JP3625550B2 - カードリーダライタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、各種の情報記憶カードに記録された情報の読取り、あるいはカードへの情報の書き込み等の処理を行うカードリーダライタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、磁気記憶領域を有する磁気カード、光記憶領域を有する光カード、あるいは光記憶領域とIC記憶領域の双方を有するハイブリッドカード等の情報記憶カード(以下単にカードという)が広く使用されている。そして、これらのカードに記録された情報の読取り、あるいはカードへの情報の書き込み、またカードに書き込まれた情報をチェックし、さらにはカード使用者に磁気記録情報を目視伝達するパンチ孔(特に、ある一定の金額の金額情報等を記録したプリペイドカードを用いて物品や乗車券及び電話用の回数券として使用する場合、その磁気記録された金額情報の残度数を目視できるために設けられた孔)の形成にカードリーダライタが使用されている。
【0003】
従来、このようなカードリーダライタでは、カードへの情報の書き込み、あるいは読取り等を行なわせるために、モータを動力源とするベルト式搬送機構を使用し、カードをこのベルト式搬送装置により光センサ間を走行させている。そして、カード搬送路内を走行するカードを光センサが検出すると、ベルトの駆動を停止または始動して、上述した各種の処理を行わせるようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のカードリーダライタでは、カードが走行するカード搬送路を固定したものが多いが、メンテナンス性を重視したものでは、カード搬送路の上面(以下、上搬送路)を形成するカバーをビス等により固定し、必要に応じて開閉できるように構成したものもある。ところで、近年のカードの普及に伴って、カードリーダライタを屋外に設置することが多くなり、その使用環境は年々過酷なものとなっている。こうした状況下では、メンテナンスの回数も格段に増えることになるが、このときにカード搬送路を簡単に開閉できないと、メンテナンス作業に手間と時間がかかるだけでなく、保守費用の増加をも招くことになる。ちなみに、カバーをビス等により固定するようにしたものでは、カバーを開閉する毎にドライバ等の工具が必要となるうえ、カバーを装着した際にビスの締め忘れや締付け不足等が起き易く、これが故障の原因となることもあった。
【0005】
また、上述した光センサは、カード搬送路の上下に配置された発光素子と受光素子からなり、これら素子の間をカードが走行したときの光の透過/遮断によりカードの位置を検出している。この発光素子および受光素子は、それぞれ上搬送路および下搬送路の所定位置に配設されており、流入した液物や埃等が素子の表面に溜まるとカードの正確な位置検出ができなくなるので、定期的これを除去する必要がある。しかしながら、各素子は上下の搬送路に埋め込まれた形で配設されているため、素子の周囲に形成される窪みに入り込んだ液物や埃等を除去するのが難しく、メンテナンス作業に手間と時間がかかっていた。
【0006】
一方、従来のカードリーダライタでは、カード搬送路の下面(以下、下搬送路)を形成する装置本体の上面に開口部を設け、この中にカード搬送ローラ、磁気ヘッド等の部品を配設していた。ところが、上面の開口部内に部品を配設した構成では、カード挿入口から流入した水等の液物が開口部から入り込み、機器内部に溜まるため、制御基板がショートするなどの問題を生じていた。
【0007】
さらに従来のカードリーダライタでは、光センサの位置が不正確になり易いという問題点がある。すなわち、上述したカバーをビス等により固定するようにしたものでは、カバーを装置本体に装着した時に位置ずれが生じ易く、上下に配置されたセンサの位置がずれてカードの正確な位置検出ができなくなるおそれがあった。なお、メンテナンス性を改善する目的で装置本体とカバーの一端を蝶番により回動自在に支承するようにしたものでは、蝶番の回動部分にガタや遊びが生じ易いため、センサの位置ずれを防止することは困難であった。
【0008】
