JP2002298098A - カードリーダライタ - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】浮遊塵埃(じんあい)の侵入を防止することが
でき、かつ、カード表面に付着した塵埃や汚れを除去す
ることができるとともに、汚れた際の復旧性に優れ、安
価な防塵・防染手段を有する。 【解決手段】カード挿入口11を備えるカード搬送路
と、取り外し可能に取り付けられ、前記カード挿入口1
1を弾性的に閉塞(そく)する防塵シート20とを有す
る。
でき、かつ、カード表面に付着した塵埃や汚れを除去す
ることができるとともに、汚れた際の復旧性に優れ、安
価な防塵・防染手段を有する。 【解決手段】カード挿入口11を備えるカード搬送路
と、取り外し可能に取り付けられ、前記カード挿入口1
1を弾性的に閉塞(そく)する防塵シート20とを有す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カードリーダライ
タに関するものである。
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、テレホンカード、乗車券カード、
各種プリペイドカード等の磁気カード、ICカード、リ
ライタブルカード等のカード情報である磁気データ、電
子データ、印字データ等の書込み及び読込みを行うカー
ドリーダライタにおいては、内部に配設された磁気ヘッ
ド、印字ヘッド、ローラ等の汚れによって読取エラーな
どのトラブルが発生してしまう。
各種プリペイドカード等の磁気カード、ICカード、リ
ライタブルカード等のカード情報である磁気データ、電
子データ、印字データ等の書込み及び読込みを行うカー
ドリーダライタにおいては、内部に配設された磁気ヘッ
ド、印字ヘッド、ローラ等の汚れによって読取エラーな
どのトラブルが発生してしまう。
【0003】そこで、カード搬送路の後方にファンを配
設し、カード搬送路の後方からカード挿入口に向けて空
気の流れを発生させることによって、カードリーダライ
タのカード挿入口からカードリーダライタ内部に塵埃
(じんあい)が侵入するのを防止するようにしたカード
リーダライタが提供されている(特開平5−32553
4号公報、特開平6−89356号公報、特開平6−1
50037号公報参照)。
設し、カード搬送路の後方からカード挿入口に向けて空
気の流れを発生させることによって、カードリーダライ
タのカード挿入口からカードリーダライタ内部に塵埃
(じんあい)が侵入するのを防止するようにしたカード
リーダライタが提供されている(特開平5−32553
4号公報、特開平6−89356号公報、特開平6−1
50037号公報参照)。
【0004】これにより、空気中に浮遊する浮遊塵埃等
がカード挿入口から侵入することを防止することがで
き、磁気ヘッド、印字ヘッド、ローラ等が汚染されるこ
とがない。
がカード挿入口から侵入することを防止することがで
き、磁気ヘッド、印字ヘッド、ローラ等が汚染されるこ
とがない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の防塵手段は、カードリーダライタのカード挿入口か
ら空気と共に侵入する浮遊塵埃に対しては有効である
が、カードに付着して侵入するカードの汚れに対しては
効果を得ることができない。また、カード搬送路の後方
にファンを配設する必要があるので、装置が高価になっ
てしまう。
来の防塵手段は、カードリーダライタのカード挿入口か
ら空気と共に侵入する浮遊塵埃に対しては有効である
が、カードに付着して侵入するカードの汚れに対しては
効果を得ることができない。また、カード搬送路の後方
にファンを配設する必要があるので、装置が高価になっ
てしまう。
【0006】そこで、カードリーダライタのカード挿入
口の付近にカードの厚さ分の退避が可能であり、かつ、
回転可能なローラを配設し、カードが出入りする時以外
はカード挿入口の内外を遮蔽(へい)しておくことによ
って、カード挿入口からカードリーダライタ内部に塵埃
が侵入するのを防止するようにしたカードリーダライタ
が提供されている(特開平6−314355号公報、特
開平8−292997号公報、特開平11−26003
5号公報参照)。
口の付近にカードの厚さ分の退避が可能であり、かつ、
回転可能なローラを配設し、カードが出入りする時以外
はカード挿入口の内外を遮蔽(へい)しておくことによ
って、カード挿入口からカードリーダライタ内部に塵埃
が侵入するのを防止するようにしたカードリーダライタ
が提供されている(特開平6−314355号公報、特
開平8−292997号公報、特開平11−26003
5号公報参照)。
【0007】この場合、カードが出入りする時以外はロ
ーラによってカード挿入口が閉じられているので、浮遊
塵埃等がカード挿入口から侵入することが防止できる。
しかも、ローラの表面がカードの表面に押し付けられる
ので、カード表面に付着した塵埃や汚れ等がローラの表
面によって拭(ふ)き取られて除去されるので、カード
表面に付着した塵埃や汚れに対しても一定の効果を得る
ことができる。
ーラによってカード挿入口が閉じられているので、浮遊
塵埃等がカード挿入口から侵入することが防止できる。
しかも、ローラの表面がカードの表面に押し付けられる
ので、カード表面に付着した塵埃や汚れ等がローラの表
面によって拭(ふ)き取られて除去されるので、カード
表面に付着した塵埃や汚れに対しても一定の効果を得る
ことができる。
【0008】しかしながら、このようなカード挿入口に
ローラを配設したカードリーダライタにおいては、カー
ド表面から除去された塵埃、汚れ等は、ローラ付近に集
められるので、これらの集められた塵埃、汚れ等によっ
てローラの回転が重くなってしまう。
ローラを配設したカードリーダライタにおいては、カー
ド表面から除去された塵埃、汚れ等は、ローラ付近に集
められるので、これらの集められた塵埃、汚れ等によっ
てローラの回転が重くなってしまう。
【0009】また、ローラの表面に付着したり、ローラ
付近に集められた塵埃、汚れのクリーニングは面倒であ
り、カードリーダライタのメンテナンスに時間がかかっ
てしまう。
付近に集められた塵埃、汚れのクリーニングは面倒であ
り、カードリーダライタのメンテナンスに時間がかかっ
てしまう。
【0010】さらに、ローラがカードリーダライタの内
部に配設されているので、操作者が塵埃、汚れが溜
(た)まっていることに気づきにくい。そして、塵埃、
汚れのクリーニングをせずに、そのまま磁気カードリー
ダライタを使用すると、読み取りエラー、書き込みエラ
ー等の機能障害が発生してしまう。
