JPH09146118A - 半導体装置及び液晶表示装置 - Google Patents
半導体装置及び液晶表示装置Info
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- JPH09146118A JPH09146118A JP30764295A JP30764295A JPH09146118A JP H09146118 A JPH09146118 A JP H09146118A JP 30764295 A JP30764295 A JP 30764295A JP 30764295 A JP30764295 A JP 30764295A JP H09146118 A JPH09146118 A JP H09146118A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 p−SiTFTを用いた駆動回路一体型液晶
表示装置において、p−SiTFTのソース領域と液晶
駆動用の表示電極とのコンタクト形成構造を改良し、開
口率を向上する。 【解決手段】 ソース領域11Sとソース電極16を接続す
るコンタクトホールCT2の径ct2を、ソース電極16と
表示電極18を接続するコンタクトホールCT3の径ct3
よりも小さくし、コンタクトホールCT3をコンタクトホ
ールCT2の直上位置に形成する。コンタクトホールCT2の
径を小さくしててもコンタクト抵抗はあまり上昇せず、
かつ、表示電極18は、コンタクトホールCT3の比較的浅
い段差部CTAにおいて、ソース電極16との良好なコン
タクトが得られる。
表示装置において、p−SiTFTのソース領域と液晶
駆動用の表示電極とのコンタクト形成構造を改良し、開
口率を向上する。 【解決手段】 ソース領域11Sとソース電極16を接続す
るコンタクトホールCT2の径ct2を、ソース電極16と
表示電極18を接続するコンタクトホールCT3の径ct3
よりも小さくし、コンタクトホールCT3をコンタクトホ
ールCT2の直上位置に形成する。コンタクトホールCT2の
径を小さくしててもコンタクト抵抗はあまり上昇せず、
かつ、表示電極18は、コンタクトホールCT3の比較的浅
い段差部CTAにおいて、ソース電極16との良好なコン
タクトが得られる。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、液晶表示装置(L
CD:Liquid Crystal Display)に関し、特に、駆動回
路部を表示画素部と同様に基板上に一体形成した、駆動
回路一体型LCDに関する。
CD:Liquid Crystal Display)に関し、特に、駆動回
路部を表示画素部と同様に基板上に一体形成した、駆動
回路一体型LCDに関する。
【0002】
【従来の技術】LCDは小型、薄型、低消費電力などの
利点があり、OA機器、AV機器などの分野で実用化が
進んでいる。特に、スイッチング素子として、薄膜トラ
ンジスタ(TFT:Thin film Transisitor)を用いたア
クティブマトリクス型は、原理的にデュ−ティ比100
%のスタティック駆動をマルチプレクス的に行うことが
でき、大画面、高精細な動画ディスプレイに使用されて
いる。
利点があり、OA機器、AV機器などの分野で実用化が
進んでいる。特に、スイッチング素子として、薄膜トラ
ンジスタ(TFT:Thin film Transisitor)を用いたア
クティブマトリクス型は、原理的にデュ−ティ比100
%のスタティック駆動をマルチプレクス的に行うことが
でき、大画面、高精細な動画ディスプレイに使用されて
いる。
【0003】アクティブマトリスクLCDは、マトリク
ス状に配置された表示電極にTFTを接続形成した基板
(TFT基板)と共通電極を有する基板(対向基板)
が、液晶を挟んで貼り合わされて構成されている。表示
電極と共通電極の対向部分は液晶を誘電層とした画素容
量となっており、TFTにより選択された電圧が印加さ
れる。液晶は電気光学的に異方性を有しており、画素容
量により形成された電界の強度に対応して光を変調す
る。
ス状に配置された表示電極にTFTを接続形成した基板
(TFT基板)と共通電極を有する基板(対向基板)
が、液晶を挟んで貼り合わされて構成されている。表示
電極と共通電極の対向部分は液晶を誘電層とした画素容
量となっており、TFTにより選択された電圧が印加さ
れる。液晶は電気光学的に異方性を有しており、画素容
量により形成された電界の強度に対応して光を変調す
る。
【0004】近年、TFTのチャンネル層として多結晶
シリコン(p−Si)を用いることによって、マトリク
ス画素部と周辺駆動回路部を同一基板上に形成した駆動
回路一体型のLCDが開発されている。一般に、p−S
iは非結晶シリコン(a−Si)に比べて移動度が高
く、また、ゲートセルフアライン構造による微細化、寄
生容量の縮小による高速化が達成され、n−chTFT
とp−chTFTの相補構造を形成することにより、高
速駆動回路を構成することができる。このように、駆動
回路部をマトリクス画素部と一体形成することにより、
製造コストの削減、LCDモジュールの小型化が実現さ
れる。
シリコン(p−Si)を用いることによって、マトリク
ス画素部と周辺駆動回路部を同一基板上に形成した駆動
回路一体型のLCDが開発されている。一般に、p−S
iは非結晶シリコン(a−Si)に比べて移動度が高
く、また、ゲートセルフアライン構造による微細化、寄
生容量の縮小による高速化が達成され、n−chTFT
とp−chTFTの相補構造を形成することにより、高
速駆動回路を構成することができる。このように、駆動
回路部をマトリクス画素部と一体形成することにより、
製造コストの削減、LCDモジュールの小型化が実現さ
れる。
【0005】図9にこのようなLCDの構成を示す。中
央部の点線で囲まれた部分はマトリスク画素部であり、
TFTのON/OFFを制御するゲートライン(G1〜
Gm)と画素信号用のドレインライン(D1〜Dn)が
交差して配置されている。各交点にはTFTとこれに接
続する表示電極(いずれも不図示)が形成されている。
画素部の左右にはゲ−トライン(G1〜Gm)を選択す
るゲートドライバー(GD)が配置され、画素部の上下
には、映像信号をサンプリングしてホールドし、ゲート
ドライバ(GD)の走査に同期して各ドレインライン
(D1〜Dn)に画素信号電圧を印加するドレインドラ
イバ−(DD)が配置されている。これらのドライバ−
(GD,DD)は主としてシフトレジスタからなり、こ
れは、p−SiTFTのn−chとp−chの相補構造
により構成されている。
央部の点線で囲まれた部分はマトリスク画素部であり、
TFTのON/OFFを制御するゲートライン(G1〜
Gm)と画素信号用のドレインライン(D1〜Dn)が
交差して配置されている。各交点にはTFTとこれに接
続する表示電極(いずれも不図示)が形成されている。
画素部の左右にはゲ−トライン(G1〜Gm)を選択す
るゲートドライバー(GD)が配置され、画素部の上下
には、映像信号をサンプリングしてホールドし、ゲート
ドライバ(GD)の走査に同期して各ドレインライン
(D1〜Dn)に画素信号電圧を印加するドレインドラ
イバ−(DD)が配置されている。これらのドライバ−
(GD,DD)は主としてシフトレジスタからなり、こ
れは、p−SiTFTのn−chとp−chの相補構造
により構成されている。
【0006】図10と図11に、このようなp−SiT
FTの構造を示す。図10は単位画素部の平面図であ
り、図11はそのC−C線に沿った断面図である。高耐
熱性の石英ガラスなどの基板(100)上に、島状にパ
タ−ニングされたp−Si(101)、及び、これと一
体で電荷保持用の補助容量を形成する第1の補助容量電
極(101C)が形成されている。p−Si(101)
及び第1の補助容量電極(101C)を覆う全面には、
SiO2などのゲート絶縁膜(102)が被覆されてい
る。ゲート絶縁膜(102)上には、ド−プドp−Si
トシリサイドのポリサイド層からなるゲ−ト電極(10
3G)と、これに一体のゲ−トライン(103L)が形
成されている。また、p−Si(101)は、ゲ−ト電
極(103G)をマスクとしたセルフアライン構造で、
n型あるいはp型に高濃度にドーピングされたソ−ス・
ドレイン領域(101S,101D)と、ノンド−プの
チャンネル領域(101N)が形成されている。一方、
前記第1の補助容量電極(101C)に対応するゲ−ト
絶縁膜(102)上にはゲ−ト電極及びライン(10
3)と同一層からなる第2の補助容量電極(103C)
が形成され、補助容量を形成している。またソース及び
ドレイン領域(101S,101D)にはそれぞれチャ
ンネル領域(101N)に接する部分で濃度の低い(L
D:lightiydoped)領域(101L)が介在されてい
る。このようなチャンネルの構造はLDD(lightly do
ped drain)と呼ばれ、p−SiTFTLCDにあって
は、画素部のリーク電流抑制、ドライバー部の信頼性の
向上が達成される。これらp−Si(101)及びゲー
ト電極(103G)とそのライン(103L)を覆う全
面にはSiNXなどの第1の層間絶縁膜(104)が被
覆され、第1の層間絶縁膜(104)上には、A1など
からなるドレイン電極(105)及びソース電極(10
6)が設けられ、ゲート絶縁膜(102)及び第1の層
間絶縁膜(104)中に開口されたコンタクトホール
(CT7,CT8)を介して各々ドレイン・ソース領域
(101D,101S)に接続されている。これらドレ
イン電極(105)及びソ−ス電極(106)を覆う全
面には、第2の層間絶縁膜(107)が形成されてい
る。ソース電極(106)上の第2の層間絶縁膜(10
7)中には第3のコンタクトホ−ル(CT9)が開口さ
れ、第2の層間絶縁膜(107)上にはITOからなる
