JP3416489B2 - フォント処理装置およびフォント処理用プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

フォント処理装置およびフォント処理用プログラムを記録した記録媒体

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JP3416489B2
JP3416489B2 JP28799497A JP28799497A JP3416489B2 JP 3416489 B2 JP3416489 B2 JP 3416489B2 JP 28799497 A JP28799497 A JP 28799497A JP 28799497 A JP28799497 A JP 28799497A JP 3416489 B2 JP3416489 B2 JP 3416489B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はフォント処理装置
およびフォント処理用プログラムを記録した記録媒体に
関し、特にたとえば携帯情報端末、パーソナルコンピュ
ータ、ワードプロセッサ等の電子機器において、任意の
文字サイズの文字表示を行うために用いられる、フォン
ト処理装置およびフォント処理用プログラムを記録した
記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】芯線ストロークフォントやアウトライン
フォントを用いる従来技術では、文字サイズに拘わら
ず、1種類のフォントデータをもとに比例計算により、
多様なサイズの文字を表示・印刷していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】1種類のフォントデー
タをもとに多様なサイズの文字を表示・印刷する従来の
フォント処理装置では、小さな文字サイズにおいて、文
字を構成するストロークが接触して、文字がつぶれてし
まい、文字品質が大きく劣化するという欠点があった。
【0004】ここで、従来のフォント処理装置によるフ
ォント生成処理の例を示す。
【0005】芯線ストロークフォントデータを用いてフ
ォントを生成する場合について述べる。
【0006】図30には、「書」という漢字の16ドッ
ト用芯線ストロークフォントデータが示され、このデー
タをもとにビットマップ変換した結果が、図31に示さ
れる。図31では、「書」という漢字が本来持っている
8本の水平ストロークが正確に再現されている。
【0007】つぎに、図30に示す芯線ストロークフォ
ントデータを比例計算によって14ドットに変換し、小
数点以下第一位を四捨五入して得た芯線ストロークフォ
ントデータが図32に示される。図32に示すデータを
ビットマップ変換して得られた図33に示すビットマッ
プフォントでは、水平ストロークの線間につぶれが生じ
て、視認性の劣化が甚だしい。これは、ストロークの線
間を1ドット空けて文字がつぶれないようにすると、1
4ドットフォントで表現できる最大のストロークは7本
であるのに対して、16ドット用芯線ストロークフォン
トデータは8本の水平ストロークを表現するように設計
されているからである。
【0008】一方、図34には、12ドット用に設計さ
れた芯線ストロークフォントデータが示される。12ド
ットフォントでは、ビットマップ化したときにストロー
ク間隔を1以上確保してつぶれが起こらないように表現
できるストローク最大本数は6本である。そこで、図3
4に示す12ドット用芯線ストロークフォントデータで
は、座標の重複するストロークの存在を許し、図35の
ビットマップ変換結果に示すように、ストロークの省略
はあるものの、つぶれのない、良好な視認性が得られる
ようにデータが設計されている。ここで、この12ドッ
ト用芯線ストロークフォントデータを比例計算によっ
て、14ドットに変換したものが、図36に示される。
【0009】さらに、図36に示す芯線ストロークフォ
ントデータをビットマップ変換した結果が、図37に示
される。図37に示すビットマップフォントでは、つぶ
れの発生はないものの、線間にばらつきがあり、やは
り、良好な視認性が得られたとは言い難い。これは、1
4ドットフォントの最大ストローク数が7本であるのに
対して、6本の水平ストロークしか表現できない12ド
ットフォントを用いたことに原因がある。
【0010】また、24ドット用芯線ストロークフォン
トデータをもとに生成された11ドット〜24ドットの
ビットマップフォントの具体例が、図38に示される。
【0011】図38に示すたとえば「遺」という漢字で
は、ドット数が小さくなるほど水平方向の線間がつぶれ
てしまい、視認性がよくないことがわかる。
【0012】このように、従来技術では、低ドットにお
いて線間のつぶれが発生し、視認性がよくなく、したが
って、任意の文字サイズにおいて、必ずしも良好な視認
性が得られるとは限らなかった。
【0013】それゆえにこの発明の主たる目的は、任意
の文字サイズにおける視認性が向上する、フォント処理
装置およびフォント処理用プログラムを記録した記録媒
体を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載のフォント処理装置は、スケーラブ
ルフォントデータを記憶する記憶手段、前記スケーラブ
ルフォントデータに含まれる隣接ストローク間の距離を
所定の閾値と比較する比較手段、およびその比較結果に
応じて前記隣接ストローク間の距離を補正し所望のフォ
ントデータを生成する補正手段を備え、前記スケーラブ
ルフォントデータは、ストロークが重なる結果として一
部のストロークが省略されたフォントデータを含み、前
記一部のストロークが省略されたフォントデータは、ス
トロークが重なる部分についてはストロークのデータが
重複する。
【0015】請求項2に記載のフォント処理装置は、請
求項1に記載のフォント処理装置において、前記スケー
ラブルフォントデータのメッシュサイズが所望のサイズ
か否かを判断する手段、および前記スケーラブルフォン
トデータのメッシュサイズが所望のサイズでなければそ
のメッシュサイズを所望のサイズに変倍する手段をさら
に含み、前記比較手段および前記補正手段は、変倍後の
スケーラブルフォントデータに関して処理を行う。
【0016】請求項3に記載のフォント処理装置は、少
