JPH09138682A - データ変換装置 - Google Patents

データ変換装置

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JPH09138682A
JPH09138682A JP7321091A JP32109195A JPH09138682A JP H09138682 A JPH09138682 A JP H09138682A JP 7321091 A JP7321091 A JP 7321091A JP 32109195 A JP32109195 A JP 32109195A JP H09138682 A JPH09138682 A JP H09138682A
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JP7321091A
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Inventor
Kazuma Aoki
一磨 青木
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャラクタに階調を付与して出力を行う場
合、線幅の細いキャラクタに対しても見栄えのよいイメ
ージを得るためのデータ変換装置を提供する。 【解決手段】 データ変換装置2は、下記の要件を含ん
で構成される。階調イメージデータ生成手段5:キャ
ラクタイメージの予め定められた輪郭近傍部分を形成す
る画素と、該キャラクタイメージの他の部分を形成する
画素とが互いに異なる濃度に設定された階調キャラクタ
イメージのデータ(階調イメージデータ)を生成する。
階調イメージデータ変換手段5:階調イメージデータ
に基づく1又は複数の階調キャラクタイメージにおい
て、その階調キャラクタイメージを形成する画素のうち
濃度が最も大きく設定されたものの濃度値が、該階調キ
ャラクタイメージを出力するイメージ出力装置3に対し
て予め設定された最大画素濃度に補正されるように、上
記階調イメージデータを変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出力装置の多数の
画素の濃度情報の組合せに基づいてキャラクタのイメー
ジを記述するイメージデータに対し、所定の変換を施す
データ変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタやディスプレイなどにキ
ャラクタイメージを出力する場合、各キャラクタに対応
して記憶されたビットマップデータあるいはアウトライ
ンデータに基づいて、画素のオン/オフ情報の組合せに
よりキャラクタ形状を記述するイメージデータを生成
し、そのイメージデータに基づいてイメージ出力が行わ
れる。ここで、上記イメージデータとして、2種類の画
素濃度(例えば黒と白)の組合せに基づくいわゆる2値
イメージデータを使用した場合、得られるキャラクタイ
メージの輪郭に階段状のギザギザ(以下、ジャギーとい
う)が生じて見栄えが悪くなることがある。そこで、そ
の見栄えを向上させるために、イメージデータを解析し
てジャギーの目立ちやすい輪郭部分の画素を検出し、自
動的にそれら画素を中間濃度に設定してイメージに階調
を付与する、いわゆるアンチエイリアシングと呼ばれる
処理が行われることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、キャラクタ
として例えば明朝体とゴシック体など、線幅の異なる2
以上の書体を混在させて出力する場合、従来の装置にお
いては、書体に関係なく同じアルゴリズムを用いてアン
チエイリアシング処理を施すことが行われてきた。ここ
で、線幅の細い書体に対して線幅の太い書体と同様のア
ルゴリズムによりアンチエイリアシング処理を施した場
合、書体の出力サイズが比較的大きければ、図8(a)
に示すように、線の中心付近に濃度の大きい部分(高濃
度領域)102が十分確保されるので見栄えのよい出力
が得られる。ところが、書体の出力サイズを一定以下に
