JPH09146019A - ファインダー光学系 - Google Patents

ファインダー光学系

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JPH09146019A
JPH09146019A JP7304375A JP30437595A JPH09146019A JP H09146019 A JPH09146019 A JP H09146019A JP 7304375 A JP7304375 A JP 7304375A JP 30437595 A JP30437595 A JP 30437595A JP H09146019 A JPH09146019 A JP H09146019A
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optical system
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positive lens
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペンタミラーを有し、135型フィルムより
も小型のフィルムを使用する一眼レフカメラに搭載され
るファインダー光学系であって、カメラボディの後端面
からアイポイントまでの距離を十分確保できる接眼レン
ズを備えた、良好な視野像が得られるファインダー光学
系を提供する。 【解決手段】 本発明のファインダー光学系は、フォー
カシングスクリーン13側から順に、両凸面の正レンズ
(第1レンズ群)10aと両凹面の負レンズ10bとが
配置されて構成された接眼レンズ10を備えている。こ
の正レンズ10aの肉厚は従来のものより厚く形成され
ており、正レンズ10aの両面及び負レンズ10bのア
イポイント側の面は何れも非球面になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一眼レフカメラに
用いられるファインダー光学系に関し、特に、ペンタプ
リズムに代えてペンタミラーが備えられているファイン
ダー光学系に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一眼レフカメラに用いられるファインダ
ー光学系において、ペンタプリズムの代わりにペンタミ
ラーが備えられているものが、特開平2−181713
号,特開平4−52615号及び特開平6−23587
0号の各公報等に開示されている。これらファインダー
光学系には、フォーカシングスクリーン側から順に、正
レンズ,負レンズが夫々1枚ずつ配置された2群構成の
接眼レンズが備えられている。
【0003】又、近年、従来の135型フィルムと比較
して、フィルム幅,画面等の小型化や磁気的若しくは光
学的情報の記載等、フィルムに関する新システムが特公
平5−165166号,特開平5−142641号,特
公平4−100036号,特公平5−19368号及び
特公平5−19370号の各公報を始めとして数多く提
案されている。このような新システムのフィルムとは、
例えば、図5に示すように、フィルム1の感光部1aの
近傍に磁気記録部2を設け、この磁気記録部2に撮影条
件等を記録させることが可能になっているものである。
尚、フィルム1の幅は従来のものよりもかなり狭くなっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来よりも
幅の狭いフィルムを使用するカメラでは、前述のような
従来のファインダー光学系よりも接眼レンズの焦点距離
を短くして倍率を向上させたものを用いなければ、従来
と同等な視野像を得ることはできない。しかしながら、
接眼レンズの焦点距離を短くすると、フォーカシングス
クリーンからアイポイントまでの光路長が短くなって、
ペンタミラーの配置が困難になったり、接眼レンズの最
終レンズ面からアイポイントまでの距離が短くなってし
まう。
【0005】更に、図6は一般的な一眼レフカメラの内
部構成を示す断面図であるが、この図に示すように、フ
ォーカシングスクリーン3からカメラボディの後端面4