部に配設されているので、操作者が塵埃、汚れが溜
(た)まっていることに気づきにくい。そして、塵埃、
汚れのクリーニングをせずに、そのまま磁気カードリー
ダライタを使用すると、読み取りエラー、書き込みエラ
ー等の機能障害が発生してしまう。
【0011】本発明は、前記従来のカードリーダライタ
の問題点を解決して、浮遊塵埃の侵入を防止することが
でき、かつ、カード表面に付着した塵埃や汚れを除去す
ることができるとともに、汚れた際の復旧性に優れ、安
価な防塵・防染手段を有するカードリーダライタを提供
することを目的とする。
の問題点を解決して、浮遊塵埃の侵入を防止することが
でき、かつ、カード表面に付着した塵埃や汚れを除去す
ることができるとともに、汚れた際の復旧性に優れ、安
価な防塵・防染手段を有するカードリーダライタを提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のカ
ードリーダライタにおいては、カード挿入口を備えるカ
ード搬送路と、取り外し可能に取り付けられ、前記カー
ド挿入口を弾性的に閉塞する防塵シートとを有する。
ードリーダライタにおいては、カード挿入口を備えるカ
ード搬送路と、取り外し可能に取り付けられ、前記カー
ド挿入口を弾性的に閉塞する防塵シートとを有する。
【0013】本発明の他のカードリーダライタにおいて
は、さらに、前記防塵シートは、弾性体フィルムから成
る基体、該基体の一面上に形成された織布又は不織布か
ら成る表面層、及び、前記基体の他面上に形成された接
着剤又は粘着テープから成る粘着層を一体化した積層体
である。
は、さらに、前記防塵シートは、弾性体フィルムから成
る基体、該基体の一面上に形成された織布又は不織布か
ら成る表面層、及び、前記基体の他面上に形成された接
着剤又は粘着テープから成る粘着層を一体化した積層体
である。
【0014】本発明の更に他のカードリーダライタにお
いては、さらに、前記防塵シートは、前記カード挿入口
の一方の壁面に頂部が押し付けられて前記カード挿入口
を弾性的に閉塞(そく)する突起部分を少なくとも1つ
備える。
いては、さらに、前記防塵シートは、前記カード挿入口
の一方の壁面に頂部が押し付けられて前記カード挿入口
を弾性的に閉塞(そく)する突起部分を少なくとも1つ
備える。
【0015】本発明の更に他のカードリーダライタにお
いては、さらに、前記防塵シートは、前記カード搬送路
の下側の壁面のほぼ全面を覆う。
いては、さらに、前記防塵シートは、前記カード搬送路
の下側の壁面のほぼ全面を覆う。
【0016】本発明の更に他のカードリーダライタにお
いては、カード搬送路と、該カード搬送路中に配設され
たヘッドと、前記カード搬送路中の前記ヘッドの前後に
それぞれ配設された搬送ローラと、該搬送ローラに対向
させて配設された押圧ローラとを有し、前記カード搬送
路は、前記ヘッドの前後にそれぞれカードの長さ以上の
長さを備え、前記押圧ローラは、前記搬送ローラと対向
する押圧ローラとの軸芯(しん)を結ぶ直線が垂直線か
ら所定角だけ前記ヘッドに向けて傾斜するように配設さ
れる。
いては、カード搬送路と、該カード搬送路中に配設され
たヘッドと、前記カード搬送路中の前記ヘッドの前後に
それぞれ配設された搬送ローラと、該搬送ローラに対向
させて配設された押圧ローラとを有し、前記カード搬送
路は、前記ヘッドの前後にそれぞれカードの長さ以上の
長さを備え、前記押圧ローラは、前記搬送ローラと対向
する押圧ローラとの軸芯(しん)を結ぶ直線が垂直線か
ら所定角だけ前記ヘッドに向けて傾斜するように配設さ
れる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】図1は本発明の第1の実施の形態における
カードリーダライタの概略断面図である。
カードリーダライタの概略断面図である。
【0019】図に示されるように、カードリーダライタ
は、カード挿入口11、図示されない駆動源によって回
転させられてカードを搬送する搬送ローラ12、及び、
ヘッドとしてのリードライトヘッド13を有する。
は、カード挿入口11、図示されない駆動源によって回
転させられてカードを搬送する搬送ローラ12、及び、
ヘッドとしてのリードライトヘッド13を有する。
【0020】ここで、前記カードは、テレホンカード、
乗車券カード等の各種プリペイドカード、クレジットカ
ード、キャッシュカード、メンバーズカード、ポイント
カード、IDカード等のカードであり、各種情報の読み
取り、書き込み及び消去が可能な磁気記録帯、IC、熱
可逆性記録材料帯等の情報記録手段を有し、磁気カー
ド、ICカード、リライタブルカード等と称されるカー
ドである。
乗車券カード等の各種プリペイドカード、クレジットカ
ード、キャッシュカード、メンバーズカード、ポイント
カード、IDカード等のカードであり、各種情報の読み
取り、書き込み及び消去が可能な磁気記録帯、IC、熱
可逆性記録材料帯等の情報記録手段を有し、磁気カー
ド、ICカード、リライタブルカード等と称されるカー
ドである。
【0021】また、前記リードライトヘッド13は、磁
気、電気、光、熱等を発生したり読み取ることによっ
て、前記情報記録手段に接触して又は接触せずに、前記
情報記録手段から情報を読み取ったり、前記情報記録手
段に情報を書き込んだり、前記情報記録手段に書き込ま
れている情報を消去したりするための手段である。そし
て、前記リードライトヘッド13は、磁気ヘッド、光ヘ
ッド、サーマルヘッド等、いかなるものであってもよい
が、本実施の形態においては、リードライトヘッド13
として、接触式の磁気ヘッドを採用した例について説明
する。
気、電気、光、熱等を発生したり読み取ることによっ
て、前記情報記録手段に接触して又は接触せずに、前記
情報記録手段から情報を読み取ったり、前記情報記録手
段に情報を書き込んだり、前記情報記録手段に書き込ま
れている情報を消去したりするための手段である。そし
て、前記リードライトヘッド13は、磁気ヘッド、光ヘ
ッド、サーマルヘッド等、いかなるものであってもよい
が、本実施の形態においては、リードライトヘッド13
として、接触式の磁気ヘッドを採用した例について説明
する。
【0022】なお、前記カードリーダライタは、下側フ
レーム14及び上側フレーム15を有し、前記搬送ロー
ラ12は下側フレーム14に対して回転可能に取り付け
られ、リードライトヘッド13は下側フレーム14に対
して固定的に取り付けられる。そして、上側フレーム1
5には、前記搬送ローラ12と対向させて磁気カードに
搬送力を付与するための押圧ローラ16が取り付けら
れ、リードライトヘッド13に対向する位置には、磁気
カードをリードライトヘッド13に押圧し、密着させる