縮小した場合、同図(b)に示すように、階調付与部分
101が線の中心付近にまで及んでキャラクタ全体の濃
度が低くなってしまい、結果として線幅の細い書体の出
力品質が低下してしまう問題があった。
【0004】本発明は、キャラクタに階調を付与して出
力を行う場合、線幅の細いキャラクタに対しても見栄え
のよいイメージを得るためのデータ変換装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上述の課
題を解決するために、本発明のデータ変換装置は、下記
の要件を含んで構成されることを特徴とする。 階調イメージデータ生成手段:キャラクタイメージの
予め定められた輪郭近傍部分を形成する画素と、該キャ
ラクタイメージの他の部分を形成する画素とを互いに異
なる濃度に設定することにより、そのイメージの輪郭近
傍部分に階調が付与された階調キャラクタイメージのデ
ータ(階調イメージデータ)を生成する。 階調イメージデータ変換手段:階調イメージデータに
基づく1又は複数の階調キャラクタイメージにおいて、
その階調キャラクタイメージを形成する画素のうち濃度
が最も大きく設定されたもの(最大濃度画素)の濃度値
が、該階調キャラクタイメージを出力するイメージ出力
装置に対して予め設定された最大画素濃度(装置最大濃
度)に補正されるように、上記階調イメージデータを変
換する。
【0006】上述のように構成されたデータ変換装置に
よれば、例えば線幅の細いキャラクタイメージに階調を
付与した結果、そのイメージを構成する最も濃度の大き
い画素においてなお、その濃度値が装置最大濃度よりも
低く設定されてしまった場合に、これをその装置最大濃
度とする補正が行われるので、イメージ全体の濃度が低
くなって見栄えが損なわれたりすることが防止ないし抑
制される。
【0007】階調イメージデータ変換手段は、階調キャ
ラクタイメージを形成する画素のうち最大濃度画素以外
のもの(残余の画素)の濃度値を、装置最大濃度を越え
ない範囲内で、高濃度側へ補正するものとすることがで
きる。こうすれば、濃度の低い残余の画素の濃度も同様
に高められて、キャラクタイメージの見栄えがさらに向
上する。
【0008】この場合、その具体的な補正方法として
は、最大濃度画素の濃度を装置最大濃度とするための濃
度補正量を、残余の画素の濃度に対して一律に付加する
ことにより、それら残余の画素の濃度値を高濃度側へ補
正する方法を例示することができる。この方式によれ
ば、補正前の最大濃度画素と装置最大濃度との差を算出
して、それを残余の画素の濃度値に一律に付加するだけ
でよいので、処理を簡略化できる利点がある。一方、別
の方法として、その階調キャラクタイメージを形成する
画素のうち濃度が最も小さく設定されたものの濃度値
と、各残余の画素の濃度値との差に基づいて、それら残
余画素に対する濃度補正量を算出し、その算出された濃
度補正量を各残余の画素の濃度値に付加することによ
り、これを高濃度側へ補正する方式を採用することもで
きる。こうすれば、残余の画素に対しては、最大濃度画
素に濃度が近いものほど濃度補正量が大きく設定される
ことになるので、例えば輪郭から隔たるほど高濃度とな
るように段階的に階調が付与された階調イメージデータ
等の場合、その濃淡の付与のバランスを良好に維持しつ
つ濃度補正が行われるので、出力イメージの品質をさら
に高めることができる。
【0009】上記階調イメージデータ生成手段は、複数
書体のキャラクタの階調イメージデータを生成可能なも
のとすることができる。そして、階調イメージデータ変
換手段は、それら複数書体のうち特定のものの階調イメ
ージデータに対し変換を施すものとすることができる。
このようにすれば、特定の書体に対して選択的に濃度補
正処理を施すことができるので、例えば線幅の非常に太
い書体等、濃度補正処理の必要性が比較的小さいものに
対しては濃度補正処理のための演算を行わないようにし
て、処理能率を向上させることができる。
【0010】なお、上記構成において、階調イメージデ
ータ変換手段により変換されたイメージデータに基づい