この発明は、メンテナンス時の操作性を向上させるとともに、故障の発生やカード位置の検出ミスを可及的に防止するようにしたカードリーダライタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明に係わるカードリーダライタは、カバーと装置本体との間に形成されるカード搬送路内にカードを走行させ、当該カードに記録された情報の読み取り、あるいはカードへの情報の書き込み等の処理を行うカードリーダライタにおいて、前記カバーの一端に配設された支承軸と、前記装置本体に形成された断面略U字形状の軸受け部と、当該軸受け部に載設される押え部材とから構成され、前記支承軸を前記軸受け部と押え部材との間で挾持することにより、前記カバーの一端を前記支承軸を中心として回動自在に支承するカバー支承手段と、前記カバーの他端に配設されたクランプと、前記装置本体に形成されたクランプ孔とから構成され、前記クランプの先端とクランプ孔とを係合させることにより前記カバーと装置本体とを係合固定し、前記クランプの先端とクランプ孔との係合を解除することにより前記カバーと装置本体とを離間するカバー開閉手段と、前記装置本体内に形成され、外部から流入した液物を内部の所定部品に接触させることなしに外部に案内する液物案内手段と、前記カード搬送路上に配設された光センサの表面を覆うセンサ保護手段とを具えた構成としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
上述したカードリーダライタにおいて、カバー開閉手段のクランプは、略L字形状の先端部と、一方向に付勢されたハンドルにより構成され、前記ハンドルを付勢方向に抗して押圧するとともに、所定の回転角度だけ一方向に回転させることにより前記先端部と前記クランプ孔を係合し、前記ハンドル部を所定の回転角度だけ他方向に回転させることにより前記先端部と前記クランプ孔との係合を解除するように構成される。
【0011】
また前記液物案内手段は、カードを搬送するカード搬送ローラの周囲と、カードに記録された情報の読み取り、あるいはカードへの情報の書き込みを行う磁気ヘッドの周囲に配設される。
【0012】
さらにセンサ保護手段は、カードの搬送方向に沿って一体に形成された透明のプラスチック板により構成される。
【0013】
【実施例】
以下、この発明に係わるカードリーダライタを、磁気カードリーダライタに適用した場合の実施例を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】
図1は、この実施例における磁気カードリーダライタ1の外観を示す概念斜視図である。
【0015】
この磁気カードリーダライタ1は、後述する図示せぬカード搬送ローラ、磁気ヘッド、光センサ等を収容した装置本体2と、この装置本体2に対して回動自在に支承されたカバー3と、前記装置本体2の正面を覆うフロントパネル4とから構成されている。このフロントパネル4の略中央にはカード挿入口5が形成されており、磁気カードはこのカード挿入口5から挿入され、情報の読み取りや書き込み、パンチ孔の穿孔等の処理が行われた後、再び利用者に返却される。
【0016】
上述したカバー3の一端は、後述するカバー支承手段6により回動自在に支承され、またカバー3の他端は後述するカバー開閉手段7により装置本体2に対して開閉自在に係合固定されている。
【0017】
カバー支承手段6は、図1の部分平面図である図2と、図2の一部破断側面図である図3に示すように、カバー3の一端に配設された支承軸8と、装置本体2に形成された断面略U字形状の軸受け部9と、この軸受け部9の上部に載設されたガイドプレート10により構成されている。なお、図3の一部破断面は、図2のAA断面に相当している。
【0018】
上述したカバー支承手段6では、支承軸8が軸受け部9の略U字形状の部分に嵌め込まれており、その上部には、軸受け部9の上面を覆うようにガイドプレート10が載設されている。このガイドプレート10の両端は装置本体2に対してビス11によりねじ止めされており、これにより支承軸8は軸方向と直行する方向への移動が規制される。こうした構成によると、支承軸8は軸受け部9とガイドプレート10の間に挾持されることになるため、カバー3は支承軸8を中心として装置本体2に回動自在に支承されることとなる。なお、軸受け部9の略U字形状の部分は、カバー3の支承軸8を嵌め込んだときにガタや遊びが生じないように、支承軸8の直径と同径となるように形成されている。また、カバー3の反対側のカバー支承手段6も同一構成により装置本体2に回動自在に支承されている。
【0019】
一方、図1で示すカバー開閉手段7は、図1の部分平面図である図4と、図4のBB断面に相当する概念断面図である図5に示すように、カバー3に配設されたクランプ12と、装置本体2に形成されたクランプ孔13により構成されている。なお、カバー3の左右に配設されたカバー開閉手段7は同一構成であるため、適宜符号を省略する。
【0020】
上述したクランプ12は、開閉操作を行うためのハンドル12aと、前記装置本体2のクランプ孔13と係合するフックプレート14から構成されている。このうち、ハンドル12aは全体として断面略凸形状に形成されており、下方の端部には、フックプレート14の一端がビス15によりねじ止めされている。このフックプレート14のねじ止めされていない方の端部(以下自由端14aという)は、後述するようにハンドル12aが時計または反時計方向に回されたときに、これに応じて時計または反時計方向に回動する。
【0021】
