JPH09146282A - 画像転写方法 - Google Patents

画像転写方法

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JPH09146282A
JPH09146282A JP32823495A JP32823495A JPH09146282A JP H09146282 A JPH09146282 A JP H09146282A JP 32823495 A JP32823495 A JP 32823495A JP 32823495 A JP32823495 A JP 32823495A JP H09146282 A JPH09146282 A JP H09146282A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
forming material
exposure
image forming
photosensitive layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP32823495A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiko Watanabe
とし子 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Ink Mfg Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Ink Mfg Co Ltd filed Critical Toyo Ink Mfg Co Ltd
Priority to JP32823495A priority Critical patent/JPH09146282A/ja
Publication of JPH09146282A publication Critical patent/JPH09146282A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光性層の露光感度を向上させ、染料や顔料
の相違による露光時間の相違、及び露光時間の短縮によ
り作業性の向上を図りうる画像転写方法の提供。 【解決手段】 画像形成材料の感光性層に画像露光によ
り形成された画像を画像受容体に圧着して該画像を画像
受容体に転写する方法において、画像露光が、画像形成
材料を30〜50℃の温度範囲に、加熱して画像露光す
ることを特徴とする画像転写方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成材料の露
光感度を向上させた画像転写方法に関する。さらに詳し
くは、多色の画像転写において、各色間の露光時間の相
違を減少して、作業性を向上させた画像転写方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近来、支持体の一方の面に感光性層を塗
布した画像形成材料を画像露光し、ついで感光性層に形
成された画像を、加温下、一般には100℃前後で、紙
等の画像受容体に転写する校正印刷等に適した単色また
は多色のプリプレスプルーフが作成されるようになって
きた。画像形成材料としては、支持体と、該支持体の一
方の面に形成された感光性層、および保護膜とからな
る。上記プリプレスプルーフ等の作成用装置として、画
像形成材料を添着した圧胴と画像受容体を添着した転写
胴とを、画像形成材料の感光性層と画像受容体とを相対
するようにして両胴を接触加圧させ、両胴間のニップに
おいて感光性層に形成された画像を画像受容体に転写す
る装置が一般に提案されている。多色の印刷物あるいは
プリプレスプルーフを製造するためには、カラー原稿を
色分解し、それぞれの色例えばイエロー、マゼンタ、シ
アンおよびブラックで画像露光された画像形成材料を作
成し、ついで順次これらの画像形成材料の感光性層に形
成された画像を同一の画像受容体に転写することとな
る。このため多色のプリプレスプルーフ等を作成する場
合には、同一の画像受容体に対し数枚の各色別に画像露
光により画像を感光性層に形成した画像形成材料が使用
される。しかし感光性層の露光感度は、感光性層に含有
された染料や顔料の種類により変化する。また露光感度
の向上は、作業性の向上を図るためにも必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、画像形成材
料の感光性層に画像露光により形成された画像を画像受
容体に転写する方法において、感光性層の露光感度を向
上させ、染料や顔料の相違による露光時間の相違、特に
ブラック系染料や顔料の露光時間を短縮し、かつ作業性
の向上を図りうる画像転写方法の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像形成材料
の感光性層に画像露光により形成された画像を画像受容
体に圧着して該画像を画像受容体に転写する方法におい
て、画像露光が、画像形成材料を30〜50℃の温度範
囲に加熱して画像露光することを特徴とする画像転写方
法を提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に使用される画像形成材料
は、通常、支持体と、該支持体の一方の面に形成された
着色された感光性層、および保護膜とからなる。支持体
としては、熱、化学薬品、光等に安定であり、しかも活
性光線を透過するような材料が好適である。例えば、セ
ルロースアセテート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、
ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド、ポリプロピ
レン等の材料からなる薄いフィルムまたはシートが使用
される。特にポリエチレンテレフタレートのフィルムま
たはシートが透明性、熱安定性、寸法安定性等の面から
好ましい。保護膜としては、ポリエチレンフィルム、ポ
リエチレンテレフタレートフィルム、アセテートフィル
ム等が好ましく使用される。
【0006】感光性層は、(a)光重合性化合物および
着色剤、(b)光重合性化合物、熱可塑性樹脂および着
色剤、等の構成からなるが、通常、さらに光重合開始
剤、熱重合禁止剤等が併用される。光重合性化合物とし
てはモノマー、オリゴマーおよびプレポリマー等から選
択して使用される。特に好ましいのはエチレン性不飽和
化合物である。着色剤としては、染料や顔料が単独でも
しくは混合して使用される。熱可塑性樹脂(有機重合体
結合剤)としては、熱可塑性で、光重合性化合物との相
