JPH09150394A - ワラ切り用回転刃 - Google Patents

ワラ切り用回転刃

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JPH09150394A
JPH09150394A JP30704795A JP30704795A JPH09150394A JP H09150394 A JPH09150394 A JP H09150394A JP 30704795 A JP30704795 A JP 30704795A JP 30704795 A JP30704795 A JP 30704795A JP H09150394 A JPH09150394 A JP H09150394A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
cemented carbide
steel
ring blade
rotary blade
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Pending
Application number
JP30704795A
Other languages
English (en)
Inventor
Miki Haneuma
三喜 羽馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワラ切り作業用の刃先部分に、超硬合金製か
らなるリング刃を、鋼製の本体に取り付け使用する。 【解決手段】 円周方向に等間隔にビス4を使用して超
硬合金製リング刃2の刃先部5を付ける。超硬合金製リ
ング刃2と鋼製の円板状の本体1との接合部は傾斜面1
2とし、その面での接合とともにビス4止めを行い、円
周方向へのズレも防止する。選択図に示す一体物の他、
蟻溝、あるいは略半円状にて接合した分割刃により、ワ
ラ切りに都合の良い回転刃を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバイン等に備
えられてワラ等を切断する回転刃に関し、特にその切刃
部分が超硬合金で形成され、これが鋼製の本体にとりつ
けられることにより長期寿命を図ったものである。
【0002】
【従来の技術】従来の、この種の切断技術として、特開
昭50−146175号公報に示す様に刃をステンレス
鋼等の耐磨耗鋼と靱性のある炭素鋼等の二種の金属材に
より構成したもの、あるいは特開昭61−85121号
公報の如くセラミック材料又は超硬合金をコーティング
した肉盛層による鋸刃部を持っているもの等の各公報が
あるが、本願のごとく超硬合金自体を切刃部に使用して
いないものである。
【0003】他方では実開昭56−98515号、実開
昭56ー98516号各公報に示されるごとく、プリン
ト基板のリードワイヤを切断するために超硬合金による
一体極薄刃を、鋼製の本体にビス及び環状片によってあ
るいは、カシメによって固定されたものが示されている
が、本願とは、刃先の固定構造等が違っている。
【0004】ワラ等を切断する回転刃に関し、特にその
切刃部分が超硬合金で形成され、これが鋼製の本体に取
り付けられる特開昭55−77826号公報があり、鋼
製円板本体とリングなとを鑞付けによって接合している
が、本願とはその接合方法においても違っているのであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種のワラ切
り作業は、砂等の混入により切刃部の摩耗が早いため、
切刃部分に超硬合金を使用し、これを合理的に鋼製の本
体に取り付けるようにした農機具用特殊刃物の開発が要
望されている。従来の接合方法である鑞付けによる接合
方法では、熱をかけるため、作業性が劣り、熱による変
形も生じていた。そこで本発明は、鋼製の本体に対する
取り付け機構及び接着方法等を配慮した超硬合金からな
る刃を使用した長期寿命が可能であるワラ切り用回転刃
を提供出来るようにしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明ではワラ等を切断
する回転刃に於いて、超硬合金製の刃を鋼製の円板状の
本体に取り付ける。この超硬合金製の刃は、一体物のリ
ング刃でも良く、又回転刃の径方向に分割された物でも
良い。只、分割刃は切刃部の谷の部分にて、分割されて
いるものが望ましい。切刃部の山付近での分割は、切刃
部の損傷及びワラのかみ込みの虞がある。
【0007】一体物のリング刃で超硬合金製のものを鋼
製の円板状の本体に取り付ける場合の接合部は、傾斜面
にて接合する方式としている。又、超硬合金製の刃を鋼
製の円板状の本体に取り付ける場合の接合は、接着剤に
て接合する方法を用い、更にビスにより両者の傾斜面を
締結する方法を採用する。超硬合金製の一体物リング刃
と鋼製の円板状本体をビスで締結することにより、両者
の接合面での円周方面への空回り(スリップ)を防止す
る目的をはたす。
【0008】また、超硬合金製のリング刃が回転刃の径
方向へ分割されたものでは、鋼製の円板状の本体と、分
割された超硬合金製のリング刃との接触面は、超硬側は
凹状、鋼製円板側は凸状の、蟻溝形状、あるいは、略半
円状にて接合されている方式等を採用する。もちろん超
硬側と鋼製円板側を、前記と入れかえた形状とすること
も有用である。なお、接合部での傾斜は特に必要とせ
ず、ストレート平面で十分である。円周方向への空回り
(スリップ)防止は、前記蟻溝形状あるいは前記略半円
形状とする事等で防止される為、一体物リング刃で採用
している両者の傾斜面及びビスは必要としない。
【0009】
【作用】本発明によるワラ切り用回転刃は、リング刃を
円板の側面から支える余分な突出した支持物もなく、一
枚の薄板円板状にした為に軽量化が実現出来たものであ
る。軽量化の為に回転軸に対しての負荷が少なく安定し
て操業できる。又切刃部は超硬合金製のリング刃を研磨
するのであるが、余分な突出部すなわち円板の側面から
の支持物等もなく楽に作業ができるのである。更に熱を
用いない接着剤による接合であるので、鋼製の円板状の
本体及び超硬合金製のリング刃の変形の心配がない。
【0010】
【実施例】
(実施例1) 超硬合金製の一体物リング刃2を鋼製の
円板状の本体1に取り付けた場合の実施例について、図
を参照して説明する。図1において円板状の本体1の中
心に取り付け穴3が穿設され、その外周部には、超硬合
金製の一体物リング刃2が、接着剤で接合されている。
すなわち各円周端との接触部である傾斜面12は、接着
剤によって接合されているものである。
【0011】そして、図2に示すごとく、円周方向6箇
所において等間隔にビス4を使用して、円周方向へのズ
レ、あるいは、半径方向へのたおれ等を防止している。
ビス4にて、超硬合金製の一体物リング刃2自体を鋼製
の円板状本体に固定するのに直接役だっているのであ
る。完成品の仕上研磨を切刃部5の山13谷14のない
超硬合金面11のみとして、他は黒皮として使用した。
もちろん全面仕上げ研磨を施して、全ての面を研磨して
黒皮なし品とすることも出来る。ビスは、研磨時に邪魔
になってひっかかったりしないように、また、ワラが引
っかからないように刃および円板状本体の側面から突出
のしない長さと頭部形状としてある。
【0012】(実施例2) 超硬合金製のリング刃が回
転刃の径方向に分割されている実施例、すなわち、多数
個に分割された略扇形が連設され環状体を成した実施例
について、図を用いて説明する。図3においては鋼製の
円板状の本体の外周部には、超硬合金製の分割されたリ
ング刃9が、接着剤により接合されている。鋼製の円板
状の本体1と、超硬合金製の分割されたリング刃9との
接合部は、図3の(b)に超硬側が凹状、鋼製円板側が
凸状の、蟻溝形状で形成されている例を示す。
【0013】蟻溝は、図4に示す如く、両サイドタイプ
(a)か、片側タイプ(b)又は(c)かどちらでも良
い。接合部での図1に示すような傾斜面は特に必要とせ
ず、ストレート平面で十分である。また、接合部での円
周方向への空回り(スリップ)防止は、蟻溝形状で防止
されており、一体物リング刃で採用している両者の傾斜
面及びビスは必要としない。
【0014】超硬合金のリング刃の分割数は、7〜14
個である。(本実施例では鋼製の円板状本体の外周に
も、7〜14個の凸状を作る。)又例えば、分割された
1個の超硬合金リング刃のサイズは、円弧長さは35〜
71mm、半径方向の高さは15〜30mm、蟻溝部の
角度は1〜45度、蟻溝部の高さは2〜20mmであ
る。
【0015】(実施例3) 蟻溝形状とは別の、略半円
形状での接合方式を採用する。超硬合金切刃の回転刃径
方向への分割数、その他サイズは全て実施例2と同じで
ある。蟻溝形状に変えて、半円形の状況例を図5に示
す。半円形の半径は3〜12mmで、その中心位置は、
鋼円板との接合面から2〜6mm超硬合金側へ入った所
である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、超硬合金製リング
刃の仕上げ研磨時には、回転刃に余分な突起やひっかか
りが無く、研磨の作業性がよくワラ切りもよい。又リン
グ刃を鋼製円板本体に接着剤により接合する為、すなわ
ち熱を加えず接合するので、変形が生じることなく回転
刃製作の作業性が良い。切刃側面の厚さが薄いので回転
軸に対する負荷が少なく切断効率が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一体物リング刃を用いたワラ切り用回
転刃を示す図である。
【図2】一体物リング刃を円板状本体への取付けを示す
拡大図である。
【図3】本発明の分割リング刃を用いたワラ切り用回転
刃を示す図である。
【図4】分割リング刃の取付部の蟻溝の形状を示す図で
ある。
【図5】分割リング刃の取付部の略半円形の形状を示す
図である。
【符号の説明】
1:鋼製の円板状の本体 2:超硬合金製リング刃 3:中心取り付け穴 4:ビス 5:切刃部 6:蟻溝状 7:略半円形状 8:蟻溝角度 9:分割された超硬合金製のリング刃 10:略半円形の中心位置 11:仕上げ研磨面 12:接合部の傾斜面 13:切刃部の山 14:切刃部の谷

