JPH09149270A - スキャナシステム - Google Patents

スキャナシステム

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JPH09149270A
JPH09149270A JP7299986A JP29998695A JPH09149270A JP H09149270 A JPH09149270 A JP H09149270A JP 7299986 A JP7299986 A JP 7299986A JP 29998695 A JP29998695 A JP 29998695A JP H09149270 A JPH09149270 A JP H09149270A
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JP
Japan
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scanner
image
resolution
linear sensor
color
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Application number
JP7299986A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Toyoda
哲也 豊田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/746,222 priority patent/US6198550B1/en
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/48Picture signal generators
    • H04N1/486Picture signal generators with separate detectors, each detector being used for one specific colour component

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)
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  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 副走査の方向や読取り解像度に影響されない
色ずれ補正処理が可能なスキャナシステムを提供するこ
と。 【解決手段】 スキャナ側ではRISCの制御で、照明
用の蛍光灯が点灯され(S101)、解像度選択SWの状態に
応じたCCDのステップ駆動制御が行われ同時に主走査
方向の撮像が行われると(S102)、撮像画像信号に所定の
画像処理を施し(S103)PC側に転送される(S104)。1コ
マ分の走査終了後は、解像度や副走査方向に関する情報
(走査パラメータ)がPC側に転送され(S106)、蛍光灯
消灯で(S107)スキャナ側の処理を終了する。情報処理す
るPC側ではCPUの制御で、走査パラメータを基に予
め保持する最適な補正処理を規定した表を参照しながら
対応する色ずれ補正の為の補正量を決定し(S108)、その
量を基に各色成分毎の画像を副走査方向にずらし色ずれ
補正を行い(S109)、変換して外部に送出する(S110)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像の取り
込みの際に発生する色ずれを補正する機能を持つスキャ
ナシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】カラー原稿を読み取るためのスキャナに
は撮像デバイスとしてリニアセンサを有するものがある
が、読取り画像をカラー化、例えば3色( R, G, B)
を分解するための方式として、光源を3色分解し3回走
査する方式(即ち「3パス方式」)と、3色のフィルタ
を蒸着させたCCDを複数列配列したカラーCCDリニ
アセンサを用いて原稿を1回だけ走査する方式(即ち
「1パス方式」)とがある。後者の方式に用いるリニア
センサには、RGB系の場合、緑色用CCDを1列と、
赤および青色用CCDを1列との合計2列のCCDを有
する「2ライン型リニアセンサ」と、赤、緑、青色用の
CCDをそれぞれ1列に配列した「3ライン型リニアセ
ンサ」とがある。
【0003】例えば、図14(a)〜(c)には従来の
リニアセンサを模式的に示されている。図14(a),
(b)はそれぞれ2ライン型および3ライン型のリニア
センサを示している。図中のR、G、Bはそれぞれ赤、
緑、青色CCDの各画素を表し、それらがセンサの主走
査方向(図中の縦方向)に配列され構成されている。図
14(b)の3ライン型リニアセンサは横に並んだG,
B, Rの画素の出力から画像の1画素分のデータを作成
する。図14(a)の2ライン型は隣接するG, B, R
の画素の出力から画像の1画素分のデータを作成する
が、BとRの画素数はGの画素数の半数なので、画像デ
ータを作る際にはBとRのデータは2度づつ使われるこ
とになる。
【0004】例示したような主走査方向に複数のライン