て、キャラクタのイメージを出力するイメージ出力装置
を付加することにより、本発明のデータ変換装置を備え
たキャラクタ出力装置を構成することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、実
施例を参照しつつ図面を用いて説明する。図1は、本発
明のデータ変換装置を組み込んだキャラクタ出力装置の
一構成例を示すブロック図である。すなわち、キャラク
タ出力装置1は、I/Oポート4と、これに接続された
CPU5、ROM6、RAM7及びディスク記憶装置8
等からなる、本発明のデータ変換装置としてのコンピュ
ータ本体2と、さらに上記I/Oポート4においてコン
ピュータ本体2に接続されたイメージ出力装置としての
プリンタ3とを備えている。また、I/Oポート4に
は、キーボード等の入力部9及び表示制御部10が接続
されており、表示制御部10にはCRTや液晶ディスプ
レイ等のモニタ11が接続されている。なお、上記CP
U5が階調イメージデータ生成手段及び階調イメージデ
ータ変換手段の主体をなす。
【0012】コンピュータ本体2のROM6には、出力
制御プログラム記憶部6aが形成されており、ここに出
力制御プログラムが記憶されている。この出力制御プロ
グラムに基づいて、本実施例で以下に説明するキャラク
タのイメージデータの変換処理及びその変換されたイメ
ージデータに基づくイメージ出力処理が行われる。ま
た、RAM7には、ワークメモリ7a、テキストメモリ
7b及びプリンタ最大濃度メモリ7c等が形成されてい
る。ワークメモリ7aは、CPU5がプログラムを実行
する際に、必要なデータを一時的に記憶するのに使用さ
れる。また、テキストメモリ7bは、入力部9から入力
されたキャラクタのコードやサイズ、及びキャラクタの
回転や斜体あるいは上付き・下付き文字などのキャラク
タ修飾情報を記憶する。さらに、プリンタ最大濃度メモ
リ7cには、接続されたプリンタ3に対して設定された
最大濃度値(以下、プリンタ最大濃度という;請求項で
いう装置最大濃度に対応)が記憶されている。なお、こ
のプリンタ最大濃度は、プリンタ3の仕様において可能
な最大濃度に設定しても、ユーザー側で定めたそれより
も低い値に設定してもいずれでもよい。
【0013】一方、ディスク記憶装置8はハードディス
ク装置あるいは光磁気ディスク装置等で構成され、ここ
にキャラクタ記憶部8aとイメージメモリ8bとが形成
されている。キャラクタ記憶部8aには、各種書体の文
字や記号等の多数のキャラクタに一対一に対応するキャ
ラクタデータが、1キャラクタ単位でランダムに読出し
可能に記憶されている。このキャラクタデータは、各キ
ャラクタの輪郭形状を与えるアウトラインデータの他、
文字幅などキャラクタの属性データを含むものである。
なお、キャラクタ記憶部8aは、同6bとしてROM6
内に形成することも可能である。
【0014】図2は、アウトラインデータの一例を示す
ものである。すなわち、図2(a)に示すように、コン
ピュータ本体2内には基準座標15が設定され、各キャ
ラクタのアウトラインデータは、その輪郭(アウトライ
ン)16の各構成線を上記基準座標15上でベクトル表
示した場合の、そのベクトルデータの組み合わせとして
記述されている。その具体例を同図(b)に示してい
る。該データは、処理内容を表すフラグと、そのフラグ
に対応する処理が終了した時点でのポインタの位置を与
える座標値とによって構成されている。ここで、数値1
はX座標を、数値2はY座標を表し、フラグ「S」は描
画開始点にポインタを移動させる処理を、フラグ「L」
は直前の座標から、該フラグに対応する座標までポイン
タを移動させ、そのポインタの軌跡に基づいてアウトラ
イン16の各構成線を描く処理をそれぞれ示している。
そして、(a)に示したアウトライン16の場合は、
(58,25)の座標値を起点として、再度その座標に
戻るまでの12個の線分から構成されており、各構成線
がその起点と終点の座標値により定義されるベクトルを
形成しているとみることができる。なお、上記構成線は
直線状に形成する態様の他、ベジェ曲線、Bスプライン