なくとも2種類のスケーラブルフォントデータを記憶す
る記憶手段、および前記2種類のスケーラブルフォント
データをもとに補間処理して前記2種類のスケーラブル
フォントデータの中間サイズ用のフォントデータを生成
する補間手段を備え、前記スケーラブルフォントデータ
は、ストロークが重なる結果として一部のストロークが
省略されたフォントデータを含み、前記一部のストロー
クが省略されたフォントデータは、ストロークが重なる
部分についてはストロークのデータが重複する。
【0017】請求項4に記載のフォント処理装置は、請
求項3に記載のフォント処理装置において、前記スケー
ラブルフォントデータのメッシュサイズが所望のサイズ
か否かを判断する手段、および前記スケーラブルフォン
トデータのメッシュサイズが所望のサイズでなければそ
のメッシュサイズを所望のサイズに変倍する手段をさら
に含み、前記補間手段は変倍後のスケーラブルフォント
データに関して処理を行う。
【0018】請求項5に記載のフォント処理装置は、請
求項3または4に記載のフォント処理装置において、前
記補間手段は、生成されるフォントデータのサイズを
S、このSよりも大きいサイズ(S1)の座標データを
(x1,y1)、および前記Sよりも小さいサイズ(S
2)の(x1,y1)に対応する座標データを(x2,
y2)とすると、
【数1】 全ストロークの座標データに対して数1に示す補間計算
によってサイズS用の座標データ(x,y)を求め、サ
イズS用のフォントデータを求める手段を含む。
【0019】
【0020】
【0021】請求項6に記載のフォント処理装置は、請
求項3ないし5のいずれかに記載のフォント処理装置に
おいて、前記補間手段での補間処理によって得られた前
記フォントデータに対してさらに隣接ストローク間の距
離を補正するストローク補正手段を含む。
【0022】請求項7に記載のフォント処理装置は、請
求項6に記載のフォント処理装置において、前記ストロ
ーク補正手段は、前記補間手段での補間処理によって得
られた前記フォントデータに含まれる隣接ストローク間
の距離を所定の閾値と比較する比較手段、およびその比
較結果に応じて前記隣接ストローク間の距離を補正し所
望のフォントデータを生成する補正手段を含む。
【0023】請求項8に記載のフォント処理用プログラ
ムを記録した記録媒体は、スケーラブルフォントデータ
を記憶手段に記憶する処理、前記スケーラブルフォント
データに含まれる隣接ストローク間の距離を所定の閾値
と比較する比較処理、およびその比較結果に応じて前記
隣接ストローク間の距離を補正し所望のフォントデータ
を生成する補正処理を備え前記スケーラブルフォントデ
ータは、ストロークが重なる結果として一部のストロー
クが省略されたフォントデータを含み、前記一部のスト
ロークが省略されたフォントデータは、ストロークが重
なる部分についてはストロークのデータが重複する。
【0024】請求項9記載のフォント処理用プログラム
を記録した記録媒体は、請求項8に記載のフォント処理
用プログラムを記録した記録媒体において、前記スケー
ラブルフォントデータのメッシュサイズが所望のサイズ
か否かを判断する処理、および前記スケーラブルフォン
トデータのメッシュサイズが所望のサイズでなければそ
のメッシュサイズを所望のサイズに変倍する処理をさら
に含み、前記比較処理および前記補正処理では、変倍後
のスケーラブルフォントデータに関して処理を行う。
【0025】請求項10に記載のフォント処理用プログ
ラムを記録した記録媒体は、少なくとも2種類のスケー
ラブルフォントデータを記憶手段に記憶する処理、およ
び前記2種類のスケーラブルフォントデータをもとに補
間処理して前記2種類のスケーラブルフォントデータの
中間サイズ用のフォントデータを生成する補間処理を備
え、前記スケーラブルフォントデータは、ストロークが
重なる結果として一部のストロークが省略されたフォン
トデータを含み、前記一部のストロークが省略されたフ
ォントデータは、ストロークが重なる部分についてはス
トロークのデータが重複する。
【0026】請求項11に記載のフォント処理用プログ
ラムを記録した記録媒体は、請求項10に記載のフォン
ト処理用プログラムを記録した記録媒体において、前記
スケーラブルフォントデータのメッシュサイズが所望の
サイズか否かを判断する処理、および前記スケーラブル
フォントデータのメッシュサイズが所望のサイズでなけ
ればそのメッシュサイズを所望のサイズに変倍する処理
をさらに含み、前記補間処理では変倍後のスケーラブル
フォントデータに関して処理を行う。
【0027】請求項12に記載のフォント処理用プログ
ラムを記録した記録媒体は、請求項10、又は11に記
載のフォント処理用プログラムを記録した記録媒体にお
いて、前記補間処理は、生成されるフォントデータのサ
イズをS、このSよりも大きいサイズ(S1)の座標デ
ータを(x1,y1)、および前記Sよりも小さいサイ
ズ(S2)の(x1,y1)に対応する座標データを
(x2,y2)とすると、
【数1】 全ストロークの座標データに対して数1に示す補間計算
によってサイズS用の座標データ(x,y)を求め、サ
イズS用のフォントデータを求める処理を含む。
【0028】請求項13に記載のフォント処理用プログ
ラムを記録した記録媒体は、請求項10ないし12のい
ずれかに記載のフォント処理用プログラムを記録した記
録媒体において、前記補間処理によって得られた前記フ
ォントデータに対してさらに隣接ストローク間の距離を
補正するストローク補正処理を含む。
【0029】請求項14に記載のフォント処理用プログ
ラムを記録した記録媒体は、請求項13に記載のフォン
ト処理用プログラムを記録した記録媒体において、前記
ストローク補正処理は、前記補間処理によって得られた
前記フォントデータに含まれる隣接ストローク間の距離
を所定の閾値と比較する比較処理、およびその比較結果
に応じて前記隣接ストローク間の距離を補正し所望のフ
ォントデータを生成する補正処理を含む。
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0050】図1を参照して、この発明の実施の形態の
フォント処理装置10は、CPU12を含む。CPU1
2には、バス14を介して、ROM16、RAM18、
キーボード20、ディスプレイ22、プリンタ24およ
び外部記憶装置26が接続される。
