JPH09146525A - データ変換装置 - Google Patents

データ変換装置

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JPH09146525A
JPH09146525A JP7323776A JP32377695A JPH09146525A JP H09146525 A JPH09146525 A JP H09146525A JP 7323776 A JP7323776 A JP 7323776A JP 32377695 A JP32377695 A JP 32377695A JP H09146525 A JPH09146525 A JP H09146525A
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JP
Japan
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density value
character
value group
image
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Application number
JP7323776A
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English (en)
Inventor
Kazuma Aoki
一磨 青木
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 階調を有するキャラクタにおいて、キャラク
タの種類や出力条件によらず常にそのイメージを見栄え
よく出力するためのデータ変換装置を提供する。 【解決手段】 データ処理装置2においては、所定の段
階数の濃度値を含む第一の濃度値群を用いて表された原
階調イメージデータを、それよりも少ない段階数の濃度
値を含む第二の濃度値群を用いて表された低階調イメー
ジデータに変換するための濃度変換手段を備える。この
濃度変換手段は、原階調イメージデータにおける各画素
の設定濃度値を、予め定められた濃度対応関係に基づい
て上記第二の濃度値群に含まれる濃度値のいずれかに変
換するものとされる。さらに、濃度値群設定手段5が、
キャラクタの種類及びキャラクタイメージの出力条件の
少なくともいずれかに応じて、含まれる濃度値の段階数
が互いに異なる複数の濃度値群のいずれかを第二の濃度
値群として設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字、記号及び図
形等(以下、これらを総称してキャラクタという)を表
示ないし印字出力するためのイメージデータに対し、出
力イメージの品質向上のために所定の変換を施すデータ
変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタやディスプレイなどにキ
ャラクタイメージを出力する場合、各キャラクタに対応
して記憶されたビットマップデータあるいはアウトライ
ンデータに基づいて、画素のオン/オフ情報の組合せに
よりキャラクタ形状を記述するイメージデータを生成
し、そのイメージデータに基づいてイメージ出力が行わ
れる。ここで、上記イメージデータとして、2種類の画
素濃度(例えば黒と白)の組合せに基づくいわゆる2値
イメージデータを使用した場合、得られるキャラクタイ
メージの輪郭に階段状のギザギザ(以下、ジャギーとい
う)が生じて見栄えが悪くなることがある。そこで、そ
の見栄えを向上させるために、イメージデータを解析し
てジャギーの目立ちやすい輪郭部分の画素を検出し、自
動的にそれら画素を中間濃度に設定してイメージに階調
を付与する処理が行われることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の装置
においては、書体に関係なく同じ段階数の濃度により階
調を付与することが行われている。しかしながら、濃度
の段階数が必要以上に多段階に設定されていると、キャ
ラクタの書体によってはイメージの見栄えが却って悪く
なる場合がある。また、グラフィックなどの背景画像に
対しキャラクタイメージを合成する場合、キャラクタに
多段階の濃度により階調が付与されていると、キャラク
タの輪郭がぼやけたり、あるいは背景画像にキャラクタ
イメージが埋没したりして、その視認性が低下する問題
が生じることがある。
【0004】本発明は、階調を有するキャラクタにおい
て、キャラクタの種類や出力条件によらず常にそのイメ
ージを見栄えよく出力するためのデータ変換装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】本発明
は、出力装置の多数の画素のうちキャラクタイメージを
形成する領域に属する画素のそれぞれに、複数段階の濃
度値のいずれかを設定することにより形成された階調イ
メージデータの変換装置に係り、上述の課題を解決する
