JPH09147047A - カードリーダライタ - Google Patents

カードリーダライタ

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JPH09147047A
JPH09147047A JP7298502A JP29850295A JPH09147047A JP H09147047 A JPH09147047 A JP H09147047A JP 7298502 A JP7298502 A JP 7298502A JP 29850295 A JP29850295 A JP 29850295A JP H09147047 A JPH09147047 A JP H09147047A
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Yukio Ito
伊藤  幸男
Yoshihisa Hirayama
能久 平山
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Nippon Conlux Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カードに記録された情報の読取りや書込みを行
うカードリーダライタにおいて、メンテナンス時の操作
性を向上させ、また故障の発生やカード位置の検出ミス
を可及的に防止する。 【解決手段】カバー支承手段6によりカバー3を装置本
体2の一端で回動自在に支承するとともに、カバー開閉
手段7によりカバー3を装置本体2の他端で係合固定ま
たは離間させるようにする。また、下部センサカバー9
4等のセンサ保護手段を設けることにより、光センサへ
の液物や埃等の付着を可及的に防止する。さらに、第1
の液物案内溝25等の液物案内手段を各所に設けること
により、外部から流入した液物を内部の電子部品に接触
させることなしに外部に排出するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種の情報記憶
カードに記録された情報の読取り、あるいはカードへの
情報の書き込み等の処理を行うカードリーダライタに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、磁気記憶領域を有する磁気カ
ード、光記憶領域を有する光カード、あるいは光記憶領
域とIC記憶領域の双方を有するハイブリッドカード等
の情報記憶カード(以下単にカードという)が広く使用
されている。そして、これらのカードに記録された情報
の読取り、あるいはカードへの情報の書き込み、またカ
ードに書き込まれた情報をチェックし、さらにはカード
使用者に磁気記録情報を目視伝達するパンチ孔(特に、
ある一定の金額の金額情報等を記録したプリペイドカー
ドを用いて物品や乗車券及び電話用の回数券として使用
する場合、その磁気記録された金額情報の残度数を目視
できるために設けられた孔)の形成にカードリーダライ
タが使用されている。
【0003】従来、このようなカードリーダライタで
は、カードへの情報の書き込み、あるいは読取り等を行
なわせるために、モータを動力源とするベルト式搬送機
構を使用し、カードをこのベルト式搬送装置により光セ
ンサ間を走行させている。そして、カード搬送路内を走
行するカードを光センサが検出すると、ベルトの駆動を
停止または始動して、上述した各種の処理を行わせるよ
うにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のカード
リーダライタでは、カードが走行するカード搬送路を固
定したものが多いが、メンテナンス性を重視したもので
は、カード搬送路の上面(以下、上搬送路)を形成する
カバーをビス等により固定し、必要に応じて開閉できる
ように構成したものもある。ところで、近年のカードの
普及に伴って、カードリーダライタを屋外に設置するこ
とが多くなり、その使用環境は年々過酷なものとなって
いる。こうした状況下では、メンテナンスの回数も格段
に増えることになるが、このときにカード搬送路を簡単
に開閉できないと、メンテナンス作業に手間と時間がか
かるだけでなく、保守費用の増加をも招くことになる。
ちなみに、カバーをビス等により固定するようにしたも
のでは、カバーを開閉する毎にドライバ等の工具が必要
となるうえ、カバーを装着した際にビスの締め忘れや締
付け不足等が起き易く、これが故障の原因となることも
あった。
【0005】また、上述した光センサは、カード搬送路
の上下に配置された発光素子と受光素子からなり、これ
ら素子の間をカードが走行したときの光の透過/遮断に
よりカードの位置を検出している。この発光素子および
受光素子は、それぞれ上搬送路および下搬送路の所定位
置に配設されており、流入した液物や埃等が素子の表面
に溜まるとカードの正確な位置検出ができなくなるの
で、定期的これを除去する必要がある。しかしながら、
各素子は上下の搬送路に埋め込まれた形で配設されてい
るため、素子の周囲に形成される窪みに入り込んだ液物
や埃等を除去するのが難しく、メンテナンス作業に手間
と時間がかかっていた。
【0006】一方、従来のカードリーダライタでは、カ
ード搬送路の下面(以下、下搬送路)を形成する装置本