【0051】ROM16には、図2〜図6に示すような
フォント処理装置10の動作を制御するためのプログラ
ム、および、図30や図34に示すような文字の芯線ス
トロークを表す座標データ、図16や図19に示すよう
な文字のアウトラインを表す座標データ等のスケーラブ
ルフォントデータが格納される。
【0052】CPU12は、ROM16に格納されたプ
ログラムにしたがって処理を行い、RAM18は、CP
U12がプログラムを実行する際のワークエリアやビッ
トマップ化されたデータを格納するエリアとなる。
【0053】また、キーボード20によって、生成する
フォントの文字コードや展開サイズが入力され、たとえ
ばCRTなどのディスプレイ22やプリンタ24によっ
て、生成したビットマップフォントが出力される。
【0054】さらに、フロッピーディスクドライブやハ
ードディスクドライブなどの外部記憶装置26は、文字
の座標データの格納や、生成されたビットマップフォン
トの保存に用いることができる。
【0055】このように構成されるフォント処理装置1
0の動作について説明する。なお、この発明の実施の形
態においては、文字の左上を原点(1、1)とし、X軸
の正の向きが水平右向き、Y軸の正の向きが垂直下向き
となるような座標系を用いる。
【0056】最初に、図2および図3を参照して、1種
類のスケーラブルフォントデータを線間補正して所望の
サイズのフォントデータを生成し、それに応じたビット
マップフォントを生成する場合について説明する。
【0057】図2を参照して、まず、キーボード20に
よって文字コードが入力され(ステップS1)、展開サ
イズが入力されると(ステップS3)、ROM16から
サイズS用の文字のスケーラブルフォントを表す座標デ
ータDが取り出される(ステップS5)。そして、その
座標データDを用いて図3に示す座標計算が行われて、
サイズS用の座標データが得られ(ステップS7)、ビ
ットマップ変換(ステップS9)された後、CPU12
は、ビットマップ変換されたフォントデータを、ディス
プレイ22あるいはプリンタ24に与え、ディスプレイ
22あるいはプリンタ24からはビットマップフォント
が出力される。
【0058】ステップS7の座標計算は図3に示すよう
に行われる。
【0059】まず、座標データDのメッシュサイズがS
であるか否かが判断される(ステップS11)。座標デ
ータDのメッシュサイズがSでなければ、座標データ
のサイズがSに変倍される(ステップS13)。
【0060】メッシュサイズMのスケーラブルフォント
データをもとに、サイズSのビットマップフォントを生
成するには、まず、もとのスケーラブルフォントデータ
を構成する点の座標データ(Xm,Ym)に対して、数
2を用いた変倍処理を施して、新たな座標(Xs,Y
s)を得る。
【0061】
【数2】
【0062】この処理をスケーラブルフォントデータを
構成するすべての座標データに対して行い、ステップS
15に進む。
【0063】一方、ステップS11において、座標デー
タDのメッシュサイズがSであれば、直接ステップS1
5に進む。そして、隣接する前ストロークとの距離dが
求められ(ステップS15)、距離dが1以下か否かが
判断される(ステップS17)。距離dが1以下であれ
ば、d=0に設定され(ステップS19)、前ストロー
クとの距離d=0になるように、すなわち、前ストロー
クと重なるようにストロークが移動される(ステップS
21)。なお、最初のストロークについては距離d=0
とされ、ストロークの移動はない。
【0064】ステップS17において、dが1より大き
ければ、dは3未満か否かが判断される(ステップS2
3)。ステップS23において、dは3未満、すなわち
dは1より大きく3未満であれば、d=2に設定され
(ステップS25)、前ストロークとの距離d=2にな
るように、ストロークが移動される(ステップS2
1)。この処理は、ビットマップ変換後のストローク間
に1ドットのスペースを生じさせる処理である。
【0065】ステップS23において、dが3以上であ
れば、dの小数点以下は切り捨てられ、dが整数化され
る(ステップS27)。そして、仮に前ストロークとの
距離がdとなるようにストロークを移動した場合の、移
動したストロークと次のストロークとの距離がd1とさ
れる(ステップS29)。その距離d1が1以下か否か
が判断され(ステップS31)、距離d1が1以下であ
れば、距離dは1減算され(ステップS33)、前スト
ロークとの距離が減算後のdになるようにストロークが
移動される(ステップS21)。ステップS31におい
て距離d1が1より大きければ、前ストロークとの距離
がdになるようにストロークが移動される(ステップS
21)。
【0066】ステップS21の後、上述の処理が全スト
ロークについて行われたか否かが判断され(ステップS
35)、全ストロークについて行われていなければ、ス
テップS15に戻り、全ストロークについて行われてい
れば、終了する。
【0067】このように動作するフォント処理装置10
によれば、線間のつぶれがなくなり、水平ストロークの
ばらつきも少なくなり、視認性が向上する。
【0068】ついで、図4および図5を参照して、2種
類のスケーラブルフォントデータを補間処理して所望の
大きさのフォントデータを生成し、それに応じたビット
マップフォントを生成する場合について説明する。
【0069】図4を参照して、まず、キーボード20に
よって文字コードが入力され(ステップS51)、展開
サイズが入力されると(ステップS53)、指定された
サイズS用の文字のスケーラブルフォントを表す座標デ
ータがROM16内に存在するかが調べられる(ステッ
プS55)。これが存在すれば、それを取り出してビッ
トマップ変換処理され(ステップS63)、終了する。
指定されたサイズS用の文字の芯線ストロークを表す座
標データがROM16内に存在しない場合には、サイズ
Sに直近でサイズSより大きいサイズS1用の座標デー
タD1が取り出され(ステップS57)、同様に、サイ
ズSに直近でサイズSより小さいサイズS2用の座標デ
ータD2が取り出される(ステップS59)。そして、
座標データD1とD2とから座標計算が行われ、サイズ
S用の座標データが求められた(ステップS61)後、
ビットマップ変換され(ステップS63)、終了する。
【0070】ステップS61における座標計算は、図5
