JPH09150342A - 切削油の分離回収装置 - Google Patents

切削油の分離回収装置

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Publication number
JPH09150342A
JPH09150342A JP7312478A JP31247895A JPH09150342A JP H09150342 A JPH09150342 A JP H09150342A JP 7312478 A JP7312478 A JP 7312478A JP 31247895 A JP31247895 A JP 31247895A JP H09150342 A JPH09150342 A JP H09150342A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting oil
cutting
chips
conveyor
filter part
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7312478A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomonobu Nakajima
友信 中嶋
Shunichi Sanbe
俊一 三部
Masayoshi Kajisawa
正義 梶沢
Katsuji Tanetani
勝次 種谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP7312478A priority Critical patent/JPH09150342A/ja
Publication of JPH09150342A publication Critical patent/JPH09150342A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設備コストの低減を図るとともに、スラッジ
混入率の低い切削油を回収する。 【解決手段】 切削油を含んだ切粉を掬い上げて搬出す
るコンベア(19)と、シュート面の一部に切削油を抽
出するための濾過部(41)を形成するとともに、この
濾過部(41)の傾斜下端側にシュート面を横断する態
様で堰板(42)を配設してなるシュータ(40)と、
濾過部(41)によって抽出された切削油を回収する切
削油回収手段(60)とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、切削加工に伴って
生じる切粉から切削油を分離して回収する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ホブ盤、ブローチ盤、ギヤシェーパ等の
切削加工用工作機械は、冷却等のために切削油を加工部
位に供給するので、その加工時に生じる切粉には切削油
が含まれている。そこで従来は、遠心分離機を用いて切
粉から切削油を強制分離するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記遠心分離機は高価
であるので、設備コストをアップさせる。また、遠心分
離機で分離した切削油は、スラッジ混入率が高いので再
使用ができない。
【0004】本発明の目的は、かかる状況に鑑み、設備
コストの低減を図れ、かつ、スラッジ混入率の低い切削
油を回収することができる切削油の分離回収装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、切削油を含ん
だ切粉を掬い上げて搬出するコンベアと、前記コンベア
から搬出される切粉をシュートさせるべく傾斜配置さ
れ、シュート面の一部に前記切削油を抽出するための濾
過部を形成するとともに、この濾過部の傾斜下端側に前
記シュート面を横断する態様で堰板を配設してなるシュ
ータと、前記濾過部によって抽出された切削油を回収す
る切削油回収手段とを備え、前記堰板によって前記切粉
を前記濾過部上で滞留させるとともに、この滞留した切
粉を後続の切粉の押圧力で前記堰板の上縁からオーバフ
ローさせるようにしたことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】図1において、コンベア10は、
槽20内の切粉を掬い上げて搬出するものであり、この
例では、マグネットチップコンベアを使用している。な
お、コンベア10として、スクレーパコンベアやスクリ
ューコンベア等を使用しても良く、これらのコンベアに
よれば、鉄系の切粉だけでなく非鉄系の切粉の搬送も可
能になる。
【0007】槽20は、図2に示すように、含油切粉収
容部21と回収切削油収容部22とを備えている。回収
切削油収容部22は、互いに隣接する第1収容室23、
第2収容室24、第3収容室25および第4収容室26
を有し、ポンプ室たる第4収容室26には吸上げポンプ
30を設けてある。
【0008】図2のA−A線断面図である図3に示すよ
うに、上記第1収容室23、第2収容室24および第3
収容室25は、仕切り板27,28および29で仕切ら
れており、これらの仕切り板27,28および29によ
って一連の蛇行空間を形成している。
【0009】図1に示したシュータ40は、コンベア1
0の搬出口11からスクリューコンベア50の搬入口5
1に向って傾斜して配置されている。なお、シュータ4
0の傾斜角は、例えば40〜45度に設定される。
【0010】このシュータ40は、シュート面の上部区
域に濾過部41を形成し、かつ、濾過部41の傾斜下端
側に上記シュート面を横断する態様で堰板42を配設し
てある。
【0011】図4に示すように、濾過部41は、上記シ
ュート面に形成した開口43と、この開口43を覆うパ
ンチングメタル板(多孔板)44とによって形成されて
いるが、パンチングメタル板44に代えて適宜なメッシ
ュ間隔を有する網を使用することも当然可能である。
【0012】なお、切粉の大きさが1.3mm〜2.3
mmの場合、上記パンチングメタル板44として例え
ば、孔径1mm、孔ピッチ2mmのものが使用される。
また、上記堰板42の高さは、シュータ40の傾斜角が
41度の場合に、例えば17mm程度に設定され、同傾
斜角が45度の場合に、例えば20mm程度に設定され
る。
【0013】濾過部41の下方には、切削油を受けるた
めの樋60を傾斜配置してあり、この樋の傾斜下端部
は、図2および図3に示した第1収容室23内に位置さ
れている。
【0014】上記槽20の含油切粉収容部21には、図
示していない工作機械(ホブ盤、ブローチ盤、ギヤシェ
ーパ等)から排出される切削油を含んだチップ状の切粉
が投入される。そして、この切粉は、前記コンベア10
によって掬い上げられた後、該コンベア10の搬出口1