体の上面に開口部を設け、この中にカード搬送ローラ、
磁気ヘッド等の部品を配設していた。ところが、上面の
開口部内に部品を配設した構成では、カード挿入口から
流入した水等の液物が開口部から入り込み、機器内部に
溜まるため、制御基板がショートするなどの問題を生じ
ていた。
【0007】さらに従来のカードリーダライタでは、光
センサの位置が不正確になり易いという問題点がある。
すなわち、上述したカバーをビス等により固定するよう
にしたものでは、カバーを装置本体に装着した時に位置
ずれが生じ易く、上下に配置されたセンサの位置がずれ
てカードの正確な位置検出ができなくなるおそれがあっ
た。なお、メンテナンス性を改善する目的で装置本体と
カバーの一端を蝶番により回動自在に支承するようにし
たものでは、蝶番の回動部分にガタや遊びが生じ易いた
め、センサの位置ずれを防止することは困難であった。
【0008】この発明は、メンテナンス時の操作性を向
上させるとともに、故障の発生やカード位置の検出ミス
を可及的に防止するようにしたカードリーダライタを提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明に係わるカードリーダライタは、カバーと
装置本体との間に形成されるカード搬送路内にカードを
走行させ、当該カードに記録された情報の読み取り、あ
るいはカードへの情報の書き込み等の処理を行うカード
リーダライタにおいて、前記カバーの一端に配設された
支承軸と、前記装置本体に形成された断面略U字形状の
軸受け部と、当該軸受け部に載設される押え部材とから
構成され、前記支承軸を前記軸受け部と押え部材との間
で挾持することにより、前記カバーの一端を前記支承軸
を中心として回動自在に支承するカバー支承手段と、前
記カバーの他端に配設されたクランプと、前記装置本体
に形成されたクランプ孔とから構成され、前記クランプ
の先端とクランプ孔とを係合させることにより前記カバ
ーと装置本体とを係合固定し、前記クランプの先端とク
ランプ孔との係合を解除することにより前記カバーと装
置本体とを離間するカバー開閉手段と、前記装置本体内
に形成され、外部から流入した液物を内部の所定部品に
接触させることなしに外部に案内する液物案内手段と、
前記カード搬送路上に配設された光センサの表面を覆う
センサ保護手段とを具えた構成としている。
【0010】
【発明の実施の形態】上述したカードリーダライタにお
いて、カバー開閉手段のクランプは、略L字形状の先端
部と、一方向に付勢されたハンドルにより構成され、前
記ハンドルを付勢方向に抗して押圧するとともに、所定
の回転角度だけ一方向に回転させることにより前記先端
部と前記クランプ孔を係合し、前記ハンドル部を所定の
回転角度だけ他方向に回転させることにより前記先端部
と前記クランプ孔との係合を解除するように構成され
る。
【0011】また前記液物案内手段は、カードを搬送す
るカード搬送ローラの周囲と、カードに記録された情報
の読み取り、あるいはカードへの情報の書き込みを行う
磁気ヘッドの周囲に配設される。
【0012】さらにセンサ保護手段は、カードの搬送方
向に沿って一体に形成された透明のプラスチック板によ
り構成される。
【0013】
【実施例】以下、この発明に係わるカードリーダライタ
を、磁気カードリーダライタに適用した場合の実施例を
図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】図1は、この実施例における磁気カードリ
ーダライタ1の外観を示す概念斜視図である。
【0015】この磁気カードリーダライタ1は、後述す
る図示せぬカード搬送ローラ、磁気ヘッド、光センサ等
を収容した装置本体2と、この装置本体2に対して回動
自在に支承されたカバー3と、前記装置本体2の正面を
覆うフロントパネル4とから構成されている。このフロ
ントパネル4の略中央にはカード挿入口5が形成されて
おり、磁気カードはこのカード挿入口5から挿入され、
情報の読み取りや書き込み、パンチ孔の穿孔等の処理が
行われた後、再び利用者に返却される。
【0016】上述したカバー3の一端は、後述するカバ
ー支承手段6により回動自在に支承され、またカバー3
の他端は後述するカバー開閉手段7により装置本体2に
対して開閉自在に係合固定されている。
【0017】カバー支承手段6は、図1の部分平面図で
ある図2と、図2の一部破断側面図である図3に示すよ
うに、カバー3の一端に配設された支承軸8と、装置本
体2に形成された断面略U字形状の軸受け部9と、この
軸受け部9の上部に載設されたガイドプレート10によ
り構成されている。なお、図3の一部破断面は、図2の
AA断面に相当している。
【0018】上述したカバー支承手段6では、支承軸8
が軸受け部9の略U字形状の部分に嵌め込まれており、
その上部には、軸受け部9の上面を覆うようにガイドプ
レート10が載設されている。このガイドプレート10
の両端は装置本体2に対してビス11によりねじ止めさ
れており、これにより支承軸8は軸方向と直行する方向
への移動が規制される。こうした構成によると、支承軸
8は軸受け部9とガイドプレート10の間に挾持される
ことになるため、カバー3は支承軸8を中心として装置
本体2に回動自在に支承されることとなる。なお、軸受
け部9の略U字形状の部分は、カバー3の支承軸8を嵌