を持つセンサを用いていわゆる「1パス」で原稿を撮像
する場合、原理的に必ず色ずれが発生することは避けら
れない。この原因としては、撮像画像の1画素を構成す
るR、G、Bそれぞれの値は原稿の少しずつずれた位置
を撮像したものであるためである。
【0005】このような不具合に対し従来のスキャナ
は、スキャナ本体内に撮像した画像信号を一時的に記憶
して色ずれの起こらないようなタイミングで付属するバ
ッファから信号を読み出すことによって改善している。
【0006】なおこのバッファは、スキャナ本体内では
なく、図14(c)に示すようなバッファを内蔵したバ
ッファ内蔵型リニアセンサを使用する場合もあり、そう
することによりスキャナ装置全体の制御を簡単にしてい
る。このように、図示のようなバッファ内蔵型リニアセ
ンサを用い、撮像した画像信号を一時記憶して色ずれの
起こらないような所定のタイミングでバッファから信号
を読み出すことで対応している。また、このようなバッ
ファは、リニアセンサ内でなくスキャナ本体内に別個に
配置する場合もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、スキャナ本体
内にバッファを配置する構造は、スキャナが大型化する
だけでなく、装置のコストアップにもつながる。また、
バッファ内蔵のリニアセンサの場合でも、色ずれが補正
できる副走査の方向が一方向に決まっており、その逆の
方向に副走査するとかえって色ずれが増大してしまうの
で、使用上便利な双方向の走査ができないという欠点が
ある。
【0008】さらに、様々な解像度で原稿を読み取る場
合においては、読み取る解像度によって色ずれの度合が
変化するので、前述のようにバッファを用いて画像信号
の出力タイミングをずらすと、かえって色ずれが大きく
なってしまう。
【0009】そこで本発明は、上記の不具合に鑑み、副
走査の方向や読取り解像度に影響されない色ずれ補正処
理が可能なスキャナシステムを提供することを目的とす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
[1] 複数の固体撮像素子列から成るリニアセンサに
よりカラー原稿画像を撮像するスキャナと、前記スキャ
ナから出力される画像信号を変換する情報処理装置とか
ら成るスキャナシステムにおいて、前記情報処理装置
は、複数の前記固体撮像素子列から出力される画像信号
間の色ずれを補正処理することを特徴とするスキャナシ
ステムを提供する。
【0011】[2] カラー原稿画像を取り込むスキャ
ナシステムにおいて、複数の固体撮像素子列から成り、
前記カラー原稿画像を撮像して画像信号を出力するリニ
アセンサと、前記リニアセンサによる所定の撮像条件を
出力する制御手段とを有するスキャナと、前記制御手段
からの出力に基づいて、複数の前記固体撮像素子列によ
り撮像された画像信号間の色ずれを補正処理する色ずれ
補正手段を有する情報処理装置と、を具備することを特
徴とするスキャナシステムを提供する。
【0012】[3] 前記スキャナは、読み込みの解像
度を選択的に切り替える解像度選択手段を有し、前記制
御手段により出力される前記撮像条件は、前記リニアセ
ンサの副走査方向、または前記解像度選択手段により設
定された当該解像度であることを特徴とする[2]に記
載のスキャナシステムを提供する。
【0013】(作用)スキャナのリニアセンサを構成す
る固体撮像素子列は、その構造上から生じた色ずれを含
む読取り画像情報を生成すると、その画像情報の色ずれ
補正のために接続する情報処理装置に転送する。情報処
理装置はこのリニアセンサを構成する複数の固体撮像素
子列から出力される画像信号間の色ずれを、当該リニア
センサに起因する所定の撮像条件(例えば、解像度選択
手段により選択された解像度や、撮像素子配列のサイズ
等)を考慮する制御手段の色ずれ補正手段による制御に
よって所定の補正処理すると、混在していた色ずれ量が
零に収束して除去される。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に係わるスキャナシステム
についての複数の実施形態を例に関連する図面を参照し
ながら以下に説明する。 (第1実施形態)まず、本発明の第1の実施の形態とし
てのスキャナシステムについて述べる。
【0015】図1は、本発明の第1実施形態のスキャナ
システムを概念的に示している。図示のようにこのスキ
ャナシステムは、原稿を走査するスキャナ100と、走
査した画像に発生する色ずれを補正処理するための色ず
れ補正手段をもつパーソナルコンピュータ(以下、PC
と略称する)200とから主に構成されている。
【0016】スキャナ100は、セットされた原稿を撮
像するためのレンズ6等の光学系と複数列に配置されて
成るリニアセンサ(複数ライン型リニアセンサ)3が配
設されている。
【0017】一方、PC200はスキャナ100と接続
線で接続され、画像信号に含まれる色ずれを補正する機
能を有する色ずれ補正手段250を備えている。スキャ
ナ100において、原稿画像はレンズ6を介してこの複
数ライン型リニアセンサ3によって走査され、光電変換
により画像信号に変換される。この得られた画像信号は
接続線を経由してPC200に転送されると、このPC
