JPH09147294A - 車両制御装置及び車両制御特性付与装置 - Google Patents

車両制御装置及び車両制御特性付与装置

Info

Publication number
JPH09147294A
JPH09147294A JP7306300A JP30630095A JPH09147294A JP H09147294 A JPH09147294 A JP H09147294A JP 7306300 A JP7306300 A JP 7306300A JP 30630095 A JP30630095 A JP 30630095A JP H09147294 A JPH09147294 A JP H09147294A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
control
control characteristic
mode
vehicle control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7306300A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunari Shirai
白井  和成
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP7306300A priority Critical patent/JPH09147294A/ja
Publication of JPH09147294A publication Critical patent/JPH09147294A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両制御にドライバーの自由な意思を柔軟に
反映できるようにする。 【解決手段】 現在位置を出発点として目的地点までの
経路演算を実行し、演算結果を画面に表示する(S40
)。全区間統一モードとしない場合には(S50=NO)、
走行経路中のモード切換地点(Way Point )を特定し、
そこまでの区間の制御特性を決定するためのモード設定
がなされるのを待つ(S80,S90)。モード設定が終了し
たら、Way Point により区分けされた区間と制御モード
とを対応付けたテーブルを形成し、これを記憶する(S1
10)。この区分けと制御モードの設定は、ドライバーが
全く自由に行う。後は、GPS航法等で車両の現在位置
を特定し、当該位置に対応する区間について設定されて
いる制御モードを読み出して、これを各制御ECUに送
信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の運動特性や
車内環境等を制御するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、GPSと地図データベースとを利
用して、現在走行中の道路が一般路、山岳路、高速道路
等のいずれであるかを判別し、判別した道路の種類に応
じて4輪操舵の制御特性を切り換えるようにしたシステ
ムや(特開平5−69848号公報)、同じくGPSと
地図データベースとを利用して、平坦路、登坂路、降坂
路の別を判別し、自動変速機の制御特性を切り換えるよ
うにしたシステム(特開平6−272753号公報)が
知られている。
【0003】これらのシステムにより、車両が走行して
いる道路の種類に応じて緻密で的確な車両制御が可能に
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら従来の
システムはいずれも、ドライバーの好みとは無関係に勝
手に制御特性が決ってしまうため、例えば、山道をゆっ
たりと走りたいような場合でも、一律にサスペンション
特性が堅くなってしまってゆったりとした気分を味わえ
ないといった問題があった。
【0005】なお、特開平5−58201号公報記載の
システムは、ドライバーがマニュアルスイッチを操作す
る状況を地図データベースと関連付けて学習しておき、
この学習データに基づいてドライバーの個性を反映した
車両制御を行う様にしている。
【0006】しかし、これもその日その日のドライバー
の気分を反映することはできず、むしろ、普段と違った
走りをしたいといった要望には応えることができないと
いう問題があった。そこで、本発明は、車両制御にドラ
イバーの自由な意思を柔軟に反映できるようにすること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の車両制御装置は、目的地までの予定経路を
複数の区間に分けると共に各区間に対する車両の制御特
性を任意に指定できるようにし、この指定の結果と車両
の現在位置とに基づいて制御特性を決定して車両を制御
するようにした。
【0008】かかる装置を実現するための車両制御特性
付与装置は、ナビゲーションシステムにより車両の現在
地点が予定経路のどの区間内にあるのかを認識し、各区
間に対してドライバーが任意に指定しておいた設定値に
基づいて車両制御特性を制御装置に与える。ドライバー
が任意に制御特性を設定するためには、マニュアルによ
り設定値の書き込みを行えるようにする。
【0009】本発明によれば、例えば、予定経路中に山
道があるような場合に、普通は山道ではサスペンション