表示電極(108)が形成され、第3のコンタクトホ−
ル(CT9)を介してソース電極(106)へ接続され
ている。
FTの構造を示す。図10は単位画素部の平面図であ
り、図11はそのC−C線に沿った断面図である。高耐
熱性の石英ガラスなどの基板(100)上に、島状にパ
タ−ニングされたp−Si(101)、及び、これと一
体で電荷保持用の補助容量を形成する第1の補助容量電
極(101C)が形成されている。p−Si(101)
及び第1の補助容量電極(101C)を覆う全面には、
SiO2などのゲート絶縁膜(102)が被覆されてい
る。ゲート絶縁膜(102)上には、ド−プドp−Si
トシリサイドのポリサイド層からなるゲ−ト電極(10
3G)と、これに一体のゲ−トライン(103L)が形
成されている。また、p−Si(101)は、ゲ−ト電
極(103G)をマスクとしたセルフアライン構造で、
n型あるいはp型に高濃度にドーピングされたソ−ス・
ドレイン領域(101S,101D)と、ノンド−プの
チャンネル領域(101N)が形成されている。一方、
前記第1の補助容量電極(101C)に対応するゲ−ト
絶縁膜(102)上にはゲ−ト電極及びライン(10
3)と同一層からなる第2の補助容量電極(103C)
が形成され、補助容量を形成している。またソース及び
ドレイン領域(101S,101D)にはそれぞれチャ
ンネル領域(101N)に接する部分で濃度の低い(L
D:lightiydoped)領域(101L)が介在されてい
る。このようなチャンネルの構造はLDD(lightly do
ped drain)と呼ばれ、p−SiTFTLCDにあって
は、画素部のリーク電流抑制、ドライバー部の信頼性の
向上が達成される。これらp−Si(101)及びゲー
ト電極(103G)とそのライン(103L)を覆う全
面にはSiNXなどの第1の層間絶縁膜(104)が被
覆され、第1の層間絶縁膜(104)上には、A1など
からなるドレイン電極(105)及びソース電極(10
6)が設けられ、ゲート絶縁膜(102)及び第1の層
間絶縁膜(104)中に開口されたコンタクトホール
(CT7,CT8)を介して各々ドレイン・ソース領域
(101D,101S)に接続されている。これらドレ
イン電極(105)及びソ−ス電極(106)を覆う全
面には、第2の層間絶縁膜(107)が形成されてい
る。ソース電極(106)上の第2の層間絶縁膜(10
7)中には第3のコンタクトホ−ル(CT9)が開口さ
れ、第2の層間絶縁膜(107)上にはITOからなる
表示電極(108)が形成され、第3のコンタクトホ−
ル(CT9)を介してソース電極(106)へ接続され
ている。
【0007】また、従来の他の構造として、ソース電極
(106)を介在させずに、ゲ−ト絶縁膜(102)、
第1の層間絶縁膜(104)及び第2の層間絶縁膜(1
07)に1度のエッチングによりコンタクトホ−ルを開
口して、表示電極(108)を直接にソ−ス領域(10
1S)に接続させる構造もある。
(106)を介在させずに、ゲ−ト絶縁膜(102)、
第1の層間絶縁膜(104)及び第2の層間絶縁膜(1
07)に1度のエッチングによりコンタクトホ−ルを開
口して、表示電極(108)を直接にソ−ス領域(10
1S)に接続させる構造もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図10と図11に示し
た従来例では、p−Si(101)中のソース領域(1
01S)とソ−ス電極(106)を接続するコンタクト
ホール(CT8)の形成位置と、ソース電極(106)
と表示電極(108)を接続するコンタクトホール(C
T9)の形成位置を平面的に離している。これは以下の
理由による。即ち、ソース電極(106)とソ−ス領域
(101S)とのコンタクト抵抗を抑える目的で、コン
タクトホール(CT8)の底部において十分な接触面積
を得るため、コンタクトホール(CT8)の径は、2〜
3μmに形成していた。このため、コンタクトホ−ル
(CT8)部においてソース電極(106)が陥没され
たようになっており、この上部において、コンタクトホ
ール(CT9)を形成してソース電極(106)へ表示
電極(108)を接続することは困難である。即ち、表
示電極(108)は、透過率を重視して、500〜10
00Åの薄いITO膜により形成しているので、ソース
電極(106)の上面が陥没されていると、その上にコ
ンタクトホール(CT9)を形成した場合、ソース電極
(105)が陥没した分、コンタクトホール(CT9)
が深くなり、コンタクトホール(CT9)内で、ITO
膜が薄くなり、ソース電極(106)とソース領域(1
01S)とのコンタクト抵抗を増大させたり、更には、
コンタクトがとれないなどの問題を招いていた。
た従来例では、p−Si(101)中のソース領域(1
01S)とソ−ス電極(106)を接続するコンタクト
ホール(CT8)の形成位置と、ソース電極(106)
と表示電極(108)を接続するコンタクトホール(C
T9)の形成位置を平面的に離している。これは以下の
理由による。即ち、ソース電極(106)とソ−ス領域
(101S)とのコンタクト抵抗を抑える目的で、コン
タクトホール(CT8)の底部において十分な接触面積
を得るため、コンタクトホール(CT8)の径は、2〜
3μmに形成していた。このため、コンタクトホ−ル
(CT8)部においてソース電極(106)が陥没され
たようになっており、この上部において、コンタクトホ
ール(CT9)を形成してソース電極(106)へ表示
電極(108)を接続することは困難である。即ち、表
示電極(108)は、透過率を重視して、500〜10
00Åの薄いITO膜により形成しているので、ソース
電極(106)の上面が陥没されていると、その上にコ
ンタクトホール(CT9)を形成した場合、ソース電極
(105)が陥没した分、コンタクトホール(CT9)
が深くなり、コンタクトホール(CT9)内で、ITO
膜が薄くなり、ソース電極(106)とソース領域(1
01S)とのコンタクト抵抗を増大させたり、更には、
コンタクトがとれないなどの問題を招いていた。
【0009】従って、図10と図11に示す如く、ソー
ス電極(106)を、コンタクトホ−ル(CT8)の形
成領域から、コンタクトホール(CT9)の形成領域に
まで延在された形状とし、ソース電極(106)の上面
が平坦な領域で、表示電極(108)とのコンタクトを
取る構造とすることで、ソース領域(101S)と表示
電極(108)との間で確実なコンタクトを取ってい
る。しかし、この構造では、遮光性材料よるなるソース
電極(106)の形成面積が大きくなり、このため、有
効表示領域を狭め、開口率を低下させる原因となってい
た。
ス電極(106)を、コンタクトホ−ル(CT8)の形
成領域から、コンタクトホール(CT9)の形成領域に
まで延在された形状とし、ソース電極(106)の上面
が平坦な領域で、表示電極(108)とのコンタクトを
取る構造とすることで、ソース領域(101S)と表示
電極(108)との間で確実なコンタクトを取ってい
る。しかし、この構造では、遮光性材料よるなるソース
電極(106)の形成面積が大きくなり、このため、有
効表示領域を狭め、開口率を低下させる原因となってい
た。
【0010】また、図12には、一つのコンタクトホー
ルで、表示電極(108)とソース領域(101S)と
を直接に接続した構造において、コンタクトホールの径
とコンタクト抵抗の関係を示した。図中、サンプルJ
は、径の辺の長さが2.0μmのコンタクトホールで、
コンタクト抵抗の測定値をプロットした。以下、同様に
サンプルKは2.5μm、サンプルLは3.0μm、サ
ンプルMは4×3μm角の場合である。このようなコン
タクトホールの構造では、径の大きさに関わりなく、コ
ンタクト抵抗は1GΩ程度あり、極めて高くなってい
る。これは、表示電極(108)のITO膜が透過率を
重視して薄く形成されている上、コンタクトホールが深
いため、ITO膜がソース領域(101S)にまで到達
しにくくなるためと、各絶縁膜層(102,104,1
07)のエッチングレートが僅かでも違っていた場合、
エッチングの際に各層間で段差が生じ、特に、下側の層
が上側の層よりもエッチングレートが大きいと、コンタ
クトホ−ルが下に向かって広がった形状になるので、そ
の層間においてITOの膜の断切れが起こりやすくなる
ため、等が考えられる。従って、高開口率は得られるも
のの、実用化は不可能である。
ルで、表示電極(108)とソース領域(101S)と
を直接に接続した構造において、コンタクトホールの径
とコンタクト抵抗の関係を示した。図中、サンプルJ
は、径の辺の長さが2.0μmのコンタクトホールで、
コンタクト抵抗の測定値をプロットした。以下、同様に
サンプルKは2.5μm、サンプルLは3.0μm、サ
ンプルMは4×3μm角の場合である。このようなコン
タクトホールの構造では、径の大きさに関わりなく、コ
ンタクト抵抗は1GΩ程度あり、極めて高くなってい
る。これは、表示電極(108)のITO膜が透過率を
重視して薄く形成されている上、コンタクトホールが深
いため、ITO膜がソース領域(101S)にまで到達
しにくくなるためと、各絶縁膜層(102,104,1
07)のエッチングレートが僅かでも違っていた場合、
エッチングの際に各層間で段差が生じ、特に、下側の層
が上側の層よりもエッチングレートが大きいと、コンタ
クトホ−ルが下に向かって広がった形状になるので、そ
の層間においてITOの膜の断切れが起こりやすくなる
ため、等が考えられる。従って、高開口率は得られるも
のの、実用化は不可能である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明はこの課題を解決
するために成され、基板上に形成された第1導電膜と、
前記第1導電膜上に形成された第1の層間絶縁膜と、前