ためのパッドローラ17が回転可能に取り付けられる。
なお、上側フレーム15は、軸支点21に回転可能に取
り付けられ、該軸支点21を中心に下側フレーム14に
対して揺動できるようになっている。
レーム14及び上側フレーム15を有し、前記搬送ロー
ラ12は下側フレーム14に対して回転可能に取り付け
られ、リードライトヘッド13は下側フレーム14に対
して固定的に取り付けられる。そして、上側フレーム1
5には、前記搬送ローラ12と対向させて磁気カードに
搬送力を付与するための押圧ローラ16が取り付けら
れ、リードライトヘッド13に対向する位置には、磁気
カードをリードライトヘッド13に押圧し、密着させる
ためのパッドローラ17が回転可能に取り付けられる。
なお、上側フレーム15は、軸支点21に回転可能に取
り付けられ、該軸支点21を中心に下側フレーム14に
対して揺動できるようになっている。
【0023】また、18は前記下側フレーム14に固定
された下側筐(きょう)体、19は前記上側フレーム1
5に固定された上側筐体である。
された下側筐(きょう)体、19は前記上側フレーム1
5に固定された上側筐体である。
【0024】そして、カード挿入口11には、弾性体か
ら成る防塵シート20が粘着テープ等によって下側フレ
ーム14に取り付けられる。ここで、前記防塵シート2
0は、図1に示されるように、断面が山型の突起部分2
0aを有し、該突起部分20aは、その頂部が上側フレ
ーム15の下側面と接触し、カード挿入口11からカー
ドが挿入された時は弾性変形するようになっている。
ら成る防塵シート20が粘着テープ等によって下側フレ
ーム14に取り付けられる。ここで、前記防塵シート2
0は、図1に示されるように、断面が山型の突起部分2
0aを有し、該突起部分20aは、その頂部が上側フレ
ーム15の下側面と接触し、カード挿入口11からカー
ドが挿入された時は弾性変形するようになっている。
【0025】次に、前記構成のカードリーダライタの動
作について説明する。
作について説明する。
【0026】まず、磁気カードが挿入されていない状態
においては、図1に示されるように、カード挿入口11
が防塵シート20の突起部分20aによって塞(ふさ)
がれているので、浮遊塵埃が外部から侵入することはな
い。
においては、図1に示されるように、カード挿入口11
が防塵シート20の突起部分20aによって塞(ふさ)
がれているので、浮遊塵埃が外部から侵入することはな
い。
【0027】そして、塵埃や汚れが付着した図示されな
いカードが、オペレータ等の手によって、カード挿入口
11から挿入されると、前記カードは、防塵シート20
の突起部分20aを押し下げて弾性変形させながら、上
側フレーム15の下側面と前記突起部分20aの頂部と
の間を通過する。そのため、カードの下側面には、前記
突起部分20aの頂部が弾性力によって押し付けられる
ので、前記カードの下側面に付着した塵埃や汚れは、突
起部分20aによって払拭(ふっしょく)されて防塵シ
ート20の上面に落下する。
いカードが、オペレータ等の手によって、カード挿入口
11から挿入されると、前記カードは、防塵シート20
の突起部分20aを押し下げて弾性変形させながら、上
側フレーム15の下側面と前記突起部分20aの頂部と
の間を通過する。そのため、カードの下側面には、前記
突起部分20aの頂部が弾性力によって押し付けられる
ので、前記カードの下側面に付着した塵埃や汚れは、突
起部分20aによって払拭(ふっしょく)されて防塵シ
ート20の上面に落下する。
【0028】これにより、塵埃や汚れが取り除かれ清浄
な状態のカードが搬送ローラ12に送り込まれる。ここ
で、該搬送ローラ12が図示されない駆動源によって回
転させられているので、前記カードは、カードリーダラ
イタ内部に取り込まれて、図において右方向へ搬送さ
れ、リードライトヘッド13に送り込まれる。そして、
該リードライトヘッド13がカードの下側面に形成され
た情報記録手段である磁気記録帯に接触して、該磁気記
録帯に書き込まれている情報を読み取ったり、情報を書
き込んだり、書き込まれている情報を消去したりする、
すなわち、リードライト処理を実行する。
な状態のカードが搬送ローラ12に送り込まれる。ここ
で、該搬送ローラ12が図示されない駆動源によって回
転させられているので、前記カードは、カードリーダラ
イタ内部に取り込まれて、図において右方向へ搬送さ
れ、リードライトヘッド13に送り込まれる。そして、
該リードライトヘッド13がカードの下側面に形成され
た情報記録手段である磁気記録帯に接触して、該磁気記
録帯に書き込まれている情報を読み取ったり、情報を書
き込んだり、書き込まれている情報を消去したりする、
すなわち、リードライト処理を実行する。
【0029】この場合、前記カードの下側面は、突起部
分20aによって払拭されて清浄な状態となっているの
で、前記リードライトヘッド13は塵埃や汚れの影響を
受けることなく、リードライト処理を正確に実行するこ
とができる。また、前記リードライトヘッド13に前記
カードの下側面に付着した塵埃や汚れが付着することが
ないので、前記リードライトヘッド13も清浄な状態に
維持され、長期間にわたり、リードライト処理を正確に
実行することができる。
分20aによって払拭されて清浄な状態となっているの
で、前記リードライトヘッド13は塵埃や汚れの影響を
受けることなく、リードライト処理を正確に実行するこ
とができる。また、前記リードライトヘッド13に前記
カードの下側面に付着した塵埃や汚れが付着することが
ないので、前記リードライトヘッド13も清浄な状態に
維持され、長期間にわたり、リードライト処理を正確に
実行することができる。
【0030】そして、リードライト処理が終了すると、
搬送ローラ12が逆方向に回転させられ、前記カード
は、図において左方向へ搬送されてカード挿入口11に
返却され、オペレータ等の手によって、カードリーダラ
イタから取り除かれる。
搬送ローラ12が逆方向に回転させられ、前記カード
は、図において左方向へ搬送されてカード挿入口11に
返却され、オペレータ等の手によって、カードリーダラ
イタから取り除かれる。
【0031】このような動作が繰り返されると、防塵シ
ート20上には塵埃や汚れが累積し、防塵シート20自
体が汚れてしまう。すなわち、比較的大きな塵埃や汚れ
は防塵シート20の表面に飛散して付着し、小さな塵埃
や汚れ又は液体状の汚れは防塵シート20内部に浸透し
てシミが形成されてしまう。
ート20上には塵埃や汚れが累積し、防塵シート20自
体が汚れてしまう。すなわち、比較的大きな塵埃や汚れ
は防塵シート20の表面に飛散して付着し、小さな塵埃