め込んだときにガタや遊びが生じないように、支承軸8
の直径と同径となるように形成されている。また、カバ
ー3の反対側のカバー支承手段6も同一構成により装置
本体2に回動自在に支承されている。
【0019】一方、図1で示すカバー開閉手段7は、図
1の部分平面図である図4と、図4のBB断面に相当す
る概念断面図である図5に示すように、カバー3に配設
されたクランプ12と、装置本体2に形成されたクラン
プ孔13により構成されている。なお、カバー3の左右
に配設されたカバー開閉手段7は同一構成であるため、
適宜符号を省略する。
【0020】上述したクランプ12は、開閉操作を行う
ためのハンドル12aと、前記装置本体2のクランプ孔
13と係合するフックプレート14から構成されてい
る。このうち、ハンドル12aは全体として断面略凸形
状に形成されており、下方の端部には、フックプレート
14の一端がビス15によりねじ止めされている。この
フックプレート14のねじ止めされていない方の端部
(以下自由端14aという)は、後述するようにハンド
ル12aが時計または反時計方向に回されたときに、こ
れに応じて時計または反時計方向に回動する。
【0021】ハンドル12aの上面中央には、ユーザが
開閉操作を行う際に指先を掛けるための断面略凸形状の
突起12bが直径方向に形成されており、この突起12
bの方向とフックプレート14の長手方向が一致するよ
うに配置されている。また、突起12bの一方の先端に
は合わせマークaが形成されている。この合わせマーク
aは、ハンドル12aを平面的に見たときにフックプレ
ート14の自由端14aと反対側に位置するように配設
されている。また、カバー3上面のカバー開閉手段7の
近房には、固定用マークbと解除用マークcが90度の
角度をもって配設されている。なお、図4ではハンドル
12aを回す方向が矢印により示されている。
【0022】さらに、クランプ12のハンドル12aと
カバー3の間にはコイルスプリング16が配設されてお
り、クランプ12を常時上方向に付勢している。なお、
図5で符号17はハンドル12aとコイルスプリング1
6との間に配設されたカラーである。
【0023】一方、装置本体2には、前記クランプ12
のフックプレート14と係合するクランプ孔13が形成
されている。このクランプ孔13は、図5で示すように
断面略L字形状に形成されており、装置本体2の側方に
はフックプレート14の先端と係合する開口部13aが
形成されている。
【0024】次に、上述したカバー開閉手段7によりカ
バー3を開閉する場合の動作について説明する。なお、
図4および図5において、向かって右側に配設されたク
ランプ12は装置本体2のクランプ孔13と係合してい
ない状態を示し、左側に配設されたクランプ12は装置
本体2のクランプ孔13と係合した状態を示している。
【0025】カバー3を装置本体2に係合固定する場合
には、図4の右側のクランプ12のように、ハンドル1
2aの合わせマークaを解除用マークcの位置に合わ
せ、ハンドル12aのカラー17がクランプ孔13の上
面の側縁に接する位置までハンドル12aをコイルスプ
リング16の付勢力に抗して下方に押し込む。そして、
この状態でハンドル12aを90度時計方向に回転さ
せ、合わせマークaを固定用マークbに合わせる。する
と、クランプ12の下方に設けられたフックプレート1
4の自由端14aがクランプ孔13の開口部13aから
突出する。この状態でハンドル12aから手を離すと、
クランプ12はコイルスプリング16の付勢力により上
方に持ち上がり、同時にフックプレート14の自由端1
4aとクランプ孔13の開口部13aが係合して、図4
の左側のクランプ12のように、カバー3は装置本体2
に係合固定されることとなる。このような操作をカバー
3の左右に設けられた2つのクランプ12について、同
時または片側づつ行うことにより、カバー3を装置本体
2に係合固定することができる。
【0026】一方、カバー3を装置本体2から離間させ
る場合には、上述した手順とは逆の手順によりハンドル
12aを操作すればよい。すなわち、図4の左側のクラ
ンプ12のように、フックプレート14の自由端14a
とクランプ孔13の開口部13aが係合している状態に
おいて、ハンドル12aのカラー17がクランプ孔13
の上面の側縁に接する位置まで押し込む。そして、ハン
ドル12aを90度反時計方向に回転させ、合わせマー
クaを解除用マークcに合わせる。すると、クランプ孔
13の開口部13aから突出していたフックプレート1
4の自由端14aが開口部13a内に引っ込み、フック
プレート14の自由端14aとクランプ孔13の開口部
13aとの係合が解除される。この状態でハンドル12
aから手を離すと、クランプ12はコイルスプリング1
6の付勢力により上方に持ち上がるため、カバー3は装
置本体2から離間することとなる。このような操作をカ
バー3の左右に設けられた2つのクランプ12につい
て、同時または片側づつ行うことにより、カバー3を装
置本体2から離間させることができる。
【0027】なお、図3に示すように、開口部13aの
内側にはフックプレート14の自由端14aと係合する
ラッチ18が形成されているため、フックプレート14
の自由端14aとクランプ孔13の開口部13aが係合