特性を堅めに設定しておくのであるが、ゆったりと走り
たいので逆にサスペンション特性を柔らかめに設定する
といったことができる。あるいは、丁度日の出の時刻ご
ろに通過する区間では日の出にちなんだ曲がCDプレー
ヤーから流れる様に設定したりするのもよい。
【0010】ここで、予定経路の区間分けは、例えば、
山岳路、高速道路、国道、市街地等のように、道路の特
性に応じて行う様にしてもよいが、ドライバーが地点を
指定することで任意に指定できるようにしておくと一層
よい。区間分けにおいてもドライバーの意思が反映でき
るからである。かかる装置によれば、ドライバーは、目
的地までの予定経路を自分の好みに応じて区間分けし、
各区間毎に、車両の制御特性をどのようにしたいかを設
定していくことができる。
【0011】なお、ドライバーが好みに応じて設定し得
る車両の制御特性は、サスペンション特性や燃料噴射制
御等といった車両の運動特性に関するものはもちろん、
CDプレーヤーの制御条件とか、エアコンの制御条件な
どといった車内環境的なものであっても構わない。
【0012】また、こうした制御特性の設定値は、複数
個の制御モードについてパターン化して記憶しておき、
このパターン化された複数個の制御モードのいずれかを
選択することで制御特性記憶手段への設定値の書き込み
を行うようにしておくと便利である。これは、上述の様
に、車両の制御特性としては、サスペンション特性、燃
料噴射量、点火時期、4WS制御条件、パワーステアリ
ングアシスト条件、変速パターン、…と非常に多岐に渡
るため、これらをいちいち入力するのでは煩雑となるか
らである。
【0013】ドライバーは、複数個の制御モードの中か
ら自分の好みに一番近いモードを選択するだけでよくな
り、制御特性の設定が簡便となるのである。なお、この
場合に、制御特性の設定値を、制御項目毎に任意な設定
も可能としておくとよい。一番近いモードを選択した後
で、さらに、好みに応じて個々の制御項目を修正すると
いったことができ、操作の利便性と高い自由度とを両立
させることができるからである。
【0014】また、本発明においては、上述した車両制
御特性付与装置が車両制御装置に対して付与する設定値
が切り替わるとき、その旨をアナウンスする様に構成し
ておくとよい。これにより、ドライバーは自分の設定し
た制御特性を再確認しながら運転を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、一例として次の様な形
態にて実施することができる。このシステムは、図1に
示す様に、いわゆるナビゲーションコントロールを司る
NAVI ECU11と、燃料噴射及び点火時期の制御
を司るEFI ECU13と、自動変速制御を司るEC
T ECU15と、電子スロットル制御を司る電子スロ
ットルECU17と、ブレーキ制御による車両の旋回安
定性制御を司るVSC ECU19と、4輪操舵制御を
司る4WS ECU21と、パワーステアリングによる
アシスト制御を司るパワステECU23と、シート位置
等の制御を司るシートECU25と、サスペンション特
性の制御を司るサスペンションECU27と、CDの演
奏制御を司るオーディオECU29とを備えている。
【0016】NAVI ECU11には、GPS衛星3
0からの信号を受信するGPS受信機31と、車輪速セ
ンサ33と、ヨーレートセンサ又は地磁気センサにより
構成される方位センサ35と、地図データベースを記憶
したCD−ROMを駆動するためのCD−ROMドライ
ブユニット37と、データ設定/表示装置39とが接続
されている。ここで、データ設定/表示装置39は、地
図を表示するための画面や、音声によるアナウンスを行
うためのスピーカや、各種のコマンド,数値等を入力す
るための操作パネルを備えたものである。
【0017】このNAVI ECU11は、GPS受信
機31の受信電波に基づいて車両の絶対位置を計算する
GPS航法と、車輪速センサ33及び方位センサ35の
検出信号に基づいて車両の移動方向及び移動量を算出し
て行う自律航法とを併用したものである。そして、GP
S衛星からの電波が受信できる間はGPS航法により、
電波が受信できない間は自律航法により車両の現在位置
を算出し、CD−ROM内の地図データベースと重ね併
せてナビゲーションコントロールを実行するようになっ
ている。
【0018】EFI ECU13には、燃料ポンプ4
1、インジェクタ43及び点火コイル45が接続されて
いる。そして、これら燃料ポンプ41等の駆動を制御す
ることで、燃料噴射量及び点火時期を制御している。そ
の他、ECT ECU15には自動変速機(A/T)の
アクチュエータ47が、電子スロットルECU17には
スロットルモータ49が、VSC ECU19にはブレ
ーキアクチュエータ51が、4WS ECU21には4
WSモータ53が、パワステECU23にはパワーステ
アリングモータ55が、シートECU25にはパワーシ
ートモータ57及びランバーサポート用のエアバルブ5
9が、サスペンションECU27にはサスペンションア
クチュエータ61が、オーディオECU29にはCDチ
ェンジャー63やイコライザー65が、それぞれ接続さ
れ、それぞれの制御特性に従って制御が行える様に構成
されている。なお、ランバーサポートとは、ドライバー