や汚れ又は液体状の汚れは防塵シート20内部に浸透し
てシミが形成されてしまう。
【0032】この場合、図に示されるように、前記防塵
シート20は、カード挿入口11に取り付けられている
ので、前記防塵シート20の汚れを磁気カードリーダラ
イタの外部から観察することができる。したがって、カ
ードリーダライタを保守管理する者は前記防塵シート2
0の汚れの状態を容易にかつ的確に判断することができ
るので、交換すべきタイミングを逸することなく、汚れ
た防塵シート20を交換することができる。
シート20は、カード挿入口11に取り付けられている
ので、前記防塵シート20の汚れを磁気カードリーダラ
イタの外部から観察することができる。したがって、カ
ードリーダライタを保守管理する者は前記防塵シート2
0の汚れの状態を容易にかつ的確に判断することができ
るので、交換すべきタイミングを逸することなく、汚れ
た防塵シート20を交換することができる。
【0033】次に、防塵シート20を交換する動作につ
いて説明する。
いて説明する。
【0034】図2は本発明の第1の実施の形態における
防塵シートの交換動作を示す図である。
防塵シートの交換動作を示す図である。
【0035】この場合、図示されないロック機構が解除
され、続いて、上側フレーム15が上側筐体19と共に
軸支点21を中心に時計回りに回転させられ、図に示さ
れるような状態となる。これにより、カードリーダライ
タを保守管理する者は防塵シート20の全体を目視する
ことができ、かつ、触手することができる。
され、続いて、上側フレーム15が上側筐体19と共に
軸支点21を中心に時計回りに回転させられ、図に示さ
れるような状態となる。これにより、カードリーダライ
タを保守管理する者は防塵シート20の全体を目視する
ことができ、かつ、触手することができる。
【0036】そして、防塵シート20は粘着テープ等に
よって下側フレーム14に取り付けられているだけなの
で、汚れた防塵シート20を新品の防塵シート20に容
易に交換することができる。
よって下側フレーム14に取り付けられているだけなの
で、汚れた防塵シート20を新品の防塵シート20に容
易に交換することができる。
【0037】このように、本実施の形態においては、カ
ード挿入口11に取り付けられた防塵シート20の突起
部分20aが前記カード挿入口11を塞ぐようになって
いるので、浮遊塵埃が外部からカード挿入口11に侵入
するのを防止することができる。
ード挿入口11に取り付けられた防塵シート20の突起
部分20aが前記カード挿入口11を塞ぐようになって
いるので、浮遊塵埃が外部からカード挿入口11に侵入
するのを防止することができる。
【0038】また、カードに付着した塵埃や汚れが前記
突起部分20aによって払拭されて防塵シート20の上
面に落下するので、塵埃や汚れがカードと共にカード挿
入口11から侵入して、搬送ローラ12、リードライト
ヘッド13等を汚染するのも防止することができる。
突起部分20aによって払拭されて防塵シート20の上
面に落下するので、塵埃や汚れがカードと共にカード挿
入口11から侵入して、搬送ローラ12、リードライト
ヘッド13等を汚染するのも防止することができる。
【0039】さらに、前記突起部分20aによって払拭
された塵埃や汚れは防塵シート20上に集中するので、
カードリーダライタを保守管理する者は防塵シート20
が汚れて交換すべきタイミングを逸することがない。ま
た、上側フレーム15をオープンさせるだけで汚れた防
塵シート20を新品の防塵シート20に容易に交換する
ことができる。
された塵埃や汚れは防塵シート20上に集中するので、
カードリーダライタを保守管理する者は防塵シート20
が汚れて交換すべきタイミングを逸することがない。ま
た、上側フレーム15をオープンさせるだけで汚れた防
塵シート20を新品の防塵シート20に容易に交換する
ことができる。
【0040】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
説明する。
【0041】図3は本発明の第2の実施の形態における
防塵シートの断面図である。
防塵シートの断面図である。
【0042】図に示されるように、防塵シート30は、
埃(ほこり)、油脂汚れ等の塵埃を受け入れるための表
面層31、防塵シート30の強度を確保するための基体
としてのベース層32、及び防塵シート30の下側フレ
ーム14(図1)に対して固定するための粘着層33に
よって構成され、これらの各層は接着等によって一体化
されて積層体となっている。
埃(ほこり)、油脂汚れ等の塵埃を受け入れるための表
面層31、防塵シート30の強度を確保するための基体
としてのベース層32、及び防塵シート30の下側フレ
ーム14(図1)に対して固定するための粘着層33に
よって構成され、これらの各層は接着等によって一体化
されて積層体となっている。
【0043】そして、前記表面層31は汚れたカードと
接触し、カードの表面から汚れだけを取り除く役割を果
たす。したがって、材料としては、拭き取り性、拭き取
りによって破損しない耐久性、及び、拭き取った汚れを
カードに再転写させない再付着防止性を有するものであ
ることが望ましく、例えば、ポリエステル、ポリプロピ
レン等の材料から成る不織布、又は、前記材料の極細の
繊維から成る織布等である。
接触し、カードの表面から汚れだけを取り除く役割を果
たす。したがって、材料としては、拭き取り性、拭き取
りによって破損しない耐久性、及び、拭き取った汚れを
カードに再転写させない再付着防止性を有するものであ
ることが望ましく、例えば、ポリエステル、ポリプロピ
レン等の材料から成る不織布、又は、前記材料の極細の
繊維から成る織布等である。
【0044】また、前記ベース層32は、前記表面層3
1の形状を保つ役割のほかに、カードが出入りする際に
防塵シート30の突起部分30aがカードの厚さ分だけ
弾性変形し、カードが通過後には元の形状に復帰し、カ
ード走行路を閉鎖する役割を果たすものなので、繰り返
しの撓(たわ)み耐久性に優れたポリエステルのフィル
ム等を使用するのが望ましい。
1の形状を保つ役割のほかに、カードが出入りする際に
防塵シート30の突起部分30aがカードの厚さ分だけ
弾性変形し、カードが通過後には元の形状に復帰し、カ
ード走行路を閉鎖する役割を果たすものなので、繰り返
しの撓(たわ)み耐久性に優れたポリエステルのフィル
ム等を使用するのが望ましい。
【0045】さらに、前記粘着層33は、接着剤又は粘
着テープから成り、これにより、防塵シート30が下側
フレーム14の上面に取り外し可能に取り付けられる。