した状態では、自由端14aの動きがラッチ18により
規制されることになる。このため、上述したようにハン
ドル12aを押し込まずに、単にハンドル12aを回し
ただけではフックプレート14の自由端14aとクラン
プ孔13の開口部13aとの係合を解除することができ
ない。したがって、ユーザが誤ってハンドルに触れたと
しても、それだけではカバー3が開放されることがない
ので、ユーザの誤操作によりカバー3が開放されてしま
う不都合を可及的に防止することができる。
【0028】上述したカバー開閉手段7によると、クラ
ンプ12を下方に押し込み、所定の方向に回転させるだ
けの簡単な操作によりカバー3と装置本体2とを係合固
定し、またカバー3と装置本体2とを離間させることが
できる。したがって、メンテナンス作業に要する手間と
時間が軽減され、保守費用の増加も必要最小限に止める
ことができる。ちなみに、カバーの開閉には特別な技能
は不要であり、メンテナンスに熟練していない作業者で
あっても確実な係合固定が可能となる。さらに、従来の
カードリーダライタのように、カバーを開閉する際にド
ライバ等の工具が不要となるうえ、ビス等の取付け部品
が不要となるため、ビスの締め忘れや締付け不足等の不
具合を起こすことがなく、これらを原因とする装置の故
障を未然に防止することができる。
【0029】一方、カバー支承手段6では、支承軸8は
軸受け部9とガイドプレート10の間に挾持され、カバ
ー3は支承軸8を中心として装置本体2に回動自在に支
承されているため、従来のようにカバーをビス等により
装置本体に固定するようにしたものや、接続部分に蝶番
等を使用したものと比べて、回動部分にガタや遊びが生
じ難くいので、光センサの位置ずれを可及的に防止する
ことができる。
【0030】次に、装置本体2の内部に配設された液物
案内手段について説明する。
【0031】図6は、図1の一部破断平面図であり、カ
ード搬送路の一方を形成する下搬送路19の構成を示し
ている。この磁気カードリーダライタ1では、カード挿
入口5あるいは後述する上部から内部に流入した液物を
外部に排出するため、カード挿入口5から見て上流側に
あるカード搬送ローラ21の周囲、および下流側にある
カード搬送ローラ22および磁気ヘッド23の周囲に、
それぞれ液物案内手段が配設されている。
【0032】まず、上流側に配設された液物案内手段に
ついて説明する。
【0033】図6で示すカード挿入口5の一方を形成す
るメインプレート24には、カード挿入口5および後述
する上部から流入した液物を下方へ案内するための第1
の液物案内溝25が形成されている。この第1の液物案
内溝25は、カード挿入口5の内側の壁面に沿うように
メインプレート24に所定のピッチで垂直下方に立設さ
れた複数のフィン26と、この複数のフィン26の間に
形成される各溝の下方に形成された複数のスリット28
により構成されている。また、第1の液物案内溝25を
構成するフィン26の一部は、カード搬送ローラ21の
埋設された液物捕集部30の一端まで延設されている。
この液物捕集部30は上面が開口したボックス32によ
り構成されており、カード搬送ローラ21の周囲に流入
した液物はこの液物捕集部30で捕集され、ここからス
リット28を通じて下方に案内されることとなる。この
第1の液物案内溝25によると、カード挿入口5から流
入した液物はメインプレート24に立設されたフィン2
6に沿って下方に導かれ、スリット28を通じて下方に
案内される。また、カード搬送ローラ21の周囲に流入
した液物は液物捕集部30で捕集された後、同じくスリ
ット28を通じて下方に案内されることとなる。
【0034】なお、磁気カードリーダライタ1の上部か
ら流入した液物を上述した第1の液物案内溝25へ案内
するため、カバー3の端部には図4で示すように第2の
液物案内溝34が形成されている。この第2の液物案内
溝34は、カバー3の端部の壁面に沿うように所定のピ
ッチで立設された複数のフィン36により構成されてい
る。このフィン36は、カバー3を閉じたときに第1の
液物案内溝25のフィン26と互い違いに係合するよう
に配設されている。これによると、磁気カードリーダラ
イタ1の先端の上部から流入した液物はカバー3の先端
に形成された隙間から第2の液物案内溝34を伝わって
内部の第1の液物案内溝25へ案内されることになるの
で、上部から流入した液物がカバー3の上面でオーバー
フローし、さらに側面を伝わって下方に落下することは
なく、このため液物が機器内部に残留し、電子部品に付
着する等の不具合を可及的に防止することができる。
【0035】次に、下流側に配設された液物案内手段に
ついて説明する。
【0036】図6で示すカード搬送ローラ22および磁
気ヘッド23は、下搬送路19の路面下に形成された液
物捕集部38内に埋設されている。この液物捕集部38
は上面が開口したボックス40により構成されており、
磁気カードに付着した液物や磁気カードにより内部に送
り込まれた液物を下方に案内するための第3の液物案内
溝42が形成されている。この第3の液物案内溝42
は、ボックス40のカード搬送ローラ22と対向する壁
面に沿うように所定のピッチで垂直下方に立設された複
数のフィン44と、この複数のフィン44の間に形成さ
れる各溝の下方に形成された複数のスリット46により