のわき腹に対するシートの密着性を変化させる様にシー
トの一部を空気で膨張させるようにした装置である。
【0019】NAVI ECU11は、他のECU1
3,15,…に対して、それぞれ制御特性を付与する手
段としての役割も担っている。このため、NAVI E
CU11には、表1に示す様なモード別制御パラメータ
テーブルが記憶できるようになっている。なお、「ノー
マル」等の各モードの意味は、表2に記載の通りであ
る。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】ここで、例えばEFI ECU13用の噴
射量のテーブルには、燃料増量条件、目標空燃比などの
制御特性が設定される。また、点火時期のテーブルに
は、点火遅角量などの制御特性が設定される。スロット
ルECU17用のテーブルには、図2に示す様な非線形
制御特性マップのいずれを選択するのかが設定される。
【0023】一方、表1のテーブルにおいて、例えば、
サスペンションECU27用の減衰係数のテーブルに
は、P1,P4として標準的な減衰係数が設定され、P
2には減衰係数としてハードが、P3,P5には減衰係
数としてソフトが設定されている。この様に、表1のテ
ーブルにおいて、制御特性は、ノーマル、スポーツ、…
の各モードの内、いくつかのモードについて同じ設定と
なることもあるのである。
【0024】また、オーディオECU29のCDチェン
ジャーの設定値は、単にCDチェンジャーのドライブ番
号を意味する。各ドライブにどの様な曲をセットするか
は、ドライバーの好みによる。従って、ドライバーは、
例えば、ノーマルモードを選んだ区間で聞きたい曲のC
DをCDチェンジャーのS1ドライブにセットしておけ
ばよい。
【0025】次に、NAVI ECU11による制御処
理の内容の内、本発明に関係する制御処理について説明
する。NAVI ECU11による経路設定処理の内容
を図3に示す。この処理が開始すると、まず、「目的地
を入力して下さい。」というメッセージを表示してドラ
イバーに目的地の入力を求める(S10)。ドライバー
はこの求めに応じて、データ設定/表示装置39の操作
パネルを操作して目的地点を入力する(S20=YE
S)。すると、NAVI ECU11は、現在位置を出
発点として目的地点までの経路演算を実行する(S3
0)。この演算は周知のナビゲーションシステムにおけ
るのと同じであり、最短距離条件、高速道路優先条件等
を加味して地図データベースを駆使することでどのよう
な経路で走行したらよいかを決定する処理である。この
経路演算が終ると、次に、演算結果をデータ設定/表示
装置39の画面に表示する(S40)。例えば、図4
(A)の様な具合いである。この例は、ドライバーが自
宅からスキー場へ行こうとしている場合の走行経路演算
結果を示している。
【0026】そして、全区間統一モードとするか否かを
問い合わせる(S50)。ドライバーがNOを選択した
場合には、走行経路中のモード切換地点(Way Po
int)の入力を促すため、「Way Pointを入
力して下さい。」というメッセージを表示する(S6
0)。そして、Way Pointが入力されたら(S
70)、「ここまでの区間のモードを設定して下さ
い。」というメッセージを表示し(S80)、この区間
の制御特性を決定するためのモードの設定を待つ(S9
0)。モードが設定されたら、設定終了か否かを問い合
わせ(S100)、終了していないならS60に戻る。
設定終了なら、S60以下を繰り返して設定された全て
のWay Pointと区間毎の制御モードとを対応付
けたテーブルを形成し、これを記憶する(S110)。
【0027】例えば、図4(B)に示す様に、今回の走
行経路を、市街地部分、高速道路部分、一般国道部分及
び山岳道路部分の4区間に分けて、それぞれに、「ノー
マルモード」、「エコノミーモード」、「スポーツモー
ド」及び「山岳路モード」を設定した場合、下記表の様
なテーブルが記憶されることとなる。従って、NAVI
ECU11は、表1に加えて、この表3を記憶するに
十分なメモリを備えている。
【0028】
【表3】
【0029】一方、統一モードが選択された場合には
(S50=YES)、デフォルトのモード設定をやり直
すか否かを問い合わせる(S120)。デフォルトモー
ド再設定が選択されたら、入力を待ってその結果をデフ
ォルトモードとして書き換え、このデフォルトモードを
統一モードとして記憶する(S130〜S150)。デ
フォルトモードの再設定が選択されない場合には、前回
までに設定されているデフォルトモードを全区間の統一
モードとして記憶する(S150)。なお、このデフォ
ルトモードは、車両が走行経路を外れた様な場合の制御
特性を与えるためにも用いられる。従って、S110の
後でも、S120〜S140と同様の処理が実行される
(S160〜S180)。NAVI ECU11のメモ
リは、このデフォルトモードの記憶も行うことになる。
【0030】こうして走行経路と走行経路内の制御特性
がドライバーのその日の気分等に基づいて自由に設定さ
れる。従って、例えば、山岳道路に対して必ずしも山岳
路モードを設定する必要はなく、スポーツモードを設定
して機敏な運転感覚を楽しんだり、なめらかモードを設
定してゆったりとした走行を楽しむ様にするのも自由で
ある。