記第1の層間絶縁膜上に形成された第2の層間絶縁膜
と、前記第2の層間絶縁膜上に形成された第2導電膜と
を有し、前記第1の導電膜と前記第2導電膜が、前記第
1の層間絶縁膜中に開口された第1のコンタクトホール
及び前記第2の層間絶縁膜中に開口された第2のコンタ
クトホールを介して電気的に接続されてなる半導体装置
において、前記第1のコンタクトホールは、前記第2の
コンタクトホールよりも径が大きく、前記第2のコンタ
クトホールは前記第1のコンタクトホール内に埋め込ま
れた第2の層間絶縁膜中に開口され、前記第2導電膜は
実質的に前記第2のコンタクトホールを介して前記第1
導電膜に接続されている構成である。
するために成され、基板上に形成された第1導電膜と、
前記第1導電膜上に形成された第1の層間絶縁膜と、前
記第1の層間絶縁膜上に形成された第2の層間絶縁膜
と、前記第2の層間絶縁膜上に形成された第2導電膜と
を有し、前記第1の導電膜と前記第2導電膜が、前記第
1の層間絶縁膜中に開口された第1のコンタクトホール
及び前記第2の層間絶縁膜中に開口された第2のコンタ
クトホールを介して電気的に接続されてなる半導体装置
において、前記第1のコンタクトホールは、前記第2の
コンタクトホールよりも径が大きく、前記第2のコンタ
クトホールは前記第1のコンタクトホール内に埋め込ま
れた第2の層間絶縁膜中に開口され、前記第2導電膜は
実質的に前記第2のコンタクトホールを介して前記第1
導電膜に接続されている構成である。
【0012】また、基板上に島状に形成され第1導電型
の不純物を含有するか、または、不純物を含有しないチ
ャンネル領域と該チャンネル領域の両側に第2導電型の
不純物を含有したソース及びドレイン領域とを含む多結
晶半導体島層と、ゲ−ト絶縁膜を挟んで前記チャンネル
領域に対向配置されたゲート電極と、該ゲート電極を覆
う第1の層間絶縁膜と、前記ドレイン領域上の前記ゲ−
ト絶縁膜中及び前記第1の層間絶縁膜中に開口された第
1のコンタクトホールと、前記ソース領域上の前記ゲ−
ト絶縁膜中及び前記第1の層間絶縁膜中に開口された第
2のコンタクトホールと、前記第1の層間絶縁膜上に設
けられ前記第1のコンタクトホールを介して、前記ドレ
イン領域に接続するドレイン電極と、前記ドレイン電極
を覆う第2の層間絶縁膜と、前記ソース領域上の前記第
2の層間絶縁膜中に開口され前記第2のコンタクトホー
ルと連続する第3のコンタクトホールと、前記第2の層
間絶縁膜上に形成され戦記第2のコンタクトホールと前
記第3のコンタクトホールを介して前記ソース領域に接
続する結晶駆動用の表示電極と、を有する結晶表示装置
において、前記第2のコンタクトホールは、前記第3の
コンタクトホールよりも径が大きく、前記第3のコンタ
クトホールは前記第2のコンタクトホール内に埋め込ま
れた前記第2の層間絶縁膜中に開口され、前記表示電極
は実質的に前記第3のコンタクトホールを介して前記ソ
ース領域に接続されている構成である。
の不純物を含有するか、または、不純物を含有しないチ
ャンネル領域と該チャンネル領域の両側に第2導電型の
不純物を含有したソース及びドレイン領域とを含む多結
晶半導体島層と、ゲ−ト絶縁膜を挟んで前記チャンネル
領域に対向配置されたゲート電極と、該ゲート電極を覆
う第1の層間絶縁膜と、前記ドレイン領域上の前記ゲ−
ト絶縁膜中及び前記第1の層間絶縁膜中に開口された第
1のコンタクトホールと、前記ソース領域上の前記ゲ−
ト絶縁膜中及び前記第1の層間絶縁膜中に開口された第
2のコンタクトホールと、前記第1の層間絶縁膜上に設
けられ前記第1のコンタクトホールを介して、前記ドレ
イン領域に接続するドレイン電極と、前記ドレイン電極
を覆う第2の層間絶縁膜と、前記ソース領域上の前記第
2の層間絶縁膜中に開口され前記第2のコンタクトホー
ルと連続する第3のコンタクトホールと、前記第2の層
間絶縁膜上に形成され戦記第2のコンタクトホールと前
記第3のコンタクトホールを介して前記ソース領域に接
続する結晶駆動用の表示電極と、を有する結晶表示装置
において、前記第2のコンタクトホールは、前記第3の
コンタクトホールよりも径が大きく、前記第3のコンタ
クトホールは前記第2のコンタクトホール内に埋め込ま
れた前記第2の層間絶縁膜中に開口され、前記表示電極
は実質的に前記第3のコンタクトホールを介して前記ソ
ース領域に接続されている構成である。
【0013】これにより、コンタクトホールの形成に必
要な領域が小さくなり、有効表示領域の縮小が避けら
れ、開口率が向上する。更に、基板上に形成された第1
導電膜と、前記第1導電膜上に形成された第1の層間絶
縁膜と、前記第1の層間絶縁膜上に形成され前記第1の
層間絶縁膜中に開口された第1のコンタクトホールを介
して前記第1導電膜に電気的に接続された第2導電膜
と、前記第2導電膜上に形成された第2の層間絶縁膜
と、前記第2の層間絶縁膜上に形成され前記第2の層間
絶縁膜中に開口された第2のコンタクトホールを介して
前記第2導電膜に電気的に接続された第3導電膜とから
なる半導体装置において、前記第1のコンタクトホール
は、前記第2のコンタクトホールよりも径が小さく、前
記第2のコンタクトホールは前記第1のコンタクトホー
ルの直上位置に形成されている構成である。
要な領域が小さくなり、有効表示領域の縮小が避けら
れ、開口率が向上する。更に、基板上に形成された第1
導電膜と、前記第1導電膜上に形成された第1の層間絶
縁膜と、前記第1の層間絶縁膜上に形成され前記第1の
層間絶縁膜中に開口された第1のコンタクトホールを介
して前記第1導電膜に電気的に接続された第2導電膜
と、前記第2導電膜上に形成された第2の層間絶縁膜
と、前記第2の層間絶縁膜上に形成され前記第2の層間
絶縁膜中に開口された第2のコンタクトホールを介して
前記第2導電膜に電気的に接続された第3導電膜とから
なる半導体装置において、前記第1のコンタクトホール
は、前記第2のコンタクトホールよりも径が小さく、前
記第2のコンタクトホールは前記第1のコンタクトホー
ルの直上位置に形成されている構成である。
【0014】また、基板上に島状に形成され第1導電型
の不純物を含有するか、または、不純物を含有しないチ
ャンネル領域と、該チャンネル領域の両側に第2導電型
の不純物を含有したソース及びドレイン領域とを含む多
結晶半導体島層と、ゲート絶縁膜を挟んで前記チャンネ
ル領域に対向配置されたゲ−ト電極と、該ゲ−ト電極を
覆う第1の層間絶縁膜と、前記ドレイン領域上の前記ゲ
ート絶縁膜中及び前記第1の層間絶縁膜中に開口された
第1のコンタクトホールと、前記ソース領域上の前記ゲ
ート絶縁膜中及び前記第1の層間絶縁膜中に開口された
第2のコンタクトホールと、前記第1の層間絶縁膜上に
設けられ前記第1のコンタクトホールを介して前記ドレ
イン領域に接続するドレイン電極と、前記第1の層間絶
縁膜上に設けられ前記第2のコンタクトホールを介して
前記ソース領域に接続するソース電極と、前記ソース電
極及び前記ドレイン電極を覆う第2の層間絶縁膜と、前
記ソース電極上の前記第2の層間絶縁膜中に開口された
第3のコンタクトホールと、前記第2の層間絶縁膜上に
設けられ前記第3のコンタクトホ−ルを介して前記ソー
ス電極に接続する液晶駆動用の表示電極と、を有する液
晶表示装置において、前記第3のコンタクトホールは、
前記第2のコンタクトホールよりも径が大きく、前記第
3のコンタクトホールは前記第2のコンタクトホ−ルの
直上位置に形成されている構成である。
の不純物を含有するか、または、不純物を含有しないチ
ャンネル領域と、該チャンネル領域の両側に第2導電型
の不純物を含有したソース及びドレイン領域とを含む多
結晶半導体島層と、ゲート絶縁膜を挟んで前記チャンネ
ル領域に対向配置されたゲ−ト電極と、該ゲ−ト電極を
覆う第1の層間絶縁膜と、前記ドレイン領域上の前記ゲ
ート絶縁膜中及び前記第1の層間絶縁膜中に開口された
第1のコンタクトホールと、前記ソース領域上の前記ゲ
ート絶縁膜中及び前記第1の層間絶縁膜中に開口された
第2のコンタクトホールと、前記第1の層間絶縁膜上に
設けられ前記第1のコンタクトホールを介して前記ドレ
イン領域に接続するドレイン電極と、前記第1の層間絶
縁膜上に設けられ前記第2のコンタクトホールを介して
前記ソース領域に接続するソース電極と、前記ソース電
極及び前記ドレイン電極を覆う第2の層間絶縁膜と、前
記ソース電極上の前記第2の層間絶縁膜中に開口された
第3のコンタクトホールと、前記第2の層間絶縁膜上に
設けられ前記第3のコンタクトホ−ルを介して前記ソー
ス電極に接続する液晶駆動用の表示電極と、を有する液
晶表示装置において、前記第3のコンタクトホールは、
前記第2のコンタクトホールよりも径が大きく、前記第
3のコンタクトホールは前記第2のコンタクトホ−ルの
直上位置に形成されている構成である。
【0015】これにより、コンタクトホールの形成に必
要な領域が小さくなり、遮光性のコンタクトメタルによ
る有効表示領域の縮小が小さくなり、開口率が上昇す
る。
要な領域が小さくなり、遮光性のコンタクトメタルによ
る有効表示領域の縮小が小さくなり、開口率が上昇す
る。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施形態に
かかる液晶表示装置の単位画素部の平面図であり、図2
はそのA−A線に沿った断面図である。石英基板(1
0)上に、多結晶シリコン(p−Si)(11)がTF
T部に島状に形成されるとともに、これと一体で画素部
周縁部にも形成されて、第1の補助容量電極(11C)
となっている。これらp−Si(11)島層及び第1の
補助容量電極(11C)上にはゲート絶縁膜(12)が
被覆されている。ゲート絶縁膜(12)上にはゲートラ
イン(13L)が形成され、p−Si(11)島層に対
応する領域には、ゲートライン(13L)と一体のゲー
ト電極(13G)が配され、このゲート電極(13G)
