JPH09146059A - 偏光板の貼付装置および該装置を用いた偏光板の貼付方法 - Google Patents

偏光板の貼付装置および該装置を用いた偏光板の貼付方法

Info

Publication number
JPH09146059A
JPH09146059A JP7302695A JP30269595A JPH09146059A JP H09146059 A JPH09146059 A JP H09146059A JP 7302695 A JP7302695 A JP 7302695A JP 30269595 A JP30269595 A JP 30269595A JP H09146059 A JPH09146059 A JP H09146059A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polarizing plate
sticking
liquid crystal
crystal panel
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7302695A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Teramoto
賢司 寺本
Tooru Kokogawa
徹 爰河
Hitoshi Morishita
均 森下
Tetsuya Matsuura
哲也 松浦
Osamu Hayashi
修 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advanced Display Inc
Original Assignee
Advanced Display Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Advanced Display Inc filed Critical Advanced Display Inc
Priority to JP7302695A priority Critical patent/JPH09146059A/ja
Publication of JPH09146059A publication Critical patent/JPH09146059A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏光板と液晶パネルとの隙間に気泡を混入さ
せることなく、偏光板の貼付作業をすることができ、し
かも、機構が簡単であるとともに量産性を損なわない、
偏光板の貼付装置および貼付方法を提供することを目的
とする。 【解決手段】 (a)液晶パネル2を固定するとともに
水平方向に移動可能な基台6と、(b)該基台6に対し
て上方に離間して配設され、真空吸着用の吸着孔7aが
下向きに形成された、偏光板1を保持するための支持体
7と、(c)該支持体7の前方側に配設された、前記偏
光板1を液晶パネル2に貼付するための貼付用ローラ3
と、(d)その吹出口が前記貼付用ローラ3の後方側側
面に対向するように開口されてなるノズル8からなるこ
とを特徴とする偏光板の貼付装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は偏光板の貼付装置お
よび該装置を用いた偏光板の貼付方法に関する。さらに
詳しくは偏光板を液晶パネルに貼り付けるときに偏光板
と液晶パネルとの隙間に気泡が混入するのを防止するこ
とができる偏光板の貼付装置および該装置を用いた偏光
板の貼付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なTN方式などの液晶パネルの前
後両面には、液晶パネルを透過する透過光の振動方向を
限定するための偏光板がそれぞれ設けられている。
【0003】図8は偏光板の構造を示す断面図であり、
1aは表面保護フィルム、1bは偏光板本体、1cは粘
着材、1dはセパレータである。
【0004】かかる偏光板を液晶パネルに貼り付けるば
あい、従来より、たとえば図9に示されるような貼付装
置(特開昭63−223618号参照)が使用されてい
る。
【0005】この貼付装置は、偏光板1を液晶パネル2
に貼り付けるためのローラ21と、偏光板1の先端を保
持するための取っ手の役目を果たす粘着材付薄板22
と、偏光板1の先端を持ち上げるために粘着材付薄板2
2に連結されてなるばね23と、液晶パネル2を保持す
るための基台24とから構成されている。
【0006】つぎに従来の偏光板の貼付け方法について
説明する。
【0007】まず、セパレータ1dを剥がさずに、偏光
