JPH1063253A - 高品位文字表示装置及び階調表示方法 - Google Patents

高品位文字表示装置及び階調表示方法

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JPH1063253A
JPH1063253A JP8222545A JP22254596A JPH1063253A JP H1063253 A JPH1063253 A JP H1063253A JP 8222545 A JP8222545 A JP 8222545A JP 22254596 A JP22254596 A JP 22254596A JP H1063253 A JPH1063253 A JP H1063253A
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JP
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gradation
color
character
display
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JP8222545A
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Masao Hara
真男 原
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】白黒の階調表示を行う表示装置において、色指
定された文字を各色毎に区別を付けて奇麗に階調表示す
る。 【解決手段】表示対象となる文字のコード、色、サイ
ズ、階調数を取得すると(B11)、文書中の各文字に
指定された色に基づいて基準となる階調数を決定する
(B12)。この基準の階調数に従って上記色指定され
た各文字をアウトラインデータから階調ビットマップデ
ータに変換する(B13、B14)。このように文字の
指定色に応じた階調数で階調変換を行なうことにより、
文字の一番濃い色の部分に適用する階調レベルを各指定
色毎に変えて表示することができる。これにより、表示
画面上で色指定された文字の区別が付くようになり、し
かも、階調表示によって文字の線が綺麗に見えるように
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばパーソナル
コンピュータ等の情報処理装置に用いられ、白黒の階調
表示(グレースケール表示)を行う表示装置であって、
特に黒以外で色指定された文字を各色毎に区別を付けて
奇麗に表示するための高品位文字表示装置及び階調表示
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばパーソナルコンピュータ等の情報
処理装置では、白黒の階調表示(グレースケール表示)
を行う表示装置を用いたものがある。階調とは、例えば
白から黒までの濃淡画像を16の段階(一般には整数値
であり、濃度値または濃度レベレという)に表した場
合、これを16階調の画像という。白と黒のみの2種類
の濃度レベルのものを2階調といい、その画素を2値画
像(または2値化画像)という。すなわち、連続的に変
化する濃淡値を離散的な値(整数値)に分割変換したと
き、その離散的な濃淡の変化を階調という。このような
階調表示を行うことで、視覚的に滑らかな文字を表現す
ることができる。
【0003】一方、この種の表示装置において、色指定
された文字(黒以外で色指定された文字)を表示する場
合には、カラー変換テーブル(変換式)を用いて、その
指定色に対応する最適な階調レベルを求め、その階調レ
ベルで示される階調色のみを用いて表示を行なってい
る。
【0004】ここで、フォント表示方法に関する一般的
な技術について説明する。パーソナルコンピュータ等の
情報処理機器のディスプレイはドットで管理されてい
る。現在、SVGA(Super Video Graphics Array)の
画面では120dpi(dot/inchi)程度の解
像度を実現している。このようなディスプレイでフォン
ト表示を行うために、フォントをドットで表現しなくて
はいけない。通常は次のような手法が取られる。
【0005】(a)フォントビットマップデータを読み
込んで表示する。 (b)アウトラインデータをディスプレイ表示可能なビ
ットマップへ変換する。変換の際に指定の大きさのビッ
トマップへ変換される。
【0006】上記(a)の手法では、予め文字データは
白黒の2値情報(ビットマップ情報)として保持されて
いる。この手法では、CPUの処理を行う時間は小さく
て済むが、あらゆるサイズの文字を奇麗に表示しようと
すると、全てのサイズ毎にフォントデータを持つ必要が
あり、ROM等の記憶装置を著しく消費してしまう欠点
がある。また、1つのサイズでは、あらゆるサイズの文
字には対応できない(汚く表示される)といった欠点も
ある。
【0007】上記(b)の手法では、フォントを2値情
報ではなくアウトライン情報で持つことにより、データ