に示すように行われる。
【0071】まず、座標データD1のメッシュサイズが
Sであるか否かが判断される(ステップS65)。座標
データD1のメッシュサイズがSでなければ、座標サイ
ズD1のメッシュサイズがSに変倍され(ステップS6
7)、ステップS69へ進む。一方、ステップS65に
おいて、座標データD1のメッシュサイズがS1であれ
ば、直接ステップS69に進む。
【0072】ステップS69において、座標データD2
のメッシュサイズがSであるか否かが判断され、座標デ
ータD2のメッシュサイズがSでなければ、座標サイズ
D2のメッシュサイズがSに変倍され(ステップS7
1)、ステップS73へ進む。一方、ステップS69に
おいて、座標データD2のメッシュサイズがSであれ
ば、直接ステップS73に進む。
【0073】なお、ステップS67およびS71におけ
る変倍処理は、図3の場合と同様に、数2を用いて行わ
れ、変倍処理はスケーラブルフォントデータを構成する
すべての座標データに対して行われる。
【0074】そして、D1の座標データ(x1,y1)
とD2の座標データ(x2,y2)とに対して、数1に
示す、補間計算によってサイズS用の座標データ(x,
y)が求められる(ステップS73)。
【0075】
【数1】
【0076】そして、サイズS1およびサイズS2用の
全座標点、すなわち全座標データD1およびD2に対し
て処理されたか否かが判断され(ステップS75)、処
理されていなければステップS73に戻る。全座標点に
対して処理されていれば、終了する。
【0077】このように動作するフォント処理装置10
によれば、視認性が向上したフォントデータを生成でき
る。
【0078】さらに、図6を参照して、2種類のスケー
ラブルフォントデータを補間処理しさらに線間補正して
所望のサイズのフォントデータを生成し、それに応じた
ビットマップフォントを生成する場合について説明す
る。
【0079】この場合、上述の、2種類のスケーラブル
フォントデータを補間処理して所望のサイズのフォント
データを生成し、それに応じたビットマップフォントを
生成する場合と同様、図4に示す動作によってビットマ
ップフォントが生成されるが、ステップS61におい
て、図5ではなく、図6の動作を行う点が異なる。した
がって、相違点である図6の動作について説明する。
【0080】図6を参照して、まず、座標データD1の
メッシュサイズがSであるか否かが判断される(ステッ
プS101)。座標データD1のメッシュサイズがSで
なければ、座標サイズD1のメッシュサイズがSに変倍
され(ステップS103)、ステップS105へ進む。
一方、ステップS101において、座標データD1のメ
ッシュサイズがSであれば、直接ステップS105に進
む。
【0081】ステップS105において、座標データD
2のメッシュサイズがSであるか否かが判断され、座標
データD2のメッシュサイズがSでなければ、座標サイ
ズD2のメッシュサイズがSに変倍され(ステップS1
07)、ステップS109へ進む。一方、ステップS1
05において、座標データD2のメッシュサイズがSで
あれば、直接ステップS109に進む。
【0082】なお、ステップS103およびS107に
おける変倍処理は、図3の場合と同様に、数2を用いて
行われ、変倍処理はスケーラブルフォントデータを構成
するすべての座標データに対して行われる。
【0083】そして、D1の座標データ(x1,y1)
とD2の座標データ(x2,y2)とに対して、図5の
場合と同様に、数1に示す、補間計算によってサイズS
用の座標データ(x,y)が求められる(ステップS1
09)。
【0084】そして、サイズS1およびS2用の全座標
点、すなわち全座標データD1およびD2に対して処理
されたか否かが判断され(ステップS111)、処理さ
れていなければステップS109に戻る。全座標点に対
して処理されていれば、隣接する前ストロークとの距離
dが求められ(ステップS113)、距離dが1以下か
否かが判断される(ステップS115)。
【0085】距離dが1以下であれば、d=0に設定さ
れ(ステップS117)、前ストロークとの距離d=0
になるように、すなわち、前ストロークと重なるように
ストロークが移動される(ステップS119)。なお、
最初のストロークについては距離d=0とされ、ストロ
ークの移動はない。
【0086】ステップS115において、dが1より大
きければ、dは3未満か否かが判断される(ステップS
121)。ステップS121において、dは3未満、す
なわちdは1より大きく3未満であれば、d=2に設定
され(ステップS123)、前ストロークとの距離d=
2になるように、ストロークが移動される(ステップS
119)。この処理は、ビットマップ変換後のストロー
ク間に1ドットのスペースを生じさせる処理である。
【0087】ステップS121において、dが3以上で
あれば、dの小数点以下は切り捨てられ、dが整数化さ
れる(ステップS125)。そして、仮に前ストローク
との距離がdとなるようにストロークを移動した場合
の、移動したストロークと次のストロークとの距離がd
1とされる(ステップS127)。その距離d1が1以
下か否かが判断され(ステップS129)、距離d1が
1以下であれば、距離dは1減算され(ステップS13
1)、前ストロークとの距離が減算後のdになるように
ストロークが移動される(ステップS119)。ステッ
プS129において距離d1が1より大きければ、前ス
トロークとの距離がdになるようにストロークが移動さ
れる(ステップS119)。
【0088】ステップS119の後、上述の処理が全ス
トロークについて行われたか否かが判断され(ステップ
S133)、全ストロークについて行われていなけれ
ば、ステップS113に戻り、全ストロークについて行
われていれば、終了する。
【0089】このように動作するフォント処理装置10
によれば、さらに視認性の高いフォントが得られる。
【0090】ここで、芯線ストロークフォントデータを
もとにフォントデータを生成し、それに応じたビットマ
ップフォントを生成した具体例について述べる。
【0091】図2および図3に示す動作によって、図3
0に示す16ドット用芯線ストロークフォントデータか
ら、図7に示す14ドット用芯線ストロークフォントデ
ータが得られる。そして、図7に示す14ドット用芯線
ストロークフォントデータをビットマップ変換すると、