構成されている。一方、ボックス40の磁気ヘッド23
側には、同じく液物を下方に案内するための第4の液物
案内溝48が形成されている。この第4の液物案内溝4
8は、磁気ヘッド23の対向する二辺の下部に形成され
たスリット50と、磁気ヘッド23の真下に形成され、
前記スリット50と連通する液物排出シュート52によ
り構成されている。
【0037】上述した第3の液物案内溝42および第4
の液物案内溝48によれば、カード搬送ローラ22の周
囲に流入した液物は液物捕集部38で捕集され、スリッ
ト46を通じて下方に案内されることとなり、他方、磁
気ヘッド23の周囲に流入した液物は液物捕集部38で
捕集され、ここからスリット50、液物排出シュート5
2を通じて下方に案内されることとなる。
【0038】ところで、この実施例の磁気カードリーダ
ライタ1には、磁気カードに書き込まれた磁気記録情報
を目視伝達するために、磁気カードの側方にパンチ孔を
形成するパンチ機構が設けられている。以下、パンチ機
構の構造について説明する。
【0039】図7は、図6のCC断面に相当する概念部
分断面図である。図7で示すパンチ機構54は、上搬送
路55の一部を構成する上板56と、下搬送路19の一
部を構成する下板58と、後述する制御基板からの駆動
信号により作動するソレノイド59と、このソレノイド
59により上下動し、磁気カードの側方所定位置にパン
チ孔を形成するパンチプランジャ60とから構成されて
いる。パンチプランジャ60は、ソレノイド59との間
に配設されたコイルスプリング62の付勢力により、ソ
レノイド59が励磁されていないときは図7の位置に停
止している。一方、駆動信号によりソレノイド59が励
磁されると、パンチプランジャ60はコイルスプリング
62の付勢力に抗して下方に吸引され、パンチプランジ
ャ60の先端に形成されたカード穿孔部60aにより、
上板56と下板58の間に位置決めされた図示せぬ磁気
カードの側方にパンチ孔が形成される。このときに生じ
るパンチ屑は、下板58に形成された通過孔64内に押
し出された後、下搬送路19の下方に形成されたパンチ
屑排出通路66内を落下し、さらに後述する図示せぬパ
ンチ屑収容容器内に収容されることとなる。
【0040】ここで、パンチ屑収容機構を図7、図8な
いし図11により説明する。
【0041】図8は、パンチ機構54の下方に配設され
たパンチ屑収容機構の要部概念斜視図である。
【0042】図8で示すパンチ屑収容機構68は大別す
ると、装置本体2側に配設された容器固定機構70と、
この容器固定機構70により装置本体2に着脱自在に保
持されるパンチ屑収容容器72により構成されている。
【0043】図8において、ボトムプレート74は装置
本体2の底部に配設された部材であり、上述したパンチ
屑排出通路66の下方に位置する部分には略菱形の開口
部74aが形成されている。また、開口部74aの長手
方向と直行する位置には係合孔76がそれぞれ形成され
ている。また開口部74aの中央部分には、図7で示し
たパンチ屑排出通路66の端部66aが挿入されてお
り、ボトムプレート74を装置本体2に取り付けた状態
では、図7で示すようにパンチ屑排出通路66の端部6
6aとボトムプレート74の裏面が、ほぼ同一面となる
ように配設されている。また、パンチ屑排出通路66に
は、円盤状の押え部材78が昇降自在に嵌合されてい
る。この押え部材78と下搬送路19の間には、図7で
示すようにコイルスプリング80が配設されており、常
時は押え部材78をボトムプレート74側に押圧してい
る。なお、図8ないし図11ではコイルスプリング80
を省略している。
【0044】一方、パンチ屑収容容器72は円柱形の透
明パイプにより構成されており、下部は閉止され、上部
には開口72aが形成されている。また開口72aより
の側面には、下面に突起82が形成されたリブ84が対
向する位置に配設されている。このパンチ屑収容容器7
2のリブ84は、容器を平面的に見たときに、ボトムプ
レート74に形成された開口部74aと相似形であっ
て、かつ開口部74aよりも僅かに小さな略菱形となる
ように形成されている。また、リブ84に形成された2
つの突起82の間隔は、ボトムプレート74に形成され
た2つの係合孔76と同一間隔に設定されるとともに、
その外径はボトムプレート74に形成された係合孔76
と嵌合する大きさに設定されている。
【0045】次に、上述した容器固定機構70にパンチ
屑収容容器72を装着する場合の動作について説明す
る。
【0046】まず、図8に示すように、パンチ屑収容容
器72のリブ84の向きを、ボトムプレート74の開口
部74aと平面的に一致させ、パンチ屑収容容器72を
開口部74a内に挿入する。すると、図8と同じ要部概
念斜視図で示す図9のように、パンチ屑収容容器72の
開口72a内にパンチ屑排出通路66の端部66aが嵌
合し、またパンチ屑収容容器72の先端は押え部材78
を図示せぬコイルスプリング80の付勢力に抗して上方
に押し上げる。これにより、パンチ屑収容容器72のリ
ブ84は装置本体2内に完全に収納された状態となる。
次に、この状態からパンチ屑収容容器72を時計方向
(または反時計方向)に90度回転させ、図8と同じ要
部概念斜視図で示す図10のように、リブ84の突起8