ハンドル12aの上面中央には、ユーザが開閉操作を行う際に指先を掛けるための断面略凸形状の突起12bが直径方向に形成されており、この突起12bの方向とフックプレート14の長手方向が一致するように配置されている。また、突起12bの一方の先端には合わせマークaが形成されている。この合わせマークaは、ハンドル12aを平面的に見たときにフックプレート14の自由端14aと反対側に位置するように配設されている。また、カバー3上面のカバー開閉手段7の近房には、固定用マークbと解除用マークcが90度の角度をもって配設されている。なお、図4ではハンドル12aを回す方向が矢印により示されている。
【0022】
さらに、クランプ12のハンドル12aとカバー3の間にはコイルスプリング16が配設されており、クランプ12を常時上方向に付勢している。なお、図5で符号17はハンドル12aとコイルスプリング16との間に配設されたカラーである。
【0023】
一方、装置本体2には、前記クランプ12のフックプレート14と係合するクランプ孔13が形成されている。このクランプ孔13は、図5で示すように断面略L字形状に形成されており、装置本体2の側方にはフックプレート14の先端と係合する開口部13aが形成されている。
【0024】
次に、上述したカバー開閉手段7によりカバー3を開閉する場合の動作について説明する。なお、図4および図5において、向かって右側に配設されたクランプ12は装置本体2のクランプ孔13と係合していない状態を示し、左側に配設されたクランプ12は装置本体2のクランプ孔13と係合した状態を示している。
【0025】
カバー3を装置本体2に係合固定する場合には、図4の右側のクランプ12のように、ハンドル12aの合わせマークaを解除用マークcの位置に合わせ、ハンドル12aのカラー17がクランプ孔13の上面の側縁に接する位置までハンドル12aをコイルスプリング16の付勢力に抗して下方に押し込む。そして、この状態でハンドル12aを90度時計方向に回転させ、合わせマークaを固定用マークbに合わせる。すると、クランプ12の下方に設けられたフックプレート14の自由端14aがクランプ孔13の開口部13aから突出する。この状態でハンドル12aから手を離すと、クランプ12はコイルスプリング16の付勢力により上方に持ち上がり、同時にフックプレート14の自由端14aとクランプ孔13の開口部13aが係合して、図4の左側のクランプ12のように、カバー3は装置本体2に係合固定されることとなる。このような操作をカバー3の左右に設けられた2つのクランプ12について、同時または片側づつ行うことにより、カバー3を装置本体2に係合固定することができる。
【0026】
一方、カバー3を装置本体2から離間させる場合には、上述した手順とは逆の手順によりハンドル12aを操作すればよい。すなわち、図4の左側のクランプ12のように、フックプレート14の自由端14aとクランプ孔13の開口部13aが係合している状態において、ハンドル12aのカラー17がクランプ孔13の上面の側縁に接する位置まで押し込む。そして、ハンドル12aを90度反時計方向に回転させ、合わせマークaを解除用マークcに合わせる。すると、クランプ孔13の開口部13aから突出していたフックプレート14の自由端14aが開口部13a内に引っ込み、フックプレート14の自由端14aとクランプ孔13の開口部13aとの係合が解除される。この状態でハンドル12aから手を離すと、クランプ12はコイルスプリング16の付勢力により上方に持ち上がるため、カバー3は装置本体2から離間することとなる。このような操作をカバー3の左右に設けられた2つのクランプ12について、同時または片側づつ行うことにより、カバー3を装置本体2から離間させることができる。
【0027】
なお、図3に示すように、開口部13aの内側にはフックプレート14の自由端14aと係合するラッチ18が形成されているため、フックプレート14の自由端14aとクランプ孔13の開口部13aが係合した状態では、自由端14aの動きがラッチ18により規制されることになる。このため、上述したようにハンドル12aを押し込まずに、単にハンドル12aを回しただけではフックプレート14の自由端14aとクランプ孔13の開口部13aとの係合を解除することができない。したがって、ユーザが誤ってハンドルに触れたとしても、それだけではカバー3が開放されることがないので、ユーザの誤操作によりカバー3が開放されてしまう不都合を可及的に防止することができる。
【0028】
上述したカバー開閉手段7によると、クランプ12を下方に押し込み、所定の方向に回転させるだけの簡単な操作によりカバー3と装置本体2とを係合固定し、またカバー3と装置本体2とを離間させることができる。したがって、メンテナンス作業に要する手間と時間が軽減され、保守費用の増加も必要最小限に止めることができる。ちなみに、カバーの開閉には特別な技能は不要であり、メンテナンスに熟練していない作業者であっても確実な係合固定が可能となる。さらに、従来のカードリーダライタのように、カバーを開閉する際にドライバ等の工具が不要となるうえ、ビス等の取付け部品が不要となるため、ビスの締め忘れや締付け不足等の不具合を起こすことがなく、これらを原因とする装置の故障を未然に防止することができる。
