JPH08101675A - フォント展開装置 - Google Patents
フォント展開装置Info
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- JPH08101675A JPH08101675A JP6236842A JP23684294A JPH08101675A JP H08101675 A JPH08101675 A JP H08101675A JP 6236842 A JP6236842 A JP 6236842A JP 23684294 A JP23684294 A JP 23684294A JP H08101675 A JPH08101675 A JP H08101675A
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Abstract
を延ばすという簡単な方法で品位を確保する。 【構成】 アウトラインフォント装置2は、輪郭線の接
線や法線を求める計算部2aと、角が離れた場合に接続
方向に補完する直線補完部2bと、白みが潰れるかどう
かをチェックする潰れチェック部2cと、太める時の方
法を保持する太さモードフラグ部2dと、ベジェ曲線を
直線近似するベジェ展開部2eと、直線を各ドットに落
とす直線展開部2fと、黒く塗られた面積を求める面積
計算部2gと、輪郭線の中を塗りつぶす塗り部2hと、
重心を求める重心計算部2iと、包含関係をチェックす
る包含関係チェック部2jと、文字コードに対応したア
ウトラインフォントデータ部2kと、フォントを展開す
る展開バッファ部2mとを有しており、品位の良い太文
字が作成できる。
Description
し、より詳細には、標準のアウトラインフォントから太
らす時に、白みがつぶれるかどうかのチェックを行い、
太めを制御してつぶれない太字作成を行うようにしたフ
ォント展開装置に関する。例えば、日本語ワードプロセ
ッサ,パソコン,DTP(Desk Top Planning),レー
ザプリンタ,ディジタル複写機に適用されるものであ
る。
た公知文献としては、例えば、特開昭60−24584
号公報がある。この公報のものは、線文字を太文字にす
る処理を簡便かつ素早く行うために、すなわち、ドット
パターンデータを指定された方向に1ドット分シフト
し、シフトされたドットパターンデータと元のドットパ
ターンデータを重ね合わせて太文字を作成する方式が記
載されている。
ものは、入力2値画像信号に基づいて、原画像中の3×
3画素から太めるか否かを決定するために、画素を遅延
させる9つのフリップフロップと、走査線を遅延させる
2つのシフトレジスタと、上記フリップフロップの出力
に接続される、例えば、読み出し専用メモリ(ROM)
からなる画像を太める手段とを備えているものである。
すなわち、原画像中の3×3画素の局所領域があらかじ
め用意された所定パターンと一致したときに、該局所領
域の中央画素を白画素から黒画素に変換することによ
り、画像を太める方式が記載されている。
ものは、骨格線に対して与えられた線の種別情報を利用
し、又は、骨格線情報の中の骨格線の文字枠内の位置情
報を利用して、太め処理結果を変更し得る太め処理手段
を有するか、あるいは、太さ情報中に骨格線の右側及び
左側に対する太め幅を区別する情報を保持し、それに従
って太め処理を行い得る太め処理手段が記載されてい
る。
は、文字または図形の形状を示す輪郭情報を記憶手段に
記憶し、輪郭を変形する場合、読み出し手段は記憶手段
から変形対象の輪郭情報を読み出し、変形手段は読み出
された輪郭情報を変形内容に応じて変形し、補正手段は
変形された輪郭情報に基づいて、変形内容に応じた補正
を行い、出力手段は補正された輪郭情報を出力するもの
である。すなわち、変形(太め)内容に応じて変形する
ときに、変形に応じた補正を行うことが記載されてい
る。
のは、輪郭線の制御点における法線と線幅変更情報に基
づいて制御点の移動量を算出すると共に、前記移動量に
応じて制御点を移動し、これらを結んで新たに輪郭線を
形成するようにしたものである。すなわち、線の法線を
算出し、あらかじめ入力されている太め,細めなどの線
幅変更情報に基づいて制御点の移動量を算出して輪郭線
