
行させる動力が余分に必要とならないし、スタッカクレ
ーンが大きくなることもなく、しかも保守用昇降機31
内のスペースが小さくならずに作業者の操作に悪影響を
及ぼすこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の正面図である。
【図2】本発明の実施例を示す全体正面図である。
【図3】保守用昇降機取付部分の拡大正面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】昇降駆動機構の拡大正面図である。
【図6】非常時の動作説明図である。
【図7】非常時の動作説明図である。
【符号の説明】
23…マスト 30…昇降ガイド 31…保守用昇降機 32…チェーン 34…昇降駆動機構 43…床部 44…ガード 45…空間部 52…電動モータ 54…駆動スプロケット 55…上部ガイドスプロケット 56…下部ガイドスプロケット 60…操作レバー 61…ストッパ 62…回転軸 63…開口部 64…カバー体 65…ハンドル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタッカクレーンのマスト23に沿って
    保守用昇降機31を昇降自在とし、この保守用昇降機3
    1に電動モータ52を動力源として昇降動作する昇降駆
    動機構34を取付け、 前記電動モータ52を電磁ブレーキを内蔵し、かつ回転
    軸62の端部が突出したものとし、この電動モータ52
    に、その電磁ブレーキを解除する操作レバー60を取付
    け、 前記保守用昇降機31に、電動モータ52における回転
    軸62の突出部に着脱自在なるハンドル65を備えたこ
    とを特徴とするスタッカクレーンの保守用昇降装置。
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