ために下記のように構成されることを特徴とする。ま
ず、上記濃度値の段階数が、複数通りのいずれかに設定
可能とされ、所定の段階数の濃度値を含む第一の濃度値
群を用いて表された原階調イメージデータを、それより
も少ない段階数の濃度値を含む第二の濃度値群を用いて
表された低階調イメージデータに変換するための濃度変
換手段を備える。この濃度変換手段は、原階調イメージ
データにおける各画素の設定濃度値を、予め定められた
濃度対応関係に基づいて上記第二の濃度値群に含まれる
濃度値のいずれかに変換するものとされる。そして、濃
度値群設定手段が、キャラクタの種類及びキャラクタイ
メージの出力条件の少なくともいずれかに応じて、含ま
れる濃度値の段階数が互いに異なる複数の濃度値群のい
ずれかを第二の濃度値群として設定する。
【0006】上記構成によれば、キャラクタの種類ない
しキャラクタイメージの出力条件に応じて、原階調イメ
ージデータがそれよりも少ない段階数の濃度値で表され
た低階調イメージデータに変換される。そして、その変
換により得られた低階調イメージデータを使用すること
により、キャラクタの種類(例えば書体やサイズなど)
や出力条件(例えばキャラクタイメージの背景や色な
ど)に関係なく、キャラクタイメージを常に見栄えよく
出力することができる。
【0007】濃度値群設定手段は、具体的にはキャラク
タの書体に応じて上記第二の濃度値群の設定を行うもの
とすることができる。これにより、各書体に最適の濃度
段階数によりキャラクタイメージを出力するすることが
でき、出力イメージの見栄えを一層向上させることがで
きる。
【0008】また、濃度値群設定手段は、出力されるキ
ャラクタイメージの背景の種類に応じて、第二の濃度値
群の設定を行うものとすることができる。例えば、キャ
ラクタイメージの背景に背景画像や背景パターンが形成
されている場合、あるいは画像やパターンが形成されて
いない無地の背景となっている場合、さらには無地の背
景であっても、その背景色が異なる場合など、状況に応
じて最適の濃度段階数によりキャラクタイメージを出力
することができ、出力イメージの見栄えを向上させるこ
とができる。
【0009】より具体的には、濃度値群設定手段は、キ
ャラクタイメージの背景が、複数段階の濃度を用いた多
階調背景イメージにより形成されている場合に、第二の
濃度値群として、該多階調背景イメージに使用されてい
る濃度の段階数よりも少ない段階数の濃度値を含むもの
を設定するように構成することができる。これにより、
多階調背景イメージ中でキャラクタイメージがぼやけた
り埋没したりする等の問題を防止ないし抑制することが
できる。一方、濃度値群設定手段は、無地の背景が形成
される場合には、予め定められた段階数以上の濃度値を
含む第二の濃度値群を設定するものとすることができ
る。例えばキャラクタイメージの輪郭部分に上記段階数
以上の濃度値による階調を施すことで、輪郭部分のジャ
ギーを目立たなくすることができ、イメージの見栄えを
向上させることができる。なお、無地の背景が形成され
る場合に、原階調イメージデータを低階調イメージデー
タに変換することを禁止する濃度変換禁止手段を設ける
こともできる。
【0010】なお、上記データ変換装置により変換され
たイメージデータに基づいて、キャラクタのイメージを
出力するイメージ出力装置を付加することにより、キャ
ラクタ出力装置を構成することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、い
くつかの実施例を参照しつつ図面を用いて説明する。図
1は、本発明のデータ変換装置を組み込んだキャラクタ
出力装置の一構成例を示すブロック図である。すなわ
ち、キャラクタ出力装置1は、I/Oポート4と、これ
に接続されたCPU5、ROM6、RAM7、及びディ
スク記憶装置8等を有する本発明のデータ変換装置とし
てのコンピュータ本体2と、さらに上記I/Oポート4
においてコンピュータ本体2に接続されたプリンタ3と
を備えている。また、I/Oポート4には、キーボード
等の入力部9及び表示制御部10が接続されており、表
示制御部10にはCRTや液晶ディスプレイ等のモニタ
11が接続されている。なお、上記CPU5が濃度変換
手段及び濃度値群設定手段の主体をなす。
【0012】コンピュータ本体2のROM6には、出力
制御プログラム記憶部6aが形成されており、ここに出
力制御プログラムが記憶されている。この出力制御プロ
グラムに基づいて、本実施例で以下に説明するキャラク
タのイメージデータの変換処理及びその変換されたイメ
ージデータに基づくイメージ出力処理が行われる。さら
に、ROM6には、以下の各記憶部が形成されている。 階調変換プログラム記憶部6b:所定の段階数の濃度
値を含む第一の濃度値群を用いて階調が付与されたキャ
ラクタのイメージデータ(原階調イメージデータ)を、
それよりも少ない段階数の濃度値を含む第二の濃度値群
を用いて表された低階調イメージデータに変換するため