【0029】
一方、カバー支承手段6では、支承軸8は軸受け部9とガイドプレート10の間に挾持され、カバー3は支承軸8を中心として装置本体2に回動自在に支承されているため、従来のようにカバーをビス等により装置本体に固定するようにしたものや、接続部分に蝶番等を使用したものと比べて、回動部分にガタや遊びが生じ難くいので、光センサの位置ずれを可及的に防止することができる。
【0030】
次に、装置本体2の内部に配設された液物案内手段について説明する。
【0031】
図6は、図1の一部破断平面図であり、カード搬送路の一方を形成する下搬送路19の構成を示している。この磁気カードリーダライタ1では、カード挿入口5あるいは後述する上部から内部に流入した液物を外部に排出するため、カード挿入口5から見て上流側にあるカード搬送ローラ21の周囲、および下流側にあるカード搬送ローラ22および磁気ヘッド23の周囲に、それぞれ液物案内手段が配設されている。
【0032】
まず、上流側に配設された液物案内手段について説明する。
【0033】
図6で示すカード挿入口5の一方を形成するメインプレート24には、カード挿入口5および後述する上部から流入した液物を下方へ案内するための第1の液物案内溝25が形成されている。この第1の液物案内溝25は、カード挿入口5の内側の壁面に沿うようにメインプレート24に所定のピッチで垂直下方に立設された複数のフィン26と、この複数のフィン26の間に形成される各溝の下方に形成された複数のスリット28により構成されている。また、第1の液物案内溝25を構成するフィン26の一部は、カード搬送ローラ21の埋設された液物捕集部30の一端まで延設されている。この液物捕集部30は上面が開口したボックス32により構成されており、カード搬送ローラ21の周囲に流入した液物はこの液物捕集部30で捕集され、ここからスリット28を通じて下方に案内されることとなる。この第1の液物案内溝25によると、カード挿入口5から流入した液物はメインプレート24に立設されたフィン26に沿って下方に導かれ、スリット28を通じて下方に案内される。また、カード搬送ローラ21の周囲に流入した液物は液物捕集部30で捕集された後、同じくスリット28を通じて下方に案内されることとなる。
【0034】
なお、磁気カードリーダライタ1の上部から流入した液物を上述した第1の液物案内溝25へ案内するため、カバー3の端部には図4で示すように第2の液物案内溝34が形成されている。この第2の液物案内溝34は、カバー3の端部の壁面に沿うように所定のピッチで立設された複数のフィン36により構成されている。このフィン36は、カバー3を閉じたときに第1の液物案内溝25のフィン26と互い違いに係合するように配設されている。これによると、磁気カードリーダライタ1の先端の上部から流入した液物はカバー3の先端に形成された隙間から第2の液物案内溝34を伝わって内部の第1の液物案内溝25へ案内されることになるので、上部から流入した液物がカバー3の上面でオーバーフローし、さらに側面を伝わって下方に落下することはなく、このため液物が機器内部に残留し、電子部品に付着する等の不具合を可及的に防止することができる。
【0035】
次に、下流側に配設された液物案内手段について説明する。
【0036】
図6で示すカード搬送ローラ22および磁気ヘッド23は、下搬送路19の路面下に形成された液物捕集部38内に埋設されている。この液物捕集部38は上面が開口したボックス40により構成されており、磁気カードに付着した液物や磁気カードにより内部に送り込まれた液物を下方に案内するための第3の液物案内溝42が形成されている。この第3の液物案内溝42は、ボックス40のカード搬送ローラ22と対向する壁面に沿うように所定のピッチで垂直下方に立設された複数のフィン44と、この複数のフィン44の間に形成される各溝の下方に形成された複数のスリット46により構成されている。一方、ボックス40の磁気ヘッド23側には、同じく液物を下方に案内するための第4の液物案内溝48が形成されている。この第4の液物案内溝48は、磁気ヘッド23の対向する二辺の下部に形成されたスリット50と、磁気ヘッド23の真下に形成され、前記スリット50と連通する液物排出シュート52により構成されている。
【0037】
上述した第3の液物案内溝42および第4の液物案内溝48によれば、カード搬送ローラ22の周囲に流入した液物は液物捕集部38で捕集され、スリット46を通じて下方に案内されることとなり、他方、磁気ヘッド23の周囲に流入した液物は液物捕集部38で捕集され、ここからスリット50、液物排出シュート52を通じて下方に案内されることとなる。