曲線あるいは円弧等の曲線により形成する態様も可能で
ある。
【0015】このように構成されたアウトラインデータ
に基づくキャラクタのアウトラインは、図3(a)に示
すように、そのままもしくは適宜拡大ないし縮小(スケ
ーリング)されて画素座標20上に重ねられる。各画素
は、複数段階の濃度により階調出力が可能なものとされ
ており、後述するスキャンコンバージョン処理により、
その画素座標20上のアウトライン16’内に存在する
画素Pを第一状態(例えば黒又はグレー)に設定し、ア
ウトライン16’外に存在する画素(図示せず)を第二
状態(例えば白)に設定することにより、同図(b)に
示すようなキャラクタイメージに対応するイメージデー
タが、画素毎の濃度情報の集合体として記述・生成され
ることとなる(なお、図では第一状態の画素を全て黒で
表示している)。ここで、上記アウトラインに対して
は、出力制御プログラムに従い所定の輪郭部分に階調が
付与されながらスキャンコンバージョン処理が施される
こととなるが、その処理の詳細については後述する。
【0016】図1に戻って、イメージメモリ8bには、
上記キャラクタデータに基づいて生成され、さらに階調
が付与されたキャラクタのイメージデータが記憶され
る。なお、イメージメモリ8bは、同7dとしてRAM
7内に形成してもよい。
【0017】また、プリンタ3は、上記イメージデータ
に基づいてキャラクタのイメージを印字出力する印字出
力部13を備えている。この印字出力部13は、例えば
レーザー光源を使用する電子写真式印字装置やインクジ
ェット式印字装置等により構成される。なお、印字出力
部13とI/Oポート4との間に、コンピュータ本体2
側から送られてくるイメージデータ等を一時記憶するプ
リンタバッファメモリ12を設けることができる。
【0018】以下、キャラクタ出力装置1における処理
の流れをフローチャートを用いて説明する。まず、図5
のS1において、入力部9を使用してキャラクタのコード
及びサイズのデータ(以下、これらを総称する場合はテ
キストデータという)を入力する。入力されたこれらデ
ータは、テキストファイルとしてRAM7のテキストメ
モリ7b(図1)に記憶される。なお、予め作成したテ
キストファイルをディスク記憶装置8等に記憶してお
き、これを適宜読み出して使用してもよい。次に、S2及
びS3において、そのテキストデータに含まれるキャラク
タコードに対応するアウトラインデータがキャラクタ記
憶部8aから順次読み出され、それに基づくキャラクタ
のアウトラインが前述のサイズデータに基づいてスケー
リングされた後、画素座標20(図3)に重ね処理され
る。
【0019】続いて、S4及びS5において、重ねられたア
ウトラインに対しスキャンコンバージョン処理が行われ
る。このスキャンコンバージョン処理は、互いに直交す
る2方向(すなわち、X方向とY方向)においてそれぞ
れ個別に実行される。図6に、X方向スキャンコンバー
ジョン処理(S4)の流れを示しており、まずS51におい
てスキャンライン(走査線)のY座標を初期化し、最初
のY座標値に対応するX方向の走査線を生成する。次
に、S54〜S59において、画素内に設定された所定の基準
点(例えば画素の中心)がアウトラインの内側に存在す
るか否かを判定する処理を、スキャンライン上に配列す
る画素に対しその一方の側から他方の側へ向けて順次行
う。そして、上記基準点がアウトラインの内側に存在す
ると判定された画素のうち、アウトラインが画素領域内
を通っているものについてはその画素を所定濃度のグレ
ーに設定し、それ以外のものについては黒に設定する。
なお、アウトラインが画素領域内を通っており、かつそ
の画素の中心がアウトラインの外側に存在している場合
は、その1つ内側の画素がグレーに設定される。一方、
基準点がアウトラインの外側に存在すると判定された画
素は、白に設定される。このようにして、1ライン分の
画素の濃度設定が終わると、S53からS60に進んでY座標
値をインクリメントし、以下同様の処理が繰り返され
る。なお、すべてのY座標値に対応するスキャンが完了