2とボトムプレート74の係合孔76を平面的に一致さ
せる。そして、パンチ屑収容容器72を下方に引き戻
す。すると、図8と同じ要部概念斜視図で示す図11の
ように、リブ84の突起82がボトムプレート74の係
合孔76に嵌合し、また、パンチ屑収容容器72の先端
はコイルスプリング80の付勢力により押え部材78と
ともに下方に押圧される。すなわち、図11の状態では
パンチ屑収容容器72は上部からはコイルスプリング8
0の付勢力により押圧され、また突起82と係合孔76
の嵌合により水平方向の動きが規制されるため、パンチ
屑収容容器72は容器固定機構70により確実に係合固
定されることとなる。
【0047】また、上述した手順とは逆の手順でパンチ
屑収容容器72を操作することにより、パンチ屑収容容
器72を容器固定機構70から取り外すことができる。
したがって、パンチ屑収容容器72を交換、清掃する場
合は、図11に示す状態でパンチ屑収容容器72を容器
固定機構70から取り外し、内部に溜まったパンチ屑を
廃棄した後、再び容器固定機構70に係合固定させれば
よい。加えて、このパンチ屑収容機構68では、カバー
3を開いてカード搬送路を露出させることなしにパンチ
屑収容容器72を取り外すことができるので、パンチ屑
の廃棄処理作業を極めて簡単に行うことができる。
【0048】ところで、上述したパンチ屑収容機構68
では、磁気カードにパンチ孔が形成された際のパンチ屑
を収容するととともに、図7に示すように、パンチ機構
54の上板56と下板58の間に流入した液物を捕集す
る機能を備えている。すなわち、パンチ機構54の上板
56と下板58の間に流入した液物は、下板58の下方
に形成された通過孔64内に導かれ、下搬送路19の下
方に形成されたパンチ屑排出通路66内を落下し、さら
に図示せぬパンチ屑収容容器内に収容される。これによ
ると、パンチ屑収容容器内にはパンチ屑だけでなく、上
板56と下板58の間に流入した液物も捕集することが
可能となる。
【0049】次に、外部から流入した液物が上述した各
液物案内手段により排出される際のの経路について説明
する。
【0050】図12は、図6のDD断面に相当する要部
概念断面図であり、図13は図6のEE断面に相当する
要部概念断面図である。図中、実線で示す矢印は液物の
排出される経路(a〜i)を表している。
【0051】また、符号84は、この磁気カードリーダ
ライタ1の内部に配設された各種の電子機器を駆動、制
御するための電子部品(CPU等)が搭載された制御基
板である。この制御基板84は、カード搬送ローラ2
1、22を駆動する図示せぬモータ、磁気ヘッド23、
パンチ機構54のソレノイド59等と接続されており、
図示せぬホストコンピュータからの命令により、磁気カ
ードを所定位置に搬送したり、磁気カードに記録された
情報の読取り/書き込み、並びに磁気カードの所定位置
への穿孔を行っている。
【0052】図12において、経路aで示すカード挿入
口5から流入した液物は、第1の液物案内溝25のフィ
ン26に沿って下方に案内され、経路bで示すようにス
リット28を通じて外部に排出される。また、図13に
示すように、経路aから経路cで示すカード搬送ローラ
21の周囲に流入した液物は、液物捕集部30で捕集さ
れた後、経路bを経て外部に排出される。一方、経路d
で示すカバー3の先端の上部から流入した液物は、カバ
ー3の先端に形成された隙間から第2の液物案内溝34
を伝わって前述した第1の液物案内溝25に案内され、
経路bを経て外部に排出される。
【0053】また、カード搬送ローラ22および磁気ヘ
ッド23の周囲に流入した液物のうち、カード搬送ロー
ラ22の周囲に流入した液物は、図13の経路eで示す
ように第3の液物案内溝42の液物捕集部38で捕集さ
れた後、経路fで示すようにスリット46を通じて外部
に排出される。一方、磁気ヘッド23の周囲に流入した
液物は、図12の経路gで示すように第3の液物案内溝
42のスリット50を通じて下方に案内され、さらに液
物排出シュート52から外部に排出される。なお、図1
2および図13において、第3の液物案内溝42のさら
に下流側に進入した液物は、経路hで示すようにカード
搬送路の端部から外部に排出される。
【0054】さらに、図13においてパンチ機構54の
上板56と下板58の間に流入した液物は、経路iで示
すように下板58の下方に形成された通過孔64内に導
かれ、パンチ屑排出通路66から下方に案内され、図示
せぬパンチ屑収容容器内に捕集されることとなる。
【0055】上述したように、外部から磁気カードリー
ダライタ1内に流入した液物は、内部の各所に配設され
た液物案内手段により下方に案内されることになり、そ
の際には内部に配設された制御基板等の電子部品に接触
することなしに外部に排出されることとなる。すなわ
ち、カード挿入口あるいは上部から流入した液物はカー
ド搬送路内に埋設されたカード搬送ローラや磁気ヘッド
等の周囲、並びに機器内部に溜まることがなく、全て下
方に案内された後に外部に排出されることになるため、
カード搬送路でオーバーフローした液物が機器内部に残
留して電子部品に付着することがなく、制御基板のショ
ートに代表されるような液物による電気的な故障を未然
に防止することができる。
【0056】また、この実施例の磁気カードリータライ