をマスクとしたセルフアライン関係をもってp−Si
(11)中央部にp型のチャンネル領域(11N)、及
び、チャンネル領域(11N)の両側にはそれぞれn型
の低濃度のLD領域(11L)を挟んでn型の高濃度の
ソース及びドレイン領域(11S,11D)が形成され
ている。第1の補助容量電極(11C)もまた、ソース
領域(11S)と同様、n型に高濃度にドーピングされ
低抵抗化されている。ゲート電極及びライン(13)は
下層がポリシリコン、上層がタングステンなどのシリサ
イドの積層構造からなるポリサイド層により形成され、
ゲート電極(13G)は、ゲートライン(13L)の延
長方向から突出された形状でゲートライン(13L)と
同一層により形成されている。ゲート絶縁膜(12)を
挟んだ第1の補助容量電極(11C)上には、ゲート電
極及びライン(13)と同一層のタングステンシリサイ
ドからなる第2の補助容量電極(13C)が形成され、
電荷保持用の補助容量が形成されている。これらゲート
電極(13G)、ゲートライン(13L)及び第2の補
助容量電極(13C)上には、SiO2/BPSG/S
iO2の平坦化絶縁層からなる第1の層間絶縁膜(1
4)が全面に被覆され、ドレイン領域(11D)及びソ
ース領域(11S)上には第1の層間絶縁膜(14)と
ゲート絶縁膜(12)に中にコンタクトホール(CT
1,CT2)が形成され、各々のコンタクトホール(C
T1,CT2)を介して、それぞれ、ドレイン電極(1
5)及びソース電極(16)が接続形成されている。こ
れらドレイン及びソース電極(15,16)を覆う全面
には、SiO2/SOG/SiO2の平坦化絶縁膜からな
る第2の層間絶縁膜(17)が形成され、ソース電極
(16)上にはコンタクトホール(CT3)が開口され
ている。第2の層間絶縁膜(17)上には、ITOから
なる表示電極(18)が形成され、コンタクトホール
(CT3)を介してソース電極(16)に接続されてい
る。
かかる液晶表示装置の単位画素部の平面図であり、図2
はそのA−A線に沿った断面図である。石英基板(1
0)上に、多結晶シリコン(p−Si)(11)がTF
T部に島状に形成されるとともに、これと一体で画素部
周縁部にも形成されて、第1の補助容量電極(11C)
となっている。これらp−Si(11)島層及び第1の
補助容量電極(11C)上にはゲート絶縁膜(12)が
被覆されている。ゲート絶縁膜(12)上にはゲートラ
イン(13L)が形成され、p−Si(11)島層に対
応する領域には、ゲートライン(13L)と一体のゲー
ト電極(13G)が配され、このゲート電極(13G)
をマスクとしたセルフアライン関係をもってp−Si
(11)中央部にp型のチャンネル領域(11N)、及
び、チャンネル領域(11N)の両側にはそれぞれn型
の低濃度のLD領域(11L)を挟んでn型の高濃度の
ソース及びドレイン領域(11S,11D)が形成され
ている。第1の補助容量電極(11C)もまた、ソース
領域(11S)と同様、n型に高濃度にドーピングされ
低抵抗化されている。ゲート電極及びライン(13)は
下層がポリシリコン、上層がタングステンなどのシリサ
イドの積層構造からなるポリサイド層により形成され、
ゲート電極(13G)は、ゲートライン(13L)の延
長方向から突出された形状でゲートライン(13L)と
同一層により形成されている。ゲート絶縁膜(12)を
挟んだ第1の補助容量電極(11C)上には、ゲート電
極及びライン(13)と同一層のタングステンシリサイ
ドからなる第2の補助容量電極(13C)が形成され、
電荷保持用の補助容量が形成されている。これらゲート
電極(13G)、ゲートライン(13L)及び第2の補
助容量電極(13C)上には、SiO2/BPSG/S
iO2の平坦化絶縁層からなる第1の層間絶縁膜(1
4)が全面に被覆され、ドレイン領域(11D)及びソ
ース領域(11S)上には第1の層間絶縁膜(14)と
ゲート絶縁膜(12)に中にコンタクトホール(CT
1,CT2)が形成され、各々のコンタクトホール(C
T1,CT2)を介して、それぞれ、ドレイン電極(1
5)及びソース電極(16)が接続形成されている。こ
れらドレイン及びソース電極(15,16)を覆う全面
には、SiO2/SOG/SiO2の平坦化絶縁膜からな
る第2の層間絶縁膜(17)が形成され、ソース電極
(16)上にはコンタクトホール(CT3)が開口され
ている。第2の層間絶縁膜(17)上には、ITOから
なる表示電極(18)が形成され、コンタクトホール
(CT3)を介してソース電極(16)に接続されてい
る。
【0017】次に、図1及び図2に示した液晶表示装置
の製造方法を説明する。まず、耐熱性の石英からなる基
板(10)上に、ジシランSi2H6を材料ガスとしたC
VDによりアモルファスシリコン(a−Si)を積層す
る。このa−Siを600℃の固相成長法、あるいは、
1050℃のO2アニールにより多結晶化し、ポリシリ
コン(p−Si)(11)とする。これを、反応性イオ
ンエッチ、即ち、RIE(reactive ion etch)により
エッチングしてTFT部の島層及び第1の補助容量電極
(11C)を形成する。これらp−Si(11)層をボ
ロンなどのp型不純物をイオン注入により低濃度にドー
ピングした後、これらの上に、880℃の減圧CVDに
より、SiO2のゲート絶縁膜(12)を1000Åの
厚さに形成し、高温アニールを行う。TFT部上にレジ
ストを被覆して、燐などのn型不純物のイオン注入を行
い、第1の補助容量電極(11C)を低抵抗化する。こ
の上に、SiH4を材料ガスとした670℃の高温CV
Dによりp−Siを積層して、POCl3拡散により燐
をドーピングして低抵抗化した後、タングステンシリサ
イド(WSi)をスパッタリングする。これらp−Si
とWSiのポリサイド層をRIEによりエッチングし
て、ゲートライン(13L)とこれに一体のゲート電極
(13G)、及び、第2の補助容量電極(13C)を形
成する。このゲート電極(13G)をマスクに燐の第1
回のイオン注入を低ドーズ量で行うことにより、ソース
及びドレイン領域(11S,11D)とLD領域(11
L)となる領域を低濃度にドーピングするとともに、ゲ
ート電極(13G)の直下をチャンネル領域(11N)
としてp型に残す。続いて、ゲート電極(13G)より
もサイズの大きなレジストを被覆してこれをマスクに燐
の第2回のイオン注入を高ドーズ量で行う。これによ
り、チャンネル領域(11N)の両側に、低濃度のLD
領域(11L)を挟んで高濃度のソース及びドレイン領
域(11S,11D)が形成される。次に、平坦化され
た第1の層間絶縁膜(14)として、まず、CVDによ
りSiO2膜を1000Å、及び、BPSG、即ち、ボ
ロンと燐を含んだSiO2を5000Åの厚さに積層
し、900℃で加熱することにより、BPSGを平坦化
した後、更に、SiO2を3200Åの厚さに形成す
る。そして、RIEにより、ドレイン領域(11D)及
びソース領域(11S)上の第1の層間絶縁膜(14)
及びゲート絶縁膜(12)を除去して、コンタクトホー
ル(CT1,CT2)を形成する。この時、コンタクト
ホール(CT2)は、従来よりも径が小さく、2μm程
度としている。そして、ソース・ドレイン電極材料とし
てTi/AlSiの2層メタルをスパッタリングによ
り、7000Å程度積層する。これをRIEによりエッ
チングして、ドレイン領域(11D)に接続するドレイ
ン電極(15)とソース領域(11S)に接続するソー
ス電極(16)とを形成する。これらドレイン電極(1
5)及びソース電極(16)を覆う全面には、第2の層
間絶縁膜(17)として、CVDによりSiO2膜を2
000Å、平坦化のためのSOG膜を6000Å、更
に、SiO2膜を3000Åの厚さに形成している。そ
して、RIEによりソース電極(16)上の第2の層間
絶縁膜(17)を除去し、コンタクトホール(CT3)
を形成する。そして、ITOのスパッタリングとRIE
により、表示電極(18)を形成するとともに、コンタ
クトホール(CT3)を介してソース電極(16)へ接
続する。
の製造方法を説明する。まず、耐熱性の石英からなる基
板(10)上に、ジシランSi2H6を材料ガスとしたC
VDによりアモルファスシリコン(a−Si)を積層す
る。このa−Siを600℃の固相成長法、あるいは、
1050℃のO2アニールにより多結晶化し、ポリシリ
コン(p−Si)(11)とする。これを、反応性イオ
ンエッチ、即ち、RIE(reactive ion etch)により
エッチングしてTFT部の島層及び第1の補助容量電極
(11C)を形成する。これらp−Si(11)層をボ
ロンなどのp型不純物をイオン注入により低濃度にドー
ピングした後、これらの上に、880℃の減圧CVDに
より、SiO2のゲート絶縁膜(12)を1000Åの
厚さに形成し、高温アニールを行う。TFT部上にレジ
ストを被覆して、燐などのn型不純物のイオン注入を行
い、第1の補助容量電極(11C)を低抵抗化する。こ
の上に、SiH4を材料ガスとした670℃の高温CV
Dによりp−Siを積層して、POCl3拡散により燐
をドーピングして低抵抗化した後、タングステンシリサ
イド(WSi)をスパッタリングする。これらp−Si
とWSiのポリサイド層をRIEによりエッチングし
て、ゲートライン(13L)とこれに一体のゲート電極
(13G)、及び、第2の補助容量電極(13C)を形
成する。このゲート電極(13G)をマスクに燐の第1
回のイオン注入を低ドーズ量で行うことにより、ソース
及びドレイン領域(11S,11D)とLD領域(11
L)となる領域を低濃度にドーピングするとともに、ゲ
ート電極(13G)の直下をチャンネル領域(11N)
としてp型に残す。続いて、ゲート電極(13G)より
もサイズの大きなレジストを被覆してこれをマスクに燐
の第2回のイオン注入を高ドーズ量で行う。これによ