板1を液晶パネル2に対して一体に重なるように、位置
合わせを行なう。ついで、偏光板1全面のセパレータ1
dを剥離して粘着材1cを露出させる。そののち、図9
のように、偏光板1を、ばね23によって先端が持ち上
げられた粘着材付薄板22に一時的に貼り付ける。その
のち、偏光板1と液晶パネル2の先端とを位置合わせを
行ない、その貼り合わせ開始部Sをローラ21で軽く押
さえ、基台24および粘着材付薄板22を矢印Aの方向
に沿って移動させる。これにより、偏光板1を液晶パネ
ル2表面の所定の領域全体に貼り付けることができる。
【0008】また、他の貼付装置として、前記粘着材付
薄板22を有する貼付装置のほかにも、真空吸着を行な
うための吸着パットを有するもの(特開昭62−662
27号参照)、または偏光板の上面から高圧エアを吹き
付けて小型の液晶セルに貼り付けるもの(特開昭62−
297815号)などがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の貼付装
置では、偏光板の貼付完了直前において、偏光板自体の
弾性のために偏光板の終端部Eが粘着材付薄板22の表
面から剥離して跳ね上がることがある。そのため、偏光
板の終端部がローラ21に接触する以前に液晶パネルに
接触してしまい、偏光板と液晶パネルとの隙間に気泡が
混入するという不具合が生じる。また、その他の従来の
貼付装置についても気泡の混入が生じている。したがっ
て、これら従来の貼付装置では、かかる気泡の混入を防
止するために、偏光板を保持する粘着材付薄板22など
とは別に、偏光板の終端部Eを貼付完了直前まで保持す
るために複雑な機構を必要としている。
【0010】しかも、前記粘着材付薄板22を有する貼
付装置のばあい、作業者の手作業によって、偏光板を1
枚ごとに粘着材付薄板22へ貼付、ばあいによっては除
去する必要があり、量産装置に適用することが困難であ
るなどの問題がある。
【0011】本発明は、かかる問題を解消するためにな
されたものであり、偏光板と液晶パネルとの隙間に気泡
を混入させることなく、偏光板の貼付作業をすることが
でき、しかも、機構が簡単であるとともに量産性を損な
わない、偏光板の貼付装置および貼付方法を提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1発明(請求項1)の
偏光板の貼付装置は、(a)液晶パネルを固定するとと
もに水平方向に移動可能な基台と、(b)該基台に対し
て上方に離間して配設され、真空吸着用の吸着孔が下向
きに形成された、偏光板を保持するための支持体と、
(c)該支持体の前方側に配設された、前記偏光板を液
晶パネルに貼付するための貼付用ローラと、(d)その
吹出口が前記貼付用ローラの後方側側面に対向するよう
に開口されてなるノズルからなることを特徴とする。
【0013】前記ノズルが扁平な吹出口を有する平型ノ
ズルであるのが好ましい。
【0014】前記ノズルが管状部材の側面に複数個の吹
出口が形成されてなるバー型ノズルであるのが好まし
い。
【0015】第1発明(請求項4)の偏光板の貼付方法
は、(a)液晶パネルを基台に載置し、(b)前記基台
に対して上方に離間して配設された支持体の下面に偏光
板を真空吸着せしめるとともに偏光板の始端部を貼付用
ローラによって前記液晶パネルの表面に押圧し、(c)
前記貼付用ローラの後方側から偏光板の下面へノズルの
吹出口を向けて高圧ガスを吹き付けるとともに、前記基
台および液晶パネルを貼付用ローラに対して前方へ向か
うように相対的に移動させることにより、液晶パネルの
表面に偏光板を順次貼付することを特徴とする。
【0016】第2発明(請求項5)の偏光板の貼付装置
は、(a)液晶パネルを固定するとともに水平方向に移
動可能な基台と、(b)該基台に対して上方に離間して
配設され、真空吸着用の吸着孔が下向きに形成された、
偏光板を保持するための支持体と、(c)該支持体の前
方側に配設された、前記偏光板を液晶パネルに貼付する
ための貼付用ローラと、(d)該貼付用ローラの後方側
に配設されてなる、前記偏光板の終端部を一時的に受け
るための終端部受け具からなることを特徴とする。
【0017】前記終端部受け具が少なくとも外周部分が
フッ素樹脂からなるローラであるのが好ましい。
【0018】前記終端部受け具が、台形状断面を呈する
受け体と、該受け体の外周に回転自在に巻回されてなる
ループ状のフィルムとからなるのが好ましい。
【0019】第2発明(請求項8)の偏光板の貼付方法
は、(a)液晶パネルを基台に載置し、(b)前記基台
に対して上方に離間して配設された支持体の下面に偏光