着テープから成り、これにより、防塵シート30が下側
フレーム14の上面に取り外し可能に取り付けられる。
【0046】このように、本実施の形態においては、表
面層31とベース層32とを一体化して積層体の構成に
し、表面層31をポリエステル、ポリプロピレン等の材
料から成る不織布、又は、前記材料の極細の繊維から成
る織布等によって形成することによって、汚れの拭き取
り性を高くすることができる。また、汚れが不織布又は
織布の内部に浸透するので、拭き取られた汚れがカード
の表面に再度付着することを防止することができる。
面層31とベース層32とを一体化して積層体の構成に
し、表面層31をポリエステル、ポリプロピレン等の材
料から成る不織布、又は、前記材料の極細の繊維から成
る織布等によって形成することによって、汚れの拭き取
り性を高くすることができる。また、汚れが不織布又は
織布の内部に浸透するので、拭き取られた汚れがカード
の表面に再度付着することを防止することができる。
【0047】さらに、防塵シート30のベース層32を
ポリエステル等の弾性体フィルムによって形成すること
によって、カードのリードライト処理が繰り返し実行さ
れて突起部分30aの弾性変形が繰り返されても、カー
ド挿入口11を安定的に閉塞することができる。
ポリエステル等の弾性体フィルムによって形成すること
によって、カードのリードライト処理が繰り返し実行さ
れて突起部分30aの弾性変形が繰り返されても、カー
ド挿入口11を安定的に閉塞することができる。
【0048】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。なお、第1及び第2の実施の形態と同じ構造
を有するものについては、同じ符号を付与することによ
ってその説明を省略する。
説明する。なお、第1及び第2の実施の形態と同じ構造
を有するものについては、同じ符号を付与することによ
ってその説明を省略する。
【0049】図4は本発明の第3の実施の形態における
カード挿入口にカードが挿入された状態を示す図であ
る。
カード挿入口にカードが挿入された状態を示す図であ
る。
【0050】まず、カード41がカード挿入口11に挿
入されると、防塵シート30の突起部分30aがカード
41によって下向きの押圧力を受けることになる。この
時、突起部分30aの麓(ふもと)部分30bが撓み、
突起部分30a自体はカード41の厚さ分だけ下方に退
避することになるので、カード41の拭き取り作業を継
続的に行うことができる。
入されると、防塵シート30の突起部分30aがカード
41によって下向きの押圧力を受けることになる。この
時、突起部分30aの麓(ふもと)部分30bが撓み、
突起部分30a自体はカード41の厚さ分だけ下方に退
避することになるので、カード41の拭き取り作業を継
続的に行うことができる。
【0051】また、カード41の挿入の容易さ及びカー
ド挿入口11を遮蔽する力、すなわち、突起部分30a
の頂部が上側フレーム15の下側面に押し付けられる弾
性力は、ベース層32の厚さを変化させることによって
可能であるが、防塵シート30の突起部分30aの両側
に位置する粘着層33間の距離を変化させることによっ
ても調整することができる。
ド挿入口11を遮蔽する力、すなわち、突起部分30a
の頂部が上側フレーム15の下側面に押し付けられる弾
性力は、ベース層32の厚さを変化させることによって
可能であるが、防塵シート30の突起部分30aの両側
に位置する粘着層33間の距離を変化させることによっ
ても調整することができる。
【0052】このように、本実施の形態においては、防
塵シート30に単に突起部分30aを形成し、突起部分
30aの麓部分30bを弾性変形させることによって、
カード41の挿入を可能にし、かつ、カード41に付着
した塵埃や汚れの拭き取りが実施されるようになってい
る。したがって、カード挿入口11を塞いで浮遊塵埃が
外部から侵入することを確実に防止するとともに、カー
ド41に付着した塵埃や汚れを適切に払拭することがで
きる手段として、構造が簡単で、製造コストの非常に低
い手段を提供することができる。
塵シート30に単に突起部分30aを形成し、突起部分
30aの麓部分30bを弾性変形させることによって、
カード41の挿入を可能にし、かつ、カード41に付着
した塵埃や汚れの拭き取りが実施されるようになってい
る。したがって、カード挿入口11を塞いで浮遊塵埃が
外部から侵入することを確実に防止するとともに、カー
ド41に付着した塵埃や汚れを適切に払拭することがで
きる手段として、構造が簡単で、製造コストの非常に低
い手段を提供することができる。
【0053】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。なお、第1〜3の実施の形態と同じ構造を有
するものについては、同じ符号を付与することによって
その説明を省略する。
説明する。なお、第1〜3の実施の形態と同じ構造を有
するものについては、同じ符号を付与することによって
その説明を省略する。
【0054】図5は本発明の第4の実施の形態における
カードリーダライタの概略断面図である。
カードリーダライタの概略断面図である。
【0055】図に示されるように、防塵シート50はカ
ードリーダライタの下側フレーム14の全体を覆うよう
になっている。ただし、搬送ローラ12の部分及び磁気
ヘッド13の部分は開口されている。
ードリーダライタの下側フレーム14の全体を覆うよう
になっている。ただし、搬送ローラ12の部分及び磁気
ヘッド13の部分は開口されている。
【0056】前記防塵シート50を前述されたような形
状にすることによって、カードが搬送される範囲のすべ
ての直下を防塵シート50によって覆うことができる。
状にすることによって、カードが搬送される範囲のすべ
ての直下を防塵シート50によって覆うことができる。
【0057】このように、本実施の形態においては、カ
ードに付着した塵埃や汚れ等の異物が防塵シート50の
突起部分50aを突破してカード搬送路51に侵入し、
カードから落下した場合においても、防塵シート50が
異物を受け入れることができるので、異物がカードリー
ダライタ内部に飛散したりすることがなく、カードリー
ダライタ内部の図示されない回路基板、電子部品等への
悪影響を減らしたりすることができる。
ードに付着した塵埃や汚れ等の異物が防塵シート50の
突起部分50aを突破してカード搬送路51に侵入し、
カードから落下した場合においても、防塵シート50が
異物を受け入れることができるので、異物がカードリー
ダライタ内部に飛散したりすることがなく、カードリー
ダライタ内部の図示されない回路基板、電子部品等への