すると処理は終了する。
【0020】このようにしてX方向スキャンコンバージ
ョン処理が終了した状態においては、図4(a)に示す
ように、スキャン方向においてイメージの両端に位置す
る画素がグレーに設定された階調イメージデータが形成
されていることとなる。なお、スキャンライン上でアウ
トラインから所定の距離範囲にある画素をすべてグレー
に設定するようにしてもよい。この場合、例えば同図
(b)に示すように、アウトライン16’から隔たるほ
ど高濃度となるように段階的に階調を付与することも可
能である。
【0021】続いて図5のS5に進み、Y方向のスキャン
コンバージョン処理が行われるが、その内容は、走査方
向を除いて他はX方向スキャンコンバージョン処理と全
く同じであるので、説明は省略する。そして、S6におい
て、上記X方向及びY方向スキャンコンバージョン処理
においてそれぞれ得られたキャラクタのイメージが合成
される。
【0022】さらに、S7において濃度補正処理が行われ
る。その詳細を図7に示す。すなわち、S71において、
合成後のイメージデータの画素の最大濃度値Amaxを調
べる。そして、S72においてその最大濃度値AmaxがRA
M7に記憶されたプリンタ最大濃度Bmaxよりも小さい
かどうかが判定される。Yesの場合はS73に進み、アウト
ラインの内側に存在する画素の濃度Nを順次読み出し、
S74においてその濃度補正を行う。補正後の濃度N’
は、例えば次の数1を用いて算出される。
【0023】
【数1】
【0024】すなわち、各画素の濃度NにBmax−Amax
の値が一律に付加されることにより、出力イメージの濃
度が一様に高濃度側へシフトすることとなる。一方、別
の方法としては、濃度が最も小さく設定された画素の濃
度値Aminを検出し、各画素の濃度値Nとの差(N−Am
in)に比例するように濃度補正量を設定するようにして
もよい。具体例として、補正後の濃度(以下、補正濃度
という)N’を下記の数2を使用して算出することがで
きる。
【0025】
【数2】
【0026】なお、Bminは、プリンタ3に対して設定
された最小濃度値(プリンタ最小濃度)である。こうし
て補正濃度N’の算出が終わるとS75に進み、その補正
濃度N’をその画素の最終濃度として設定し、すべての
画素についての濃度設定が終わると濃度補正処理は終了
する。こうして得られたイメージデータは、イメージメ
モリ8b(図1)に記憶される。そして、S8においてそ
のイメージデータに基づき、キャラクタのイメージがプ
リンタ3から印字・出力されて、全体の処理が終了す
る。
【0027】図8は、そのキャラクタのイメージの出力
例と、それに対応するイメージデータにおける各画素の
濃度情報を示している。例えば(a)に示すように、キ
ャラクタの出力サイズが比較的大きく、高濃度領域10
2が十分確保される場合は濃度補正処理は行われない
(なお、本実施例においては最高濃度を「15」、最低
濃度を「0」で表すものとする)。一方、書体の出力サ
イズを一定以下に縮小することにより、(b)に示すよ
うに、階調付与部分101(濃度8の部分)が線の中心
付近に及んでキャラクタ全体の濃度が低くなる場合に
は、上記処理により当該部分の濃度が高濃度側に補正さ
れて、同図(c)に示す状態となる。ここでは、補正前
の階調付与部分101の各画素の濃度が一律に「8」と
なっている場合を例にとっており、数1及び数2のいず
れに基づく補正においても、その補正後の濃度は「1
5」となっている。
【0028】一方、図9に示すように、すべての画素の
濃度値がプリンタ最大濃度Bmaxよりも小さく、かつ複
数の濃度値を含んで設定されている場合であるが、ま
ず、数1を使用して補正を行う場合は、同図(a)に示
すように、画素の最大濃度値Amax(図では濃度
「8」)とプリンタ最大濃度Bmax(すなわち「1
5」)との差(すなわち、Bmax−Amax=15−8=
7)が、各画素の濃度N値に一律に付与されることとな
る。一方、数2を用いた場合は、同図(b)に示すよう
に補正前の濃度値に応じて画素毎に異なる補正量が設定