図8に示すビットマップフォントが得られる。
【0092】図7および図8を、図32および図33と
比較してわかるように、線間補正することによって、線
間のつぶれがなくなり、水平ストロークのばらつきも少
なくなり、視認性が向上する。
【0093】また、図4および図5に示す動作によっ
て、図30に示す16ドット用芯線ストロークフォント
データと図34に示す12ドット用芯線ストロークフォ
ントデータとから、図9に示す14ドット用芯線ストロ
ークフォントデータが得られる。そして、図9に示す1
4ドット用芯線ストロークフォントデータをビットマッ
プ変換すると、図10に示すビットマップフォントが得
られる。
【0094】図9および図10を、図32および図33
と比較してわかるように、視認性が向上したフォントを
生成できる。
【0095】このように、異なるサイズで使用すること
を意図してデザインされた複数のフォントデータを記憶
しておき、それらの中に所望の展開サイズのフォントデ
ータがない場合には所望サイズに前後する2種類のフォ
ントデータを選択し、それら2つのフォントデータから
所望サイズのフォントデータを補間処理で求めることに
より、ストローク間隔を確保し視認性の高いフォントデ
ータを生成することができる。
【0096】さらに、図4および図6に示す動作によっ
て、図30に示す16ドット用芯線ストロークフォント
データと図34に示す12ドット用芯線ストロークフォ
ントデータとから、図11に示す14ドット用芯線スト
ロークフォントデータが得られる。そして、図11に示
す14ドット用芯線ストロークフォントデータをビット
マップ変換すると、図12に示すようなビットマップフ
ォントが得られる。
【0097】図11および図12を、図32および図3
3と比較してわかるように、補間処理しさらに線間補正
することによって、線間につぶれがなく、14ドットに
おける最大ストローク数である7本を実現した視認性の
高い結果が得られる。
【0098】また、図13〜図15に、11ドット〜2
4ドットのビットマップフォントの出力例を示す。
【0099】図13には、24ドット用芯線ストローク
フォントデータを線間補正して生成された11ドット〜
24ドットのビットマップフォントが示される。
【0100】図13を図38と比較すると、たとえば
「遺」という漢字に顕著なように、水平ストロークのつ
ぶれがなくなっていることがわかる。
【0101】このように、小サイズにおいては、ストロ
ークの適切な省略により視認性が高く、大サイズにおい
ては、ストローク省略のない高品質のフォントデータが
得られる。
【0102】また、図14には、11ドット用および2
4ドット用芯線ストロークフォントデータを補間処理し
て生成された11ドット〜24ドットのビットマップフ
ォントが示される。
【0103】図14を図38と比較してわかるように、
視認性が向上している。
【0104】さらに、図15には、11ドット用および
24ドット用芯線ストロークフォントデータを補間処理
しさらに線間補正して生成された11ドット〜24ドッ
トのビットマップフォントが示される。
【0105】図15を図38と比較してわかるように、
さらに視認性が向上する。
【0106】ついで、フォントデータの形式としてアウ
トラインフォントを用いる場合について述べる。
【0107】図16には、大きなサイズ用にデザインさ
れたアウトラインフォントデータの一例が示され、この
アウトラインフォントデータをT1と呼ぶ。
【0108】アウトラインフォントデータT1では、線
間補正を効果的に行うために、ストロークごとの輪郭点
座標データによって記述する表現形式が採られている。
【0109】なお、フォントデータの表現形式について
は、「フォント関連技術の現状と課題」(情報処理学会
誌、1990年11月、ページ1570〜1580)に詳しい。
【0110】ここでは、アウトラインフォントデータT
1は、縦480×横480メッシュの文字枠内にデザイ
ンされている。
【0111】なお、上述した数2による変倍処理の結
果、小数が発生することがあるので、ビットマップ化の
際には、少数点以下を丸めて整数化する必要がある。
【0112】アウトラインフォントのビットマップ化に
おける座標変換では、小数点以下の丸め処理により、本
来等しい幅を持つフォントストロークに線幅のばらつき
が生じて、文字品質の劣化することが知られている。
【0113】これを防ぐには、線幅にばらつきを生じさ
せない座標点整数化処理を用いればよい。その方法は、
「パーツセパレート方式の漢字アウトラインフォント技
術」(FUJITSU、46、6、ページ596〜604)に述べられて
いる。
【0114】つぎに、この結果変換された輪郭座標内に
点を発生させ、ビットマップフォントが得られる。
【0115】図17には、アウトラインフォントデータ
T1をもとに24×24メッシュに変換されたアウトラ
インフォントデータが示され、図18には、図17に示
すアウトラインフォントデータをもとに生成された24
ドットビットマップフォントが示される。
【0116】図19には、小さなサイズ用にデザインさ
れたアウトラインフォントデータの一例が示され、本来
は8本あるべき水平線が6本にデザインされている。こ
のアウトラインフォントデータをT2と呼ぶ。
【0117】図20には、アウトラインフォントデータ
T2をもとに12×12メッシュに変換されたアウトラ
インフォントデータが示され、図21には、図20に示
すアウトラインフォントデータをもとに生成された12
ドットビットマップフォントが示される。
【0118】図22には、線間補正および補間処理を行
うことなく、アウトラインフォントデータT1をもとに
14×14メッシュに変換されたアウトラインフォント
データが示され、図23には、図22に示すアウトライ
ンフォントデータをもとに生成された14ドットビット
マップフォントが示される。
【0119】図23からわかるように、線間補正および
補間処理を行うことなく、生成されたビットマップフォ
ントでは、文字の先端の線幅を一定とする処理は施され
ているが、線間が0となる場合が発生し、品質のよいビ
ットマップフォントが得られない。
【0120】そこで、さらに図2および図3に示す動作
によって、アウトラインフォントデータT1をもとに1
4×14メッシュに変換され、さらに線間補正されたア