量を縮小している。また、上記(a)の手法と異なり、
1つのフォント情報より全てのサイズに対応することが
可能である。
【0008】この様子を図10に示す。例えば「東」と
いった文字を各サイズでドット表示する場合に、上記
(a)の手法では、それぞれのサイズ毎のフォントデー
タを必要とする。これに対し、上記(b)の手法では、
アウトライン情報をビットマップ変換ラスタライザによ
って指定の大きさのビットマップに変換するため、デー
タ量が少なくて済む。現在は、上記(b)の手法がPC
等の情報機器で多く使用されている。
【0009】しかし、どちらの手法もフォントをドット
で表現するのは同じであるので、最終的に画面に表示さ
れる品質は同じである。現在のディスプレイはプリンタ
と違って解像度が低いので、ドット表示を行なうと文字
のギザギザが目立ってしまい、品質の良い文字を得るこ
とができない。
【0010】この問題を解決するには、画面の解像度を
上げるか、あるいは、フォントを奇麗に表現可能に変換
するかの2通りが考えられる。後者の考え方が階調表示
つまりグレースケールフォント技術である。
【0011】上述のように、ドット表示を行うディスプ
レイにおいて、文字を奇麗に表示する技術の1つがグレ
ースケールフォントである。グレースケールフォント技
術では、淡い色の先は細く感じ、濃い色の先は太く感じ
られる人間の目の特性を利用している。すなわち、ギザ
ギザに表現される線のまわりを淡い色のドットで補うこ
とにより、人間の目にはギザギサではなく直線と感じら
れる。具体的にはフォントを白と黒の2値で表現するの
では無く、白から黒の間の中間色を使用することによ
り、文字を奇麗に表現する。
【0012】この様子を図11に示す。図11(a)は
2値表示、同図(b)はグレースケール表示(階調表
示)である。アウトラインデータからビットマップデー
タへの変換を行なうラスタライザプログラムにおいて、
このような中間色を用いたデータへの変換を行なう。こ
れを文字の曲線部分等に使用することによって、滑らか
な見やすい表示を行っている。
【0013】なお、カラー表示可能なディスプレイであ
れば、グレースケールフォントを用いてカラー表現を行
う場合に、色の明度を変化させれば良い。例えば、赤色
の指定では、赤から白まで明度を変化させ、中間色には
ピンク色を利用して表現可能である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ここで、例えば4階調
表現可能な表示装置を例にすると、図12に示すよう
に、赤色は階調レベル1、青色は階調レベル2…といっ
たように、各色毎に最適な階調レベルが割り当てられて
おり、その階調レベルで示される階調色を用いて白黒表
示が行なわれる。
【0015】しかしながら、階調表示では、階調レベル
0〜3で示される4種類全ての階調色を用いるので、色
指定された文字を通常の文字と同じように表示すると、
画面上で色の区別が付かなくなる、といった問題があっ
た。
【0016】本発明は上記のような点に鑑みなされたも
ので、白黒の階調表示を行う表示装置において、色指定
された文字を各色毎に区別を付けて奇麗に階調表示する
ことのできる高品位文字表示装置及び階調表示方法を提
供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、白黒の階調表
示を行なう表示装置であって、色指定された各文字を含
む文書を読み込んだ際に、上記指定された色に基づいて
基準となる階調数を決定する階調数決定手段と、この階
調数決定手段によって決定された基準の階調数に従って
上記色指定された各文字をアウトラインデータから階調
ビットマップデータに変換する階調変換手段と、この階
調変換手段によって変換された階調ビットマップデータ
を階調表示する表示処理手段とを具備したものである。
【0018】また、本発明は、文書中の各文字に指定さ
れた色の割合を求める文字色割合認識手段を有し、上記
階調変換手段は、この文字色割合認識手段によって求め
られた色の割合に基づいて各指定色毎に基準となる階調
数を決定することを特徴とする。
【0019】このような構成によれば、文字の指定色に
応じて基準となる階調数を決定し、その階調数で階調変
換を行なうことにより、文字の一番濃い色の部分に適用
する階調レベルを各指定色毎に変えて表示することがで
きる。これにより、表示画面上で色指定された文字の区
別が付くようになり、しかも、階調表示によって文字の
線が綺麗に見えるようになる。
【0020】また、使用割合の一番多い色を基準に各色
毎に階調数を決定し、それらの階調数で階調変換を行な
うことにより、使用割合の一番多い色の文字を綺麗に表
示でき、結果的に画面全体が見やすくなる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。図1は本発明の高品位文字表示装
置を一般的なワークステーション、パーソナルコンピュ
ータ、ワードプロセッサ等の情報処理装置に適用した場