200に備えられている画像信号に発生した色ずれを補
正する機能を有する色ずれ補正手段250によって補正
処理される。この補正処理を施された結果は、PC20
0に接続されたモニタ300や、図示しないプリンタ等
の外部出力装置に出力される。
【0018】図2には、本発明の第1実施形態であるフ
ィルムスキャナシステムのブロック構成図が示されてい
る。このフィルムスキャナシステムは、原稿としてのフ
ィルム1に撮像された画像を読み取るためのフィルムス
キャナ100と、色ずれ補正手段を備えるPC200と
がコネクタ22と接続コード23によって相互通信可能
に分かれている。
【0019】本実施形態のフィルムスキャナ100は、
原稿であるフィルム1の画像を撮像するためのリニアセ
ンサとしてCCD3を有し、このリニアセンサをモータ
ー駆動し、フィルム1の所望の画像を走査できるするよ
うに構成されている。
【0020】詳しくは、まずフィルムスキャナ100
は、フィルム1を照明するための蛍光灯7、およびこの
蛍光灯7を点灯し光量制御するインバータ回路2、蛍光
灯で照明されたフィルム画像を電気信号に変換する2ラ
イン型リニアセンサ(以下、単にリニアセンサと称す)
CCD3、フィルム画像をCCD3に導くレンズ6およ
び、クランプ回路、増幅、ガンマ変換、A/D変換を行
うガンマ(γ)変換型ADコンバータ(ADC)等から
成る画像処理回路4、そして更に、上記の撮像手段をス
テップ駆動するためのステッピングモータドライバによ
り駆動されるモーター5が配設され、各部位接続し統括
的に制御するRISC10によって制御されるように構
成されている。
【0021】このフィルムスキャナー100に装填した
フィルム1のコマ送りが行われ、所望のコマが光軸上に
位置決めされると、レンズ6、蛍光灯7およびCCD3
が一体的に当該画像の一方端から他方端の方向に動く走
査動作を行う。
【0022】続く次のコマのフィルム画像を読み込む場
合は、上述した方向とは逆の方向にCCD3等が動いて
走査動作を行う。このような双方向の走査方向による動
作によって、従来のようにCCDがいちいち基準位置
(例えば、フィルム画像の一方端側)にわざわざ戻って
から次の走査を行うという必要がなくなり、よって走査
時間を短縮することができる。
【0023】リニアセンサ3は前述した図14(c)に
示されたようなバッファ内蔵型であり、読み出しパルス
の制御によって、緑の信号に対して同時に撮像した赤、
青の信号を遅延させて出力させることができる。このよ
うな構造にすることにより一回の副走査でリニアセンサ
の幅だけ移動するような解像度(但しこれは実質的に最
高解像度を意味する)で一定の方向に走査する際には色
ずれが発生しない。
【0024】図中のRISC10には、原稿の読取りを
開始させるためのスタートSW20が接続されていると
共に、原稿読取りの際の「解像度」を所望により複数の
中から選択するための解像度選択SW21が接続されて
いる。この解像度選択SW21はトールスイッチであ
り、読取りの「解像度」は例えば「細かい」、「普
通」、「粗い」の3つの中から選択できるような切り替
え手段である。
【0025】また、PC200とのデータ通信用コネク
タ22は通信専用ICを介さずに接続されている。そし
て、このPC200とのデータ通信は、RISC10が
内部に保有する所定の通信ソフトウェアプログラムによ
って行えるように構成されている。
【0026】ここで仮に、前述した制御動作を単一のコ
ントローラーにてソフトウェア的に実行しようとする
と、CCDの読出しシーケンス、画像処理回路の制御シ
ーケンス、ステッピングモータ駆動シーケンスならび
に、接続したPC200とのデータ通信シーケンス、等
々の各種の処理シーケンスそのものが非常に高速性を要
する処理手順であることと、更にまた複数のこれらシー
ケンスが時間的に重複している故に、ますます高速処理
が要求されるものである故に、これらのシーケンスを実
行させる制御マイコンとしては、従来のようなCISC
(Complexed Instruction Set Computer)等のCPUを
用いてソフトウエア的に実行することは困難であること
が解る。
【0027】そこで、本実施形態の例では、RISC
(Reduced Instruction Set Computer)10を使用する
ことによりスキャナ本体側のCPUによるいわゆる「単
一コントローラー化」を達成し得る構成を採用してい
る。その結果、CISCでは1命令の実行に4クロック
の時間を要するところを、このRISC10では僅かに
1クロックで処理できるため、実質的にCISCの4倍
の高速処理が可能となる。
【0028】このようなRISC10の性能により、各
信号制御処理の待ち時間の間で、仮にCISCが30ス
テップの信号処理が可能であるならば、RISCを採用
してあれば、120ステップの信号演算処理が可能とな
り、従来より高度で複雑な信号演算や制御処理を行うこ
とが可能となると共に、S/Nの向上も可能となる。ま
た、より多くの複雑なシーケンス制御をソフトウエアプ
ログラムによって実行できる。
【0029】図2中のPC200には、画像信号を一時
記憶するためのRAM31と、図12が示す表2の補正