板を真空吸着せしめるとともに偏光板の始端部を貼付用
ローラによって前記液晶パネルの表面に押圧し、(c)
前記基台および液晶パネルを貼付用ローラに対して前方
へ向かうように相対的に移動させることにより、液晶パ
ネルの表面に前記偏光板を順次貼付する方法であって、
(d)前記偏光板の終端部を終端部受け具によって一時
的に受けたのち、液晶パネルに貼付することを特徴とす
る。
【0020】第3発明(請求項9)の偏光板の貼付装置
は、(a)液晶パネルを固定するとともに水平方向に移
動可能な基台と、(b)該基台に対して上方に離間して
配設され、真空吸着用の吸着孔が下向きに形成された、
偏光板を保持するための支持体と、(c)該支持体の前
方側に配設された、前記偏光板を液晶パネルに貼付する
ための貼付用ローラと、(d)前記支持体および貼付用
ローラの下面において、粘着面が下向きになり、しかも
前記貼付用ローラに対して前方へ向かうように相対的に
移動できるように配設された粘着フィルムからなること
を特徴とする。
【0021】前記粘着フィルムが有端の帯状部材であ
り、かつ粘着フィルムの前端をロール状に巻き取るため
の巻取部、および粘着フィルムの後端をロール状に設置
できる供給部を具備してなるのが好ましい。
【0022】前記粘着フィルムが無端のループ状部材で
あるとともに、前記支持体および貼付用ローラの外周全
体にわたって回転自在に巻回されてなるのが好ましい。
【0023】第3発明(請求項12)の偏光板の貼付方
法は、(a)液晶パネルを基台に載置し、(b)前記支
持体および貼付用ローラの下面において偏光板を粘着フ
ィルムに貼付せしめるとともに、偏光板の始端部を貼付
用ローラによって前記液晶パネル表面に押圧し、(c)
前記基台および液晶パネルを貼付用ローラに対して前方
へ向かうように相対的に移動させるとともに、前記粘着
フィルムを貼付用ローラに対して前方へ向かうように相
対的に移動させることにより、液晶パネルの表面に偏光
板を順次貼付することを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明にかかる偏光板の貼付装置
には、偏光板の終端部における偏光板と液晶パネルとの
隙間に入る気泡を抑制する手段として、第1発明であ
る、高圧ガスの噴射圧力により偏光板を保持させること
としたもの(請求項1)、第2発明である、偏光板の支
持体に対する吸着がはずれたのちに、一旦、終端部受け
部によって受けることとしたもの(請求項5)、第3発
明である、粘着フィルムにより偏光板を保持することと
したもの(請求項9)がある。
【0025】第1発明のガス圧方式によって偏光板を貼
付するばあい(請求項4)、偏光板は、貼付用ローラに
よって、液晶パネル上に順次貼付されるが、そのとき、
偏光板は、真空吸着によって支持体に吸着されるととも
に、貼付用ローラの後方側に設置されたノズルからのガ
ス圧によって偏光板が支持体に押し付けられている。そ
のため、偏光板が支持体の吸着エリア(吸着孔が開口し
ている領域)からはずれても、液晶パネルに偏光板が早
期に接触しないので、偏光板と液晶パネルとの隙間に気
泡が混入しない。
【0026】第2発明の偏光板受け方式によって偏光板
を貼付するばあい(請求項8)、偏光板を貼付用ローラ
の後方側に設けられた終端部受け部によって、支持体か
らはずれた偏光板を一旦、受け止めたのちに偏光板を液
晶パネルに接触させるため、液晶パネルに偏光板が早期
に接触しないので、偏光板と液晶パネルとの隙間に気泡
が混入しない。
【0027】第3発明の粘着フィルム方式によって偏光
板を貼付するばあい(請求項12)、偏光板全体を支持
体および貼付用ローラの下面において粘着フィルムに貼
り付けた状態で液晶パネルに順次貼り付けることで、粘
着フィルムが偏光板を貼付完了直前まで保持できるた
め、液晶パネルに偏光板が早期に接触しないので、偏光
板と液晶パネルとの隙間に気泡が混入しない。
【0028】つぎに、図面を参照しながら、本発明の偏
光板の貼付装置および貼付方法を詳細に説明する。図1
は本発明の第1発明であるガス圧方式を採用した偏光板
の貼付装置の一実施例を示す概略正面図、図2は図1の
ノズルの斜視拡大図、図3は第1発明の貼付装置の他の
実施例を示す斜視拡大図、図4は本発明の第2発明であ
る偏光板受け方式を採用した偏光板の貼付装置の一実施
例を示す概略正面図、図5は第2発明の貼付装置の他の
実施例を示す概略正面図、図6は本発明の第3発明であ
る粘着フィルム方式を採用した偏光板の貼付装置の一実
施例を示す概略正面図、図7は第3発明の貼付装置の他
の実施例を示す概略正面図である。