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも切刃部が超硬合金からなるリ
    ング刃と、このリング刃の内側円周端と固定される鋼製
    の円板状の本体とからなる回転刃において、前記鋼製の
    円板状の本体外周端に対し、前記超硬合金製の一体物リ
    ング刃の内周端との接合部が傾斜面にて形成され接着剤
    により接合されており、また、前記鋼製の円板状の本体
    及び前記超硬合金製の一体物リング刃を貫通して両者の
    傾斜面に、ビスを取り付けたことを特徴とするワラ切り
    用回転刃。
  2. 【請求項2】 少なくとも切刃部が超硬合金からなるリ
    ング刃と、このリング刃の内側内周端と固定される鋼製
    の円板状の本体とからなる回転刃において、前記超硬合
    金製のリング刃が回転刃の径方向に分割されており、前
    記鋼製の円板状の本体と、その分割された超硬合金製の
    リング刃との接合部が凹状、凸状で係合され接着剤によ
    り接合されていることを特徴とするワラ切り用回転刃。
JP30704795A 1995-11-27 1995-11-27 ワラ切り用回転刃 Pending JPH09150394A (ja)

Priority Applications (1)

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JP30704795A JPH09150394A (ja) 1995-11-27 1995-11-27 ワラ切り用回転刃

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JP30704795A JPH09150394A (ja) 1995-11-27 1995-11-27 ワラ切り用回転刃

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JPH09150394A true JPH09150394A (ja) 1997-06-10

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JP30704795A Pending JPH09150394A (ja) 1995-11-27 1995-11-27 ワラ切り用回転刃

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