までの光路長は、シャッタ部5,フィルム給送部6及び
電装部7の配置で決まってしまい、フィルムのサイズと
は無関係である。しかしながら、前述の新システムのフ
ィルムはフィルムサイズが従来の135型のものより小
さくなっているうえ、フィルムの感光部の近傍に磁気記
録部等が設けられており、図6に示したような従来型の
一眼レフカメラでは使用できない。この新システムのフ
ィルムは、磁気的若しくは光学的な情報記録機構が電装
部に設けられているカメラにおいて使用されるが、この
ような構成のカメラでは、電装部に設けられた磁気的若
しくは光学的な情報記録機構の分だけ、従来型のカメラ
よりカメラボディの厚みが増すことになる。そのため
に、カメラボディ後端面からアイポイントまでの距離が
短くなってしまう。
【0006】ところで、従来、ファインダー光学系の視
度調整は、例えば、特開昭54−126530号公報に
記載されているように、フォーカシングスクリーンから
順に、負レンズと正レンズとの2枚のレンズが配置され
て構成された接眼レンズにおいて、前記正レンズを光軸
に沿って移動させる方法により行っていた。一方、フォ
ーカシングスクリーン側から順に、正レンズと負レンズ
とが配置されて構成された接眼レンズを有するファイン
ダー光学系においても、かかる正レンズ若しくは負レン
ズを光軸に沿う方向に移動させて、近軸的に視度の調整
を行うことは可能である。しかしながら、接眼レンズ
を、フォーカシングスクリーン側から順に配置した正レ
ンズと負レンズとにより構成した場合、負レンズの有す
る光の発散作用によりこの負レンズからの射出光束の径
が接眼レンズ全体の瞳径の大きさよりも大きくなってし
まう。この結果、正レンズにおいて発生する収差の影響
が大きくなり、視度調整による収差変動も大きくなって
しまう。よって、このような接眼レンズを用いては、視
度調整の際に収差変動が小さく、良好な視野を有するフ
ァインダー光学系を提供することはできない。
【0007】そこで、本発明は、上記のような従来技術
の有する問題点に鑑みなされたもので、ペンタミラーを
有し、135型フィルムよりも小型のフィルムを使用す
る一眼レフカメラに搭載されるファインダー光学系であ
って、カメラボディの後端面からアイポイントまでの距
離を十分確保できる接眼レンズを備えた、良好な視野像
が得られるファインダー光学系を提供することを第1の
目的とする。又、本発明の第2の目的は、スクリーン側
から順に、正レンズと負レンズとが1枚ずつ配置されて
いるのみの簡略な構成でありながらも、視度調整による
収差変動が小さい接眼レンズを備えたファインダー光学
系を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によるファインダー光学系は、カメラの撮影
レンズによりフォーカシングスクリーン上に形成された
被写体像を観察する接眼レンズを備えたファインダー光
学系において、前記接眼レンズは、前記フォーカシング
スクリーン側から順に、少なくとも1枚の正レンズを含
み全体として正の屈折力を有する第1レンズ群と、少な
くとも1枚の負レンズを含み全体として負の屈折力を有
する第2レンズ群とが配置されて構成され、以下に示す
条件式を満足するようにしたことを特徴とする。 0.15<L1 /f<0.25 但し、L1 は前記第1レンズ群の全長、fは標準視度時
における前記接眼レンズの焦点距離を示している。
【0009】又、本発明のファインダー光学系は、カメ
ラの撮影レンズによりフォーカシングスクリーン上に形
成された被写体像を観察する接眼レンズを備えたファイ
ンダー光学系において、前記接眼レンズを、前記フォー
カシングスクリーン側から順に、両面が非球面である正
レンズと、少なくとも何れかの面が非球面である負レン
ズとを、空気間隔を挟んで分離配置して構成し、これら
レンズ間の空気間隔を変化させることにより視度を調整
するようにしても、上記目的を達成できる。
【0010】
【発明の実施の形態】図3は本発明によるファインダー
光学系に備えられている接眼レンズの構成の概念を示す
図である。図のように、本発明のファインダー光学系の