の、階調変換プログラムを記憶する。 階調変換テーブル記憶部6c:上記階調変換のため
の、第一の濃度値群と第二の濃度値群との各濃度値の対
応関係を示す階調変換テーブルを記憶する。
【0013】また、RAM7には、ワークメモリ7a及
びテキストメモリ7b等が形成されている。ワークメモ
リ7aは、CPU5がプログラムを実行する際に、必要
なデータを一時的に記憶するのに使用される。また、テ
キストメモリ7bは、入力部9から入力されたキャラク
タのコードやサイズ、及びキャラクタの回転や斜体ある
いは上付き・下付き文字などのキャラクタ修飾情報を記
憶する。
【0014】一方、ディスク記憶装置8はハードディス
ク装置あるいは光磁気ディスク装置等で構成され、ここ
にキャラクタ記憶部8aとイメージメモリ8bが形成さ
れている。キャラクタ記憶部8aには、各種書体の文字
や記号等、多数のキャラクタに一対一に対応するキャラ
クタデータが、1キャラクタ単位でランダムに読出し可
能に記憶されている。このキャラクタデータは、各キャ
ラクタの輪郭形状を与えるアウトラインデータの他、文
字幅などキャラクタの属性データを含むものである。な
お、キャラクタ記憶部8aは、同6dとしてROM6内
に形成することも可能である。さらに、ディスク記憶装
置8には背景イメージデータ記憶部8cと、書体設定デ
ータ記憶部8dとが形成されている。
【0015】図2に示すように、背景イメージデータ記
憶部8cには、キャラクタイメージを出力する際のその
背景部分に形成される画像(背景イメージ)のデータD
1が、イメージデータ番号N1と対応付けて記憶されてい
る。そして、各背景イメージデータD1にはこれと一対
一に対応して階調フラグF1が記憶されている。この階
調フラグF1により、対応する背景イメージに重ねられ
るキャラクタイメージの出力濃度段階数(第二の濃度値
群)が指定される。なお、階調フラグF1の値は、例え
ば入力部9からの入力内容に基づいて書換え可能とされ
ている。一方、書体設定データ記憶部8dには書体フラ
グF2と、これに一対一に対応する階調フラグF3とが、
例えば入力部9からの入力内容に基づいて書換え可能に
記憶されている。書体フラグF2は、キャラクタの書体
を指定するためのフラグであり、これと対応付けられた
階調フラグF3の値により、その書体のキャラクタイメ
ージの出力濃度段階数が指定されるようになっている。
【0016】図3は、アウトラインデータの一例を示す
ものである。すなわち、図3(a)に示すように、コン
ピュータ本体2内には基準座標15が設定され、各キャ
ラクタのアウトラインデータは、その輪郭(アウトライ
ン)16の各構成線を、上記基準座標15上においてア
ウトラインベクトルで表示した場合の、そのベクトルデ
ータの組み合わせとして記述されている。例えば、
(a)に示したアウトライン16は、座標C1を起点と
して、再度その座標に戻るまでの7個のアウトラインベ
クトルV1〜V7により形成されている。
【0017】このように構成されたアウトラインデータ
に基づくキャラクタのアウトラインは、図3(b)に示
すように、そのままもしくは適宜拡大ないし縮小(スケ
ーリング)されて画素座標20上に重ねられ、公知のス
キャンコンバージョン処理により、その画素座標20上
のアウトライン16’内に存在する画素を第一の濃度
(例えば黒又はグレー)に設定し、アウトライン16’
外に存在する画素(図示せず)を第二の濃度(例えば
白)に設定することにより、キャラクタのイメージデー
タが、画素毎の濃度情報の集合体として記述・生成され
ることとなる。
【0018】ここで、各画素は、中間濃度による階調出
力が可能なものとされている。そして、図3(b)及び
(c)に示すように、上記スキャンコンバージョン処理
時において、アウトライン16’の近傍部分の画素Pが
中間濃度に設定されて、階調イメージ40のイメージデ
ータが生成される。例えば各画素Pに対する濃度設定値
は、図3(c)に示すように、例えばアウトライン1
6’との位置関係により、具体的にはアウトライン1
6’との距離が近いものほど低濃度に設定されている。
なお、このスキャンコンバージョン処理時に設定される
多段階の濃度値が第一の濃度値群を形成し、該スキャン
コンバージョン処理により直接得られるイメージデータ
が原階調イメージデータとなる。一方、前述の階調フラ
グF1及びF2により指定される第二の濃度値群は、含ま
れる濃度値の段階数がそれよりも少ないものとされる。
【0019】図1に戻って、イメージメモリ8bには、
上記キャラクタデータに基づいて生成されたキャラクタ
のイメージデータが記憶される。なお、イメージメモリ
8bは、同7cとしてRAM7内に形成してもよい。
【0020】また、プリンタ3は、上記イメージデータ
に基づいてキャラクタのイメージを印字出力する印字出
力部13を備えている。この印字出力部13は、例えば
レーザー光源を使用する電子写真式印字装置やインクジ
ェット式印字装置等により構成される。なお、印字出力