を変更する方法が記載されている。
4号公報に記載されている太文字作成方式を説明するた
めのブロック図で、図中、11はキーボード、12はC
PU(中央処理装置)、13はCG(Character Genera
ter)ファイル、14は画像メモリ、15はCRT(陰
極線管)である。
ず文字太めコマンドをキーボード11から入力し、次い
でパラメータとして文字データを編集する画像メモリ1
4の名前,文字データを編集する画像メモリのアドレ
ス,文字サイズ,文字列,左方向増加ドット数(パラメ
ータ1),右方向増加ドット数(パラメータ2),上方
向増加ドット数(パラメータ3),下方向増加ドット数
(パラメータ4),およびマスク・パターン(パラメー
タ5)を入力し、最後に実行キーを押下する。そうする
と、CPU12は、CGファイル13から指定された文
字列の文字パターン(文字データと同義)を読み出し、
これを画像メモリ14に書き込み、太め処理を行い、太
め処理の結果CRT15に表示する。
24584号公報では、図13に示すように、単純に1
ドット上下左右に移動しているだけなので、図14に示
すように、とがった先端等が角張ったりし、文字の品位
が低下する。また、前述した特開昭61−114294
号公報では、図15に示すように、真っすぐな線では太
め処理が行えない。また、前述した特開昭63−271
290号公報は、図16に示すように、スケルトン方式
(文字を文字の骨格となる部分に肉付けして太さを持た
す方法)の処理で、本発明のアウトライン処理とは異な
る。また、特開平4−24689号公報では、太め量デ
ータと補正データが必要である。さらに、特開平4−9
3992号公報では、図17に示すように、データ各点
に対して移動する方向と移動量を持つ必要がある。
たもので、(1)ベジェ曲線を延長する場合に、接線方
向に直線を延ばすという簡単な方法である程度の品位が
確保できるようにすること、また、(2)太さ情報を持
たなくても、文字展開時に白みの潰れない太い文字が展
開できるようにすること、また、(3)太くしたときの
文字の安定感があるように重心のあるほうから太めるこ
と、また、(4)太くしたときに黒みの部分が増えるよ
うに面積の大きい部品から太めること、また、(5)フ
ォントデータ格納時点で輪郭線の包含関係が分かり、ス
ピードアップできるようにすること、さらに、(6)少
ない情報量で情報を持たないときよりも品位のよい太め
を行うようにしたフォント展開装置を提供することを目
的としている。
決するために、(1)文字をアウトラインなどのベクト
ルデータとして有し、該ベクトルデータからドットに展
開するフォント展開装置において、その1つのベクトル
データから太さの違う文字を展開する場合に、輪郭線の
制御点あるいはベジェ曲線の場合は始点,終点を法線方
向に移動する移動手段を有し、隣り合う輪郭線の始点と
終点の法線が一致していない場合は、各々の法線を移動
後、輪郭線の接線方向に直線でつなぐか、又は、3次ベ
ジェ曲線がループする場合は、始点から制御点1までの
直線と制御点2から終点までの直線の交点を制御点とし
た2次ベジェ曲線とすること、或いは、(2)文字をア
ウトラインなどのベクトルデータとして有し、該ベクト
ルデータからドットに展開するフォント展開装置におい
て、前記1つのベクトルデータから太さの違う文字を展
開する場合に、白みの部分潰れてしまわないように、各
々の輪郭線の包含関係をチェックするチェック手段を有
し、外側のアウトラインデータから太めて、太める空間
がない場合は太めない、又は、外側から内側へ太め率を
小さくしていく、又は、外側の外回りから太めて、内回
りを後から太め、太める空間がない場合は太めないこ
と、或いは、(3)文字をアウトラインなどのベクトル
データとして有し、該ベクトルデータからドットに展開
するフォント展開装置において、前記1つのベクトルデ
ータから太さの違う文字を展開する場合に、白みの部分
が潰れてしまわないように、輪郭線包含関係をチェック
するチェック手段と、外側からの順序関係が同じ場合
は、黒ドットの重心を求める演算手段とを有し、重心の
あるアウトラインデータから太めること、或いは、
(4)文字をアウトラインなどのベクトルデータとして