タ1では、各液物案内溝を構成しているフィン、スリッ
ト、ボックス等の構成部分は全て下搬送路19とともに
一体構造により形成されているため、例えば液物捕集部
のボックスを別部品により構成した場合と比べると、部
品間の接合部分から液物が装置内部にしみ込むことがな
く、捕集した液物の散乱を効果的に防止することができ
る。
【0057】さらには、上述した液物案内手段の構造は
比較的簡単なものであるため、大がかりな防水機構が不
要となり、装置全体のコストを下げることが可能とな
る。
【0058】次に、装置本体2およびカバー3の内部に
配設されたセンサ保護手段について説明する。
【0059】図14は、図1の一部破断平面図であり、
カード搬送路の一方を形成する下搬送路19に配設され
たセンサ保護手段の配置を示している。下搬送路19の
カード挿入口5側には、光センサの一方を構成するフォ
トトランジスタ86、87、88、89が磁気カードの
搬送方向に沿って一列に配設されている。このフォトト
ランジスタ86〜89は、図14のFF断面に相当する
図15の要部概念断面図で示すように、下搬送路19内
に埋め込まれた形で配設されており、各フォトトランジ
スタ86、87、88、89の上部を覆う下搬送路19
には、光の検出幅を規定するためのスリット90、9
1、92、93が形成されている。さらに、スリット9
0〜93の形成された下搬送路19上には、下部センサ
カバー94が配設されている。この下部センサカバー9
4は、俵形に形成された透明のプラスチック板により構
成されており、下搬送路19に形成された同一形状の枠
内に接着により嵌め込まれている。したがって、後述す
る発光ダイオードからの光は透明な下部センサカバー9
4を通過した後、スリット90〜93の隙間からフォト
トランジスタ86〜89に受光されることとなる。ま
た、図15で示すように、下部センサカバー94の上面
は実質的に下搬送路面と同一面となるように配置されて
いるため、走行する磁気カードの縁が下部センサカバー
94に引っ掛かることはない。
【0060】一方、図15で示すように、カバー3側の
上搬送路55には、光センサの他方を構成する発光ダイ
オード95、96、97、98が磁気カードの搬送方向
に沿って一列に配設されている。この発光ダイオード9
5〜98は上搬送路55内に埋め込まれた形で配設され
ているが、発光面を遮蔽するスリット等は形成されてい
ない。また、発光ダイオード95〜98は上述した各フ
ォトトランジスタ86〜89と平面的に一致するように
配設されており、この発光ダイオード95〜98の発光
面が接する上搬送路55上には、上部センサカバー99
が配設されている。この上部センサカバー99は、上述
した下部センサカバー94と同じく俵形に形成された透
明のプラスチック板により構成されており、上搬送路5
5に形成された同一形状の枠内に接着により嵌め込まれ
ている。また、この上部センサカバー99についても、
その上面は実質的に上搬送路面と同一面となるように配
置されているため、磁気カードの走行をじゃますること
はない。したがって、発光ダイオード95〜98から照
射された光は透明な上部センサカバー99を通過した
後、下部センサカバー94を通過し、さらにスリット9
0〜93の隙間から対向するフォトトランジスタ86〜
89で受光されることとなる。
【0061】このようなセンサ保護手段によると、光セ
ンサを構成する各素子の表面に液物が流入したとして
も、これらの液物の素子側への進入は上下のセンサカバ
ーにより遮断されるため、素子表面への液物の付着やさ
らに装置内部への液物の進入をを排除することができ
る。しかも、センサカバーにより素子の周囲に形成され
る窪みが覆われ、磁気カードに付着したゴミや磁気カー
ドとともに運ばれてくる埃等が素子の表面に溜まること
がないので、液物や埃等により光が遮られることがな
い。このため、磁気カード位置の検出ミスが可及的に防
止されるうえ、従来のように素子の表面に溜まった埃等
を定期的に除去する手間が不要となる。また、使用中に
センサカバーが汚れたとしても、表面の汚れは簡単に除
去することができるので、メンテナンス作業にかかる手
間と時間を大幅に削減することができる。
【0062】このように、光センサの表面は液物や埃等
により遮られることがないので、発光ダイオード95〜
98から照射される光は確実にフォトトランジスタ86
〜89で受光されることになり、カード搬送路内を走行
する磁気カードの正確な位置検出を長期間に渡って安定
して行うことができる。
【0063】なお、上述したセンサカバーの形状や取付
け方法等は上記実施例に限定されるものではなく、セン
サの配置やカード搬送路の形状により適宜変更可能であ
ることは言うまでもない。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係わる
カードリーダライタでは、カバーの一端に配設された支
承軸を装置本体に形成された軸受け部と押え部材との間
で挾持し、前記カバーを支承軸を中心として回動自在に
支承するとともに、前記カバーの他端に配設したクラン
プと、装置本体に形成されたクランプ孔とを係合させる
ことにより、カバーを装置本体に係合固定するようにし
たため、ドライバ等の工具を用いることなしに、カバー