【0038】
ところで、この実施例の磁気カードリーダライタ1には、磁気カードに書き込まれた磁気記録情報を目視伝達するために、磁気カードの側方にパンチ孔を形成するパンチ機構が設けられている。以下、パンチ機構の構造について説明する。
【0039】
図7は、図6のCC断面に相当する概念部分断面図である。図7で示すパンチ機構54は、上搬送路55の一部を構成する上板56と、下搬送路19の一部を構成する下板58と、後述する制御基板からの駆動信号により作動するソレノイド59と、このソレノイド59により上下動し、磁気カードの側方所定位置にパンチ孔を形成するパンチプランジャ60とから構成されている。パンチプランジャ60は、ソレノイド59との間に配設されたコイルスプリング62の付勢力により、ソレノイド59が励磁されていないときは図7の位置に停止している。一方、駆動信号によりソレノイド59が励磁されると、パンチプランジャ60はコイルスプリング62の付勢力に抗して下方に吸引され、パンチプランジャ60の先端に形成されたカード穿孔部60aにより、上板56と下板58の間に位置決めされた図示せぬ磁気カードの側方にパンチ孔が形成される。このときに生じるパンチ屑は、下板58に形成された通過孔64内に押し出された後、下搬送路19の下方に形成されたパンチ屑排出通路66内を落下し、さらに後述する図示せぬパンチ屑収容容器内に収容されることとなる。
【0040】
ここで、パンチ屑収容機構を図7、図8ないし図11により説明する。
【0041】
図8は、パンチ機構54の下方に配設されたパンチ屑収容機構の要部概念斜視図である。
【0042】
図8で示すパンチ屑収容機構68は大別すると、装置本体2側に配設された容器固定機構70と、この容器固定機構70により装置本体2に着脱自在に保持されるパンチ屑収容容器72により構成されている。
【0043】
図8において、ボトムプレート74は装置本体2の底部に配設された部材であり、上述したパンチ屑排出通路66の下方に位置する部分には略菱形の開口部74aが形成されている。また、開口部74aの長手方向と直行する位置には係合孔76がそれぞれ形成されている。また開口部74aの中央部分には、図7で示したパンチ屑排出通路66の端部66aが挿入されており、ボトムプレート74を装置本体2に取り付けた状態では、図7で示すようにパンチ屑排出通路66の端部66aとボトムプレート74の裏面が、ほぼ同一面となるように配設されている。また、パンチ屑排出通路66には、円盤状の押え部材78が昇降自在に嵌合されている。この押え部材78と下搬送路19の間には、図7で示すようにコイルスプリング80が配設されており、常時は押え部材78をボトムプレート74側に押圧している。なお、図8ないし図11ではコイルスプリング80を省略している。
【0044】
一方、パンチ屑収容容器72は円柱形の透明パイプにより構成されており、下部は閉止され、上部には開口72aが形成されている。また開口72aよりの側面には、下面に突起82が形成されたリブ84が対向する位置に配設されている。このパンチ屑収容容器72のリブ84は、容器を平面的に見たときに、ボトムプレート74に形成された開口部74aと相似形であって、かつ開口部74aよりも僅かに小さな略菱形となるように形成されている。また、リブ84に形成された2つの突起82の間隔は、ボトムプレート74に形成された2つの係合孔76と同一間隔に設定されるとともに、その外径はボトムプレート74に形成された係合孔76と嵌合する大きさに設定されている。
【0045】
次に、上述した容器固定機構70にパンチ屑収容容器72を装着する場合の動作について説明する。
【0046】
まず、図8に示すように、パンチ屑収容容器72のリブ84の向きを、ボトムプレート74の開口部74aと平面的に一致させ、パンチ屑収容容器72を開口部74a内に挿入する。すると、図8と同じ要部概念斜視図で示す図9のように、パンチ屑収容容器72の開口72a内にパンチ屑排出通路66の端部66aが嵌合し、またパンチ屑収容容器72の先端は押え部材78を図示せぬコイルスプリング80の付勢力に抗して上方に押し上げる。これにより、パンチ屑収容容器72のリブ84は装置本体2内に完全に収納された状態となる。次に、この状態からパンチ屑収容容器72を時計方向(または反時計方向)に90度回転させ、図8と同じ要部概念斜視図で示す図10のように、リブ84の突起82とボトムプレート74の係合孔76を平面的に一致させる。そして、パンチ屑収容容器72を下方に引き戻す。すると、図8と同じ要部概念斜視図で示す図11のように、リブ84の突起82がボトムプレート74の係合孔76に嵌合し、また、パンチ屑収容容器72の先端はコイルスプリング80の付勢力により押え部材78とともに下方に押圧される。すなわち、図11の状態ではパンチ屑収容容器72は上部からはコイルスプリング80の付勢力により押圧され、また突起82と係合孔76の嵌合により水平方向の動きが規制されるため、パンチ屑収容容器72は容器固定機構70により確実に係合固定されることとなる。