有し、該ベクトルデータからドットに展開するフォント
展開装置において、前記1つのベクトルデータから太さ
の違う文字を展開する場合に、白みの部分が潰れてしま
わないように、1つの黒データの面積を求める面積計算
手段を有し、面積の大きいアウトラインデータから太め
ること、或いは、(5)文字をアウトラインなどのベク
トルデータとして有し、該ベクトルデータからドットに
展開するフォント展開装置において、前記1つのベクト
ルデータから太さの違う文字を展開する場合に、白みの
部分が潰れてしまわないように、外側のアウトラインデ
ータから太めるように、外側のデータから格納する格納
手段を有すること、或いは、(6)文字をアウトライン
などのベクトルデータとして有し、該ベクトルデータか
らドットに展開するフォント展開装置において、前記1
つのベクトルデータから太さの違う文字を展開する場合
に、白みの部分が潰れてしまわないように、データを太
め量を数段階に分類し、太め量の多い順番または小さい
順番に同じ量の先頭のみに太め量を付加して格納する格
納手段を有することを特徴としたものである。
は、(1)1つのベクトルデータから太さの違う文字を
展開する場合に、輪郭線の制御点あるいはベジェ曲線の
場合は始点,終点を法線方向に移動し、隣り合う輪郭線
の始点と終点の法線が一致していない場合は、各々の法
線を移動後、輪郭線の接線方向に直線でつなぐか、又
は、3次ベジェ曲線がループする場合は、始点から制御
点1までの直線と制御点2から終点までの直線の交点を
制御点とした2次ベジェ曲線とし、輪郭線の法線を求め
る手段で制御点を移動することで、ほぼ線の太さ方向に
太らすことが可能である。(2)1つのベクトルデータ
から太さの違う文字を展開する場合に、白みの部分が潰
れてしまわないように、各々の輪郭線の包含関係をチェ
ックする手段で、外側のアウトラインデータから太め
て、太める空間がない場合は太めない、又は、外側から
内側へ太め率を小さくしていく、又は、外側の外回りか
ら太めて、内回りを後から太め、太める空間がない場合
は太めないので、実際に太めた時に隣り合う線が引っ付
いたり、自分の線の中の白みがなくなったりするかどう
かをチェックし、潰れないようにする。(3)1つのベ
クトルデータから太さの違う文字を展開する場合に、白
みの部分が潰れてしまわないように、輪郭線包含関係を
チェックする手段でチェックし、外側からの順序関係が
同じ場合は、黒ドットの重心を求める手段で、重心のあ
るアウトラインデータから太め、文字全体のバランスを
考えたときに、重心が元の字と変化するのは良くないの
で、重心を求めて重心のある方から太める。(4)1つ
のベクトルデータから太さの違う文字を展開する場合
に、白みの部分が潰れてしまわないように、1つの黒デ
ータの面積を求める手段でチェックし、面積の大きいア
ウトラインデータから太め、太めた時に線が接してしま
う場合、他の文字に比べて黒みの部分が少なくなる場合
があるので、黒みの面積を求める手段で面積を比較し、
多い部分から太める。(5)1つのベクトルデータから
太さの違う文字を展開する場合に、白みの部分が潰れて
しまわないように、外側のアウトラインデータから太め
るように、外側のデータから格納し、データを格納する
ときに外側から順番に格納することで、輪郭線の包含関
係をチェックする手段が必要なくなる。(6)1つのベ
クトルデータから太さの違う文字を展開する場合に、白
みの部分が潰れてしまわないように、データを太め量を
数段階に分類し、太め量の多い順番または小さい順番に
同じ量の先頭のみに太め量を付加して格納し、最初から
数段階の太め量の比率をデータに持って置くことによ
り、少しの量で品位の良い太め文字が作成可能となる。
する。図1は、本発明によるフォント展開装置の一実施
例を説明するための構成図で、図中、1は入力装置、1
aは印刷キー、1bはフルキー、2はアウトラインフォ
ント装置、2aは接線法線計算部、2bは直線補完部、
2cは潰れチェック部、2dは太さモード部、2eはベ
ジェ展開部、2fは直線展開部、2gは面積計算部、2
hは塗り部、2iは重心計算部、2jは包含関係チェッ
ク部、2kはフォントデータ部、2mは展開バッファ
部、3はCPU(中央処理装置)、4は表示装置、4a