処理に関するテーブルが予め製造時に記憶されているE
EPROM32と、図示しない外部モニタ300へ処理
画像を出力するためのI/F回路33とがCPU30に
制御されるように接続されている。
【0030】また、CPU30はRAM31に記憶され
た画像信号から色ずれのないように画像信号を読み出す
色ずれ補正処理機能をも兼ね備えている。次に図3に
は、前述のリニアセンサとしてのCCD3の構造が示さ
れている。図示の如くこのリニアセンサは、緑(G) 用の
CCDをN個並べた開口幅dの緑用リニアセンサと、赤
(R) および青(B) 用のCCDを交互にN+1個並べた開
口幅dの赤青用リニアセンサとを間隔dだけ離間して、
それぞれを平行に配列した配置構造に構成されている。
さらに、上記の赤青用リニアセンサの出力分の色ずれ補
正用のバッファ1およびバッファ2を2つ直列に配備し
ている。
【0031】撮像動作が開始され、このリニアセンサに
一回目の読み出しパルスPL1が送信されると、緑用リ
ニアセンサからは画像信号(図中Gout 1 )がRISC
10に出力される。一方、赤青用リニアセンサからの画
像信号(図中RBout 1 )バッファに送られ、RISC
10には出力されない。次に、二回目の読み出しパルス
PL2が送信されると、バッファ1に蓄積されている信
号がバッファ2に転送される(図中RBout 2)。さら
に三回目の読み出しパルスPL3が送信されると、バッ
ファ2に蓄積されている画像信号がようやくRISC1
0に出力される(図中RBout 3)。
【0032】このように、赤青用リニアセンサからの画
像信号は2パルス分遅延させたタイミングでRISC1
0に出力されるので、PL1の送信からPL3送信まで
にリニアセンサ3を副走査方向(a)に距離2dだけ移
動させれば理論的に色ずれの無い画像信号が得られるこ
とになる。
【0033】次に、リニアセンサ3による原稿の撮像領
域と読取り解像度の関係を図4を参照しながら説明す
る。図4に示すように原稿をリニアセンサ3の幅で分割
し、それぞれを領域1、領域2、領域3、…と銘々す
る。この領域の中をリニアセンサ3は図示の矢印の副走
査方向(即ち、水平方向)に移動しながら原稿のフィル
ム中の画像を撮像する。
【0034】この副走査方向のうち右方向を方向
(a)、左方向を方向(b)と名付けるとする。副走査
のピッチは読取りの「解像度」によって変化し、解像度
選択SW21にて選択された解像度に対応した所定のピ
ッチで走査される。具体的には、選択された解像度が例
えば「細かい」である場合には、リニアセンサ3の積分
時間内に走査させる副走査移動量はリニアセンサ3のC
CDの開口幅dと同じだけの長さである。つまりこれは
細密モードに当たる解像度である。
【0035】また、選択された解像度が「普通」である
場合は、開口幅dの例えば2倍の移動量になるように設
定する。さらに、選択された解像度が「粗い」である場
合には、開口幅dの例えば5倍の移動量になるように設
定する。
【0036】以上のような条件の基で、読取りの「解像
度」と、緑および赤、青が同時に撮像される撮像領域を
総合的にまとめて作成したテーブルが図5に示す表1で
ある。よって表1によれば、例えば「解像度」として
「普通」が選択されている場合、緑用リニアセンサが領
域1〜2を撮像している瞬間には、他の赤青用リニアセ
ンサは領域3〜4を撮像していることがわかる。
【0037】さらに詳しく上述した表1に基づいて、副
走査方向、解像度の違いによっておこる「色ずれ量」の
違いを図6のグラフに示す。このグラフは色ずれ補正処
理をしない場合に読取り画像に発生する色ずれ量の変化
する傾向を示している。
【0038】当グラフの縦軸は、緑を基準位置に設定し
たときの赤、青の色ずれ方向とその色ずれ量を表わして
いる。なおここでは「色ずれ量」を撮像された画像の1
画素を単位として表わしている。例えば、副走査方向が
(a)方向であり、解像度として「普通」が選択されて
いる場合、緑の撮像領域が1〜2で同時に撮像される
赤、青の領域が3〜4であった場合、「色ずれ量」は
1. 0になる。グラフの横軸は解像度選択SW21にて
選択された読取りの「解像度」である。このように図6
から分かるように、読取りの「解像度」や副走査方向に
よって「色ずれ量」が大きく異なる。
【0039】そこで、本発明のスキャナシステムにおい
ては、読取りの解像度、副走査方向をパラメータとして
読取られた画像に発生するであろう「色ずれ量」を算出
し、その結果に基づいて色ずれ補正処理を施すことによ
り、常に色ずれの少ない画像を得られるようにしてい
る。
【0040】具体的には、上記のパラメータから一義的
に決まる6つの状態(即ち、図中のST1〜ST6)の
それぞれに対し、図12に示す表2のテーブルで設定さ
れているような所定の補正処理を施すことにより、色ず
れを補正している。
【0041】更に詳しく、この補正処理の方法を次のよ
うに説明する。まず、図2のRAM31にセットされた
色ずれ補正処理前の画像データを Ci (R(i,j) ,G
(i,j) ,B(i,j) )、色ずれ補正処理後の画像データを
Co (R(i,j) ,G(i,j),B(i,j) )と表す。なお
(i,j)は、それぞれ画像の副走査方向および主走査方向
の座標を表わす。