1からシュータ10のシュート面の上部区域に排出され
る。
【0015】シュータ10に排出された切粉は、上記堰
板42によってシュート面上における滑走が抑止され
る。したがって、図4に示すように、パンチングメタル
板44上には切粉70が滞留することになるが、この滞
留した切粉70は、その滞留中に含有切削油が流下する
ため乾燥した状態となる。
【0016】パンチングメタル板44上に滞留した切粉
70には、後続の切粉70の押圧力が作用する。したが
って、堰板42の上縁近傍に到達した乾燥切粉70は、
該上縁からオーバフローして堰板42よりも下方のシュ
ート面に落下し、以後、該シュート面を滑走して図1に
示すスクリューコンベア50の搬入口51に投入され
る。
【0017】一方、パンチングメタル板44は、滞留切
粉70から流下する切削油をそのパンチング孔によって
抽出するが、滞留切粉70の下層部がスラッジの濾過手
段として機能することから、このパンチングメタル板4
4を通過する切削油のスラッジ混入率は極めて低くな
る。
【0018】パンチングメタル板44で抽出された切削
油は、前記樋60に滴下した後、該樋60を介して図2
および図3に示した第1収容室23に流入する。そし
て、第2収容室24および第3収容室25には、第1収
容室23からオーバフローした切削油が流入し、第4収
容室26には第3収容室25からオーバフローした切削
油が流入する。
【0019】第4収容室26に流入する切削油は、各収
容室23〜25においてスラッジ成分が沈殿除去された
クリーンなものであるから、ポンプ30によって取出さ
れて再利用される。
【0020】なお、上記スクリューコンベア50の搬入
口51に投入された乾燥切粉は、該コンベア50によっ
て搬送された後、図示していない切粉収容台車等に投入
される。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、遠心分離機を使用する
ことなく切粉から切削油を分離することができるので、
設備コストの低減を図ることができる。また、スラッジ
混入率の低い切削油を分離回収することができるので、
回収した切削油の再利用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施態様を示す斜視図。
【図2】槽の構成を概念的に示す平面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】シュータの構成を示す断面図。
【符号の説明】
10 コンベア 20 槽 21 含油切粉収容部 22 回収切削油収容部 30 ポンプ 40 シュータ 41 濾過部 42 堰板 44 パンチチングメタル板 50 スクリューコンベア 60 樋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 種谷 勝次 富山県小矢部市水島3200 株式会社スズキ 部品富山内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切削油を含んだ切粉を掬い上げて搬出す
    るコンベアと、 前記コンベアから搬出される切粉をシュートさせるべく
    傾斜配置され、シュート面の一部に前記切削油を抽出す
    るための濾過部を形成するとともに、この濾過部の傾斜
    下端側に前記シュート面を横断する態様で堰板を配設し
    てなるシュータと、 前記濾過部によって抽出された切削油を回収する切削油
    回収手段とを備え、 前記堰板によって前記切粉を前記濾過部上で滞留させる
    とともに、この滞留した切粉を後続の切粉の押圧力で前
    記堰板の上縁からオーバフローさせるようにしたことを
    特徴とする切削油の分離回収装置。
JP7312478A 1995-11-30 1995-11-30 切削油の分離回収装置 Pending JPH09150342A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7312478A JPH09150342A (ja) 1995-11-30 1995-11-30 切削油の分離回収装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7312478A JPH09150342A (ja) 1995-11-30 1995-11-30 切削油の分離回収装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09150342A true JPH09150342A (ja) 1997-06-10

Family

ID=18029699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7312478A Pending JPH09150342A (ja) 1995-11-30 1995-11-30 切削油の分離回収装置

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JP (1) JPH09150342A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6332983B1 (en) * 1999-05-10 2001-12-25 Bunri Industries, Ltd. Chip treatment device
KR100804231B1 (ko) * 2001-10-31 2008-02-18 주식회사 포스코 연마칩 자동 수거 장치
CN105415199A (zh) * 2015-12-20 2016-03-23 重庆德蒙特科技发展有限公司 切削液回收用分离板
US10105806B2 (en) 2015-03-03 2018-10-23 Fuji Corporation Chip conveyor

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6332983B1 (en) * 1999-05-10 2001-12-25 Bunri Industries, Ltd. Chip treatment device
KR100804231B1 (ko) * 2001-10-31 2008-02-18 주식회사 포스코 연마칩 자동 수거 장치
US10105806B2 (en) 2015-03-03 2018-10-23 Fuji Corporation Chip conveyor
CN105415199A (zh) * 2015-12-20 2016-03-23 重庆德蒙特科技发展有限公司 切削液回收用分离板

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