・付加されて濃度値が補正される(なお、プリンタ最小
濃度Bminは「4」とした)。
【0029】ここで、上記処理により生成されたイメー
ジデータを、イメージメモリ8b(図1)に残しておく
ようにし、同じ種類及びサイズのキャラクタの出力を次
回に行う場合には、そのイメージメモリ8bに記憶され
たイメージデータを使用するようにすれば、スキャンコ
ンバージョン処理及び濃度補正処理を含むイメージデー
タの生成処理(図5のS2〜S7:以下、展開処理という)
をその都度繰り返す必要がなくなり、処理能率を向上さ
せることができる。
【0030】また、イメージデータに基づくキャラクタ
のイメージは、プリンタ3に印字・出力する他に、例え
ば図1のモニタ11に表示・出力することも可能であ
る。この場合、モニタ出力用に、印刷用とは別のキャラ
クタデータを使用するようにしてもよい。
【0031】ここで、上記処理においては、各キャラク
タ毎に濃度補正処理が行われるようになっていたが、同
時に出力される複数のキャラクタの間で最大濃度画素の
濃度値を検出し、それを基準として上記複数のキャラク
タの全体に濃度補正処理を行うようにしてもよい。この
場合、それら複数のキャラクタのうち、プリンタ最大濃
度に設定された画素を含むキャラクタが1つでも存在す
れば、他のキャラクタで濃度が薄く出力されるものが存
在しても、濃度補正は行われない。一方、複数書体のキ
ャラクタイメージが出力可能な場合に、その書体毎に濃
度補正処理を行うようにすることもできる。例えば、入
力部9(図1)から、濃度補正処理を行うべき書体を指
定する入力を行い、その指定された書体についてのみ濃
度補正処理が行われるように構成することができる。
【0032】上述の実施例においては、イメージデータ
の展開処理が主にコンピュータ本体側で行われるように
なっていたが、これをプリンタ側で行わせることも可能
である。その場合の装置構成の一例を図10に示す。該
構成においては、プリンタ3がコンピュータ等で構成さ
れたプリンタ制御部30を備えている。プリンタ制御部
30は、I/Oポート31とそれに接続されたCPU3
2、RAM33及びROM34等を備え、前述の出力制
御プログラムはROM34内の出力制御プログラム記憶
部34aに、キャラクタデータは同キャラクタ記憶部3
4bにそれぞれ記憶されている。また、RAM33に
は、前述のワークメモリ33a、イメージメモリ33
b、及びプリンタ最大濃度メモリ33c等が形成されて
いる。すなわち、コンピュータ本体2側のテキストメモ
リ7b等に記憶されたテキストデータがプリンタ制御部
30に転送され、該テキストデータに基づいてCPU3
2が、前記したものと同様の流れに従い展開処理を実行
する。この場合、そのプリンタ制御部30がデータ変換
装置を構成していると見ることができ、また、そのCP
U32が、階調イメージデータ生成手段及び階調イメー
ジデータ変換手段を構成していると見ることができる。
【0033】以上説明した実施例では、キャラクタのイ
メージデータは、各キャラクタに対応するアウトライン
データを用いて展開処理を行うことにより生成されてい
たが、1ないし複数サイズのキャラクタイメージに対応
した階調ビットマップデータを、ディスク記憶装置8あ
るいはROM6(図1)に記憶しておき、これをそのま
まあるいは適宜拡大・縮小して使用するようにしてもよ
い。例えば、図11(a)は階調ビットマップデータの
例を示しており、キャラクタイメージ40の輪郭近傍部
分を構成する画素が中間の濃度値に設定されて、階調付
与部分40aが形成されている。そして、所定の演算に
より、その階調ビットマップデータに基づいて縮小イメ
ージのビットマップデータを作成した場合、同図(b)
に示すように、階調付与部分40aがその縮小イメージ
40’の全体に拡がってキャラクタ全体の出力濃度が小
さくなってしまう場合には、前述と同様の濃度補正処理
を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ変換装置及びそれを含んで構成
されたキャラクタ出力装置の一構成例を示すブロック