接眼レンズ10は、図示しないフォーカシングスクリー
ン側から順に、正レンズ(第1レンズ群)10aと負レ
ンズ(第2レンズ群)10bとが配置されて構成されて
いる。尚、図中、11はカメラボディの後端面、12は
接眼窓、DE は接眼レンズ10の最終レンズ面からアイ
ポイントまでの距離、DE ’は観察窓12からアイポイ
ントまでの距離を示している。一方、図4は従来のファ
インダー光学系に備えられている接眼レンズの構成の概
念を示す図である。この接眼レンズ20は、図示しない
フォーカシングスクリーン側から順に、正レンズ20a
と負レンズ20bとが配置されて構成されている。尚、
双方のファインダー光学系において、接眼レンズのレン
ズ最終面からアイポイントまでの距離DEは等しくなっ
ている。又、接眼レンズの第1レンズ面はなるべく前記
フォーカシングスクリーンに近づけた方が性能的に有利
であるため、接眼レンズ10,20の第1レンズ面は同
位置にある。フォーカシシングスクリーンの位置からカ
メラボディ後端面(接眼窓)までの光路長は、図6に基
づき説明したように、配置されるシャッタ部,フィルム
給送部及び電装部等のメカ部材により自ずから定まって
しまうため、双方とも同距離である。以下、本発明のフ
ァインダー光学系に用いられる接眼レンズ10を従来の
ファインダー光学系に用いられている接眼レンズ20と
対比して説明する。
【0011】前述のように、新システムのフィルムを使
用する一眼レフカメラは、電装部に磁気情報機構等が設
けられている分、従来のカメラよりもカメラボディが厚
くなっている。従って、従来のカメラのボディ厚に合わ
せて構成されている図4に示された接眼レンズ20を備
えたファインダー光学系を新システムのフィルムを使用
する一眼レフカメラに採用すると、接眼レンズ20の第
1レンズ面から接眼窓12までの距離に対して接眼レン
ズ20の全長DL が短くなりすぎ、結局、接眼レンズ2
0の最終レンズ面から接眼窓12までの距離が長くなっ
てしまう。このため、観察窓12からアイポイントまで
の距離DE ’が短くなる。よって、実際にファインダー
を覗いた際に、観察者の瞳をアイポイントまでもってい
くことができなくなる虞があり、この場合、視野像の周
辺部の観察が困難になる。
【0012】そこで、従来のファインダー光学系に備え
られた接眼レンズ20において、前記距離DE ’を長く
設定するためには、以下に示す方法が考えられる。 (1)接眼レンズ20の最終レンズ面からアイポイント
までの距離DE を長く設定する方法。 (2)接眼レンズ20の全長DL を長くして、接眼レン
ズ20の最終レンズ面から接眼窓12までの距離を短く
する方法。
【0013】しかしながら、上記(1)の方法では、接
眼レンズ20を構成する各レンズ面における軸外光線の
光線高が高くなってしまって、レンズの光学的性能の確
保が困難となるうえ、ファインダー光学系を構成する各
レンズの外径及び各ミラーの有効面が大きくなってしま
うため、ファインダー光学系全体の大型化を招き、好ま
しくない。
【0014】一方、上記(2)の方法を採用する場合、
更に、接眼レンズ20を構成する正レンズ20aと負
レンズ20bとの空気間隔を大きくする、接眼レンズ
20の負レンズ20bの肉厚を厚くする、接眼レンズ
20の正レンズ20aの肉厚を厚くする、という方法が
考えられる。しかし、の方法では、負レンズ20bに
おける軸外光線高は高くはならないが、負レンズ20b
が有する発散作用のため、前記空気間隔を介して負レン
ズ20bに入射する光線の入射角度を大きくする必要が
生じ、結果的に正レンズ20aでの光線高を高くする必
要がある。このため、正レンズ20aに大型のレンズを
用いなければならず、ファインダー光学系の光学的性能
の確保が困難となり好ましくない。又、上記の方法で
も、負レンズ20b内を通る光線の角度が大きくなるた
め、負レンズ20b及び正レンズ20aの図示しないフ
ォーカシングスクリーン側の面における光線高が高くな
り、やはり光学的性能を良好に維持できなくなる。又、
接眼レンズ20の外径も大きくなるため、好ましくな
い。上記の方法では、負レンズ20bは光の発散作用