り、チャンネル領域(11N)の両側に、低濃度のLD
領域(11L)を挟んで高濃度のソース及びドレイン領
域(11S,11D)が形成される。次に、平坦化され
た第1の層間絶縁膜(14)として、まず、CVDによ
りSiO2膜を1000Å、及び、BPSG、即ち、ボ
ロンと燐を含んだSiO2を5000Åの厚さに積層
し、900℃で加熱することにより、BPSGを平坦化
した後、更に、SiO2を3200Åの厚さに形成す
る。そして、RIEにより、ドレイン領域(11D)及
びソース領域(11S)上の第1の層間絶縁膜(14)
及びゲート絶縁膜(12)を除去して、コンタクトホー
ル(CT1,CT2)を形成する。この時、コンタクト
ホール(CT2)は、従来よりも径が小さく、2μm程
度としている。そして、ソース・ドレイン電極材料とし
てTi/AlSiの2層メタルをスパッタリングによ
り、7000Å程度積層する。これをRIEによりエッ
チングして、ドレイン領域(11D)に接続するドレイ
ン電極(15)とソース領域(11S)に接続するソー
ス電極(16)とを形成する。これらドレイン電極(1
5)及びソース電極(16)を覆う全面には、第2の層
間絶縁膜(17)として、CVDによりSiO2膜を2
000Å、平坦化のためのSOG膜を6000Å、更
に、SiO2膜を3000Åの厚さに形成している。そ
して、RIEによりソース電極(16)上の第2の層間
絶縁膜(17)を除去し、コンタクトホール(CT3)
を形成する。そして、ITOのスパッタリングとRIE
により、表示電極(18)を形成するとともに、コンタ
クトホール(CT3)を介してソース電極(16)へ接
続する。
【0018】図3に、コンタクトホール(CT2,CT
3)部の拡大断面図を、より実物に忠実な比率をもって
示す。コンタクトホール(CT2)とコンタクトホール
(CT3)は平面的に同じ位置に形成されている。この
ため、両方のコンタクトホール(CT2)(CT3)を
共通に接続するソース電極(16)の面積を小さくする
ことができ、有効表示領域の損失が最小限に抑えられ、
開口率が向上する。また、ソース電極(16)上のコン
タクトホール(CT3)の径ct3は、コンタクトホー
ル(CT2)の径ct2よりも大きく、表示電極(1
8)のITO膜は、膜厚が薄いが、図中の太線CTAで
示す段差部の比較的浅い領域において、ソース電極(1
6)との良好なコンタクトを取ることができる。即ち、
コンタクトホール(CT3)は浅いため、図中の太線C
TBで示す側壁においてITO膜が薄くなって抵抗が増
大したり、膜が切れたりすることが無くなる。また、ソ
ース電極(16)は、膜厚が厚く、かつ、Alなどの低
抵抗金属を主成分としているので、径の大きさや深さに
あまり依存することなくコンタクトホール(CT2)に
おいてソース領域(11S)との良好なコンタクトが取
られる。また、コンタクトホール(CT2)部でより深
くなった部分において、表示電極(18)のITO膜が
薄くなったり切れたりしても、あまり悪影響は無い。即
ち、本発明では、比較的コンタクト抵抗への影響が小さ
いコンタクトホール(CT2)の径を小さくし、かつ、
コンタクトホール(CT3)の径をこれよりも大きくす
ることで、図の段差部(CTA)を生じさせ、ここで、
コンタクトホール(CT2)の抵抗を低下させること
で、ソース領域(11S)と表示電極(18)を接続す
るコンタクトホール(CT2,CT3)の直列合成抵抗
を低くしている。これにより、従来のように、ソース領
域(101S)とソース電極(106)を接続するコン
タクトホール(CT8)とソース電極(106)と表示
電極(108)を接続するコンタクホール(CT9)の
形成位置を別にして、各コンタクトホール(CT8,C
T9)を浅くすることで、コンタクト抵抗を下げて直列
合成抵抗を低くした場合と同等に、ソース領域(11
S)と表示電極(18)との良好なコンタクトが得られ
る。
3)部の拡大断面図を、より実物に忠実な比率をもって
示す。コンタクトホール(CT2)とコンタクトホール
(CT3)は平面的に同じ位置に形成されている。この
ため、両方のコンタクトホール(CT2)(CT3)を
共通に接続するソース電極(16)の面積を小さくする
ことができ、有効表示領域の損失が最小限に抑えられ、
開口率が向上する。また、ソース電極(16)上のコン
タクトホール(CT3)の径ct3は、コンタクトホー
ル(CT2)の径ct2よりも大きく、表示電極(1
8)のITO膜は、膜厚が薄いが、図中の太線CTAで
示す段差部の比較的浅い領域において、ソース電極(1
6)との良好なコンタクトを取ることができる。即ち、
コンタクトホール(CT3)は浅いため、図中の太線C
TBで示す側壁においてITO膜が薄くなって抵抗が増
大したり、膜が切れたりすることが無くなる。また、ソ
ース電極(16)は、膜厚が厚く、かつ、Alなどの低
抵抗金属を主成分としているので、径の大きさや深さに
あまり依存することなくコンタクトホール(CT2)に
おいてソース領域(11S)との良好なコンタクトが取
られる。また、コンタクトホール(CT2)部でより深
くなった部分において、表示電極(18)のITO膜が
薄くなったり切れたりしても、あまり悪影響は無い。即
ち、本発明では、比較的コンタクト抵抗への影響が小さ
いコンタクトホール(CT2)の径を小さくし、かつ、
コンタクトホール(CT3)の径をこれよりも大きくす
ることで、図の段差部(CTA)を生じさせ、ここで、
コンタクトホール(CT2)の抵抗を低下させること
で、ソース領域(11S)と表示電極(18)を接続す
るコンタクトホール(CT2,CT3)の直列合成抵抗
を低くしている。これにより、従来のように、ソース領
域(101S)とソース電極(106)を接続するコン
タクトホール(CT8)とソース電極(106)と表示
電極(108)を接続するコンタクホール(CT9)の
形成位置を別にして、各コンタクトホール(CT8,C
T9)を浅くすることで、コンタクト抵抗を下げて直列
合成抵抗を低くした場合と同等に、ソース領域(11
S)と表示電極(18)との良好なコンタクトが得られ
る。
【0019】図4に、このような構造のコンタクトホー
ル(CT2,CT3)について、径とコンタクト抵抗と
の関係を示した。図中サンプルAは、コンタクトホール
(CT2)の径ct2が2μm角で、コンタクトホール
(CT3)の径ct3が4μm角の場合、サンプルB
は、コンタクトホール(CT2)の径ct2が2μm角
で、コンタクトホール(CT3)の径ct3が5μm角
の場合、サンプルCは、コンタクトホール(CT2)の
径ct2が2μm角、コンタクトホール(CT3)の径
ct3が4×5μm角の場合、サンプルDは、コンタク
トホール(CT2)の径ct2が2μm角、コンタクト
ホール(CT3)の径ct3が4×6μm角の場合の、
ソース領域(11S)と表示電極(18)とのコンタク
ト抵抗を測定した結果である。また、同図には、比較例
として、第11図に示された従来のコンタクトホール
(CT8,CT9)について、径とコンタクト抵抗の関
係を示した。サンプルHは、コンタクトホール(CT
8)の径が2×3μm角の時のソース領域(11S)と
ソース電極(16)とのコンタクト抵抗であり、サンプ
ルIは、コンタクトホール(CT9)の径が4×3μm
角の時のソース電極(16)と表示電極(18)とのコ
ンタクト抵抗である。従来構造におけるソース領域(1
1S)と表示電極(18)とのコンタクト抵抗は、サン
プルHとサンプルIとの合計値に相当する。図より、本
発明のコンタクトホール(CT2,CT3)の構造で
は、従来と比較しても、コンタクト抵抗の大きな増大は
無く、表示への悪影響は確認されなかった。即ち、本発
明のように、下側のコンタクトホール(CT2)よりも
上側のコンタクトホール(CT3)の径を大きくするこ
とにより、コンタクトホール(CT2,CT3)の抵抗
の合計値は、従来のコンタクトホール(CT8,CT
9)の抵抗の合計値と同じくらい低くすることができ
る。そして、本発明では、コンタクトホール(CT2,
CT3)は同じ位置に形成できるため、両方のコンタク
トホール(CT2)(CT3)間に介在するソース電極
(16)の形成面積を最小限に抑えることができ、ソー
ス電極(16)による有効表示領域の損失が低減され、
開口率が向上する。
ル(CT2,CT3)について、径とコンタクト抵抗と
の関係を示した。図中サンプルAは、コンタクトホール
(CT2)の径ct2が2μm角で、コンタクトホール
(CT3)の径ct3が4μm角の場合、サンプルB
は、コンタクトホール(CT2)の径ct2が2μm角
で、コンタクトホール(CT3)の径ct3が5μm角
の場合、サンプルCは、コンタクトホール(CT2)の
径ct2が2μm角、コンタクトホール(CT3)の径
ct3が4×5μm角の場合、サンプルDは、コンタク
トホール(CT2)の径ct2が2μm角、コンタクト
ホール(CT3)の径ct3が4×6μm角の場合の、
ソース領域(11S)と表示電極(18)とのコンタク
ト抵抗を測定した結果である。また、同図には、比較例
として、第11図に示された従来のコンタクトホール
(CT8,CT9)について、径とコンタクト抵抗の関
係を示した。サンプルHは、コンタクトホール(CT
8)の径が2×3μm角の時のソース領域(11S)と
ソース電極(16)とのコンタクト抵抗であり、サンプ
ルIは、コンタクトホール(CT9)の径が4×3μm
角の時のソース電極(16)と表示電極(18)とのコ
ンタクト抵抗である。従来構造におけるソース領域(1
1S)と表示電極(18)とのコンタクト抵抗は、サン
プルHとサンプルIとの合計値に相当する。図より、本
発明のコンタクトホール(CT2,CT3)の構造で
は、従来と比較しても、コンタクト抵抗の大きな増大は
無く、表示への悪影響は確認されなかった。即ち、本発
明のように、下側のコンタクトホール(CT2)よりも