【0029】図1は本発明の第1発明におけるエア圧方
式での偏光板の貼付装置の概略正面図であり、図1にお
いて1は液晶パネルに貼り付ける偏光板、2は液晶パネ
ル、3は液晶パネルに偏光板を貼り付けるための貼付用
ローラ、6は液晶パネルを固定するとともに水平方向に
移動する可能な基台であり、該基台6の上面の適宜の位
置には液晶パネル2を固定するための吸着孔(図示せ
ず)を有している。7は基台1の上方に離間して配設さ
れた、偏光板を保持するための支持体であり、偏光板1
を落下させないための吸着孔7aを有しており、この支
持体7の前方側には貼付用ローラ3が配設されている。
8は偏光板終端部1eが貼付完了前に液晶パネル2に接
触することを防ぐために高圧ガスとして、たとえば圧搾
空気、さらに詳しくはクリーンエアー(ドライエアー)
を吹き出すノズルである。このノズル7は偏光板1のサ
イズによって複数個配置してもよい。
【0030】つぎに図1の貼付装置を用いた偏光板の貼
付方法を説明する。
【0031】なお、ここで用いられる偏光板2は図8に
示される従来より知られる構造のものであるとする。ま
ず、偏光板1のセパレータ1dを剥がさない状態で偏光
板1を支持体7に位置合わせし、そののち、偏光板1を
吸着孔7aを介して真空ポンプなどによって真空吸着さ
せる。つぎに、偏光板1のセパレータ1dを全面剥離し
粘着材1cを露出させ、支持体7を液晶パネル2に位置
決めしながら図1のように置くことにより、偏光板先端
部1fを液晶パネル2に粘着固定することとなる。この
状態で、ノズル8からエアを吹き出させたのち、基台6
を矢印Aの方向に移動させる。これにより、偏光板1は
基台6の移動に伴って液晶パネル2の表面に貼り付けら
れていき、偏光板1が支持体7の下面に沿ってスライド
していくこととなる。このとき、偏光板終端部1eが吸
着孔7aを通過した時点で支持体7から剥れて偏光板1
は液晶パネル2の表面に接触しようとするが、ノズル8
のガス圧により、偏光板1と液晶パネル2の接触が避け
られる。
【0032】この動作により、偏光板1が液晶パネル2
の表面に、気泡を混入することなく貼り付けられること
となる。
【0033】なおガス圧は、偏光板1を確実に保持しう
る程度の圧力に調整されるのが好ましい。
【0034】なお、前記実施例で説明したノズルからの
ガスをあらかじめ空気清浄機などにより洗浄されてなる
クリーン化エアにすることにより、偏光板1と液晶パネ
ル2との隙間に異物が混入することを抑制できる。
【0035】なお、前記ノズルの本体および放出口の形
状は、適宜変更しうる。たとえば、図2に示されるよう
に、吹出口を偏平な形状にした平型ノズル9とすること
で偏光板保持力をより大きくすることができる。
【0036】さらに、ノズルを図3に示すバー型ノズル
10とし、管状部材の側面に吹出口10aを複数個配置
することで複数個のノズルを1個のバーで代用でき、コ
ストを削減することができる。また、吹出口を開閉式と
することで、偏光板サイズの変更にフレキシブルに対応
できる。
【0037】図4は本発明の第2発明における偏光板受
け方式での偏光板貼付装置の概略正面図であり、図4に
おいて11は支持体7に対する真空吸着を外れた偏光板
を一時的に受けるための少なくとも外周部分がフッ素樹
脂からなる受けローラであり、延長アーム11aの先端
に回転自在に支持されている。この受けローラ11は、
偏光板1が真空吸着から外れたのちに貼付用ローラ3に
よって貼付されるまでのあいだ、偏光板1と液晶パネル
2が接触することを防止するものであり、これにより、
偏光板終端部1eにおける気泡の混入を抑制することが
できる。
【0038】なお、図4および後述する図5〜7につい
ては、図1の符号と同一の符号は、図1と同一の構成要
素を示すものとする。
【0039】つぎに図4の貼付装置を用いた偏光板の貼
付方法について説明する。まず、偏光板1のセパレータ
1dを剥がさない状態で偏光板1を支持体7に位置合わ
せし、そののち偏光板1を吸着孔7aを介して真空ポン
プなどによって真空吸着させる。つぎに、偏光板1のセ
パレータ1dを全面剥離し粘着材1cを露出させ、支持
体7を液晶パネル2に位置決めしながら図4のように置
くことにより、偏光板先端部1fを液晶パネル2に粘着
固定することとなる。この状態で基台6を矢印Aの方向
に移動させる。これにより、偏光板1は基台6の移動に
伴って液晶パネル2の表面に貼り付けられていき、偏光
板1が支持体7の表面をスライドしていくこととなる。
このとき、偏光板終端部1eが吸着孔7aを通過した時
点で支持体7から剥れて偏光板1は液晶パネル2の表面