部13とI/Oポート4との間に、コンピュータ本体2
側から送られてくるイメージデータ等を一時記憶するプ
リンタバッファメモリ12を設けることができる。
【0021】以下、キャラクタ出力装置1における処理
の流れをフローチャートを用いて説明する。まず、図4
のS1において、入力部9等(図1)を使用してキャラク
タの書体を設定し、続いてS2においてキャラクタの入力
を行う。入力部9からの入力情報は、指定された書体の
キャラクタのコード及びサイズのデータ(以下、これら
を総称する場合はテキストデータという)に変換され、
さらに前述の書体フラグがキャラクタ毎に付与されて、
RAM7のテキストメモリ7b(図1)に記憶される。
次に、S3において、そのテキストデータに含まれるキャ
ラクタコードに対応するアウトラインデータがキャラク
タ記憶部8aから順次読み出され、それに基づくキャラ
クタのアウトラインが前述のサイズデータに基づいてス
ケーリングされた後、それぞれスキャンコンバージョン
処理されて、原階調イメージデータが生成される。
【0022】続いてS4に進み、キャラクタイメージとと
もに出力させる背景イメージを選択する。背景イメージ
データは予め作成されたものが、前述の背景イメージデ
ータ記憶部8c(図1)に記憶されており、選択された
ものが適宜読み出されて使用される。図5は、背景イメ
ージの例を示している。すなわち、(a)に示す背景イ
メージ50は、多段階の濃度値により表された多階調イ
メージ(例えば、風景など)とされており、また(b)
に示す背景イメージ50は、やや段階数の少ない濃度値
により表された背景パターンとされている。一方、同図
(c)に示すように、特にイメージやパターンが形成さ
れない無地の背景51も選択可能とされている。
【0023】次にS5において、キャラクタイメージの階
調変換を行うか否かを選択する。変換を行わない場合は
S10に進み、原階調イメージデータに基づいてキャラク
タの階調イメージが背景イメージとともに出力される。
一方、変換を行う場合はS6に進み、階調変換を書体優先
で行うか背景イメージ優先で行うかを選択する。書体優
先モードが選択された場合はS8に進み、図2(b)の書
体設定データ記憶部8dの記憶内容に基づいて、キャラ
クタの各書体毎に階調変換のための設定が行われる。そ
して、S9に進み、原階調イメージデータの各画素の濃度
が、図6にその一例を示す階調変換テーブルを参照し
て、階調フラグF3の値で指定された第二の濃度値群の
対応する濃度値に変換される。すなわち、図6の階調変
換テーブルにおいては、濃度値が数字の大小(大きい数
字ほど高濃度であることを意味する)で表されており、
1〜5の各階調フラグFに、256、16、8、4及び
2の各段階数を有する濃度値群が対応付けられている。
そして、ある濃度値群に属する濃度値とそれよりも段階
数の少ない濃度値群に属する濃度値との間には、所定の
対応関係が設定されており(図ではこれを破線により示
している)、この対応関係に基づいて前述の濃度変換が
行われるのである。
【0024】例えば、図7(a)に示すような毛筆書体
系のキャラクタ60など、線幅が不均等で微妙な濃淡の
表現が要求される書体の場合は、比較的段階数の多い濃
度値群が第二の濃度値群として設定される。このような
設定は、例えば毛筆書体の線の末端部に形成された筆の
はらい部分60aを表現するのに有効となる。なお、こ
のような書体に対しては、原階調イメージデータからの
階調変換を行わないフラグを設定することも可能であ
る。一方、(b)に示すゴシック体系のキャラクタ61
など、キャラクタの各部がおおむね均等な幅の線で表現
されていて、明瞭な輪郭表現が要求される書体の場合に
は、比較的段階数の少ない濃度値群が第二の濃度値群と
して設定される。そして、(c)に示す明朝体系のキャ
ラクタ62のように、その中間に相当する書体の場合
は、上記の中間の段階数を有する濃度値群が第二の濃度
値群として設定される。
【0025】図4に戻り、S6において背景イメージ優先
モードが選択された場合はS7に進み、図2(a)の背景
イメージデータ記憶部8cの記憶内容に基づいて、キャ
ラクタイメージに対する階調変換内容の設定が行われ
る。そして、S9に進み、原階調イメージデータの各画素
の濃度が、同様に階調変換テーブルを参照して、階調フ
ラグF1の値で指定された第二の濃度値群の対応する濃
度値に変換される。
【0026】例えば、背景イメージ50として、図5
(a)に示すような多階調イメージが使用される場合
は、その多階調イメージよりも少ない段階数を有する濃
度値群を第二の濃度値群として設定することにより、キ
ャラクタ55がより明瞭に表現され、背景イメージ50
中にキャラクタ55が埋没する等の問題が生じにくくな
る。また、(b)に示すような、やや少ない濃度段階数
で表された背景パターン50が使用される場合は、
(a)の場合よりも段階数の多い濃度値群を第二の濃度
値群として設定するのがよい。そして、(c)に示すよ