上側のコンタクトホール(CT3)の径を大きくするこ
とにより、コンタクトホール(CT2,CT3)の抵抗
の合計値は、従来のコンタクトホール(CT8,CT
9)の抵抗の合計値と同じくらい低くすることができ
る。そして、本発明では、コンタクトホール(CT2,
CT3)は同じ位置に形成できるため、両方のコンタク
トホール(CT2)(CT3)間に介在するソース電極
(16)の形成面積を最小限に抑えることができ、ソー
ス電極(16)による有効表示領域の損失が低減され、
開口率が向上する。
【0020】図5は本発明の第2の実施形態にかかる液
晶表示装置の単位画素部の平面図であり、図6はそのB
−B線に沿った断面図である。多結晶シリコン(p−S
i)(11)がTFT部に島状に形成されるとともに、
これと一体で画素部周縁部にも形成されて、第1の補助
容量電極(11C)となっている。これらp−Si(1
1)島層及び第1の補助容量電極(11C)上にはゲー
ト絶縁膜(12)が被覆されている。ゲート絶縁膜(1
2)上にはゲートライン(13L)が形成され、ゲート
絶縁膜(12)上のp−Si(11)島層に対応する領
域には、ゲートライン(13L)と一体のゲート電極
(13G)が配され、このゲート電極(13G)をマス
クとしたセルフアライン関係をもってp−Si(11)
中央部にp型のチャンネル領域(11N)、チャンネル
領域(11N)の両側にはそれぞれn型の低濃度のLD
領域(11L)を挟んでn型の高濃度のソース及びドレ
イン領域(11S,11D)が形成されている。ゲート
ライン(13L)は下層がポリシリコン、上層がタング
ステンなどのシリサイドの積層構造からなるポリサイド
層により形成され、ゲート電極(13G)は、ゲートラ
イン(13L)の延長方向から突出された形状でゲート
ライン(13L)と同一層により形成されている。ま
た、ゲート絶縁膜(12)上の、第1の補助容量電極
(11C)に対応する領域には、ゲートライン(13
L)及びゲート電極(13G)と同じポリサイド層から
なる第2の補助容量電極(13C)が形成され、電荷保
持用の補助容量を構成している。これらゲート電極(1
3G)、ゲートライン(13L)及び第2の補助容量電
極(13C)を覆う全面には、SiO2/BPSG/S
iO2の平坦化絶縁層からなる第1の層間絶縁膜(1
4)が形成されている。ドレイン領域(11D)及びソ
ース領域(11S)上の第1の層間絶縁膜(14)とゲ
ート絶縁膜(12)にはそれぞれコンタクトホール(C
T4,CT5)が開口されている。第1の層間絶縁膜
(14)上にはドレイン電極(15)が形成され、コン
タクトホール(CT4)を介してドレイン領域(11
D)に接続されている。このドレイン電極(15)を覆
う全面には、SiO2/SOG/SiO2の平坦化絶縁膜
からなる第2の層間絶縁膜(17)が形成されている。
ソース領域(11S)上のコンタクトホール(CT5)
内には第2の層間絶縁膜(17)が埋め込まれ、このコ
ンタクトホール(CT5)内の第2の層間絶縁膜(1
7)中には、コンタクトホール(CT5)よりも径の小
さいコンタクトホール(CT6)が開口されている。第
2の層間絶縁膜(17)上には、ITOからなる表示電
極(18)が形成され、コンタクトホール(CT6)を
介してソース領域(11S)に接続されている。
晶表示装置の単位画素部の平面図であり、図6はそのB
−B線に沿った断面図である。多結晶シリコン(p−S
i)(11)がTFT部に島状に形成されるとともに、
これと一体で画素部周縁部にも形成されて、第1の補助
容量電極(11C)となっている。これらp−Si(1
1)島層及び第1の補助容量電極(11C)上にはゲー
ト絶縁膜(12)が被覆されている。ゲート絶縁膜(1
2)上にはゲートライン(13L)が形成され、ゲート
絶縁膜(12)上のp−Si(11)島層に対応する領
域には、ゲートライン(13L)と一体のゲート電極
(13G)が配され、このゲート電極(13G)をマス
クとしたセルフアライン関係をもってp−Si(11)
中央部にp型のチャンネル領域(11N)、チャンネル
領域(11N)の両側にはそれぞれn型の低濃度のLD
領域(11L)を挟んでn型の高濃度のソース及びドレ
イン領域(11S,11D)が形成されている。ゲート
ライン(13L)は下層がポリシリコン、上層がタング
ステンなどのシリサイドの積層構造からなるポリサイド
層により形成され、ゲート電極(13G)は、ゲートラ
イン(13L)の延長方向から突出された形状でゲート
ライン(13L)と同一層により形成されている。ま
た、ゲート絶縁膜(12)上の、第1の補助容量電極
(11C)に対応する領域には、ゲートライン(13
L)及びゲート電極(13G)と同じポリサイド層から
なる第2の補助容量電極(13C)が形成され、電荷保
持用の補助容量を構成している。これらゲート電極(1
3G)、ゲートライン(13L)及び第2の補助容量電
極(13C)を覆う全面には、SiO2/BPSG/S
iO2の平坦化絶縁層からなる第1の層間絶縁膜(1
4)が形成されている。ドレイン領域(11D)及びソ
ース領域(11S)上の第1の層間絶縁膜(14)とゲ
ート絶縁膜(12)にはそれぞれコンタクトホール(C
T4,CT5)が開口されている。第1の層間絶縁膜
(14)上にはドレイン電極(15)が形成され、コン
タクトホール(CT4)を介してドレイン領域(11
D)に接続されている。このドレイン電極(15)を覆
う全面には、SiO2/SOG/SiO2の平坦化絶縁膜
からなる第2の層間絶縁膜(17)が形成されている。
ソース領域(11S)上のコンタクトホール(CT5)
内には第2の層間絶縁膜(17)が埋め込まれ、このコ
ンタクトホール(CT5)内の第2の層間絶縁膜(1
7)中には、コンタクトホール(CT5)よりも径の小
さいコンタクトホール(CT6)が開口されている。第
2の層間絶縁膜(17)上には、ITOからなる表示電
極(18)が形成され、コンタクトホール(CT6)を
介してソース領域(11S)に接続されている。
【0021】次に、図5及び図6に示した液晶表示装置
の製造方法を説明する。まず、耐熱性の石英からなる基
板(10)上に、ジシランSi2H6を材料ガスとしてア
モルファスシリコン(a−Si)を積層する。このa−
Siを600℃の固相成長法、あるいは、1050℃の
O2アニールにより多結晶化し、ポリシリコン(p−S
i)(11)とする。これを、反応性イオンエッチ、即
ち、RIE(reactiveion etch)によりエッチングして
TFT部の島状層及び第1の補助容量電極(11C)を
形成する。これにボロンなどのp型不純物のイオン注入
を行い、低濃度にドーピングした後、更に、880℃の
減圧CVDにより、SiO2のゲート絶縁膜(12)を
形成し、高温アニールを行う。TFT部上にレジストを
被覆して、燐などのn型不純物のイオン注入を行い、第
1の補助容量電極(11C)を低抵抗化する。この上
に、SiH4を材料ガスとした670℃の高温CVDに
よりp−Siを積層して、POCl3拡散により燐をド
ーピングして低抵抗化した後、タングステンシリサイド
WSiをスパッタリングする。これらp−SiとWSi
をRIEによりエッチングして、ゲート電極(13G)
とゲートライン(13L)及び第2の補助容量電極(1
3C)を形成する。このゲート電極(13G)をマスク
に燐の第1回のイオン注入を低ドーズ量で行うことによ
り、ソース及びドレイン領域(11S,11D)とLD
領域(11L)となる領域を低濃度にドーピングすると
ともに、ゲート電極(13G)の直下にはp型のチャン
ネル領域(11N)を残す。続いて、ゲート電極(13
G)よりもサイズの大きなレジストを被覆し、これをマ
スクに燐の第2回のイオン注入を高ドーズ量で行う。こ
れにより、チャンネル領域(11N)の両側に低濃度の
LD領域(11N)を挟んで高濃度のソース及びドレイ
ン領域(11S,11D)が形成される。次に、平坦化
された第1の層間絶縁膜(14)として、まず、CVD
によりSiO2を1000Å、及び、BPSG、即ち、
ボロンと燐を含んだSiO2を5000Å成膜し、90
0℃で加熱することにより、BPSGを平坦化した後、
更に、SiO2を3200Åを成膜する。そして、RI
Eにより、ドレイン領域(11D)及びソース領域(1
1S)上の第1の層間絶縁膜(14)及びゲート絶縁膜
(12)を除去して、コンタクトホール(CT4,CT
5)を形成する。この時、コンタクトホール(CT5)
は、従来よりも径が大きく、5μm程度としている。そ
して、ドレイン電極材料としてTi/AlSiの2層メ
タルをスパッタリングにより、7000Å程度積層す
る。これをRIEによりエッチングして、コンタクトホ
ール(CT4)を介してドレイン領域(11D)に接続
するドレイン電極(15)を形成する。ドレイン電極
(15)を覆う全面には、第2の層間絶縁膜(17)と
して、CVDによりSiO2膜を2000Å、平坦化の
ためのSOG膜を6000Å、更に、CVDによりSi
O2膜を3000Åに厚さに形成している。この時、コ
ンタクトホール(CT5)中に第2の層間絶縁膜(1
7)が埋め込まれ、段差が緩和される。そして、RIE
によりソース領域(11S)上のコンタクトホール(C
T5)内の第2の層間絶縁膜(17)を除去し、コンタ
クトホール(CT6)を形成する。そして、ITOのス
パッタリングとRIEにより、コンタクトホール(CT
6)を介してソース領域(11S)に接続する表示電極
(18)を形成する。
の製造方法を説明する。まず、耐熱性の石英からなる基
板(10)上に、ジシランSi2H6を材料ガスとしてア
モルファスシリコン(a−Si)を積層する。このa−
Siを600℃の固相成長法、あるいは、1050℃の
O2アニールにより多結晶化し、ポリシリコン(p−S
i)(11)とする。これを、反応性イオンエッチ、即
ち、RIE(reactiveion etch)によりエッチングして