に接触しようとする。しかし、偏光板終端部1eは、一
旦、受けローラ11に受けられることによって、液晶パ
ネル2との接触が遅くなる。
【0040】この動作により、偏光板1が液晶パネル2
の表面に、気泡を混入することなく貼り付けられる。
【0041】なお、本実施例では側面がフッ素樹脂で被
覆された受けローラ11を設置することとしたが、本発
明はこれに限定されるものではなく、偏光板1の粘着材
1cに悪影響を及ぼさないものであれば他の受けローラ
を用いてもよい。また、受けローラ11は貼付用ローラ
3に近接させるため、極力小径のものがよく、設置位置
も貼付部Pに近づける方がよい。
【0042】前記実施例では偏光板1を一旦受け取るた
めの手段としてローラを用いたが、図5に示すような偏
光板を受けるための台形断面を呈する受け体12に偏光
板セパレータのようなフィルム13を巻回したものを設
置してもよい。このフィルム13を受け体12の回りを
回転できる構造とすることで偏光板1の粘着材1cへの
悪影響を抑制できる。ここで用いるフィルム13は偏光
板粘着面に悪影響を及ぼさない素材であればいかなるも
のでもよく、たとえばポリエステルフィルムなどが用い
られる。
【0043】図6は本発明の第3発明における粘着フィ
ルム方式での偏光板貼付装置の概略正面図であり、図6
において14は偏光板を保持する帯状の粘着フィルムで
あり、貼付用ローラ3および支持体7を巻き込む形で、
しかも支持体および貼付用ローラの下面において粘着面
が下向きになるように、配置される。この粘着フィルム
14として、偏光板本体1bに対する表面保護フィルム
1aの粘着力より弱い低粘着性のフィルムが用いられて
いる。15は粘着フィルムを供給する供給部であり、ロ
ール状の粘着フィルムが設置できるようになっている。
16は使用済みの粘着フィルムを巻き取る巻取部であ
り、ロール状に粘着フィルム14を回収していく。
【0044】つぎに図6の貼付装置を用いた偏光板の貼
付方法を説明する。まず、偏光板1のセパレータ1dを
剥がさない状態で偏光板1を粘着フィルム14に位置合
わせしたのち、貼り付ける。つぎに、偏光板1のセパレ
ータ1dを全面剥離し粘着材1cを露出させ、支持体7
を液晶パネルに位置決めしながら図6のように置くこと
により、偏光板先端部1fを液晶パネル2に粘着固定す
ることとなる。この状態で、基台6を矢印Aの方向に移
動させる。これにより、偏光板は基台6の移動に伴って
液晶パネル2の表面に貼り付けられていき、偏光板1が
粘着フィルム14とともに支持体7の表面をスライドし
ていくこととなり、偏光板1は貼付完了まで保持される
こととなる。このとき、巻取部16はたるんだ粘着フィ
ルム14を巻き取る。
【0045】この動作により偏光板1が液晶パネル2の
表面に、気泡を混入することなく貼り付けられることと
なる。
【0046】なお、前記実施例において帯状の粘着フィ
ルムの前後両端をロール状にすることにより、供給、回
収することとしたが、図7に示すようにローラ3および
支持体7に無端のループ状粘着フィルム14を巻き付け
てもよい。この粘着フィルム14はローラ3および支持
体7の回りを回転できる構造とする。それにより、偏光
板1が粘着フィルム14とともに支持体7の表面をスラ
イドしていくこととなり、偏光板1は貼付完了まで保持
されることとなる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、偏光板と液晶パネルと
の隙間に気泡を混入させることなく、偏光板の貼付作業
をすることができ、しかも、機構が簡単であるとともに
量産性を損なわないという効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1発明であるガス圧方式を採用した
偏光板の貼付装置の一実施例を示す概略正面図である。
【図2】図1のノズルの斜視拡大図である。
【図3】第1発明の貼付装置の他の実施例を示す斜視拡
大図である。
【図4】本発明の第2発明である偏光板受け方式を採用
した偏光板の貼付装置の一実施例を示す概略正面図であ
る。
【図5】第2発明の貼付装置の他の実施例を示す概略正
面図である。
【図6】本発明の第3発明である粘着フィルム方式を採
用した偏光板の貼付装置の一実施例を示す概略正面図で
ある。
【図7】第3発明の貼付装置の他の実施例を示す概略正
面図である。
【図8】従来より用いられる液晶パネルに貼付される偏
光板の断面図である。
【図9】従来の偏光板の貼付装置の正面図である。
【符号の説明】