ウトラインフォントデータが図24に示され、図24に
示すアウトラインフォントデータをもとに生成された1
4ドットビットマップフォントが図25に示される。
【0121】図25からわかるように、線間補正処理を
行い、生成されたビットマップフォントは、線間が0と
なることはないので、図23に示す場合よりも品質が向
上する。
【0122】また、アウトラインフォントデータT1か
ら得た24×24メッシュデータおよびアウトラインフ
ォントデータT2から得た12×12メッシュデータを
もとに、図4および図5に示す補間処理で得た14×1
4メッシュアウトラインフォントデータが、図26に示
され、図26に示すアウトラインフォントデータをもと
に生成された14ドットビットマップフォントが図27
に示される。
【0123】図27からわかるように、アウトラインフ
ォントデータT1だけを用いて14ドットビットマップ
フォントを生成した結果である、図23に示す場合より
も品質の向上が見られる。
【0124】さらに、アウトラインフォントデータT1
から得た24×24メッシュデータおよびアウトライン
フォントデータT2から得た12×12メッシュデータ
をもとに、図4および図6に示す補間処理および線間補
正処理で得た14×14メッシュアウトラインフォント
データが、図28に示され、図28に示すアウトライン
フォントデータをもとに生成された14ドットビットマ
ップフォントが図29に示される。
【0125】図29からわかるように、アウトラインフ
ォントデータT1だけを用いて14ドットビットマップ
フォントを生成した結果である、図23に示す場合より
もさらに品質の向上が見られ、14ドットフォントにお
ける最大ストローク数の7本を実現した品質の高い生成
結果が得られる。
【0126】上述のように、フォント処理装置10によ
れば、低ドットにおいてもアウトラインフォントや芯線
ストロークフォントなどのスケーラブルフォントを用い
ることができるので、携帯情報端末やTVなどの低解像
度デバイスにおいてスケーラブルフォントの要求が高ま
っている現状に対応でき、少ないデータ量で解像度に応
じた文字を生成できる。
【0127】なお、上述の実施の形態では、水平ストロ
ークの多い「書」または「遺」という漢字を例に説明を
行ったが、垂直ストロークの多い漢字についても同様な
処理で、つぶれのない視認性の高いビットマップフォン
トが生成可能なことは明らかである。
【0128】したがって、輪郭線の線セグメントの向き
および傾きに応じて、線セグメントを水平または垂直方
向に独立に移動することにより輪郭文字の線幅を変更で
き、水平および垂直の両方向について独立に線幅を変更
した輪郭文字を生成することができる。
【0129】また、図16と図19とに示すフォントデ
ータの組み合わせ、図30と図34とに示すフォントデ
ータの組み合わせは、それぞれ、ストロークを省略した
フォントデータとストロークを省略しないフォントデー
タとの組み合わせであるが、これに限定されず、ともに
ストロークを省略しないフォントデータの組み合わせで
あっても、ともにストロークを省略するフォントデータ
の組み合わせであっても、よいことはいうまでもない。
【0130】さらに、ROM16に格納される複数のス
ケーラブルフォントデータは、たとえば16ドット用の
スケーラブルフォントデータと12ドット用のスケーラ
ブルフォントデータというように、すべての文字のドッ
ト数をそろえたものに限定されず、たとえば、文字毎に
2種類のドット数を設定してもよく、また、2種類の文
字のドット数は同じであっても文字の形状が異なればよ
い。
【0131】また、ステップS27およびS125で
は、距離dを整数化するために小数点以下を切り捨てた
が、それに代えて、四捨五入を用いてもよい。
【0132】
【発明の効果】請求項1、2、11または12に記載の
発明では、1種類のフォントデータから所望サイズのフ
ォントデータを線間補正によって求めることによって、
ストローク間隔を確保し視認性の高いフォントデータを
生成することができる。
【0133】また、請求項6〜7、請求項16〜17の
いずれかに記載の発明では、生成サイズごとに設計され
たフォントデータを用意しなくても、所望サイズに前後
する2種類のサイズ用に設計したフォントデータから所
望サイズのフォントデータを補間処理で求めることによ
り、ストローク間隔を確保し視認性の高いフォントデー
タを生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示すブロック図であ
る。
【図2】1種類のフォントデータから所望のフォントデ
ータを生成し、ビットマップフォントを生成する動作を
示すフロー図である。
【図3】図2のステップS7の動作を示すフロー図であ
る。
【図4】2種類のフォントデータから所望のフォントデ
ータを生成し、ビットマップフォントを生成する動作を
示すフロー図である。
【図5】図4のステップS61の一動作例を示すフロー
図である。
【図6】図4のステップS61の他の動例を示すフロー
図である。
【図7】図30に示す16ドット用芯線ストロークフォ
ントデータから14ドットに変換され、さらに線間補正
処理された芯線ストロークフォントデータを示す図解図
である。
【図8】図7に示す芯線ストロークフォントデータをも
とに生成されたビットマップフォントを示す図解図であ
る。
【図9】図30に示す16ドット用芯線ストロークフォ
ントデータと図34に示す12ドット用芯線ストローク
フォントデータとをもとに補間計算によって求められた
14ドット用芯線ストロークフォントデータを示す図解
図である。
【図10】図9に示す芯線ストロークフォントデータを
もとに生成されたビットマップフォントを示す図解図で
ある。
【図11】図30に示す16ドット用芯線ストロークフ
ォントデータと図34に示す12ドット用芯線ストロー
クフォントデータとをもとに補間処理および線間補正を
施して求られた14ドット用芯線ストロークフォントデ
ータを示す図解図である。
【図12】図11に示す芯線ストロークフォントデータ
をもとに生成されたビットマップフォントを示す図解図
である。
【図13】24ドット用芯線ストロークフォントデータ
をもとに線間補正して生成された11ドット〜24ドッ
トのビットマップフォントを示す図解図である。
【図14】11ドット用芯線ストロークフォントデータ