【0047】
また、上述した手順とは逆の手順でパンチ屑収容容器72を操作することにより、パンチ屑収容容器72を容器固定機構70から取り外すことができる。したがって、パンチ屑収容容器72を交換、清掃する場合は、図11に示す状態でパンチ屑収容容器72を容器固定機構70から取り外し、内部に溜まったパンチ屑を廃棄した後、再び容器固定機構70に係合固定させればよい。加えて、このパンチ屑収容機構68では、カバー3を開いてカード搬送路を露出させることなしにパンチ屑収容容器72を取り外すことができるので、パンチ屑の廃棄処理作業を極めて簡単に行うことができる。
【0048】
ところで、上述したパンチ屑収容機構68では、磁気カードにパンチ孔が形成された際のパンチ屑を収容するととともに、図7に示すように、パンチ機構54の上板56と下板58の間に流入した液物を捕集する機能を備えている。すなわち、パンチ機構54の上板56と下板58の間に流入した液物は、下板58の下方に形成された通過孔64内に導かれ、下搬送路19の下方に形成されたパンチ屑排出通路66内を落下し、さらに図示せぬパンチ屑収容容器内に収容される。これによると、パンチ屑収容容器内にはパンチ屑だけでなく、上板56と下板58の間に流入した液物も捕集することが可能となる。
【0049】
次に、外部から流入した液物が上述した各液物案内手段により排出される際のの経路について説明する。
【0050】
図12は、図6のDD断面に相当する要部概念断面図であり、図13は図6のEE断面に相当する要部概念断面図である。図中、実線で示す矢印は液物の排出される経路(a〜i)を表している。
【0051】
また、符号84は、この磁気カードリーダライタ1の内部に配設された各種の電子機器を駆動、制御するための電子部品(CPU等)が搭載された制御基板である。この制御基板84は、カード搬送ローラ21、22を駆動する図示せぬモータ、磁気ヘッド23、パンチ機構54のソレノイド59等と接続されており、図示せぬホストコンピュータからの命令により、磁気カードを所定位置に搬送したり、磁気カードに記録された情報の読取り/書き込み、並びに磁気カードの所定位置への穿孔を行っている。
【0052】
図12において、経路aで示すカード挿入口5から流入した液物は、第1の液物案内溝25のフィン26に沿って下方に案内され、経路bで示すようにスリット28を通じて外部に排出される。また、図13に示すように、経路aから経路cで示すカード搬送ローラ21の周囲に流入した液物は、液物捕集部30で捕集された後、経路bを経て外部に排出される。一方、経路dで示すカバー3の先端の上部から流入した液物は、カバー3の先端に形成された隙間から第2の液物案内溝34を伝わって前述した第1の液物案内溝25に案内され、経路bを経て外部に排出される。
【0053】
また、カード搬送ローラ22および磁気ヘッド23の周囲に流入した液物のうち、カード搬送ローラ22の周囲に流入した液物は、図13の経路eで示すように第3の液物案内溝42の液物捕集部38で捕集された後、経路fで示すようにスリット46を通じて外部に排出される。一方、磁気ヘッド23の周囲に流入した液物は、図12の経路gで示すように第3の液物案内溝42のスリット50を通じて下方に案内され、さらに液物排出シュート52から外部に排出される。なお、図12および図13において、第3の液物案内溝42のさらに下流側に進入した液物は、経路hで示すようにカード搬送路の端部から外部に排出される。
【0054】
さらに、図13においてパンチ機構54の上板56と下板58の間に流入した液物は、経路iで示すように下板58の下方に形成された通過孔64内に導かれ、パンチ屑排出通路66から下方に案内され、図示せぬパンチ屑収容容器内に捕集されることとなる。
【0055】
上述したように、外部から磁気カードリーダライタ1内に流入した液物は、内部の各所に配設された液物案内手段により下方に案内されることになり、その際には内部に配設された制御基板等の電子部品に接触することなしに外部に排出されることとなる。すなわち、カード挿入口あるいは上部から流入した液物はカード搬送路内に埋設されたカード搬送ローラや磁気ヘッド等の周囲、並びに機器内部に溜まることがなく、全て下方に案内された後に外部に排出されることになるため、カード搬送路でオーバーフローした液物が機器内部に残留して電子部品に付着することがなく、制御基板のショートに代表されるような液物による電気的な故障を未然に防止することができる。
【0056】