図。
【図2】アウトラインデータの一例を示す説明図。
【図3】スケーリング後のアウトラインと、それに基づ
くイメージデータの例を示す説明図。
【図4】その階調付与処理の内容を示す説明図。
【図5】図1のキャラクタ出力装置における処理の全体
の流れを示すフローチャート。
【図6】そのX方向スキャンコンバージョン処理の詳細
を示すフローチャート。
【図7】濃度補正処理の詳細を示すフローチャート。
【図8】濃度補正処理の具体例を示す説明図。
【図9】同じく別の具体例を示す説明図。
【図10】本発明のデータ変換装置及びそれを含んで構
成されたキャラクタ出力装置の別の構成例を示すブロッ
ク図。
【図11】アウトラインデータに代えて階調ビットマッ
プデータを使用した場合の実施例の説明図。
【符号の説明】
1 キャラクタ出力装置 2 コンピュータ本体(データ変換装置) 5 CPU(階調イメージデータ生成手段、階調イメー
ジデータ変換手段) 30 プリンタ制御部(データ変換装置) 32 CPU(階調イメージデータ生成手段、階調イメ
ージデータ変換手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力装置の多数の画素の濃度情報の組合
    せに基づいてキャラクタのイメージを記述するイメージ
    データに対し、所定の変換を施すデータ変換装置であっ
    て、 キャラクタイメージの予め定められた輪郭近傍部分を形
    成する画素と、該キャラクタイメージの他の部分を形成
    する画素とを互いに異なる濃度に設定することにより、
    そのイメージの輪郭近傍部分に階調が付与された階調キ
    ャラクタイメージのデータ(以下、階調イメージデータ
    という)を生成する階調イメージデータ生成手段と、 前記階調イメージデータに基づく1又は複数の階調キャ
    ラクタイメージにおいて、その階調キャラクタイメージ
    を形成する画素のうち濃度が最も大きく設定されたもの
    (以下、最大濃度画素という)の濃度値が、該階調キャ
    ラクタイメージを出力するイメージ出力装置に対して予
    め設定された最大画素濃度(以下、装置最大濃度とい
    う)に補正されるように、前記階調イメージデータを変
    換する階調イメージデータ変換手段と、 を備えたことを特徴とするデータ変換装置。
  2. 【請求項2】 前記階調イメージデータ変換手段は、前
    記階調キャラクタイメージを形成する画素のうち前記最
    大濃度画素以外のもの(以下、残余の画素という)の濃
    度値を、前記装置最大濃度を越えない範囲内で、高濃度
    側へ補正するものとされる請求項1記載のデータ変換装
    置。
  3. 【請求項3】 前記階調イメージデータ変換手段は、前
    記最大濃度画素の濃度を前記装置最大濃度とするための
    濃度補正量を、前記残余の画素の濃度に対して一律に付
    加することにより、それら残余の画素の濃度値を高濃度
    側へ補正するものとされる請求項2記載のデータ変換装
    置。
  4. 【請求項4】 前記階調イメージデータ変換手段は、そ
    の階調キャラクタイメージを形成する画素のうち濃度が
    最も小さく設定されたものの濃度値と、前記各残余の画
    素の濃度値との差に基づいて、各残余の画素に対する濃
    度補正量を算出し、その算出された濃度補正量を前記各
    残余の画素の濃度値に付加することにより、これを高濃
    度側へ補正するものとされる請求項2記載のデータ変換
    装置。
  5. 【請求項5】 前記階調イメージデータ生成手段は、複
    数書体のキャラクタの階調イメージデータを生成可能な
    ものとされ、 前記階調イメージデータ変換手段は、それら複数書体の
    うち特定のものの階調イメージデータに対し前記変換を
    施すものとされている請求項1ないし4のいずれかに記
    載のデータ変換装置。
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