合の構成を示すブロック図である。
【0022】図1において、CPU11は、情報処理装
置全体の制御を行うものであり、ここでは入力指示に従
ってROM12およびRAM13をアクセスし、表示装
置15に対する表示制御処理を行う。
【0023】ROM12には、CPU11を動作させる
ための制御プログラムを格納するためのプログラム領域
12a、アウトラインデータからなる表示用フォントを
格納するためのフォント領域12b、階調変換規則(カ
ラー変換テーブル)を格納するための階調変換規則領域
12c等が設けられている。
【0024】上記階調変換規則(カラー変換テーブル)
は、各色毎に最適な階調レベルを決定するためのもので
ある。この階調変換規則については、図2を参照して後
に説明する。
【0025】RAM13には、アプリケーションプログ
ラムを格納するためのアプリケーション領域13a、ラ
スタライザプログラムを格納するためのラスタライザ領
域13b、アウトラインフォントを展開するための文字
展開領域13c、階調割当てテーブルを格納するための
階調割当てテーブル領域13d、使用割合テーブルを格
納するための使用割合テーブル領域13e等が設けられ
ている。
【0026】上記ラスタライザプログラムは、文字をア
ウトラインフォントデータからビットマップデータに変
換するラスタライザ機能を実現するためのものである。
上記階調割当てテーブルは、図6に示すように文字の1
ドット当りの階調レベルを割り当てたものである。上記
使用割合テーブルは、文書全体における各文字毎に指定
された色の割合をセットするためのものである。
【0027】VRAM14は、表示装置15に表示する
データを格納するためのメモリである。表示装置15
は、階調文字列やシステムのメッセージ等の表示を行
う。具体的には、白黒の階調表示を行うLCD (Liquid
Crystal Display) やCRT (Cathode Ray Tube) 等で
ある。入力装置16は、文字列の入力やファイルの指定
等を行う。具体的には、キーボードやマウス等である。
【0028】外部記憶装置17は、プログラムの一部や
文書等が保存されている。具体的にはハードディスク装
置(HDD)、フロッピーディスク装置(FDD)等で
ある。通信装置18は、LANカードや232C+モデ
ム、赤外線等の手段により他の情報処理機器と接続を行
う。
【0029】図2は同実施形態における階調変換規則を
説明するための図である。表示対象となる文字に色が指
定された場合、その指定色に対応する階調レベルが階調
変換規則に従って決定される。この場合、カラーデータ
は「R」、「G」、「B」の各要素データからなり、そ
れらの比率によって階調レベルが決められている。
【0030】図2の例では、青(R:0,G:0,B:
255)に対して階調レベル4が割り付けられている。
また、赤(R:255,G:0,B:0)に対しては階
調レベル8、緑(R:0,G:255,B:0)に対し
ては階調レベル12がそれぞれ割り付けられている。
【0031】次に、同実施形態の動作を説明する。図3
は階調表示の基本的な処理動作(処理A)を示すフロー
チャートである。まず、文字の表示に際し、文字コー
ド、色、サイズ、階調数が指定される。ソフト的には、
文字列を表示するアプリケーションからラスタライザに
対して上記の指定があり、ラスタライザが図3に示すよ
うな処理を行なうが、ここではCPU11の処理動作と
して説明する。
【0032】CPU11は、指定された文字コードのフ
ォントデータ(アウトラインデータ)をROM12のフ
ォント領域12bから読み出し(ステップA11)、指
定サイズで当該文字の輪郭(アウトライン)を文字展開
領域13cに描く(ステップA12)。この様子を図4
に示す。この例では、「あ」といった文字のアウトライ
ンフォントを展開した状態を示している。
【0033】次に、CPU11は、文字展開領域13c
に展開した文字全体を指定のドットサイズで分割する
(ステップA13)。この分割の単位をグリットと呼
び、このグリッド内に文字が占める面積の比率によって
当該ドット位置に対する階調レベルが決まる。
【0034】図5に図4の部分Aをグリットで分割した
場合の拡大図を示す。この図から分かるように、各グリ
ッド毎の文字の占有率を比べた場合、ストロークの中心
部における占有率は高く、端部での占有率は低い。
【0035】しかして、文字をグリッドで分割後、CP
U11は各グリッド毎に文字の占める比率を計算する
(ステップA14)。そして、指定された階調数から、
先に求めた比率を組み合わせて階調割当てテーブルを作
成する。この場合、色指定されていない通常の文字の表
示では、表示装置15の持つ階調数(ここでは16階
調)が指定の階調数となる。したがって、このときの階
調割当てテーブルとしては、図6に示すようになる。
【0036】図6の例では、階調数が「16」を示して
おり、占有率0〜6.25%のとき階調レベル0、占有
率6.26〜12.5%のとき階調レベル1、…93.