【0042】前述した表2に設定されている補正処理を
上記CiおよびCoを用いて表現すると次式のように表
せる。 Co (R(i,j) ,G(i,j) ,B(i,j) ) = Ci (R(i+Ns,j) ,G(i,j) ,B(i+Ns,j) ) …式(1) 但し、Nsは、(a)方向にNs画素分ずらす変位量。
【0043】上記の等式が成り立つように、画素をずら
す変位量(即ち、補正量)をNsの値に対応する制御を
行うことによって、その色ずれの状態STに最適な補正
処理を行うことができる。
【0044】その補正処理の結果、補正前の状態ST1
〜ST6の「色ずれ量」は、図7のグラフが表すように
軽減され、例えば解像度が「細かい」「普通」の場合は
色ずれ量が零に改善され、「粗い」場合もずれ量が激減
することがわかる。
【0045】なお、この表2が示す状態STと変位Ns
の対応テーブルはあらかじめEEPROM32に記憶さ
れており、補正処理時にCPU30によって逐次参照さ
れて色ずれの補正に利用される。
【0046】なお図9には、本発明のフィルムスキャナ
としての一例として、フィルムアダプタを組み込むこと
ができるスキャナ装置を例示している。図示のようなフ
ィルムスキャナは、走査対象とするカートリジフィルム
または、通常のロールフィルムを装填できるようなフィ
ルムアダプタを、着脱自在に組み込むことができる。す
なわち、図示する上下方向の矢印に示す向きに着脱にカ
ートリジフィルムを挿入すると、フィルム面は光軸上に
位置され、操作指令により自動的に所望するコマを探し
出してスキャン動作を行って画像信号を生成を行う。
【0047】一方、図示しないPCとしては、画像処理
専用のPCのみならず、基本的に本発明の補正処理動作
を実行できるものであれば、各種のPCであってもよ
い。この例のように、本発明のフィルムスキャナシステ
ムを構成するスキャナおよび情報処理装置には種々の形
態があり得る。
【0048】次に、本スキャナシステムの動作を図8の
フローチャートの流れに沿って説明する。まず、スター
トSWのオン操作により一連の当シーケンスがスタート
する。そして、RISCの指令によりインバータ回路が
制御され、フィルム照明用の蛍光灯が点灯される(S1
01)。
【0049】次に、RISCにより解像度選択SWの状
態が判断され、それに応じたCCDのステップ駆動がス
テッピングモータードライブ回路の制御で行われ、同時
に主走査方向の撮像が行われる(S102)。
【0050】続いて、CCDで撮像された画像信号が画
像処理回路にてクランプ、増幅、ガンマ変換および、A
/D変換された後、RISCに転送される(S10
3)。転送された画像信号はコネクタを経てPCに送出
され、PC内のRAMに記憶される(S104)。
【0051】以上の一連の各処理が、対象の画像の走査
中(S105のNOの場合)繰り返される。一方、フィル
ム画像の1コマ分の走査が終了すると(S105のYES
の場合)、読取りの「解像度」および副走査方向に関す
る情報(即ち、走査パラメータ)が、RISCよりPC
側にあるRAMにケーブルを経由して転送される(S1
06)。
【0052】続いて蛍光灯が消灯され(S107)、フ
ィルムスキャナ100側の処理を終了する。その後の処
理ステップS108〜S110はPC側に移行される。
すなわち、RAMにセットされた走査パラメータがCP
Uによって読み出される。このCPUは読み出した走査
パラメータを基にしてEEPROMに記憶されている補
正処理を規定したテーブルを参照しながら、色ずれ補正
のための補正量を決定する(S108)。
【0053】更にCPU30は、この決定された補正量
を基に、式(1)に従って緑成分の画像と赤青成分の画
像を副走査方向にずらしてRAMから読み出すことで、
色ずれの補正処理を行う(S109)。
【0054】この色ずれ補正処理が施された画像データ
は、I/F回路に送られて、図示しない外部モニタに適
応した信号形態に変換され送出される(S110)。そ
して本シーケンスを終了する。
【0055】(作用効果1)以上に説明した第1実施形
態では、リニアセンサにより得られた副走査方向の画像
情報を、補正処理を専用に行うためにその手順をプログ
ラム化したソフトウエアを備えるPC等の情報処理装置
に転送し、その解像度に対応する色ずれの状態に対応し
た補正処理のための制御方法を規定したテーブルをあら
かじめメモリ手段に保持し、そのメモリ手段に従った補
正動作を行うことにより、多くの色ずれが含まれていた
読取り画像情報を色ずれの無いまたは少ない画像情報を
再生成することができる。
【0056】よって、従来のような一方向しか許されな
かった走査の方向に対して、双方向を許す使用上におい
ても便利かつ迅速なスキャナ動作を可能とする。また、
従来必要であった色ずれ補正用の画像情報を保持するメ
モリが不要となり、よって、装置の小型化およびコスト
の低減化を実現することができる。
【0057】(第2実施形態)次に、本発明の第2の実
施の形態としてのスキャナシステムについて、関連する
図に基づき説明する。なお、前説の第1実施形態と同等
な構成等についてはその説明を省略する。
【0058】本実施形態のシステム構成は基本的に第1
実施形態と同じである。また、採用するリニアセンサ