悪影響を減らしたりすることができる。
【0058】また、防塵シート50によって下側フレー
ム14の全体を覆うことができるので、新品の防塵シー
ト50と交換した際にカード搬送路51の清浄度合いを
高くすることができるので、カードの書込エラー及び読
込エラー等のトラブルを減少させることができる。
ム14の全体を覆うことができるので、新品の防塵シー
ト50と交換した際にカード搬送路51の清浄度合いを
高くすることができるので、カードの書込エラー及び読
込エラー等のトラブルを減少させることができる。
【0059】次に、本発明の第5の実施の形態について
説明する。なお、第1〜4の実施の形態と同じ構造を有
するものについては、同じ符号を付与することによって
その説明を省略する。
説明する。なお、第1〜4の実施の形態と同じ構造を有
するものについては、同じ符号を付与することによって
その説明を省略する。
【0060】図6は本発明の第5の実施の形態における
リードライトヘッドの汚れた状態を示す図である。
リードライトヘッドの汚れた状態を示す図である。
【0061】図に示されるように、リードライトヘッド
13の表面形状は、通常、円弧状の頂点56、及び、該
頂点56につながる斜面部57によって構成される。そ
して、汚れ55は頂点56と斜面部57とがつながる部
分に発生しやすい。また、汚れ55が堆(たい)積して
いく場合もこの箇所から堆積が始まっていく場合が多
い。それは、カードの下側面とリードライトヘッド31
の頂点56とが所定の圧力で密着して摺(しゅう)動し
ているので、リードライトヘッド13の頂点56におい
ては、汚れ55が分離・落下してしまうことによって堆
積しにくいと考えられるからである。
13の表面形状は、通常、円弧状の頂点56、及び、該
頂点56につながる斜面部57によって構成される。そ
して、汚れ55は頂点56と斜面部57とがつながる部
分に発生しやすい。また、汚れ55が堆(たい)積して
いく場合もこの箇所から堆積が始まっていく場合が多
い。それは、カードの下側面とリードライトヘッド31
の頂点56とが所定の圧力で密着して摺(しゅう)動し
ているので、リードライトヘッド13の頂点56におい
ては、汚れ55が分離・落下してしまうことによって堆
積しにくいと考えられるからである。
【0062】図7は本発明の第5の実施の形態における
カードリーダライタの動作の1例を示す図、図8は本発
明の第5の実施の形態におけるカードリーダライタの動
作の他の1例を示す図である。
カードリーダライタの動作の1例を示す図、図8は本発
明の第5の実施の形態におけるカードリーダライタの動
作の他の1例を示す図である。
【0063】本実施の形態においては、リードライトヘ
ッド13の前後(図7において左側及び右側)にそれぞ
れ配設された搬送ローラ12と該搬送ローラ12に対向
する押圧ローラ16との軸芯を結ぶ直線が、垂直線から
所定角αだけリードライトヘッド13に向けて傾斜する
ように、前記押圧ローラ16がそれぞれ配設される。
ッド13の前後(図7において左側及び右側)にそれぞ
れ配設された搬送ローラ12と該搬送ローラ12に対向
する押圧ローラ16との軸芯を結ぶ直線が、垂直線から
所定角αだけリードライトヘッド13に向けて傾斜する
ように、前記押圧ローラ16がそれぞれ配設される。
【0064】これにより、カード挿入口11から挿入さ
れたカード41が、搬送ローラ12と押圧ローラ16に
挟まれて搬送される時、図7に示されるように、カード
41は水平線から角度αだけ下向きに傾いた状態とな
り、その先端(図7において右端)がリードライトヘッ
ド13のカード挿入口11側(7図において左側)の斜
面部57に突入する。そして、リードライトヘッド13
の前記斜面部57に付着した汚れ55がカード41の先
端によって掻き落とされる。
れたカード41が、搬送ローラ12と押圧ローラ16に
挟まれて搬送される時、図7に示されるように、カード
41は水平線から角度αだけ下向きに傾いた状態とな
り、その先端(図7において右端)がリードライトヘッ
ド13のカード挿入口11側(7図において左側)の斜
面部57に突入する。そして、リードライトヘッド13
の前記斜面部57に付着した汚れ55がカード41の先
端によって掻き落とされる。
【0065】したがって、このような動作がカード41
が挿入されるたびに繰り返されるので、リードライトヘ
ッド13のカード挿入口11側の斜面部57には汚れ5
5が残存することがなくなり、その結果、リードライト
ヘッド13の前記斜面部57に堆積することがなくな
る。
が挿入されるたびに繰り返されるので、リードライトヘ
ッド13のカード挿入口11側の斜面部57には汚れ5
5が残存することがなくなり、その結果、リードライト
ヘッド13の前記斜面部57に堆積することがなくな
る。
【0066】一方、情報の読み取りが終了したカード4
1が情報の書込みのためにカード挿入口11の方向に搬
送される時、図8に示されるように、カード41は水平
線から角度αだけ下向きに傾いた状態となり、その後端
(図8において左端)がリードライトヘッド13の奥側
(8図において右側)の斜面部57に突入する。そし
て、リードライトヘッド13の前記斜面部57に付着し
た汚れ55がカード41の後端によって掻き落とされ
る。
1が情報の書込みのためにカード挿入口11の方向に搬
送される時、図8に示されるように、カード41は水平
線から角度αだけ下向きに傾いた状態となり、その後端
(図8において左端)がリードライトヘッド13の奥側
(8図において右側)の斜面部57に突入する。そし
て、リードライトヘッド13の前記斜面部57に付着し
た汚れ55がカード41の後端によって掻き落とされ
る。
【0067】したがって、このような動作がカード41
が戻されるたびに繰り返されるので、リードライトヘッ
ド13の奥側の斜面部57には汚れ55が残存すること
がなくなり、その結果、リードライトヘッド13の前記
斜面部57に堆積することがなくなる。
が戻されるたびに繰り返されるので、リードライトヘッ
ド13の奥側の斜面部57には汚れ55が残存すること
がなくなり、その結果、リードライトヘッド13の前記
斜面部57に堆積することがなくなる。
【0068】このように、本実施の形態においては、リ
ードライトヘッド13の表面に汚れ55の付着及び堆積
がなくなるので、前記汚れ55による情報の書込エラー
及び読込エラーを削減することができ、長期間にわた
り、リードライト処理を正確に実行することができる。
ードライトヘッド13の表面に汚れ55の付着及び堆積
がなくなるので、前記汚れ55による情報の書込エラー
及び読込エラーを削減することができ、長期間にわた