は表示用バッファ部、5は印刷装置、5aは印刷用バッ
ファ部、6は記憶装置である。
と印刷指定するための印刷キー1aを有している。表示
装置4は、CRT(陰極線管)などの表示手段を有し、
表示用バッファ部4aを有している。印刷装置5は、レ
ーザプリンタなどの印刷手段を有し、印刷用バッファ部
5aを有している。記憶装置6は、FD(フロッピィデ
ィスク)などの記憶手段である。
接線や法線を求める計算部2aと、角が離れた場合に接
続方向に補完する直線補完部2bと、白みが潰れるかど
うかをチェックする潰れチェック部2cと、太める時の
方法を保持する太さモードフラグ部2dと、ベジェ曲線
を直線近似するベジェ展開部2eと、直線を各ドットに
落とす直線展開部2fと、黒く塗られた面積を求める面
積計算部2gと、輪郭線の中を塗りつぶす塗り部2h
と、重心を求める重心計算部2iと、包含関係をチェッ
クする包含関係チェック部2jと、文字コードに対応し
たアウトラインフォントデータ部2kと、フォントを展
開する展開バッファ部2mとを有している。
つぶす塗りつぶし例を示す図で、図2(a)に示すよう
に、外側は右回りを示し、内側は左回りを示しており、
図2(a)のように、右回りは閉じた中側を塗りつぶ
し、左回りは閉じた中側を白抜きにする。図2(b)の
Bのように、右回り,左回りを逆にしてもよい。なお、
図2(c)は、輪郭線が斜めの場合を示している。
例に説明する。アウトラインフォントの曲線としては、
2次スプライン,3次スプライン,円弧等も使用されて
いる。3次ベジェ曲線とは、始点,制御点,制御点
,終点で定義される曲線であり、始点から制御点へ
の直線が始点での接線となる。また、終点から制御点
への直線が終点での接線となる。P:ベジェ曲線上の座
標,P0:始点の座標,P1:制御点の座標,P2:制
御点の座標,P3:終点の座標,t:パラメータ0≦
t≦1とした場合、3次ベジェ曲線は、以下の式で表わ
される。 P=P0(1−t)3+3P1t(1−t)2+3P2t2(1−
t)+P3t3
点,終点で定義される曲線であり、始点から制御点への
直線が始点での接線となる。また、終点から制御点への
直線が終点での接線となる。スプライン曲線とは、P=
a+bt+ct2+dt3で表わされる曲線である。な
お、a,b,c,dはこの間の定数、t:線の間隔であ
る。
(b)の座標データは、図4のようになる。図3の太実
線は線の外回りを表し、2重線は線の内回りを表す。レ
ベルは一番外の線から1,2,3と付けていく。「日」の
場合は、外側の線がレベル1、内側の2つの線がどちら
もレベル2となる。「回」の場合は、外の「口」の外回
りがレベル1、内回りがレベル2、中の「口」の外回り
がレベル3、内回りがレベル4になる。このレベルは、
展開時にチェックできるので、データとしては持たなく
ても良い。データとしては、各コードに対しての線の
数、1つの輪郭線の座標数である。外回り,内回りは座
標の移って行く方向、右回りか左回りかで判断する。
4),(14,1)は、X,Yの座標の(1,1)から
(1,14),(14,14),(14,1)を通って元の
(1,1)までの4つの直線を引くことを意味する。こ
の例のように、最初からレベルの小さい順に格納してお
けば、包含関係のチェックが簡単にできる。
の例を示す図で、図5(a)は、2本の曲線でできてい
る場合、図5(b)及び(c)は、両方の接線が異なる
場合を各々示している。線がつながっている点で両方の
接線が等しい場合は、始点と終点を法線方向に移動し、
その線を元に線を発生させる。図5(a)の場合は、2
本の曲線でできているが、その接続点は接線が同じなの
で、3つの点を法線方向に移動し、各々の制御点も始点
終点が動いた方向に平行移動し、曲線を引き直す。図5
(b)及び(c)は、両方の接線が異なる場合を示し、
接続点の接線が異なるので、接続点を2つの点として4
つの点を法線方向に移動し、接続点から接線方向に直線
で延ばし、2つの交点を先端の点として2本の直線で補
完する。各々の制御点も始点終点が動いた方向に平行移
動し、曲線を引き直す。太める時につぶれるときがあ
る。外側が太くなっていると、太く見える。また、面積
が多い部品を太らすと、黒みの比率が増え、太く見え
る。