は、例えば、色ずれ補正用の画像情報を保持するメモリ
用のバッファを持たない第1実施形態と同じ2ライン型
リニアセンサ(以下同様に、単にリニアセンサと称す)
を用いる。
【0059】また、リニアセンサの構造としての開口幅
とライン間の間隔は図4に示したと基本的に同等なサイ
ズとする。さらに、フィルムスキャナ本体にも同様に
(例えば、色ずれ補正用の画像情報を保持するメモリ用
の)バッファを有していない。
【0060】以上のように構成された本発明の第2実施
形態としてのスキャナシステムの特徴は、その色ずれに
関する補正処理の方法にある。そこで、この補正処理に
ついて主に図10、図11および図13の表3を参照し
ながら説明する。
【0061】図10のグラフには、本第2実施形態のス
キャナシステムの色ずれ補正処理前における読取り画像
情報に含まれる色ずれ量の増減の傾向が示され、リニア
センサの副走査方向と指定する「細かい」〜「粗い」解
像度の違いにより読取り画像に発生する色ずれ量の違い
を示している。
【0062】このグラフでは、前説の図6のグラフとは
異なり、リニアセンサの相反する2つの副走査方向
(a)および(b)において同程度の色ずれ量が発生す
ることを表している。つまり、走査する方向に関わらず
同等の色ずれが含まれるリニアセンサにより読み取られ
た画像情報を補正するためには、このグラフの傾向を考
慮した制御により補正処理を行う。
【0063】そこで次に上述の補正処理の際に参照する
表3を図13に示す。この表3は、本第2実施形態の補
正処理のために参照して使う色ずれの状態( ST) と変
位(Ns) を対応して示すテーブルである。
【0064】情報処理装置としてのPCにおいては、前
述の図8に示した補正処理手順におけるステップS10
6の「走査パラメータ転送」、S108の「補正量決
定」およびS109の「色ずれ補正」において、前出の
式(1)が成り立つように以下の色ずれ補正処理を行
う。
【0065】つまり、表3に従って、補正量に当たる変
位量Nsに対応する制御を行う。例えば、リニアセンサ
の副走査方向が(a)の場合(状態ST7)には、
(a)方向に−2画素分ずらす処理を行う、つまりこれ
は(b)方向に2画素分ずらす事と等価である。
【0066】一方、副走査方向が(b)の場合(状態S
T10)には、(a)方向に2画素分ずらす処理を行
う。以上の補正処理によって解像度「細かい」で読み取
られた画像情報は、色ずれ量が零に集束される。同様に
して「普通」「粗い」解像度についても改善される。
【0067】この改善された色ずれ量の違いを、図11
に本第2実施形態のスキャナシステムの色ずれ補正処理
後のを表すグラフとして副走査方向と解像度ごとに示し
ている。
【0068】(作用効果2)以上に説明した第2実施形
態においても、リニアセンサにより得られた副走査方向
の画像情報を、補正処理を専用に行うためにその手順を
プログラム化したソフトウエアを備えるPC等の情報処
理装置に転送し、その解像度に対応する色ずれの状態に
対応した補正処理のための制御方法を規定したテーブル
をあらかじめメモリ手段に保持し、そのメモリ手段の内
容に従った補正処理を行うことにより、色ずれが多く含
まれていた読取り画像情報を、色ずれの無いまたは少な
い改善された画像情報を再生成することができる。
【0069】また、従来のような一方向しか許されなか
った走査の方向に対し、双方向を許す使用上便利かつ迅
速なスキャナ動作をも可能とし走査方向に関わらない効
果が得られる。
【0070】また、従来必要であった色ずれ補正用の画
像情報を保持するメモリが不要となり、よって、装置の
小型化およびコストの低減化を実現することができる。 (変形実施形態)なお本発明の実施形態では、撮像素子
として2ライン型リニアセンサを用いたが、その代わり
に3ライン型リニアセンサなどライン構成の違うセンサ
を用いてもよい。その結果として当然、構造の違いによ
り「色ずれ量」は変わり、表2や表3に対応する補正処
理も変化するが、個々のリニアセンサに対応した補正処
理に応じたテーブルを同様に作成し、その情報をEEP
ROMに記憶させておけばよい。
【0071】また、テーブルの記憶手段としてはEEP
ROMに限定されず、ハードディスクやフロッピィディ
スク等の磁気的記憶手段やCD−ROMや光磁気ディス
ク等の光学的記憶手段であってもよい。
【0072】更に、これらの記憶手段に予め書き込まれ
ている情報を使用時に読み出してRAMに記憶させて別
途使用してもよい。 (その他の変形例)また、形態の例では、読取りの「解
像度」を「細かい」「普通」「粗い」の計3段階に規定
したが、もちろん更に多段階から選択できるようにして
もよい。
【0073】また、本例では、色ずれ補正処理の補正内
容を決定するパラメータとして「解像度」と副走査方向
を用いたが、その他、スキャナの光学性能など画像の色
ずれに関連する他のパラメータを用いてもよい。
【0074】なお、例示した第1および第2実施形態以
外にも本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変形実
施も可能であることは言うまでもない。以上、本発明に
ついて複数の実施形態に基づいて説明したが、本明細書
中には以下の発明が含まれる。