1 偏光板 1a 表面保護フィルム 1b 偏光板本体 1c 粘着材 1d セパレータ 2 液晶パネル 3 貼付用ローラ 4 粘着材付薄板 6 基台 7 支持体 7a 吸着孔 8 ノズル 9 平型ノズル 10 バー型ノズル 10a 吹出口 11 受けローラ 12 受け体 13 フィルム 14 粘着フィルム 15 供給部 16 巻取部
フロントページの続き (72)発明者 松浦 哲也 熊本県菊池郡西合志町御代志997番地 株 式会社アドバンスト・ディスプレイ内 (72)発明者 林 修 熊本県菊池郡西合志町御代志997番地 株 式会社アドバンスト・ディスプレイ内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)液晶パネルを固定するとともに水平
    方向に移動可能な基台と、(b)該基台に対して上方に
    離間して配設され、真空吸着用の吸着孔が下向きに形成
    された、偏光板を保持するための支持体と、(c)該支
    持体の前方側に配設された、前記偏光板を液晶パネルに
    貼付するための貼付用ローラと、(d)その吹出口が前
    記貼付用ローラの後方側側面に対向するように開口され
    てなるノズルからなることを特徴とする偏光板の貼付装
    置。
  2. 【請求項2】前記ノズルが扁平な吹出口を有する平型ノ
    ズルである請求項1記載の貼付装置。
  3. 【請求項3】前記ノズルが管状部材の側面に複数個の吹
    出口が形成されてなるバー型ノズルである請求項1記載
    の貼付装置。
  4. 【請求項4】(a)液晶パネルを基台に載置し、(b)
    前記基台に対して上方に離間して配設された支持体の下
    面に偏光板を真空吸着せしめるとともに偏光板の始端部
    を貼付用ローラによって前記液晶パネルの表面に押圧
    し、(c)前記貼付用ローラの後方側から偏光板の下面
    へノズルの吹出口を向けて高圧ガスを吹き付けるととも
    に、前記基台および液晶パネルを貼付用ローラに対して
    前方へ向かうように相対的に移動させることにより、液
    晶パネルの表面に偏光板を順次貼付することを特徴とす
    る偏光板の貼付方法。
  5. 【請求項5】(a)液晶パネルを固定するとともに水平
    方向に移動可能な基台と、(b)該基台に対して上方に
    離間して配設され、真空吸着用の吸着孔が下向きに形成
    された、偏光板を保持するための支持体と、(c)該支
    持体の前方側に配設された、前記偏光板を液晶パネルに
    貼付するための貼付用ローラと、(d)該貼付用ローラ
    の後方側に配設されてなる、前記偏光板の終端部を一時
    的に受けるための終端部受け具からなることを特徴とす
    る偏光板の貼付装置。
  6. 【請求項6】 前記終端部受け具が、少なくとも外周部
    分がフッ素樹脂からなるローラである請求項5記載の貼
    付装置。
  7. 【請求項7】 前記終端部受け具が、台形状断面を呈す
    る受け体と、該受け体の外周に回転自在に巻回されてな
    るループ状のフィルムとからなる請求項5記載の貼付装
    置。
  8. 【請求項8】 (a)液晶パネルを基台に載置し、
    (b)前記基台に対して上方に離間して配設された支持
    体の下面に偏光板を真空吸着せしめるとともに偏光板の
    始端部を貼付用ローラによって前記液晶パネルの表面に
    押圧し、(c)前記基台および液晶パネルを貼付用ロー
    ラに対して前方へ向かうように相対的に移動させること
    により、液晶パネルの表面に前記偏光板を順次貼付する
    方法であって、(d)前記偏光板の終端部を終端部受け
    具によって一時的に受けたのち、液晶パネルに貼付する
    ことを特徴とする偏光板の貼付方法。
  9. 【請求項9】 (a)液晶パネルを固定するとともに水
    平方向に移動可能な基台と、(b)該基台に対して上方
    に離間して配設された、偏光板を保持するための支持体
    と、(c)該支持体の前方側に配設された、前記偏光板
    を液晶パネルに貼付するための貼付用ローラと、(d)
    前記支持体および貼付用ローラの下面において、粘着面
    が下向きになり、しかも前記貼付用ローラに対して前方
    へ向かうように相対的に移動できるように配設された粘
    着フィルムからなることを特徴とする偏光板の貼付装
    置。
  10. 【請求項10】前記粘着フィルムが有端の帯状部材であ
    り、かつ粘着フィルムの前端をロール状に巻き取るため
    の巻取部、および粘着フィルムの後端をロール状に設置