76〜100%のとき階調レベル15となっている。こ
の階調割当てテーブルは、RAM13の階調割当てテー
ブル領域13dに格納される。
【0037】次に、CPU11は階調割当てテーブル領
域13dに格納された階調割当てテーブルを参照して、
文字の各ドットの階調レベルを決定する(ステップA1
6)。この処理を全てのドットの階調レベルが決定する
まで繰り返す(ステップA17)。
【0038】このようにして文字の各ドットの階調レベ
ルを決定すると、CPU11は文字展開領域13cに展
開された文字をVRAM14に格納後、上記階調レベル
に基づいて各ドット毎に階調表示を行なうように表示装
置15を制御する(ステップA15)。この場合、図5
に示すように、ストロークの中心部における占有率は高
く、端部での占有率は低い。したがって、中心部の階調
レベルは高くなり、結果的に黒ぽっく表示される。逆
に、端部の階調レベルは低くなり、結果的に白っぽく表
示される。これにより、ギザギザをなくして、文字の輪
郭を滑らかに見せることができる。
【0039】以上の処理は1文字のみの処理である。通
常の文書での処理は図7または図8で実現される。文字
列を表示するアプリケーション(上位プログラム)で
は、文書を読み込む際に、各文字を何色で表示するかの
指定を行っている。このとき、指定された色に基づいて
基準となる階調数を決定し、その階調数で階調変換を行
なう。
【0040】すなわち、指定された色が黒の場合は、通
常の階調数に基づいて、その文字をアウトラインフォン
トデータから階調ビットマップデータへ変換する。この
場合、16階調であれば、階調レベル0〜16で示され
る全ての階調色を用いて階調表示を行なうことになる。
【0041】ここで、黒以外の色が指定された場合に
は、カラー変換テーブル(階調変換規則)を参照して、
基準となる階調数を決定する。その決定された基準の階
調数で階調変換を行なう。この場合には、上記決定され
た階調数に従った階調色だけを用いて階調表示を行なう
ことになるので、文字の一番濃い部分が各指定色毎に違
って見えるようになる。
【0042】例えば、図2に示す階調変換規則によれ
ば、青(0,0,255)は階調レベル4に割当てられ
ている。したがって、階調表示の際には、階調レベル0
〜4で示される階調色だけが使用される。同様に、赤
(255,0,0)は階調レベル8に割当てられている
ので、階調レベル0〜8で示される階調色だけが使用さ
れる。また、緑(0,255,0)は階調レベル12に
割当てられているので、階調レベル0〜12で示される
階調色だけが使用される。この場合、青では階調レベル
4が一番濃い色、赤では階調レベル8が一番濃い色、緑
では階調レベル12が一番濃い色として使用されるた
め、それらの色の区別が視覚的に付くようになる。
【0043】図7は色指定された文字を含む文書を階調
表示する場合の処理動作(処理B)を示すフローチャー
トである。ソフト的には、ラスタライザがアプリケーシ
ョン(上位プログラム)から文字コード、色、サイズ、
階調数を読み込み(ステップB11)、以下のような処
理を実行するが、ここではCPU11の処理動作として
説明する。
【0044】CPU11は、指定された色に基づいて基
準となる階調数を決定する(ステップB12)。この階
調数の決定には、ROM12の階調変換規則領域12c
に格納された階調変換規則(カラー変換テーブル)を用
いる。図2に示すように、階調変換規則(カラー変換テ
ーブル)には、予め各色のカラーデータ(R,G,B)
毎に最適な階調レベルが割り付けられている。基準とな
る階調数は、この階調レベルを一番濃い色としたもので
ある。すなわち、図2の例では、青(0,0,255)
は階調レベル4に割当てられている。したがって、青色
の指定では、階調数5を基準の階調数として決定する。
【0045】このようにして基準の階調数が決まると、
CPU11はその階調数を文字コード、サイズの情報と
共にセットした後(ステップB13)、図3で説明した
ような処理Aを実行する(ステップB14)。これによ
り、指定色に応じた階調数で文字のアウトラインフォン
トデータが階調ビットマップデータに変換されることに