【0031】次に、NAVI ECU11によるナビゲ
ーション制御の内容について説明する。ナビゲーション
制御は、図5,図6に示す様なルーチンに従って実行さ
れる。まず、GPS衛星からの電波の受信が行われてい
るか否かを判定する(S210)。これは、トンネル内
等の様にGPS衛星からの信号が全く受信できない場合
や、3つ以上のGPS衛星からの電波を受信できないよ
うな場合には自律航法で車両の現在位置を求める様に
し、3つ以上のGPS衛星からの電波を受信できている
場合にはGPS航法にて車両の現在位置を求める様に、
2つの航法を切り換えるためである。
【0032】3つ以上のGPS衛星から電波を受信でき
ている場合には、当該電波に基づいて車両の絶対位置を
計算する(S220)。一方、自律航法によるべき状態
においては、方位センサ35の検出信号から車両の進行
方向を演算し(S230)、車輪速センサ33の検出信
号から車両の移動距離を演算し(S240)、これらの
演算結果から車両の相対位置を演算する(S250)。
そして、この相対位置と前回の車両の絶対位置とから現
在の車両の絶対位置を推定する(S260)。
【0033】こうしてGPS航法又は自律航法により車
両の現在位置が求められたら、これまでの車両の走行軌
跡を演算する(S270)。そして、CD−ROMドラ
イブユニット37を駆動して地図データベースから道路
形状データを取り込む(S280)。そして、走行軌跡
と道路形状データとを用いたマップマッチング技術によ
り車両の道路上の位置を特定する(S290)。
【0034】S210からここまでの処理は、通常のナ
ビゲーション装置の制御処理と何等変わるものではな
い。この実施の形態における制御処理の特徴は、これに
続く処理にある。以下の制御処理では、上述の様にして
特定した車両の現在位置に基づいて、図6に示す様な制
御処理を実行する。まず、車両が予定経路上にいるか否
かを判定する(S300)。予定経路上にいる場合に
は、経路離脱フラグF1に1が設定されているか否かを
判定する(S310)。走行開始時にはF1は0に初期
化されている。従って、最初はS310=NOとなり、
現在位置に対して設定されている制御モード(最初の区
間の制御モード)を検索する(S320)。そして、検
索結果を各ECU13,15等とデータ設定/表示装置
39に送信する(S330)。これを受けて、各ECU
13,15等では、車両の現在走行中の区間に対してド
ライバーが設定した制御特性にて燃料噴射制御等を実行
する。
【0035】次に、設定されているWay Point
を中心とする半径100mの領域内に初めて侵入したか
否かを判定する(S340)。初めて侵入したと判定さ
れた場合には、次の区間に対して設定されているモード
の名称を検索し、「まもなく**モードに切り替わりま
す。」というアナウンス情報をデータ設定/表示装置3
9へ送信する(S350)。
【0036】一方、Way Pointに対して半径1
00mの領域内に初めて侵入した訳ではない場合には、
即ち、Way Pointにまだ十分に接近していない
場合及びWay Pointに接近して半径100m以
内に既に侵入している場合には、Way Pointを
通過した直後か否かを判定する(S360)。通過直後
である場合には、この新たな区間に対して設定されてい
るモードの名称を当てはめて、「ただいま**モードに
切り替わりました。」というアナウンス情報をデータ設
定/表示装置39へ送信する(S370)。この場合、
直前に実行されたS320,S330の処理により、新
しい区間の制御モードが各ECU等へ既に送信されてい
る。これを受けて、各ECU13,15等では、車両の
制御特性をドライバーの設定に従って切り替えることに
なる。
【0037】一方、S300にて予定経路上にいないと
判定された場合には、予定経路をはずれたまま200m
走行したか否かを判定する(S410)。予定経路をは
ずれているがまだ200m走行していないという場合に
は、そのままこのルーチンを抜ける。しかし、予定経路
をはずれたまま200m走行した場合には、経路離脱フ
ラグF1に1をセットし(S420)、デフォルトモー
ドの名称を当てはめて、「予定経路をはずれました。た
だいま**モードに切り替えます。」というアナウンス
情報をデータ設定/表示装置39へ送信する(S43
0)。そして、デフォルトモードを各ECU13,15
等とデータ設定/表示装置39に送信する(S44
0)。これにより、予定経路を外れた場合の車両の制御
特性がデフォルトモードに変更される。
【0038】こうしてデフォルトモードでの制御を行う
内に車両が再び予定経路に復帰すると、S300の判定
がYESとなる。今度は、F1=1なので、S310が
YESとなり、復帰後200mを走行したか否かの判定
が行われる(S450)。ここでNOと判定された場合
には、S440へ戻り、デフォルトモードによる制御が
続行される。
【0039】そして、復帰後200mを走行すると、ま
ず、経路離脱フラグF1を0にリセットし(S46
0)、今度は、「予定経路に戻りました。**モードに
切り替えます。」というアナウンス情報をデータ設定/
表示装置39へ送信する(S470)。そして、S32
0へと処理が進行し、予定経路上の現在位置に対応する
制御モードを検索して各ECUへ送信される。こうして