す図である。左側に示す図6(a)及び(d)が、標準
の太さの文字で右側が太めた時の文字である。上の右上
に示す図6(b)の「日」は、外側と内側どちらも太ら
すことができるので、両方向に1ドット太らした例であ
る。上の右下に示す図6(c)の「日」は、2ドット太
らした場合の例である。外側には太らすことができる。
上下は1ドットしか太らせないが問題はない。内側は2
ドット太らすと潰れてしまうので、太らすことをやめて
いる。
側から順番に1ドット太らした例である。外の線の外側
内側とも1ドット太らせれるが、中の線は外側内側とも
太らすと潰れるため、太らすことをやめている。下の右
下に示す図6(f)の「回」は、外側と内側の線の外回
りの線を1ドット太らせた後、内回りの線のチェックで
太らすと潰れるので、太らすのをやめた例である。この
ように、太らす前のデータで展開して一塊の黒い点の数
を数え、面積の大きい順に太らす輪郭線を決めて行くこ
ともできる。
動作を説明するためのフローチャートである。以下、各
ステップ(S)に従って順に説明する。文字を展開する
場合は、まず、文字の大きさを指定し(S1)、次に、文
字コードを指定し(S2)、次に、縦書き/横書きの指定
をする(S3)。次に、文字の太さを指定し(S4)、次
に、実際のアウトラインデータをROM等から取り出し
(S5)、輪郭線の包含関係をチェックする(S6)。次
に、法線計算を行って(S7)、順番に太め/細め処理を
行い(S8)、白みがつぶれたかどうかをチェックする
(S10)。白みがつぶれた場合は、その輪郭線を元に戻
し(S11)、白みがつぶれなかった場合は、次に、角が
離れたかどうかを判断し(S13)、角が離れていなけれ
ば、次のデータを展開する(S15)。すべてのデータを
展開すると、文字の塗りつぶしを行って(S16)、処理
を終了する。
を示す図である。請求項2のモードと太らす比率を指定
する。例えば、図9(a)に示すように、1000分の何ド
ット太らすかを1から5までで10,20,30,4
0,50を表す。レベルによって太らす比率を変える場
合、標準の太らす比率を50とすると、図9(b)に示
すように、レベル1は50、レベル2は25、レベル3
は12、レベル4は6というように決定してある。書体
によって、この情報では、つぶれが発生したりする場合
は、図9(c)のようなふさわしいデータをフォントデ
ータに格納することにより、品位アップが可能である。
を太らした場合の具体例を示す図である。図10(a)
に示す始点,終点,制御点,において、図10
(b)に示すように、始点と終点を法線方向に移動し、
制御点は始点と平行移動し、制御点は終点と平行移
動する。この場合に、制御点が図10(c)に示すよう
に、交差してしまった場合は、交差した所を制御点とす
る2次のベジェ曲線として処理する。交差したまま3次
ベジェ曲線を引くと、尖った線やループした線になって
しまう。
チェックを説明するための図である。図11(a)に示
す文字において、まず、図11(b)に示す左上の点か
ら白/黒の同じ状態の部分を順番に番号づけしていき、
すべての点を番号づけした状態までする。この番号の偶
数/2がレベルになる。また、1つの線を展開した後で
別の線をおく場合において、上下左右の点が既に黒くな
っていれば、白みが潰れていることになるので、その線
を太めないようにする。図11(c)に示すが黒で、
の位置に黒を展開しようとすると、隣のと黒が引っ
付くため、確認できる。面積も同じ番号の点をカウント
すれば計算できる。
は、輪郭線の制御点(ベジェ曲線の場合は始点,終点)
を法線方向に移動する手段と、隣り合う輪郭線の始点と
終点の法線が一致していないかチェックする手段と、各
々の法線を移動後、輪郭線の接線方向に直線でつなぐ手
段とで太め処理を行い、3次ベジェ曲線がループするか
チェックする手段と、始点から制御点までの直線と制
御点から終点までの直線の交点を制御点とした2次ベ
ジェ曲線とする手段とで太めた時に尖ったり、ループし
たりすることを防ぐ。また、各々の輪郭線の包含関係を
チェックする手段で太める順番を決め、太めても潰れな
いようにする。また、黒ドットの重心を求める手段でバ
ランス良く太め、1つの黒データの面積を求める手段で