なる。この処理を文書の全てが終了するまで行なう(ス
テップB15)。
【0046】このように、黒以外の色が指定された場合
でも、その指定色に応じた階調数で階調変換を行なうこ
とで、文字の一番濃い色の部分に適用する階調レベルを
各指定色毎に変えて表示することができる。これによ
り、表示画面上で色指定された文字の区別が付くように
なり、しかも、階調表示によって文字の線が綺麗に見え
るようになる。
【0047】次に、本発明の他の実施形態を説明する。
上記の方法では、同じ色で全ての文字が指定された文書
を表示する場合には見栄えが悪くなる。そこで、読み込
んだデータの文字色の割合を求めることにより、使用割
合の一番多い色を基準にして各指定色毎に階調数を決定
し、それぞれ階調数で階調表示を行なう。
【0048】この場合、文字コードを頁単位で読み込
み、それらの文字に対して何色が使用されているのかを
セットする。そして、セットされたデータより、使用割
合の一番多い色を判断する。この使用割合の一番多い色
を基準にして各指定色毎に階調数を決定し、それぞれの
階調数で階調変換を行う。
【0049】図8は色指定された文字を含む文書を階調
表示する場合の他の処理動作(処理C)を示すフローチ
ャートである。ソフト的には、ラスタライザがアプリケ
ーション(上位プログラム)から文字コード、色、サイ
ズ、階調数を読み込み(ステップC11)、以下のよう
な処理を実行するが、ここではCPU11の処理動作と
して説明する。
【0050】CPU11は、文書中の文字列とそれらに
指定されている色のカラーデータ(R,G,B)をRA
M13内の図示せぬ文字バッファに格納する(ステップ
C12)。次に、CPU11は、各文字に何色が使用さ
れているのかを調べ、これを図9に示すような使用割合
テーブルにセットする(ステップC13)。この使用割
合テーブルは、RAM13の使用割合テーブル領域13
eに格納されている。この処理を文書の全てが終了する
まで行なう(ステップC14)。
【0051】このようにして、文書中の全ての文字の色
が分かると、CPU11は使用割合テーブルを参照し
て、どの色がどのくらい使用されているのかを認識し、
使用割合の一番多い色を基準にして各指定色毎に階調数
を決定する(ステップC15)。そして、CPU11
は、文字バッファより1文字ずつ順に文字を読み出し、
その文字コードと当該文字に設定された階調数をセット
し、図3で説明したような処理Aを実行する(ステップ
C17)。この処理を文字バッファの全てが終了するま
で行なう(ステップC18)。これにより、使用割合の
一番多い色を基準に決定された各色毎の階調数に従っ
て、階調変換が行なわれることになる。
【0052】具体的に説明すると、例えば図9に示すよ
うに、表示対象となる文書の文字数が「100」であ
り、そのうち、赤色の文字が「50」、黒色の文字が
「30」、緑色の文字が「20」であったとする。
【0053】このような場合、赤色の占める割合が一番
多いので、赤色の階調数をMAX値である「16」とす
る。以下、黒色の階調数を「14」、緑色の階調数を
「12」とする。これらの階調数で各色の文字を階調表
示することにより、他の文字との区別が付き、しかも、
その中で階調数の多い赤色の文字が綺麗に表示されるこ
とになる。この場合、赤色の文字の占める割合が一番多
いので、結果的に画面全体が見やすくなる。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、文字の指
定色に応じて基準となる階調数を決定し、その階調数で
階調変換を行なうようにしたため、文字の一番濃い色の
部分に適用する階調レベルを各指定色毎に変えて表示す
ることができる。これにより、表示画面上で色指定され
た文字の区別が付くようになり、しかも、階調表示によ
って文字の線が綺麗に見えるようになる。
【0055】また、使用割合の一番多い色を基準に各色
毎に階調数を決定し、それらの階調数で階調変換を行な
うようにしたため、使用割合の一番多い色の文字を綺麗
に表示でき、結果的に画面全体が見やすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る表示装置を適用した