り、リードライト処理を正確に実行することができる。
【0069】なお、前記実施の形態においては、リード
ライトヘッド13として、接触式の磁気ヘッドを採用し
た例について説明したが、各種情報の読み取り、書き込
み及び消去が可能な磁気記録帯、IC、熱可逆性記録材
料帯等の情報記録手段を有し、磁気カード、ICカー
ド、リライタブルカード等と称されるカードのリードラ
イト処理を実行するための磁気ヘッド、光ヘッド、サー
マルヘッド等を採用したカードリーダライタにも適用す
ることができる。
ライトヘッド13として、接触式の磁気ヘッドを採用し
た例について説明したが、各種情報の読み取り、書き込
み及び消去が可能な磁気記録帯、IC、熱可逆性記録材
料帯等の情報記録手段を有し、磁気カード、ICカー
ド、リライタブルカード等と称されるカードのリードラ
イト処理を実行するための磁気ヘッド、光ヘッド、サー
マルヘッド等を採用したカードリーダライタにも適用す
ることができる。
【0070】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0071】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、カードリーダライタにおいては、カード挿入口を
備えるカード搬送路と、取り外し可能に取り付けられ、
前記カード挿入口を弾性的に閉塞する防塵シートとを有
する。
れば、カードリーダライタにおいては、カード挿入口を
備えるカード搬送路と、取り外し可能に取り付けられ、
前記カード挿入口を弾性的に閉塞する防塵シートとを有
する。
【0072】この場合、浮遊塵埃が外部からカード挿入
口に侵入するのを防止することができる。また、カード
に付着した塵埃や汚れが防塵シートによって払拭されて
防塵シートの上面に落下するので、塵埃や汚れがカード
と共にカード挿入口から侵入して、カード搬送路に配設
された部品、装置等を汚染するのも防止することができ
る。
口に侵入するのを防止することができる。また、カード
に付着した塵埃や汚れが防塵シートによって払拭されて
防塵シートの上面に落下するので、塵埃や汚れがカード
と共にカード挿入口から侵入して、カード搬送路に配設
された部品、装置等を汚染するのも防止することができ
る。
【0073】さらに、払拭された塵埃や汚れは防塵シー
ト上に集中するので、カードリーダライタを保守管理す
る者は、防塵シートの全体を目視することができ防塵シ
ートが汚れて交換すべきタイミングを逸することがな
い。また、汚れた防塵シートを新品の防塵シートに容易
に交換することができる。
ト上に集中するので、カードリーダライタを保守管理す
る者は、防塵シートの全体を目視することができ防塵シ
ートが汚れて交換すべきタイミングを逸することがな
い。また、汚れた防塵シートを新品の防塵シートに容易
に交換することができる。
【0074】他のカードリーダライタにおいては、さら
に、前記防塵シートは、弾性体フィルムから成る基体、
該基体の一面上に形成された織布又は不織布から成る表
面層、及び、前記基体の他面上に形成された接着剤又は
粘着テープから成る粘着層を一体化した積層体である。
に、前記防塵シートは、弾性体フィルムから成る基体、
該基体の一面上に形成された織布又は不織布から成る表
面層、及び、前記基体の他面上に形成された接着剤又は
粘着テープから成る粘着層を一体化した積層体である。
【0075】この場合、汚れの拭き取り性を高くするこ
とができ、汚れが織布又は不織布の内部に浸透するの
で、拭き取られた汚れがカードの表面に再度付着するこ
とを防止することができる。また、汚れた防塵シートを
新品の防塵シート20に容易に交換することができる。
とができ、汚れが織布又は不織布の内部に浸透するの
で、拭き取られた汚れがカードの表面に再度付着するこ
とを防止することができる。また、汚れた防塵シートを
新品の防塵シート20に容易に交換することができる。
【0076】更に他のカードリーダライタにおいては、
さらに、前記防塵シートは、前記カード挿入口の一方の
壁面に頂部が押し付けられて前記カード挿入口を弾性的
に閉塞する突起部分を少なくとも1つ備える。
さらに、前記防塵シートは、前記カード挿入口の一方の
壁面に頂部が押し付けられて前記カード挿入口を弾性的
に閉塞する突起部分を少なくとも1つ備える。
【0077】この場合、カード挿入口を塞いで浮遊塵埃
が外部から侵入することを確実に防止するとともに、カ
ードに付着した塵埃や汚れを適切に払拭することができ
る手段として、構造が簡単で、製造コストの非常に低い
手段を提供することができる。
が外部から侵入することを確実に防止するとともに、カ
ードに付着した塵埃や汚れを適切に払拭することができ
る手段として、構造が簡単で、製造コストの非常に低い
手段を提供することができる。
【0078】更に他のカードリーダライタにおいては、
さらに、前記防塵シートは、前記カード搬送路の下側の
壁面のほぼ全面を覆う。
さらに、前記防塵シートは、前記カード搬送路の下側の
壁面のほぼ全面を覆う。
【0079】この場合、異物がカードリーダライタ内部
に飛散したりすることがなく、カードリーダライタ内部
の回路基板、電子部品等への悪影響を減らしたりするこ
とができる。
に飛散したりすることがなく、カードリーダライタ内部
の回路基板、電子部品等への悪影響を減らしたりするこ
とができる。
【0080】更に他のカードリーダライタにおいては、
カード搬送路と、該カード搬送路中に配設されたヘッド
と、前記カード搬送路中の前記ヘッドの前後にそれぞれ
配設された搬送ローラと、該搬送ローラに対向させて配
設された押圧ローラとを有し、前記カード搬送路は、前
記ヘッドの前後にそれぞれカードの長さ以上の長さを備
え、前記押圧ローラは、前記搬送ローラと対向する押圧
ローラとの軸芯を結ぶ直線が垂直線から所定角だけ前記
ヘッドに向けて傾斜するように配設される。
カード搬送路と、該カード搬送路中に配設されたヘッド
と、前記カード搬送路中の前記ヘッドの前後にそれぞれ
配設された搬送ローラと、該搬送ローラに対向させて配
設された押圧ローラとを有し、前記カード搬送路は、前
記ヘッドの前後にそれぞれカードの長さ以上の長さを備
え、前記押圧ローラは、前記搬送ローラと対向する押圧
ローラとの軸芯を結ぶ直線が垂直線から所定角だけ前記
ヘッドに向けて傾斜するように配設される。
【0081】この場合、ヘッドの表面に汚れの付着及び
堆積がなくなるので、汚れによる情報の書込エラー及び
読込エラーを削減することができ、長期間にわたり、リ
ードライト処理を正確に実行することができる。
堆積がなくなるので、汚れによる情報の書込エラー及び