を有しているが、これにも増して正レンズ20aの負レ
ンズ20b側の面の収束作用が強く、正レンズ20aか
らの射出光線の光軸に対する角度を小さくすることがで
き、正レンズ20aの上記フォーカシングスクリーン側
の面の光線高が高くなるのを抑制することができる。よ
って、収差補正上及びレンズの外径の小型化を図るうえ
で、このの方法を採用することが最も好ましい。
【0015】そこで、本発明のファインダー光学系で
は、上記の方法を採用し、接眼レンズ10の正レンズ
10aの肉厚の条件を 0.15<d1 /f<0.25 ・・・・(1) と定めた。但し、d1 は正レンズ10aの肉厚、fは標
準視度時の接眼レンズ10の焦点距離を示している。こ
の条件式(1)は新システムのフィルムを使用するカメ
ラに適したファインダー倍率を確保しながら、アイポイ
ントを最適な位置に設定するための条件を示したもので
ある。d1 /fの値が条件式(1)の取り得る値の範囲
の下限を下回ると、接眼レンズ10の全長DL が短くな
りすぎて、アイポイントが接眼窓12側に近づきすぎて
しまうので、好ましくない。一方、d1 /fの値が条件
式(1)の取り得る値の範囲の上限を超えると、正レン
ズ10aの肉厚d1 が厚くなりすぎて、正レンズ10a
の上記フォーカシングスクリーン側の面における軸外光
線高が高くなり、光学的性能を維持することが困難とな
るうえ、正レンズ10aの外径が大きくなりすぎてしま
う。又、正レンズ10aをプラスチックレンズで射出成
形する場合等に、レンズ面の精度を確保するために成形
時間を長くとらなくてはならず、コストアップの原因と
もなる。以上のように、本発明によれば、図3に示した
接眼窓12からアイポイントまでの距離DE ’を最適に
設定できると共に、新システムのフィルムを使用するカ
メラに最適なファインダー倍率を確保できる接眼レンズ
を備えたファインダー光学系を提供できる。
【0016】更に、本発明のファインダー光学系では、
接眼レンズ10の正レンズ10aの両面及び負レンズ1
0bの何れかの面を非球面で構成し、正レンズ10a及
び負レンズ10bを光軸に沿って移動させ正レンス10
aと負レンズ10bとの空気間隔を変化させて視度調整
を行っても、収差の変動が少なく良好な視野像が得られ
る。このとき、視度調整を行っても収差変動が大きくな
らないようにするためには、正レンズ10a,負レンズ
10b夫々において発生する収差を抑制する必要がある
が、前述のように、正レンズ10aからの射出光束は負
レンズ10bの影響により接眼レンズ10の瞳径よりも
大きくなる傾向があり、特に、正レンズ10aにおいて
発生する収差の抑制が重要となる。そこで、この問題を
解決するため、本発明では、正レンズ10aに両面が非
球面であるレンズを採用し、又、負レンズ10bにも非
球面レンズを採用した。このように構成することによ
り、正レンズ10a,負レンズ10b夫々で発生する収
差を抑制することが可能になり、視度調整を行っても収
差の変動が小さい接眼レンズを備えたファインダー光学
系を提供できる。
【0017】本発明のファインダー光学系における接眼
レンズ10の正レンズ10aの非球面は何れも光軸から
その周辺にいくに従って正の屈折力が弱くなるように形
成されており、又、負レンズ10bの非球面は光軸から
その周辺にいくに従って負の屈折力が弱くなるように形
成されている。更に、このような非球面レンズを用いて
構成される接眼レンズ10は、視度調整における正レン
ズ10aと負レンズ10bとのレンズ間隔の変化量をΔ
d、このレンズ間隔がΔdだけ変化した場合の視度の変
化量をΔsとするとき、以下に示す条件式を満足するこ
とが好ましい。 0.1<Δd/Δs<0.7 ・・・・(2) この条件式(2)は視度を1m-1変化させるのに必要な
レンズの移動量を決定するための条件を示すものであ
る。Δd/Δsの値が条件式(2)の取り得る値の範囲
の上限を超えると、視度調整を行うためのレンズ移動に
要するスペースが大きくなって、ファインダー光学系の
大型化を招き好ましくない。一方、Δd/Δsの値が条
件式(2)の取り得る値の範囲の下限を下回ると、レン
ズが微小に移動するだけで視度が大きく変化してしまう