    できる供給部を具備してなる請求項9記載の貼付装置。
  11. 【請求項11】 前記粘着フィルムが無端のループ状部
    材であるとともに、前記支持体および貼付用ローラの外
    周全体にわたって回転自在に巻回されてなる請求項9記
    載の貼付装置。
  12. 【請求項12】 (a)液晶パネルを基台に載置し、
    (b)前記支持体および貼付用ローラの下面において偏
    光板を粘着フィルムに貼付せしめるとともに、偏光板の
    始端部を貼付用ローラによって前記液晶パネル表面に押
    圧し、(c)前記基台および液晶パネルを貼付用ローラ
    に対して前方へ向かうように相対的に移動させるととも
    に、前記粘着フィルムを貼付用ローラに対して前方へ向
    かうように相対的に移動させることにより、液晶パネル
    の表面に偏光板を順次貼付することを特徴とする偏光板
    の貼付方法。
JP7302695A 1995-11-21 1995-11-21 偏光板の貼付装置および該装置を用いた偏光板の貼付方法 Pending JPH09146059A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7302695A JPH09146059A (ja) 1995-11-21 1995-11-21 偏光板の貼付装置および該装置を用いた偏光板の貼付方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7302695A JPH09146059A (ja) 1995-11-21 1995-11-21 偏光板の貼付装置および該装置を用いた偏光板の貼付方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09146059A true JPH09146059A (ja) 1997-06-06

Family

ID=17912086

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7302695A Pending JPH09146059A (ja) 1995-11-21 1995-11-21 偏光板の貼付装置および該装置を用いた偏光板の貼付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09146059A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005309371A (ja) * 2004-03-26 2005-11-04 Fuji Photo Film Co Ltd 光学フイルム貼着装置及び方法
KR100557733B1 (ko) * 1998-02-23 2006-05-09 엘지.필립스 엘시디 주식회사 대화면 액정표시장치 제조방법 및 그 방법을 수행하는 장비
KR100733789B1 (ko) * 2005-05-16 2007-07-02 주식회사 에스에프에이 편광판 부착장치
CN100353226C (zh) * 2003-04-22 2007-12-05 夏普株式会社 将偏振器粘接在基片上的方法和装置
JP2008030316A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Optrex Corp 板状部材の貼り合わせ方法
CN100434998C (zh) * 2005-11-15 2008-11-19 Adm股份有限公司 滚筒装置
JP2009109979A (ja) * 2007-07-31 2009-05-21 Hitachi High-Technologies Corp 光学フィルム貼り付け装置及び表示用パネルの製造方法
TWI391237B (zh) * 2009-04-10 2013-04-01 Century Display Shenxhen Co Monolithic pressure deaeration device
JP5308569B1 (ja) * 2012-09-18 2013-10-09 Jpテック株式会社 保護フィルムの貼付装置
CN108673869A (zh) * 2018-06-13 2018-10-19 珠海凯蒂亚智能设备制造有限公司 一种薄膜贴附设备
CN114397774A (zh) * 2022-01-26 2022-04-26 重庆京东方电子科技有限公司 一种用于显示模组粘接胶带的辊轴、装置、方法及显示模组