予定経路に対して設定されている制御モードに戻ること
になる。
【0040】この様に、このNAVI ECU11によ
ると、ドライバーが好みに応じて自由に設定した制御モ
ードに従った燃料噴射制御等が、車両の現在位置との関
係により的確に実行されることになる。次に、各ECU
での制御処理の内容の一例を図7にて説明する。図7の
例は、スロットルECU17における制御処理である。
【0041】スロットルECU17では、制御モード情
報を受信したら(S610=YES)、今回受信した新
モードが前回受信している旧モードと同じか否かを判定
する(S620)。違っている場合には、制御モードと
して新モードを設定し(S630)、この新モードに応
じた非線形制御マップを選択する(S640)。そし
て、選択されている非線形制御マップに従って、電子ス
ロットルの開閉制御を実行する(S650)。新モード
と旧モードとが同じの場合には、S630,S640の
処理はパスする。
【0042】以上、本発明の実施の形態の一例を説明し
たのであるが、本発明は、これ以外の形態で実施しても
よいことはもちろんである。例えば、NAVI ECU
11を含む各ECUを統括制御する統括ECUを別途設
ける様にしてもよい。また、上述の例でNAVI EC
U11のメモリに記憶させるようにした各テーブルは、
それぞれのECU13,15等のメモリの方に記憶させ
るようにし、NAVI ECU11は各ECU13,1
5等に対して車両の現在位置の情報を与えるだけの構成
としておき、各ECU13,15等の方で区間毎の制御
モードを検索して制御を行う様にしてもよい。
【0043】また、制御モードの設定の仕方について
も、上述のものに限る必要はなく、例えば、「快晴モー
ド」、「スノーモード」、「レインモード」等といった
設定の仕方をしてもよい。さらに、表1の様なテーブル
から制御モードを選択するのではなく、各制御項目につ
いて、それぞれ数値でゲンインを入力するなどして、全
く自由に制御特性を書き込み様にしてもよい。制御特性
の設定がやや煩雑にはなるが、ドライバーの設定の自由
度が高くなる。なお、この様な自由度の高い設定方法
と、上述した様ないくつかの制御モードから選択する設
定方法の両方を併用しておくと操作性よく、しかも高い
自由度による制御特性の設定が可能となる。
【0044】加えて、制御対象も、上述したものに限ら
ず、エアコンその他、電子制御可能な装置はすべて対象
として構わない。例えば、目的地近くでは眠けざましと
なるようにエアコンの効きを良くしておくなどといった
設定が可能となり、ドライバーの好みや体調等を柔軟に
反映させる点で、上述の各制御対象と同様だからであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発明の実施の形態としての装置構成の全体を
示すブロック図である。
【図2】 電子スロットルに対する非線形制御マップの
説明図である。
【図3】 経路設定ルーチンのフローチャートである。
【図4】 経路設定の様子を示す説明図である。
【図5】 経路案内ルーチンのフローチャートである。
【図6】 経路案内ルーチンのフローチャートである。
【図7】 スロットルECU制御ルーチンのフローチャ
ートである。
【符号の説明】
11・・・NAVI ECU、13・・・EFI EC
U、15・・・ECTECU、17・・・電子スロット
ルECU、19・・・VSC ECU、21・・・4W
S ECU、23・・・パワステECU、25・・・シ
ートECU、27・・・サスペンションECU、29・
・・オーディオECU、30・・・GPS衛星、31・
・・GPS受信機、33・・・車輪速センサ、35・・
・方位センサ、37・・・CD−ROMドライブユニッ
ト、39・・・データ設定/表示装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G08G 1/0969 G08G 1/0969 // B62D 137:00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目的地までの予定経路を複数の区間に分
    けると共に各区間に対する車両の制御特性を任意に指定
    できるように構成し、該指定の結果と車両の現在位置と
    に基づいて制御特性を決定して車両を制御するように構
    成した車両制御装置。
  2. 【請求項2】 地図情報を記憶した地図記憶手段と、 目的地までの予定経路を設定する予定経路設定手段と、 該設定された予定経路上の複数の区間に対して、各区間
    での車両の制御特性の設定値をそれぞれ記憶する制御特
    性記憶手段と、 該制御特性記憶手段内に任意の設定値をマニュアルで書
    き込むマニュアル書き込み手段と、 車両の絶対位置を検出する絶対位置検出手段と、 該検出された絶対位置が地図上のどの地点に該当するの
    かを認識する地点認識手段と、 該認識された地点に基づいて、前記制御特性記憶手段内
    の設定値を読み出して車両制御装置に与える設定値付与
    手段とを備えた車両制御特性付与装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の車両制御特性付与装置に
    おいて、前記マニュアル書き込み手段が、予定経路に対