太めたときに黒みが少なくならないようにする。
によると、以下のような効果がある。 (1)請求項1に対応する効果:法線方向に延ばした線
の先端が離れた部分を接線方向に直線で結ぶことによ
り、高速に品位の良い太文字が作成できる。 (2)請求項2に対応する効果:実際にドットに展開し
たときにつぶれるかどうかチェックするため、容量を取
らずにどんなサイズでもつぶれない文字を展開できる。 (3)請求項3に対応する効果:太めた時の文字の見た
めの重心をずらさずに展開でき、安定感のいい文字とな
る。 (4)請求項4に対応する効果:面積の広いデータから
太めるため、全体の黒みが大きく変わり、太めた時の差
が出やすくなる。 (5)請求項5に対応する効果:データ格納順を考慮す
ることにより、包含関係のチェックが不要になり、高速
に展開できる。 (6)請求項6に対応する効果:少しく太さ情報で太さ
をコントロールでき、品位が向上する。
明するための構成図である。
る。
である。
るためのフローチャートである。
ある。
図である。
を示す図である。
す図である。
す図である。
す図である。
す図である。
す図である。
アウトラインフォント装置、2a…接線法線計算部、2
b…直線補完部、2c…潰れチェック部、2d…太さモ
ード部、2e…ベジェ展開部、2f…直線展開部、2g
…面積計算部、2h…塗り部、2i…重心計算部、2j
…包含関係チェック部、2k…フォントデータ部、2m
…展開バッファ部、3…CPU(中央処理装置)、4…
表示装置、4a…表示用バッファ部、5…印刷装置、5
a…印刷用バッファ部、6…記憶装置。
Claims (6)
- 【請求項1】 文字をアウトラインなどのベクトルデー
タとして有し、該ベクトルデータからドットに展開する
フォント展開装置において、その1つのベクトルデータ
から太さの違う文字を展開する場合に、輪郭線の制御点
あるいはベジェ曲線の場合は始点,終点を法線方向に移
動する移動手段を有し、隣り合う輪郭線の始点と終点の
法線が一致していない場合は、各々の法線を移動後、輪
郭線の接線方向に直線でつなぐか、又は、3次ベジェ曲
線がループする場合は、始点から制御点1までの直線と
制御点2から終点までの直線の交点を制御点とした2次
ベジェ曲線とすることを特徴とするフォント展開装置。 - 【請求項2】 文字をアウトラインなどのベクトルデー
タとして有し、該ベクトルデータからドットに展開する
フォント展開装置において、前記1つのベクトルデータ
から太さの違う文字を展開する場合に、白みの部分潰れ
てしまわないように、各々の輪郭線の包含関係をチェッ
クするチェック手段を有し、外側のアウトラインデータ
から太めて、太める空間がない場合は太めない、又は、
外側から内側へ太め率を小さくしていく、又は、外側の
外回りから太めて、内回りを後から太め、太める空間が
ない場合は太めないことを特徴とするフォント展開装
置。 - 【請求項3】 文字をアウトラインなどのベクトルデー
タとして有し、該ベクトルデータからドットに展開する
フォント展開装置において、前記1つのベクトルデータ
から太さの違う文字を展開する場合に、白みの部分が潰
れてしまわないように、輪郭線包含関係をチェックする
チェック手段と、外側からの順序関係が同じ場合は、黒
ドットの重心を求める演算手段とを有し、重心のあるア
ウトラインデータから太めることを特徴とするフォント
展開装置。 - 【請求項4】 文字をアウトラインなどのベクトルデー
タとして有し、該ベクトルデータからドットに展開する
フォント展開装置において、前記1つのベクトルデータ
から太さの違う文字を展開する場合に、白みの部分が潰
れてしまわないように、1つの黒データの面積を求める
面積計算手段を有し、面積の大きいアウトラインデータ
から太めることを特徴とするフォント展開装置。 - 【請求項5】 文字をアウトラインなどのベクトルデー
タとして有し、該ベクトルデータからドットに展開する
フォント展開装置において、前記1つのベクトルデータ
から太さの違う文字を展開する場合に、白みの部分が潰
れてしまわないように、外側のアウトラインデータから
太めるように、外側のデータから格納する格納手段を有
することを特徴とするフォント展開装置。 - 【請求項6】 文字をアウトラインなどのベクトルデー