うな無地の背景の場合は、さらに段階数の多い濃度値群
を第二の濃度値群として設定することで、階調イメージ
の微妙な濃淡を効果的に表すことができる。なお、
(c)の場合は、原階調イメージデータからの階調変換
を行わないフラグを設定することも可能である。
【0027】なお、前述の通り、各階調フラグF1及び
F3の値は書換え可能とされており、その書換えによ
り、階調変換時に使用される第二の濃度値群の種類を自
由に変更することができる。
【0028】図4に戻り、階調変換処理が終了したイメ
ージデータはイメージメモリ8b(図1)に記憶され、
S10においてそのイメージデータに基づき、キャラクタ
のイメージがプリンタ3から印字・出力されて、全体の
処理が終了する。なお、上記処理により生成されたイメ
ージデータをイメージメモリ8bに残しておくように
し、同じ種類及びサイズのキャラクタの出力を次回に行
う場合には、そのイメージメモリ8bに記憶されたイメ
ージデータを使用するようにすれば、スキャンコンバー
ジョン処理及び階調変換処理を含むイメージデータの生
成処理をその都度繰り返す必要がなくなり、処理能率を
向上させることができる。
【0029】なお、イメージデータに基づくキャラクタ
のイメージは、プリンタ3に印字・出力する他に、例え
ばモニタ11に表示・出力することも可能である。この
場合、モニタ出力用に、印刷用とは別のキャラクタデー
タを使用するようにしてもよい。また、以上説明した実
施例では、キャラクタのイメージデータは、各キャラク
タに対応するアウトラインデータにスキャンコンバージ
ョン処理を施してその都度生成させるようにしていた
が、各キャラクタイメージ毎に階調ビットマップデータ
を予め記憶しておき、これを随時読み出して使用するこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ変換装置を組み込んだキャラク
タ出力装置の一構成例を示すブロック図。
【図2】背景イメージデータ記憶部と書体設定データ記
憶部の内容を示す説明図。
【図3】アウトラインデータの一例と、それに基づく階
調イメージの例を示す説明図。
【図4】図1のキャラクタ出力装置における処理の流れ
を示すフローチャート。
【図5】背景イメージの例を示す模式図。
【図6】濃度変換テーブルの一例を示す説明図。
【図7】キャラクタの書体の例を示す模式図。
【符号の説明】
1 キャラクタ出力装置 2 コンピュータ本体(データ変換装置) 5 CPU(濃度変換手段、濃度値群設定手段) 50 背景イメージ 55、60〜62 キャラクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09G 5/30 610 9377−5H G09G 5/36 520A 5/36 520 B41J 3/00 A 3/12 G H04N 1/407 H04N 1/40 101E

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力装置の多数の画素のうちキャラクタ
    イメージを形成する領域に属する画素のそれぞれに、複
    数段階の濃度値のいずれかを設定することにより形成さ
    れた階調イメージデータの変換装置であって、 前記濃度値の段階数が、複数通りのいずれかに設定可能
    とされ、 所定の段階数の濃度値を含む第一の濃度値群を用いて表
    された原階調イメージデータを、それよりも少ない段階
    数の濃度値を含む第二の濃度値群を用いて表された低階
    調イメージデータに変換するために、前記原階調イメー
    ジデータにおける各画素の設定濃度値を、予め定められ
    た濃度対応関係に基づいて前記第二の濃度値群に含まれ
    る濃度値のいずれかに変換する濃度変換手段と、 前記キャラクタの種類及びキャラクタイメージの出力条
    件の少なくともいずれかに応じて、含まれる濃度値の段
    階数が互いに異なる複数の濃度値群のいずれかを、前記
    第二の濃度値群として設定する濃度値群設定手段と、 を備えたことを特徴とするデータ変換装置。
  2. 【請求項2】 前記濃度値群設定手段は、前記キャラク
    タの書体に応じて前記第二の濃度値群の設定を行う請求
    項1記載のデータ変換装置。
  3. 【請求項3】 前記濃度値群設定手段は、出力される前
    記キャラクタイメージの背景の種類に応じて、前記第二
    の濃度値群の設定を行う請求項1又は2に記載のデータ
    変換装置。
  4. 【請求項4】 前記キャラクタイメージの背景が、複数
    段階の濃度を用いた多階調背景イメージにより形成され
    ている場合に、前記第二の濃度値群として、該多階調背
    景イメージに使用されている濃度の段階数よりも少ない
    段階数の濃度値を含むものが設定される請求項3記載の
    データ変換装置。
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