    する区間分けの条件を指定して予定経路を複数の区間に
    分ける区分手段を備えたことを特徴とする車両制御特性
    付与装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の車両制御特性付与装置に
    おいて、前記区分手段を、予定経路中の地点を指定する
    ことにより区間分けの条件を指定する手段として構成し
    たことを特徴とする車両制御特性付与装置。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれか記載の車両制御
    特性付与装置において、 前記制御特性記憶手段内に書き込むべき設定値を、複数
    個の制御モードについてパターン化して記憶する制御パ
    ターン記憶手段を備え、 前記マニュアル書き込み手段は、該パターン化された複
    数個の制御モードのいずれかを選択することで前記制御
    特性記憶手段への設定値の書き込みを行う手段として構
    成されたことを特徴とする車両制御特性付与装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の車両制御特性付与装置に
    おいて、前記制御特性の設定値を、制御項目毎に任意な
    設定も可能としておくことを特徴とする車両制御特性付
    与装置。
  7. 【請求項7】 請求項2〜6のいずれか記載の車両制御
    特性付与装置において、車両制御装置に対して付与する
    設定値が切り替わるとき、その旨をアナウンスする様に
    構成したことを特徴とする車両制御特性付与装置。
JP7306300A 1995-11-24 1995-11-24 車両制御装置及び車両制御特性付与装置 Pending JPH09147294A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7306300A JPH09147294A (ja) 1995-11-24 1995-11-24 車両制御装置及び車両制御特性付与装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7306300A JPH09147294A (ja) 1995-11-24 1995-11-24 車両制御装置及び車両制御特性付与装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09147294A true JPH09147294A (ja) 1997-06-06

Family

ID=17955449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7306300A Pending JPH09147294A (ja) 1995-11-24 1995-11-24 車両制御装置及び車両制御特性付与装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09147294A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09259397A (ja) * 1996-03-22 1997-10-03 Toyota Motor Corp 自動変速機の制御装置
JP2004299507A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Toyota Motor Corp 車高調整装置
JP2005511401A (ja) * 2001-12-14 2005-04-28 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 走行区間に応じて車両に対して影響を与える方法及び装置
JP2005225430A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Denso Corp 走行支援装置
JP2006213160A (ja) * 2005-02-03 2006-08-17 Toyota Motor Corp 車輌の挙動制御装置
WO2008038449A1 (fr) * 2006-09-28 2008-04-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha dispositif d'affichage pour véhicule, procédé de commande de DISPOSITIF D'AFFICHAGE POUR VÉHICULE, PROGRAMME, et support d'enregistrement SUR LEQUEL EST enregistré un programme
JPWO2008038466A1 (ja) * 2006-09-28 2010-01-28 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置および車両の制御方法、車両の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムおよびプログラムを記録した記録媒体