また、この実施例の磁気カードリータライタ1では、各液物案内溝を構成しているフィン、スリット、ボックス等の構成部分は全て下搬送路19とともに一体構造により形成されているため、例えば液物捕集部のボックスを別部品により構成した場合と比べると、部品間の接合部分から液物が装置内部にしみ込むことがなく、捕集した液物の散乱を効果的に防止することができる。
【0057】
さらには、上述した液物案内手段の構造は比較的簡単なものであるため、大がかりな防水機構が不要となり、装置全体のコストを下げることが可能となる。
【0058】
次に、装置本体2およびカバー3の内部に配設されたセンサ保護手段について説明する。
【0059】
図14は、図1の一部破断平面図であり、カード搬送路の一方を形成する下搬送路19に配設されたセンサ保護手段の配置を示している。下搬送路19のカード挿入口5側には、光センサの一方を構成するフォトトランジスタ86、87、88、89が磁気カードの搬送方向に沿って一列に配設されている。このフォトトランジスタ86〜89は、図14のFF断面に相当する図15の要部概念断面図で示すように、下搬送路19内に埋め込まれた形で配設されており、各フォトトランジスタ86、87、88、89の上部を覆う下搬送路19には、光の検出幅を規定するためのスリット90、91、92、93が形成されている。さらに、スリット90〜93の形成された下搬送路19上には、下部センサカバー94が配設されている。この下部センサカバー94は、俵形に形成された透明のプラスチック板により構成されており、下搬送路19に形成された同一形状の枠内に接着により嵌め込まれている。したがって、後述する発光ダイオードからの光は透明な下部センサカバー94を通過した後、スリット90〜93の隙間からフォトトランジスタ86〜89に受光されることとなる。また、図15で示すように、下部センサカバー94の上面は実質的に下搬送路面と同一面となるように配置されているため、走行する磁気カードの縁が下部センサカバー94に引っ掛かることはない。
【0060】
一方、図15で示すように、カバー3側の上搬送路55には、光センサの他方を構成する発光ダイオード95、96、97、98が磁気カードの搬送方向に沿って一列に配設されている。この発光ダイオード95〜98は上搬送路55内に埋め込まれた形で配設されているが、発光面を遮蔽するスリット等は形成されていない。また、発光ダイオード95〜98は上述した各フォトトランジスタ86〜89と平面的に一致するように配設されており、この発光ダイオード95〜98の発光面が接する上搬送路55上には、上部センサカバー99が配設されている。この上部センサカバー99は、上述した下部センサカバー94と同じく俵形に形成された透明のプラスチック板により構成されており、上搬送路55に形成された同一形状の枠内に接着により嵌め込まれている。また、この上部センサカバー99についても、その上面は実質的に上搬送路面と同一面となるように配置されているため、磁気カードの走行をじゃますることはない。したがって、発光ダイオード95〜98から照射された光は透明な上部センサカバー99を通過した後、下部センサカバー94を通過し、さらにスリット90〜93の隙間から対向するフォトトランジスタ86〜89で受光されることとなる。
【0061】
このようなセンサ保護手段によると、光センサを構成する各素子の表面に液物が流入したとしても、これらの液物の素子側への進入は上下のセンサカバーにより遮断されるため、素子表面への液物の付着やさらに装置内部への液物の進入をを排除することができる。しかも、センサカバーにより素子の周囲に形成される窪みが覆われ、磁気カードに付着したゴミや磁気カードとともに運ばれてくる埃等が素子の表面に溜まることがないので、液物や埃等により光が遮られることがない。このため、磁気カード位置の検出ミスが可及的に防止されるうえ、従来のように素子の表面に溜まった埃等を定期的に除去する手間が不要となる。また、使用中にセンサカバーが汚れたとしても、表面の汚れは簡単に除去することができるので、メンテナンス作業にかかる手間と時間を大幅に削減することができる。
【0062】
このように、光センサの表面は液物や埃等により遮られることがないので、発光ダイオード95〜98から照射される光は確実にフォトトランジスタ86〜89で受光されることになり、カード搬送路内を走行する磁気カードの正確な位置検出を長期間に渡って安定して行うことができる。
【0063】