と24ドット用芯線ストロークフォントデータとをもと
に補間処理して生成された11ドット〜24ドットのビ
ットマップフォントを示す図解図である。
【図15】11ドット用芯線ストロークフォントデータ
と24ドット芯線用ストロークフォントデータとをもと
に補間処理および線間補正を施して生成された11ドッ
ト〜24ドットのビットマップフォントを示す図解図で
ある。
【図16】アウトラインフォントデータT1を示す図解
図である。
【図17】アウトラインフォントデータT1をもとに2
4×24メッシュに変換されたアウトラインフォントデ
ータを示す図解図である。
【図18】図17に示すアウトラインフォントデータを
もとに生成された24ドットビットマップフォントを示
す図解図である。
【図19】アウトラインフォントデータT2を示す図解
図である。
【図20】アウトラインフォントデータT2をもとに1
2×12メッシュに変換されたアウトラインフォントデ
ータを示す図解図である。
【図21】図20に示すアウトラインフォントデータを
もとに生成された12ドットビットマップフォントを示
す図解図である。
【図22】アウトラインフォントデータT1をもとに1
4×14メッシュに変換されたアウトラインフォントデ
ータを示す図解図である。
【図23】図22に示すアウトラインフォントデータを
もとに生成された14ドットビットマップフォントを示
す図解図である。
【図24】アウトラインフォントデータT1をもとに、
14×14メッシュに変換され、さらに線間補正された
アウトラインフォントデータを示す図解図である。
【図25】図24に示すアウトラインフォントデータを
もとに生成された14ドットビットマップフォントを示
す図解図である。
【図26】アウトラインフォントデータT1から得た2
4×24メッシュデータおよびアウトラインフォントデ
ータT2から得た12×12メッシュデータをもとに、
補間処理で得た14×14メッシュアウトラインフォン
トデータを示す図解図である。
【図27】図26に示すアウトラインフォントデータを
もとに生成された14ドットビットマップフォントを示
す図解図である。
【図28】アウトラインフォントデータT1から得た2
4×24メッシュデータおよびアウトラインフォントデ
ータT2から得た12×12メッシュデータをもとに、
補間処理および線間補正処理で得た14×14メッシュ
アウトラインフォントデータを示す図解図である。
【図29】図28に示すアウトラインフォントデータを
もとに生成された14ドットビットマップフォントを示
す図解図である。
【図30】16ドット用芯線ストロークフォントデータ
の一例を示す図解図である。
【図31】図30に示す16ドット用芯線ストロークフ
ォントデータをもとに生成されたビットマップフォント
を示す図解図である。
【図32】16ドット用芯線ストロークフォントデータ
から変換された14ドット用芯線ストロークフォントデ
ータを示す図解図である。
【図33】図32に示す14ドット用芯線ストロークフ
ォントデータをもとに生成されたビットマップフォント
を示す図解図である。
【図34】12ドット用芯線ストロークフォントデータ
の一例を示す図解図である。
【図35】図34に示す12ドット用芯線ストロークフ
ォントデータをもとに生成されたビットマップフォント
を示す図解図である。
【図36】12ドット用芯線ストロークフォントデータ
から変換された14ドット用芯線ストロークフォントデ
ータを示す図解図である。
【図37】図36に示す14ドット用芯線ストロークフ
ォントデータをもとに生成されたビットマップフォント
を示す図解図である。
【図38】従来技術によって24ドット用芯線ストロー
クフォントデータをもとに生成された11ドット〜24
ドットビットマップフォントを示す図解図である。
【符号の説明】
10 フォント処理装置 12 CPU 16 ROM 18 RAM 20 キーボード 22 ディスプレイ 24 プリンタ 26 外部記憶装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−137697(JP,A) 特開 平1−272460(JP,A) 特開 平2−250189(JP,A) 特開 平5−11740(JP,A) 特開 平5−232926(JP,A) 特開 平9−6310(JP,A) 安本護、池田尚志、中里酉克、富田義 数,「携帯情報端末用スケーラブルフォ ントの試作と評価」,情報処理学会論文 誌第40巻第2号,社団法人情報処理学 会,1999年 2月15日,p.507−516 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 5/22 - 5/32

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スケーラブルフォントデータを記憶する
    記憶手段、前記スケーラブルフォントデータに含まれる
    隣接ストローク間の距離を所定の閾値と比較する比較手
    段、およびその比較結果に応じて前記隣接ストローク間
    の距離を補正し所望のフォントデータを生成する補正手
    段を備え、前記スケーラブルフォントデータは、ストロークが重な
    る結果として一部のストロークが省略されたフォントデ
    ータを含み、前記一部のストロークが省略されたフォン
    トデータは、ストロークが重なる部分についてはストロ
    ークのデータが重複することを特徴とするフォント処理
    装置。
  2. 【請求項2】 前記スケーラブルフォントデータのメッ
    シュサイズが所望のサイズか否かを判断する手段、およ
    び前記スケーラブルフォントデータのメッシュサイズが
    所望のサイズでなければそのメッシュサイズを所望のサ
    イズに変倍する手段をさらに含み、前記比較手段および
    前記補正手段は、変倍後のスケーラブルフォントデータ
    に関して処理を行う、請求項1に記載のフォント処理装
    置。
  3. 【請求項3】 少なくとも2種類のスケーラブルフォン
    トデータを記憶する記憶手段、および前記2種類のスケ
    ーラブルフォントデータをもとに補間処理して前記2種
    類のスケーラブルフォントデータの中間サイズ用のフォ
    ントデータを生成する補間手段を備え、前記スケーラブルフォントデータは、ストロークが重な