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100557733B1 (ko) * 1998-02-23 2006-05-09 엘지.필립스 엘시디 주식회사 대화면 액정표시장치 제조방법 및 그 방법을 수행하는 장비
CN100353226C (zh) * 2003-04-22 2007-12-05 夏普株式会社 将偏振器粘接在基片上的方法和装置
JP4620433B2 (ja) * 2004-03-26 2011-01-26 富士フイルム株式会社 光学フイルム貼着装置及び方法
JP2005309371A (ja) * 2004-03-26 2005-11-04 Fuji Photo Film Co Ltd 光学フイルム貼着装置及び方法
KR100733789B1 (ko) * 2005-05-16 2007-07-02 주식회사 에스에프에이 편광판 부착장치
CN100434998C (zh) * 2005-11-15 2008-11-19 Adm股份有限公司 滚筒装置
JP2008030316A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Optrex Corp 板状部材の貼り合わせ方法
JP2009109979A (ja) * 2007-07-31 2009-05-21 Hitachi High-Technologies Corp 光学フィルム貼り付け装置及び表示用パネルの製造方法
TWI391237B (zh) * 2009-04-10 2013-04-01 Century Display Shenxhen Co Monolithic pressure deaeration device
JP5308569B1 (ja) * 2012-09-18 2013-10-09 Jpテック株式会社 保護フィルムの貼付装置
WO2014045468A1 (ja) * 2012-09-18 2014-03-27 Jpテック株式会社 保護フィルムの貼付装置
CN108673869A (zh) * 2018-06-13 2018-10-19 珠海凯蒂亚智能设备制造有限公司 一种薄膜贴附设备
CN114397774A (zh) * 2022-01-26 2022-04-26 重庆京东方电子科技有限公司 一种用于显示模组粘接胶带的辊轴、装置、方法及显示模组
CN114397774B (zh) * 2022-01-26 2024-05-07 重庆京东方电子科技有限公司 一种用于显示模组粘接胶带的辊轴、装置、方法及显示模组

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4054359B2 (ja) フィルム剥離方法と装置
JPH09146059A (ja) 偏光板の貼付装置および該装置を用いた偏光板の貼付方法
KR100514969B1 (ko) 점착 테이프 부착 방법 및 장치
KR20030029469A (ko) 보호테이프 접착방법 및 박리방법
US7686916B2 (en) Sheet peeling apparatus and peeling method
JP2001042315A (ja) 液晶表示素子用フィルム貼付装置及び液晶表示素子用フィルム貼付方法
CN115384888A (zh) 撕膜设备和撕膜方法
JP2001040296A (ja) シート貼着装置
KR100953101B1 (ko) 기판척
JP2005156907A (ja) 表示装置の製造方法及びその製造装置
JPH08292433A (ja) 粘着フィルム剥離方法及び装置
JP2007065252A (ja) フィルムの貼着方法およびその装置
JP4079716B2 (ja) 偏光板貼付装置の偏光板貼り付け方法
JP2007025651A (ja) 保護シート除去装置及び保護シート除去方法
JP2020047699A (ja) テープ貼着装置
JP6631324B2 (ja) 台紙剥離装置
JPH08114796A (ja) 偏光板貼付装置
JP2006293047A (ja) 表示装置の保持方法、搬送方法および洗浄方法並びに洗浄装置
JPH05273508A (ja) セパレータ剥離装置
JPH09197395A (ja) シート貼付方法およびその装置
JP2010022897A (ja) シート状部材清掃装置、シート状部材清掃方法、シート状部材製造方法、およびバックライトユニット製造方法
JP5296604B2 (ja) シート貼付装置及び貼付方法
JP3455745B2 (ja) 偏光板貼付機構
JP2006167554A (ja) 基板の清掃装置及び清掃方法
JP2000010061A (ja) 偏光板貼り付け装置