【0075】[1] 複数の固体撮像素子列から成るリ
ニアセンサによりカラー原稿画像を撮像するスキャナ
と、前記スキャナから出力される画像信号を変換する情
報処理装置とから成るスキャナシステムにおいて、前記
情報処理装置は、複数の前記固体撮像素子列から出力さ
れる画像信号間の色ずれを補正処理することを特徴とす
るスキャナシステム。
【0076】[2] カラー原稿画像を取り込むスキャ
ナシステムにおいて、複数の固体撮像素子列から成り、
前記カラー原稿画像を撮像して画像信号を出力するリニ
アセンサと、前記リニアセンサによる所定の撮像条件を
出力する制御手段とを有するスキャナと、前記制御手段
からの出力に基づいて、複数の前記固体撮像素子列によ
り撮像された画像信号間の色ずれを補正処理する色ずれ
補正手段を有する情報処理装置と、を具備することを特
徴とするスキャナシステム。
【0077】[3] 前記スキャナは、読み込みの解像
度を選択的に切り替える解像度選択手段を有し、前記制
御手段により出力される前記撮像条件は、前記リニアセ
ンサの副走査方向、または前記解像度選択手段により設
定された当該解像度であることを特徴とする[2]に記
載のスキャナシステム。
【0078】(1) カラー原稿画像を取り込むスキャ
ナシステムにおいて、複数の固体撮像素子列から成り、
前記カラー原稿画像を撮像して画像信号を出力するリニ
アセンサと、前記リニアセンサによる撮像条件を出力す
る制御手段とを有するスキャナと、前記制御手段からの
出力に基づいて、前記複数の固体撮像素子列により撮像
された画像信号間の色ずれを補正する色ずれ補正手段を
有する情報処理装置と、を具備することを特徴とするス
キャナシステム。
【0079】(2) 前記制御手段により出力される条
件は、前記リニアセンサの副走査方向であることを特徴
とする(1)に記載のスキャナシステム。 (3) 前記制御手段により出力される条件は、解像度
選択手段により設定された解像度であることを特徴とす
る(1)に記載のスキャナシステム。
【0080】(4) 前記制御手段により出力される条
件は、前記リニアセンサの副走査方向および解像度選択
手段により設定された解像度であることを特徴とする付
記(1)に記載のスキャナシステム。
【0081】(5) 前記色ずれの補正は、前記スキャ
ナの副走査方向または選択された解像度に基づいて、予
め作成されたテーブルを参照して行うことを特徴とする
付記(1)〜(3)に記載のスキャナシステム。
【0082】(6) 前記色ずれの補正は、前記制御手
段により出力された副走査方向の情報に基づいて、色ず
れ補正を行う場合と行わない場合があることを特徴とす
る(1), (2), (4)または(5)に記載のスキャ
ナシステム。
【0083】(7) カラー原稿画像を取り込むスキャ
ナシステムにおいて、複数の固体撮像素子列から成り、
前記カラー原稿画像を撮像して画像信号を出力するリニ
アセンサと、前記リニアセンサによる撮像条件を出力す
る制御手段とを有するスキャナと、前記スキャナから出
力された画像信号を一時記憶する記憶手段と、前記記憶
手段から画像信号を読み出すに際し、前記制御手段から
の出力に基づいて、前記複数の固体撮像素子列により撮
像された画像信号の読み出し位置をシフトさせる色ずれ
補正手段とを有する情報処理装置と、を具備することを
特徴とするスキャナシステム。
【0084】(8) 前記制御手段により出力される条
件は、前記リニアセンサの副走査方向であることを特徴
とする(7)に記載のスキャナシステム。 (9) 前記制御手段により出力される条件は、解像度
選択手段により設定された解像度であることを特徴とす
る(7)に記載のスキャナシステム。
【0085】(10) 前記制御手段により出力される
条件は、前記リニアセンサの副走査方向および解像度選
択手段により設定された解像度であることを特徴とする
(7)に記載のスキャナシステム。
【0086】(11) 前記情報処理装置が、パーソナ
ルコンピュータであることを特徴とする(1)〜(1
0)に記載のスキャナシステム。 (12) カラー原稿を撮像するためのリニアセンサを
有するスキャナと、前記スキャナで読み込まれた画像信
号の色ずれを補正する色ずれ補正手段を有するパーソナ
ルコンピューターと、から成ることを特徴とするスキャ
ナシステム。
【0087】(13) 前記パーソナルコンピュータで
行う色ずれ補正処理の処理内容は、前記リニアセンサの
副走査方向によって変更することを特徴とする(7)に
記載のスキャナシステム。
【0088】(14) カラー原稿を撮像するためのリ
ニアセンサと、前記リニアセンサによる撮像の解像度を
選択するための解像度選択手段とを有するスキャナと、
前記スキャナで読み込まれた画像信号の色ずれを前記解
像度選択手段により選択された解像度に応じて補正する
色ずれ補正手段を有するパーソナルコンピュータとから
成ることを特徴とするスキャナシステム。
【0089】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明のスキャナ
システムは、画像を読み取るスキャナと色ずれ補正を行
う情報処理装置とで構成されているため、スキャナ本体
やリニアセンサに必ずしも色ずれ補正のためのバッファ
を持つ必要がなく、スキャナ本体を小型軽量化すること