JP2010537164A (ja) 2007-08-16 2010-12-02 ルノー・トラックス 自動車の車載制御装置の制御パラメータを調節するシステムおよび方法
JP2013126788A (ja) * 2011-12-16 2013-06-27 Denso Corp 車両走行モード切替装置
JP2013189109A (ja) * 2012-03-14 2013-09-26 Honda Motor Co Ltd 車両用サスペンション制御システム
JP2015506308A (ja) * 2012-01-25 2015-03-02 ジャガー ランド ローバー リミテッドJaguar Land Rover Limited 動力車のパワートレインの適応制御
JP2015506307A (ja) * 2012-01-25 2015-03-02 ジャガー ランド ローバー リミテッドJaguar Land Rover Limited 動力車のパワートレインの適応制御

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09259397A (ja) * 1996-03-22 1997-10-03 Toyota Motor Corp 自動変速機の制御装置
JP2005511401A (ja) * 2001-12-14 2005-04-28 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 走行区間に応じて車両に対して影響を与える方法及び装置
JP2004299507A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Toyota Motor Corp 車高調整装置
JP4577641B2 (ja) * 2004-02-16 2010-11-10 株式会社デンソー 走行支援装置
JP2005225430A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Denso Corp 走行支援装置
JP2006213160A (ja) * 2005-02-03 2006-08-17 Toyota Motor Corp 車輌の挙動制御装置
US8285433B2 (en) 2006-09-28 2012-10-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle control device, vehicle control method, and recording medium having program recorded thereon
JPWO2008038466A1 (ja) * 2006-09-28 2010-01-28 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置および車両の制御方法、車両の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムおよびプログラムを記録した記録媒体
EP2071285A1 (en) * 2006-09-28 2009-06-17 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Display device for vehicle, method of controlling display device for vehicle, program, and recording medium having program recorded thereon
JP4636182B2 (ja) * 2006-09-28 2011-02-23 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置および車両の制御方法、車両の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムおよびプログラムを記録した記録媒体
US8116973B2 (en) 2006-09-28 2012-02-14 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicular display device, method of controlling the same, program, and storage medium having program stored therein
WO2008038449A1 (fr) * 2006-09-28 2008-04-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha dispositif d'affichage pour véhicule, procédé de commande de DISPOSITIF D'AFFICHAGE POUR VÉHICULE, PROGRAMME, et support d'enregistrement SUR LEQUEL EST enregistré un programme
EP2071285A4 (en) * 2006-09-28 2013-01-16 Toyota Motor Co Ltd DISPLAY DEVICE FOR VEHICLE, DISPLAY DEVICE CONTROL METHOD FOR VEHICLE, PROGRAM, AND RECORDING MEDIUM HAVING A PROGRAM RECORDED THEREON