TFT部の島状層及び第1の補助容量電極(11C)を
形成する。これにボロンなどのp型不純物のイオン注入
を行い、低濃度にドーピングした後、更に、880℃の
減圧CVDにより、SiO2のゲート絶縁膜(12)を
形成し、高温アニールを行う。TFT部上にレジストを
被覆して、燐などのn型不純物のイオン注入を行い、第
1の補助容量電極(11C)を低抵抗化する。この上
に、SiH4を材料ガスとした670℃の高温CVDに
よりp−Siを積層して、POCl3拡散により燐をド
ーピングして低抵抗化した後、タングステンシリサイド
WSiをスパッタリングする。これらp−SiとWSi
をRIEによりエッチングして、ゲート電極(13G)
とゲートライン(13L)及び第2の補助容量電極(1
3C)を形成する。このゲート電極(13G)をマスク
に燐の第1回のイオン注入を低ドーズ量で行うことによ
り、ソース及びドレイン領域(11S,11D)とLD
領域(11L)となる領域を低濃度にドーピングすると
ともに、ゲート電極(13G)の直下にはp型のチャン
ネル領域(11N)を残す。続いて、ゲート電極(13
G)よりもサイズの大きなレジストを被覆し、これをマ
スクに燐の第2回のイオン注入を高ドーズ量で行う。こ
れにより、チャンネル領域(11N)の両側に低濃度の
LD領域(11N)を挟んで高濃度のソース及びドレイ
ン領域(11S,11D)が形成される。次に、平坦化
された第1の層間絶縁膜(14)として、まず、CVD
によりSiO2を1000Å、及び、BPSG、即ち、
ボロンと燐を含んだSiO2を5000Å成膜し、90
0℃で加熱することにより、BPSGを平坦化した後、
更に、SiO2を3200Åを成膜する。そして、RI
Eにより、ドレイン領域(11D)及びソース領域(1
1S)上の第1の層間絶縁膜(14)及びゲート絶縁膜
(12)を除去して、コンタクトホール(CT4,CT
5)を形成する。この時、コンタクトホール(CT5)
は、従来よりも径が大きく、5μm程度としている。そ
して、ドレイン電極材料としてTi/AlSiの2層メ
タルをスパッタリングにより、7000Å程度積層す
る。これをRIEによりエッチングして、コンタクトホ
ール(CT4)を介してドレイン領域(11D)に接続
するドレイン電極(15)を形成する。ドレイン電極
(15)を覆う全面には、第2の層間絶縁膜(17)と
して、CVDによりSiO2膜を2000Å、平坦化の
ためのSOG膜を6000Å、更に、CVDによりSi
O2膜を3000Åに厚さに形成している。この時、コ
ンタクトホール(CT5)中に第2の層間絶縁膜(1
7)が埋め込まれ、段差が緩和される。そして、RIE
によりソース領域(11S)上のコンタクトホール(C
T5)内の第2の層間絶縁膜(17)を除去し、コンタ
クトホール(CT6)を形成する。そして、ITOのス
パッタリングとRIEにより、コンタクトホール(CT
6)を介してソース領域(11S)に接続する表示電極
(18)を形成する。
【0022】図7に、このようなコンタクトホール(C
T5,CT6)部の拡大断面図を、より実物の形状に忠
実な比率をもって示す。コンタクトホール(CT6)
は、その径ct6がコンタクトホール(CT5)の径c
t5よりも小さく、かつ、コンタクトホール(CT5)
内部に形成され、表示電極(18)のITO膜をソース
領域(11S)に接続している。即ち、ソース領域(1
1S)上においてより径の大きなコンタクトホール(C
T5)が開口され、このコンタクトホール(CT5)を
埋めるようにして積層された第2の層間絶縁膜(17)
中にコンタクトホール(CT6)が形成されている。第
2の層間絶縁膜(17)は、SOGなどの平坦化膜を主
体として形成されており、コンタクトホール(CT5)
を十分に大きくすることで、コンタクトホール(CT
5)領域において、第2の層間絶縁膜(17)が図中の
太線CTBで示す滑らかな傾斜をもって窪む。このた
め、コンタクトホール(CT5)内の第2の層間絶縁膜
(17)中に形成されたコンタクトホール(CT6)が
浅くなり、図中の太線CTAで示す側壁において、IT
O膜が薄くなりすぎたり、切れたりしてコンタクト抵抗
が増大するのが防がれる。かつ、太線CTBで示す傾斜
部は、SOGなどの平坦化膜の表面により形成されてい
るため、緩やかであり、ここにおいてもITO膜が薄く
なることが無く、コンタクト抵抗を上昇させることはな
い。更に、コンタクトホール(CT6)の側壁(CT
A)及び傾斜部(CTB)は、第2の層間絶縁膜(1
7)の単層により形成されることも、コンタクト抵抗の
低下を助ける。即ち、ゲート絶縁膜(12)、第1の層
間絶縁膜(14)及び第2の層間絶縁膜(17)を一度
にエッチングすることにより形成されるコンタクホール
は、各膜におけるエッチング特性の違いから、側壁に段
差が生じやすく、特に、これら膜のうち、下層の膜が上
層の膜よりもエッチングレートが大きくなる部分がある
と、ここにおいてコンタクトホールが下に向かって広が
った部分が生じ、コンタクトメタルの膜が切れるなどの
問題が極めて起こりやすい。本発明では、このような問
題が生じるのも防がれる。図8に、このようなコンタク
トホール(CT5,CT6)の構造における径とコンタ
クト抵抗との関係を示す。図中サンプルEは、コンタク
トホール(CT5)の径ct5が5μm角で、コンタク
トホール(CT6)の径ct6が2μm角の場合、サン
プルFは、コンタクトホール(CT5)の径ct5が5
μm角で、コンタクトホール(CT6)の径ct6が
2.5μm角の場合、サンプルGは、コンタクトホール
(CT5)の径ct5が5.5μm角、コンタクトホー
ル(CT6)の径ct6が2.5μm角の各場合につい
て、ソース領域(11S)と表示電極(18)とのコン
タクト抵抗を測定結果である。また、同図には、比較例
として、図4と同様、従来のコンタクトホール(CT
8,CT9)についての各径とコンタクト抵抗との関係
を、各々サンプルHとサンプルIについて示した。図か
ら分かるように、本実施形態のコンタクトホール(CT
5,CT6)のコンタクト抵抗は、従来と比べても、大
きくは増大してはおらず、表示への悪影響は確認されな
かった。これは、コンタクトホールが深くなると、コン
タクトホール内のコンタクトメタルが薄くなり、コンタ
クト抵抗を増大させる原因になるが、本発明の如く、コ
ンタクトホール(CT5)内に、平坦化作用のある第2
の層間絶縁膜(17)を埋め込ませることで、コンタク
トホール(CT6)内において浅くなった部分にコンタ
クホール(CT5)を形成することで、コンタクト抵抗
を低下させることができる。このため、コンタクト用の
ソース電極を省略しても、良好なコンタクトが得られる
ので、ソース電極による有効表示領域の損失が無くさ
れ、開口率が向上する。
T5,CT6)部の拡大断面図を、より実物の形状に忠
実な比率をもって示す。コンタクトホール(CT6)
は、その径ct6がコンタクトホール(CT5)の径c
t5よりも小さく、かつ、コンタクトホール(CT5)
内部に形成され、表示電極(18)のITO膜をソース
領域(11S)に接続している。即ち、ソース領域(1
1S)上においてより径の大きなコンタクトホール(C
T5)が開口され、このコンタクトホール(CT5)を
埋めるようにして積層された第2の層間絶縁膜(17)
中にコンタクトホール(CT6)が形成されている。第
2の層間絶縁膜(17)は、SOGなどの平坦化膜を主
体として形成されており、コンタクトホール(CT5)
を十分に大きくすることで、コンタクトホール(CT
5)領域において、第2の層間絶縁膜(17)が図中の
太線CTBで示す滑らかな傾斜をもって窪む。このた
め、コンタクトホール(CT5)内の第2の層間絶縁膜
(17)中に形成されたコンタクトホール(CT6)が
浅くなり、図中の太線CTAで示す側壁において、IT
O膜が薄くなりすぎたり、切れたりしてコンタクト抵抗
が増大するのが防がれる。かつ、太線CTBで示す傾斜
部は、SOGなどの平坦化膜の表面により形成されてい
るため、緩やかであり、ここにおいてもITO膜が薄く
なることが無く、コンタクト抵抗を上昇させることはな
い。更に、コンタクトホール(CT6)の側壁(CT
A)及び傾斜部(CTB)は、第2の層間絶縁膜(1
7)の単層により形成されることも、コンタクト抵抗の
低下を助ける。即ち、ゲート絶縁膜(12)、第1の層
間絶縁膜(14)及び第2の層間絶縁膜(17)を一度
にエッチングすることにより形成されるコンタクホール
は、各膜におけるエッチング特性の違いから、側壁に段
差が生じやすく、特に、これら膜のうち、下層の膜が上
層の膜よりもエッチングレートが大きくなる部分がある
と、ここにおいてコンタクトホールが下に向かって広が
った部分が生じ、コンタクトメタルの膜が切れるなどの
問題が極めて起こりやすい。本発明では、このような問
題が生じるのも防がれる。図8に、このようなコンタク
トホール(CT5,CT6)の構造における径とコンタ
クト抵抗との関係を示す。図中サンプルEは、コンタク
トホール(CT5)の径ct5が5μm角で、コンタク
トホール(CT6)の径ct6が2μm角の場合、サン
プルFは、コンタクトホール(CT5)の径ct5が5
μm角で、コンタクトホール(CT6)の径ct6が
2.5μm角の場合、サンプルGは、コンタクトホール
(CT5)の径ct5が5.5μm角、コンタクトホー
ル(CT6)の径ct6が2.5μm角の各場合につい
て、ソース領域(11S)と表示電極(18)とのコン
タクト抵抗を測定結果である。また、同図には、比較例
として、図4と同様、従来のコンタクトホール(CT
8,CT9)についての各径とコンタクト抵抗との関係
を、各々サンプルHとサンプルIについて示した。図か
ら分かるように、本実施形態のコンタクトホール(CT
5,CT6)のコンタクト抵抗は、従来と比べても、大