ができる。
【0090】また、画像を読み取る際の解像度によって
読取り画像の色ずれ量が異なってくるが、解像度に応じ
て色ずれ補正の補正量を変化させることにより、常に色
ずれの少ない画像を読み取ることができる。
【0091】さらに、色ずれ補正用のバッファをもつC
CDを有するスキャナにおいても副走査の方向によって
異なる色ずれ量を副走査の方向に応じて補正することが
できるので、双方向の走査が可能になり、1つの画像の
副走査が完了する都度撮像手段をスタート位置まで戻す
必要がない。よって、画像を連続して読み取る際などに
走査時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係わる実施形態のスキャナシ
ステムの概要を示すシステム構成図。
【図2】図2は、本発明の実施形態のフィルムスキャナ
と情報処理装置から成るフィルムスキャナシステムの構
成を示すブロック構成図。
【図3】図3は、本発明の実施形態のリニアセンサとし
てのCCDの構造と動作を示す構成図。
【図4】図4は、リニアセンサの画素配列と走査方向お
よび領域を示す説明図。次に、リニアセンサ3による原
稿の撮像領域と読取り解像度の関係を図4を参照しなが
ら説明する。図4に示すように原稿をリニアセンサ3の
幅で分割し、
【図5】図5は、本発明の実施形態のリニアセンサの読
取り解像度と原稿の撮像領域および撮像色の関係をテー
ブルで表す表1。
【図6】図6は、本第1実施形態のスキャナシステムの
色ずれ補正処理前の、副走査方向または解像度の違いに
より読取り画像に発生する色ずれ量の違いを示すグラ
フ。
【図7】図7は、本第1実施形態のスキャナシステムの
色ずれ補正処理後の改善された色ずれ量の違いを副走査
方向または解像度の違いにより示すグラフ。
【図8】図8は、本発明の実施形態のスキャナシステム
の動作手順を表すフローチャート。
【図9】図9は、本発明の実施形態のフィルムスキャナ
の一例としてのフィルムアダプタが組込み可能なスキャ
ナ装置を示す斜視図。
【図10】図10は、第2実施形態のスキャナシステム
の色ずれ補正処理前の副走査方向または解像度の違いに
より読取り画像に発生する色ずれ量の違いを示すグラ
フ。
【図11】図11は、第2実施形態のスキャナシステム
の色ずれ補正処理後の改善された色ずれ量の違いを副走
査方向または解像度の違いにより示すグラフ。
【図12】図12は、第1実施形態の補正処理のための
色ずれの状態( ST) と変位( Ns) を対応してテーブ
ルで示す表2。
【図13】図13は、第2実施形態の補正処理のための
色ずれの状態( ST) と変位( Ns) を対応してテーブ
ルで示す表3。
【図14】 図14(a)〜(c)は従来のリニアセン
サを模式的に示し、(a)は、2ライン型リニアセンサ
の構造図、(b)は、3ライン型リニアセンサの構造
図、(c)は、バッファ内蔵型の2ライン型リニアセン
サの構造図。
【符号の説明】
1…フィルム, 2…インバータ回路, 3…複数ライン型リニアセンサ(CCD), 4…画像処理回路, 5…モーター, 6…レンズ, 7…蛍光灯, 10…RISC(マイコン), 20…スタートSW, 21…解像度選択SW, 22…コネクタ, 23…接続ケーブル, 30…CPU, 31…RAM, 32…EEPROM, 33…I/F回路, 100…スキャナー, 200…パーソナルコンピュータ(PC), 250…色ずれ補正手段, 300…モニタ, S101〜S110…色ずれ補正処理の処理ステップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 9/09 H04N 1/46 Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の固体撮像素子列から成るリニアセ
    ンサによりカラー原稿画像を撮像するスキャナと、前記
    スキャナから出力される画像信号を変換する情報処理装
    置とから成るスキャナシステムにおいて、 前記情報処理装置は、複数の前記固体撮像素子列から出
    力される画像信号間の色ずれを補正処理することを特徴
    とするスキャナシステム。
  2. 【請求項2】 カラー原稿画像を取り込むスキャナシス
    テムにおいて、 複数の固体撮像素子列から成り、前記カラー原稿画像を
    撮像して画像信号を出力するリニアセンサと、前記リニ
    アセンサによる所定の撮像条件を出力する制御手段とを
    有するスキャナと、 前記制御手段からの出力に基づいて、複数の前記固体撮
    像素子列により撮像された画像信号間の色ずれを補正処
    理する色ずれ補正手段を有する情報処理装置と、を具備
    することを特徴とするスキャナシステム。
  3. 【請求項3】 前記スキャナは、読み込みの解像度を選
    択的に切り替える解像度選択手段を有し、 前記制御手段により出力される前記撮像条件は、前記リ
    ニアセンサの副走査方向、または前記解像度選択手段に
    より設定された当該解像度であることを特徴とする、請
    求項2に記載のスキャナシステム。
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