読込エラーを削減することができ、長期間にわたり、リ
ードライト処理を正確に実行することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるカードリー
ダライタの概略断面図である。
ダライタの概略断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における防塵シート
の交換動作を示す図である。
の交換動作を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態における防塵シート
の断面図である。
の断面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態におけるカード挿入
口にカードが挿入された状態を示す図である。
口にカードが挿入された状態を示す図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態におけるカードリー
ダライタの概略断面図である。
ダライタの概略断面図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態におけるリードライ
トヘッドの汚れた状態を示す図である。
トヘッドの汚れた状態を示す図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態におけるカードリー
ダライタの動作の1例を示す図である。
ダライタの動作の1例を示す図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態におけるカードリー
ダライタの動作の他の1例を示す図である。
ダライタの動作の他の1例を示す図である。
11 カード挿入口 12 搬送ローラ 16 押圧ローラ 20、30、50、 防塵シート 20a、30a、50a、 突起部分 31 表面層 33 粘着層 41 カード 51 カード搬送路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B058 CA01 CA19 KA25
Claims (5)
- 【請求項1】 カード挿入口を備えるカード搬送路と、
取り外し可能に取り付けられ、前記カード挿入口を弾性
的に閉塞する防塵シートとを有することを特徴とするカ
ードリーダライタ。 - 【請求項2】 前記防塵シートは、弾性体フィルムから
成る基体、該基体の一面上に形成された織布又は不織布
から成る表面層、及び、前記基体の他面上に形成された
接着剤又は粘着テープから成る粘着層を一体化した積層
体である請求項1に記載のカードリーダライタ。 - 【請求項3】 前記防塵シートは、前記カード挿入口の
一方の壁面に頂部が押し付けられて前記カード挿入口を
弾性的に閉塞する突起部分を少なくとも1つ備える請求
項1又は2に記載のカードリーダライタ。 - 【請求項4】 前記防塵シートは、前記カード搬送路の
下側の壁面のほぼ全面を覆う請求項1〜3のいずれか1
項に記載のカードリーダライタ。 - 【請求項5】 (a)カード搬送路と、該カード搬送路
中に配設されたヘッドと、前記カード搬送路中の前記ヘ
ッドの前後にそれぞれ配設された搬送ローラと、該搬送
ローラに対向させて配設された押圧ローラとを有し、
(b)前記カード搬送路は、前記ヘッドの前後にそれぞ
れカードの長さ以上の長さを備え、(c)前記押圧ロー
ラは、前記搬送ローラと対向する押圧ローラとの軸芯を
結ぶ直線が垂直線から所定角だけ前記ヘッドに向けて傾
斜するように配設されることを特徴とするカードリーダ
ライタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001104444A JP2002298098A (ja) | 2001-04-03 | 2001-04-03 | カードリーダライタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001104444A JP2002298098A (ja) | 2001-04-03 | 2001-04-03 | カードリーダライタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002298098A true JP2002298098A (ja) | 2002-10-11 |
Family
ID=18957301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001104444A Withdrawn JP2002298098A (ja) | 2001-04-03 | 2001-04-03 | カードリーダライタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002298098A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110363868A (zh) * | 2019-07-17 | 2019-10-22 | 长沙秋点兵信息科技有限公司 | 一种地铁高铁检票设备 |
JP2019197397A (ja) * | 2018-05-10 | 2019-11-14 | 株式会社デンソー | 車載装置 |
JP2022011594A (ja) * | 2020-06-30 | 2022-01-17 | 株式会社デンソー | 車載装置 |
-
2001
- 2001-04-03 JP JP2001104444A patent/JP2002298098A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019197397A (ja) * | 2018-05-10 | 2019-11-14 | 株式会社デンソー | 車載装置 |
JP7160557B2 (ja) | 2018-05-10 | 2022-10-25 | 株式会社デンソー | 車載装置 |
CN110363868A (zh) * | 2019-07-17 | 2019-10-22 | 长沙秋点兵信息科技有限公司 | 一种地铁高铁检票设备 |
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JP7327294B2 (ja) | 2020-06-30 | 2023-08-16 | 株式会社デンソー | 車載装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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