JP3902293B2 - 切屑の水切り装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、切削加工に伴って生じる切屑から切削液を分離するための切屑水切り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
工場の自動化に伴い一般的になったNC工作機械では、操作者がそばにいて監視したり、清掃したりしないうえに、工具や工作物を自動交換しながら長時間連続運転するので、多量の切屑が発生し、摺動面やパレットの動きや取付作業の邪魔をしたり、熱変形の原因になるおそれがある。そのために切屑が工具や工作物に付着するのを防止するために大量の切削液で流したり、高圧エアで吹き飛ばしたり、集塵機で吸引することが行われている。
【0003】
切削液で工作物や機械内部を洗浄する場合に、発生した切屑を排出するのに、リフトアップチップコンベアなどを用いて切屑バケットに集めることが最近多く行われている。このような切屑に付着して搬出される切削液を回収するために、ドレンコックを有した切屑バケットを用いて、当該バケット内の切削液を工作機械側のタンクに戻すようにしたものが提案され、実用化している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
けれども、このようなドレンコック付きバケットは高価なので、一般的には市販のドラム缶がバケットとして使用されることが少なくない。この場合には、当該ドラム缶にはドレンコックがないため、長時間にわたって工作機械を連続運転すると、切削液がドラム缶からあふれて機械周辺を汚し、作業者が滑る危険性がある。
【0005】
またたとえドレンコック付きの切屑バケットを使用する場合でも、切削液が戻るべきタンクが相対的に高く、バケットとの間で十分な落差が得られない場合には、切削液をスムーズに回収することが困難である。
【0006】
従来、チップコンベア自体から切削液の搬出を減らしたり、コンベアから排出された切屑を加工することで切削液を回収するようにしている。例えば、コンベアの駆動を間欠式として、切屑の水切りのための停止時間を設けたり、コンベアの切屑落とし口に別駆動のスパイラルコンベアを設置して、当該スパイラルコンベアからドレン回収することで、切削液の搬出の低減が図られている。またコンベアから排出された切屑から遠心分離器を用いて切削液を強制分離したり、上記切屑を圧縮することで付着する切削液を回収することが行われている。
【0007】
更に例えば特開平9−150342号公報には、切削油を含んだ切粉を掬い上げて搬出するコンベアと、当該コンベアから搬出される切粉をシュートさせるべく傾斜配置され、シュート面の一部に上記切削油を抽出するための濾過部を形成するとともに、この濾過部の傾斜下端側に上記シュート面を横断する態様で堰板を配設してなるシュータと、上記濾過部によって抽出された切削油を回収する切削油回収手段とを備え、上記堰板によって上記切粉を上記濾過部上で滞留させるとともに、この滞留した切粉を後続の切粉の押圧力で上記堰板の上縁からオーバーフローさせるようにした切削油回収装置が開示されている。
【0008】
しかしながら、これら従来のやり方では、強制分離や圧縮のための機械が高価で設備コストをアップさせる等の問題を残しており、また特開平9−150342号に提案の技術では、傾斜フィルタ上を自然落下させるために切屑の水切り時間の設定が難しく、切屑の材質や大きさ・形状によって十分に水切りされる前に切屑がバケット又は次の搬送装置へ落下する危険もある。
【0009】
そこで本発明は、設備コストの低減を図ることができ、しかも満足のいく分離性能(水切り性能)を奏する切屑水切り装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明にしたがう切屑水切り装置は、貯留容器が上面及び底面が開放しており、貯留容器が、容器重心を水平に貫通した回転軸と、貯留容器の上面又は底面に対してコンベア側に傾斜して配置された回転軸を通るガイドプレートと、互いに平行かつ貯留容器の上面又は底面に対してガイドプレートより小さい角度でコンベア側に傾斜してガイドプレートを挟むように配置された2枚の濾過部材と、ガイドプレートの両端部に形成されたドレン口とを有し、貯留容器を回転軸周りに反転させることで収容切屑が所定タイミングで落下排出されるように構成される。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の詳細を、図に示した実施の形態に基づいて、説明する。なお当然ながら、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であり、本発明の技術的範囲はこれに制約されるものではない。
【0013】