きくは増大してはおらず、表示への悪影響は確認されな
かった。これは、コンタクトホールが深くなると、コン
タクトホール内のコンタクトメタルが薄くなり、コンタ
クト抵抗を増大させる原因になるが、本発明の如く、コ
ンタクトホール(CT5)内に、平坦化作用のある第2
の層間絶縁膜(17)を埋め込ませることで、コンタク
トホール(CT6)内において浅くなった部分にコンタ
クホール(CT5)を形成することで、コンタクト抵抗
を低下させることができる。このため、コンタクト用の
ソース電極を省略しても、良好なコンタクトが得られる
ので、ソース電極による有効表示領域の損失が無くさ
れ、開口率が向上する。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
より、p−SiTFTのソース領域と表示電極を接続す
るコンタクトホール部において、ソース領域と表示電極
との間に介在されるソース電極の形成面積を小さくこと
ができるため、遮光性メタルからなるソース電極による
有効表示領域の損失が最小限に抑えられ、開口率が向上
する。
より、p−SiTFTのソース領域と表示電極を接続す
るコンタクトホール部において、ソース領域と表示電極
との間に介在されるソース電極の形成面積を小さくこと
ができるため、遮光性メタルからなるソース電極による
有効表示領域の損失が最小限に抑えられ、開口率が向上
する。
【0024】また、本発明により、ソース領域と表示電
極の間に遮光性メタルからなるソース電極を介在させる
必要が無くなり、コンタクト部の遮光性メタル電極の介
在が不要になり、有効表示領域の損失が無くされ、開口
率がいっそう上昇する。
極の間に遮光性メタルからなるソース電極を介在させる
必要が無くなり、コンタクト部の遮光性メタル電極の介
在が不要になり、有効表示領域の損失が無くされ、開口
率がいっそう上昇する。
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる液晶表示装置
の単位画素部の平面図である。
の単位画素部の平面図である。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態のコンタクトホール部
の拡大断面図である。
の拡大断面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態にかかるコンタクトホ
ールの径と抵抗との関係図である。
ールの径と抵抗との関係図である。
【図5】本発明の第2の実施形態にかかる液晶表示装置
の単位画素部の平面図である。
の単位画素部の平面図である。
【図6】図5のB−B線に沿った断面図である。
【図7】本発明の第2の実施形態のコンタクトホールの
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図8】本発明の第2の実施形態にかかるコンタクトホ
ールの径と抵抗との関係図である。
ールの径と抵抗との関係図である。
【図9】液晶表示装置の構成図である。
【図10】従来の液晶表示装置の単位画素部の平面図で
ある。
ある。
【図11】図10のC−C線に沿った断面図である。
【図12】従来のコンタクトホールの径と抵抗との関係
図である。
図である。
10 基板 11 p−Si 12 ゲート絶縁膜 13 ゲート配線 14 第1の層間絶縁膜 15 ドレイン電極 16 ソース電極 17 第2の層間絶縁膜 18 表示電極 CT1,CT2,CT3,CT4,CT5,CT6 コ
ンタクトホール
ンタクトホール
Claims (4)
- 【請求項1】 基板上に形成された第1導電膜と、前記
第1導電膜上に形成された第1の層間絶縁膜と、前記第
1の層間絶縁膜上に形成された第2の層間絶縁膜と、前
記第2の層間絶縁膜上に形成された第2導電膜とを有
し、前記第1の導電膜と前記第2導電膜が、前記第1の
層間絶縁膜中に開口された第1のコンタクトホール及び
前記第2の層間絶縁膜中に開口された第2のコンタクト
ホールを介して電気的に接続されてなる半導体装置にお
いて、 前記第1のコンタクトホールは、前記第2のコンタクト
ホールよりも径が大きく、前記第2のコンタクトホール
は前記第1のコンタクトホール内に埋め込まれた第2の
層間絶縁膜中に開口され、前記第2導電膜は実質的に前
記第2のコンタクトホールを介して前記第1導電膜に接
続されていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 基板上に島状に形成され第1導電型不純
物を含有するか、または、不純物を含有しないチャンネ
ル領域と、該チャンネル領域の両側に第2導電型不純物
を含有したソース及びドレイン領域とを含む多結晶半導
体島層と、ゲート絶縁膜を挟んで前記チャンネル領域に
対向配置されたゲート電極と、該ゲート電極を覆う第1
の層間絶縁膜と、前記ドレイン領域上の前記ゲート絶縁
膜中及び前記第1の層間絶縁膜中に開口された第1のコ
ンタクトホ−ルと、前記ソース領域上の前記ゲート絶縁
膜中及び前記第1の層間絶縁膜中に開口された第2のコ
ンタクトホールと、前記第1の層間絶縁膜上に設けられ
前記第1のコンタクトホールを介して、前記ドレイン領
域に接続するドレイン電極と、前記ドレイン電極を覆う
第2の層間絶縁膜と、前記ソース領域上の前記第2の層
間絶縁膜中に開口され前記第2のコンタクトホールと連
続する第3のコンタクトホールと、前記第2の層間絶縁
膜上に形成され前記第2のコンタクトホールと前記第3
のコンタクトホールを介して前記ソース領域に接続する
液晶駆動用の表示電極と、を有する結晶表示装置におい
て、 前記第2のコンタクトホールは、前記第3のコンタクト
ホールよりも径が大きく、前記第3のコンタクトホール
は前記第2のコンタクトホール内に埋め込まれた第2の
層間絶縁膜中に開口され、前記表示電極は実質的に前記
第3のコンタクトホールを介して前記ソース領域に接続
されていることを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項3】 基板上に形成された第1導電膜と、前記
第1導電膜上に形成された第1の層間絶縁膜と、前記第
1の層間絶縁膜上に形成され前記第1の層間絶縁膜中に
開口された第1のコンタクトホールを介して前記第1導
電膜に電気的に接続された第2導電膜と、前記第2導電
膜上に形成された第2の層間絶縁膜と、前記第2の層間
絶縁膜上に形成され前記第2の層間絶縁膜中に開口され
た第2のコンタクトホールを介して前記第2導電膜に電
気的に接続された第3導電膜とからなる半導体装置にお
いて、 前記第1のコンタクトホールは、前記第2のコンタクト
ホールよりも径が小さく、前記第2のコンタクトホール
は前記第1のコンタクトホールの直上位置に形成されて
いることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項4】 基板上に島状に形成され第1導電型不純
物を含有するか、または、不純物を含有しないチャンネ
ル領域と、該チャンネル領域の両側に第2導電型不純物
を含有したソース及びドレイン領域とを含む多結晶半導
体島層と、該多結晶半導体島層を覆うゲート絶縁膜と、
該ゲート絶縁膜を挟んで前記チャンネル領域の上方に形
成されたゲート電極と、該ゲート電極を覆う第1の層間
絶縁膜と、前記ドレイン領域上の前記ゲート絶縁膜中及
び前記第1の層間絶縁膜中に開口された第1のコンタク
トホールと、前記ソース領域上の前記ゲート絶縁膜中及
び前記第1の層間絶縁膜中に開口された第2のコンタク
トホールと、前記第1の層間絶縁膜上に設けられ前記第
1のコンタクトホールを介して、前記ドレイン領域に接
続するドレイン電極と、前記第1の層間絶縁膜上に設け
られ前記第2のコンタクトホールを介して前記ソース領
域に接続するソース電極と、前記ソース電極及び前記ド
レイン電極を覆う第2の層間絶縁膜と、前記ソース電極
上の前記第2の層間絶縁膜中に開口された第3のコンタ
クトホールと、前記第2の層間絶縁膜上に設けられ前記
第3のコンタクトホールを介して前記ソース電極に接続
する液晶駆動用の表示電極と、を有する液晶表示装置に
おいて、 前記第2のコンタクトホールは、前記第3のコンタクト
ホールよりも径が小さく、前記第3のコンタクトホール
は前記第2のコンタクトホールの直上位置に形成されて
いることを特徴とする液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30764295A JPH09146118A (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 半導体装置及び液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30764295A JPH09146118A (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 半導体装置及び液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09146118A true JPH09146118A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=17971505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30764295A Pending JPH09146118A (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 半導体装置及び液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09146118A (ja) |
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