ため、最適な視度調整を行うことが困難となり、好まし
くない。
【0018】又、本発明のファインダー光学系に用いら
れる接眼レンズ10は、ガラス材により形成することも
可能であるが、レンズの加工性,低コスト化の実現を考
慮すると、プラスチック材により形成することが好まし
い。この場合、色収差を抑制するためには、正レンズ1
0aにはアクリル樹脂を、負レンズ10bにはポリカー
ボネート樹脂を用いるとよい。
【0019】以下、図示した実施例に基づき、本発明に
よるファインダー光学系の接眼レンズの詳細な構成を説
明する。
【0020】実施例 図1は、本発明のファインダー光学系に備えられている
接眼レンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。図の
ように、この接眼レンズ10は、フォーカシングスクリ
ーン13側から順に、両凸面の正レンズ(第1レンズ
群)10aと両凹面の負レンズ(第2レンズ群)10b
とが配置されて構成されている。正レンズ10aの肉厚
は従来のものより厚く形成されており、正レンズ10a
の両面及び負レンズ10bのアイポイント側の面は何れ
も非球面になっている。14はフォーカシングスクリー
ン13上に形成された像を反転させるためのペンタミラ
ーを示している。本発明のファインダー光学系では、接
眼レンズ10を構成する正レンズ10a及び負レンズ1
0bを夫々光軸に沿う方向に移動させて、視度の調整を
行っている。
【0021】以下、本発明によるファインダー光学系を
構成するレンズ等光学部材の数値データを示す。 瞳径 6.0mm,射出角(ω) 14.7° フォーカシングスクリーン13から接眼レンズ10の第
1レンズ面までの光路長 72.5mm
【0022】 r1 =20.080 (非球面) d1 =10.30 n1 =1.49241 ν1 =57.66 r2 =-19.854(非球面) d2 =3.15 r3 =-66.827 d3 =2.36 n3 =1.58423 ν3 =30.49 r4 =16.936 (非球面)d4 =15.00
【0023】
【0024】 円錐係数及び非球面係数 第1面 K=0 A4 =-3.78576×10-56 =9.30019 ×10-88 =-2.76889×10-9 第2面 K=0 A4 =5.63253 ×10-56 =-4.57005×10-78 =6.79728 ×10-10 第4面 K=0 A4 =-8.07144×10-56 =1.92639 ×10-68 =-2.51069×10-8
【0025】又、上記条件式(1),(2)に関する値
は以下の通りである。 d1 /f=0.18 (条件式(1)) Δd/Δs=0.56 (条件式(2))
【0026】尚、上記各数値データにおいて、r1 ,r
2 ,・・・・は各レンズ面の曲率半径、d1 ,d2 ,・
・・・は各レンズの肉厚又はそれらの間隔、n1
2 ,・・・・は各レンズの屈折率、ν1 ,ν2 ・・・
・は各レンズのアッベ数を夫々示している。又、本発明
のファインダー光学系を構成する各レンズ面の非球面形
状は、光軸上の光の進行方向をZ軸、光軸と直交する方
向をY軸にとり、円錐係数をK、非球面係数をA4 ,A
6 ,A8 としたとき、以下に示す式により与えられる。
【0027】図2は本発明のファインダー光学系におけ
る各収差曲線を示す図である。図中、(a),(b),
(c)は夫々視度が1.0m-1,−0.5m-1(標
準),−2.5m-1での状態を示している。
【0028】以上説明したように、本発明によるファイ
ンダー光学系は特許請求の範囲に記載の特徴と合わせ、
以下の(1)〜(6)に示す特徴も備えている。
【0029】(1)上記第1レンズ群は1枚の両凸面の
正レンズ、上記第2レンズ群は1枚の両凹面の負レンズ
により構成されていることを特徴とする請求項1に記載
のファインダー光学系。
【0030】(2)上記正レンズはアクリル樹脂、上記
負レンズはポリカーボネード樹脂からなることを特徴と
する請求項2又は上記(1)に記載のファインダー光学
系。
【0031】(3)像反転手段としてのペンタミラーを