溶性に優れた光重合性を有しないポリマーが使用され
る。ポリ塩化ビニル、ポリ(メタ)アクリル酸、ウレタ
ン樹脂、エポキシ樹脂等従来公知の各種の熱可塑性樹脂
が例示される。染料や顔料としては、多色印刷の場合に
は一般に、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラック
の色相を有するものが使用される。
【0007】感光性層は支持体の上に形成され、さらに
保護膜が感光性層の上に設けられる。感光性層の膜厚
は、通常0.5〜5μm程度である。保護膜は支持体側
から画像露光する際に、露光器等への感光性層の付着に
よる汚れを防止し、また感光性層の酸素による影響を軽
減するために設けられる。画像露光は、支持体側、保護
膜側のいずれの方向からでもよいが、支持体側からの露
光方法が好ましく採用される。支持体としては活性光線
をよく透過するように透明なものが使用される。支持体
の膜厚は、通常5〜50μm、好ましくは5〜20μm
の範囲から適宜選択して使用される。画像受容体として
は、紙、フィルム等適宜選択された被印刷物が採用され
る。
【0008】画像露光は、紫外線等の活性光線を用いて
色分解マスク画像を通して感光性層の硬化に十分な露光
を行う。この画像露光に必要な時間は、感光性層に含有
させた染料や顔料の色相によってかなり相違する。例え
ば、ブラック系顔料の場合には、約50秒を必要とする
が、イエロー、マゼンタ、シアンの場合には約10秒程
度である。この露光時間の相違は、多色印刷を実施する
場合の円滑な進行を妨害する。本発明は、この露光に要
する時間、特にブラック系染料や顔料を含む感光性層の
露光に要する時間を短縮し、画像転写作業の合理化を図
ることを特徴とする。本発明者が、検討を進めたとこ
ろ、画像露光時の画像形成材料の温度を30〜50℃、
特に好ましくは35〜50℃の範囲に加温しておくと、
露光感度を著しく高めうることを見いだし本発明を完成
した。上記範囲の下限よりも低い温度では、露光感度の
向上は少なく、上限を超えると転写画像の再現性が不良
となる。画像形成材料の加温方法としては、赤外線の放
射による加熱、所定温度に加熱した板やローラーに接触
させる等の方法が例示される。良質な転写画像を得るた
めには、加温された画像形成材料の各部位における温度
差を±2℃の範囲内に収め得るような加熱方法を採用す
ることが好ましい。露光方法としては、特に制限はな
く、通常使用される露光方法を採用することができる。
【0009】以下本発明を実施例に基づいて詳細に説明
する。以下の各例において、部は特に断りの無い限り重
量部を意味する。
【0010】実施例1 下記組成からなる感光性層用液を調製した。 ジアリルフタレートプレポリマー(大阪曹達(株)製、“ダイソーイソダップ” ) 16.60部 ジペンタエリスリトールアクリレート(日本化薬(株)製、“DHPA”) 8.90部 光重合開始剤(日本チバ・ガイギー(株)製、“IRGACURE-907”) 0.22部 ハイドロキノン 0.001部 顔料(カーボンブラックMA-7、三菱化学(株)製) 5.00部 メチルエチルケトン 72.00部 上記感光性層用液を厚さ12μmの透明な2軸延伸ポリ
エチレンテレフタレートフィルムに乾燥塗膜が2.4μ
mとなるように塗工し、次いで塗工面にポリエチレンフ
ィルムを貼付し、画像形成材料を作成した。露光器とし
て大日本スクリーン製造(株)製の“DS−P−647−
GA”を用い、表1に示す所定温度に加温した画像形成
材料の支持体側と原版ポジマスクの銀塩面とを密着さ
せ、露光を行った。画像形成材料としてはA4版に断裁
したものを使用した。画像形成材料の加温は、所定温度
に加温したガラスに画像形成材料を載置して行った。画
像形成材料の温度は、接触式表面温度計(安立計器(株)
製、“DIGITAL SURFAE THERMOMETER HL-260 TYPE E”)
により画像形成材料の支持体側および保護膜側を測定し
た。両者の温度が実質的に同一であるときその温度まで
加温されたものとした。
【0011】画像受容体であるアート紙に保護膜を剥離
した画像形成材料の感光性層を相対するようにして、2
本のローラにより形成されたニップを通過させ、感光性
に形成された画像をアート紙に転写した。画像形成材料
側のローラにはショアー硬度Aが70のものを使用し、
画像受容体側のローラには表面温度100℃に加温した
金属ローラを使用した。ニップ圧は10kgf/cmと
なるように設定した。結果を表1に示す。表中、相対感
度は、画像形成材料の表面温度が20℃であるときに、
良好な画像を得るのに必要な露光量を1とした。露光量
が1/xとなったときの相対感度をxと定義する。画像
再現性は、得られた画像について、網点再現性、画像の
濃度、画像のキレをを目視により総合判定した。○は良
好、△はやや良好、×は不良を示す。温度のバラツキ
は、A4版の中央部、辺部中央および隅部を測定したと
きの温度差の最大値を示す。
【0012】 表1 画像形成材料温度 相対感度 画像再現性 温度のバラツキ 実施例1 30℃ 1.85 ○ ±2℃ 実施例2 35℃ 2.52 ○ ±2℃ 実施例3 40℃ 3.43 ○ ±2℃ 実施例4 50℃ 6.34 △ ±2℃ 比較例1 20℃ 1.00 ○ ±2℃ 比較例2 60℃ 7.62 × ±2℃
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、画像露光に要する時間
を短縮し、作業工程の円滑な進行を図りうる画像転写方
法が提供される。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成材料の感光性層に画像露光によ
    り形成された画像を画像受容体に圧着して該画像を画像
    受容体に転写する方法において、 画像露光が、画像形成材料を30〜50℃の温度範囲
    に、加熱して画像露光することを特徴とする画像転写方
    法。
  2. 【請求項2】 加熱された画像形成材料の各部分の温度
    差が、±2℃以内である請求項1記載の画像転写方法。
JP32823495A 1995-11-22 1995-11-22 画像転写方法 Pending JPH09146282A (ja)

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JP32823495A JPH09146282A (ja) 1995-11-22 1995-11-22 画像転写方法

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