なお、上述したセンサカバーの形状や取付け方法等は上記実施例に限定されるものではなく、センサの配置やカード搬送路の形状により適宜変更可能であることは言うまでもない。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明に係わるカードリーダライタでは、カバーの一端に配設された支承軸を装置本体に形成された軸受け部と押え部材との間で挾持し、前記カバーを支承軸を中心として回動自在に支承するとともに、前記カバーの他端に配設したクランプと、装置本体に形成されたクランプ孔とを係合させることにより、カバーを装置本体に係合固定するようにしたため、ドライバ等の工具を用いることなしに、カバーを簡単な操作により開閉することができる。しかも、ビス等の取付け部品が不要となるので、ビスの締め忘れや締付け不足等の不具合を起こすことがなく、これらを原因とする装置の故障を未然に防止することができる。また、カード搬送路の上下に配設された光センサの表面をセンサカバーで覆うようにしたため、素子表面への液物等の付着や埃等の滞積が排除されるので、カード位置の検出ミスが可及的に防止されるうえ、定期的なメンテナンスも不要となる。しかも、センサカバーの汚れは簡単に除去することができるので、メンテナンス時の操作性を向上し、メンテナンス作業にかかる手間と時間を大幅に削減することができる。
【0065】
また、上述した構成によれば、カバーをビス等により装置本体に固定するようにしたものや、カバーと装置本体の接続部分に蝶番等を使用したものと比べて回動部分にガタや遊びが生じにくくなるので、カバーを装置本体に装着した時の光センサの位置ずれが可及的に防止され、このためカードの正確な位置検出が可能となる。
【0066】
さらに、外部から流入した液物については、これを所定の部分に配設した液物案内手段により捕集し、内部の所定部品に接触させることなしに外部に案内するようにしたため、液物が機器内部に残留して電子部品に付着することがないので、制御基板のショート等の電気的な故障の発生を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この実施例における磁気カードリーダライタの外観を示す概念斜視図。
【図2】図1の部分平面図。
【図3】図1の一部破断側面図。
【図4】図1の部分平面図。
【図5】図4の概念断面図。
【図6】図1の一部破断平面図。
【図7】図1のCC断面に相当する概念部分断面図。
【図8】パンチ屑収容機構の要部概念斜視図。
【図9】パンチ屑収容機構の要部概念斜視図。
【図10】パンチ屑収容機構の要部概念斜視図。
【図11】パンチ屑収容機構の要部概念斜視図。
【図12】図6のDD断面に相当する要部概念断面図。
【図13】図6のEE断面に相当する要部概念断面図。
【図14】図1の一部破断平面図。
【図15】図14のFF断面に相当する要部概念断面図。
【符号の説明】
1…磁気カードリーダライタ
2…装置本体
3…カバー
5…カード挿入口
6…カバー支承手段
7…カバー開閉手段
19…下搬送路
21、22…カード搬送ローラ
23…磁気ヘッド
25…第1の液物案内溝
30、38…液物捕集部
34…第2の液物案内溝
42…第3の液物案内溝
48…第4の液物案内溝
54…パンチ機構
55…上搬送路
68…パンチ屑収容機構
94…下部センサカバー
99…上部センサカバー
Claims (4)
- カバーと装置本体との間に形成されるカード搬送路内にカードを走行させ、当該カードに記録された情報の読み取り、あるいはカードへの情報の書き込み等の処理を行うカードリーダライタにおいて、
前記カバーの一端に配設された支承軸と、前記装置本体に形成された断面略U字形状の軸受け部と、当該軸受け部に載設される押え部材とから構成され、前記支承軸を前記軸受け部と押え部材との間で挾持することにより、前記カバーの一端を前記支承軸を中心として回動自在に支承するカバー支承手段と、
前記カバーの他端に配設されたクランプと、前記装置本体に形成されたクランプ孔とから構成され、前記クランプの先端とクランプ孔とを係合させることにより前記カバーと装置本体とを係合固定し、前記クランプの先端とクランプ孔との係合を解除することにより前記カバーと装置本体とを離間するカバー開閉手段と、
前記装置本体内に形成され、外部から流入した液物を内部の所定部品に接触させることなしに外部に案内する液物案内手段と、
前記カード搬送路上に配設された光センサの表面を覆うセンサ保護手段と
を具えたことを特徴とするカードリーダライタ。 - 前記カバー開閉手段のクランプは、略L字形状の先端部と、一方向に付勢されたハンドル部により構成され、前記ハンドル部を付勢方向に抗して押圧するとともに、所定の回転角度だけ一方向に回転させることにより前記先端部と前記クランプ孔を係合し、前記ハンドル部を所定の回転角度だけ他方向に回転させることにより前記先端部と前記クランプ孔との係合を解除することを特徴とする請求項1記載のカードリーダライタ。
- 前記液物案内手段は、カードを搬送するローラの周囲と、カードに記録された情報の読み取り、あるいはカードへの情報の書き込みを行う磁気ヘッドの周囲に配設されることを特徴とする請求項1記載のカードリーダライタ。
- 前記センサ保護手段は、カードの搬送方向に沿って一体に形成された透明のプラスチック板により構成されることを特徴とする請求項1記載のカードリーダライタ。
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