    る結果として一部のストロークが省略されたフォントデ
    ータを含み、前記一部のストロークが省略されたフォン
    トデータは、ストロークが重なる部分についてはストロ
    ークのデータが重複することを特徴とするフォント処理
    装置。
  4. 【請求項4】 前記スケーラブルフォントデータのメッ
    シュサイズが所望のサイズか否かを判断する手段、およ
    び前記スケーラブルフォントデータのメッシュサイズが
    所望のサイズでなければそのメッシュサイズを所望のサ
    イズに変倍する手段をさらに含み、前記補間手段は変倍
    後のスケーラブルフォントデータに関して処理を行う、
    請求項3に記載のフォント処理装置。
  5. 【請求項5】 前記補間手段は、生成されるフォントデ
    ータのサイズをS、このSよりも大きいサイズ(S1)
    の座標データを(x1,y1)、および前記Sよりも小
    さいサイズ(S2)の(x1,y1)に対応する座標デ
    ータを(x2,y2)とすると、 【数1】 全ストロークの座標データに対して数1に示す補間計算
    によってサイズS用の座標データ(x,y)を求め、サ
    イズS用のフォントデータを求める手段を含む、請求項
    3または4に記載のフォント処理装置。
  6. 【請求項6】 前記補間手段での補間処理によって得ら
    れた前記フォントデータに対してさらに隣接ストローク
    間の距離を補正するストローク補正手段を含む、請求項
    3ないし5のいずれかに記載のフォント処理装置。
  7. 【請求項7】 前記ストローク補正手段は、前記補間手
    段での補間処理によって得られた前記フォントデータに
    含まれる隣接ストローク間の距離を所定の閾値と比較す
    る比較手段、およびその比較結果に応じて前記隣接スト
    ローク間の距離を補正し所望のフォントデータを生成す
    る補正手段を含む、請求項6に記載のフォント処理装
    置。
  8. 【請求項8】 スケーラブルフォントデータを記憶手段
    に記憶する処理、前記スケーラブルフォントデータに含
    まれる隣接ストローク間の距離を所定の閾値と比較する
    比較処理、およびその比較結果に応じて前記隣接ストロ
    ーク間の距離を補正し所望のフォントデータを生成する
    補正処理を備え前記スケーラブルフォントデータは、ス
    トロークが重なる結果として一部のストロークが省略さ
    れたフォントデータを含み、前記一部のストロークが省
    略されたフォントデータは、ストロークが重なる部分に
    ついてはストロークのデータが重複することを特徴とす
    るフォント処理用プログラムを記録した記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記スケーラブルフォントデータのメッ
    シュサイズが所望のサイズか否かを判断する処理、およ
    び前記スケーラブルフォントデータのメッシュサイズが
    所望のサイズでなければそのメッシュサイズを所望のサ
    イズに変倍する処理をさらに含み、前記比較処理および
    前記補正処理では、変倍後のスケーラブルフォントデー
    タに関して処理を行う、請求項8に記載のフォント処理
    用プログ ラムを記録した記録媒体。
  10. 【請求項10】 少なくとも2種類のスケーラブルフ
    ォントデータを記憶手段に記憶する処理、および前記2
    種類のスケーラブルフォントデータをもとに補間処理し
    て前記2種類のスケーラブルフォントデータの中間サイ
    ズ用のフォントデータを生成する補間処理を備え、 前記スケーラブルフォントデータは、ストロークが重な
    る結果として一部のストロークが省略されたフォントデ
    ータを含み、前記一部のストロークが省略されたフォン
    トデータは、ストロークが重なる部分についてはストロ
    ークのデータが重複することを特徴とするフォント処理
    用プログラムを記録した記録媒体。
  11. 【請求項11】 前記スケーラブルフォントデータの
    メッシュサイズが所望のサイズか否かを判断する処理、
    および前記スケーラブルフォントデータのメッシュサイ
    ズが所望のサイズでなければそのメッシュサイズを所望
    のサイズに変倍する処理をさらに含み、前記補間処理で
    は変倍後のスケーラブルフォントデータに関して処理を
    行う、請求項10に記載のフォント処理用プログラムを
    記録した記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記補間処理は、生成されるフォン
    トデータのサイズをS、このSよりも大きいサイズ(S
    1)の座標データを(x1,y1)、および前記Sより
    も小さいサイズ(S2)の(x1,y1)に対応する座
    標データを(x2,y2)とすると、 【数1】 全ストロークの座標データに対して数1に示す補間計算
    によってサイズS用の座標データ(x,y)を求め、サ
    イズS用のフォントデータを求める処理を含む、請求項
    10、又は11に記載のフォント処理用プログラムを記
    録した記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記補間処理によって得られた前記
    フォントデータに対してさらに隣接ストローク間の距離
    を補正するストローク補正処理を含む、請求項10ない
    し12のいずれかに記載のフォント処理用プログラムを
    記録した記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記ストローク補正処理は、前記補
    間処理によって得られた前記フォントデータに含まれる
    隣接ストローク間の距離を所定の閾値と比較する比較処
    理、およびその比較結果に応じて前記隣接ストローク間
    の距離を補正し所望のフォントデータを生成する補正処
    理を含む、請求項13に記載のフォント処理用プログラ
    ムを記録した記録媒体。
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