JP2010537164A (ja) 2007-08-16 2010-12-02 ルノー・トラックス 自動車の車載制御装置の制御パラメータを調節するシステムおよび方法
US9938916B2 (en) 2007-08-16 2018-04-10 Volvo Truck Corporation System and method for adjusting control parameters of an onboard control device in an automotive vehicle
JP2013126788A (ja) * 2011-12-16 2013-06-27 Denso Corp 車両走行モード切替装置
JP2016186310A (ja) * 2012-01-25 2016-10-27 ジャガー ランド ローバー リミテッドJaguar Land Rover Limited 動力車のパワートレインの適応制御
JP2015506307A (ja) * 2012-01-25 2015-03-02 ジャガー ランド ローバー リミテッドJaguar Land Rover Limited 動力車のパワートレインの適応制御
US9399396B2 (en) 2012-01-25 2016-07-26 Jaguar Land Rover Limited Adaptive control of motor vehicle powertrain
JP2015506308A (ja) * 2012-01-25 2015-03-02 ジャガー ランド ローバー リミテッドJaguar Land Rover Limited 動力車のパワートレインの適応制御
US9555703B2 (en) 2012-01-25 2017-01-31 Jaguar Land Rover Limited Adaptive control of motor vehicle powertrain
US10081371B2 (en) 2012-01-25 2018-09-25 Jaguar Land Rover Limited Adaptive control of motor vehicle powertrain
US10094317B2 (en) 2012-01-25 2018-10-09 Jaguar Land Rover Limited Adaptive control of motor vehicle powertrain
JP2013189109A (ja) * 2012-03-14 2013-09-26 Honda Motor Co Ltd 車両用サスペンション制御システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1254349B1 (en) A navigation system with unique audio tones for maneuver notification
EP0929058B1 (en) Vehicle route guidance apparatus for researching for a route when vehicle goes out of route
JP5447662B2 (ja) 走行モデル作成装置及び運転支援装置
JP2000221049A (ja) 車両状況把握装置、エージェント装置、および、車両制御装置
JPH09147294A (ja) 車両制御装置及び車両制御特性付与装置
US5899953A (en) Running control device mounted in a vehicle
JP2006282073A (ja) 車両制御装置,車両制御システム及び車両制御方法
JP3546537B2 (ja) 車載用ナビゲーションシステム
JP2000043652A (ja) 車載用装置の表示制御方式
JP2003002094A (ja) 車両用搭乗者支援装置
JP4543444B2 (ja) 車両制御装置
JP2715214B2 (ja) 車両走行案内装置
JP3858313B2 (ja) 車両制御装置
US6680670B2 (en) On-vehicle electronic apparatus and information notification method
JP3601106B2 (ja) 車両制御装置
JP2001304889A (ja) 移動体用ナビゲーション方法及びその装置
JPH0798233A (ja) 自動車のナビゲーション装置
JP2002188933A (ja) ナビゲーション装置
JP2003028659A (ja) 経路設定装置、プログラム、及び、ナビゲーション装置
JPH10184900A (ja) 車両制御装置
JP3090428B2 (ja) 車両制御装置
JPH1061759A (ja) 車両制御装置
JP3598926B2 (ja) 車両制御装置、車両制御方法及びそのプログラムを記録した記録媒体
JP3414305B2 (ja) ナビゲーション装置
JP2009134552A (ja) 運転支援装置、運転支援方法及びコンピュータプログラム