備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のフ
ァインダー光学系。
【0032】(4)上記正レンズ群の肉厚をd1 、標準
視度時における上記接眼レンズの焦点距離をfとしたと
き、以下に示す条件式を満足するようにしたことを特徴
する請求項2に記載のファインダー光学系。 0.15<d1 /f<0.25
【0033】(5)上記正レンズに形成されている非球
面は光軸からその周辺にいくに従って正の屈折力が弱く
なり、上記負レンズに形成されている非球面は光軸から
その周辺にいくに従って負の屈折力が弱くなるような形
状を有していることを特徴とする請求項1,2又は上記
(1)乃至(4)の何れかに記載のファインダー光学
系。
【0034】(6)視度調整における上記正レンズと負
レンズとのレンズ間隔の変化量をΔd、このレンズ間隔
がΔdだけ変化した場合の視度の変化量をΔsとすると
き、以下に示す条件式を満足するようにしたことを特徴
とする請求項1,2又は上記(1)乃至(5)の何れか
に記載のファインダー光学系。 0.1<Δd/Δs<0.7
【0035】
【発明の効果】上述のように、本発明のファインダー光
学系によれば、新システムのフィルムを使用する一眼レ
フカメラにおいて、カメラボディの後端面からアイポイ
ントまでの距離を最適に設定でき、且つ、良好な視野像
が得られる。又、本発明のファインダー光学系は、接眼
レンズが簡略な構成でありながらも、視度調整による収
差の変動を小さく抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図である。
【図2】本発明のファインダー光学系における各収差曲
線を示し、(a),(b),(c)は夫々視度が1.0
-1,−0.5m-1(標準),−2.5m-1での状態を
示す図である。
【図3】本発明のファインダー光学系に備えられている
接眼レンズの構成の概念を示す図である。
【図4】従来のファインダー光学系に備えられている接
眼レンズの構成の概念を示す図である。
【図5】新システムのフィルムの構成を説明するための
図である。
【図6】従来の一般的な一眼レフカメラの構成を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 フィルム 1a 感光部 2 磁気記録部 3 フォーカシングスクリーン 4,11 カメラボディ後端面 5 シャッタ部 6 フィルム給送部 7 電装部 10,20 接眼レンズ 10a,20a 正レンズ(第1レンズ群) 10b,20b 負レンズ(第2レンズ群) 12 接眼窓

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラの撮影レンズによりフォーカシン
    グスクリーン上に形成された被写体像を観察する接眼レ
    ンズを備えたファインダー光学系において、 前記接眼レンズは、前記フォーカシングスクリーン側か
    ら順に、少なくとも1枚の正レンズを含み全体として正
    の屈折力を有する第1レンズ群と、少なくとも1枚の負
    レンズを含み全体として負の屈折力を有する第2レンズ
    群とが配置されて構成され、以下に示す条件式を満足す
    るようにしたことを特徴とするファインダー光学系。 0.15<L1 /f<0.25 但し、L1 は前記第1レンズ群の全長、fは標準視度時
    における前記接眼レンズの焦点距離を示している。
  2. 【請求項2】 カメラの撮影レンズによりフォーカシン
    グスクリーン上に形成された被写体像を観察する接眼レ
    ンズを備えたファインダー光学系において、 前記接眼レンズは、前記フォーカシングスクリーン側か
    ら順に、両面が非球面である正レンズと、少なくとも何
    れかの面が非球面である負レンズとが、空気間隔を挟ん
    で分離配置されて構成され、これらレンズ間の空気間隔
    を変化させることにより視度を調整するようにしたこと
    を特徴とするファインダー光学系。
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