図1に、本発明に係る切屑水切り装置を備えたリフトアップチップコンベア1と、切屑バケット2と、機械側タンク3の配置関係を示す。リフトアップチップコンベア1の内部構造は基本的に従来公知のものと同じであり、例えば、チェーンコンベア、マグネットチップコンベア、スクレーパコンベア、スクリューコンベア等である。
【0014】
このチップコンベア1の先端部である切屑落とし口で、切屑バケット2の上方に、切屑水切り装置が配設されている。図2に示すように、切屑落とし口には、切屑を溜めるための貯留かご4が備えられ、一定期間切屑を溜めて十分に切削液を切ることができるようになっている。この貯留かご4は例えば箱型として良く知られた直方体形状で、上面及び底面が開放しており、その内部中心では180°ずつの反転を可能とするための回転軸5が水平に貫通していて、不図示の駆動源により所定タイミングで貯留かご4を反転する。この回転軸5を挟むように2枚のメッシュフィルタ6が互いに平行に且つ貯留かご4の上面乃至底面に対して傾斜して貯留かご4内に配設されている。これらメッシュフィルタ6の間には、その傾斜角を更に強めるようにガイドプレート7が配置されている。またメッシュフィルタ6の貯留かご4の側面と接触する箇所はドレン口8となっており、切削液流出側のドレン口は不図示の回収路(ドレンホース等)とつながるようになっている。メッシュフィルタの代わりにパンチングメタル板のような多孔プレートを用いることも当然ながら可能である。
【0015】
以上のような水切り装置を備えたリフトアップチップコンベアによって、工作機械で発生し切削液を付着した切屑が落とし口まで持ち上げられると、貯留かご4に一旦溜められる。一旦溜められることによって、切屑に付着した切削液はメッシュフィルタ6を通過しガイドプレート7を伝わって、ドレン口8から回収路を経て工作機械側のタンクに戻される。切削液の回収により乾燥状態となる切屑は貯留かご4内で或る程度の量になった時点で、当該貯留かご4が反転することで、切屑バケットに落下収容される。
【0016】
図3に切屑水切り装置の別の構成を示す。上下面が開放し内部中心に回転軸を有するかごに代えて、通常のバケツ形の貯留容器14がチップコンベア1の切屑落とし口に配設されている。当該貯留容器14の一縁が蝶番11でコンベアに留められていて、また当該容器内にはメッシュフィルタ6がその底部よりやや持ち上がった位置に配設され、当該メッシュフィルタを流下する切削液は容器底部のドレン口から排出されて、機械側タンクへ戻されるようになっている。貯留容器14は定期的に蝶番11を中心に回動落下して、収容する切屑を切屑バケット2に回収する。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、切削液を含んだ切屑を搬送するコンベアの搬出口に設けられた貯留容器を備えてなり、当該容器が濾過部を有して収容した切屑から切削液を分離することができるようになっているとともに、切削液を分離した収容切屑を所定タイミングで落下排出するようになっているので、切屑と共に工作機械から排出された切削液を満足のいく分離性能をもって回収することができ、環境汚染等を防止でき、切削加工の安全性も確保でき、しかも構造的に簡単なので、設備コストの低減を図ることができ、しかも単体ユニットとして搬送コンベアに後付けすることも容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る切屑水切り装置を備えたチップコンベアと切屑バケットと機械側タンクの配置関係を示す概略図である。
【図2】本発明に係る切屑水切り装置の具体的構成を示す概略図である。
【図3】図2とは別構成の切屑水切り装置を表す概略図である。
【符号の説明】
1 リフトアップチップコンベア
4 貯留かご
5 回転軸
6 メッシュフィルタ
7 ガイドプレート
8 ドレン口
Claims (1)
- 切削液を含んだ切屑を搬送するコンベアの搬出口に設けられた貯留容器を備えてなり、当該貯留容器は濾過部を有して収容した切屑から切削液を分離することができるようになっているとともに、切削液を分離した収容切屑を所定タイミングで落下排出するようになった切屑水切り装置において、
貯留容器は上面及び底面が開放しており、
貯留容器は、容器重心を水平に貫通した回転軸と、貯留容器の上面又は底面に対してコンベア側に傾斜して配置された回転軸を通るガイドプレートと、互いに平行かつ貯留容器の上面又は底面に対してガイドプレートより小さい角度でコンベア側に傾斜してガイドプレートを挟むように配置された2枚の濾過部材と、ガイドプレートの両端部に形成されたドレン口とを有し、
貯留容器を回転軸周りに反転させることで収容切屑が所定タイミングで落下排出されることを特徴とする切屑水切り装置。
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