タとして有し、該ベクトルデータからドットに展開する
フォント展開装置において、前記1つのベクトルデータ
から太さの違う文字を展開する場合に、白みの部分が潰
れてしまわないように、データを太め量を数段階に分類
し、太め量の多い順番または小さい順番に同じ量の先頭
のみに太め量を付加して格納する格納手段を有すること
を特徴とするフォント展開装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23684294A JP3170155B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | フォント展開装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23684294A JP3170155B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | フォント展開装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08101675A true JPH08101675A (ja) | 1996-04-16 |
JP3170155B2 JP3170155B2 (ja) | 2001-05-28 |
Family
ID=17006606
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP23684294A Expired - Fee Related JP3170155B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | フォント展開装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3170155B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002269586A (ja) * | 2001-03-09 | 2002-09-20 | Japan Science & Technology Corp | 3次元モデル変形システム |
KR100769495B1 (ko) * | 2005-09-29 | 2007-10-24 | 후지쯔 가부시끼가이샤 | 아웃라인 폰트 압축 방법 |
US10360707B2 (en) | 2015-01-05 | 2019-07-23 | Canon Kabushiki Kaisha | Information processing apparatus, information processing method, and storage medium for transforming path |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP23684294A patent/JP3170155B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002269586A (ja) * | 2001-03-09 | 2002-09-20 | Japan Science & Technology Corp | 3次元モデル変形システム |
KR100769495B1 (ko) * | 2005-09-29 | 2007-10-24 | 후지쯔 가부시끼가이샤 | 아웃라인 폰트 압축 방법 |
US10360707B2 (en) | 2015-01-05 | 2019-07-23 | Canon Kabushiki Kaisha | Information processing apparatus, information processing method, and storage medium for transforming path |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3170155B2 (ja) | 2001-05-28 |
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