を簡単な操作により開閉することができる。しかも、ビ
ス等の取付け部品が不要となるので、ビスの締め忘れや
締付け不足等の不具合を起こすことがなく、これらを原
因とする装置の故障を未然に防止することができる。ま
た、カード搬送路の上下に配設された光センサの表面を
センサカバーで覆うようにしたため、素子表面への液物
等の付着や埃等の滞積が排除されるので、カード位置の
検出ミスが可及的に防止されるうえ、定期的なメンテナ
ンスも不要となる。しかも、センサカバーの汚れは簡単
に除去することができるので、メンテナンス時の操作性
を向上し、メンテナンス作業にかかる手間と時間を大幅
に削減することができる。
【0065】また、上述した構成によれば、カバーをビ
ス等により装置本体に固定するようにしたものや、カバ
ーと装置本体の接続部分に蝶番等を使用したものと比べ
て回動部分にガタや遊びが生じにくくなるので、カバー
を装置本体に装着した時の光センサの位置ずれが可及的
に防止され、このためカードの正確な位置検出が可能と
なる。
【0066】さらに、外部から流入した液物について
は、これを所定の部分に配設した液物案内手段により捕
集し、内部の所定部品に接触させることなしに外部に案
内するようにしたため、液物が機器内部に残留して電子
部品に付着することがないので、制御基板のショート等
の電気的な故障の発生を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この実施例における磁気カードリーダライタの
外観を示す概念斜視図。
【図2】図1の部分平面図。
【図3】図1の一部破断側面図。
【図4】図1の部分平面図。
【図5】図4の概念断面図。
【図6】図1の一部破断平面図。
【図7】図1のCC断面に相当する概念部分断面図。
【図8】パンチ屑収容機構の要部概念斜視図。
【図9】パンチ屑収容機構の要部概念斜視図。
【図10】パンチ屑収容機構の要部概念斜視図。
【図11】パンチ屑収容機構の要部概念斜視図。
【図12】図6のDD断面に相当する要部概念断面図。
【図13】図6のEE断面に相当する要部概念断面図。
【図14】図1の一部破断平面図。
【図15】図14のFF断面に相当する要部概念断面
図。
【符号の説明】
1…磁気カードリーダライタ 2…装置本体 3…カバー 5…カード挿入口 6…カバー支承手段 7…カバー開閉手段 19…下搬送路 21、22…カード搬送ローラ 23…磁気ヘッド 25…第1の液物案内溝 30、38…液物捕集部 34…第2の液物案内溝 42…第3の液物案内溝 48…第4の液物案内溝 54…パンチ機構 55…上搬送路 68…パンチ屑収容機構 94…下部センサカバー 99…上部センサカバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カバーと装置本体との間に形成されるカー
    ド搬送路内にカードを走行させ、当該カードに記録され
    た情報の読み取り、あるいはカードへの情報の書き込み
    等の処理を行うカードリーダライタにおいて、 前記カバーの一端に配設された支承軸と、前記装置本体
    に形成された断面略U字形状の軸受け部と、当該軸受け
    部に載設される押え部材とから構成され、前記支承軸を
    前記軸受け部と押え部材との間で挾持することにより、
    前記カバーの一端を前記支承軸を中心として回動自在に
    支承するカバー支承手段と、 前記カバーの他端に配設されたクランプと、前記装置本
    体に形成されたクランプ孔とから構成され、前記クラン
    プの先端とクランプ孔とを係合させることにより前記カ
    バーと装置本体とを係合固定し、前記クランプの先端と
    クランプ孔との係合を解除することにより前記カバーと
    装置本体とを離間するカバー開閉手段と、 前記装置本体内に形成され、外部から流入した液物を内
    部の所定部品に接触させることなしに外部に案内する液
    物案内手段と、 前記カード搬送路上に配設された光センサの表面を覆う
    センサ保護手段とを具えたことを特徴とするカードリー
    ダライタ。
  2. 【請求項2】前記カバー開閉手段のクランプは、略L字
    形状の先端部と、一方向に付勢されたハンドル部により
    構成され、前記ハンドル部を付勢方向に抗して押圧する
    とともに、所定の回転角度だけ一方向に回転させること
    により前記先端部と前記クランプ孔を係合し、前記ハン
    ドル部を所定の回転角度だけ他方向に回転させることに
    より前記先端部と前記クランプ孔との係合を解除するこ
    とを特徴とする請求項1記載のカードリーダライタ。
  3. 【請求項3】前記液物案内手段は、カードを搬送するロ
    ーラの周囲と、カードに記録された情報の読み取り、あ
    るいはカードへの情報の書き込みを行う磁気ヘッドの周
    囲に配設されることを特徴とする請求項1記載のカード
    リーダライタ。
  4. 【請求項4】前記センサ保護手段は、カードの搬送方向
    に沿って一体に形成された透明のプラスチック板により
    構成されることを特徴とする請求項1記載のカードリー
    ダライタ。
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