情報処理装置の構成を示すブロック図。
【図2】階調変換規則(カラー変換テーブル)を示す
図。
【図3】階調表示の基本的な処理動作(処理A)を示す
フローチャート。
【図4】アウトラインフォントを展開した状態を示す
図。
【図5】図4の部分Aをグリットで分割した場合の拡大
図。
【図6】階調割当てテーブルを示す図。
【図7】色指定された文字を含む文書を階調表示する場
合の処理動作(処理B)を示すフローチャート。
【図8】色指定された文字を含む文書を階調表示する場
合の他の処理動作(処理C)を示すフローチャート。
【図9】使用割合テーブルを示す図。
【図10】フォント表示方法を説明するための図。
【図11】2値表示とグレースケール表示(階調表示)
を示す図。
【図12】色指定された文字と通常文字の階調表示を示
す図。
【符号の説明】
11…CPU 12…ROM 12a…プログラム領域 12b…フォント領域 12c…階調変換規則領域 13…RAM 13a…アプリケーション領域 13b…ラスタライザ領域 13c…文字展開領域 13d…階調割当てテーブル領域 13e…使用割合テーブル領域 14…VRAM 15…表示装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 白黒の階調表示を行なう表示装置であっ
    て、 色指定された各文字を含む文書を読み込んだ際に、上記
    指定された色に基づいて基準となる階調数を決定する階
    調数決定手段と、 この階調数決定手段によって決定された上記基準の階調
    数に従って上記色指定された各文字をアウトラインデー
    タから階調ビットマップデータに変換する階調変換手段
    と、 この階調変換手段によって変換された階調ビットマップ
    データを階調表示する表示処理手段とを具備したことを
    特徴とする高品位文字表示装置。
  2. 【請求項2】 文書中の各文字に指定された色の割合を
    求める文字色割合認識手段を有し、 上記階調変換手段は、この文字色割合認識手段によって
    求められた色の割合に基づいて各指定色毎に基準となる
    階調数を決定することを特徴とする請求項1記載の高品
    位文字表示装置。
  3. 【請求項3】 白黒の階調表示を行なう表示装置におい
    て、 文書中の各文字に指定された色に基づいて基準となる階
    調数を決定し、 この基準の階調数に従って上記色指定された各文字をア
    ウトラインデータから階調ビットマップデータに変換
    し、 この変換された階調ビットマップデータを階調表示する
    ことを特徴とする階調表示方法。
  4. 【請求項4】 文書中の各文字に指定された色の割合を
    求め、 この色の割合に基づいて各指定色毎に基準となる階調数
    を決定することを特徴とする請求項3記載の階調表示方
    法。
JP8222545A 1996-08-23 1996-08-23 高品位文字表示装置及び階調表示方法 Pending JPH1063253A (ja)

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JP (1) JPH1063253A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006091289A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Vodafone Kk 文字発生用データの構造、文字発生方法、文字発生装置及び移動通信端末装置

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JP2006091289A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Vodafone Kk 文字発生用データの構造、文字発生方法、文字発生装置及び移動通信端末装置

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